JP6161491B2 - メトロノームプログラム - Google Patents
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Description
特許文献2には、電子式メトロノーム装置のテンポを設定する方法として、タップ入力用スイッチを操作して設定する手法が開示されている。
特許文献3には、電子式メトロノーム装置が複数の発光ダイオードを備え、テンポに合わせて発音させるとともに、各発光ダイオードがテンポの時間に追従するようにスキャン点滅する構成が開示されている。
前記タッチパネルにテンポ値を表示するテンポコントロールを表示する処理と、
前記テンポコントロール上で上下左右に指をすべらせることにより前記テンポ値を変更する処理と、
強弱が区別可能な拍子を設定する処理を備えて、前記メトロノームの発音処理中に前記拍子の強拍タイミングで前記テンポコントロールを振動させて表示する処理と
を前記情報端末に実行させることを特徴としている。
また、テンポコントロールを振動させて表示することで、視覚的に拍子のタイミングをとり易くすることができる。
操作部2はディスプレイ内にタッチパネルを備え、タッチパネル上における指の動きとしてのタップ、ドラッグ、ピンチイン/ピンチアウト、長押し等のタッチ操作及びタッチパネル内での操作位置を検出可能に構成されている。
HDD6には、CPU3でロードされるメトロノームプログラムが、ネットワークインターフェイス7を介して所定のURLからダウンロードされて記憶されている。
電子式メトロノーム装置は、情報端末のディスプレイとしてのタッチパネル装置10と、タッチパネル装置10におけるタッチ操作を検出するタッチ操作検出部11を備えている。タッチ操作検出部11では、上述したタップ、ドラッグ、ピンチイン/ピンチアウト、長押し等のタッチ操作の種類を検出するとともに、タッチパネル内でのタッチ操作の操作位置を検出する。タッチ操作の種類及び操作位置の検出は、タッチパネル上での指の移動を検知する既存の技術により行われる。
テンポ情報設定部12は、タッチパネル上において、テンポ設定に関するタッチ操作があった場合に、これを検出してテンポ設定を行う。
リズム情報設定部41は、タッチパネル上において、リズム設定に関するタッチ操作があった場合に、これを検出してリズム設定を行う。
ダイヤル31の内側には、ダイヤル中央を円運動の中心とし、テンポ設定位置マーク32を中央としてダイヤル円周上を往復運動する円形の振り子33が表示されている。振り子33は、メトロノーム発音処理中に、設定されたテンポ値に応じた周期で円運動する。
また、ダイヤル31の内側には、振り子33の周期運動の両端位置をカギ括弧で示す振り幅マーク34a,34bが表示されている。
また、ダイヤル31に表示される目盛りの数字は、テンポ値が大きくなるほど大きな刻み値で目盛の数字が自動的に表示される。例えば、図3の例では、テンポ値が小さい側で「8」、テンポ値が大きい側で「32」の刻み値となっているが、更にテンポ値が小さい数字の場合、「6」「4」「2」の刻み値で表示される。
タッチ操作検出部11で検出されたタッチ操作が、ダイヤル31上におけるタップである場合、メトロノーム再生スイッチ部13によりメトロノームの再生スタート(発音開始)又は再生ストップ(発音停止)が行われる。
タッチ操作が、ダイヤル31上における長押しである場合は、画面ロック又は画面ロック解除が行われる。画面ロックの状態では、タッチパネル内でのタッチ操作がロックされる(無効となる)。
編集モードでは、ダイヤル表示部30aにおけるダイヤル位置の移動、ダイヤル表示の拡大縮小等を行う。ダイヤル位置の移動を行う場合、ダイヤル31をドラッグしながらの移動により行う。また、ダイヤル表示の拡大縮小を行う場合、2本指のタッチ距離の変化(ピンチイン/ピンチアウト)によりダイヤル表示を拡大縮小させる。
また、拍子の発音タイミングで、拍子マーク35の外側部分が明るくなるフラッシュ表示35cが行われる。フラッシュ表示35cは、経過時間に対応した半径内の範囲が明るくなる。すなわち、フラッシュ表示35cの半径は、拍の発音タイミングからの時間経過に応じて徐々に小さくなり、次の拍の発音タイミングの直前で最も小さくなる。したがって、フラッシュ部分の面積がしだいに小さくなるため、次の拍のタイミングを分かり易くするという効果がある。
また、拍子マーク35についての上方向へのドラッグにより、消音の拍を弱拍に、弱拍の拍を強拍に変化させ、下方向へのドラッグにより、強拍の拍を弱拍に、弱拍の拍を消音に変化させる処理が行われる。
例えば、図3に表示される拍子を設定する場合、1拍目を2本指で、2拍〜4拍を1本指で周期的にタップすればよい。
タッチ操作検出部11で検出されたタッチ操作が、リズムサークル37内でのタッチ操作である場合、リズム情報設定部41によりメトロノームのリズムに関する設定が行われる。
上下ドラッグにより倍速、1/2倍速のテンポ切換を可能とすることで、原曲のテンポの1/2倍〜2倍にして楽器の練習(例えば、ドラムの練習)をしたい時、瞬時且つ容易にテンポの設定を切り換えることができる。
更には、テンポサークル36の円内を周期的にタップすることで、周期に応じたテンポ(タップテンポ)が設定可能になっている。また、テンポサークル36内を1本の指で周期的にタップすることでテンポを設定しながら、同時にビートインジケータ表示部30b内で1拍目だけを別の指でタップすることで、拍子とテンポを同時に設定してもよい。
リズムサークル37においてリズムの切り換えが行われた場合、切り換えたリズムに応じた裏拍を入れてメトロノーム発音処理が行われる。
速度標語サークル38において速度標語の切り換えが行われた場合、切り換えた速度標語に応じたテンポに更新され、テンポに関する表示(テンポサークル36、ダイヤル31の目盛)の更新処理が行われる。
また、このような移動処理又は拡大縮小処理を行った場合、全てのサークルが他のサークルと重なることなくサークル表示部30c内に収まるように、自動的に各サークルについてのレイアウト処理(自動レイアウト処理)が行われる。
レイアウト情報編集部21において上述したようなレイアウト編集が行われた場合、編集結果はレイアウト情報記憶部22に記憶され、この情報を基にテンポ画像生成部44において、ディスプレイ画面30のサークル表示部30cにおけるテンポサークル36の画像及び速度標語サークル38の画像が作成されて表示装置19を介してタッチパネルに表示される。
リズム画像生成部43では、リズム情報記憶部43に記憶されたリズム設定情報を基に、ディスプレイ画面30のサークル表示部30cにおけるリズムサークル37の画像が作成され、表示装置19を介してタッチパネルに表示される。
先ず、メトロノーム装置のタッチパネルにおけるタッチ操作を検出する(ステップ51)。
次に、メトロノーム装置のタッチパネルが画面ロック中の状態であるかどうかを検出する(ステップ52)。
画面ロック中の状態である場合、検出したタッチ操作がダイヤル31の長押し(ダイヤル長押し)であるかどうかを検出する(ステップ53)。
ダイヤル長押しである場合、画面ロックの解除を行ってタッチパネルでのダイヤル描画を行う(ステップ80)。ダイヤル長押しでない場合、そのままダイヤル描画を行う(ステップ80)。ダイヤル描画(ステップ80)に関する処理については後述する。
レイアウト編集モードでない場合、検出したタッチ操作がダイヤル31の長押し(ダイヤル長押し)であるかどうかを検出する(ステップ56)。
ダイヤル長押しである場合、画面ロックを行って(ステップ57)、タッチパネルでのダイヤル描画を行う(ステップ80)。
余白長押しである場合、編集モードを終了し(ステップ58)、ステップ51へ戻る。
余白長押しでない場合、タッチ操作がドラッグであるかどうかを判断する(ステップ59)。
タッチ操作がドラッグである場合、ダイヤル31をドラッグした方向へ移動するダイヤル移動の処理を行い(ステップ60)、各サークルの配置について自動レイアウト処理を行って(ステップ90)、ステップ51へ戻る。
タッチ操作がドラッグでない場合、タッチ操作がピンチイン/ピンチアウトであるかどうかを判断する(ステップ61)。
タッチ操作がピンチイン/ピンチアウトである場合、ダイヤル31を拡大又は縮小するダイヤル拡大縮小の処理を行い(ステップ62)、各サークルの配置について自動レイアウト処理を行って(ステップ90)、ステップ51へ戻る。
タッチ操作がピンチイン/ピンチアウトでない場合、ステップ51へ戻る。
余白長押しである場合、編集モード開始の処理を行い(ステップ64)、ステップ51へ戻る。
余白長押しでない場合、タッチ操作がテンポサークル(テンポコントロール)36上あるいは速度標語サークル38上でのドラッグであるかどうかを判断する(ステップ91)。
タッチ操作がテンポサークル(テンポコントロール)36上あるいは速度標語サークル38上でのドラッグである場合、メトロノームのテンポ情報を更新し(ステップ94)、タッチパネルでのサークル描画を行う(ステップ97)。
タッチ操作がテンポサークル36上での長押しである場合、テンキ―画面を表示し、テンキーからの入力操作により(ステップ93)、メトロノームのテンポ情報を更新し(ステップ94)、タッチパネルでのサークル描画を行う(ステップ97)。
タッチ操作がリズムサークル(リズムコントロール)37上でのドラッグである場合、メトロノームのリズム情報を更新し(ステップ96)、タッチパネルでのサークル描画を行う(ステップ97)。
タッチ操作がダイヤル31上でのタップである場合、メトロノームの発音処理中(再生中)であるかを判断する(ステップ69)。
再生中である場合、再生停止を行い(ステップ70)、再生中でなければ、再生開始を行う(ステップ71)。
タッチ操作がダイヤル31上でのタップでない場合、タッチパネルでのサークル描画を行う(ステップ80)。
再生中である場合、メトロノームのサウンド再生を行い(ステップ82)、テンポサークル36を強拍の拍子タイミングで振動させる強拍振動描画を行う(ステップ98)。
アプリケーションが終了であるかどうかを判断し(ステップ84)、アプリ終了でない場合は、ステップ51へ戻る。
また、タッチパネル(ディスプレイ画面30)に表示されたテンポサークル36上で指を上下にすべらせるタッチ操作(ドラッグ)により、テンポサークル36内に表示されるテンポ値を簡単な操作ですばやく倍速又は半分速に設定することができる。
Claims (2)
- タッチパネルを備えた情報端末にメトロノームの発音処理を実行させるプログラムであって、
前記タッチパネルにテンポ値を表示するテンポコントロールを表示する処理と、
前記テンポコントロール上で上下左右に指をすべらせることにより前記テンポ値を変更する処理と、
強弱が区別可能な拍子を設定する処理を備えて、前記メトロノームの発音処理中に前記拍子の強拍タイミングで前記テンポコントロールを振動させて表示する処理と
を前記情報端末に実行させることを特徴とするメトロノームプログラム。 - 前記テンポコントロール上で上方向にドラッグしてテンポ値を倍速に、下方向にドラッグしてテンポ値を半分速に設定する処理を前記情報端末に実行させる請求項1記載のメトロノームプログラム。
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