JP2007198577A - 湯水混合装置及びそれを備えた湯水混合水栓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、湯及び水を混合して吐出させる湯水混合装置(20)であって、湯水混合装置本体(21)と、湯水混合装置本体の内部に移動可能に配置され、湯水混合装置本体内に流入する湯及び水の流量を変化させる主弁体(30)と、湯水混合装置本体の内部に配置され、所定方向の付勢力を発生する付勢手段(32)と、混合された湯の温度に応じて、付勢手段とは逆方向の付勢力を発生する感温付勢手段(34)と、付勢手段による付勢力及び感温付勢手段による付勢力に応じて位置が移動される付勢力均衡部材(40)と、この付勢力均衡部材の移動を主弁体に伝達し、主弁体を付勢力均衡部材の移動距離よりも長い距離移動させる移動量増幅手段(60)と、を有することを特徴としている。
【選択図】図2
Description
このように構成された本発明においては、付勢力均衡部材の移動は、リンク機構によって増幅され、主弁体は付勢力均衡部材の移動距離よりも長い距離移動される。
このように構成された本発明によれば、簡単な機構により、付勢力均衡部材の移動距離を増幅することができる。
このように構成された本発明によれば、簡単な機構により、付勢力均衡部材の移動距離を増幅することができる。
このように構成された本発明によれば、簡単な機構により、付勢力均衡部材の移動距離を増幅することができる。
このように構成された本発明によれば、簡単な機構により、付勢力均衡部材の移動距離を増幅することができる。
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓全体を示す斜視図である。図2は本実施形態による湯水混合水栓に内蔵されている湯水混合装置の断面図であり、図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。
水供給脚6は、壁面に設けられた水道管(図示せず)と水栓本体2とを連結し、水栓本体2に水を供給するように構成されている。
図2及び図3に示すように、主弁体30は概ね円筒状の部材であり、その両端には、軸線方向に摺動されることにより湯側シート面22c又は水側シート面24bと当接するシート部が形成されている。また、主弁体30の左側には、可動支柱38と、バイアスばね32と、ばね押え金具36が配置されている。可動支柱38は円柱状の部材であり、その主弁体30側の端部には拡径部38aが形成されている。また、ばね押え金具36は、中央部が隆起したドーナツ板状の金具である。可動支柱38の、主弁体30とは反対側の端部には、Cクランプ36aが取り付けられ、ばね押え金具36を位置決めしている。バイアスばね32は、可動支柱38の拡径部38aとばね押え金具36の間に挟まれ、予め圧縮された状態で可動支柱38の周囲に配置される。
まず、湯水混合水栓1の使用者は、湯温調節用ダイヤル8を所望の温度に設定する。ここで、湯温調節用ダイヤル8を最低温度に設定した場合には、摺動部材28は図2及び図3における左端に位置される。この状態では、摺動部材28がばね押え金具36から離間するのでバイアスばね32による付勢力は作用せず、主弁体30の湯側のシート部は、感温ばね34の付勢力により湯側シート面22cに当接される。即ち、湯水混合装置本体21内には、水のみが流入できる状態となる。
図6及び図7に示すように、主弁体130は概ね円筒状の部材であり、その両端には、シート部が形成されている。また、主弁体130の左側には、平行移動部材である第1可動支柱138と、バイアスばね132と、ばね押え金具136が配置されている。また、主弁体130の中央部には、第1可動支柱138を取り付けるためのボス部130aが形成されている。このボス部130aは、主弁体130の内壁面から半径方向内方に延びる3本のアーム130b(図6には1本のみ図示)により、主弁体130の中心軸線上に支持されている。
まず、湯温調節用ダイヤル8を最低温度に設定した場合には、摺動部材128は図6及び図7における左端に位置され、バイアスばね132による付勢力は作用しない。この状態では、主弁体130の湯側のシート部は、感温ばね134の付勢力により湯側シート面122cに当接され、水のみが湯水混合装置本体121内に流入される。
本発明の第2実施形態の湯水混合水栓によれば、主弁体130は、回転部材160によって、第2可動支柱140が移動した距離の約2倍の距離移動されるため、感温ばね134の伸縮により直接主弁体130を移動させた場合に比べ、約2倍の距離主弁体130を移動させることができる。従って、主弁体130のストロークを従来の湯水混合装置と同程度にした場合、感温ばね134の伸縮量を約1/2にすることができる。これにより、湯及び水を湯水混合装置本体121内に流入させる流路面積を十分に確保しながら、感温ばね134の伸縮量を短縮して、湯水混合装置の温度調節性能を向上させることができる。
図9及び図10に示すように、主弁体230は概ね円筒状の部材であり、その両端には、シート部が形成されている。また、主弁体230の左側には、平行移動部材である第1可動支柱238と、バイアスばね232と、ばね押え金具236が配置されている。また、主弁体230の中央部には、第1可動支柱238を取り付けるためのボス部230aが形成されている。このボス部230aは、主弁体230の内壁面から半径方向内方に延びる3本のアーム230b(図9には1本のみ図示)により、主弁体230の中心軸線上に支持されている。
まず、湯温調節用ダイヤル8を最低温度に設定した場合には、摺動部材228は図9及び図10における左端に位置され、バイアスばね232による付勢力は作用しない。この状態では、主弁体230の湯側のシート部は、感温ばね234の付勢力により湯側シート面222cに当接され、水のみが湯水混合装置本体221内に流入される。
2 水栓本体
4 湯供給脚
6 水供給脚
8 湯温調節用ダイヤル
10 吐止水切替ハンドル
12 カラン
14 シャワーヘッド
16 切替バルブ
20 湯水混合装置
21 湯水混合装置本体
22 第1本体部材
22a 湯導入口
22b 水導入口
22c 湯側シート面
22d 段部
22e スプライン部
24 第2本体部材
24a 支柱
24b 水側シート面
24c 吐出口
24d 凹部
26 送りねじ
26a スプライン部
26b 送り雄ねじ部
28 摺動部材
28a 溝
28b 送り雌ねじ部
30 主弁体
30a 突起
32 バイアスばね
34 感温ばね
36 ばね押え金具
36a Cクランプ
38 可動支柱
38a 拡径部
40 可動スリーブ
42 Oリング
46 脚付スペーサーリング
48 ばね金具
48a 板ばね部
48b 係合部
50 Oリング
52 フィルター
54 フィルター
60 回動アーム
60a 円柱部
60b 凹部
62 ピン
64 シールド部材
64a シールド部材本体
64b シールド部材キャップ
66 長円形穴
68 丸穴
70 スペーサー突起
72 フランジ部
120 湯水混合装置
121 湯水混合装置本体
122 第1本体部材
122a 湯導入口
122b 水導入口
122c 湯側シート面
122d 段部
124 第2本体部材
124a ガイド筒部
124b 水側シート面
124c 吐出口
124d 軸受け部
126 送りねじ
126a スプライン部
126b 送り雄ねじ部
126c 軸受け部
128 摺動部材
128a 溝
128b 送り雌ねじ部
130 主弁体
130a ボス部
130b アーム
132 バイアスばね
134 感温ばね
136 ばね押え金具
136a Cクランプ
138 第1可動支柱
138a 拡径部
138b 第2雌ねじ部
140 第2可動支柱
140a 摺動部
140b 中央部
140c 突出部
140d 第1雌ねじ部
142O リング
146 脚付スペーサーリング
148 ばね金具
148a 板ばね部
148b 係合部
150 Oリング
152 フィルター
154 フィルター
160 回転部材
160a 第1雄ねじ部
160b 第2雄ねじ部
160c 第1シャフト
160d 第2シャフト
220 湯水混合装置
222 第1本体部材
222a 湯導入口
222b 水導入口
222c 湯側シート面
222d 段部
224 第2本体部材
224a 圧力室形成部
224b アーム
224c 第1シリンダ
224d 第2シリンダ
224e 水側シート面
225 第2本体部材キャップ
225a 吐出口
225b 支柱
226 送りねじ
228 摺動部材
230 主弁体
230a ボス部
232 バイアスばね
234 感温ばね
236 ばね押え金具
236a Cクランプ
238 第1可動支柱
238a 拡径部
238b 第2ピストン
240 付勢力均衡部材
240a 第1ピストン
242 Oリング
246 脚付スペーサーリング
248 ばね金具
250 Oリング
252 フィルター
254 フィルター
Claims (7)
- 供給された湯及び水を混合し、適温に調整された湯を吐出させる湯水混合装置であって、
湯水混合装置本体と、
上記湯水混合装置本体の内部に移動可能に配置され、移動されることにより、上記湯水混合装置本体内に流入する湯及び水の流量を変化させる主弁体と、
上記湯水混合装置本体の内部に配置され、上記主弁体を所定方向に摺動させる付勢力を発生する付勢手段と、
上記湯水混合装置本体の内部に配置され、上記湯水混合装置本体内に流入して混合された湯の温度に応じて、上記付勢手段とは逆方向に上記主弁体を摺動させる付勢力を発生する感温付勢手段と、
上記付勢手段による付勢力及び上記感温付勢手段による付勢力に応じて位置が移動される付勢力均衡部材と、
この付勢力均衡部材の移動を上記主弁体に伝達し、上記主弁体を上記付勢力均衡部材の移動距離よりも長い距離移動させる移動量増幅手段と、
を有することを特徴とする湯水混合装置。 - 上記移動量増幅手段が、上記付勢力均衡部材の移動距離を増幅して上記主弁体を移動させるリンク機構である請求項1記載の湯水混合装置。
- 上記リンク機構が、先端が上記主弁体に連結され、基端が湯水混合装置本体内に位置が固定された支点を中心に回動可能に取り付けられた回動アームを備え、この回動アームの上記先端と上記基端の間に上記付勢力均衡部材が当接することによって、上記付勢力均衡部材の移動距離を増幅して上記主弁体を移動させる請求項2記載の湯水混合装置。
- 上記移動量増幅手段が、上記付勢力均衡部材に形成された第1雌ねじ部に螺合される第1雄ねじ部、及びこの第1雄ねじ部よりもねじ山のピッチが大きい第2雄ねじ部が上記第1雄ねじ部と同一の軸線上に形成された回転部材と、上記第2雄ねじ部に螺合される第2雌ねじ部が形成され、上記主弁体と共に移動される平行移動部材と、を有し、上記付勢力均衡部材が上記回転部材に対して平行移動されると、上記回転部材が回転され、上記回転部材の回転により、上記平行移動部材が上記付勢力均衡部材よりも長い距離平行移動される請求項1記載の湯水混合装置。
- 上記移動量増幅手段が、上記付勢力均衡部材に形成された第1ピストンを摺動可能に受け入れる第1シリンダ、及びこの第1シリンダと連通し、断面積が上記第1シリンダよりも小さい第2シリンダを形成した圧力室形成部と、上記第2シリンダに摺動可能に受け入れられる第2ピストンが形成され、上記主弁体と共に移動される平行移動部材と、を有し、上記付勢力均衡部材が上記圧力室形成部材に対して平行移動されると、上記第1シリンダ内の圧力変化が上記第2シリンダに伝達され、上記平行移動部材が上記付勢力均衡部材よりも長い距離平行移動される請求項1記載の湯水混合装置。
- さらに、上記湯水混合装置本体内に配置され、上記付勢手段、上記感温付勢手段、上記付勢力均衡部材、又は上記移動量増幅手段の少なくとも一部を覆うことによって、上記湯水混合装置本体内に流入した水及び湯の動圧力が、上記付勢手段、上記感温付勢手段、上記付勢力均衡部材、又は上記移動量増幅手段に直接作用するのを抑制するシールド部材を有する請求項1乃至5の何れか1項に記載の湯水混合装置。
- 請求項1乃至6の何れか1項に記載の湯水混合装置と、
この湯水混合装置を収納する水栓本体と、
上記湯水混合装置によって混合された湯の吐水状態と止水状態を切替える開閉弁と、
混合された湯を吐出させる吐出部と、
を有することを特徴とする湯水混合水栓。
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JP7427521B2 (ja) | 2020-05-01 | 2024-02-05 | Sanei株式会社 | 湯水混合弁 |
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