JP2007203863A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保しつつ、ドライ路面での制動性を向上させることができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 トレッド踏面TSにおいて、タイヤ周方向へ向かって延びる複数の周方向溝3と、トレッド幅方向へ向かって延びる複数の幅方向溝5とによって区画されたブロック7に、トレッド踏面TSからタイヤ径方向内側へ向かって延びる細穴9が複数配置されている空気入りタイヤ1であって、ブロック7内におけるタイヤ周方向の前方端部11A及び後方端部11Bに配置される細穴9である端部細穴9aの開口部分は、ブロック7内におけるタイヤ周方向に対して中央部11Cに配置される細穴9である中央細穴9bの開口部分よりも小さいことを要旨とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、特に、複数の周方向溝と複数の幅方向溝とによって区画されたブロックに、トレッド踏面からタイヤ径方向内側に向かって延びる細穴が複数配置されている空気入りタイヤに関する。
従来、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性、特に、制動性を向上させる空気入りタイヤについて、様々な提案がなされている。例えば、複数の周方向溝と複数の幅方向溝とによって区画されたブロックの全面に、トレッド踏面からタイヤ径方向内側に向かって延びる細穴が複数配置されている空気入りタイヤが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この空気入りタイヤでは、複数の細穴が水や雪等を吸収することによって、接地面(トレッド踏面と路面との間)で水層や雪層が発生することを防ぎ、ウエット路面や氷雪路面での制動性を向上させている。
特開昭62−55202号公報(第1頁−第2頁、第1図)
しかしながら、上述した従来の空気入りタイヤでは、ウエット路面や氷雪路面での制動性が向上されているが、ブロックの全面に細穴が配置されているため、ブロック全体の剛性が低下してしまい、ドライ路面での制動性が低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保しつつ、ドライ路面での制動性を向上させることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴として、トレッド踏面において、タイヤ周方向へ向かって延びる複数の周方向溝と、トレッド幅方向へ向かって延びる複数の幅方向溝とによって区画されたブロックに、トレッド踏面からタイヤ径方向内側へ向かって延びる細穴が複数配置されている空気入りタイヤであって、ブロック内におけるタイヤ周方向の前方端部及び後方端部に配置される細穴である端部細穴の開口部分は、ブロック内におけるタイヤ周方向に対して中央部に配置される細穴である中央細穴の開口部分よりも小さいことを要旨とする。
かかる特徴によれば、端部細穴の開口部分が中央細穴の開口部分よりも小さいことによって、タイヤ周方向からの入力(負荷)によりブロックが倒れこもうとすると、この入力が中央部に比べて大きい前方端部及び後方端部に配置された端部細穴がつぶれ、ブロックの変形を抑制することができる。これにより、ブロックの剛性が向上して、ドライ路面での制動性を向上させることができる。
また、前方端部及び後方端部に掛かるタイヤ周方向からの入力が小さくなると、前方端部及び後方端部に配置された端部細穴が元の状態に戻る(回復する)ため、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保することができる。
本発明の第2の特徴として、端部細穴は、ブロック内におけるトレッド幅方向の外側端部(すなわち、ブロックの両側端部)に配置されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、端部細穴が外側端部に配置されていることによって、トレッド幅方向からの入力によりブロックが倒れこもうとすると、この入力が中央部に比べて大きい外側端部に配置された端部細穴がつぶれ、ブロックの変形を抑制することができる。これにより、ブロックの剛性が向上して、ドライ路面での制動性や操縦安定性を向上させることができる。
本発明の第3の特徴として、端部細穴は、トレッド幅方向又はタイヤ周方向に対して1列で配置されていることを要旨とする。
なお、端部細穴がトレッド幅方向又はタイヤ周方向に対して複数列で配置されていると、中央細穴の個数(面積)が減ってしまい、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保することができない場合がある。
本発明の第4の特徴として、端部細穴が隣り合う列である端部細穴列は、ブロックの縁と略平行に配置されていることを要旨とする。ここで、略平行とは、端部細穴列がブロックの縁に対して±20度までの範囲を示すものとする。
かかる特徴によれば、端部細穴列がブロックの縁と略平行に配置されていることによって、ブロックに掛かる入力(負荷)と端部細穴がつぶれる列(すなわち、端部細穴列)が略平行になるため、ブロック全体の剛性を均一に保つことができる。なお、ブロックに掛かる入力と端部細穴がつぶれる列が略平行でないと、ブロック全体の剛性が不均一となってしまい、偏摩耗などが発生してしまう場合がある。
本発明の第5の特徴として、端部細穴又は中央細穴の少なくとも一方は、略円筒状で形成されていることを要旨とする。ここで、略円筒状とは、角を有していないものを示し、楕円形等も含むものである。
かかる特徴によれば、端部細穴が略円筒状で形成されていることによって、角を有しているもの(例えば、四角柱)と比べてつぶれやすくなるため、ドライ路面での制動性をさらに向上させることができる。
また、中央細穴が略円筒状であることによって、角を有しているもの(例えば、四角柱)と比べてウエット路面や氷雪路面で発生する水や雪を吸収・吐出しやすいため、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を向上させることができる。
本発明の第6の特徴として、端部細穴の開口部分は、中央細穴の開口部分に対して45〜65%であることを要旨とする。
なお、端部細穴の開口部分が中央細穴の開口部分に対して45%よりも小さいと、端部細穴の近傍に掛かる入力が小さくなっても、ウエット路面や氷雪路面で発生する水や雪を吸収しずらく、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保することができない場合がある。
また、端部細穴の開口部分が中央細穴の開口部分に対して65%よりも大きいと、ブロック全体の剛性を確保することが困難となってしまい、ドライ路面での制動性を向上させることができない場合がある。
本発明の第7の特徴として、端部細穴の深さ(Ha)は、中央細穴の深さ(Hb)よりも浅いことを要旨とする。
かかる特徴によれば、端部細穴の深さ(Ha)が中央細穴の深さ(Hb)よりも浅いことによって、端部細穴の深さ(Ha)が中央細穴の深さ(Hb)と同一以上である場合と比べてブロック全体の剛性を向上させることができ、ドライ路面での制動性をさらに向上させることができる。
本発明の第8の特徴として、端部細穴の深さ(Ha)は、中央細穴の深さ(Hb)に対して50〜75%であることを要旨とする。
なお、端部細穴の深さ(Ha)が中央細穴の深さ(Hb)に対して50%よりも小さいと、端部細穴の近傍に掛かる入力が小さくなっても、ウエット路面や氷雪路面で発生する水や雪を吸収しずらく、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保することができない場合がある。
また、端部細穴の深さ(Ha)が中央細穴の深さ(Hb)に対して75%よりも大きいと、ブロック全体の剛性を確保することが困難となってしまい、ドライ路面での制動性を向上させることができない場合がある。
本発明によれば、端部細穴の開口部分が中央細穴の開口部分よりも小さいことによって、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保しつつ、ドライ路面での制動性を向上させることができる。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図であり、図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図であり、図3は、本実施形態に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの断面図(図2におけるA−A断面図)のである。
ここで、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、ビード部やカーカス層、ベルト層(不図示)を備える一般的なラジアルタイヤであるものとする。
図1及び図2に示すように、空気入りタイヤ1では、トレッド踏面TSにおいて、タイヤ周方向へ向かって延びる複数の周方向溝3と、トレッド幅方向へ向かって延びる複数の幅方向溝5とによって区画されたブロック7に、トレッド踏面TSからタイヤ径方向内側へ向かって延びる細穴9が複数配置されている。
この細穴9は、ブロック7内におけるタイヤ周方向の前方端部11A及び後方端部11Bに配置される細穴9である端部細穴9aと、ブロック7内におけるタイヤ周方向に対して中央部11Cに配置される細穴9である中央細穴9bとによって構成されている。
具体的には、端部細穴9aの開口部分は、中央細穴9bの開口部分よりも小さいものである。この端部細穴9a及び中央細穴9bは、略円筒状で形成されている。
また、端部細穴9aは、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保するため、トレッド幅方向に対して1列で配置されている。この端部細穴9aが隣り合う列である端部細穴列13は、ブロック7全体の剛性を均一に保つため、ブロック7の縁(前方縁7aや後方縁7b)と略平行に配置されている。
ここで、端部細穴9aの開口部分(すなわち、内径)は、中央細穴9bの開口部分(すなわち、内径)に対して45〜65%であることが好ましい。
なお、端部細穴9aの内径が中央細穴9bの内径に対して45%よりも小さいと、端部細穴9aの近傍に掛かる入力が小さくなっても、ウエット路面や氷雪路面で発生する水や雪を吸収しずらく、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保することができない場合がある。
また、端部細穴9aの内径が中央細穴9bの内径に対して65%よりも大きいと、ブロック7全体の剛性を確保することが困難となってしまい、ドライ路面での制動性を向上させることができない場合がある。
また、図3に示すように、端部細穴9aの深さ(Ha)は、中央細穴9bの深さ(Hb)よりも浅いものである。この端部細穴9aの深さ(Ha)は、中央細穴9bの深さ(Hb)に対して50〜75%であることが好ましい。
なお、端部細穴9aの深さ(Ha)が中央細穴9bの深さ(Hb)に対して50%よりも小さいと、端部細穴9aの近傍に掛かる入力が小さくなっても、ウエット路面や氷雪路面で発生する水や雪を吸収しずらく、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保することができない場合がある。
また、端部細穴9aの深さ(Ha)が中央細穴9bの深さ(Hb)に対して70%よりも大きいと、ブロック7全体の剛性を確保することが困難となってしまい、ドライ路面での制動性を向上させることができない場合がある。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、端部細穴9aの開口部分(内径)が中央細穴9bの開口部分(内径)よりも小さいことによって、タイヤ周方向からの入力(負荷)によりブロック7が倒れこもうとすると、この入力が中央部11Cに比べて大きい前方端部11A及び後方端部11Bに配置された端部細穴9aがつぶれ、ブロック7の変形を抑制することができる。これにより、ブロック7の剛性が向上して、ドライ路面での制動性を向上させることができる。
また、前方端部11A及び後方端部11Bに掛かるタイヤ周方向からの入力が小さくなると、前方端部11A及び後方端部11Bに配置された端部細穴9aが元の状態に戻る(回復する)ため、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保することができる。
また、端部細穴9aが略円筒状で形成されていることによって、角を有しているもの(例えば、四角柱)と比べてつぶれやすくなるため、ドライ路面での制動性をさらに向上させることができる。
また、中央細穴9bが略円筒状で形成されていることによって、角を有しているもの(例えば、四角柱)と比べてウエット路面や氷雪路面で発生する水や雪を吸収・吐出しやすいため、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を向上させることができる。
また、端部細穴9aの深さ(Ha)が中央細穴9bの深さ(Hb)よりも浅いことによって、端部細穴9aの深さ(Ha)が中央細穴9bの深さ(Hb)と同一以上である場合と比べてブロック7全体の剛性を向上させることができ、ドライ路面での制動性をさらに向上させることができる。
(変更例)
上述した実施形態では、端部細穴9aが、ブロック7内におけるタイヤ周方向の前方端部11A及び後方端部11Bに配置されているものとして説明したが、以下のように変更することができる。なお、上述した本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1と相違する部分を主として説明する。
図4は、変更例に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図である。図4に示すように、端部細穴9aは、前方端部11A及び後方端部11Bに加え、ブロック7内におけるトレッド幅方向の外側端部11D(すなわち、ブロック7の両側端部)に配置されている。
また、端部細穴9aは、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保するため、トレッド幅方向及びタイヤ周方向に対して1列で配置されている。この端部細穴9aが隣り合う列である端部細穴列13は、ブロック7全体の剛性を均一に保つため、ブロック7の縁(前方縁7aや後方縁7b、端部縁7c)と略平行に配置されている。
このような変更例に係る空気入りタイヤ1によれば、端部細穴9aが前方端部11A及び後方端部11Bに加え、外側端部11Dに配置されていることによって、トレッド幅方向からの入力によりブロックが倒れこもうとすると、この入力が中央部11Cに比べて大きい外側端部11Dに配置された端部細穴9aがつぶれ、ブロック7の変形を抑制することができる。これにより、ブロック7の剛性が向上して、ドライ路面での制動性や操縦安定性を向上させることができる。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
具体的には、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、ビード部やカーカス層、ベルト層(不図示)を備える一般的なラジアルタイヤであるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、ラジアルタイヤ以外のタイヤ(例えば、バイアスタイヤ)であってもよい。
また、端部細穴9a及び中央細穴9bは、略円筒状で形成されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、端部細穴9a又は中央細穴9bの少なくとも一方が略円筒状で形成されていればよい。さらに、この端部細穴9a及び中央細穴9bは、必ずしも略円筒状で形成されているものに限らず、角を有しているもの(例えば、四角柱)であってもよい。
さらに、端部細穴9aの深さ(Ha)は、中央細穴9bの深さ(Hb)よりも浅いものとして説明したが、これに限定されるものではなく、中央細穴9bの深さ(Hb)と同一以上であってもよい。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、以下の比較例1及び実施例1に係る空気入りタイヤを用いて行った試験結果について説明する。なお、各空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ : 195/65R15
・ ホイールサイズ : 15×6JJ
・ 内圧条件 : 220kpa
・ 荷重条件 : 3.90kN
・ 車輌種別 : 一般乗用車(排気量1.500cc)
比較例1及び実施例1に係る空気入りタイヤに設けられたブロックに形成される細穴について、表1及び図面を参照しながら説明する。この細穴以外の構成は同一であるものとする。
Figure 2007203863
表1及び図5に示すように、比較例1に係る空気入りタイヤ100では、トレッド踏面TSにおいて、タイヤ周方向に向かって延びる複数の周方向溝103と、トレッド幅方向に向かって延びる複数の幅方向溝105とによって区画されたブロック107に、トレッド踏面からタイヤ径方向内側へ向かって延びる細穴109が複数配置されている。
この比較例1に係る空気入りタイヤ100では、細穴109が略円筒状で形成されている。また、比較例1に係る空気入りタイヤ100では、細穴109(すなわち、端部細穴及び中央細穴)の内径が“2mm”に設定されている。
また、実施例1に係る空気入りタイヤ1は、図1及び図2で示したものである。この実施例1に係る空気入りタイヤ1では、前方端部11A及び後方端部11Bに配置された端部細穴9aの内径が“1mm”に設定されており、中央部11Cに配置された中央細穴9bの内径が“2mm”に設定されている。
以下において、比較例1及び実施例1に係る空気入りタイヤの制動性及び操縦安定性について、表1を用いて説明する。
<制動性(ドライ路面)>
各空気入りタイヤを車両に装着し、ドライ路面のテストコースにおいて、比較例1に係る空気入りタイヤ100を装着した車両が速度25km/hで走行中、ブレーキをかけられてから0km/hとなるまでの距離(停止距離)を“100”とし、実施例1に係る空気入りタイヤ1を装着した車両の停止距離を指数表示した。なお、指数が大きいほど、制動性に優れている。
この結果、実施例1に係る空気入りタイヤ1は、比較例1に係る空気入りタイヤ100に比べ、停止距離が短いため、ドライ路面での制動性に優れていることが分かった。
<操縦安定性(氷雪路面)>
各空気入りタイヤを車両に装着し、氷雪路面のテストコースを一定の速度で走行し、比較例1に係る空気入りタイヤ100が装着された車両の操縦安定性を“100”とし、実施例1に係る空気入りタイヤ1が装着された車両の操縦安定性を指数表示した。なお、指数が大きいほど、操縦安定性に優れている。
この結果、実施例1に係る空気入りタイヤ1は、氷雪路面での操縦安定性が比較例1に係る空気入りタイヤ100と同等であることが分かった。
このように、本発明が適用された実施例1に係る空気入りタイヤ1は、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を確保しつつ、ドライ路面での制動性を向上させることができると分かった。
本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 本実施形態に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図である。 本実施形態に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの断面図(図2におけるA−A断面図)である。 変更例に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図である。 比較例1に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図である。
符号の説明
1,100…空気入りタイヤ、3,103…周方向溝、5,105…幅方向溝、7,107…ブロック、7a…前方縁、7b…後方縁、7c…端部縁、9,109…細穴、9a…端部細穴、9b…中央細穴、11A…前方端部、11B…後方端部、11C…中央部、11D…外側端部、13…端部細穴列、CL…タイヤ赤道線、TS…トレッド踏面

Claims (8)

  1. トレッド踏面において、タイヤ周方向へ向かって延びる複数の周方向溝と、トレッド幅方向へ向かって延びる複数の幅方向溝とによって区画されたブロックに、前記トレッド踏面からタイヤ径方向内側へ向かって延びる細穴が複数配置されている空気入りタイヤであって、
    前記ブロック内におけるタイヤ周方向の前方端部及び後方端部に配置される前記細穴である端部細穴の開口部分は、前記ブロック内におけるタイヤ周方向に対して中央部に配置される前記細穴である中央細穴の開口部分よりも小さいことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記端部細穴は、前記ブロック内におけるトレッド幅方向の外側端部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記端部細穴は、トレッド幅方向又はタイヤ周方向に対して1列で配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記端部細穴が隣り合う列である端部細穴列は、前記ブロックの縁と略平行に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記端部細穴又は前記中央細穴の少なくとも一方は、略円筒状で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記端部細穴の開口部分は、前記中央細穴の開口部分に対して45〜65%であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記端部細穴の深さ(Ha)は、前記中央細穴の深さ(Hb)よりも浅いことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記端部細穴の深さ(Ha)は、前記中央細穴の深さ(Hb)に対して50〜75%であることを特徴とする請求項7に記載の空気入りタイヤ。



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