JP2007200031A - 組立ラインの品質管理方法およびその品質管理システム - Google Patents

組立ラインの品質管理方法およびその品質管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】組立ラインの作業編成の変更に柔軟に対応でき、常に安定確実に作業およびワークの品質判定が可能な組立ラインの品質管理方法の提供を課題とする。
【解決手段】ワークWに関する情報、ワークWに作業を行うよう指示された組立ステーション10〜40に関する情報、組立ステーション10〜40でワークWに行うよう指示された作業に関する情報および作業の品質目標に関する情報を記憶手段1に書き込み、該記憶手段1を着脱自在に装着したワークWを該ワークWに作業を行うよう指示された組立ステーション10〜40に搬入し、該組立ステーション10〜40で作業情報を表示し、該作業情報に基いて作業者Xが行った作業の品質結果情報を記憶手段1に書き込み、ワークWが組立ラインLから排出されるまでに記憶手段1に書き込まれた品質目標情報と品質結果情報とを比較して良否を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、組立ラインの品質管理方法およびその品質管理システムに関し、ファクトリーオートメーションの技術分野に属する。
一般に、自動車の組立ラインでは、複数の組立ステーションが並んで設けられ、パレットに載置されたワークが組立ステーションを通過する間に、各組立ステーションで作業者が例えば部品の組付け等の所定の作業をワークに対して行うようになっている。その場合に、各組立ステーションで行われる作業には、それぞれ達成すべき目標値が予め定められている。例えば、作業が部品をボルトでワークに締め付ける作業であるときは、部品の締付部位やボルトの種類等に応じて、達成すべき締付トルクの目標値が予め指示されている。したがって、作業者は、各作業で用いるツールの駆動パラメータを前記目標値が達成されるように設定しておくのであるが、例えば組立ラインの生産品目の変更時等に、作業者がツールの駆動パラメータの設定変更を間違ったり忘れたりすると、指示通りに作業が行われず、その結果、作業ないしワークの品質不良が発生することとなる。
これに対処する技術として、特許文献1には、当該組立ライン全体を統括するホストコンピュータを始め、組立ラインに具備されたツールのコントローラや、組立ステーション毎に設けられた作業端末、あるいは作業制御情報や作業条件データ等の記憶のためのファイルを保有するファイルサーバ等を、ネットワークで双方向に情報通信可能に接続し、作業端末がツールのコントローラから作業の結果データを受信すると、該作業端末はその作業結果データをファイルサーバのファイルに記憶されている作業条件データと比較して、前記ツールで指示通りの作業が正常に行われたか否かを判定するように構成された品質管理システムが開示されている。
これによれば、ワークがまだ組立ライン上にあるうちに、作業の品質不良が発見できるので、作業の品質不良を含んだワークが組立ラインから排出されることが回避され、信頼性の高い品質管理が提供できる。また、ネットワークを通じて、どの作業端末もいつでもファイルサーバにアクセスして作業の品質確認ができるので、組立ラインの生産品目の変更、ないしそれに伴う作業編成の変更に柔軟に対応できる。
特開平6−295301号公報(図1〜図3)
しかし、前記技術では、作業端末は、作業の品質確認をしようとすると、その都度ファイルサーバにアクセスして作業条件データを取得しなければならないから、例えばネットワークがビジーであったり、作業端末にアクセス権がなかったり、あるいはネットワーク自体がダウンしたようなときには、作業の品質判定ができなくなり、組立ラインの遅延や停止が発生してしまう。
本発明は、組立ラインの品質管理技術における前記問題に対処するもので、組立ラインの作業編成の変更に柔軟に対応でき、かつ、常に安定・確実に作業ないしワークの品質判定が可能な組立ラインの品質管理方法およびその品質管理システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明は、複数の組立ステーションで作業者がワークに作業を行う組立ラインの品質管理方法であって、ワークに関するワーク情報と、該ワークに作業を行うよう指示された組立ステーションに関するステーション情報と、該組立ステーションでワークに行うよう指示された作業に関する作業情報と、該作業の品質目標に関する品質目標情報とを、データの読み書きが可能な記憶手段に書き込む情報書込ステップ、前記記憶手段を着脱自在に装着したワークを、該記憶手段に書き込まれた前記ステーション情報に基いて、該ワークに作業を行うよう指示された組立ステーションに搬入する搬入ステップ、前記組立ステーションで、前記記憶手段に書き込まれた前記作業情報を表示する表示ステップ、前記作業情報に基いて作業者がワークに行った作業の品質結果情報を前記記憶手段に書き込む品質結果情報書込ステップ、および、ワークが当該組立ラインから排出されるまでに、前記記憶手段に書き込まれた前記品質目標情報と前記品質結果情報とを比較して良否を判定する判定ステップを有することを特徴とする。
ここで、前記記憶手段としては、例えばRFID(Radio Frequency Identification)等のIDタグと称されるものが挙げられる。
次に、本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の組立ラインの品質管理方法において、前記判定ステップを最終の組立ステーションで行うことを特徴とする。
次に、本願の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の組立ラインの品質管理方法において、前記記憶手段はワークに組み付ける部品を収容する容器に装着されており、前記ワークは前記容器と共にパレットに載置された状態で当該組立ラインを移動し、前記情報書込ステップでは前記部品に関する部品情報も前記記憶手段に書き込まれ、かつ、前記情報書込ステップの次に、前記記憶手段に書き込まれた前記部品情報に基いて部品を前記容器に収容する部品収容ステップ、および、前記部品が収容された前記容器を当該組立ラインの上流部でパレットに着脱自在に装着する装着ステップがさらに設けられていることを特徴とする。
そして、本願の請求項4に記載の発明は、複数の組立ステーションで作業者がワークに作業を行う組立ラインの品質管理システムであって、ワークに関するワーク情報と、該ワークに作業を行うよう指示された組立ステーションに関するステーション情報と、該組立ステーションでワークに行うよう指示された作業に関する作業情報と、該作業の品質目標に関する品質目標情報とを、データの読み書きが可能な記憶手段に書き込む情報書込手段、前記情報書込手段で前記情報が書き込まれた前記記憶手段を着脱自在に装着したワークを、該記憶手段に書き込まれた前記ステーション情報に基いて、該ワークに作業を行うよう指示された組立ステーションに搬入する搬入手段、前記搬入手段でワークが搬入された前記組立ステーションで、前記記憶手段に書き込まれた前記作業情報を表示する表示手段、前記表示手段で表示された前記作業情報に基いて作業者がワークに行った作業の品質結果情報を前記記憶手段に書き込む品質結果情報書込手段、および、ワークが当該組立ラインから排出されるまでに、前記情報書込手段で前記記憶手段に書き込まれた前記品質目標情報と前記品質結果情報書込手段で前記記憶手段に書き込まれた前記品質結果情報とを比較して良否を判定する判定手段を有することを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、複数の組立ステーションで作業者がワークに作業を行う組立ラインの品質管理方法において、前記ワークは、データの読み書きが可能なIDタグ等の記憶手段を着脱自在に装着しており、その記憶手段には、ワーク情報とステーション情報と作業情報と品質目標情報とが書き込まれている。そして、まず、前記ステーション情報に基いて、ワークが作業が行われる組立ステーションに搬入され、該ステーションで、前記作業情報が表示され、次に、その作業情報に基いて作業者がワークに行った作業の品質結果情報が前記記憶手段に書き込まれる。そして、ワークが当該組立ラインから排出されるまでに、前記記憶手段に書き込まれている品質目標情報と品質結果情報とが比較されて良否が判定される。このように、ワークがまだ組立ライン上にあるうちに、作業の品質不良を発見できるので、作業の品質不良を含んだワークが組立ラインから排出されることが回避され、信頼性の高い品質管理が提供できる。また、ワークが組立ラインから排出されるまでのどの段階でも作業の品質確認をしようと思えばできるので、組立ラインの生産品目の変更、ないしそれに伴う作業編成の変更に柔軟に対応できる。
そして、その上で、作業の品質確認に必要な品質目標情報および品質結果情報のどちらもワークに装着された記憶手段に書き込まれているので、作業の品質確認時に、前記情報を取得しようとして、例えばネットワーク上のファイルサーバ等にアクセス等する必要がなく、常に安定・確実に作業ないしワークの品質判定が可能となる。
次に、請求項2に記載の発明によれば、前記品質目標情報と品質結果情報との比較および良否判定が、最終の組立ステーションで行われるから、当該組立ライン上で行うよう指示された作業が全て済んでから最後にまとめて品質確認を一括して行うことができ、時間の節約が図られ、生産効率が向上する。
次に、請求項3に記載の発明によれば、ワークはパレットに載置された状態で組立ラインを移動し、そのときパレットにはワークに組み付ける部品を収容する部品容器も載置されている。そして、前記部品容器にはIDタグ等の記憶手段が装着されている。このようなもと、前記情報書込ステップでは前記部品に関する部品情報も記憶手段に書き込まれ、かつ、前記情報書込ステップの次に、前記部品情報に基いて部品が前記部品容器に収容されるから、前記記憶手段を利用して、ワークに組み付けるよう指示された部品の収容作業が簡単な構成で効率よく行える。さらに、前記部品が収容された部品容器が組立ラインの上流部でパレットに着脱自在に装着されるから、この1つの動作で、記憶手段を着脱自在にワークに装着する作業と、ワークに組み付けるよう指示された部品をワークの近傍にセットし随伴させる作業とが、同時に効率よく行える。
そして、請求項4に記載の発明によれば、請求項1の情報書込ステップを実行する情報書込手段、同じく搬入ステップを実行する搬入手段、同じく表示ステップを実行する表示手段、同じく品質結果情報書込ステップを実行する品質結果情報書込手段、および、同じく判定ステップを実行する判定手段が協働することにより、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる。以下、発明の最良の実施形態を通して本発明をさらに詳しく説明する。
図1に、この実施の形態に係る組立ラインLを示す。この組立ラインLは、例えば自動車のデフ装置の組立ラインであり、4つの組立ステーション10,20,30,40が並設され、適当数の作業者X…Xが配置されている。各ステーション10〜40には、IDリード・ライト(特許請求の範囲の「品質結果情報書込手段」に相当)11,21,31,41およびタッチパネル付きのディスプレイ12,22,32,42(特許請求の範囲の「表示手段」に相当)が具備されている。最上流の第1ステーション10の上流および最下流の第4ステーション(特許請求の範囲の「最終の組立ステーション」に相当)40の下流とに、リフタ4,5が備えられ、上流リフタ4でパレット3に載置されたワークWがこの組立ラインLに供給される。ワークWは図示しない搬送コンベアでパレット3ごと下流に搬送されて(矢印i)、組立ステーション10〜40を通過し、各組立ステーション10〜40で所定の部品が組み付けられた後、パレット3から降ろされて、図外の次ラインへ移送される(矢印ii)。ワークWが降ろされたパレット3は、下流リフタ5でこの組立ラインLから排出され、次のワークWが載置されて上流リフタ4に循環される。
パレット3が上流リフタ4でこの組立ラインLに供給されたとき、組立ステーション10〜40でワークWに組み付けられる部品を収容した容器2がパレット3に着脱自在にセットされる(矢印iii)。部品容器2にはデータの読み書きが可能な記憶手段としてIDタグ(例えばRFID)1が着脱自在に装着されている。部品容器2はパレット3が下流リフタ5でこの組立ラインLから排出される前にパレット3から降ろされ、IDタグ1を装着したまま組立ラインLの外を移送されて(矢印iv)、生産指示装置(特許請求の範囲の「情報書込手段」に相当)60によりIDタグ1に次の生産指示情報(その内容は図2を参照して後述する)がIDリード・ライト61を介して書き込まれる(特許請求の範囲の「情報書込ステップ」に相当)。
生産指示装置60によりIDタグ1に生産指示情報が書き込まれた部品容器2は、部品収集エリア(あるいはピッキングエリア)70に移送される(矢印v)。部品収集エリア70には、多数種類の部品の在庫棚72…72が設置されている。そして、まず、IDタグ1に書き込まれた生産指示情報が部品収集エリア70のIDリード・ライト71で読み込まれると、該当する部品の在庫棚72の図示しない指示器が点灯して場所を知らせ、かつ個数を表示する。作業者Xは指示器が点灯している在庫棚72から表示された個数づつ部品を取り出し、部品容器2に収容する(特許請求の範囲の「部品収容ステップ」に相当)。部品を収容した部品容器2は導入コンベア6に載せられて(矢印vi)、該当するワークWを載置したパレット3が上流リフタ4で組立ラインLに供給されたときに、前述したように、そのパレット3に着脱自在にセットされる(矢印iii:特許請求の範囲の「装着ステップ」に相当)。
この組立ラインLの制御盤(特許請求の範囲の「判定手段」に相当)50は、各組立ステーション10〜40のリード・ライト11〜41およびディスプレイ12〜42を始め、各組立ステーション10〜40での部品の組付けに使用されるツール8…8のコントローラ7…7、図示しなかった搬送コンベアの駆動装置(特許請求の範囲の「搬入手段」に相当)9、および前記部品収集エリア70の動作を統括制御するピッキングコントローラ73等とネットワークNを介して双方向に情報通信可能に接続されている。
ここで、前記ツール8…8としては、例えば電動レンチや電動ナットランナ等の電動式の締付工具が挙げられ、その締付トルクは、作業者Xがコントローラ7…7を操作して任意の値に手動で設定することができる。また、この組立ラインLには、前記電動式工具が使えない場合等に備えて、例えばリミットスイッチ付きのトルクレンチ等の手動式の締付工具も用意されている。
また、制御盤50及び生産指示装置60は、同じくネットワークNを介して、図外の上位装置(例えばホストコンピュータや、生産計画が登録されているファイルサーバ、あるいは作業原単位が登録されているデータベースサーバ等)と双方向に情報通信可能に接続されている。そして、これらの上位装置から生産指示情報が編集されて前記生産指示装置60に送信されると共に、同じ生産指示情報が制御盤50にも送信される。これにより、制御盤50および生産指示装置60は、この組立ラインLの稼働中、互いのバックアップのため、同じ生産指示情報を保有しているのである。
図2に、前記生産指示装置60によりIDタグ1に書き込まれる生産指示情報の具体例を示す。まず、作業対象であるワークWの種類に関する情報(ワーク情報)がある。図例は、対比のため、フロントデフ501番とフロントデフ503番の2種類のワークを示した。次に、ワークWに組み付ける部品に関する情報(部品情報)がある。部品情報は、前述した部品収集エリア70での部品収集動作に必要な部品種類毎の棚番号および個数を含んでいる。図例からは、フロントデフ501番には、部品A、部品Bおよび部品Dの3部品が1つづつ組み付けられ、フロントデフ503番には、部品A、部品Cおよび部品Dの3部品が1つづつ組み付けられることが分かる。
次に、ワークWに対して作業を行うよう指示された組立ステーション10〜40に関する情報(ステーション情報)がある。ステーション情報は、工程番号およびステーション番号を含んでいる。図例からは、フロントデフ501番は、第1工程が第1ステーション10、第2工程が第2ステーション20、…であり、フロントデフ503番は、第1工程が第1ステーション10、第2工程が第3ステーション30(すなわち第2ステーション20では作業が無い)、…であることが分かる。
次に、組立ステーション10〜40でワークWに対して行うよう指示された作業に関する情報(作業情報)がある。作業情報は、作業名称(部品A組付、部品B組付等)、作業番号(作業の順序)および作業内容(締付部位、ツール番号、ボルト番号等)を含んでいる。図例からは、例えば、フロントデフ501番には、第1工程である第1ステーション10で部品Aの組付けが行われ、そのために、第1ツールを使って第3ボルトでa点を締め付ける第1作業と、第2ツールを使って第5ボルトでb点を締め付ける第2作業とがこの順序で行われることが分かる。また、例えば、フロントデフ503番には、第2工程である第3ステーション30で部品Cの組付けが行われ、そのために、第3ツールを使って第8ボルトでm点を締め付ける第1作業と、第4ツールを使って第10ボルトでn点を締め付ける第2作業とがこの順序で行われることが分かる。
最後に、組立ステーション10〜40でワークWに対して行う作業の品質目標に関する情報(品質目標情報)がある。品質目標情報は、この実施形態では、第1作業および第2作業毎に、達成すべき目標締付トルクである。図例からは、例えば、フロントデフ501番に第2工程である第2ステーション20で部品Bを組み付ける第1作業の際のx点の締付トルクは「20」でなければならないことが分かる。また、例えば、フロントデフ503番に第2工程である第3ステーション30で部品Cを組み付ける第1作業の際のm点の締付トルクは「22」でなければならないことが分かる。
ここで、矢印アで対照したように、フロントデフ501番には部品Bが組み付けられるのに対し、フロントデフ503番には部品Cが組み付けられる。そして、これに呼応して、矢印イで対照したように、同じ第3ツールを用いながらも、フロントデフ501番では第7ボルトを「20」のトルクで締め付けるのに対し、フロントデフ503番では第8ボルトを「22」のトルクで締め付けることが指示されている。よって、いま若し仮に、いままでこの組立ラインLでフロントデフ501番を生産していたのをフロントデフ503番の生産に変更するときには、第3ツールの締付トルクの設定を「20」から「22」に上げなければならない。そして、その締付トルクの変更は、前述したように、作業者Xがコントローラ7を操作して手動で行うのである。よって、このような組立ラインLの生産品目の変更時、ないしそれに伴う作業編成の変更時等に、例えば作業者Xが第3ツールの締付トルクの設定変更を間違ったり忘れたりすると、フロントデフ503番には第8ボルトが生産指示通りのトルクで締め付けられず、その結果、部品Cの組付不良が発生することとなる。
また、図2には、矢印ウで対照したように、同じ部品Aを同じ第2ツールを用いて組み付けながらも、フロントデフ501番ではb点の締付けに第5ボルトを「15」のトルクで締め付けるのに対し、フロントデフ503番ではb点の締付けに第6ボルトを「18」のトルクで締め付けることが指示されており、この場合も、組立ラインLの生産品目の変更時、ないしそれに伴う作業編成の変更時等に、作業者Xが第2ツールの締付トルクの設定変更を間違ったり忘れたりすると、前記と同様の問題が発生することとなる。
IDタグ1の記録領域には、以上のような生産指示装置60により書き込まれる生産指示情報のための記録領域の他、同じく図2に示したように、品質結果情報を書き込むための記録領域および品質判定結果を書き込むための記録領域が設けられている。後に詳しく述べるが、このうち、品質結果情報は、第1作業および第2作業毎に、制御盤50により組立ステーション10〜40のIDリード・ライト11〜41を介して書き込まれる(図4のステップS8:特許請求の範囲の「品質結果情報書込ステップ」に相当)。一方、品質判定結果は、当該組立ラインLで行うよう指示された全作業が完了してから、同じく制御盤50により最終の組立ステーション40のIDリード・ライト41を介して書き込まれる(図5のステップS34,S37)。
図3に、組立ステーション10〜40のディスプレイ12〜42の表示例を示す。図例は、第1ステーション10のディスプレイ12の場合であるが、他のステーション20〜40のディスプレイ22〜42もこれに準じて同様である。図3は、特にフロントデフ503番に部品Aを組み付ける第2作業を行う際の表示例である。すなわち、部品Aのb点を第2ツールを用いて第6ボルトで「18」の目標トルクで締め付けることが指示されている。作業者Xはこのような作業情報および品質目標情報の表示を参照することにより締付作業を円滑に行うことが可能となる。その場合に、作業者Xをさらに支援するために、締付点bがどこにあるかを指し示したグラフィック12aも表示される。作業者Xは、第1作業および第2作業が完了する毎に、作業完了ボタン12bをタッチ(押下)する。また、第1作業および第2作業毎に異常があると、それを知らせるために異常表示窓12cが点滅する。
次に、図4のフローチャートを参照して、最終の組立ステーション40を除く上流側の組立ステーション10〜30における制御盤50の制御動作を詳しく説明する。まず、ステップS1で、制御盤50は、パレット3すなわちワークWが搬入されてきたか否かを、例えば組立ラインL上に配設された物品センサ(図示せず)からの信号に基き判定する。そして、ワークWが搬入されてきたとき(特許請求の範囲の「搬入ステップ」に相当)は、搬送コンベアの駆動装置9にパレット3の搬送停止命令を出力したうえで、ステップS2で、IDリード・ライト11〜31を用いてIDタグ1(パレット3にセットされた部品容器2に装着されたもの)の読込みを行う。すなわち、生産指示装置60により書き込まれた生産指示情報を読み込むのである。
そして、ステップS3で、当該組立ステーションで作業があるか否かを、図2のステーション情報の記録領域に当該組立ステーションの番号が書き込まれているか否かにより判定し、その結果、作業が無いとき(例えば前述したフロントデフ503番に対する第2ステーション20のような場合)は、そのまま何もせずに、搬送コンベアの駆動装置9に搬送再開命令を出力して、パレット3すなわちワークWを搬出し(ステップS11)、リターンする。一方、作業があるときは、ステップS4で、作業番号順に、作業情報および品質目標情報をディスプレイ12〜32に表示する(特許請求の範囲の「表示ステップ」に相当)。このときの画面は、前記図3に示したようなものである。
そして、前述したように、作業者Xは、このような作業情報および品質目標情報の表示に基いて作業を行い、作業が完了したときにはディスプレイ12〜32の作業完了ボタン12b〜32bをタッチするであろうから、次に、ステップS5で、第1作業又は第2作業が完了したか否かを、前記作業完了ボタン12b〜32bがタッチされたか否かにより判定する。そして、作業が完了したときは、ステップS6で、品質結果情報の収集を行う。ここで、品質結果情報は、作業者Xがツール8を用いて締付作業を行ったときに達成された実際の締付トルクのことであって、該ツール8のコントローラ7が自動的にこれを検出し、制御盤50に送信するようになっている。
その場合に、ツール8のコントローラ7は、締付作業中に、予め設定された締付トルクに所定範囲内で近いトルクが達成されたときに、ツール8を自動的に駆動停止するようになっている。したがって、作業者Xは、ツール8がこのように自動停止されることにより、目標締付トルクが達成されたと判断して、作業完了ボタン12b〜32bをタッチすることとなる。ただし、前述したように、作業者Xが組立ラインLの生産品目変更時ないし作業編成変更時等に前記締付トルクの目標値を間違って設定したり設定そのものを忘れたりすると、生産指示情報とは異なる誤ったトルクで締付作業が終了し、その誤ったトルクが品質結果情報として制御盤50に収集されることとなる。
また、ツール8のコントローラ7は、締付作業中に、所定時間が経過しても、予め設定された締付トルクに所定範囲内で近いトルクが得られないとき(例えばツール8のアタッチメントがボルトのヘッドに合致しておらず空回りしているとき等)は、異常ありと判断して、異常信号を制御盤50に送信すると共に、ツール8を自動的に駆動停止するようになっている。したがって、ステップS7で、制御盤50は、第1作業又は第2作業に異常が無かったか否かを、前記異常信号がツール8のコントローラ7から送信されてきたか否かにより判定する。そして、異常無しのときは、ステップS8で、IDリード・ライト11〜31を用いてIDタグ1に前記ステップS6で収集した品質結果情報(実際に達成された締付トルク)を書き込む(特許請求の範囲の「品質結果情報書込ステップ」に相当)。
例えば、図2を参照すると、品質結果情報を書き込むための記録領域に、「10.1」とか「14.9」等の数値(括弧書きで示した)が記録されることとなる。ただし、このとき、品質目標情報を書き込むための記録領域に予め生産指示情報として記録されている目標締付トルクに近い数値だけでなく(図2のフロントデフ503番、ステーション番号1、作業番号1の品質目標情報(10)および品質結果情報(9.9)を参照)、前記目標締付トルクから遠い誤った数値も記録されてしまう場合があることは前述した通りである(図2のフロントデフ503番、ステーション番号1、作業番号2の品質目標情報(18)および品質結果情報(15.1)を参照)。
一方、ステップS7で異常ありのときは、ステップS9で、ディスプレイ12〜32に異常表示を行う。すなわち、図3に示した異常表示窓12c〜32cを点滅させるのである。この場合、作業者Xは、この異常表示を見て、例えばツール8のアタッチメントをボルトのヘッドに合致するように交換した後、再び締付作業を行うであろうから、次に、再度ステップS5に戻って、作業完了ボタン12b〜32bがタッチされたか否かを判定し、最終的にステップS8で品質結果情報がIDタグ1に書き込まれるようになるまで、ステップS5〜S7,S9を繰り返し実行することとなる。
そして、ステップS8で品質結果情報がIDタグ1に書き込まれた後は、ステップS10で、全作業が完了したか否かを判定する。すなわち、1つの組立ステーション10〜30でワークWに対して行うべき全作業(すなわち第1作業および第2作業)が完了したか否かを、順序が最後の作業(第2作業)が完了したか否かにより判定するのである。その結果、全作業が完了していないときは、ステップS4に戻って、順序が次の作業の作業情報および品質目標情報をディスプレイ12〜32に表示する一方、全作業が完了しているときは、ステップS11で、搬送コンベアの駆動装置9に搬送再開命令を出力して、パレット3すなわちワークWを搬出し、リターンする。以上により、ワークWは、IDタグ1に品質結果情報が書き込まれない限り、次の組立ステーション20〜40に搬出されないこととなる。
次に、図5のフローチャートを参照して、最終の組立ステーション40における制御盤50の制御動作を詳しく説明する。ただし、図4のフローチャートと比較して、ステップS10の後の処理が異なっているだけで、ステップS21〜S30は、図4のステップS1〜S10に準じて同様であるから、その説明は省略し、ステップS31以下の動作だけを説明する。もっとも、その前のステップS22では、制御盤50は、生産指示装置60により書き込まれた生産指示情報だけでなく、第1〜第3ステーション10〜30で書き込まれた品質結果情報も読み込むようになっている。
そして、ステップS30で、この第4ステーション40での全作業が完了したと判定した後は、ステップS31で、IDタグ1に記録されている全ての品質目標情報(すなわち目標締付トルク:第4ステーション40の分も含む)および全ての品質結果情報(すなわち実際に達成された締付トルク:第4ステーション40の分も含む)をディスプレイ42に表示する。このときの画面を図6に示す。すなわち、ワークWの種類の表示の下に、この組立ラインL上でいままでに作業が行われた全ての工程番号およびステーション番号と作業名称とが表示され、その下に、第1作業および第2作業毎に品質目標情報と品質結果情報とが縦に並んで表示されている。そして、画面の最下欄には、品質判定結果を知らせるための正常判定表示窓42dと異常判定表示窓42eとが横に並んで表示されている。
次いで、ステップS32で、品質結果が品質目標の許容範囲内か否かを判定する(特許請求の範囲の「判定ステップ」に相当)。つまり、品質結果情報を品質目標情報と比較して、その良否を判定するのである。その結果、品質結果が品質目標の許容範囲内にあると判定したときは、ステップS33で、ディスプレイ42に正常判定表示を行う。すなわち、図6に示した正常判定表示窓42dを点滅させるのである。そして、ステップS34で、IDリード・ライト41を用いてIDタグ1に品質判定結果「正常」を書き込む。例えば、図2を参照すると、品質判定結果を書き込むための記録領域に、「正常」という文字(例としてフロントデフ501番の方に括弧書きで示した)が記録されることとなる。そして、最後に、ステップS35で、搬送コンベアの駆動装置9に搬送再開命令を出力して、パレット3すなわちワークWを下流リフタ5に搬出し、リターンする。
一方、ステップS32で品質結果が品質目標の許容範囲内にないと判定したときは、ステップS36で、ディスプレイ42に異常判定表示を行う。すなわち、図6に示した異常判定表示窓42eを点滅させるのである。なお、図6にはそのときの様子を示したが、図6においては、さらにどの作業の品質結果が品質目標の許容範囲内にないかを示すために、品質不良である品質結果情報の表示窓(図例では目標値「18」に対して結果「15.1」の表示窓)も同時に点滅させている。そして、ステップS37で、IDリード・ライト41を用いてIDタグ1に品質判定結果「異常」を書き込む。例えば、図2を参照すると、品質判定結果を書き込むための記録領域に、「異常」という文字(例としてフロントデフ503番の方に括弧書きで示した)が記録されることとなる。
そして、この場合、作業者Xは、前記異常判定表示等を見て、例えばツール8のコントローラ7を操作して締付トルクの設定を目標締付トルクに合致するように変更した後、再び締付作業を行うであろうから、次に、ステップS38で、手直しが完了したか否かを、図3の作業完了ボタン12b〜42bがタッチされたか否かにより判定し、その結果、手直しが完了したときは、ステップS39で、再度、品質結果情報の収集を行い、次いで、ステップS40で、IDリード・ライト11〜41を用いてIDタグ1に品質結果情報を上書きした後、再びステップS31に戻って、全品質目標情報および全品質結果情報をディスプレイ42に表示し、かつステップS32で、作業の品質確認を行って、最終的にステップS34で品質判定結果「正常」がIDタグ1に書き込まれるようになるまで、ステップS31,S32,S36〜S40を繰り返し実行することとなる。以上により、最終ステーション40では、ワークWは、IDタグ1に品質結果情報が書き込まれ、かつ、品質判定結果「正常」が書き込まれない限り、下流リフタ5に搬出されないこととなる。
以上のように、本実施形態においては、複数の組立ステーション10〜40で作業者XがワークWに作業を行う組立ラインLの品質管理方法および品質管理システムにおいて、前記ワークWは、データの読み書きが可能なIDタグ等の記憶手段1を着脱自在に装着しており、その記憶手段1には、ワーク情報とステーション情報と作業情報と品質目標情報とが書き込まれている(図2参照)。そして、まず、前記ステーション情報に基いて、ワークWが作業が行われる組立ステーション10〜40に搬入され(ステップS1,S21)、該ステーション10〜40で、前記作業情報が表示され(ステップS4,S24)、次に、その作業情報に基いて作業者XがワークWに行った作業の品質結果情報が前記記憶手段1に書き込まれる(ステップS8,S28)。そして、ワークWが当該組立ラインLから排出されるまでに、第4ステーション40において、前記記憶手段1に書き込まれている品質目標情報と品質結果情報とが比較されて良否が判定される(ステップS32)。このように、ワークWがまだ組立ラインL上にあるうちに、作業の品質不良を発見できるので、作業の品質不良を含んだワークWが組立ラインLから排出されることが回避され、信頼性の高い品質管理が提供できる。また、ワークWが組立ラインLから排出されるまでのどの段階でも(例えば第4ステーション40より上流の第1ステーション10〜第3ステーション30においても)作業の品質確認をしようと思えばできるので、組立ラインLの生産品目の変更、ないしそれに伴う作業編成の変更に柔軟に対応できる。
そして、その上で、作業の品質確認に必要な品質目標情報および品質結果情報のどちらもワークWに装着された記憶手段1に書き込まれているので(図2参照)、作業の品質確認時に、前記情報を取得しようとして、例えばネットワークN上の上位装置等にアクセス等する必要がなく、常に安定・確実に作業ないしワークWの品質判定が可能となる。
また、本実施形態においては、前記品質目標情報と品質結果情報との比較および良否判定が、最終の組立ステーション40で行われるから、当該組立ラインL上で行うよう指示された作業が全て済んでから最後にまとめて品質確認を一括して行うことができ、時間の節約が図られ、生産効率が向上する。
また、本実施形態においては、ワークWはパレット3に載置された状態で組立ラインLを移動し(図1の矢印i参照)、そのときパレット3にはワークWに組み付ける部品を収容する部品容器2も載置されている。そして、前記部品容器2にはIDタグ等の記憶手段1が装着されている。このようなもと、生産指示装置60が行う情報書込ステップでは、該生産指示装置60により前記部品に関する部品情報も記憶手段1に書き込まれ(図2参照)、かつ、その情報書込ステップの次に、部品収集エリア70において、前記部品情報に基いて部品が前記部品容器2に収容されるから、前記記憶手段1を利用して、ワークWに組み付けるよう指示された部品の収容作業が簡単な構成で効率よく行える。さらに、前記部品が収容された部品容器2が組立ラインLの上流部でパレット3に着脱自在に装着されるから(図1の矢印iii参照)、この1つの動作で、記憶手段1を着脱自在にワークWに装着する作業と、ワークWに組み付けるよう指示された部品をワークWの近傍にセットし随伴させる作業とが、同時に効率よく行える。
なお、前記実施形態は、本発明の最良の実施形態ではあるが、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の修正や変更を施してよいことはいうまでもない。例えば、前記実施形態では、判定ステップ、すなわち作業の品質判定を、最終の第4ステーション40で行うようにしたが、これに限らず、上流側の組立ステーション10〜30で行うようにしてもよく、また、1つの作業(第1作業、第2作業)が完了する度に頻度を上げて行うようにしてもよい。
本発明は、組立ラインの生産品目の変更、ないしそれに伴う作業編成の変更に柔軟に対応でき、かつ、常に安定・確実に作業の品質判定が可能な技術であるから、ファクトリーオートメーションの技術分野において広範な産業上の利用可能性を有する。
本発明の最良の実施の形態に係る組立ラインの構成を示すレイアウト図である。 IDタグの記録領域の構成を示す説明図である。 作業の実行時に組立ステーションのディスプレイに表示される画面の1例を示す説明図である。 上流側の組立ステーションにおける制御盤の制御動作の1例を示すフローチャートである。 最終の組立ステーションにおける制御盤の制御動作の1例を示すフローチャートである。 作業の品質判定時に最終の組立ステーションのディスプレイに表示される画面の1例を示す説明図である。
符号の説明
1 IDタグ(記憶手段)
2 部品容器
3 パレット
7 ツールコントローラ
8 ツール
9 搬送駆動装置(搬入手段)
10〜40 組立ステーション
11〜41 IDリードライト(品質結果情報書込手段)
12〜42 ディスプレイ(表示手段)
50 制御盤(判定手段)
60 生産指示装置(情報書込手段)
L 組立ライン
W ワーク
X 作業者

Claims (4)

  1. 複数の組立ステーションで作業者がワークに作業を行う組立ラインの品質管理方法であって、
    ワークに関するワーク情報と、該ワークに作業を行うよう指示された組立ステーションに関するステーション情報と、該組立ステーションでワークに行うよう指示された作業に関する作業情報と、該作業の品質目標に関する品質目標情報とを、データの読み書きが可能な記憶手段に書き込む情報書込ステップ、
    前記記憶手段を着脱自在に装着したワークを、該記憶手段に書き込まれた前記ステーション情報に基いて、該ワークに作業を行うよう指示された組立ステーションに搬入する搬入ステップ、
    前記組立ステーションで、前記記憶手段に書き込まれた前記作業情報を表示する表示ステップ、
    前記作業情報に基いて作業者がワークに行った作業の品質結果情報を前記記憶手段に書き込む品質結果情報書込ステップ、および、
    ワークが当該組立ラインから排出されるまでに、前記記憶手段に書き込まれた前記品質目標情報と前記品質結果情報とを比較して良否を判定する判定ステップを有することを特徴とする組立ラインの品質管理方法。
  2. 請求項1に記載の組立ラインの品質管理方法において、
    前記判定ステップを最終の組立ステーションで行うことを特徴とする組立ラインの品質管理方法。
  3. 請求項1又は2に記載の組立ラインの品質管理方法において、
    前記記憶手段はワークに組み付ける部品を収容する容器に装着されており、
    前記ワークは前記容器と共にパレットに載置された状態で当該組立ラインを移動し、
    前記情報書込ステップでは前記部品に関する部品情報も前記記憶手段に書き込まれ、かつ、
    前記情報書込ステップの次に、
    前記記憶手段に書き込まれた前記部品情報に基いて部品を前記容器に収容する部品収容ステップ、および、
    前記部品が収容された前記容器を当該組立ラインの上流部でパレットに着脱自在に装着する装着ステップがさらに設けられていることを特徴とする組立ラインの品質管理方法。
  4. 複数の組立ステーションで作業者がワークに作業を行う組立ラインの品質管理システムであって、
    ワークに関するワーク情報と、該ワークに作業を行うよう指示された組立ステーションに関するステーション情報と、該組立ステーションでワークに行うよう指示された作業に関する作業情報と、該作業の品質目標に関する品質目標情報とを、データの読み書きが可能な記憶手段に書き込む情報書込手段、
    前記情報書込手段で前記情報が書き込まれた前記記憶手段を着脱自在に装着したワークを、該記憶手段に書き込まれた前記ステーション情報に基いて、該ワークに作業を行うよう指示された組立ステーションに搬入する搬入手段、
    前記搬入手段でワークが搬入された前記組立ステーションで、前記記憶手段に書き込まれた前記作業情報を表示する表示手段、
    前記表示手段で表示された前記作業情報に基いて作業者がワークに行った作業の品質結果情報を前記記憶手段に書き込む品質結果情報書込手段、および、
    ワークが当該組立ラインから排出されるまでに、前記情報書込手段で前記記憶手段に書き込まれた前記品質目標情報と前記品質結果情報書込手段で前記記憶手段に書き込まれた前記品質結果情報とを比較して良否を判定する判定手段を有することを特徴とする組立ラインの品質管理システム。
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