JP5585513B2 - 給湯システム - Google Patents
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Description
制御装置は、風呂熱回収運転の要求があるときに、タンク内の給湯用水に蓄えておく必要がある必要熱量を得るために、風呂熱回収運転を実施する場合と風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについてシステム全体で予測される使用電力量を算出し、当該算出した使用電力量を比較して風呂熱回収運転を実施しない場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、風呂熱回収運転を実施しない制御を行い、
制御装置は、風呂熱回収運転を実施する場合と風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについて、予め記憶する関係式及びタンクの底部温度を用いて算出した加熱装置単独の運転効率と、算出した加熱装置によるタンク内への供給熱量と、風呂熱回収運転を実施する場合に算出したタンク内への風呂熱回収熱量と、を用いて、システム全体で予測される使用電力量を算出することを特徴とする。
風呂熱回収運転を実施する場合の当該算出した使用電力量と、風呂熱回収運転を実施しない場合にシステム全体で予測される使用電力量とを比較して、風呂熱回収運転を実施する場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、風呂熱回収運転を実施することを特徴とする。
さらに制御装置は、風呂熱回収運転の要求があるときに、風呂熱回収運転を実施する場合と風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについて、ヒートポンプユニットによってタンク内に与えた熱量とヒートポンプユニット単独の消費電力から求められるヒートポンプユニットの運転効率を用いてシステム全体で予測される使用電力量を算出し、当該算出した使用電力量を比較して風呂熱回収運転を実施しない場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、風呂熱回収運転を実施しないことを特徴とする。
さらにこの発明によれば、風呂熱回収運転の要求があるときに、タンク内に蓄えるべき必要熱量を得るために、風呂熱回収運転を実施したと仮定した場合のシステム全体で予測される使用電力量と、風呂熱回収運転を実施しないと仮定した場合のシステム全体で予測される使用電力量と、をそれぞれ算出し、これらを比較する。この比較により、風呂熱回収運転を実施しない場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、風呂熱回収運転を実施しないため、風呂熱回収運転の要求があった際に、システム全体の使用電力量を抑制する制御を提供できる。このように、必要熱量を確保するために、風呂熱を活用するよりも太陽熱温水装置やヒートポンプユニットによるタンク内への熱量供給でまかなう方が省電力である場合には、給湯システム全体のエネルギーの省力化を実現できる。したがって、本発明によれば、システム全体の効率向上が可能な給湯システムを提供できる。
制御装置は、風呂熱回収運転の要求があるときに、太陽熱温水装置によってタンク内へ供給できる予測熱量だけで、過去の熱量使用実績に基づいてタンク内の給湯用水に蓄えておく必要があると予測される予測必要熱量をまかなえると判定すると、風呂熱回収運転を実施しない制御を行い、
さらに制御装置は、風呂熱回収運転の要求があるときに、風呂熱回収運転を実施する場合と風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについてシステム全体で予測される使用電力量を算出し、当該算出した使用電力量を比較して風呂熱回収運転を実施しない場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、風呂熱回収運転を実施しない制御を行い、
制御装置は、風呂熱回収運転を実施する場合と風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについて、予め記憶する関係式及びタンクの底部温度を用いて算出した加熱装置単独の運転効率と、算出した加熱装置によるタンク内への供給熱量と、風呂熱回収運転を実施する場合に算出したタンク内への風呂熱回収熱量と、を用いて、システム全体で予測される使用電力量を算出することを特徴とする。
本発明を適用する第1実施形態を以下に説明する。第1実施形態に係る給湯システム100の構成について図1を参照して説明する。図1は第1実施形態に係る給湯システム100の構成を示す模式図である。
制御装置70は、深夜料金時間帯には安価な深夜電力を用いてヒートポンプユニット20に対して作動指示をし、タンク10内の下部側の給湯水を加熱用回路21に循環させ、ヒートポンプユニット20で加熱して、沸き上げられた高温の湯を吐出口10dからタンク10の上部側に貯めていく。
昼間の台所や洗面所での湯の使用時、また風呂への湯張り時には、制御装置70は、ユーザーによって操作盤71の給湯設定温度スイッチ及び湯張り設定温度スイッチから入力設定される設定温度と一致するように、給湯用混合弁15及び風呂用混合弁16の弁開度を調節して、タンク10の導出口10bから取出される高温の湯と給水管11aから供給される給湯水とを混合して温度調節した湯として供給する。
制御装置70は、浴槽60内の浴槽水の温度低下に対しては、湯張り運転後の風呂保温設定時間範囲(ユーザーが設定する時間であり、例えば4時間)において、浴槽水温度を設定温度に保持する風呂自動運転を実施する。すなわち、制御装置70は、保温三方弁55を制御してバイパス通路54側を開き、風呂用ポンプ63を作動させ、浴槽60、浴槽流出配管53、バイパス通路54、及び浴槽流入配管52を循環する浴槽水の流れを形成する。そして、風呂流出サーミスタ65及び風呂流入サーミスタ66の少なくとも一方が検出する浴槽水温度が設定温度より低い場合には、制御装置70は、保温三方弁55を制御して浴槽流出配管53側を開くとともに、切換弁43を制御してバイパス通路42側を開き、風呂用ポンプ63を継続作動させる。これにより、浴槽水は、追焚き用回路40を循環して追焚き用熱交換器41によって加熱される。制御装置70は、風呂流入サーミスタ66が検出する温度が設定温度になると、風呂用ポンプ63を停止させ、追焚き運転を終了する。
制御装置70は、ユーザーによって操作盤71の風呂熱回収スイッチから入力される入力信号に基づいて、ユーザーが入浴した後には浴槽60内の浴槽水を活用してタンク10の低温湯領域への熱回収を行う。
(式1)
Wn=Qhn/En
(式2)
Qhn=Qm
Qhnは、風呂熱回収運転しない場合にヒートポンプユニット20(加熱装置)によってタンク10に蓄えられる蓄熱量であり、Qmと同値である。Enは、風呂熱回収運転しない場合のヒートポンプユニット20(加熱装置)の運転効率である。ヒートポンプユニット20(加熱装置)の運転効率とは、ヒートポンプユニット20単独の消費電力に対する、ヒートポンプユニット20が沸き上げ運転によりタンク10内に与えた熱量(仕事)の比率であり、すなわち、仕事を消費電力で割り算して求められる値である。Enは、記憶装置に予め記憶されている図4の特性図に従うE及びタンク底部温度Ttの関係式に、タンク水温サーミスタ30gが検出する風呂熱回収運転前のタンク底部温度Ttsを適用して算出することができる。Qmは、深夜料金時間帯後の翌日に使用が予測される熱量であり、過去の使用熱量実績から必要であると予測される必要熱量である。
(式3)
Wy=Qhy/Ey+Pb×Hb
(式4)
Qhy+Qb=Qm
(式5)
Qb=Lt×(Tte−Tts)
Qhyは、風呂熱回収運転する場合にヒートポンプユニット20(加熱装置)によってタンク10に蓄えられる蓄熱量であり、(式4)〜(式6)を用いて算出できる。Eyは、風呂熱回収運転する場合のヒートポンプユニット20(加熱装置)の運転効率である。Eyは、記憶装置に予め記憶されている図4の特性図に従うE及びタンク底部温度Ttの関係式に、下記の(式6)にしたがって算出した風呂熱回収運転後のタンク底部温度Tteを適用して算出することができる。図4に示すように、タンク底部温度Tt(℃)が上昇するにつれて、加熱装置の運転効率は低下するようになる。これは、ヒートポンプユニット20の運転効率は、沸き上げ運転時に加熱しようとする給湯用水の温度が上昇するにつれて低下する傾向にあるからである。つまり、ヒートポンプユニット20の運転効率は、タンク10内に貯まった中温水化した湯を再度沸き上げた場合に低下する。なお、(式5)におけるTtsは、給水サーミスタ18が検出する給水温度に置き換えてもよい。これによれば、風呂熱回収運転を実施する前のタンク底部温度Ttsに変えて、タンク10に供給される給水の温度を用いるため、タンク底部の適切な位置に温度を検知する機構を設置しなくてよい。
(式6)
Tte={Lb×(Tbs−α)+Lt×Tts}/(Lt+Lb)
Lbは、浴槽60の湯量であり、水位センサ64の検出値を用いて求めることができる。Tbsは、風呂流出サーミスタ65が検出する風呂熱回収運転前の浴槽水温度である。
第2実施形態の給湯システムは、第1実施形態に対して、風呂熱回収運転の実施判定サブルーチンのみが相違する。図6は、第2実施形態に係る風呂熱回収運転の実施判定サブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、第1実施形態で説明した図3のフローチャートと同様の処理を実行するステップには同一のステップ番号を付している。以下、第2実施形態について、第1実施形態と異なる実施形態についてのみ説明する。
第3実施形態の給湯システム100Aは、第1実施形態の給湯システム100に対して、ヒートポンプユニット20の他に、加熱装置として太陽熱温水装置80を備える点が相違する。図7は第3実施形態に係る給湯システム100Aの構成を示す模式図である。図8は、第3実施形態に係るタンク底部温度と予測集熱量との関係を示す特性図である。以下、第2実施形態について、第1実施形態と異なる実施形態についてのみ説明する。したがって、特に説明しない実施形態(各部の構成、その作動、フローチャート、作用効果等)については、第1実施形態または第2実施形態と同様である。
(式7)
Wn=Qhn/En+Ps×Hs
(式8)
Qhn+Qsn=Qm
Psは、集熱ポンプ86が消費する消費電力であり、消費電流及び消費電圧等を用いた算出、または集熱ポンプ86の定格消費電力によって求めることができる。Hsは、集熱器82から太陽熱の集熱が得られている時間であり、過去の太陽熱集熱時間実績による学習値から求めることができる。Qsnは、風呂熱回収運転しない場合に太陽熱温水装置80によってタンク10に蓄えられると予測できる予測集熱量である。予測集熱量Qsnは、過去の集熱量実績による学習値と翌日の天候予測とを用いて算出する。翌日の天候予測は、過去の天候実績に基づいて行う方法、過去の大気圧変動実績と天候実績の相関関係等に基づいて行う方法、気象庁等の天候予測を用いて行う方法を採用することができる。
(式9)
Wy=Qhy/Ey+Pb×Hb+Ps×Hs
(式10)
Qhy+Qb+Qsy=Qm
Qsyは、風呂熱回収運転を行う場合に太陽熱温水装置80によってタンク10に蓄えられると予測できる予測集熱量である。予測集熱量Qsyは、過去に風呂熱回収を行ったときの集熱量実績による学習値と翌日の天候予測とを用いて算出する。図8に示すように、予測集熱量Qsは、タンク底部温度Tt(℃)の上昇に伴い、低下する関係にある。
(式7A)
Wn=Ps×Hs
(式8A)
Qsn=Qm
(式9A)
Wy=Pb×Hb+Ps×Hs
(式10A)
Qb+Qsy=Qm
に置き換えられることになる。
第4実施形態では、第1実施形態の風呂熱回収運転の作動について、他の形態を説明する。第4実施形態に係る給湯システムは、加熱装置として第3実施形態と同様の太陽熱温水装置80を備えるが、ヒートポンプユニット20を備えないシステムである。このシステムの場合には、第3実施形態で記載したように上記の(式7A)、(式8A)、(式9A)、及び(式10A)にしたがった演算を行うことになる。以下、第4実施形態について、第1実施形態と異なる形態についてのみ説明する。図9は、第4実施形態に係る風呂熱回収運転の実施判定サブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
第5実施形態では、第4実施形態の風呂熱回収運転の実施判定サブルーチンについて、他の形態を説明する。図10は、第5実施形態に係る風呂熱回収運転の実施判定サブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。図10のフローチャートにおいて、第4実施形態で説明した図9のフローチャートと同様の処理を実行するステップには同一のステップ番号を付している。図10に示すように、第5実施形態の風呂熱回収運転の実施判定サブルーチンは、ステップ140またはステップ140Aで風呂熱回収の実施または不実施の判定を行った後に、ステップ150及びステップ160を実行する点が第4実施形態と相違している。以下、第5実施形態について、第4実施形態と異なる実施形態についてのみ説明する。
(式11)
α=(Tbs−Tts)−Qbm×(1/Lt+1/Lb)
(式12)
Qbm=Lt×(Ttm−Tts)
Qbmは、予測集熱量と風呂熱回収熱量との和が必要熱量Qmに等しくなるときの風呂熱回収熱量である。Ttmは、予測集熱量と風呂熱回収熱量との和が必要熱量Qmに等しくなるときのタンク底部温度である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
20…ヒートポンプユニット(加熱装置)
50…風呂熱回収用回路
51…風呂熱回収用熱交換器
60…浴槽
63…風呂用ポンプ(風呂熱回収ポンプ)
70…制御装置
80…太陽熱温水装置
100,100A…給湯システム
Claims (13)
- タンク(10)内に蓄える給湯用水をヒートポンプサイクルによって加熱するヒートポンプユニット(20)と、
前記タンク内の給湯用水と浴槽(60)内の浴槽水とを熱交換して、前記浴槽内に蓄えられている風呂熱を前記タンク内に回収する風呂熱回収用熱交換器(51)と、
前記浴槽と前記風呂熱回収用熱交換器とを環状に接続する風呂熱回収用回路(50)に前記浴槽水を循環させる風呂熱回収ポンプ(63)と、
前記ヒートポンプユニット(20)の作動を制御して前記タンク内への熱量の供給を制御するとともに、前記風呂熱回収ポンプの作動を制御して、前記タンク内に前記風呂熱を回収する風呂熱回収運転を制御する制御装置(70)と、
を備え、
前記制御装置は、前記風呂熱回収運転の要求があるときに、前記タンク内の給湯用水に蓄えておく必要がある必要熱量を得るために、前記風呂熱回収運転を実施する場合と前記風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについて、前記ヒートポンプユニットによって前記タンク内に与えた熱量と前記ヒートポンプユニット単独の消費電力から求められる前記ヒートポンプユニットの運転効率を用いてシステム全体で予測される使用電力量を算出し、当該算出した使用電力量を比較して前記風呂熱回収運転を実施しない場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、前記風呂熱回収運転を実施しないことを特徴とする給湯システム。 - タンク(10)内に蓄える給湯用水を加熱する加熱装置(20)と、
前記タンク内の給湯用水と浴槽(60)内の浴槽水とを熱交換して、前記浴槽内に蓄えられている風呂熱を前記タンク内に回収する風呂熱回収用熱交換器(51)と、
前記浴槽と前記風呂熱回収用熱交換器とを環状に接続する風呂熱回収用回路(50)に前記浴槽水を循環させる風呂熱回収ポンプ(63)と、
前記加熱装置の作動を制御して前記タンク内への熱量の供給を制御するとともに、前記風呂熱回収ポンプの作動を制御して、前記タンク内に前記風呂熱を回収する風呂熱回収運転を制御する制御装置(70)と、
を備え、
前記制御装置は、前記風呂熱回収運転の要求があるときに、前記タンク内の給湯用水に蓄えておく必要がある必要熱量を得るために、前記風呂熱回収運転を実施する場合と前記風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについてシステム全体で予測される使用電力量を算出し、当該算出した使用電力量を比較して前記風呂熱回収運転を実施しない場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、前記風呂熱回収運転を実施しない制御を行い、
前記制御装置は、前記風呂熱回収運転を実施する場合と前記風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについて、予め記憶する関係式及び前記タンクの底部温度を用いて算出した前記加熱装置単独の運転効率と、算出した前記加熱装置による前記タンク内への供給熱量と、前記風呂熱回収運転を実施する場合に算出した前記タンク内への風呂熱回収熱量と、を用いて、システム全体で予測される前記使用電力量を算出することを特徴とする給湯システム。 - 前記制御装置は、前記風呂熱回収運転を実施する場合の前記タンクの底部温度を、前記風呂熱回収運転を実施する前の前記タンクの底部温度と、前記タンクに熱回収される容積と、前記風呂熱回収運転を実施する前の浴槽水の温度と、前記浴槽に蓄えられた湯量と、を用いて算出することを特徴とする請求項2に記載の給湯システム。
- 前記制御装置は、前記風呂熱回収運転を実施する場合の前記タンクの底部温度を、前記タンクに供給される給水の温度と、前記タンクに熱回収される容積と、前記風呂熱回収運転を実施する前の浴槽水の温度と、前記浴槽に蓄えられた湯量と、を用いて算出することを特徴とする請求項2に記載の給湯システム。
- 前記制御装置は、
前記風呂熱回収運転がより早く終了するように終了条件を補正し、当該補正した終了条件を用いて前記風呂熱回収運転を実施する場合にシステム全体で予測される使用電力量を算出し、
前記風呂熱回収運転を実施する場合の前記算出した使用電力量と、前記風呂熱回収運転を実施しない場合にシステム全体で予測される使用電力量とを比較して、前記風呂熱回収運転を実施する場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、前記風呂熱回収運転を実施することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯システム。 - 前記制御装置は、前記風呂熱回収運転を実施するか否かの判定を行う前に、
前記風呂熱回収運転がより早く終了するように終了条件を補正し、当該補正した終了条件を用いて前記風呂熱回収運転を実施する場合にシステム全体で予測される使用電力量を算出し、
前記風呂熱回収運転を実施する場合の前記算出した使用電力量と、前記風呂熱回収運転を実施しない場合にシステム全体で予測される使用電力量とを比較して、前記風呂熱回収運転を実施する場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、前記風呂熱回収運転を実施することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯システム。 - タンク(10)内に蓄える給湯用水を加熱する太陽熱温水装置(80)と、
前記タンク内の給湯用水と浴槽(60)内の浴槽水とを熱交換して、前記浴槽内に蓄えられている風呂熱を前記タンク内に回収する風呂熱回収用熱交換器(51)と、
前記浴槽と前記風呂熱回収用熱交換器とを環状に接続する風呂熱回収用回路(50)に前記浴槽水を循環させる風呂熱回収ポンプ(63)と、
前記タンク(10)内に蓄える給湯用水をヒートポンプサイクルによって加熱するヒートポンプユニット(20)と、
前記太陽熱温水装置の作動を制御して前記タンク内への熱量の供給を制御し、前記ヒートポンプユニット(20)の作動を制御して前記タンク内への熱量の供給を制御するとともに、前記風呂熱回収ポンプの作動を制御して、前記タンク内に前記風呂熱を回収する風呂熱回収運転を制御する制御装置(70)と、
を備え、
前記制御装置は、前記風呂熱回収運転の要求があるときに、前記太陽熱温水装置によって前記タンク内へ供給できる予測熱量だけで、過去の熱量使用実績に基づいて前記タンク内の給湯用水に蓄えておく必要があると予測される予測必要熱量をまかなえると判定すると、前記風呂熱回収運転を実施しない制御を行い、
さらに前記制御装置は、前記風呂熱回収運転の要求があるときに、前記風呂熱回収運転を実施する場合と前記風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについて、前記ヒートポンプユニットによって前記タンク内に与えた熱量と前記ヒートポンプユニット単独の消費電力から求められる前記ヒートポンプユニットの運転効率を用いてシステム全体で予測される使用電力量を算出し、当該算出した使用電力量を比較して前記風呂熱回収運転を実施しない場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、前記風呂熱回収運転を実施しないことを特徴とする給湯システム。 - タンク(10)内に蓄える給湯用水を加熱する太陽熱温水装置(80)と、
前記タンク内の給湯用水と浴槽(60)内の浴槽水とを熱交換して、前記浴槽内に蓄えられている風呂熱を前記タンク内に回収する風呂熱回収用熱交換器(51)と、
前記浴槽と前記風呂熱回収用熱交換器とを環状に接続する風呂熱回収用回路(50)に前記浴槽水を循環させる風呂熱回収ポンプ(63)と、
前記タンク(10)内に蓄える給湯用水をヒートポンプサイクルによって加熱するヒートポンプユニット(20)と、
前記太陽熱温水装置の作動を制御して前記タンク内への熱量の供給を制御し、前記ヒートポンプユニット(20)の作動を制御して前記タンク内への熱量の供給を制御するとともに、前記風呂熱回収ポンプの作動を制御して、前記タンク内に前記風呂熱を回収する風呂熱回収運転を制御する制御装置(70)と、
を備え、
前記制御装置は、前記風呂熱回収運転の要求があるときに、前記太陽熱温水装置によって前記タンク内へ供給できる予測熱量だけで、過去の熱量使用実績に基づいて前記タンク内の給湯用水に蓄えておく必要があると予測される予測必要熱量をまかなえると判定すると、前記風呂熱回収運転を実施しない制御を行い、
さらに前記制御装置は、前記風呂熱回収運転の要求があるときに、前記風呂熱回収運転を実施する場合と前記風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについてシステム全体で予測される使用電力量を算出し、当該算出した使用電力量を比較して前記風呂熱回収運転を実施しない場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、前記風呂熱回収運転を実施しない制御を行い、
前記制御装置は、前記風呂熱回収運転を実施する場合と前記風呂熱回収運転を実施しない場合のそれぞれについて、予め記憶する関係式及び前記タンクの底部温度を用いて算出した前記加熱装置単独の運転効率と、算出した前記加熱装置による前記タンク内への供給熱量と、前記風呂熱回収運転を実施する場合に算出した前記タンク内への風呂熱回収熱量と、を用いて、システム全体で予測される前記使用電力量を算出することを特徴とする給湯システム。 - 前記制御装置は、前記風呂熱回収運転を実施する場合の前記タンクの底部温度を、前記風呂熱回収運転を実施する前の前記タンクの底部温度と、前記タンクに熱回収される容積と、前記風呂熱回収運転を実施する前の浴槽水の温度と、前記浴槽に蓄えられた湯量と、を用いて算出することを特徴とする請求項8に記載の給湯システム。
- 前記制御装置は、前記風呂熱回収運転を実施する場合の前記タンクの底部温度を、前記タンクに供給される給水の温度と、前記タンクに熱回収される容積と、前記風呂熱回収運転を実施する前の浴槽水の温度と、前記浴槽に蓄えられた湯量と、を用いて算出することを特徴とする請求項8に記載の給湯システム。
- 前記制御装置は、前記太陽熱温水装置によって前記タンク内へ供給できる予測熱量と前記風呂熱回収運転によって前記タンク内へ回収できる回収熱量との和が、前記予測される必要熱量を超えると判定すると、前記風呂熱回収運転を終了するための終了温度条件定数を補正し、風呂熱回収運転を早く終了させることを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の給湯システム。
- 前記制御装置は、
前記風呂熱回収運転がより早く終了するように終了条件を補正し、当該補正した条件において前記風呂熱回収運転を実施する場合のシステム全体で予測される使用電力量を算出し、
前記風呂熱回収運転を実施する場合の前記算出した使用電力量と、前記風呂熱回収運転を実施しない場合にシステム全体で予測される使用電力量とを比較して、前記風呂熱回収運転を実施する場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、前記風呂熱回収運転を実施することを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか一項に記載の給湯システム。 - 前記制御装置は、前記風呂熱回収運転を実施するか否かの判定を行う前に、
前記風呂熱回収運転がより早く終了するように終了条件を補正し、当該補正した条件において前記風呂熱回収運転を実施する場合のシステム全体で予測される使用電力量を算出し、
前記風呂熱回収運転を実施する場合の前記算出した使用電力量と、前記風呂熱回収運転を実施しない場合にシステム全体で予測される使用電力量とを比較して、前記風呂熱回収運転を実施する場合の使用電力量の方が小さいと判定すると、前記風呂熱回収運転を実施することを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか一項に記載の給湯システム。
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