JP2007201524A - パラメータ設定装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作子の回転軸を中心とした回転操作によりパラメータの値を設定する際の操作性を向上させる。
【解決手段】 回転軸を中心とした回転操作と、その回転軸に沿った方向の移動操作とが可能であり、操作が行われない場合には上記回転軸方向の位置が所定の基準位置に戻るつまみを設け、そのつまみの回転操作によりつまみと対応するパラメータの値を変更するパラメータ設定装置において、つまみに上記移動操作がなされた場合に、回転操作の操作量当たりのパラメータの値の変更量を定める分解能を、第2の分解能に設定し、つまみの移動操作がなくなってから所定時間操作がなかった場合に(S32,S33)、上記の分解能を、第1の分解能に設定させる(S34)ようにした。
【選択図】 図5

Description

この発明は、操作子の回転操作に応じてパラメータの値を変更するパラメータ設定装置及び、コンピュータにこのようなパラメータ設定装置を制御させるためのプログラムに関する。
従来から、種々の電子装置において、回転軸を中心とした回転操作が可能な操作子を設け、その回転操作に応じて、電子装置を動作させるためのパラメータの値を設定できるようにすることが行われている。
例えば、非特許文献1には、パン、アウトプットレベル、センドレベル、ゲインといったパラメータの値を、つまみの回転操作に応じて設定できるデジタルミキサが記載されている。
「PM5D/PM5D−RH 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2004年
ところで、操作子の回転操作に応じてパラメータの値を設定する場合、操作量に応じて常に一律の割合でパラメータの値を変化させることも考えられる。しかし、操作量が同じであっても、操作の仕方によって、パラメータの値の変化量を変え、粗い調整と細かい調整を使い分けることができるようにすると、パラメータの取り得る値の範囲が広い場合でも、望みの値に素早く正確に設定を行うことができると考えられる。
そこで、本件出願人は、回転操作と、その回転操作の回転軸に沿う操作とが可能な操作子を有し、その操作子の回転操作に基づいてパラメータの値の変更を指示できる装置において、その操作子の押し込み操作に基づいて、操作量をパラメータの値の変更量に変換する際の分解能を少なくとも2種類の分解能のいずれかに設定できるようにする技術を提案し、この技術について過去に特許出願を行っている(特願2005−95650、未公開)。
この技術によれば、押し込みや引っ張り操作によって操作量当たりのパラメータの値の変化量を変更し、粗い調整と細かい調整を容易に使い分けることができるので、パラメータの値を操作性よく設定することができる。
ここで、この技術は、例えば、押し込みや引っ張り操作を行った後、手を離すと自動的に押し込みが解除され、回転軸方向については元の位置に戻るような操作子を用いる場合にも適用可能である。しかし、このような操作子を用いた場合、押し込み操作により分解能を変更した場合でも、手を離すと、操作子は元に戻り、それに伴って分解能も元に戻ることになる。
一方で、操作子を押し込んだまま、手を離さずにたくさん回転させることは難しく、通常の操作では、120度程度の回転が限界と考えられる。従って、それ以上回転させたい場合には、操作を行った後、一旦手を離して操作子を持ち直すことになる。しかし、操作子の持ち直し時に押し込み操作を忘れてしまうと、押し込みを行わない状態の分解能による設定を行ってしまうことになり、この点で十分な操作性が得られないという問題があった。
操作子を持ち直す場合にまで確実に押し込み操作を行うためには、単に操作開始時に押し込み操作を行うよりも多くの注意力を要すると考えられるため、パラメータの値を素早く設定しようとする場合には、押し込み操作を忘れてしまうことも多いと考えられるが、このような場合には、意図しない分解能でのパラメータの値の変更が行われてしまい、望みどおりの設定が行えなくなってしまうためである。
この発明は、このような問題を解決し、操作子の回転軸を中心とした回転操作によりパラメータの値を設定する際の操作性を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明のパラメータ設定装置には、回転軸を中心とした回転操作と、上記回転軸に沿った方向の移動操作とが可能であり、操作が行われない場合には上記回転軸方向の位置が所定の基準位置に戻る操作子と、上記操作子が回転操作された場合に、その操作量に応じて、上記操作子と対応するパラメータの値を変更するパラメータ変更手段と、上記操作子が上記基準位置から上記回転軸方向に移動された場合に、上記回転操作の操作量から上記パラメータの値の変更量を定める際の分解能として第2の分解能を設定する第2の分解能設定手段と、上記操作子が上記基準位置に戻った場合に、計時手段による計時を開始する手段と、上記計時手段が所定時間計時した場合に、上記分解能として上記第2の分解能とは異なる第1の分解能を設定する第1の分解能設定手段とを設けている。
このようなパラメータ設定装置において、上記操作子の操作を検出した場合に、上記計時手段による計時時間をリセットする手段を設けるとよい。
さらに、上記操作子が上記基準位置から上記回転軸方向に移動された場合に、上記計時手段による計時を停止する手段を設けるとよい。
さらに、上記第2の分解能を、上記第1の分解能よりも細かい分解能とするとよい。
また、この発明は、装置の発明として構成し、実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータ等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
以上のようなこの発明のパラメータ設定装置によれば、操作子の回転軸を中心とした回転操作によりパラメータの値を設定する際の操作性を向上させることができる。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータにパラメータ設定装置を制御させ、同様な効果を得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、この発明のパラメータ設定装置の実施形態であるデジタルミキサの構成を示す。
図1はそのデジタルミキサの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、このデジタルミキサ10は、複数の入力チャンネル(ch)から入力する音響信号に対して種々の信号処理を施して複数の出力chから出力する機能を有する音響信号処理装置である。そして、CPU11,ROM12,RAM13,信号処理部14,検出回路15,表示回路16を備え、これらがシステムバス20によって接続されている。また、入出力I/F(インタフェース)17,操作部18,表示部19も備え、これらはそれぞれ信号処理部14,検出回路15,表示回路16に接続されている。
このうち、CPU11は、デジタルミキサ10の動作を統括制御する制御手段であり、ROM12に記憶された所要の制御プログラムを実行することにより、入出力I/F17を介した波形データの入出力制御、検出回路15を介した操作部18の操作検出、表示回路16を介した表示部19の表示制御等のための種々の処理を行う。
ROM12は、CPU11が実行する制御プログラムや固定的なパラメータの値等を記憶する不揮発性記憶手段である。ROM12をフラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶手段により構成し、プログラム等をアップデートできるようにしてもよい。
RAM13は、一時的に記憶すべきデータを記憶したり、CPU11のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
信号処理部14は、入出力I/F17から入力する音響信号に対し、ユーザの操作によりあるいは自動的に設定されている各種パラメータの値に従って、ミキシング、イコライジング等の各種信号処理を施して入出力I/F17に出力する信号処理手段である。パラメータの値の記憶領域は、RAM13あるいは信号処理部14自身に備えるメモリに用意することが考えられる。
入出力I/F17は、信号処理部14で処理すべき音響信号の入力を受け付け、また処理後の音響信号を出力するためのインタフェースである。そして、この入出力I/Fには、アナログ入力が可能なA/D変換ボード,アナログ出力が可能なD/A変換ボード,デジタル入出力が可能なデジタル入出力ボードを適宜組み合わせて装着可能であり、実際にはこれらのボードを介して信号の入出力を行う。
検出回路15は、操作部18に備える操作子になされた操作を検出し、CPU11がその内容を認識できるようにするための検出手段である。
そして、操作部18は、デジタルミキサ10に対する操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン、ダイヤル、スライダ等によって構成することができる。そして、少なくとも、後述するように、回転操作と、その回転軸に沿った方向の移動操作とが可能な操作子を含む。
表示回路16は、表示部19による表示を制御するための表示制御手段である。
そして、表示部19は、液晶ディスプレイ(LCD)や発光ダイオード(LED)等の表示器を備える表示手段であり、表示回路16の制御に従ってGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)やパラメータの値、メッセージ等の種々の情報を表示することができる。操作子の裏側にLEDを配置したり、LCDにタッチパネルを積層したりして、表示部19と操作部18を兼ねるような構成とすることも可能である。
以上のようなデジタルミキサ10において、特徴的な点は、操作部18に備える操作子のうち、回転操作と、その回転軸に沿った方向の移動操作とが可能な操作子が操作された場合の制御である。特に、操作子の移動操作により、回転操作の操作量とパラメータの値の変更量との関係を示す分解能を変更できるようにする場合の、その分解能の設定動作に特徴を有する。
次に、この点に関連する構成及び動作について説明する。
まず、図2に、この実施形態の特徴に係る制御に使用する、操作部18に備える操作子ユニットの構成を、模式的に示す。この図には、つまみ31と軸32以外の部分については、操作子の回転軸を通る面における断面を示している。
図2に示す通り、この操作子ユニット30は、円柱状の操作子であるつまみ31と、つまみ31に固定された軸32とを有し、軸32を回転軸としてこれを中心につまみ31を回転させる回転操作が可能である。また、つまみ31を押し込むことにより、軸32に沿った方向の移動操作も可能である。図2では、(a)に、つまみ31を押し込まない状態を、(b)に、つまみ31を押し込んだ状態を示している。なお、回転操作は、つまみ31を押し込んだ状態でも押し込まない状態でも、同じように行うことができる。また、回転操作に機械的な終端はなく、いくらでも回し続けることができる。
さらに、操作子ユニット30には、バネ等による付勢部材39を設け、つまみ31から手を離した状態では、すなわち移動操作がユーザによって意図的に行われていない場合には、つまみ31の軸方向の位置は、押し込まない状態の位置に戻るようにしている。そこで、この位置を、「基準位置」と呼ぶことにする。
また、操作子ユニット30には、その回転操作を検出する手段として、軸32を支えると共にその回転に伴って回転する2対のローラー33,34を設けている。そして、そのローラの1つについて、回転量及び回転方向を示す信号を回転操作検出部35に入力することにより、つまみ31に回転操作があった場合に、回転操作検出部35において、その回転量及び回転方向を検出できるようにしている。
さらに、回転操作時に、操作の1単位とする所定回転角毎に、操作者が軽い抵抗感を感じるようにする手段を設け、抵抗感の回数で、操作量を認識できるようにしてもよい。
また、移動操作を検出する手段としては、接触センサ36,37及び、軸32に固定した係止部材38を設けている。また、これらの位置関係を、つまみ31が基準位置にある場合には、係止部材38が上側の接触センサ36に接触し、つまみ32が押し込まれた場合には係止部材38が下側の接触センサ37に接触するように設定している。そして、接触センサ36,37による係止部材38の接触有無の検出信号を軸方向操作検出部40に入力することにより、軸方向操作検出部40において、つまみ31が基準位置にあるか押し込まれた位置にあるか(又はその中間か)を検出でき、これに基づいて、移動操作が行われているか否かを判断できる。
なお、回転操作検出部35と軸方向操作検出部40は、検出回路15の一部として設けても、CPU11の機能として実現してもよい。
また、以上の構成はあくまでも一例であり、回転軸を中心とした回転操作と、回転軸に沿った方向の移動操作とが可能であり、これらの操作を検出する機能と、操作が行われない場合には回転軸方向の位置が所定の基準位置に戻る機能とを実現できれば、どのような構成でも構わない。
次に、つまみ31の操作を検出した場合にCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。なおここでは、デジタルミキサ10は、起動時には、つまみ31の回転操作の操作量とパラメータの値の変更量との関係を示す分解能(以下、「つまみ31の分解能」という)を、第1の分解能に設定するとする。また、つまみ31の押し込み操作により、つまみ31の分解能を第2の分解能に設定でき、つまみ31の分解能として設定できるのは、第1の分解能と第2の分解能の2種類であるとする。
また、以下の各図に示す処理は、複数同時に実行可能である。
まず図3に、つまみ31の1単位の回転操作を検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、つまみ31が1単位となる所定角度だけ回転操作されたことを検出した場合、図3に示す処理を開始する。そしてまず、今回なされた回転操作の回転方向を検出する(S11)。その後、つまみ31の分解能として第1の分解能が設定されていれば(S12)、その第1の分解能に基づいて、パラメータの値の変更量を定める(S13)。例えば、1単位の回転操作当たり「10」等である。
そして、操作子の回転方向に応じた向きに、ステップS13で定めた変更量だけ、RAM13に記憶しているつまみ31と対応するパラメータの値を変更して(S14)、処理を終了する。例えば、回転操作が右回りであれば、パラメータの値を増加させ、左回りであれば減少させる等である。
一方、ステップS12で第1の分解能が設定されていない場合、つまみ31の回転軸方向の位置が基準位置であれば(S15)、タイマの計時時間をリセット(計時は続行)し(S16)、第2の分解能に基づいて、パラメータの値の変更量を定める(S17)。また、ステップS15でつまみ31の回転軸方向の位置が基準位置でなければ、すなわち、つまみ31が押し込まれた状態であれば、タイマの計時時間はリセットせずに、ステップS17でパラメータの値の変更量を定める。
いずれの場合も、ステップS17の次はステップS14に進み、ステップS17で定めた変更量だけ、パラメータの値を変更して処理を終了する。
なお、ステップS16でリセットするタイマは、以下に説明する図5のステップS31の処理で計時を開始する、分解能を第1の分解能に戻すタイミングを決定するための計時手段である。このタイマの機能は、CPU11により実現できるし、CPU11とは別に設けてもよい。
また、第2の分解能は、例えば1単位の回転操作当たり「1」等、第1の分解能よりも、つまみ31の回転操作の操作量当たりのパラメータの値の変更量が小さい、細かい分解能とするとよい。
以上の処理においては、CPU11がパラメータ変更手段として機能する。
次に、図4に、つまみ31の移動操作を検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、つまみ31の基準位置から回転軸に沿った方向への移動操作(ここでは押し込み操作)を検出した場合、図4に示す処理を開始する。そして、つまみ31の分解能として、第2の分解能を設定する(S21)と共に、タイマが計時中であればタイマを停止して(S22)、処理を終了する。
以上の処理においては、CPU11が第2の分解能設定手段として機能する。
次に、図5に、つまみ31の移動操作解消を検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、つまみ31が押し込まれた位置から(分解能として第2の分解能が設定されている状態で)基準位置に戻った場合、つまみ31の移動操作(押し込み操作)が解消されたと判断し、図5に示す処理を開始する。そして、まずタイマによる計時をスタートすると共に(S31)、図4のステップS22でタイマが停止されるか、タイマの計時時間が所定時間に達するかするまで、これらのイベントを監視しながら待機する(S32,S33)。
そして、タイマが停止された場合にはそのまま処理を終了し(S32)、タイマの計時時間が所定時間に達した場合には、つまみ31の分解能として第1の分解能を設定して(S34)処理を終了する。
以上の処理においては、CPU11が第1の分解能設定手段として機能する。
そして、デジタルミキサ10においては、CPU11が以上の各処理を行うことにより、以下のa)〜c)の機能を実現することができる。
a)つまみ31が回転操作された場合に、つまみ31と対応するパラメータの値を、操作量、操作方向及び設定されている分解能に応じた値だけ変更する。
b)つまみ31が押し込まれた場合には、つまみ31の分解能を細かくする。
c)つまみ31の押し込みが解除された際、すぐには分解能を元に戻さず、所定時間操作がなかった場合に、元に戻す。
従って、a)及びb)の機能により、ユーザは、つまみ31を回転操作してパラメータの値を調整して望みの値に設定しようとする場合に、つまみ31を押し込まずに大まかな調整を行い、その後つまみ31を押し込んで微調整を行うことができる。
また、c)の機能により、微調整すべき量が思ったより多く、押し込んだつまみ31を持ち直して回転させる必要が生じた場合に、持ち直し後、押し込みを忘れても、ユーザは細かい分解能での調整を行うことができる。従って、押し込みを忘れたために通常の分解能で調整がなされ、目標値に近づけた値がまた大幅にずれてしまうといった事態を防止でき、パラメータの値設定時の操作性を向上させることができる。
そして、所定時間後には、特に操作をしなくても分解能を初めの第1の分解能に戻すようにしているため、分解能を元に戻すための操作に煩わされることはない。さらに、所定時間を、一連の回転操作のためのつまみ31の持ち直しには十分であるが、別々の操作としてつまみ31を2度操作することはあまりないような短い時間、例えば1〜2秒程度にしておけば、第1の分解能で調整するつもりが細かい分解能が設定されたままであった、というような事態も防止できる。従って、c)の機能が操作性に悪影響を与えることもない。
また、つまみ31の操作を検出した場合に、タイマの計時時間をリセットするようにしているので、つまみ31の押し込み操作を忘れたまま回転操作を続けても、操作を続けている限りは、細かい分解能での調整を行うことができる。
また、つまみ31が基準位置から移動された場合に、タイマによる計時を停止するようにしているので、つまみ31の押し込み操作を忘れたまま回転操作を行っている間に押し込み操作を行った場合にも、デジタルミキサ10に、始めに押し込み操作を行ってから回転操作を行った場合と同様な動作を行わせることができる。
以上でこの実施形態の説明を終了するが、装置の構成や具体的な処理内容等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、上述した実施形態では、操作子の回転軸に沿った方向の移動操作が押し込み操作である例について説明したが、これが引っ張り操作であってもよい。また、押し込み操作と引っ張り操作により、別々の分解能を設定できるようにしたり、押し込みや引っ張りの量により、異なる分解能を設定できるようにしたりしてもよい。この場合でも、操作子が基準位置に戻った場合に、すぐには分解能を元に戻さず、所定時間操作がなかった場合に、元に戻すようにすれば、上述した実施形態の場合と同様な効果を得ることができる。
また、パラメータ設定装置に操作子を複数設けてもよいことはもちろんである。この場合には、各操作子の操作に応じ、その操作子と対応するパラメータの値を変更したり、その操作子の分解能を設定したりすればよいが、ある操作子の操作に応じて、他の操作子の分解能を変更できるようにすることも、妨げられない。
また、1単位の回転操作に応じて、どの程度パラメータの値を変更するのがよいかは、パラメータの特性に応じて当然異なるものである。例えば、数値で見た場合には、調整可能範囲が大きいパラメータは、これが小さいパラメータに比べ、1単位の回転操作当たりの値の最大変更量は、大きくすべき場合が多いと考えられる。そこで、分解能は、装置のメーカーが予め適当な値を定めてROM12等に記憶させておいたり、ユーザが任意に設定又は変更できるようにしたりするとよい。
この場合において、第1の分解能と第2の分解能の比も、パラメータ毎に変わってよい。さらに、操作子の操作により、項目分けされたデータのいずれかを選択するような場合、1単位の回転操作当たり、第1の分解能であれば項目1つ分、第2の分解能であれば項目内のデータ1つ分移動する、といった具合に、数値以外の条件を定めることができるようにしてもよい。
また、操作子にパラメータを割り当て、その割り当てに応じて1つの操作子を複数のパラメータの調整に用いることができるようにする場合には、パラメータの割り当てが変更された場合に、変更先のパラメータと対応する第1又は第2の分解能が、割り当て時に設定されていた分解能に応じて自動的に設定されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、第2の分解能が第1の分解能よりも細かい分解能である例について説明したが、逆に、第1の分解能が第2の分解能よりも細かくてもよい。また、パラメータの種類により、どちらが細かいかが変わってもよい。また、3以上の分解能を設定できるようにする場合も、操作子が基準位置にある場合の分解能が、他の分解能と比べて細かいか粗いかは、任意に定めることができる。
また、この発明のパラメータ設定装置を、設定したパラメータの値を制御に使用する装置と一体に構成する必要はない。フィジカルコントローラを始めとする外付け操作ユニットのように、パラメータ設定専用の装置として構成してもよい。すなわち、自身が制御に使用するパラメータでなく、外部装置が制御に使用するパラメータの値を設定するための装置として構成してよい。
また、この発明が、デジタルミキサ等の音響信号処理装置だけでなく、パラメータの値を制御に使用する任意の電子装置におけるパラメータの値を設定するためのパラメータ設定装置に適用可能であることも、もちろんである。
また、以上の実施形態あるいは変形例で説明した変形を、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用してよいことも、もちろんである。
また、この発明のプログラムは、コンピュータにパラメータ設定装置を制御させて上述したような機能を実現させるためのプログラムであり、予めROMやHDD等に記憶させておくほか、CD−ROMあるいはフレキシブルディスク等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供し、そのメモリからこのプログラムをRAMに読み出させてCPUに実行させたり、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムをHDD等の記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させたりしても、同様の効果を得ることができる。
以上の説明から明らかなように、この発明のパラメータ設定装置又はプログラムによれば、操作子の回転軸を中心とした回転操作によりパラメータの値を設定する際の操作性を向上させることができる。従って、この発明を適用することにより、操作性の高いパラメータ設定装置を提供することができる。
この発明のパラメータ設定装置の実施形態であるデジタルミキサの構成を示すブロック図である。 図1に示した操作部に備える操作子ユニットの構成例を模式的に示す断面図である。 図1に示したCPUが、つまみの1単位の回転操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 同じくつまみの移動操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 同じくつまみの移動操作解消を検出した場合の処理のフローチャートである。
符号の説明
10…デジタルミキサ、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…信号処理部、15…検出回路、16…表示回路、17…入出力I/F、18…操作部、19…表示部、20…システムバス、30…操作子ユニット、31…つまみ、32…軸、33,34…ローラー、35…回転操作検出部、36,37…接触センサ、38…係止部材、39…付勢部材、40…軸方向操作検出部

Claims (5)

  1. 回転軸を中心とした回転操作と、前記回転軸に沿った方向の移動操作とが可能であり、操作が行われない場合には前記回転軸方向の位置が所定の基準位置に戻る操作子と、
    前記操作子が回転操作された場合に、その操作量に応じて、前記操作子と対応するパラメータの値を変更するパラメータ変更手段と、
    前記操作子が前記基準位置から前記回転軸方向に移動された場合に、前記回転操作の操作量から前記パラメータの値の変更量を定める際の分解能として第2の分解能を設定する第2の分解能設定手段と、
    前記操作子が前記基準位置に戻った場合に、計時手段による計時を開始する手段と、
    前記計時手段が所定時間計時した場合に、前記分解能として前記第2の分解能とは異なる第1の分解能を設定する第1の分解能設定手段とを設けたことを特徴とするパラメータ設定装置。
  2. 請求項1記載のパラメータ設定装置であって、
    前記操作子の操作を検出した場合に、前記計時手段による計時時間をリセットする手段を設けたことを特徴とするパラメータ設定装置。
  3. 請求項1又は2記載のパラメータ設定装置であって、
    前記操作子が前記基準位置から前記回転軸方向に移動された場合に、前記計時手段による計時を停止する手段を設けたことを特徴とするパラメータ設定装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項記載のパラメータ設定装置であって、
    前記第2の分解能が、前記第1の分解能よりも細かい分解能であることを特徴とするパラメータ設定装置。
  5. 回転軸を中心とした回転操作と、前記回転軸に沿った方向の移動操作とが可能であり、操作が行われない場合には前記回転軸方向の位置が所定の基準位置に戻る操作子を備えたパラメータ設定装置を制御するコンピュータを、
    前記操作子が回転操作された場合に、その操作量に応じて、前記操作子と対応するパラメータの値を変更するパラメータ変更手段と、
    前記操作子が前記基準位置から前記回転軸方向に移動された場合に、前記回転操作の操作量から前記パラメータの値の変更量を定める際の分解能として第2の分解能を設定する第2の分解能設定手段と、
    前記操作子が前記基準位置に戻った場合に、計時手段による計時を開始する手段と、
    前記計時手段が所定時間計時した場合に、前記分解能として前記第2の分解能とは異なる第1の分解能を設定する第1の分解能設定手段として機能させるためのプログラム。
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