JP2007200408A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クランプ不正常状態のときにトレイを確実にオープン状態にすること。
【解決手段】 光ピックアップを及びターンテーブルを搭載したトラバースシャーシを上
下動させるためのカムスライダ7にカム溝8付きカム枠7aが一体形成され、該カム枠7
aの上面のサブラック10Bに対向する位置に所定高さの基台25が一体突設され、該基
台25の後面が前進a側に向かって斜め上向きに傾斜する傾斜面25aとされており、ト
ラバースシャーシが上限位置まで達しない位置で停止されることにより下向き状態のサブ
ラック10Bの前端を前記基台25の傾斜面25aに沿って該基台25の上面まで押し上
げることにより、サブラック10Bの前部側縁に一体突設した係合片10cをストッパ板
2aの上端を乗り越えさせるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスク装置(例えばDVDレコーダやDVDプレーヤなど)に関し、クラ
ンプ不正常状態のときにトレイを確実にオープン状態にする。
従来、ディスク装置の技術として特許文献1などに記載したものがあり、その一例を図
4以下の図面に基づいて説明すると、これはDVDレコーダであって、8cmまたは(1
2cm)のディスクDを載置するためのトレイ1を前後進a,b可能に支持するローダー
シャーシ2が設けられ、該ローダーシャーシ2内にトラバースシャーシ3とトラバースホ
ルダ4とが配置され、該トラバースシャーシ3の後部がゴムからなる左右一対の後側弾性
体5を介してローダーシャーシ2に上下動c,d可能に連結されると共に、そのトラバー
スシャーシ3の前部がゴムからなる左右一対の前側弾性体6を介してトラバースホルダ4
に連結され、該トラバースホルダ4に対向するカムスライダ7がローダーシャーシ2に前
後進a,b方向とは直交する左右方向e,fにスライド可能に配置され、内部にカム溝8
を形成した左右一対のカム枠7aが前記カムスライダ7のトラバースホルダ対向面に一体
突設され、前記各カム溝8が、上段溝部8a及び下段溝部8cとその上下両溝部8a,8
cをつなぐ傾斜溝部8bとからなり、その各カム溝8に嵌入する左右一対の円柱状カムピ
ン9がトラバースホルダ4の前面に突設されている。
前記トラバースシャーシ3の上面に左右一対のガイドレール11を介して光ピックアッ
プ12が配置され、図8に示すように、光ピックアップ12に一体連結したメインラック
10Aと、該メインラック10Aに一定範囲内前後進a,b可能に連結した状態でばね1
0aにより後進b側に付勢されたサブラック10Bとからなるダブルラック10が設けら
れ、該ダブルラック10に駆動ピニオン13aが係脱可能に噛合されると共に、その駆動
ピニオン13aを正逆回転g,hさせるフィードモータ13がトラバースシャーシ3に設
けられ、前記サブラック10Bの前端に突設した操作ピン10bに対向してカムスライダ
7の下面に左右一対のガイド片7bが一体突設され、該両ガイド片7b間に斜め前方に向
かって傾斜する操作溝7cが形成され、前記サブラック10Bの前部側縁に係合片10c
が一体突設されると共に、該係合片10cに対向してローダーシャーシ2にストッパ板2
aが一体形成されている。
図4及び図5に示すように、前記トラバースシャーシ3の前部にターンテーブル14付
きスピンドルモータ15が配置されており、ターンテーブル14の中央に突設したヨーク
付き突起部14aにディスクDの中央貫通孔Daを嵌合させることにより、そのディスク
Dをターンテーブル14上に載置する。
前記ターンテーブル14に対向してローダーシャーシ2の両側壁間に横桁17が架設さ
れ、該横桁17の中央部に形成した貫通孔17a内に永久磁石18付きクランパ19が一
定範囲内昇降可能に配置されており、その永久磁石18の磁力によりクランパ19とター
ンテーブル14とでディスクDをクランプする。
図5に示すように、前記トレイ1には、その中央部に光ピックアップ12及びターンテ
ーブル14を通過させるための通過孔1aが貫設されると共に、8cmディスクDを収納
するための小径状の円形凹部1bと12cmディスクD(図示せず)を収納するための大
径状の円形凹部1cとが同心状に凹設されている。
図4に示すように、前記フィードモータ13によりギヤ機構及びクラッチ機構(図示せ
ず)を介して正逆回転i,jされる従動ピニオン21がローダーシャーシ2の前部に配置
され、該従動ピニオン21に対向するスライド用ラック22がカムスライダ7の一端部に
一体形成されると共に、その従動ピニオン21に対向する前後進用ラック23(図6参照
)がトレイ1の下面に一体形成されている。なお、図7中、24はカムスライダ7の上面
に突設した左右一対の係合ピンであって、トレイ1の下面に形成した係合溝(図示せず)
に係合される。
上記した各構成部品はローダーシャーシ2内に組み込んだマイコンからなる制御部によ
り制御され、特に、フィードモータ13にかかる電圧がプログラムに予め書き込まれた上
限設定値に達したとき、その検知信号に基づいてフィードモータ13を逆転駆動させてア
ンローディング動作を行わせる。
動作原理を説明すると、図4〜図6はプレイモードを示しており、トラバースシャーシ
3を上限位置まで上昇させて水平姿勢とし、ターンテーブル14の突起部14aをディス
クDの中央貫通孔Daに嵌入させることにより、該ディスクDをクランパ19とターンテ
ーブル14とでクランプしており、スピンドルモータ15によりターンテーブル14を介
してディスクDを高速回転させ、フィードモータ13により駆動ピニオン13a及びダブ
ルラック10を介して光ピックアップ12を前後進a,bさせ、該光ピックアップ12に
よりディスクDに記録されている映像情報の再生や録画または消去をおこなう。
プレイモードでエジェクト釦を押すなどしてアンローディング信号が制御部に入力され
ると、スピンドルモータ15の駆動を停止し、フィードモータ13により駆動ピニオン1
3aを正転gさせることによりダブルラック10を介して光ピックアップ12を前進aさ
せ、図4及び図8に示すように、その光ピックアップ12が最前進a位置に達した後にサ
ブラック10Bをばね10aに抗してさらに前進aさせることにより、図9に示すように
、係合片10cがストッパ板2aの上端を乗り越え、操作ピン10bが操作溝7cの内側
面に押し付けられ、その押付力でカムスライダ7を矢印e方向にわずかにスライドさせ、
スライド用ラック22を従動ピニオン21に噛合させる。続いて、フィードモータ13に
よりギヤ機構及びクラッチ機構(図示せず)を介して従動ピニオン21を正転iさせ、
カムスライダ7を矢印e方向にスライドさせる。
これにより、図10及び図11に示すように、カムピン9がカム溝8の上段溝部8aか
ら傾斜溝部8bを通って下段溝部8cに移行され、トラバースホルダ4を介してトラバー
スシャーシ3を下限位置まで下動cさせ、ターンテーブル14上のディスクDをトレイ1
に受け渡す。
それと同時に、図12に示すように、係合片10cをストッパ板2aの前面に係合させ
てサブラック10Bを最前進a位置で待機させる。
その後、カムスライダ7が矢印e方向の最終端に達する直前に、スライド用ラック22
が従動ピニオン21から離脱され、それとほぼ同時に、該カムスライダ7の両係合ピン2
4がトレイ1の係合溝(図示せず)に係合されることにより、該トレイ1がわずかに前進
aされ、前後進用ラック23を従動ピニオン21に噛合させる。続いて、フィードモータ
13により従動ピニオン21を正転iさせ、トレイ1を前進aさせてオープン状態とし(
図10仮想線参照)、そのオープン状態のトレイ1からディスクDを取り外し、新たなデ
ィスクDをトレイ1上に載置する。
トレイ1のオープン状態でエジェクト釦を押すなどしてローディング信号が制御部に入
力されると、フィードモータ13により従動ピニオン21を逆転jさせ、トレイ1を後進
bさせる。該トレイ1が最後進b状態(図10実線参照)に達する直前に、そのトレイ1
の係合溝(図示せず)が両係合ピン24に係合されることにより、カムスライダ7をわず
かに矢印f方向にスライドさせてスライド用ラック22を従動ピニオン21に噛合させ、
それとほぼ同時に、該従動ピニオン21から前後進用ラック23を離脱させる。
続いて、従動ピニオン21を逆転jさせることにより、カムスライダ7を矢印f方向に
スライドさせる。これにより、図4〜図6に示すように、カムピン9がカム溝8の下段溝
部8cから傾斜溝部8bを通って上段溝部8aに移行され、トラバースホルダ4を介して
トラバースシャーシ3を上限位置まで上動dさせて水平姿勢とし、トレイ1上のディスク
Dをターンテーブル14により持ち上げ、該ディスクDをターンテーブル14とクランパ
19とでクランプし、プレイモードにする。
図10に仮想線で示すように、例えば8cmディスクDを小径状の円形凹部1bから外
れた状態でトレイ1上に誤って載置することがあり、その状態でローディング信号に基づ
いてトレイ1を後進bさせ、図13に示すように、ターンテーブル14の突起部14aが
ディスクDの中央貫通孔Daに嵌入されない場合には、該ディスクDのクランプが正常に
行われず、その状態でスピンドルモータ15を駆動すると、ディスクDを損傷させること
になる。
そこで、上記のようにディスクDのクランプが不正常のときには、ディスクDが突起部
14aと横桁17とで挟まれて、トラバースシャーシ3が上限位置まで達しない位置で停
止され、その一方で、フィードモータ13によりカムスライダ7を矢印f方向にスライド
させて、カムピン9が上段溝部8aまで移行されることにより、前側弾性体6が弾性変位
されてトラバースホルダ4が下向きに傾き、その弾性変形により発生した弾性力でカムピ
ン9がカム溝8の下縁に押し付けられ、その押し付けによる摩擦抵抗の増大でフィードモ
ータ13にかかるの電圧が上昇するので、その上昇した電圧が上限設定値に達したときに
、それを制御部で検知し、その検知信号に基づいてフィードモータ13を逆転駆動させて
、トラバースシャーシ3を下動cさせ、トレイ1を前進aさせて、オープン状態のトレイ
1上からディスクDを取り出し、そのディスクDが損傷されないようにする。
また、エジェクト釦(図示せず)を押すことにより、フィードモータ13を逆転駆動さ
せて、トラバースシャーシ3を下動cさせ、トレイ1を前進aさせて、オープン状態のト
レイ1上からディスクDを取り出することもできる。
特開2004−288333号公報
上記従来の構成では、図13に示すように、クランプ不正常状態により上動dさせたト
ラバースシャーシ3が上限位置まで達しない位置で停止されることにより、図14(a)
に示すように、サブラック10Bが正常位置(仮想線参照)から若干下がった下向き状態
となったときに、係合片10cがストッパ板2aの後面に対向することになり、このまま
の状態で、アンローディング信号に基づいてサブラック10Bを前進aさせると、図14
(b)に示すように、係合片10cがストッパ板2aの後面に当たって、サブラック10
Bの前進aが阻止され、次の動作に移れなくなることがある。
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、クランプ不正常状態のときにトレイを確実にオープ
ン状態にすることができるようにしたディスク装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ディスク載置用トレイを前後進可
能に支持するローダーシャーシが設けられ、前後進可能な光ピックアップとターンテーブ
ルとを搭載したトラバースシャーシの後部が後側弾性体を介して前記ローダーシャーシに
上下動可能に連結されると共に、該トラバースシャーシの前部が前側弾性体を介してトラ
バースホルダに連結され、該トラバースホルダに対向するカムスライダが前記ローダーシ
ャーシに前後進方向とは直交する左右方向にスライド可能に配置され、内部にカム溝を形
成したカム枠が前記カムスライダのトラバースホルダ対向面に一体突設され、前記カム溝
に嵌入させたカムピンが前記トラバースホルダの前面に突設され、前記光ピックアップに
一体連結したメインラックと、該メインラックに一定範囲内前後進可能に連結した状態で
ばねにより後進側に付勢されたサブラックとからなるダブルラックが設けられ、該ダブル
ラックに駆動ピニオンが係脱可能に噛合され、前記サブラックの前端に突設した操作ピン
に対向して前記カムスライダに操作溝が形成され、前記サブラックの前部側縁に係合片が
一体突設されると共に、該係合片に対向してローダーシャーシにストッパ板が一体形成さ
れており、トラバースシャーシを上限位置まで上動させたプレイモードでアンローディン
グ信号に基づいて駆動ピニオンを正転させることによりダブルラックを介して光ピックア
ップを前進させ、その光ピックアップが最前進位置に達した後にサブラックをばねに抗し
てさらに前進させることにより、前記係合片がストッパ板の上端を乗り越え、操作ピンが
操作溝の内側面に押し付けられ、その押付力でカムスライダを左右一方向にスライドさせ
ることによりトラバースシャーシを下動させ、前記係合片をストッパ板の前面に係合させ
てサブラックを最前進位置で待機させるようにしたディスク装置において、前記カム枠の
上面のサブラックに対向する位置に所定高さの基台が一体突設され、該基台の後面が前進
側に向かって斜め上向きに傾斜する傾斜面とされており、前記トラバースシャーシが上限
位置まで達しない位置で停止されることにより下向き状態のサブラックの前端を前記基台
の傾斜面に沿って該基台の上面まで押し上げることにより、前記係合片をストッパ板の上
端を乗り越えさせるようにしたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、ディスク載置用トレイを前後進可能に支持するローダーシャ
ーシが設けられ、前後進可能な光ピックアップとターンテーブルとを搭載したトラバース
シャーシの後部が後側弾性体を介して前記ローダーシャーシに上下動可能に連結されると
共に、該トラバースシャーシの前部が前側弾性体を介してトラバースホルダに連結され、
該トラバースホルダに対向するカムスライダが前記ローダーシャーシに前後進方向とは直
交する左右方向にスライド可能に配置され、内部にカム溝を形成したカム枠が前記カムス
ライダのトラバースホルダ対向面に一体突設され、前記カム溝に嵌入させたカムピンが前
記トラバースホルダの前面に突設され、前記光ピックアップに一体連結したメインラック
と、該メインラックに一定範囲内前後進可能に連結した状態でばねにより後進側に付勢さ
れたサブラックとからなるダブルラックが設けられ、該ダブルラックに駆動ピニオンが係
脱可能に噛合され、前記サブラックの前端に突設した操作ピンに対向して前記カムスライ
ダに操作溝が形成され、前記サブラックの前部側縁に係合片が一体突設されると共に、該
係合片に対向してローダーシャーシにストッパ板が一体形成されており、トラバースシャ
ーシを上限位置まで上動させたプレイモードでアンローディング信号に基づいて駆動ピニ
オンを正転させることによりダブルラックを介して光ピックアップを前進させ、その光ピ
ックアップが最前進位置に達した後にサブラックをばねに抗してさらに前進させることに
より、前記係合片がストッパ板の上端を乗り越え、操作ピンが操作溝の内側面に押し付け
られ、その押付力でカムスライダを左右一方向にスライドさせることによりトラバースシ
ャーシを下動させ、前記係合片をストッパ板の前面に係合させてサブラックを最前進位置
で待機させるようにしたディスク装置において、トラバースシャーシが上限位置まで達し
ない位置で停止されることにより下向き状態のサブラックの前端を押し上げて係合片をス
トッパ板の上端を乗り越えさせる押上手段が設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記押上手段が前記カム枠
の上面のサブラックに対向する位置に一体突設された所定高さの基台からなり、該基台の
後面が前進側に向かって斜め上向きに傾斜する傾斜面とされており、その傾斜面に沿って
基台の上面までサブラックの前端を押し上げるようにしたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記押上手段が前記ストッ
パ板の上端から後進側に向かって延設された所定高さの基台からなり、該基台の後面が前
進側に向かって斜め上向きに傾斜する傾斜面とされており、その傾斜面に沿って基台の上
面まで係合片を押し上げるようにしたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明は実施の一形態(図1及び図2参照)に対応するものであって、
これによれば、クランプ不正常状態により上動させたトラバースシャーシが上限位置まで
達しない位置で停止されることにより、サブラックが正常位置から若干下がった下向き状
態となって、係合片がストッパ板の後面に対向するときでも、アンローディング信号に基
づいて前進するサブラックの前端が基台の傾斜面に沿ってその基台の上面まで押し上げら
れるから、前記係合片をストッパ板の上端を乗り越えさせることができ、サブラックの前
進が従来のように阻止されることが無く、次の動作にスムーズに移行して、トレイを確実
にオープン状態とし、クランプ不正常状態を解消することができる。
また、係合片の乗り越え動作から次のカムスライダのスライド動作に伴って基台もサブ
ラックから離間するので、該サブラックの下動を基台により阻害されることがなく、その
サブラックの下動を円滑に行って係合片をストッパ板の前面に係合させ、サブラックを最
前進位置で確実に待機させることができる。更に、所定高さの基台をカム枠の上面に一体
突設するだけであるから、構造簡単で部品点数が増加せず、経済的である。
請求項2に記載の発明は基本形態に対応するものであって、これによれば、クランプ不
正常状態により上動させたトラバースシャーシが上限位置まで達しない位置で停止される
ことにより、サブラックが正常位置から若干下がった下向き状態となって、係合片がスト
ッパ板の後面に対向するときでも、アンローディング信号に基づいて前進するサブラック
の前端が押上手段により押し上げられるから、前記係合片をストッパ板の上端を乗り越え
させることができ、サブラックの前進が従来のように阻止されることが無く、次の動作に
スムーズに移行して、トレイを確実にオープン状態とし、クランプ不正常状態を解消する
ことができる。
請求項3に記載の発明によれば、押上手段がカム枠の上面のサブラックに対向する位置
に一体突設された基台からなっており、該基台の傾斜面に沿ってその基台の上面までサブ
ラックの前端が押し上げられるから、係合片をストッパ板の上端を乗り越えさせて、次の
動作にスムーズに移行させることができる。また、その乗り越え動作から次のカムスライ
ダのスライド動作に伴って基台もサブラックから離間するので、該サブラックの下動を基
台により阻害されることがなく、そのサブラックの下動を円滑に行って係合片をストッパ
板の前面に係合させ、サブラックを最前進位置で確実に待機させることができる。更に、
所定高さの基台をカム枠の上面に一体突設するだけであるから、構造簡単で部品点数が増
加せず、経済的である。
請求項4に記載の発明によれば、押上手段がストッパ板の上端から後進側に向かって延
設された基台からなっており、該基台の傾斜面に沿ってその基台の上面まで係合片が押し
上げられるから、該係合片をストッパ板の上端を乗り越えさせて、次の動作にスムーズに
移行させることができる。また、その基台がサブラックから側方に離れているので、該サ
ブラックの下動を基台により阻害されることがなく、そのサブラックの下動を円滑に行っ
て係合片をストッパ板の前面に係合させ、サブラックを最前進位置で確実に待機させるこ
とができる。更に、所定高さの基台をストッパ板の上端から後進側に向かって延設するだ
けであるから、構造簡単で部品点数が増加せず、経済的である。
図1及び図2は本発明の実施の一形態であるDVDレコーダ(ディスク装置)の要部を
示すものであって、カム枠7aの上面のサブラック10Bに対向する位置に所定高さt(
1〜2mm程度)の基台(押上手段)25が一体突設され、該基台25の後面が前進a側
に向かって斜め上向きに傾斜する傾斜面25aとされている。上記以外の構成及びローデ
ィング及びアンローディングの動作は図4〜図14に示す構成とほぼ同じであるかから、
同一部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
上記構成において、クランプ不正常状態の動作を説明すると、図13に示すように、ト
ラバースシャーシ3が上限位置まで達しない位置で停止されることにより、サブラック1
0Bが正常位置〔図2(a)の2点鎖線参照〕から若干下がった下向き状態となったとき
に、アンローディング信号に基づいてサブラック10Bを前進aさせると、図2(a)に
実線で示すように、サブラック10Bの前端が基台25上に乗り上げて元の位置〔図2(
a)の1点鎖線参照〕から押し上げられ、係合片10cも押し上げられる。続いて、サブ
ラック10Bの前進aにより、該サブラック10Bの前端が基台25を乗り越えると、図
2(b)に示すように、係合片10cがストッパ板2aの上端を乗り越え、次の動作(図
12参照)に移行する。
上記構成によれば、クランプ不正常状態により上動dさせたトラバースシャーシ3が上
限位置まで達しない位置で停止されることにより、サブラック10Bが正常位置から若干
下がった下向き状態となって、係合片10cがストッパ板2aの後面に対向するときでも
(図14参照)、アンローディング信号に基づいて前進aするサブラック10Bの前端が
基台25の傾斜面25aに沿ってその基台25の上面まで押し上げられるから、前記係合
片10cをストッパ板2aの上端を乗り越えさせることができ、サブラック10Bの前進
aが従来のように阻止されることが無く、次の動作(図12参照)にスムーズに移行して
、トレイ1を確実にオープン状態とし、クランプ不正常状態を解消することができる。
また、係合片10cの乗り越え動作から次のカムスライダ7の矢印e方向へのスライド
動作に伴って基台25もサブラック10Bから離間するので、該サブラック10Bの下動
cを基台25により阻害されることがなく、そのサブラック10Bの下動cを円滑に行っ
て係合片10cをストッパ板2aの前面に係合させ、サブラック10Bを最前進a位置で
確実に待機させることができる。更に、所定高さtの基台25をカム枠7aの上面に一体
突設するだけであるから、構造簡単で部品点数が増加せず、経済的である。
図3は本発明の実施の他の形態であるDVDレコーダ(ディスク装置)の要部を示すも
のであって、ストッパ板2aの上端に、後進b側に向かって所定高さt(1〜2mm程度
)の基台(押上手段)25が一体延設され、該基台25の後面が前進a側に向かって斜め
上向きに傾斜する傾斜面25aとされている。上記以外の構成及びローディング及びアン
ローディングの動作は図1及び図2に示す構成とほぼ同じであるかから、同一部分に同一
符号を付して、その説明を省略する。
上記構成によれば、基台25の傾斜面25aに沿ってその基台25の上面まで係合片1
0cが押し上げられるから、該係合片10cをストッパ板2aの上端を乗り越えさせて、
次の動作(図12参照)にスムーズに移行させることができる。また、その基台25がサ
ブラック10Bから側方に離れているので、該サブラック10Bの下動cを基台25によ
り阻害されることがなく、そのサブラック10Bの下動cを円滑に行って係合片10cを
ストッパ板2aの前面に係合させ(図12参照)、サブラック10Bを最前進a位置で確
実に待機させることができる。更に、所定高さtの基台25をストッパ板2aの上端から
後進b側に向かって延設するだけであるから、構造簡単で部品点数が増加せず、経済的で
ある。
本発明の実施の一形態であるDVDレコーダ(ディスク装置)のカムスライダ付近の斜視図である。 (a)は同サブラック前端押上状態の一部切欠き側面図、(b)は同係合片乗り越え状態の一部切欠き側面図である。 (a)は同本発明の実施の他の形態であるDVDレコーダ(ディスク装置)のカムスライダ付近の斜視図、(b)は同要部の係合片乗り上げ状態の拡大縦断面図である。 従来例におけるディスククランプ状態を示す平面図である。 同状態の縦断面図である。 同状態の横断面図である。 同カムスライダ付近の斜視図である。 (a)は同サブラック前端押上直前状態の一部切欠き平面図、(b)は同状態の一部切欠き側面図、(c)は同状態の一部切欠き正面図である。 (a)は同サブラック前端押上状態の一部切欠き平面図、(b)は同状態の一部切欠き側面図、(c)は同状態の一部切欠き正面図である。 同ディスクアンクランプ状態の縦断面図である。 同状態の横断面図である。 (a)は同サブラック最前進待機状態の一部切欠き平面図、(b)は同状態の一部切欠き側面図、(c)は同状態の一部切欠き正面図である。 同クランプ不正常状態における縦断面図である。 (a)は同クランプ不正常状態におけるサブラック前進途中の一部切欠き側面図、(b)は同サブラック前進阻止の一部切欠き側面図である。
符号の説明
1 トレイ
2 ローダーシャーシ
2a ストッパ板
3 トラバースシャーシ
4 トラバースホルダ
5 後側弾性体
6 前側弾性体
7 カムスライダ
7a カム枠
7c 操作溝
8 カム溝
9 カムピン
10 ダブルラック
10A メインラック
10B サブラック
10a ばね
10b 操作ピン
10c 係合片
12 光ピックアップ
13 フィードモータ
14 ターンテーブル
25 基台(押上手段)
25a 基台の傾斜面
D ディスク
a,b 前後進
c,d 上下動
e,f 左右方向
g,h 正逆回転
t 基台の高さ

Claims (4)

  1. ディスク載置用トレイを前後進可能に支持するローダーシャーシが設けられ、前後進可
    能な光ピックアップとターンテーブルとを搭載したトラバースシャーシの後部が後側弾性
    体を介して前記ローダーシャーシに上下動可能に連結されると共に、該トラバースシャー
    シの前部が前側弾性体を介してトラバースホルダに連結され、該トラバースホルダに対向
    するカムスライダが前記ローダーシャーシに前後進方向とは直交する左右方向にスライド
    可能に配置され、内部にカム溝を形成したカム枠が前記カムスライダのトラバースホルダ
    対向面に一体突設され、前記カム溝に嵌入させたカムピンが前記トラバースホルダの前面
    に突設され、前記光ピックアップに一体連結したメインラックと、該メインラックに一定
    範囲内前後進可能に連結した状態でばねにより後進側に付勢されたサブラックとからなる
    ダブルラックが設けられ、該ダブルラックに駆動ピニオンが係脱可能に噛合され、前記サ
    ブラックの前端に突設した操作ピンに対向して前記カムスライダに操作溝が形成され、前
    記サブラックの前部側縁に係合片が一体突設されると共に、該係合片に対向してローダー
    シャーシにストッパ板が一体形成されており、トラバースシャーシを上限位置まで上動さ
    せたプレイモードでアンローディング信号に基づいて駆動ピニオンを正転させることによ
    りダブルラックを介して光ピックアップを前進させ、その光ピックアップが最前進位置に
    達した後にサブラックをばねに抗してさらに前進させることにより、前記係合片がストッ
    パ板の上端を乗り越え、操作ピンが操作溝の内側面に押し付けられ、その押付力でカムス
    ライダを左右一方向にスライドさせることによりトラバースシャーシを下動させ、前記係
    合片をストッパ板の前面に係合させてサブラックを最前進位置で待機させるようにしたデ
    ィスク装置において、前記カム枠の上面のサブラックに対向する位置に所定高さの基台が
    一体突設され、該基台の後面が前進側に向かって斜め上向きに傾斜する傾斜面とされてお
    り、前記トラバースシャーシが上限位置まで達しない位置で停止されることにより下向き
    状態のサブラックの前端を前記基台の傾斜面に沿って該基台の上面まで押し上げることに
    より、前記係合片をストッパ板の上端を乗り越えさせるようにしたことを特徴とするディ
    スク装置。
  2. ディスク載置用トレイを前後進可能に支持するローダーシャーシが設けられ、前後進可
    能な光ピックアップとターンテーブルとを搭載したトラバースシャーシの後部が後側弾性
    体を介して前記ローダーシャーシに上下動可能に連結されると共に、該トラバースシャー
    シの前部が前側弾性体を介してトラバースホルダに連結され、該トラバースホルダに対向
    するカムスライダが前記ローダーシャーシに前後進方向とは直交する左右方向にスライド
    可能に配置され、内部にカム溝を形成したカム枠が前記カムスライダのトラバースホルダ
    対向面に一体突設され、前記カム溝に嵌入させたカムピンが前記トラバースホルダの前面
    に突設され、前記光ピックアップに一体連結したメインラックと、該メインラックに一定
    範囲内前後進可能に連結した状態でばねにより後進側に付勢されたサブラックとからなる
    ダブルラックが設けられ、該ダブルラックに駆動ピニオンが係脱可能に噛合され、前記サ
    ブラックの前端に突設した操作ピンに対向して前記カムスライダに操作溝が形成され、前
    記サブラックの前部側縁に係合片が一体突設されると共に、該係合片に対向してローダー
    シャーシにストッパ板が一体形成されており、トラバースシャーシを上限位置まで上動さ
    せたプレイモードでアンローディング信号に基づいて駆動ピニオンを正転させることによ
    りダブルラックを介して光ピックアップを前進させ、その光ピックアップが最前進位置に
    達した後にサブラックをばねに抗してさらに前進させることにより、前記係合片がストッ
    パ板の上端を乗り越え、操作ピンが操作溝の内側面に押し付けられ、その押付力でカムス
    ライダを左右一方向にスライドさせることによりトラバースシャーシを下動させ、前記係
    合片をストッパ板の前面に係合させてサブラックを最前進位置で待機させるようにしたデ
    ィスク装置において、トラバースシャーシが上限位置まで達しない位置で停止されること
    により下向き状態のサブラックの前端を押し上げて係合片をストッパ板の上端を乗り越え
    させる押上手段が設けられていることを特徴とするディスク装置。
  3. 前記押上手段が前記カム枠の上面のサブラックに対向する位置に一体突設された所定高
    さの基台からなり、該基台の後面が前進側に向かって斜め上向きに傾斜する傾斜面とされ
    ており、その傾斜面に沿って基台の上面までサブラックの前端を押し上げるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のディスク装置。
  4. 前記押上手段が前記ストッパ板の上端から後進側に向かって延設された所定高さの基台
    からなり、該基台の後面が前進側に向かって斜め上向きに傾斜する傾斜面とされており、
    その傾斜面に沿って基台の上面まで係合片を押し上げるようにしたことを特徴とする請求
    項2に記載のディスク装置。
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