JP2007203289A - 層間接着性の向上した保護皮膜を形成する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基材(12)上に保護皮膜を形成する方法を提供する。
【解決手段】 本方法は、基材(12)に第1の表面粗さを有するボンドコート(14)を施工する段階と、不活性ガスから1個以上の電子を取り去る電極(22)に逆極性の電流を供給することによって不活性ガスをイオン化してボンドコート(14)の表面に不活性ガスを流れ込ませて、第1の表面粗さよりも大きい第2の表面粗さをボンドコート(14)に付与する段階と、ボンドコート(14)にトップコート(16)を施工する段階とを含む。さらに、皮膜が施工され皮膜に付着する表面を調製する方法は、表面上にラフニング網状組織(18)を形成するように該表面を粗面化処理する段階を含む。加えて、保護皮膜の耐歪み性及びサイクル剥離寿命を改善する方法を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は保護皮膜及びその形成方法に関する。
金属表面を、磨耗、エロージョン、腐食、酸化から保護し、或いは表面温度を低下させるため金属表面に皮膜が設けられることが多い。金属に対する酸化腐食保護皮膜のような皮膜は、有害な外界に曝される表面にアルミニウム及びクロムのような保護酸化物形成元素を拡散させることによって機能する。遮熱コーティング(TBC)は、基材上のボンドコートとボンドコート上のトップコートとからなる。ボンドコートの具体例としては、拡散アルミナイドボンドコートが挙げられる。トップコートは通例ジルコニアをベースにしたものであり、イットリア、マグネシア、セリア、スカンジア又は稀土類元素酸化物部分安定化ジルコニアが含んでいることもある。
これらの耐熱酸化物保護皮膜の施工は溶射及び拡散法で行うことができる。トップコートは、大気プラズマ溶射法(APS)又は電子ビーム気相成長法(EV−PVD)によって施工できる。EV−PVD法は、耐歪み性でしかも高温サイクル用途で良好な剥離寿命を有するTBCを形成すため、アルミナイド拡散ボンドコートにセラミックトップコートを商業的に施工するのに成功裏に使用されてきた。同様にAPS法を用いたトップコートの施工は、TBCのサイクル剥離寿命を向上させる縦割れを有するミクロ組織を生じることが判明している。しかし、この大気プラズマ溶射の稠密縦割れ(DVC)トップコートをアルミナイドボンドコートに施工する試みは、ボンドコートの平滑表面に対する接着性に欠けるため不成功に終っている。DVCトップコートをボンドコートに付着させると、そのTBCの剥離寿命は、2〜3倍の表面粗さを有するボンドコートを有するTBCに比べ劣っている。
米国特許第5830586号明細書
そこで、耐歪み性及びサイクル剥離寿命を向上させたTBCのためにトップコートを受けかつ該トップコートに付着するボンドコート表面を調製する簡単かつ経済的な望ましい方法に対する必要性が存在する。
本発明は、基材上に保護皮膜を形成する方法を提供することによって上記の当技術分野における必要性に対処するものであり、本方法は、基材に第1の表面粗さを有するボンドコートを施工する段階と、不活性ガスをイオン化してボンドコートの表面に流れ込ませて、該ボンドコートに第1の表面粗さよりも大きい第2の表面粗さを付与する段階と、ボンドコートにトップコートを施工する段階とを含む。不活性ガスは、該不活性ガスから1個以上の電子を取り去る電極に逆極性の電流を供給することによってイオン化されボンドコートの表面に流れ込む。不活性ガスの正の帯電イオンは、正に荷電した電極によって反発されて、ボンディング材料の表面に流れ込み、ボンドコートの表面の粒状断片を離脱させる。従って、イオンが、ボンディング材料の表面に微細なクレータを形成する。その結果、ボンドコートの表面のこの粗面化処理により、ボンドコートに対するトップコートの接着性が向上する。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な説明、図面及び特許請求の範囲から明らかになろう。
上記に要約したように、本発明は、基材上に保護皮膜を形成する方法、すなわち皮膜が施工され皮膜に付着する表面を調製する方法を含む。特定の実施形態では、遮熱コーティング(TBC)の耐歪み性及びサイクル剥離寿命を改善する方法を開示する。本発明の実施形態は、以下に詳細に説明しかつ図1A〜図1Cに図示している。
本発明の1つの実施形態による方法によって基材12上に形成された遮熱コーティング(TBC)10を図1Cに示す。TBC10は、ボンドコート14とトップコート16とを含む。この実施形態はTBCを示しているが、本発明は他のタイプの皮膜にも適用可能であることを理解されたい。
図1Aに示すように、ボンドコート14は、基材12に施工される。基材は、特に限定されないが、あらゆるニッケル又はコバルト基合金を含むことができる。例えば、基材は、GTD−222(51Ni19Co22Cr1.2Al12.3Ti.94Ta.8Nb2WCBZr)のような超合金を含むことができる。ボンドコート14は、高速ガス溶射法を含む様々な方法を用いて施工することができる。ボンドコート14としての使用に好適な材料としては、特に限定されないが、アルミナイド拡散ボンドコートが挙げられる。これらのアルミナイド拡散ボンドコートには、改質又は合金化アルミナイド、クロムアルミナイド(CrAl)、パラジウムアルミナイド(PdAl)、白金アルミナイド(PtAl)、シリコン改質アルミナイド、単純アルミナイド、及びオーバアルミナイズドMCrAlY(ここでMは、Fe、Ni、Co、Si、Hf、Ta、Re、貴金属、又はNi及びCoの混合物、或いは当業者に公知の添加元素及びその組合せを表わす)を含むことができる。加えて、アルミナイド拡散ボンドコートは、約1ミル〜約4ミルの厚さとすることができる。
基材12に施工したボンドコート14の表面は、本来的に平滑である第1の粗さを有する。例えば、アルミナイドで作られたボンドコート14は、約60Raよりも小さい表面粗さを有し、ここでRaは、得られた粗さの程度を定量化するために計算された変位値の算術平均である。ボンドコート14の本来的な平滑さにより、トップコート16、特に大気プラズマ溶射(APS)トップコートの接着性が不足する。従って、ボンドコートに対するトップコート16の接着性を向上させるために、ボンドコート14は粗面化処理される。
図1Bに示すように、微細ラフニング網状組織18は、不活性ガスをイオン化しかつイオン20をボンドコート表面に流入させる電極22の使用によって、ボンドコート14の表面上に形成される。不活性ガスをイオン化するために、電極22は、逆極性電流(図示せず)を供給される。この逆極性電流は、不活性ガス内にイオン20を発生させるような高周波数に設定した直接的な電流である。逆極性電流はまた、約0〜約10アンペアのアンペア数に設定される。より高いアンペア数の設定は、より低いアンペア数の設定により形成される粗さよりも大きい粗さを形成する。電極22が逆極性電流を供給されると、電極22は、ボンドコート14に隣接して供給された不活性ガスから1個以上の電子を取り去る。不活性ガスは、アルゴンとすることができるが、アルゴンに限定されるものではない。不活性ガスとしてアルゴンを使用することができるが、それが本発明の方法によりイオン化されかつボンドコート14を粗面化処理するのに使用することができる限り、あらゆる不活性ガスを使用することができることを理解されたい。1個以上の電子の除去の結果として、不活性ガスは、正電荷にイオン化され、正に荷電した電極22は、イオン20をボンドコート14に向かって反発する。これらのイオンは、ボンドコート14を照射(衝突)して、粒状断片を離脱させ、微細なクレータが形成されるようにする。このようにして、イオン化不活性ガス20は、ボンドコート14に第1の表面粗さよりも大きい第2の表面粗さを付与する。
ボンドコート14の第2の表面粗さは、約75Ra〜約750Raとすることができる。より具体的には、ボンドコート14の第2の表面粗さは、約100Ra〜約600Raとすることができる。さらにより具体的には、ボンドコートの第2の表面粗さは、約150Ra〜約450Raとすることができる。ボンドコート14上の微細ラフニング網状組織18の形成により生じたこの第2の表面粗さは、ボンドコートに対するトップコート16の付着及び機械的結合を促進する。
微細ラフニング網状組織18を形成するためのボンドコート14の粗面化処理は、手動式に又はロボットのような機械装置を用いて自動式にすることができる。加えて、ボンドコート14は、所望の第2の表面粗さを付与する複数パスの形態で粗面化処理することができる。
不活性ガスのイオン化は、逆移送(reverse transfer)アーク溶接トーチの使用によって達成することができる。逆移送アーク溶接トーチは、ガスタングステン溶接トーチ、プラズマアーク溶接トーチ、又はプラズマ源を用いたあらゆるアーク溶接トーチとすることができる。本発明では不活性ガスをイオン化するのに逆移送アーク溶接トーチを使用することができるが、電気アークは、逆移送アーク溶接トーチにおける電極からボンドコートに導通されないことを理解されたい。電極22とボンドコート14との間での電気アークの形成は、ボンドコートを溶融させるか又はボンドコート内に亀裂発生を引き起こす可能性がある。電気アークの形成を防止するために、電極は、アーク溶接の場合に配置される電極の距離よりも、少なくとも約3倍ほどボンドコートから遠くに配置される。例えば、ガスタングステン溶接トーチは、溶接対象の表面から約0.5インチ〜約1インチほど離して配置される。それと対照的に、本発明による方法で使用するガスタングステン溶接トーチは、電気アークが形成されるのを防止するために、ボンドコートから約1.5インチ〜約3インチの位置に配置される。
さらに、ボンドコート14の表面を粗面化処理するイオン20は、電子が電極に衝突する速度に比較して低い速度でボンドコートに照射される。従って、少量の熱のみが、ボンドコート14に伝えられる。反対に、電子は、高速度で電極22に衝突し、大量の溶接熱を伝える。この熱は、例えば水冷却によって電極から除去することができる。
微細ラフニング網状組織18がボンドコート14上に形成されると、図1Cに示すように、ボンドコートに対してトップコート16を施工することができる。ボンドコート14に対するトップコート16の付着及び機械的結合は、微細ラフニング網状組織18によって向上する。トップコート16は、例えば大気プラズマ溶射(APS)によって施工することができる。APSは、稠密縦割れ(DVC)トップコート16を施工する場合に特に好適である。このDVCトップコート16は、結果的にTBCの耐歪み性及びサイクル剥離寿命を向上させる縦割れをトップコート内部に有する。トップコート16としての使用に好適な材料には、特に限定されないが、セラミック材料が挙げられる。これらのセラミック材料は、イットリア、マグネシア、セリア、スカンジア又は稀土類元素酸化物部分安定化ジルコニアを含むことができる。例えば、トップコートは、該トップコートの8重量%の量のイットリア安定化ジルコニアを含むことができる。加えて、トップコート16は、約10ミル〜約100ミルの厚さとすることができる。
本発明のTBCを形成する方法は、TBCを有する物品において使用することができる。そのような物品の具体例としては、ガスタービン又はディーゼルエンジンが挙げられる。さらに、このTBCの実施形態は、ニッケル又はコバルト基合金上に形成することができる。
本発明の技術的範囲に限定を加えるものとして決して解釈すべきではない1つの実施例で、以下に本発明をさらに説明する。反対に、本明細書の説明を読んだ後に本発明及び特許請求の範囲の技術的範囲から逸脱することなく、当業者は示唆を受けることができた本発明の様々な他の実施形態、変更形態及び同等物に対する方策に想到することができることを明確に理解されたい。
実施例1
この実施例では、TBCを形成する方法の実施形態の実施例を説明する。TBCを形成する一般的な方法は、当技術分野ではよく知られ、例えば米国特許第5830586号に開示されており、その開示内容は援用によって本明細書の内容の一部をなす。
この実施形態では、TBCを形成する段階は、ニッケル又はコバルト基超合金基材のいずれかにアルミナイド拡散ボンドコートを施工する段階を含む。このボンドコートは、大気プラズマ溶射トップコートを施工するのには最適ではない平滑表面を有する。従って、不活性ガスのアルゴンが次に、ガスタングステンアーク溶接機によってイオン化され、ボンドコートの表面を粗面化処理するために使用される。電極は、電気アークを形成しないことが保証されるアルミナイド拡散ボンドコートからの距離に配置される。逆極性電流が次に、アルゴンから電子を取り去り、正に帯電したアルゴンイオンを形成し、このアルゴンイオンは、正に荷電した電極によってアルミナイド拡散ボンドコートに向って反発される。ガスタングステンアーク溶接機は、ボンドコート上に150Ra〜約450Raの表面粗さを付与するように約1インチ/分の速度で横方向に移動される。トップコートは、ボンドコート上に形成された微細ラフニング網状組織上に大気プラズマ溶射される。稠密縦割れトップコートの大気プラズマ溶射は、TBCの耐歪み性及びサイクル剥離寿命を向上させる。
以上の説明は本発明の特定に実施形態に関するものであり、特許請求の範囲によって規定される本発明の技術的範囲内で様々な変更を加えることができる。
本発明の実施形態による、基材上に遮熱コーティングを形成する方法の概略図。
符号の説明
10 遮熱コーティング
12 基材
14 ボンドコート
16 トップコート
18 微細ラフニング網状組織
20 イオン
22 電極

Claims (10)

  1. 基材(12)上に保護皮膜を形成する方法であって、
    基材(12)に第1の表面粗さを有するボンドコート(14)を施工する段階と、
    不活性ガスから1個以上の電子を取り去る電極(22)に逆極性の電流を供給することによって不活性ガスをイオン化してボンドコート(14)の表面に不活性ガスを流れ込ませて、第1の表面粗さよりも大きい第2の表面粗さをボンドコート(14)に付与する段階と、
    ボンドコート(14)にトップコート(16)を施工する段階と、
    を含む方法。
  2. 前記保護皮膜が遮熱コーティング(10)を含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記不活性ガスをイオン化する段階が、逆移送アーク溶接トーチを用いて不活性ガスをイオン化する段階を含む、請求項1記載の方法。
  4. ボンドコート(14)がアルミナイド拡散ボンドコートである、請求項1記載の方法。
  5. トップコート(16)を施工する段階が大気プラズマ溶射を含む、請求項1記載の方法。
  6. トップコート(16)が稠密縦割れ皮膜である、請求項1記載の方法。
  7. 請求項1記載の方法で製造された保護皮膜を有する物品。
  8. 皮膜が施工され皮膜に付着する表面を調製する方法であって、不活性ガスから1個以上の電子を取り去る電極(22)に逆極性の電流を供給することによって不活性ガスをイオン化して該表面に不活性ガスを流れ込ませることによって、該表面を粗面化してミクロラフニング網状組織(18)を生じさせることを含む、方法。
  9. 前記不活性ガスをイオン化する段階が、逆移送アーク溶接トーチを用いて不活性ガスをイオン化する段階を含む、請求項8記載の方法。
  10. 前記皮膜が稠密縦割れ遮熱コーティングである、請求項8記載の方法。
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