JP2007198632A - ヒートポンプ式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機の信頼性の確保、騒音レベルの低減を図ること、また、外的要因による急激なヒートポンプサイクルの負荷変動に対してシステム信頼性を確保できるヒートポンプ式給湯装置を提供する。
【解決手段】圧縮機21、放熱器22、減圧弁23、蒸発器24が順次接続されて、圧縮機21によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置20と、圧縮機21の作動を制御する制御手段40とを備え、放熱器22の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、制御手段40は、外気温度あるいは給湯水の温度あるいは蒸発器24での冷媒の温度が高いほど、圧縮機21の回転数を低い側に可変して、圧縮機21を作動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプ装置により水を加熱し湯とするヒートポンプ式給湯装置に関するものである。
従来のヒートポンプ式給湯装置として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。即ち、この給湯装置は、ヒートポンプサイクルと貯湯タンクと最大加熱量制御手段とを備えており、例えば給湯負荷または風呂注湯負荷が大きい場合には、最大加熱量制御手段によってヒートポンプサイクルの加熱量が最大になるようにしている。具体的には、給湯用熱交換器の給湯水出口側における給湯水温度が、給湯設定温度または風呂注湯設定温度よりも低くなるようにして、給湯用熱交換器を流れる給湯水流量を増加させつつ、ヒートポンプサイクル内の圧縮機の回転数を上限回転数にして最大加熱運転を行うようにしている。
これにより、貯湯タンクとの併用運転時に、貯湯タンクの残湯量を最大限に確保して、湯切れを防止できるとしている。
特開2005−241206号公報
しかしながら、上記従来技術においては、圧縮機の上限回転数で給湯運転を行うことから、圧縮機の耐久性低下や、ユーザに対する騒音増加の問題が発生する。また、最大加熱運転時において、ユーザの出湯量可変によるヒートポンプサイクルの負荷変動があると、沸き上げ温度やサイクル安定性を確保するために、給湯水用の循環ポンプやヒートポンプサイクル用減圧弁等の各機能品が制御されるが、その時に制御追従遅れが発生し、システム負荷が異常値を超えて(例えば沸き上げ温度が100℃を超える等)、各機能品が故障すると言った信頼性の低下に繋がることが懸念される。 本発明の目的は、上記問題に鑑み、圧縮機の信頼性の確保、騒音レベルの低減を図ること、また、外的要因による急激なヒートポンプサイクルの負荷変動に対してシステム信頼性を確保できるヒートポンプ式給湯装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、圧縮機(21)、放熱器(22)、減圧弁(23)、蒸発器(24)が順次接続されて、圧縮機(21)によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置(20)と、圧縮機(21)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、放熱器(22)の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、制御手段(40)は、外気温度あるいは給湯水の温度あるいは蒸発器(24)での冷媒の温度が高いほど、圧縮機(21)の回転数を低い側に可変して、圧縮機(21)を作動させることを特徴としている。
外気温度、給湯水温度、冷媒温度が高い場合は、圧縮機(21)の吸入側圧力(低圧側圧力)を高く設定でき、冷媒密度を高くして冷媒循環量を増加させることができるので、ヒートポンプ装置(20)による加熱能力を高めることができる。よって、その分、圧縮機(21)の回転数を低い側に可変しても同等の加熱能力が確保でき、回転数の低下により圧縮機(21)の信頼性を向上させ、騒音を低減することができる。
また、圧縮機(21)の回転数を低下させて運転することにより、ヒートポンプ装置(20)の負荷変動時に、ヒートポンプ装置(20)の安定化作動のための制御によって制御追従遅れ、および湯温のオーバーシュートが生じても、圧縮機(21)が低回転側で作動される分、余裕度を持たせることができるので、ヒートポンプ装置(20)の負荷が異常値を超えることがなく、ヒートポンプ装置(20)の信頼性を確保できる。
請求項2に記載の発明では、外気温度あるいは給湯水の温度あるいは冷媒の温度のいずれかを検出する温度検出手段(32、33)を有することを特徴としている。
これにより、外気温度あるいは給湯水温度あるいは冷媒温度を確実に検出することができる。
請求項3に記載の発明では、制御手段(40)は、冬期において蒸発器(24)に発生する霜を除去する除霜運転を行う際に、圧縮機(21)の回転数を増加させることを特徴としている。
これにより、除霜能力を低下させずに除霜運転を行うことができる。
請求項4に記載の発明では、圧縮機(21)、放熱器(22)、減圧弁(23)、蒸発器(24)が順次接続されて、圧縮機(21)によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置(20)と、圧縮機(21)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、放熱器(22)の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、制御手段(40)は、ヒートポンプ装置(20)として所定加熱能力を確保する下限側回転数と、最大回転数よりも所定量分低い上限側回転数との間で、圧縮機(21)を作動させることを特徴としている。
圧縮機(21)の回転数を下限側回転数以上とすることで、ヒートポンプ装置(20)としての加熱能力を確保すると共に、圧縮機(21)の回転数を上限側回転数以下とすることで請求項1に記載の発明と同様に、圧縮機(21)の信頼性向上、騒音低減が可能となり、また、ヒートポンプ装置(20)の信頼性を確保できる。
請求項5に記載の発明では、内部に給湯用の湯を貯める貯湯タンク(10)と、圧縮機(21)、放熱器(22)、減圧弁(23)、蒸発器(24)が順次接続されて、圧縮機(21)によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置(20)と、圧縮機(21)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、放熱器(22)の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転、および貯湯タンク(10)へ貯える貯湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、制御手段(40)は、貯湯タンク(10)内の貯湯熱量が大きいほど、圧縮機(21)の回転数を低い側に可変して圧縮機(21)を作動させることを特徴としている。 貯湯タンク(10)内の貯湯熱量が大きい場合ほど、貯湯タンク(10)内の湯を用いて出湯が可能となるので、ヒートポンプ装置(20)側としては圧縮機(21)の回転数を低下させることができる。よって、請求項1に記載の発明と同様に、圧縮機(21)の信頼性向上、騒音低減が可能となり、また、ヒートポンプ装置(20)の信頼性を確保できる。
請求項6に記載の発明では、内部に給湯用の湯を貯める貯湯タンク(10)と、圧縮機(21)、放熱器(22)、減圧弁(23)、蒸発器(24)が順次接続されて、圧縮機(21)によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置(20)と、圧縮機(21)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、放熱器(22)の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転、および貯湯タンク(10)へ貯える貯湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、制御手段(40)は、1日の時間帯で湯の使用頻度が高い時間帯では、圧縮機(21)の回転数を所定の上限側回転数に増加させて、また、1日の時間帯で湯の使用頻度が低い時間帯では、圧縮機(21)の回転数を所定の下限側回転数に低下させて圧縮機(21)を作動させることを特徴している。
これにより、湯の使用頻度に応じた給湯が可能となり、湯の使用頻度の低い時間帯では、圧縮機(21)の回転数を低下させることで、請求項1に記載の発明と同様に、圧縮機(21)の信頼性向上、騒音低減が可能となり、また、ヒートポンプ装置(20)の信頼性を確保できる。
請求項7に記載の発明では、湯の使用頻度が高い時間帯、および湯の使用頻度が低い時間帯が予め定められると共に、1日の時間経過を把握するタイマーを有し、制御手段(40)は、タイマーによって、湯の使用頻度が高い時間帯、および湯の使用頻度が低い時間帯を判別することを特徴としている。 これにより、湯の使用頻度が高い時間帯、および湯の使用頻度の低い時間帯を確実に把握して、圧縮機(21)の回転数制御が可能となる。
請求項8に記載の発明では、内部に給湯用の湯を貯める貯湯タンク(10)と、圧縮機(21)、放熱器(22)、減圧弁(23)、蒸発器(24)が順次接続されて、圧縮機(21)によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置(20)と、圧縮機(21)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、放熱器(22)の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転、および貯湯タンク(10)へ貯える貯湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、制御手段(40)は、ユーザによって設定される湯の沸き上げ設定温度が低い時は、圧縮機(21)の回転数を所定の上限側回転数に増加させて、また、沸き上げ設定温度が高い時は、圧縮機(21)の回転数を所定の下限側回転数に低下させて圧縮機(21)を作動させることを特徴としている。 これにより、ヒートポンプ装置(20)の効率(COP)を高いレベルで維持して、給湯することができる。そして、沸き上げ設定温度が高い場合は、圧縮機(21)の回転数を低下させることで、請求項1に記載の発明と同様に、圧縮機(21)の信頼性向上、騒音低減が可能となり、また、ヒートポンプ装置(20)の信頼性を確保できる。
請求項9に記載の発明では、制御手段(40)によって制御されると共に、放熱器(22)で加熱された湯と貯湯タンク(10)に貯められた湯とを所定比率に混合して、この混合された湯を給湯端末へ出湯する混合手段(13)を有することを特徴としている。 これにより、貯湯タンク(10)に貯められた湯を有効に活用してヒートポンプ装置(20)を作動させることができる。そして、貯湯タンク(10)内の湯が多いほど、圧縮機(21)を低回転で作動させることができ、請求項1に記載の発明と同様に、圧縮機(21)の信頼性向上、騒音低減が可能となり、また、ヒートポンプ装置(20)の信頼性を確保できる。
請求項10に記載の発明では、貯湯タンク(10)内の貯湯熱量を検出する熱量検出手段(35a〜35c)を有し、制御手段(40)は、熱量検出手段(35a〜35c)によって検出される貯湯熱量に応じて、混合手段(13)を制御することを特徴としている。 これにより、貯湯タンク(10)に貯められた湯を有効に活用してヒートポンプ装置(20)の加熱能力を必要最小限として作動させることができる。
請求項11に記載の発明では、制御手段(40)は、熱量検出手段(35a〜35c)によって検出される貯湯熱量が所定熱量よりも小さい場合には、給湯端末への出湯を停止した後も、圧縮機(21)を継続作動させて、貯湯運転を行うことを特徴としている。 これにより、貯湯タンク(10)における必要貯湯熱量を常に維持することで、瞬間給湯運転起動初期のヒートポンプ装置(20)の冷水出湯、および蒸発器(24)着霜による加熱不足等を、貯湯タンク(10)内の湯で補うことができ、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
請求項12に記載発明では、給湯端末から出湯される湯の出湯状態を検出する出湯状態検出手段(37)を有し、制御手段(40)は、出湯状態検出手段(37)による検出結果が出湯状態であると判定すると、圧縮機(21)を作動させることを特徴としている。
これにより、ユーザの湯の使用に対応した湯の沸き上げが可能となり、ユーザにとって使い勝手の良い給湯装置(100)とすることができる。
請求項13に記載の発明では、減圧弁(23)は、制御手段(40)によって弁開度が制御される可変式減圧弁(40)としたことを特徴としている。
これにより、減圧弁(23)の弁開度制御によりヒートポンプ装置(20)の高圧側圧力、およびそれに対応する冷媒温度を制御できるようになるので、効率的な湯の沸き上げが可能となる。
請求項14に記載の発明では、放熱器(22)で加熱された湯の沸き上げ温度を検出する温度検出手段(31)と、制御手段(40)によって制御されると共に、放熱器(22)に供給される給湯水の流量を調整する流量調整手段(27)とを有することを特徴としている。
これにより、沸き上げ温度に応じて給湯水の流量を調整することができ、効率的な湯の沸き上げが可能となる。 請求項15に記載の発明では、圧縮機(21)は、冷媒を臨界圧力以上に圧縮して吐出することを特徴としている。
これにより、ヒートポンプ装置(20)内の放熱器(22)での冷媒温度をより高くすることができ、給湯水に対する加熱能力を増大できる。
そして、請求項16に記載の発明のように、冷媒としては、具体的には、二酸化炭素とすることができる。
尚、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態おけるヒートポンプ式給湯装置100について図1、図2を用いて説明する。尚、図1は本発明を適用させたヒートポンプ式給湯装置100の全体構成を示す模式図、図2は制御装置40が圧縮機21の回転数を決定する際に使用する外気温度に対する回転数の関係を示す制御特性図である。
本実施形態のヒートポンプ式給湯装置(以下、給湯装置)100は、一般家庭用として使用されるものであり、ヒートポンプユニット20によって生成される湯を貯湯タンク10内に貯めると共に、貯められた湯を給湯用の湯として、台所、洗面所、風呂等の給湯端末へ供給する。
図1に示すように、給湯装置100は、導入管11によってその最下部に給湯水(水道水)が供給される貯湯タンク10と、この貯湯タンク10内の最下部の給湯水を貯湯タンク10内の最上部に送る循環回路26と、循環回路26を流れる給湯水を直接的に加熱するヒートポンプユニット(本発明におけるヒートポンプ装置に対応)20と、貯湯タンク10内の湯を貯湯タンク10外に送る各種配管12、14、16と、本給湯システムの作動を制御する制御装置(本発明における制御手段に対応)40とを備えており、これらによって給湯機能を発揮する。
貯湯タンク10は、給湯用の湯を貯める容器であって、耐食性に優れた金属(例えば、ステンレス)から成り、外周部に図示しない断熱材が配置されており、高温の湯を長時間に渡って保温することができるようになっている。
また、貯湯タンク10は縦長形状であり、その底面に導入口10aが設けられ、この導入口10aには貯湯タンク10内に給湯水を供給する導入用流路としての導入管11が接続されている。この導入管11には温度検出手段としての給水サーミスタ33が設けられており、給水サーミスタ33は導入管11内(給湯水)の温度信号を後述する制御装置40(システム制御装置42)に出力するようになっている。尚、導入管11には、導入される給湯水の水圧が所定圧となるように調節すると共に、断水等における湯の逆流を防止する減圧逆止弁(図示せず)が設けられている。
一方、貯湯タンク10の最上部には導入導出口10bが設けられ、この導入導出口10bには、後述するヒートポンプユニット20によって生成された湯を貯湯タンク10内に導入すると共に、貯湯タンク10内に貯められた湯を導出するための給湯用流路としての高温配管12が接続されている。高温配管12の反貯湯タンク側は、後述する混合弁13に接続されている。
尚、この高温配管12の経路途中には、図示しない逃がし弁が配設された排出配管が接続されており、貯湯タンク10内の圧力が所定圧以上に上昇した場合には、貯湯タンク10内の湯を外部に排出して、貯湯タンク10等にダメージを与えないようになっている。
貯湯タンク10の外壁面には、貯湯量および貯湯温度から貯湯タンク10内の貯湯熱量を検出するための熱量検出手段としての複数(本例では3つ)の貯湯サーミスタ35a〜35cが縦方向(貯湯タンク10の高さ方向)にほぼ等間隔に配置されている。貯湯サーミスタ35a〜35cは貯湯タンク10内に満たされた湯あるいは給湯水の各水位レベルでの温度信号を後述する制御装置40(システム制御装置42)に出力するようになっている。
従って、制御装置40は、貯湯サーミスタ35a〜35cからの温度信号に基づいて、貯湯タンク10内上方の沸き上げられた湯と貯湯タンク10内下方の沸き上げられる前の給湯水との境界位置を検出できると共に、これにより貯湯熱量が検出できるようになっている。
尚、これらの貯湯サーミスタ35a〜35cのうち、貯湯サーミスタ35aは、貯湯タンク10の最上部外壁面に設けられており、高温配管12に吸入される高温の湯の温度である貯湯タンク10内最上部の湯温を検出する出湯サーミスタの機能も有している。
貯湯タンク10の下部には、貯湯タンク10内の最下部の給湯水を後述するヒートポンプユニット20側に吸入するための吸入口10cが設けられている。吸入口10cと後述する混合弁13とは循環回路26で接続されており、この循環回路26の一部はヒートポンプユニット20内に配置されている。
混合弁13は、3つの流路が外部側から中心部で互いに連通すると共に、各流路の弁開度が調節可能な3方弁とした混合手段であり、各流路の弁開度は後述する制御装置40(システム制御装置42)によって制御されるようになっている。混合弁13の3つの流路のうち、1つ目の流路には上記高温配管12の反貯湯タンク側が接続され、2つ目の流路には循環回路26の下流側が接続され、3つ目の流路には給湯用配管14が接続されている。
給湯用配管14には、この給湯用配管14を流通する湯の温度を検出する湯温サーミスタ34が設けられると共に、給湯用配管14の下流側が後述する給湯用混合弁15に接続されている。湯温サーミスタ34で検出された温度信号は後述する制御装置40(システム制御装置42)に出力されるようになっている。
混合弁13の3つの流路の弁開度は、貯湯サーミスタ35a〜35c、湯温サーミスタ34、後述する沸き上げ温度サーミスタ31より検出される温度信号に基づいて制御される。更に詳述すると、混合弁13の3つの流路の弁開度の制御パターンは、以下の3種となっている。即ち、1つ目は、高温配管12側および循環回路26側の流路が開かれて、給湯用配管14側の流路が閉じられて後述するヒートポンプユニット20にて生成された湯が貯湯タンク10内に貯められる第1パターン(貯湯パターン)である。2つ目は、高温配管12側、循環回路26側、給湯用配管14側のすべてが開かれると共に、高温配管12側と循環回路26側との弁開度が所定比率で分配されて、貯湯タンク10および後述するヒートポンプユニット20からの湯が所定比率で混合されて給湯端末側に給湯される第2パターン(タンク補助給湯パターン)である。3つ目が、循環回路26側および給湯用配管14側の流路が開かれて、高温配管12側の流路が閉じられて、後述するヒータポンプユニット20にて生成された湯が直接給湯端末側に給湯される第3パターン(直接給湯パターン)である。
導入管11には、導入口10aの手前部から分岐する給水管11aが設けられており、給水管11aの下流端は、後述する給湯用混合弁15に繋がれている。
給湯用混合弁15は、ここに接続される端末用配管16から給湯端末へ出湯する湯の温度を調節する温度調節弁であり、給湯用配管14側の弁開度と給水管11a側の弁開度との比率を調節することで出湯する湯温を調節する。尚、端末用配管16には、ここを流通する湯の温度を検出する給湯サーミスタ36が設けられており、検出された温度信号は後述する制御装置40(システム制御装置42)に出力されるようになっている。そして、給湯用混合弁15の開度比率は、給水サーミスタ33および湯温サーミスタ34によって得られる温度から、給湯サーミスタ36で得られる出湯温度がユーザの設定する設定温度となるように、制御装置40(システム制御装置42)によって制御されるようになっている。
また、端末用配管16には、ここを流通する湯の流量を検出する流量カウンタ37が設けられており、検出された流量信号は後述する制御装置40(システム制御装置42)に出力されるようになっている。尚、流量カウンタ37は、本発明における出湯状態検出手段に対応し、制御装置40は、上記流量を検出することで給湯端末に対して出湯状態であることを判定する。
ヒートポンプユニット20は、冷媒として臨界温度の低い二酸化炭素(CO)を使用するヒートポンプサイクル20Aと、循環回路26中に設置された給水ポンプ27とから構成されている。尚、超臨界ヒートポンプによれば、一般的なヒートポンプサイクルよりも高温(例えば、85℃〜90℃程度)の湯を貯湯タンク10内に貯えることができる。
ヒートポンプサイクル20Aは、電動式の圧縮機21、放熱器22、減圧弁23、蒸発器24、およびアキュムレータ25が順次冷媒配管によって接続されて構成されており、その作動は後述する制御装置40(ヒートポンプ制御装置41)によって制御されるようになっている。
圧縮機21は、アキュムレータ25より吸引した冷媒を臨界圧力以上の高圧に圧縮して吐出する電動式の回転機械であり、内蔵される電動モータ(図示せず)によって回転駆動される。圧縮機21は、種々の運転条件下において規定の能力が出るよう後述する制御装置40(ヒートポンプ制御装置41)により回転数が制御される。
減圧弁23は、放熱器22(詳細後述)から流出する高圧の冷媒を減圧する減圧手段であり、ここでは後述する制御装置40(ヒートポンプ制御装置41)によって弁開度が電気的に制御される可変式減圧弁としている。
蒸発器24は、減圧弁23で減圧された冷媒を蒸発器24用の送風ファン24aによって送風される外気との熱交換によって(外気から吸熱することによって)蒸発気化させ、圧縮機21にガス冷媒を供給する。その送風ファン24aは、蒸発器24の熱交換性能を確保するよう、後述する制御装置40(ヒートポンプ制御装置41)によって回転数が制御される。
蒸発器24の外気流入側には、この外気の温度を検出する温度検出手段としての外気温サーミスタ32が設けられている。外気温サーミスタ32で検出された温度信号は後述する制御装置40(ヒートポンプ制御装置41)に出力されるようになっている。
アキュムレータ25は、蒸発器24より流出される冷媒を気液分離して、気相冷媒のみ圧縮機21に吸引させると共に、サイクル中の余剰冷媒を貯える。
放熱器22は、圧縮機21の吐出口より吐出された高温・高圧の冷媒によって(冷媒の熱を放熱することによって)給湯水を加熱して湯とする熱交換器であり、冷媒側熱交換器22aと水側熱交換器22bとを有している。冷媒側熱交換器22aは、圧縮機21の吐出口より吐出された高圧のガス冷媒が流通する冷媒流路管により構成されている。
そして、水側熱交換器22bは、その一端面が上記冷媒側熱交換器22aの対向する面に熱交換可能に密着して二層構造となるように配置されている。水側熱交換器22bは循環回路26に配設され、冷媒側熱交換器22aの冷媒入口部から冷媒出口部に至る冷媒流路の全長で冷媒と循環回路26を流通する給湯水との間で熱交換を行うように構成されており、水側熱交換器22bの出口部から沸き上げ温度(65℃〜90℃程度)相当の湯が生成されるようにしている。
尚、循環回路26の水側熱交換器22bの出口側には、沸き上げ温度を検出する温度検出手段としての沸き上げ温度サーミスタ31が設けられており、この沸き上げ温度サーミスタ31で検出された温度信号は後述する制御装置40(ヒートポンプ制御装置41)に出力されるようになっている。
そして、循環回路26の吸入口10cと水側熱交換器22bとの間には、流量調整手段としての給水ポンプ27が配設されている。給水ポンプ27は、内蔵される電動モータ(図示せず)によって回転駆動されて、湯の沸き上げ時に給湯水を吸入口10cから吸入して、水側熱交換器22b内で加熱された湯を混合弁13を介して貯湯タンク10に還流させる、あるいは給湯端末側に給湯するように作動する。この給水ポンプ27は、水側熱交換器22bの出口側水温が、種々の運転条件下において決定される所定の沸き上げ設定温度となるように、後述する制御装置40(システム制御装置41)によって回転数が制御される。
尚、流量調整手段としては、上記給水ポンプ27に代えて、水道水圧を利用する流量調整弁としても良い。
ヒートポンプユニット20(圧縮機21、減圧弁23、送風ファン24a、給水ポンプ27)は、動力源として交流電力を用い、主に、料金設定の最も安い深夜時間帯の深夜電力を用いて、貯湯タンク10内の湯を沸き上げて貯める貯湯運転を行うように、更には、昼間時間帯においても貯湯タンク10内最上部の湯温、湯量が低下してくると直接的に、あるいは貯湯タンク10内の湯と混合して給湯端末に給湯する直接給湯運転を行うように制御される。
制御手段である制御装置40は、ヒートポンプ制御装置41とシステム制御装置42とを有しており、ヒートポンプ制御装置41はヒートポンプユニット20側に配置され、また、システム制御装置42は貯湯タンク10側に配置されている。制御手段40は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵のROM(図示せず)には、予め設定された制御プログラムが設けられており、各サーミスタ31〜34、35a〜35c、36からの温度信号、流量カウンタ37からの流量信号、ユーザが入力する操作盤43からの操作信号等に基づいて、各種混合弁13、15、ヒートポンプユニット20(圧縮機21、減圧弁23、送風ファン24a、給湯ポンプ27)を制御するように構成されている。
尚、操作盤43には、操作スイッチとして、電源スイッチ、給湯設定温度スイッチ、湯張りスイッチ、湯張り設定温度スイッチ等が設けられている。また、操作盤43は、浴室内や台所等の湯を使用する場所の近傍に設置されている。
次に、上記構成による給湯装置100の作動について説明する。
制御装置40は深夜時間帯には、安価な深夜電力を用いヒートポンプユニット20作動させ、混合弁13の弁開度を第1パターン(貯湯パターン)に切替え、給湯水を循環回路26に循環させ、放熱器22で加熱して、生成された高温(65℃〜90℃)の湯を混合弁13を通して貯湯タンク10の上部から貯めていく(貯湯運転)。
尚、ヒートポンプユニット20による貯湯運転においては、制御装置40は、ヒートポンプサイクル20Aの作動効率を高めつつ、沸き上げ温度サーミスタ31で得られる湯の温度を沸き上げ設定温度とするために、圧縮機21、給水ポンプ27、送風ファン24aの回転数、および減圧弁23の弁開度を調節してヒートポンプユニット20を運転する。
そして、昼間時間帯においてユーザが湯を使用すると、その時の湯の使用量(流量カウンタ37によって得られる流量)、および貯湯タンク10内の貯湯熱量(貯湯サーミスタ35a〜35cによって得られる湯温と湯量)に応じて、混合弁13を第2パターン(タンク補助給湯パターン)に切替えて、貯湯タンク10内の湯を優先的に使用しつつ、ヒートポンプユニット20を作動させることで、生成した湯を貯湯タンク10内の湯と混合して給湯用配管14側に出湯する(タンク補助給湯運転)。
ここで、貯湯タンク10内の湯の熱量が予め定めた最少貯湯熱量(所定熱量)を下回ると、制御装置40は混合弁13を第3パターン(直接瞬間給湯パターン)に切替えて、ヒートポンプユニット20で生成された湯を直接的に給湯用配管14側に出湯する(直接給湯運転)。
制御装置40は、給湯用配管14に出湯された湯の温度が所定温度(操作盤43から得られる設定温度+2〜5℃)となるように、混合弁13の弁開度を調整、あるいはヒートポンプユニット20の加熱能力(圧縮機21、給水ポンプ27の回転数等)を調整する。更に、混合弁15の弁開度を調整して上記給湯用配管14を流通する湯と、給水管11aを流通する給湯水とを混合して、給湯サーミスタ36で得られる湯の温度が設定温度となるようにして、端末用配管16から給湯端末側へ出湯する。
ここで本実施形態においては、制御装置40はヒートポンプユニット20を作動させる場合の圧縮機21の回転数(以下、圧縮機回転数)を、図2に示す制御特性図から決定して制御するようにしている。即ち、制御特性図は、外気温度と圧縮機回転数とを関係付けたものとしており、外気温度が高いほど、圧縮機回転数が低くなるようにしている。更に詳述すると、外気温度の低い冬期においてはヒートポンプユニット20としての加熱能力がより大きく要求されることから、圧縮機回転数を圧縮機21の最大回転数と設定して、以下、一年の中間期(春、秋)から夏期に対応する外気温度では、順次、圧縮機回転数が低くなるようにしている。
つまり、外気温度が高い場合は、圧縮機21の吸入側圧力(低圧側圧力)を高く設定でき、冷媒密度を高くして冷媒循環量を増加させることができるので、ヒートポンプユニット20による加熱能力を高めることができる。よって、その分、圧縮機21の回転数を低い側に可変しても同等の加熱能力が確保できる訳である。
これにより、昼間時間帯でヒートポンプユニット20を作動させる場合に、中間期、夏期では圧縮機21は最大回転数よりも低い回転数で作動されて湯の生成が成される。中間期、夏期においては家の窓を開けている場合が多くなり、昼間時間帯ではユーザ自身あるいは隣家に圧縮機21の騒音が届き易くなる。特に都市部といった狭隘地では隣家からの騒音クレームが発生しやすい。よって、外気温度が高くなるほど圧縮機回転数を下げて作動させることで、騒音クレームの発生率を低減することができる。
また、夏期のように外気温度が高い場合ではヒートポンプユニット20の雰囲気温度が高くなり、圧縮機21を最大回転数で作動させようとすると駆動用電動モータや制御用インバータ(ヒートポンプ制御装置41)等の電気部品の温度が異常上昇するため、各部品の劣化もしくは故障の確率が高まる。よって、外気温度が高いほど圧縮機回転数を下げることで上記劣化や故障を抑制して、各部品の耐久性を向上させることができる。
また、圧縮機回転数を下げることで圧縮機21内の摺動部の磨耗を低減して、圧縮機21自身の磨耗耐久性を向上することができる。
また、外気温度が高い場合では圧縮機21の吸入側圧力(低圧側圧力)が高くなり、これに伴って冷媒密度が高くなり、冷媒循環量が増加する分、放熱器22、減圧弁23、蒸発器24等の設定を大型化する必要が生じ、ヒートポンプユニット20の大型化やコストアップに繋がる。しかしながら、圧縮機回転数を下げることで上記大型化やコストアップを防止することができる。
また、外気温度が高い場合では給湯水の温度も高く、以下の数式1から沸き上げ設定温度が固定の場合では、給湯水温度が高いほど給湯水循環量が多くなる。
(数1)
Q=L×ΔT
但し、Qは加熱能力、Lは給湯水循環流量、ΔTは(沸き上げ設定温度−給湯水温度)、である。
ここで、給湯水循環量を多くするために給水ポンプ27の大型化や、給水ポンプ27の大型化に伴う沸き上げ温度制御性の低下が懸念される。沸き上げ温度制御性の低下とは、ヒートポンプユニット20の負荷変動時に、ヒートポンプユニット20の安定化作動のための制御によって制御追従遅れ、および湯温のオーバーシュートが生じ易くなることである。しかしながら、外気温度に伴って給湯水温度が高い場合に圧縮機回転数を下げることで加熱能力を下げて給湯水循環量を抑制することができ、上記給水ポンプ27の大型化や、給水ポンプ27の大型化に伴う沸き上げ温度制御性の低下を防止することができる。
尚、図2で説明した制御特性図では、圧縮機回転数を外気温度に基づいて決定するようにしたが、外気温度に代えて給水サーミスタ(温度検出手段)33によって得られる給湯水温度、あるいは蒸発器24における冷媒温度に基づいて決定するようにしても良い。つまり、給湯水温度、冷媒温度が高いほど圧縮機回転数を下げるようにする。
また、例えば冬期において蒸発器24の熱交換部に生じた着霜を除去する際には、除霜の間はその時の外気温度によって決定される圧縮機回転数を所定分上げるようにしても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図3〜図7に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して給湯装置100の構成は同一として、直接給湯運転における圧縮機回転数の設定に特徴を持たせている。
直接給湯運転においては、給湯端末への直接出湯となり、またユーザへの出湯量も多いため、ヒートポンプユニット20としてもヒートポンプサイクル20A、循環回路26、各種電気部品等の上限能力によって決められる圧縮機21の最大回転数による最大加熱能力で沸き上げ運転を行うことが理想とされる。
図3に示すように、まず、給水ポンプ27の最大出力100%で決定される圧縮機回転数を圧縮機21の最大回転数としている。この時、減圧弁23の弁開度、および圧縮機21を駆動する電動モータ制御用のインバータの電流値については、圧縮機21の最大回転数に対して、それぞれの上限値よりも所定の余裕を持たせた設定としている。
ここで、図4に示すように、直接給湯運転時においてはその起動立ち上り性や、ユーザの給湯端末の使い方によって給水ポンプ27による給湯水量やヒートポンプ装置20による沸き上げ温度が変動する。例えば、沸き上げ設定温度(目標温度)を90℃、異常発生温度を100℃(給湯水の沸点)以上とすると、起動時や湯の使用量変化時には沸き上げ温度のオーバーシュートが発生する。
本実施形態では、圧縮機回転数を最大回転数よりも所定量分低い上限側回転数の設定として作動させるようにしている。更に具体的には図6に示すように、沸き上げ設定温度(90℃)に対する給水ポンプ27の安定時の出力を90%とした時に、圧縮機回転数が最大回転数の95%(上限側回転数)に対応するようにしている。そして、ポンプ出力の残り10%の増速動作出力により沸き上げ温度が100℃まで上昇するが、通常は90℃に収束するようにしている。よって、ポンプ出力90%を狙い値とした場合、沸き上げ温度は100℃を超えることがなく、給湯装置100の異常停止の発生を無くすことができる。
つまり、図5に示すように、圧縮機21の最大回転数にて最大加熱能力として、沸き上げ目標温度に対するポンプ安定時の出力を100%とした時には、沸き上げ温度のオーバーシュートに対してポンプ出力が最大で固定されるため、沸き上げ温度が100℃を超えるようになってしまい、異常停止に繋がってしまう(図6)。本実施形態のようにポンプ出力90%において圧縮機回転数を最大回転数の95%以下とすることで、このような異常停止を防止できることになる。
尚、図3〜図6において、沸き上げ温度による圧縮機回転数の設定値を決定する一例を示したが、可変式の減圧弁23で調整される吐出温度、吐出圧力や、インバータの電流値によっても圧縮機回転数の設定値を決定できる。図7は、これら減圧弁23や電流値等で決まる機能部品の制御追従性を確保することで給湯装置100の異常発生率を抑制できることを示すものである。
また、上記においては圧縮機回転数の最大回転数より低めの上限側回転数とすることを説明したが、下限側回転数については、貯湯運転時において所定の沸き上げ温度、加熱能力を確保できる回転数として、例えば最大回転数の35%以上の設定とすれば良い。
以上のように、圧縮機回転数の最大回転数に対して、圧縮機21の使用域を35〜95%とすることで、下限側回転数では所定の沸き上げ温度と加熱能力を確保し、上限回転数では給湯装置100の機能部品に動作余裕を設け、制御追従性を向上させることが可能となる。よって、ユーザに対する湯切れの問題や、沸き上げ温度変動による給湯装置100の異常停止を発生させることなく、給湯装置100の信頼性を向上させ、市場クレームの低減を行うことができる。
また、圧縮機回転数を低下させることで、給湯装置100の騒音レベルを低減でき、騒音クレームの発生率も低減することが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図8に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態に対して給湯装置100の構成は同一として、貯湯タンク10内の貯湯熱量に応じて圧縮機回転数の設定を行うところに特徴を持たせている。
即ち、図8に示すように、ユーザへの給湯時において貯湯熱量が大きいほど(X1→X2→X3)、圧縮機回転数を低い側に可変して、逆に貯湯熱量が小さいほど圧縮機回転数を高い側に可変して作動させるようにしている。
つまり、貯湯熱量が充分ある場合は、圧縮機回転数を下げることでヒートポンプユニット20の加熱能力を低く設定して、貯湯タンク10からの使用熱量の比率を大きくして出湯させる。逆に、貯湯熱量が少ない場合は、圧縮機回転数を増加させることでヒートポンプユニット20の加熱能力を高く設定して、貯湯タンク10からの使用熱量の比率を小さくして出湯させる。
尚、圧縮機回転数の決定にあたっては、上記第1実施形態と同様に、外気温度(または給湯水温度、冷媒温度)に応じて、図8によって定まる圧縮機回転数を補正する(外気温度が高いほど、図8の値を低くする)ようにしても良い。
貯湯タンク10内の貯湯熱量については、電力料金の安い深夜時間帯で確保されるものであり、ユーザがこの貯湯熱量を利用する場合、ランニングコストが有利となる。よって、この貯湯熱量を優先的に使用し、ランニングコストを低減すると共に、ヒートポンプユニット20の直接給湯運転と併用することにより、ユーザへの湯切れの問題も解消することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、上記第1実施形態に対して給湯装置100の構成として制御装置40に1日の時間経過を計時するタイマー機能を持たせると共に、1日の中で湯の使用頻度に応じて圧縮機回転数の設定を行うところに特徴を持たせている。
即ち、直接給湯運転が必要となるようなユーザの湯の使用頻度が高い時間帯においては、制御装置40は圧縮機回転数を最大回転数よりも低い側の所定の上限側回転数まで増加させて、ヒートポンプユニット20の加熱能力を直接給湯運転可能とする所定加熱能力に増加させる。逆に、湯の使用頻度が低い時間帯においては、貯湯運転を行わせるべく、制御装置40は圧縮機回転数を所定の下限側回転数に低下させる。
尚、上記湯の使用頻度が高い時間帯は例えば朝の7時からよるの11時まで、湯の使用頻度の低い時間帯は例えば夜の11時から朝の7時までというように予め設定しておき、制御装置40はタイマーによって、現時点が上記両時間帯のいずれであるかを判別できるようにして、圧縮機回転数を制御するようにしている。
これにより、直接給湯運転が必要である湯の使用頻度の高い時間帯においては、圧縮機回転数を増加させることで、ユーザに対して湯切れを防止することができる。また、湯の使用頻度の低い時間帯においては、圧縮機回転数を低下させることで、低電力料金で貯湯運転を行い、ランニングコストを低減することができる。
また、圧縮機21の騒音についても、直接給湯運転時の昼間の暗騒音は高いため、圧縮機回転数を増加させてもクレームの発生は少ない。逆に、貯湯運転時の夜間は暗騒音も低いため、圧縮機回転数を低下させることで、給湯装置100の騒音レベルを小さくすることができ、クレーム発生の問題を少なくすることができる。
尚、上記では両時間帯を判別するために、予め定めたスケジュールに対して、タイマーを用いる方法を説明したが、制御装置40に学習機能を持たせ、日々ユーザの湯の使用頻度を学習演算したものを用いるようにしても良い。更には、ユーザが操作盤43から入力する信号(頻度大あるいは頻度小)に応じて両時間帯を判別するようにしても良い。
(第5実施形態)
第5実施形態は、上記第1実施形態に対して給湯装置100の構成を同一として、直接給湯運転時や貯湯運転時に設定される沸き上げ設定温度に応じて圧縮機回転数の設定を行うところに特徴を持たせている。
即ち、直接給湯運転時において、沸き上げ設定温度が低い(例えば43℃)場合、圧縮機回転数を増加させ(最大回転数より低い側の所定の上限側回転数にして)、ヒートポンプユニット20の加熱能力を増加させて、大出湯流量に対応しユーザに対する湯切れの防止を行う。
また、貯湯運転時において、貯湯熱量を確保すべく沸き上げ設定温度を高く(例えば90℃)設定すると、深夜時間帯の中で(夜の11時から朝の7時までの8時間をかけて)沸き上げを行うため、圧縮機回転数を低下させて、ヒートポンプユニット20の加熱能力を低く抑えて、使用電力を抑えて、高効率運転が可能となる。
(第6実施形態)
第6実施形態は、上記第1実施形態に対して給湯装置100の構成を同一として、貯湯タンク10内の貯湯熱量に応じて、出湯後に圧縮機21を停止、あるいは継続作動させるかを仕分けるところに特徴を持たせている。
即ち、直接給湯運転の終了後に貯湯タンク10内の貯湯熱量(残湯量)が最少貯湯熱量(所定熱量)以下となった場合は、制御装置40はヒートポンプユニット20(圧縮機21)を停止させずに継続作動させて、貯湯運転に切替えて貯湯タンク10に湯を貯める。そして、貯湯熱量が必要貯湯熱量を確保すると、ヒートポンプユニット20(圧縮機21)を停止させる。
これにより、必要貯湯熱量を常に維持することで、直接給湯運転起動初期のヒートポンプユニット20の冷水出湯、および蒸発器24着霜による加熱不足等を、貯湯タンク10内の湯で補うことができ、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
ヒートポンプ式給湯装置の概略構成を示す模式図である。 第1実施形態における外気温度に対する圧縮機回転数の関係を示す制御特性図である。 第2実施形態における圧縮機回転数に対する減圧弁開度、ポンプ出力、インバータ電流、加熱能力を示すグラフである。 第2実施形態における沸き上げ温度とポンプ能力との関係を示すタイムチャートである(異常停止なし)。 従来技術における沸き上げ温度とポンプ能力との関係を示すタイムチャートである(異常停止あり)。 第2実施形態におけるポンプ出力に対する圧縮機出力、オーバーシュート温度を示すグラフである。 第2実施形態における圧縮機出力に対する異常発生率を示すグラフである。 第3実施形態における貯湯熱量に対する圧縮機回転数の関係を示す制御特性図である。
符号の説明
10 貯湯タンク
13 混合弁(混合手段)
20 ヒートポンプユニット(ヒートポンプ装置)
21 圧縮機
22 放熱器
23 減圧弁、可変式減圧弁
24 蒸発器
27 給水ポンプ(流量調整手段)
31 沸き上げ温度サーミスタ(温度検出手段)
32 外気温サーミスタ(温度検出手段)
33 給水サーミスタ(温度検出手段)
35a〜35c 貯湯サーミスタ(熱量検出手段)
37 流量カウンタ(出湯状態検出手段)
40 制御装置(制御手段)
100 ヒートポンプ式給湯装置

Claims (16)

  1. 圧縮機(21)、放熱器(22)、減圧弁(23)、蒸発器(24)が順次接続されて、前記圧縮機(21)によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置(20)と、
    前記圧縮機(21)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、
    前記放熱器(22)の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、
    前記制御手段(40)は、外気温度あるいは前記給湯水の温度あるいは前記蒸発器(24)での前記冷媒の温度が高いほど、前記圧縮機(21)の回転数を低い側に可変して、前記圧縮機(21)を作動させることを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
  2. 前記外気温度あるいは前記給湯水の温度あるいは前記冷媒の温度のいずれかを検出する温度検出手段(32、33)を有することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式給湯装置。
  3. 前記制御手段(40)は、冬期において前記蒸発器(24)に発生する霜を除去する除霜運転を行う際に、前記圧縮機(21)の回転数を増加させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ式給湯装置。
  4. 圧縮機(21)、放熱器(22)、減圧弁(23)、蒸発器(24)が順次接続されて、前記圧縮機(21)によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置(20)と、
    前記圧縮機(21)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、
    前記放熱器(22)の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、
    前記制御手段(40)は、前記ヒートポンプ装置(20)として所定加熱能力を確保する下限側回転数と、最大回転数よりも所定量分低い上限側回転数との間で、前記圧縮機(21)を作動させることを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
  5. 内部に給湯用の湯を貯める貯湯タンク(10)と、
    圧縮機(21)、放熱器(22)、減圧弁(23)、蒸発器(24)が順次接続されて、前記圧縮機(21)によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置(20)と、
    前記圧縮機(21)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、
    前記放熱器(22)の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転、および前記貯湯タンク(10)へ貯える貯湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、
    前記制御手段(40)は、前記貯湯タンク(10)内の貯湯熱量が大きいほど、前記圧縮機(21)の回転数を低い側に可変して前記圧縮機(21)を作動させることを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
  6. 内部に給湯用の湯を貯める貯湯タンク(10)と、
    圧縮機(21)、放熱器(22)、減圧弁(23)、蒸発器(24)が順次接続されて、前記圧縮機(21)によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置(20)と、
    前記圧縮機(21)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、
    前記放熱器(22)の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転、および前記貯湯タンク(10)へ貯える貯湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、
    前記制御手段(40)は、1日の時間帯で前記湯の使用頻度が高い時間帯では、前記圧縮機(21)の回転数を所定の上限側回転数に増加させて、また、1日の時間帯で前記湯の使用頻度が低い時間帯では、前記圧縮機(21)の回転数を所定の下限側回転数に低下させて前記圧縮機(21)を作動させることを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
  7. 前記湯の使用頻度が高い時間帯、および前記湯の使用頻度が低い時間帯が予め定められると共に、
    1日の時間経過を把握するタイマーを有し、
    前記制御手段(40)は、前記タイマーによって、前記湯の使用頻度が高い時間帯、および前記湯の使用頻度が低い時間帯を判別することを特徴とする請求項6に記載のヒートポンプ式給湯装置。
  8. 内部に給湯用の湯を貯める貯湯タンク(10)と、
    圧縮機(21)、放熱器(22)、減圧弁(23)、蒸発器(24)が順次接続されて、前記圧縮機(21)によって冷媒が循環されるヒートポンプ装置(20)と、
    前記圧縮機(21)の作動を制御する制御手段(40)とを備え、
    前記放熱器(22)の放熱によって給湯水を加熱して、加熱された湯を給湯端末へ直接給湯する直接給湯運転、および前記貯湯タンク(10)へ貯える貯湯運転を行うヒートポンプ式給湯装置において、
    前記制御手段(40)は、ユーザによって設定される前記湯の沸き上げ設定温度が低い時は、前記圧縮機(21)の回転数を所定の上限側回転数に増加させて、また、前記沸き上げ設定温度が高い時は、前記圧縮機(21)の回転数を所定の下限側回転数に低下させて前記圧縮機(21)を作動させることを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
  9. 前記制御手段(40)によって制御されると共に、前記放熱器(22)で加熱された湯と前記貯湯タンク(10)に貯められた湯とを所定比率に混合して、この混合された湯を前記給湯端末へ出湯する混合手段(13)を有することを特徴とする請求項5〜請求項8のいずれか1つ記載のヒートポンプ式給湯装置。
  10. 前記貯湯タンク(10)内の貯湯熱量を検出する熱量検出手段(35a〜35c)を有し、
    前記制御手段(40)は、前記熱量検出手段(35a〜35c)によって検出される前記貯湯熱量に応じて、前記混合手段(13)を制御することを特徴とする請求項9に記載のヒートポンプ式給湯装置。
  11. 前記制御手段(40)は、前記熱量検出手段(35a〜35c)によって検出される前記貯湯熱量が所定熱量よりも小さい場合には、前記給湯端末への出湯を停止した後も、前記圧縮機(21)を継続作動させて、前記貯湯運転を行うことを特徴とする請求項10に記載のヒートポンプ式給湯装置。
  12. 前記給湯端末から出湯される湯の出湯状態を検出する出湯状態検出手段(37)を有し、
    前記制御手段(40)は、前記出湯状態検出手段(37)による検出結果が出湯状態であると判定すると、前記圧縮機(21)を作動させることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1つに記載のヒートポンプ式給湯装置。
  13. 前記減圧弁(23)は、前記制御手段(40)によって弁開度が制御される可変式減圧弁(40)としたことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか1つに記載のヒートポンプ式給湯装置。
  14. 前記放熱器(22)で加熱された前記湯の沸き上げ温度を検出する温度検出手段(31)と、
    前記制御手段(40)によって制御されると共に、前記放熱器(22)に供給される前記給湯水の流量を調整する流量調整手段(27)とを有することを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか1つに記載のヒートポンプ式給湯装置。
  15. 前記圧縮機(21)は、前記冷媒を臨界圧力以上に圧縮して吐出することを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれか1つに記載のヒートポンプ式給湯装置。
  16. 前記冷媒は、二酸化炭素であることを特徴とする請求項15に記載のヒートポンプ式給湯装置。
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