JP2007203543A - 発光制御装置、光走査装置、画像形成装置、光量制御方法およびプログラム - Google Patents

発光制御装置、光走査装置、画像形成装置、光量制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】戻り光が発生して受光素子の受光量が通常の状態よりも増大してしまうような場合において戻り光の影響が消えない時点でAPCが終了された場合に、発光素子が狙いの光量よりも低下してしまうことを防止し、画像ムラなどの異常画像の発生を防止する。
【解決手段】画像形成期間外に走査手段における反射により偏向走査される光ビームの走査手段のビーム反射面に対する入射方向とビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間(APC・LD点灯禁止区間)を設定し、当該区間におけるAPCの実行を禁止する。これにより、戻り光が発生して受光素子の受光量が通常の状態よりも増大してしまうような場合において戻り光の影響が消えない時点でAPCが終了された場合に、発光素子が狙いの光量よりも低下してしまうことを防止することができるので、画像ムラなどの異常画像の発生を防止することができる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、走査手段における反射により偏向走査される光ビームを射出する発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を、画像形成を行わない期間である画像形成期間外に実行する発光制御装置、光走査装置、画像形成装置、光量制御方法およびプログラムに関する。
レーザプリンタに代表される画像形成装置では、レーザダイオード(以下、LDという)等の発光素子から射出された光ビームをポリゴンミラー(回転多面鏡)等の走査手段によって偏向走査することで、帯電した感光体表面に静電潜像を描画している。
ところで、発光素子として用いられるLDは、LDの置かれた環境やLD自体の発熱に起因する温度変化に伴って発光量が変動することが知られている。すなわち、上述したような画像形成装置においては、潜像形成中にLDの発光量が変動してしまうと、画像品質の低下を招くことになる。
そこで、従来のLDを制御する発光制御装置では、フォトダイオード(以下、PDという)などの受光素子によってLDの光出力量を検出して、フィードバック制御によってLDの発光量を一定にする、いわゆるAPC(Automatic Power Control)が一般的に行なわれている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−009390号公報
ところで、LDから射出された光ビームを偏向走査する際に、ポリゴンミラー等の走査手段のビーム反射面が回転により向きを変えることにより、ビーム反射面の法線方向と走査される光ビームの入射方向とが重なってしまう場合がある。このようにビーム反射面の法線方向と走査される光ビームの入射方向とが一致する場合には、光ビームは入射してきた方向に反射されてLD側に戻り光が返ってしまって感光体上に光ビームを照射することができないため、この瞬間は画像形成を行わない期間である画像形成期間外(有効走査期間外)に含まれることになる。
一方、上述したようなAPCは、画像データに合わせてLDの光出力が光量変調される画像形成期間内(有効走査期間内)では実施されずに、光量が安定している画像形成期間外(有効走査期間外)においてLDを一定時間発光させた状態で実施されることが多い。
ところが、画像形成期間外(有効走査期間外)にポリゴンミラー等の走査手段のビーム反射面の法線方向と走査される光ビームの入射方向とが重なってしまうことにより戻り光が発生する場合において、LD近傍に光出力量を検出するためのPDが存在する場合には、PDが実際の光出力量よりも多くの光量を誤検知してしまうことになるので、誤検知された光量に基づくAPCによる制御が行なわれてしまうという問題がある。このような誤検知された光量に基づくAPCによる制御は、ポリゴンミラー等の走査手段の回転に伴って戻り光がPDの位置を通り過ぎてしまうと、次第にPDの受光量が低下することによって、正確な光量に基づくAPCによる制御へと移行する。しかしながら、戻り光の影響が消えない時点でAPCが終了された場合には、PDの受光量が戻り光によって水増しされた状態においてAPCが終了してしまい、戻り光がなくなった時点において通常の定電流駆動が行なわれると、LDが狙いの光量よりも低下してしまうことになる。このようにLDが狙いの光量よりも低下してしまうような場合には、画像ムラなどの異常画像が発生してしまう。
このような問題は、LDが単体で使用されているレーザプリンタ等ではAPCの精度が少しくらい狂っても画像に大きな影響は現れにくく軽微である。しかしながら、1つのパッケージ内に複数の発光点をもつLDアレイやVCSEL(面発光レーザ)が使用されているレーザプリンタ等では、APCを精密に行なってチャンネル毎の光量を完全に同等にしないと画像に影響が現れることから、LDが単体で使用されているレーザプリンタ等では問題となってはいない戻り光の影響も考慮してAPCを実施することが必要になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、戻り光が発生して受光素子の受光量が通常の状態よりも増大してしまうような場合において戻り光の影響が消えない時点でAPCが終了された場合に、発光素子が狙いの光量よりも低下してしまうことを防止し、画像ムラなどの異常画像の発生を防止することができる発光制御装置、光走査装置、画像形成装置、光量制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明の発光制御装置は、走査手段における反射により偏向走査される光ビームを射出する発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を、画像形成を行わない期間である画像形成期間外に実行する発光制御装置において、前記画像形成期間外に走査される前記光ビームの前記走査手段のビーム反射面に対する入射方向と前記ビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、前記APCの実行を禁止するAPC禁止手段を備える。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載の発光制御装置において、前記APC禁止区間では、前記発光素子の発光も禁止する。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1記載の発光制御装置において、前記APC禁止手段は、前記APCの実行禁止の開始に関わる禁止区間開始設定部と、前記APCの実行禁止の終了に関わる禁止区間終了設定部と、前記禁止区間開始設定部に対して前記戻り光が発生する期間の開始時間を設定し、前記禁止区間終了設定部に対して前記戻り光が発生する期間の終了時間を設定することでAPC禁止区間を生成するAPC禁止区間生成手段と、を備え、前記APC禁止区間では前記APCの実行を禁止する。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3記載の発光制御装置において、前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、外部装置からの命令に従って設定される。
また、請求項5にかかる発明は、請求項3記載の発光制御装置において、前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、予め設定された固定値である。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1記載の発光制御装置において、前記APC禁止手段は、前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定部と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定部と、前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定値と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定値を取得する設定値取得手段と、記憶部に予め記憶されている禁止区間開始値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC開始設定値を前記APC開始設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間終了値を前記APC開始設定部に設定するAPC開始値設定手段と、前記記憶部に予め記憶されている禁止区間終了値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC終了設定値を前記APC終了設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間開始値を前記APC終了設定部に設定するAPC終了設定手段と、前記APC開始値設定手段により前記APC開始設定部に設定された値と、前記APC終了設定手段により前記APC終了設定部に設定された値とに基づき、前記戻り光が発生する期間を除いたAPC区間を生成するAPC区間生成手段と、を備え、前記APC区間以外での前記APCの実行を禁止する。
また、請求項7にかかる発明の光走査装置は、発光素子から射出される光ビームを走査手段における反射により偏向走査し、画像形成を行わない期間である画像形成期間外には前記発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を実行する光走査装置において、前記画像形成期間外に走査される前記光ビームの前記走査手段のビーム反射面に対する入射方向と前記ビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、前記APCの実行を禁止するAPC禁止手段を備える。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7記載の光走査装置において、前記APC禁止区間では、前記発光素子の発光も禁止する。
また、請求項9にかかる発明は、請求項7記載の光走査装置において、前記APC禁止手段は、前記APCの実行禁止の開始に関わる禁止区間開始設定部と、前記APCの実行禁止の終了に関わる禁止区間終了設定部と、前記禁止区間開始設定部に対して前記戻り光が発生する期間の開始時間を設定し、前記禁止区間終了設定部に対して前記戻り光が発生する期間の終了時間を設定することでAPC禁止区間を生成するAPC禁止区間生成手段と、を備え、前記APC禁止区間では前記APCの実行を禁止する。
また、請求項10にかかる発明は、請求項9記載の光走査装置において、前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、外部装置からの命令に従って設定される。
また、請求項11にかかる発明は、請求項9記載の光走査装置において、前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、予め設定された固定値である。
また、請求項12にかかる発明は、請求項7記載の光走査装置において、前記APC禁止手段は、前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定部と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定部と、前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定値と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定値を取得する設定値取得手段と、記憶部に予め記憶されている禁止区間開始値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC開始設定値を前記APC開始設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間終了値を前記APC開始設定部に設定するAPC開始値設定手段と、前記記憶部に予め記憶されている禁止区間終了値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC終了設定値を前記APC終了設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間開始値を前記APC終了設定部に設定するAPC終了設定手段と、前記APC開始値設定手段により前記APC開始設定部に設定された値と、前記APC終了設定手段により前記APC終了設定部に設定された値とに基づき、前記戻り光が発生する期間を除いたAPC区間を生成するAPC区間生成手段と、を備え、前記APC区間以外での前記APCの実行を禁止する。
また、請求項13にかかる発明の画像形成装置は、発光素子から射出される光ビームを走査手段における反射により偏向走査して像担持体に対して潜像を形成し、前記潜像の形成を行わない画像形成期間外には前記発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を実行する画像形成装置において、前記画像形成期間外に走査される前記光ビームの前記走査手段のビーム反射面に対する入射方向と前記ビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、前記APCの実行を禁止するAPC禁止手段を備える。
また、請求項14にかかる発明は、請求項13記載の画像形成装置において、前記APC禁止区間では、前記発光素子の発光も禁止する。
また、請求項15にかかる発明は、請求項13記載の画像形成装置において、前記APC禁止手段は、前記APCの実行禁止の開始に関わる禁止区間開始設定部と、前記APCの実行禁止の終了に関わる禁止区間終了設定部と、前記禁止区間開始設定部に対して前記戻り光が発生する期間の開始時間を設定し、前記禁止区間終了設定部に対して前記戻り光が発生する期間の終了時間を設定することでAPC禁止区間を生成するAPC禁止区間生成手段と、を備え、前記APC禁止区間では前記APCの実行を禁止する。
また、請求項16にかかる発明は、請求項15記載の画像形成装置において、前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、外部装置からの命令に従って設定される。
また、請求項17にかかる発明は、請求項15記載の画像形成装置において、前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、予め設定された固定値である。
また、請求項18にかかる発明は、請求項13記載の画像形成装置において、前記APC禁止手段は、前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定部と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定部と、前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定値と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定値を取得する設定値取得手段と、記憶部に予め記憶されている禁止区間開始値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC開始設定値を前記APC開始設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間終了値を前記APC開始設定部に設定するAPC開始値設定手段と、前記記憶部に予め記憶されている禁止区間終了値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC終了設定値を前記APC終了設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間開始値を前記APC終了設定部に設定するAPC終了設定手段と、前記APC開始値設定手段により前記APC開始設定部に設定された値と、前記APC終了設定手段により前記APC終了設定部に設定された値とに基づき、前記戻り光が発生する期間を除いたAPC区間を生成するAPC区間生成手段と、を備え、前記APC区間以外での前記APCの実行を禁止する。
また、請求項19にかかる発明の光量制御方法は、走査手段における反射により偏向走査される光ビームを射出する発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を、画像形成を行わない期間である画像形成期間外に実行する発光制御装置における光量制御方法であって、前記画像形成期間外に走査される前記光ビームの前記走査手段のビーム反射面に対する入射方向と前記ビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、前記APCの実行を禁止するAPC禁止工程を含む。
また、請求項20にかかる発明のプログラムは、走査手段における反射により偏向走査される光ビームを射出する発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を、画像形成を行わない期間である画像形成期間外に実行する発光制御装置を制御するコンピュータに光量制御処理を実行させるプログラムであって、前記画像形成期間外に走査される前記光ビームの前記走査手段のビーム反射面に対する入射方向と前記ビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、前記APCの実行を禁止するAPC禁止機能を、前記コンピュータに実行させる。
また、請求項21にかかる発明は、請求項20記載のプログラムにおいて、前記APC禁止機能は、前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定値と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定値を取得する設定値取得機能と、記憶部に予め記憶されている禁止区間開始値よりも前記設定値取得機能により取得された前記APC開始設定値が小さい場合、または、前記設定値取得機能により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC開始設定値を前記APC開始設定部に設定し、前記設定値取得機能により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間終了値を前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定部に設定するAPC開始値設定機能と、前記記憶部に予め記憶されている禁止区間終了値よりも前記設定値取得機能により取得された前記APC終了設定値が小さい場合、または、前記設定値取得機能により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC終了設定値を前記APC終了設定部に設定し、前記設定値取得機能により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間開始値を前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定部に設定するAPC終了設定機能と、前記APC開始値設定機能により前記APC開始設定部に設定された値と、前記APC終了設定機能により前記APC終了設定部に設定された値とに基づき、前記戻り光が発生する期間を除いたAPC区間を生成するAPC区間生成機能と、を前記コンピュータに実行させ、前記APC区間以外での前記APCの実行を禁止する。
本発明によれば、画像形成期間外に走査手段における反射により偏向走査される光ビームの走査手段のビーム反射面に対する入射方向とビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、発光素子の発光量を一定にするAPCの実行を禁止することにより、戻り光が発生して受光素子の受光量が通常の状態よりも増大してしまうような場合において戻り光の影響が消えない時点でAPCが終了された場合に、発光素子が狙いの光量よりも低下してしまうことを防止することができるので、画像ムラなどの異常画像の発生を防止することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる発光制御装置、光走査装置、画像形成装置、光量制御方法およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図14に基づいて説明する。本実施の形態は、画像形成装置としてモノクロ画像を形成するレーザプリンタを適用した例である。
[1.レーザプリンタ100の概略構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るレーザプリンタ100の概略構成を示す断面図である。図1に示すように、レーザプリンタ100では、画像が形成されるべき用紙は、本体トレイ101あるいは手差しトレイ102にセットされ、トレイ101あるいは102から給紙ローラ103にて用紙の搬送が開始される。給紙ローラ103による用紙の搬送に先立って、像担持体である感光体(感光体ドラム)104が回転し、感光体104の表面は、クリーニングブレード105によってクリーニングされ、次に、帯電ローラ106で一様に帯電される。ここに、光走査装置であるレーザ光学系ユニット107から、画像信号に従って変調された光ビームが露光され、現像ローラ108で現像されてトナーが付着し、これとタイミングを取って給紙ローラ103から用紙の給紙がなされる。給紙ローラ103から給紙された用紙は、感光体104と転写ローラ109とに挟まれて搬送され、これと同時に、用紙にはトナー像が転写される。転写されずに残った感光体104上のトナーは、再び、クリーニングブレード105で掻き落とされる。クリーニングブレード105の手前には、トナー濃度センサ110が設けられており、トナー濃度センサ110によって感光体104上に形成されたトナー像の濃度を測定することができる。また、トナー像が載った用紙は搬送経路にしたがって、定着ユニット111に搬送され、定着ユニット111においてトナー像は用紙上に定着される。印刷された用紙は、最後に排紙ローラ112を通って、記録面を下にしてページ順に排出される。
[2.レーザ光学系ユニット107の説明]
ここで、レーザ光学系ユニット107について詳述する。図2に示すように、レーザ光学系ユニット107は、発光素子であるレーザダイオード(以下、LDという)12a(図4参照)などが内蔵されたLDU(Laser Diode Unit)1と、LDU1から射出された光ビームを偏向走査する走査手段であるポリゴンミラー(回転多面鏡)2と、f−θレンズ等から構成される結像レンズ3と、結像レンズ3を通った光ビームを感光体104へ反射させる反射ミラー4と、感光体ドラム5の走査領域外の光ビームを反射する同期検知ミラー5と、同期検知ミラー5で反射された光ビームを検知する受光素子を搭載した同期検知板6とを備えている。
ここで、LDU1について詳述する。図3は、LDU1の内部構成を示す模式図である。LDU1は、図3に示すように、LD12aを制御するLDドライバ11aおよびDAコンバータ(DAC)を使用した光量基準電圧生成回路11bが搭載されているLD制御基板11と、LDパッケージ12と、コリメート光学系13とから構成されており、LD制御基板11によってLDパッケージ12内部のLD12aの制御を行なって光ビームを放射させ、コリメート光学系13を介して平行光線として射出するという機能を担っている。
まず、LDパッケージ12の内部構成について図4を用いて説明する。図4に示すように、LDパッケージ12は、光ビームを放射するLD12aと、LD12aを固定し、LD12aからの放熱効率を高めるヒートシンク12bと、LD12aからの射出光の一部を受光する受光素子であるフォトダイオード(以下、PDという)12cと、LD12aからの射出光を透過すると同時にLD12aへの異物の接触を防止するウィンドウガラス12dとから構成され、LD12aから光ビームを放射すると同時にPD12cによって光量を検知するという機能を担っている。
次に、コリメート光学系13の内部構成について図5を用いて説明する。図5に示すように、コリメート光学系13は、コリメートレンズ13aと、アパーチャ13bと、それらの固定部材(図示せず)とから構成されており、LD12aから射出された光ビームをコリメートレンズ13aによって平行光線に変換して、アパーチャ13bによってビーム径・光量の調節を実施した上でポリゴンミラー2に向けて照射するという機能を担っている。
このようなレーザ光学系ユニット107は、図2に示すように、発光制御装置である画像処理部(以下、IPUという)20に接続されている。このIPU20は、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶部である記憶装置22に記憶された制御プログラムに従ってプリンタ全体を制御するCPU(Central Processing Unit)21からの命令に基づき、同期検知板6から送信された同期検知信号を元にして、光ビームが感光体104上を走査されている期間である画像形成期間(有効走査期間)を割り出し、LD12aの制御を行なうLD制御基板11に対して画像データ信号に対応するLD点灯信号等の各種制御信号を送出する。
ここで、図6はLDU1の回路構成を示すブロック図である。図6に示すように、IPU20は、CPU21からの命令に基づき、光量設定レジスタ20aやLD点灯制御ブロック20bのブロック内部のレジスタを書換えて各種制御信号を生成するという機能を担っている。光量設定レジスタ20aは、CPU21からの命令に基づいて所望の光量設定値に書換えられることで光量設定信号をLDU1に送信する。LD点灯制御ブロック20bは、CPU21からの命令に基づいて内部レジスタが所望の値に書換えられることで、APCタイミング、同期検知タイミング、画像データ送信タイミングを設定し、同期検知板6からの同期検知信号を元にして、APCタイミング、同期検知タイミングに合わせたLD点灯信号、サンプル&ホールド信号(S/H信号)、および、画像データ信号に対応するLD点灯信号をLDU1に送信する。LDU1の内部では、送信されたLD点灯信号ならびにS/H信号ならび光量設定信号をもとにしてLDドライバ11aがLD12aを駆動している。
このようなIPU20は、LDパッケージ12に内蔵されたPD12cによってLD12aの光出力量を検出して、フィードバック制御によってLD12aの発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)制御をLDドライバ11aに実行させる。より具体的には、IPU20は、画像形成を行わない期間である画像形成期間外(有効走査期間外)にAPC制御用にLD点灯信号を送出してLD12aを点灯し、S/H信号をサンプル状態にすることで、LDパッケージ12に内蔵されたPD12cで発生するモニタ電流をAPC回路内蔵のLDドライバ11aにフィードバックしてAPCを行なう。そして、画像形成期間内(有効走査期間内)においてはS/H信号をホールド状態にしてLDドライバ11aの出力電流を一定値に固定している。また、この際に、IPU20は、光量設定信号を光量基準電圧生成回路11bに送信する。光量基準電圧生成回路11bは、この光量設定信号に基づいて光量基準電圧を変換した電圧を出力し、LDドライバ11aは、この電圧に応じた光量にLD12aをコントロールしているものとする。
ここで、LDドライバ11aにおける光量コントロールについて詳述する。図7は、LDドライバ11aに内蔵されたAPC回路の回路構成を示すブロック図である。前述したように、発光制御装置であるIPU20は、APC動作時に、制御信号としてLD12aを連続点灯させるLD点灯信号とそれに続くサンプル信号を送出する。LD12aを点灯するLD点灯信号は、LDドライバ11aのLD変調回路30に入力されてLD変調回路30をON状態とするとともに、サンプル信号はS/Hスイッチ31をONに切り替える。すると、ホールド・コンデンサの電圧値に基づいた電流制御信号がLD変調回路30に送信され、電流制御信号に基づいた電流がLD12aに流れ込んでLD12aが発光し、LD12aの光強度に比例した電流がPD12cに流れ込む。そして、I/V変換回路32においてPD12cを流れる電流値が電圧に変換される。その変換後の電圧と光量の基準となる光量基準電圧がコンパレータ33によって比較された結果に基づいてホールド・コンデンサ34が充電もしくは放電されて、ホールド・コンデンサ34の電圧値が変化することで、LD変調回路30の駆動電流がコントロールされ、LD12aの光量が一定に制御される。一方、画像書込み時には、S/H信号がホールド信号に変って、S/Hスイッチ31がOFFに切り替わる。その結果、ホールド・コンデンサ34の値が一定値に固定されるため、電流制御信号は一定値に固定され、LD12aに流れる電流は一定値に固定される。そして、IPU20から送出されるLD点灯信号に基づいて、LDドライバ11a内部のLD変調回路30を介してLD12aが変調されて、感光体104に画像の書き込みが行われる。
次いで、LD変調回路30について簡単に説明する。図8は、LD変調回路30の構成を示す回路図である。LD変調回路30は、ホールド・コンデンサ34の電圧値に基づいた電流制御信号を元にして、LD点灯時にLD12aに印加する電流量をコントロールするとともに、IPU20から送出されるLD点灯信号に基づいてLDドライバ11aの内部で生成された2つの互いに論理反転した入力信号に基づいてLD12aへの電流供給をON、OFFしてLD変調している。
加えて、図2に示すように、IPU20は、ポリゴン制御部23を介してポリゴンミラー(回転多面鏡)2の回転動作を制御し、感光体制御部24を介して感光体104の回転動作を制御する。ポリゴン制御部23は、回転多面鏡(ポリゴンミラー)2に対してPLL速度制御方式による等速制御を実行するものとして、ポリゴン制御信号である基準クロック信号がIPU20から与えられ、回転多面鏡(ポリゴンミラー)2を回転駆動するモータ内部のホール素子から出力される信号の立下りエッジが、基準クロック信号の立下りエッジと位相比較され、その誤差出力で速度制御を実施する。また、感光体制御部24は、感光体104に対してPLL速度制御方式による等速制御を実行するものとして、感光体制御信号である基準クロック信号がIPU20から与えられ、感光体104を回転駆動するモータ内部のホール素子から出力される信号の立下りエッジが、基準クロック信号の立下りエッジと位相比較され、その誤差出力で速度制御を実施するものとする。
このような構成により、レーザ光学系ユニット107のLDU1のLD12aから射出された光ビームがコリメートレンズ13aによって平行光線となり、ポリゴンミラー2によって偏向走査され、f−θレンズ等から成る結像レンズ3を経て反射ミラー4で反射され、帯電した感光体104の表面に画像が結像される。また、感光体104の走査領域外に配置された同期検知ミラー5と受光素子を搭載した同期検知板6は、検知した光ビームに基づいて画像を感光体104上に書き込むための有効走査期間を割り出し、LD12aから射出される光ビームを画像データ信号に基づいて変調し、点灯、消灯が繰り返され、ポリゴンミラー2の回転に従って主走査方向に反復して走査されると共に、感光体104が矢印方向に回転することで副走査が行われ、感光体104上に静電潜像が形成される。
[3.APCにかかる特徴的な機能]
次に、本実施の形態のレーザプリンタ100が有しているAPC(Automatic Power Control)にかかる特徴的な機能について説明する。
IPU20の構成要素であるLD点灯制御ブロック20bの内部構成について図9を用いて説明する。LD点灯制御ブロック20bは、図9に示すように、APC・同期制御回路41と、FIFO読出し制御回路42と、FIFOメモリ43と、LD点灯信号を生成する論理和回路44とから構成されており、CPU21からの命令に基づいてAPCタイミング、同期検知タイミング、画像データ送信タイミングを設定し、同期検知板6からの同期検知信号を元にして、APCタイミング、同期検知タイミングに合わせたLD点灯信号、サンプル&ホールド信号(S/H信号)および、画像データ信号に対応するLD点灯信号をLDU1に送信する、という機能を担っている。以下において、LD点灯制御ブロック20bの各ブロックの機能について詳細に説明する。
APC・同期制御回路41は、CPU21からの命令に基づいて内部レジスタが所望の値に書換えられることで、APCタイミング、同期検知タイミング、画像データ送信タイミングを設定し、同期検知板6からの同期検知信号を元にして、APC信号、同期点灯信号を生成する。なお、生成されたAPC信号は、そのままサンプル&ホールド信号(S/H信号)としてLDU1に送信される。
FIFO読出し制御回路42は、同期検知板6からの同期検知信号を元にして、FIFOメモリ読出し信号を生成する。
FIFOメモリ43は、外部からの画像データ信号を一時蓄積し、FIFOメモリ読出し信号にあわせて画像データ信号を出力する。
LD点灯信号を生成する論理和回路44は、前述のAPC信号、同期点灯信号、画像データ信号のいずれかの信号が生成されたときにLD点灯信号をLDU1に送信する。
ここで、APC・同期制御回路41の内部構成について図10および図11を用いて説明する。
図10に示すように、APC・同期制御回路41は、同期検知信号によってリセットされ、内部クロック信号に基づいて時間計測を行なうカウンタ回路51と、APC・LD点灯禁止に関わる禁止区間開始設定部である禁止区間開始設定レジスタ52と、禁止区間開始設定レジスタ値とカウンタ回路51の出力値を比較するコンパレータ53と、APC・LD点灯禁止に関わる禁止区間終了設定部である禁止区間終了設定レジスタ54と、禁止区間終了設定レジスタ値とカウンタ回路51の出力値を比較するコンパレータ55と、コンパレータ53とコンパレータ55の出力から禁止区間信号を出力する論理回路56と、APC開始設定部であるAPC開始設定レジスタ57と、APC開始設定レジスタ値とカウンタ回路51の出力値を比較するコンパレータ58と、APC終了設定部であるAPC終了設定レジスタ59と、APC終了設定レジスタ値とカウンタ回路51の出力値を比較するコンパレータ60と、コンパレータ58とコンパレータ60と禁止区間信号からAPC信号を出力する論理回路61と、同期点灯開始設定レジスタ62と、同期点灯開始設定レジスタ値とカウンタ回路51の出力値を比較するコンパレータ63と、同期点灯終了設定レジスタ64と、同期点灯終了設定レジスタ値とカウンタ回路51の出力値を比較するコンパレータ65と、コンパレータ63とコンパレータ65と禁止区間信号の出力から同期点灯信号を出力する論理回路66とから構成され、APCを行なうタイミングを示すAPC信号と、同期検知を行なうタイミングを示す同期点灯信号とを生成するという機能を担っている。なお、禁止区間開始設定レジスタ52と禁止区間終了設定レジスタ54とは、外部から変更できないあらかじめ設定された固定値のレジスタであってももちろんよい。
図11は、APC・同期制御回路41で生成される各信号の関係を示すタイムチャートである。図11に示すように、APC・同期制御回路41では、APC・LD点灯禁止に関わる禁止区間開始設定レジスタ52および禁止区間終了設定レジスタ54を設けた上で、これらのレジスタに設定を行なうことで、「APC・LD点灯禁止区間」が設けられている。ここに、APC禁止区間生成手段が実現されている。以下において、APC・同期制御回路41でAPC・LD点灯禁止区間を設けるメリットについて説明する。
まず、ポリゴンミラー2からの戻り光があった場合に、PD12cの受光量に与える影響について考察を加える。図12は、ポリゴンミラー2のビーム反射面での戻り光が発生した場合を示す説明図である。図12に示すように、ポリゴンミラー2のビーム反射面に対してビーム反射面の法線方向からLD12aから出射された光ビームが入射するタイミングにおいては、ポリゴンミラー2で反射された光ビームがもと来た光路を逆行し、LD12aに向けて逆戻りする"戻り光"が発生する。このような場合、図5に示したように戻り光はアパーチャ13bを介してコリメートレンズ13aによって、LDパッケージ12内に集光される。さらに、図4に示したLDパッケージ12の内部構造から分かるように、LDパッケージ12内に入射した戻り光は、LD12aの射出光を受光するための受光素子であるPD12cに入射してしまう。この結果、戻り光が発生する期間においては、PD12cの受光量が通常の状態よりも増大してしまうことが分かる。
LDパッケージ12内に内蔵されているPD12cは、図7におけるAPC回路の動作で説明したように、APCを行なう際に光量を検知するための受光素子である。このPD12cは、戻り光により受光量が増大したことと、LD12a自身が温度変動等に伴って光量変動したことを区別することが不可能となっている。すなわち、戻り光が発生する期間においてAPCが実行された場合には、PD12cへの戻り光の入射によってPD12cの受光量が一度は増大するものの、APCの作用によってLD12aの発光量そのものが抑制されて、PD12cの受光量が一定になるように制御機構が働いてしまう。そして、ポリゴンミラー2の回転に伴って戻り光がPD12cの位置を通り過ぎてしまうと、次第にPD12cの受光量が低下し始め、PD12cの受光量が一定の受光量になるように制御機構が働いて再びPD12cの受光量が増加してゆくことになる。これら一連の現象は、図13に示されている。
また、図13では、APC期間内に戻り光期間がある場合を考えたが、戻り光の影響が消えない時点でAPCが終了された場合の現象は、図14に示されている。この場合には、PD12cの受光量が戻り光によって水増しされた状態においてAPCが終了してしまい、戻り光がなくなった時点において通常の定電流駆動が行なわれると、LD12aが狙いの光量よりも低下してしまうことが分かる。
特に、LD12aを複数使用するマルチビームプリンタ等のシステムでは、LD12aによってAPCタイミングが異なるなどで戻り光の影響に違いがあった場合、LD12a毎に光量にバラツキができてしまうことがあるため、画像パターンによっては画像ムラなどの発生が懸念される。
そこで、本実施の形態のように、APC・LD点灯禁止に関わる禁止区間開始設定レジスタ52および禁止区間終了設定レジスタ54を設けた上で、画像形成期間外において、これらのレジスタ52,54に対してポリゴンミラー2における反射により偏向走査される光ビームのポリゴンミラー2のビーム反射面に対する入射方向とビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間(APC・LD点灯禁止区間)を設定し、APC・LD点灯禁止区間におけるAPCの実行を禁止する(APC禁止手段)。また、APC・LD点灯禁止区間では、LD12aの発光も禁止する。
このように本実施の形態によれば、画像形成期間外にポリゴンミラー2における反射により偏向走査される光ビームのポリゴンミラー2のビーム反射面に対する入射方向とビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、LD12aの発光量を一定にするAPCの実行を禁止することにより、戻り光が発生してPD12cの受光量が通常の状態よりも増大してしまうような場合において戻り光の影響が消えない時点でAPCが終了された場合に、LD12aが狙いの光量よりも低下してしまうことを防止することができるので、画像ムラなどの異常画像の発生を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、発光素子としてレーザダイオード(LD)を用いたが、LED、VCSEL(面発光レーザ)等の発光素子を用いてもよい。
また、本実施の形態においては、生成された光ビームを反射によって走査する走査手段としてポリゴンミラー(回転多面鏡)を用いたが、ピエゾ素子やMEMS(Micro Electro-Mechanical Systems)技術を利用した回折格子型空間変調器等を用いてもよい。
また、本実施の形態の画像形成装置であるレーザプリンタ100で実行されるプログラムは、記憶装置22に予め組み込まれて提供されるものとしたが、これに限るものではなく、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態の画像形成装置であるレーザプリンタ100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の画像形成装置であるレーザプリンタ100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を図15および図16に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、APC・同期制御回路41の構成が異なるものである。
図15は、本発明の第2の実施の形態にかかるAPC・同期制御回路41の内部構成を示すブロック図である。図15に示すように、本実施の形態にかかるAPC・同期制御回路41は、第1の実施の形態のような、APC・LD点灯禁止に関わる禁止区間開始設定レジスタや、禁止区間開始設定レジスタ値とカウンタ回路出力値を比較するコンパレータ、APC・LD点灯禁止に関わる禁止区間終了設定レジスタ、禁止区間終了設定レジスタ値とカウンタ回路の出力値を比較するコンパレータ、APC・LD点灯禁止区間信号の生成機能がない代わりに、禁止区間開始設定レジスタ値および禁止区間終了設定レジスタ値に該当する値(禁止区間開始値、禁止区間終了値)を、それぞれAPC・同期制御回路41とは異なるHDD等の記憶装置22に格納している。
そして、APC・同期制御回路41内部のAPC開始設定レジスタ57、APC終了設定レジスタ59、同期点灯開始設定レジスタ62、同期点灯終了設定レジスタ64の設定をCPU21からの命令に基づいて行なう前に、HDD等の記憶装置22に格納された禁止区間開始値、禁止区間終了値等のデータをCPU21に読み出した後(設定値取得手段)、これらのデータに基づいてCPU21が図16に示すフローチャートに準ずるアルゴリズムを実行することで、APC開始設定レジスタと、APC終了設定レジスタと、同期点灯開始設定レジスタと、同期点灯終了設定レジスタとの設定を行なうこととする。
図16は、APC・同期関連レジスタ設定処理の流れを示すフローチャートである。図16に示すように、APC開始設定値が禁止区間開始値よりも小さい場合(ステップS1のYes)、または、APC開始設定値が禁止区間終了値よりも大きい場合には(ステップS2のYes)、APC開始設定値をAPC開始設定レジスタに設定する(ステップS3:APC開始値設定手段)。一方、APC開始設定値が禁止区間終了値よりも大きくない場合には(ステップS2のNo)、禁止区間終了値をAPC開始設定レジスタに設定する(ステップS4:APC開始値設定手段)。
次いで、APC終了設定値が禁止区間開始値よりも小さい場合(ステップS5のYes)、または、APC終了設定値が禁止区間終了値よりも大きい場合には(ステップS6のYes)、APC終了設定値をAPC終了設定レジスタに設定する(ステップS7:APC終了値設定手段)。一方、APC終了設定値が禁止区間終了値よりも大きくない場合には(ステップS6のNo)、禁止区間開始値をAPC終了設定レジスタに設定する(ステップS8:APC終了値設定手段)。
以上の処理により、画像形成期間外において、ポリゴンミラー2における反射により偏向走査される光ビームのポリゴンミラー2のビーム反射面に対する入射方向とビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間を含まない「APC・LD点灯区間」が設けられることになる。ここに、APC区間生成手段が実現されている。そして、本実施の形態においては、「APC・LD点灯区間」以外でのAPCの実行を禁止する。
このように本実施の形態によれば、画像形成期間外にポリゴンミラー2における反射により偏向走査される光ビームのポリゴンミラー2のビーム反射面に対する入射方向とビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、LD12aの発光量を一定にするAPCの実行を禁止することにより、戻り光が発生してPD12cの受光量が通常の状態よりも増大してしまうような場合において戻り光の影響が消えない時点でAPCが終了された場合に、LD12aが狙いの光量よりも低下してしまうことを防止することができるので、画像ムラなどの異常画像の発生を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、禁止区間開始値および禁止区間終了値を、それぞれHDD等の外部の記憶装置22に格納しておくようにしたが、これに限るものではない。例えば、事前にコンピュータ等の手段により、図16に示すフローチャートに準ずるアルゴリズムに基づく設定値を算出しておき、この算出値そのものをHDD等の外部の記憶装置22に格納しておき、CPU21の命令に基づいてこれらの値をAPC・同期制御回路41の内部のAPC開始設定レジスタ、APC終了設定レジスタ、同期点灯開始設定レジスタ、同期点灯終了設定レジスタ、にそれぞれ設定を行なうようにしても良い。
なお、各実施の形態においては、レーザプリンタ100を適用した例を示したが、これに限るものではなく、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能及び入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリンタあるいはFAX機能により入力された画像)を配信する機能等を複合したいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称されるデジタルカラー複合機などに適用することもできる。
本発明の第1の実施の形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す断面図である。 レーザ光学系ユニットの構成を示す模式図である。 LDUの内部構成を示す模式図である。 LDパッケージの内部構成を示す模式図である。 コリメート光学系の内部構成を示す模式図である。 LDUの回路構成を示すブロック図である。 LDドライバに内蔵されたAPC回路の回路構成を示すブロック図である。 LD変調回路の構成を示す回路図である。 IPUの構成要素であるLD点灯制御ブロックの内部構成を示すブロック図である。 APC・同期制御回路の内部構成を示すブロック図である。 APC・同期制御回路で生成される各信号の関係を示すタイムチャートである。 ポリゴンミラーのビーム反射面での戻り光が発生した場合を示す説明図である。 戻り光がPDに与える影響の一例を示す説明図である。 戻り光がPDに与える影響の別の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるAPC・同期制御回路の内部構成を示すブロック図である。 APC・同期関連レジスタ設定処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
2 走査手段
12a 発光素子
20 発光制御装置
22 記憶部
52 禁止区間開始設定部
54 禁止区間終了設定部
57 APC開始設定部
59 APC終了設定部
100 画像形成装置
104 像担持体
107 光走査装置

Claims (21)

  1. 走査手段における反射により偏向走査される光ビームを射出する発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を、画像形成を行わない期間である画像形成期間外に実行する発光制御装置において、
    前記画像形成期間外に走査される前記光ビームの前記走査手段のビーム反射面に対する入射方向と前記ビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、前記APCの実行を禁止するAPC禁止手段を備える、
    ことを特徴とする発光制御装置。
  2. 前記APC禁止区間では、前記発光素子の発光も禁止する、
    ことを特徴とする請求項1記載の発光制御装置。
  3. 前記APC禁止手段は、
    前記APCの実行禁止の開始に関わる禁止区間開始設定部と、
    前記APCの実行禁止の終了に関わる禁止区間終了設定部と、
    前記禁止区間開始設定部に対して前記戻り光が発生する期間の開始時間を設定し、前記禁止区間終了設定部に対して前記戻り光が発生する期間の終了時間を設定することでAPC禁止区間を生成するAPC禁止区間生成手段と、
    を備え、
    前記APC禁止区間では前記APCの実行を禁止することを特徴とする請求項1記載の発光制御装置。
  4. 前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、外部装置からの命令に従って設定される、
    ことを特徴とする請求項3記載の発光制御装置。
  5. 前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、予め設定された固定値である、
    ことを特徴とする請求項3記載の発光制御装置。
  6. 前記APC禁止手段は、
    前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定部と、
    前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定部と、
    前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定値と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定値を取得する設定値取得手段と、
    記憶部に予め記憶されている禁止区間開始値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC開始設定値を前記APC開始設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間終了値を前記APC開始設定部に設定するAPC開始値設定手段と、
    前記記憶部に予め記憶されている禁止区間終了値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC終了設定値を前記APC終了設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間開始値を前記APC終了設定部に設定するAPC終了設定手段と、
    前記APC開始値設定手段により前記APC開始設定部に設定された値と、前記APC終了設定手段により前記APC終了設定部に設定された値とに基づき、前記戻り光が発生する期間を除いたAPC区間を生成するAPC区間生成手段と、
    を備え、
    前記APC区間以外での前記APCの実行を禁止することを特徴とする請求項1記載の発光制御装置。
  7. 発光素子から射出される光ビームを走査手段における反射により偏向走査し、画像形成を行わない期間である画像形成期間外には前記発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を実行する光走査装置において、
    前記画像形成期間外に走査される前記光ビームの前記走査手段のビーム反射面に対する入射方向と前記ビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、前記APCの実行を禁止するAPC禁止手段を備える、
    ことを特徴とする光走査装置。
  8. 前記APC禁止区間では、前記発光素子の発光も禁止する、
    ことを特徴とする請求項7記載の光走査装置。
  9. 前記APC禁止手段は、
    前記APCの実行禁止の開始に関わる禁止区間開始設定部と、
    前記APCの実行禁止の終了に関わる禁止区間終了設定部と、
    前記禁止区間開始設定部に対して前記戻り光が発生する期間の開始時間を設定し、前記禁止区間終了設定部に対して前記戻り光が発生する期間の終了時間を設定することでAPC禁止区間を生成するAPC禁止区間生成手段と、
    を備え、
    前記APC禁止区間では前記APCの実行を禁止することを特徴とする請求項7記載の光走査装置。
  10. 前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、外部装置からの命令に従って設定される、
    ことを特徴とする請求項9記載の光走査装置。
  11. 前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、予め設定された固定値である、
    ことを特徴とする請求項9記載の光走査装置。
  12. 前記APC禁止手段は、
    前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定部と、
    前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定部と、
    前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定値と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定値を取得する設定値取得手段と、
    記憶部に予め記憶されている禁止区間開始値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC開始設定値を前記APC開始設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間終了値を前記APC開始設定部に設定するAPC開始値設定手段と、
    前記記憶部に予め記憶されている禁止区間終了値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC終了設定値を前記APC終了設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間開始値を前記APC終了設定部に設定するAPC終了設定手段と、
    前記APC開始値設定手段により前記APC開始設定部に設定された値と、前記APC終了設定手段により前記APC終了設定部に設定された値とに基づき、前記戻り光が発生する期間を除いたAPC区間を生成するAPC区間生成手段と、
    を備え、
    前記APC区間以外での前記APCの実行を禁止することを特徴とする請求項7記載の光走査装置。
  13. 発光素子から射出される光ビームを走査手段における反射により偏向走査して像担持体に対して潜像を形成し、前記潜像の形成を行わない画像形成期間外には前記発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を実行する画像形成装置において、
    前記画像形成期間外に走査される前記光ビームの前記走査手段のビーム反射面に対する入射方向と前記ビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、前記APCの実行を禁止するAPC禁止手段を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記APC禁止区間では、前記発光素子の発光も禁止する、
    ことを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 前記APC禁止手段は、
    前記APCの実行禁止の開始に関わる禁止区間開始設定部と、
    前記APCの実行禁止の終了に関わる禁止区間終了設定部と、
    前記禁止区間開始設定部に対して前記戻り光が発生する期間の開始時間を設定し、前記禁止区間終了設定部に対して前記戻り光が発生する期間の終了時間を設定することでAPC禁止区間を生成するAPC禁止区間生成手段と、
    を備え、
    前記APC禁止区間では前記APCの実行を禁止することを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  16. 前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、外部装置からの命令に従って設定される、
    ことを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  17. 前記APC禁止区間生成手段における前記戻り光が発生する期間の開始時間および終了時間は、予め設定された固定値である、
    ことを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  18. 前記APC禁止手段は、
    前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定部と、
    前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定部と、
    前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定値と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定値を取得する設定値取得手段と、
    記憶部に予め記憶されている禁止区間開始値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC開始設定値を前記APC開始設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間終了値を前記APC開始設定部に設定するAPC開始値設定手段と、
    前記記憶部に予め記憶されている禁止区間終了値よりも前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が小さい場合、または、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC終了設定値を前記APC終了設定部に設定し、前記設定値取得手段により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間開始値を前記APC終了設定部に設定するAPC終了設定手段と、
    前記APC開始値設定手段により前記APC開始設定部に設定された値と、前記APC終了設定手段により前記APC終了設定部に設定された値とに基づき、前記戻り光が発生する期間を除いたAPC区間を生成するAPC区間生成手段と、
    を備え、
    前記APC区間以外での前記APCの実行を禁止することを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  19. 走査手段における反射により偏向走査される光ビームを射出する発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を、画像形成を行わない期間である画像形成期間外に実行する発光制御装置における光量制御方法であって、
    前記画像形成期間外に走査される前記光ビームの前記走査手段のビーム反射面に対する入射方向と前記ビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、前記APCの実行を禁止するAPC禁止工程を含む、
    ことを特徴とする光量制御方法。
  20. 走査手段における反射により偏向走査される光ビームを射出する発光素子の発光量を一定にするAPC(Automatic Power Control)を、画像形成を行わない期間である画像形成期間外に実行する発光制御装置を制御するコンピュータに光量制御処理を実行させるプログラムであって、
    前記画像形成期間外に走査される前記光ビームの前記走査手段のビーム反射面に対する入射方向と前記ビーム反射面の法線方向とが一致することにより戻り光が発生する期間に、前記APCの実行を禁止するAPC禁止機能を、
    前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  21. 前記APC禁止機能は、
    前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定値と、前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定値を取得する設定値取得機能と、
    記憶部に予め記憶されている禁止区間開始値よりも前記設定値取得機能により取得された前記APC開始設定値が小さい場合、または、前記設定値取得機能により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC開始設定値を前記APC開始設定部に設定し、前記設定値取得機能により取得された前記APC開始設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間終了値を前記APCの実行の開始に関わるAPC開始設定部に設定するAPC開始値設定機能と、
    前記記憶部に予め記憶されている禁止区間終了値よりも前記設定値取得機能により取得された前記APC終了設定値が小さい場合、または、前記設定値取得機能により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きい場合には、前記APC終了設定値を前記APC終了設定部に設定し、前記設定値取得機能により取得された前記APC終了設定値が前記禁止区間終了値よりも大きくない場合には、前記禁止区間開始値を前記APCの実行の終了に関わるAPC終了設定部に設定するAPC終了設定機能と、
    前記APC開始値設定機能により前記APC開始設定部に設定された値と、前記APC終了設定機能により前記APC終了設定部に設定された値とに基づき、前記戻り光が発生する期間を除いたAPC区間を生成するAPC区間生成機能と、
    を前記コンピュータに実行させ、
    前記APC区間以外での前記APCの実行を禁止することを特徴とする請求項20記載のプログラム。
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