JP2007197448A - ジフェニルメタン系のジアミン及びポリアミンの製造方法 - Google Patents

ジフェニルメタン系のジアミン及びポリアミンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低いエネルギー消費で実施することができるジフェニルメタン系のジアミン及びポリアミンを簡単に製造でき、それにより相応のジイソシアネート及びポリイソシアネートを引き続きのホスゲン化によって副生成物の形成を減らして製造可能にする製造方法を提供する。
【解決手段】アニリンとホルムアルデヒドとの触媒下での反応;該反応混合物の中和;該反応混合物の有機相と水相とへの分離;該有機相からの蒸留による水とアニリンの分離工程、該蒸留は、少なくとも1つの予備蒸発段階と蒸留段階とを含む、前記有機相からのアニリンと水の予備蒸発段階でのフラッシュ蒸発による分離、後続の蒸留段階での残留アニリン及び水の分離、ジアミンとポリアミンの質量に対して1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンを含有するジアミン及びポリアミンを得る、そのジアミン及びポリアミンを冷却する工程を含む方法を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ジフェニルメタン系のジアミン及びポリアミンの混合物であって1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有する混合物を製造するための方法において、アニリンとホルムアルデヒドとを酸触媒の存在下に反応させ、そして引き続き酸触媒を分離し、そして続いて水とアニリンの蒸留的分離を、フラッシュ蒸発を含む少なくとも二段階の蒸留において行い、引き続き冷却する製造方法に関する。
ジフェニルメタン系のジアミン及びポリアミン(MDA)の混合物であって主成分がジアミノジフェニルメタン(ジアミン)である混合物を、アニリンとホルムアルデヒドとを酸触媒の存在下に反応させることにより製造することは一般的に公知である。ジアミン及びポリアミンの混合物は、主に相応のジイソシアネート及びポリイソシアネートの混合物の製造のために広範に使用される。連続的又は部分的に断続的な方法のための例は、US−A−5,286,760号、EP−A−451442号及びWO−A−99/40059号に開示されている。そこでは、事実、酸性反応混合物の中和と、相分離と、場合により水による洗浄の後に、付着水及び過剰のアニリンを、通常は真空下で蒸留により除去することが述べられている。しかしながら、これらの開示は、水及びアニリンの含量が、更にそのジアミン及びポリアミンを相応のジイソシアネート及びポリイソシアネートの製造のために使用するのに重要であることを一切指摘していない。また、該文献においては、これらの低い含量の水及びアニリンを達成するための方法を記載していない。また、該文献では、ジアミン及びポリアミンの蒸留がアニリン及び水の分離でどれ程エネルギー的に最適化できるかも一切指摘していない。更なる問題領域は、分離されたアニリンを反応に戻すことであり、その際、EP−A−0283757号によれば、MDAはできる限りホルムアルデヒドとの反応に戻すべきではない。
ここで、1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンといったジアミン及びポリアミン中の水とアニリンの低い含量が、相応のジイソシアネート及びポリイソシアネートを低い含量の副生成物で製造するために重要な条件であることが判明した。ジアミン及びポリアミン中の水とアニリンの含量がそれより高いと、イソシアネート製造法において二次反応がもたらされ、例えば鉄含量と低沸点イソシアネート含量の増大がもたらされ、それらの部分について、塩素含有不純物の形成が引き起こされる。更に、これらの非常に低い含量の水とアニリンは、特別に調整された蒸留段階のシーケンスによって、かつ有利には1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの熱を用いることで得られると判明した。蒸留物として回収されたアニリンは、それによって、水の分離を実施した後に、有利には0.5質量%未満のジアミン及びポリアミンを含有する。更に、外部熱、有利には6バール又はそれ未満の絶対圧力での蒸気も、場合により使用できるので、低い一次エネルギー使用をもって、安定なプロセス制御を達成できる。更に、ジアミン及びポリアミンは、高温で、特に150℃より高い温度での貯蔵時にアニリンを再び脱離するので、蒸留後の生成物の冷却はその品質を達成するには必須である。
本発明は、説明を目的として記載するものであり、それを制限するものではない。実施例を除き、又は特に示されない限りは、本願明細書に示される量、パーセンテージなどを表現する全ての数は、全ての場合において、用語"約"によって変更を加えられると理解されるべきである。
US−A−5,286,760号 EP−A−451442号 WO−A−99/40059号 EP−A−0283757号
本発明は、低いエネルギー消費で実施することができるジフェニルメタン系のジアミン及びポリアミンの簡単な製造方法であって、それにより相応のジイソシアネート及びポリイソシアネートを引き続きのホスゲン化によって副生成物の形成を減らして製造可能にする製造方法を提供する。
本発明は、ジフェニルメタン系のジアミン及びポリアミンの製造方法において:
a)アニリンとホルムアルデヒドとを酸触媒の存在下に反応させて、ジアミン及びポリアミンを含有する反応混合物を得る工程;
b)そのジアミン及びポリアミンを含有する反応混合物を中和する工程;
c)そのジアミン及びポリアミンを含有する中和された反応混合物を、ジアミン及びポリアミンを含有する有機相と水相とに分離する工程;
d)そのジアミン及びポリアミンを含有する有機相から蒸留により水とアニリンを分離する工程、該工程では、
d1)工程d)における蒸留は、少なくとも1つの予備蒸発段階と少なくとも1つの蒸留段階を含む、
d2)前記ジアミン及びポリアミンを含有する有機相から、アニリンと水を、予備蒸発段階でフラッシュ蒸発によって分離除去する、
d3)引き続きの蒸留段階において、残りのアニリン及び水を分離除去し、そしてジアミン及びポリアミンであって、そのジアミン及びポリアミンの質量に対して1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンを得る
e)引き続き、1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するそのジアミン及びポリアミンを冷却する工程
を含む方法を提供する。
工程e)において、1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの冷却は、有利には工程c)で得られるジアミン及びポリアミンを含有する有機相との熱交換によって、工程d)でのその蒸留の前又はその間に、特に有利には予備蒸発段階(工程d2))におけるフラッシュ蒸発の前又は間に実施する。
工程d3)において蒸留物として得られるアニリン及び水の混合物は、有利には、アニリンの質量又は混合物中のアニリン含量に対して、0.5質量%未満のジアミン及びポリアミンを含有する。アニリンは、有利には、前記のアニリン及び水の混合物から分離除去され、それにより0.5質量%未満のジアミン及びポリアミンを含有するアニリンが得られる。
1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの冷却は、有利には、工程e)において、実質的に工程d)における蒸留を出た直後に実施する。1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの蒸留(工程d))を出た後の180℃の温度又はそれより高い温度での滞留時間は、有利には30分未満、より有利には10分未満である。
また本発明は、ジフェニルメタン系のジイソシアネート及びポリイソシアネートの製造方法において、ジアミン及びポリアミンを、本発明による方法に従って製造し、そしてそれをホスゲンと反応させて、相応のジイソシアネート及びポリイソシアネートを得る製造方法を提供する。かかるホスゲン化は、当該技術分野から公知の方法(例えばDE−A−844896号又はDE−A−19817691号)に従って実施することができる。
工程a)におけるアニリンとホルムアルデヒドとの酸触媒による縮合は、当該技術分野から公知の方法に従って実施することができる。アニリンとホルムアルデヒド水溶液とを、1.7:1〜20:1、より有利には1.7:1〜5:1のモル比で、酸触媒、有利には強鉱酸、例えば塩化水素酸の存在下に、0.001〜0.9モル、有利には0.08〜0.5モルの鉱酸を1モルのアニリン当たりに使用して縮合させることが好ましい。当業者により認識できるように、文献に記載される固形酸触媒も使用することができる。それによりホルムアルデヒドは、アニリンと酸触媒との混合物中に導入でき、そして該反応溶液を段階的加熱によって反応させる。選択的にまた、アニリンとホルムアルデヒドは、とりわけ予備反応させて、酸触媒又は更なるアニリンと酸触媒との混合物と混合し、その後に該反応溶液を段階的加熱によって反応させる。
前記反応は、文献に記載される多数の方法の1つに従って連続的又は断続的に実施することができる。
工程b)において、ジアミン及びポリアミンを含有する反応混合物を、場合により水及び/又はアニリンを添加して中和する。中和は、水酸化ナトリウム溶液を用いて実施することが好ましい。
ジアミン及びポリアミンを含有する中和された反応混合物を、工程c)において、ジアミン及びポリアミンを含有する有機相と水相とに分離する。これは、アニリン及び/又は水の添加によって支援することができる。相分離を、アニリン及び/又は水の添加によって支援する場合に、その添加を中和に際して激しく混合しつつ行うことが好ましい。この混合は、混合区域でスタティックミキサーを用いて、撹拌槽又は撹拌槽の列において、あるいは混合区域と撹拌槽を組み合わせたなかで実施できる。アニリン及び/又は水の添加によって希釈された中和された反応混合物を、その構成及び/又は内部取付物に基づき、MDAを含有する有機相と水相とに分離するのに適している装置に供給することが好ましい。フローレンスフラスコを、二相の凝集を支援する内部取付物としてプレートパック(plate packs)を取り付けて使用することが好ましい。
引き続き、場合により、有機相を水で洗浄し、そして更に水相を分離して、塩の残留含量を除去することができる(DE−A−2549890号)
工程d)において、水とアニリンを、工程c)で得られたジアミン及びポリアミンを含有する有機相から蒸留により分離する。工程c)で得られる有機相は、有利には、混合物の質量に対して、5〜15質量%の水と、使用されるアニリン及びホルムアルデヒドの比率に依存して、有利には5〜90質量%、より有利には5〜40質量%のアニリンと、有利には5〜90質量%、より有利には50〜90質量%のジアミン及びポリアミンとの組成を有する。工程c)における相分離を出た後に、そのジアミン及びポリアミンを含有する有機相は、80〜150℃の温度を有することが好ましい。
本発明による方法の主だった特徴を挙げると:
d1)工程d)における蒸留は、少なくとも1つの予備蒸発段階に引き続き少なくとも1つの蒸留段階を含むことと、
d2)ジアミン及びポリアミンを含有する有機相から、アニリンと水を、予備蒸発段階でフラッシュ蒸発によって分離除去することと、
d3)引き続きの蒸留段階において、残りのアニリン及び水を分離除去し、そしてジアミン及びポリアミンであって、そのジアミン及びポリアミンの質量に対して1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンを得ることと
がある。その蒸留段階において、ジアミン及びポリアミンであって、そのジアミン及びポリアミンの質量に対して、500ppm未満、特に有利には300ppm未満の水含量を有するジアミン及びポリアミンが得られることが好ましい。その蒸留段階において、ジアミン及びポリアミンであって、そのジアミン及びポリアミンの質量に対して、50ppm未満、特に有利には20ppm未満のアニリン含量を有するジアミン及びポリアミンが得られることが好ましい。それにより、ジアミン及びポリアミン中の水含量とアニリン含量とをできる限り低減させることが好ましい。
工程e)において、1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンを冷却する。これは、ジアミン及びポリアミンを含有する有機相との熱交換によって、工程d)でのその蒸留の前又はその間に、有利にはそのフラッシュ蒸発の前又はその間に、つまり工程d2)の前又はその間に実施することが好ましい。しかしながら冷却は、冷却媒体を通じて実施することもできる。
本発明による方法の工程d)における蒸留を、以下の図面をもとに以下により詳細に説明する。
図1は、単段階蒸留であって、本発明による方法の工程d)を実施できない蒸留のプロセスフローチャートを示している。工程c)で得られるジアミン及びポリアミンを含有する有機相の流4を、底部リボイラ2及び凝縮器3を有する蒸留塔1の頂部に送達する。蒸留塔1は、頂部圧2〜100ミリバール、有利には5〜50ミリバールで、かつ底部温度200〜300℃、有利には220〜270℃で、かつ蒸気温度20〜200℃、有利には50〜150℃で稼働される。該塔は、当該技術分野で公知の内部取付物、例えば分離トレイ又は充填物、有利には規則充填物によって形成される2〜20、有利には3〜10の理論分離段を有することが好ましい。任意の熱伝達装置、例えば循環式蒸発器、流下薄膜型蒸発器又は管束を、底部蒸発器2として使用することができる。これらの装置は、達成されるべき底部温度に相当する加熱蒸気又は他の熱伝導媒体によって稼働される。生成物流5(ジアミン及びポリアミン)は、底部又は蒸発器2から取り出され、かつ有利には80〜180℃、より有利には90〜150℃、最も有利には100〜120℃の温度に冷却されることが好ましい。分離された水−アニリン混合物6は、頂部凝縮器3において凝縮される。凝縮温度に応じて、空気式凝縮器、水冷式又は塩水冷却式の熱交換器のような公知の凝縮器を、場合により幾つかの列においても、頂部凝縮器として使用することができる。必要な凝縮温度は、選択される圧力によって与えられる。凝縮物7は、凝縮器3からプロセスに戻され、残留ガス8は、例えば真空システムを介して廃ガスとして導出される。
このシステムの利点は、その簡易性である。しかしならが、欠点は、ポリアミンの分解が起こりうる高い底部温度及び/又は大規模な塔と高価な凝縮媒体をもたらす低い所要圧である。また欠点は、高い温度水準での高い熱消費である。
本発明による方法の工程d)を実施できない単段階蒸留の代替的な一実施態様において、その蒸留は蒸気供給を伴って行われる。この実施態様を、図2a及び図2bに示す。図2a及び図2bにおいて、工程c)で得られるジアミン及びポリアミンを含有する有機相の流14又は24は、蒸留塔11、21の頂部に送達され、そこで底部に蒸気が導入される(蒸気蒸留)。その蒸留塔は、有利には絶対圧力20〜1000ミリバール、より有利には50〜200ミリバールで、底部温度120〜300℃、より有利には180〜260℃で、かつ蒸気温度60〜200℃、より有利には80〜150℃で稼働される。該塔11、21は、当該技術分野で公知の内部取付物、例えば分離トレイ又は充填物、有利には規則充填物によって形成される2〜20、より有利には3〜10の理論分離段を有することが好ましい。該塔11、21の底部において、蒸気は、蒸気19、29として、有利には80〜350℃、より有利には100〜250℃の温度で添加される。有利な一実施態様においては、該塔11は、付加的な底部蒸発器12を有する。この場合に、10〜200kg(蒸気)/t(ジアミン及びポリアミン)、有利には20〜100kg/tの量が必要となる。任意の熱伝達装置、例えば循環式蒸発器、流下薄膜型蒸発器又は管束を、底部蒸発器12として使用することができる。これらの装置は、達成されるべき底部温度応じた加熱蒸気又は他の熱伝導媒体を用いて稼働される。
また該塔は、付加的な底部蒸発器12を用いずに、1〜10t(蒸気)/t(ジアミン及びポリアミン生成物)の蒸気量で温度280〜350℃で稼働させることもできる。
底部生成物(ジアミン及びポリアミン)は、塔の底部で流15、25として分離され、かつ温度80〜180℃、有利には90〜150℃、特に有利には100〜120℃に冷却されることが好ましい。分離された水−アニリン混合物16、26は、頂部凝縮器13、23において凝縮される。しかしながら、粗製溶液から水とアニリンを凝縮する他に、添加流19、29も当然凝縮するに違いない通常の凝縮器を、頂部凝縮器として使用することができる。空気式凝縮器、水冷式又は塩水冷却式の熱交換器のような公知の凝縮器を、場合により幾つかの列においても、頂部凝縮器として使用することができる。しかしながら、必要な凝縮温度は、選択される圧力によって与えられる。凝縮物17、27は、凝縮器13、23からプロセスに戻され、残留ガス18、28は、真空システムを介して廃気として導出される。
図2bに示される前記の第二の実施態様の好ましい一別形において、蒸気供給29及び蒸発器22は、塔21において、該塔の幾つかの分離段30が前記の2つの間に位置するように配置される。液体は、少なくとも1〜5の理論分離段を有する塔内部取付物31の上方部へと通過し、そして蒸発器22を通過して、蒸気と液体とは、そこから塔中に導き戻される。この付加的な蒸発器は、塔中に、例えば循環式蒸発器、流下薄膜型蒸発器又は管束として取り付けるか、又は該塔に外部蒸発器として、塔からの好適な液体排出路と蒸気及び液体用の戻り管路とによって接続することができる。
該蒸発器を出た後に、液体は、塔内部取付物30の下方部に導かれ、その下方に蒸気供給物29が導入される。2〜20の理論段、有利には3〜10の理論段にも相当する当該技術分野から公知の内部取付物によって達成される塔の分離段31は、従って2つの床に分割され、その際、上部床は、有利には全分離段の10〜70%を有するが、少なくとも1の分離段を有する。
図1に示される実施態様と比較した、図2a及び図2bにより説明された実施態様の利点は、より低い底部温度又はできる限り高い圧力であり、それは、より小規模の塔の使用を可能にし、かつ空気又は水による凝縮が可能となる。しかしながら、欠点は、多量の蒸気凝縮物が生成することと、水が生ずることと、高い温度水準での高い熱消費と、底部生成物における高い水含量である。
底部生成物中の水含量を更に減らすために、この生成物を、適宜、加熱及び場合により不活性ガスによるストリッピングによって再処理することができる。
従って、本発明による方法は、工程d)において、少なくとも二段階の蒸留工程を有し、該工程は、フラッシュ蒸発を伴う予備蒸発段階と引き続きの蒸留段階を有し、かつ前記工程において、それらの流のエネルギー含分は加熱又は冷却のために使用され、このことは、当然特に、大規模なプラントにおいて、かつ/又は工程c)で得られる粗製溶液中の高いアニリン及び水の含量において好ましい。
それにより、1つ、2つ又はそれ以上の予備蒸発工程を、場合により蒸気の使用を伴う段階蒸留としても提供することができる。蒸留塔を出た底部生成物(1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミン)の熱含分を、かかる予備蒸発段階のためのエネルギー源として使用することが好ましいと判明し、それにより同時に底部生成物(1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミン)が冷却される。これらの予備蒸発工程を調整することによって、とりわけ低質のエネルギー(廃熱及び低い温度水準)を使用して、高質のエネルギー(高い温度水準での熱)の使用を実質的に減らして、本発明による生成物を得ることができる。最終的には、本発明による方法に含まれる予備蒸発段階は、該蒸留塔をかなり軽減することができるので、実質的により小規模の塔が必要とされるにすぎないか、又は現存の塔が、該ジアミン及びポリアミンに基づきより高い能力を達成することができる。
図3は、工程c)で得られるジアミン及びポリアミンを含有する有機相の二段階蒸留であって、付加的な外部エネルギーの供給を伴う予備蒸発(フラッシュ蒸発)を含み、本発明による方法の工程d)を実施できる蒸留のプロセスフローチャートを示している。図3は、図1、図2a又は図2bに示される蒸発器と凝縮器とを有する蒸留塔の1つと同様に有利には配置されていてよい蒸留塔31を示している。フラッシュ蒸発による予備蒸発は、装置32中で実施される。フラッシュ蒸発による予備蒸発は、ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の熱含分を用いて実施される。蒸気流37の蒸発は、ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の流34の冷却と同時に行われる。しかしながら、予備蒸発を、付加的な外部エネルギー39を供給して行うことが好ましい。
該予備蒸発段階は、有利には熱交換器及び蒸気−液体分離器を含み、その際、蒸気−液体の分離は、後続の蒸留塔の頂部で実施することもできる。該予備蒸発段階において、ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の流34の、有利には40〜99.9質量%、より有利には85〜99質量%の水含量と、有利には2〜90質量%、より有利には10〜80質量%のアニリン含量とが蒸発される。該段階は、廃熱を供給して、例えば、例えば80〜110℃の熱水を供給して、又は有利には、有利には1.1〜20バール、より有利には1.2〜6バールの圧力の加熱蒸気を用いて、かつ有利には40〜200℃、より有利には80〜140℃の温度で、かつ有利には20〜2000ミリバール、より有利には50〜200ミリバールの圧力で行うことができる。供給流34(ジアミン及びポリアミンを含有する有機相)は、フラッシュ蒸発用の装置であって、付加的に熱担体(付加的な外部エネルギーを供給するための加熱媒体)39で加熱される装置32に供給される。
ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の予備蒸発された流であって、そのジアミン及びポリアミンを含有する予備蒸発された有機相の質量に対して、0.01〜9質量%、有利には0.1〜2質量%の残留水含量と、0.5〜90質量%、有利には1〜35質量%のアニリン含量とをそれぞれ有する流35は、蒸留塔31に供給され、そしてそこで底部生成物(1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの流36)と蒸気流38とに分離される。段階31と32は、異なる又は同一の圧力で行うことができる。蒸気流37及び38は、別々に、又はとりわけ同一の圧力で一緒にも、通常は凝縮によって処理することができる。
図4は、工程c)で得られるジアミン及びポリアミンを含有する有機相の二段階蒸留であって、該蒸留からの廃熱の供給を伴う予備蒸発(フラッシュ蒸発)を含み、本発明による方法の工程d)を実施できる蒸留のプロセスフローチャートを示している。このように、生成された生成流(1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの流)の熱含分は、フラッシュ蒸発の加熱用のエネルギー源として使用でき、かつそれは同時に冷却される。図4は、図1、図2a又は図2bに示される蒸発器と凝縮器とを有する蒸留塔の1つと同様に配置された蒸留塔41を示している。
フラッシュ蒸発による予備蒸発は、熱交換器と蒸気−液体分離器とを有する装置42中で実施することができる。該予備蒸発段階において、工程c)で得られるジアミン及びポリアミンを含有する有機相の流44から、有利には50〜99.5質量%、より有利には70〜98.5質量%の水含量及び有利には2〜90質量%、より有利には5〜70質量%のアニリン含量を蒸発させることができる。該予備蒸発は、生成物の点で、有利には50〜180℃、より有利には60〜120℃の温度で、かつ有利には20〜2000ミリバール、より有利には50〜200ミリバールの絶対圧力で行われる。ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の予備蒸発された流45であって、その流45の質量に対して、0.03〜7質量%、有利には0.1〜3質量%の残留水含量と、有利には3〜90質量%、より有利には5〜38質量%のアニリン含量とをそれぞれ有する流45は、蒸留塔41に供給され、そしてそこで底部生成物(1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの流49)と蒸気流48とに分離される。
有利には120〜300℃、より有利には180〜260℃の生成物温度を有する高温の底部生成物49は、予備蒸発段階の装置42の熱交換器に加熱媒体として供給され、そこで有利には20〜200℃、より有利には60〜160℃だけ冷却され、そしてそれは冷却された底部生成物46として、有利には80〜180℃、より有利には90〜150℃、最も有利には100〜120℃の温度で導出される。段階41及び42は、異なる又は同一の圧力で行うことができる。蒸気流47及び48は、別々に、又はとりわけ同一の圧力で一緒にも、通常は凝縮によって処理することができる。
図5は、二段階のフラッシュ蒸発を含む三段階の蒸留であって、付加的な外部エネルギーの供給を伴い、かつ該蒸留からの廃熱の供給を伴い、本発明による方法の工程d)を実施することができる蒸留のプロセスフローチャートを示している。
第一の予備蒸発段階52は、工程c)で得られたジアミン及びポリアミンを含有する有機相の流54の熱含分を専ら使用した純粋なフラッシュ蒸発であってよいが、図5に示されるように、有利には付加的な外部エネルギーを供給して行うことができる。その外部エネルギーは、例えば低圧蒸気又は有利には低質のエネルギーの他の形態、例えば熱水であってよい。第二の予備蒸発段階53において、蒸留塔51から得られる生成物流(1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの流59)の熱含分は、ジアミン及びポリアミンを含有する予備蒸発された有機相の第一の予備蒸発段階52から得られた流55の更なるフラッシュ蒸発用のエネルギー源として使用される。
図5に示される蒸発段階51は、有利には図1、図2a又は図2bに示される蒸発器及び凝縮器を有する蒸留塔の1つと同様に配置されていてよい。しかしながら、予備蒸発段階52は、有利には熱交換器及び蒸気−液体分離器を含む予備蒸発段階である。該予備蒸発段階52において、工程c)で得られるジアミン及びポリアミンを含有する有機相の流54中に含まれる、有利には40〜99.9質量%、より有利には85〜99質量%の水含量と、有利には2〜90質量%、より有利には10〜80質量%のアニリン含量とを蒸発させることができる。ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の供給物54は、予備蒸発段階52に供給され、該段階は、加熱媒体(有利には廃熱、例えば、例えば80〜110℃の熱水又は1.1〜20バール、有利には1.2〜6バールの圧力の加熱蒸気)の流61を用いて、かつ生成物の点で、有利には40〜160℃、より有利には80〜105℃の温度で、かつ有利には20〜2000ミリバール、より有利には50〜200ミリバールの絶対圧力で実施することができる。冷却された加熱媒体の流の除去は、図5には示されていない。
ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の予備蒸発された流55であって、その流55の質量に対して、有利には0.01〜9質量%、より有利には0.1〜2質量%の残留水含量と、有利には0.5〜90質量%、より有利には5〜35質量%のアニリン含量とをそれぞれ有する流55は、有利には熱交換器及び蒸気−液体分離器を有する第二の予備蒸発段階53に供給される。その段階は、生成物の点で、有利には100〜200℃、より有利には130〜180℃の温度で、かつ有利には20〜2000ミリバール、より有利には50〜200ミリバールの絶対圧力で実施することができる。ジアミン及びポリアミンを含有する有機相からこうして得られた予備蒸発された流60であって、その流60の質量に対して、有利には50〜500ppmの水含量と、有利には1〜20質量%、より有利には3〜12質量%のアニリン含量とをそれぞれ有する流60は、蒸留塔51に供給され、そしてそこで底部生成物(1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの流59)と蒸気流58とに分離される。生成物の点で、有利には120〜300℃、特に有利には180〜260℃の温度を有する底部生成物の高温の流59は、加熱媒体として第二の予備蒸発段階53の熱交換器に供給することができ、そこで20〜180℃だけ冷却され、そしてそれは冷却された底部生成物56(ジアミン及びポリアミン)として、有利には80〜180℃、より有利には90〜150℃、最も有利には100〜120℃の温度で導出される。段階51、52及び53は、異なる又は同一の圧力で行うことができる。蒸気流82、57及び58は、別々に、又はとりわけ同一の圧力で一緒にも、通常は凝縮によって処理することができる。
図6は、フラッシュ蒸発を含む三段階の蒸留であって、該蒸留からの廃熱の供給を伴い、かつ付加的な外部エネルギーの供給を伴い、本発明による方法の工程d)を実施することができる蒸留のプロセスフローチャートを示している。
第一の予備蒸発段階62は、蒸留において熱交換によって蒸留塔73から得られる底部生成物(1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの流69)の熱含分を用いて行う純粋なフラッシュ蒸発である。第二の予備蒸発段階63において、外部エネルギーは、更なるフラッシュ蒸発用のエネルギー源として使用される。その外部エネルギーは、例えば低圧蒸気又は有利には低質のエネルギーの他の形態、例えば熱水であってよい。
図6に示される蒸発段階73は、有利には図1、図2a又は図2bに示される蒸発器及び凝縮器を有する蒸留塔の1つと同様に配置されていてよい。しかしながら、予備蒸発段階62は、有利には熱交換器及び蒸気−液体分離器を含む予備蒸発段階である。予備蒸発段階62において、工程c)で得られるジアミン及びポリアミンを含有する有機相の流64中に含まれる、有利には60〜99質量%の水含量と80質量%までのアニリン含量を、蒸発させることができる。
その作業は、生成物の点で、有利には40〜180℃、より有利には50〜110℃の温度で、かつ有利には20〜2000ミリバール、より有利には50〜200ミリバールの絶対圧力で実施することができる。ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の供給物64は、予備蒸発段階62に供給され、そこで予備蒸発され、そしてジアミン及びポリアミンを含有する予備蒸発された有機相から得られる流65であって、その流65の質量に対して、有利には0.5〜9質量%、より有利には0.1〜2質量%の水含量と、有利には2〜80質量%、より有利には10〜35質量%のアニリン含量とをそれぞれ有する流65は、第二の予備蒸発段階63に供給される。第二の予備蒸発段階63は、有利には熱交換器及び蒸気−液体分離器を含む。その段階は、有利には加熱媒体(有利には廃熱、例えば、例えば80〜110℃の熱水又は1.1〜20バール、有利には1.2〜6バールの加熱蒸気)の流71を用いて、かつ生成物の点で、有利には100〜200℃、より有利には130〜180℃の温度で、かつ有利には20〜2000ミリバール、より有利には50〜200ミリバールの絶対圧力で実施される。冷却された加熱媒体の流の除去は、図6には示されていない。
第二の予備蒸発段階63からのジアミン及びポリアミンを含有する有機相の予備蒸発された流70であって、その流70の質量に対して、有利には1質量%未満、特に有利には100〜800ppmの水含量と、有利には1〜50質量%、特に有利には4〜20質量%のアニリン含量とをそれぞれ有する流70は、蒸留塔73に供給することができ、そしてそこで底部生成物(1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンの流69)と蒸気流68とに分離される。有利には120〜300℃、特に有利には180〜260℃の温度を有する高温の底部生成物69は、加熱媒体として第一の予備蒸発段階62の熱交換器に供給することができ、そこで有利には20〜180℃だけ冷却され、そしてそれは冷却された底部生成物66として、有利には80〜180℃、より有利には90〜150℃、最も有利には100〜120℃の温度で導出される。段階62、63及び73は、異なる又は同一の圧力で行うことができる。蒸気流72、67及び68は、別々に、又はとりわけ同一の圧力で一緒にも、通常は凝縮によって処理することができる。
本発明による方法の工程d)を実施することができる前記の実施態様において、ジフェニルメタン系のジアミン及びポリアミンの混合物であって、そのジアミン及びポリアミンの混合物の質量に対して、1000ppm未満、有利には500ppm未満、特に有利には300ppm未満の水含量と、200ppm未満、有利には50ppm未満、特に有利には20ppm未満のアニリン含量とを有する混合物は、エネルギー入力のレベルを変更することで底部生成物として得られる。
本発明を更に説明するが、以下の実施例によって制限されるものではない。
実施例1
ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の製造(工程a)ないしc))
2600gのアニリンを、25℃で撹拌しつつ、1000gのホルマリン(ホルムアルデヒドの30質量%の水溶液)と撹拌槽において激しく混合し、そこで該混合物を60℃に加熱した。撹拌機を止め、上部に分離した水相を除去した。680gの30質量%の塩酸水を、撹拌と冷却を繰り返して添加するが、その際、45℃の温度を保持した。前記の温度で更に15分間撹拌した後に、冷却に代わって加熱を行い、該混合物を一様に140℃まで120分間にわたって5バールの圧力下で加熱し、次いでこの温度で15分間保持した。
該混合物を100℃に冷却し、常圧に戻し、そして撹拌しながら、50質量%の水酸化ナトリウム水溶液540gを添加することによって中和させた。撹拌機を止めた後に、これらの相を放置して沈降させ、そして下方の塩水相を吸い出した。有機相を100℃において300gの水と混合し、該相を分離のために再び放置し、上部に浮遊した水相を分離した。ジアミン及びポリアミンを含有する100℃の有機相3005gが得られ、それは以下の組成であった:
1160g=39質量%のジアミノジフェニルメタン(二核MDA、ジアミン異性体混合物)
600g=20質量%のポリアミン(三核以上のMDA)
935g=31質量%のアニリン
310g=10質量%の水
比較例2(本発明によるものではない)
ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の製造(予備蒸発なし)
図2bによる装置であって、直径80mmを有し、1659mmの高さでMELLAPAK 250X型の構造化充填物を有する上部床(4理論分離段)と、該床の下方に位置した30バールの蒸気で加熱される流下薄膜型蒸発器と、1659mmの高さでMELLAPAK 205X型の構造化充填物を有する下部床(4理論分離段)とを有する塔21からなる装置を使用した。該塔は、60ミリバールで稼働させた。実施例1で得られたジアミン及びポリアミンを含有する有機相を、該塔へと400g/分で送達し、そして蒸発器中で220℃に加熱し、その際、水とアニリンとを留去した。230℃の温度の蒸気12g/分を、下部床の下方に供給した。蒸気を、水で冷却された凝縮器において凝縮させた。該塔を出た205℃の底部生成物を、水冷によって100℃に冷却すると、該生成物は、285ppmの水含量と12ppmのアニリン含量とを有していた。30バールの加熱蒸気の消費は、490g/kg(生成物(ジアミン及びポリアミン))であった。
実施例3(本発明による)
ジアミン及びポリアミンを含有する有機相の製造(予備蒸発あり)
図5による装置であって、1.5バールの蒸気(例えば30バールの蒸気凝縮物の圧力解放からの廃熱)で加熱される熱交換器及び気−液分離器を有する第一の予備蒸発段階52と、蒸留塔51からの高温の生成物排出物で加熱される熱交換器及び気−液分離器を有する第二の予備蒸発段階53と、直径80mmを有し、1659mmの高さでMELLAPAK 250X型の構造化充填物を有する上部床(4理論分離段)と該床の下方に位置した30バールの蒸気で加熱される流下薄膜型蒸発器と1659mmの高さでMELLAPAK 205X型の構造化充填物を有する下部床(4理論分離段)とを有する蒸留塔51と、からなる装置を使用した。第一の予備蒸発段階52は、80ミリバールの絶対圧力で実施し、第二の予備蒸発段階53は、70ミリバールの絶対圧力で実施し、かつ蒸留塔51は、60ミリバールの絶対圧力で稼働させた。実施例1で得られたジアミン及びポリアミンを含有する有機相を、第一の予備蒸発段階52に1600g/分で導入するが、その際、温度97℃に設定した。前記段階の分離器からの底部物を、第二の予備蒸発段階53中に流し、そこで温度141℃に設定した。前記段階の分離器からの底部物を、蒸留塔51に送達し、そして蒸発器中で220℃に加熱し、その際、残留水とアニリンを留去した。120℃の温度の蒸気47g/分を、下部床の下方に供給した。全ての三段階の蒸気を、水で冷却された凝縮器において別々に凝縮させた。該凝縮物は、アニリン含量に対して、0.13質量%のMDAを含有していた。該塔を出た210℃の底部生成物を、第二の予備蒸発段階53の熱交換器によって118℃に冷却すると、該生成物は、285ppmの水含量と12ppmのアニリン含量を有していた。30バールの圧力の加熱蒸気の消費は、120g/kg(生成物(ジアミン及びポリアミン))であり、1.5バールの圧力の加熱蒸気(廃熱)の消費は、230g/kg(生成物(ジアミン及びポリアミン))であった。
本発明を、説明を目的として前記において詳説したが、このような詳細は単にこの目的のためだけものであり、請求項により限定され得るものを除き、当業者によって本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく変法が作られることができると理解すべきである。
図1は、単段階蒸留のプロセスフローチャートを示している 図2aは、蒸気供給を伴う単段階蒸留のプロセスフローチャートを示している 図2bは、蒸気供給を伴う単段階蒸留であって、分離段階が蒸発器と蒸気供給との間に配置されている蒸留のプロセスフローチャートを示している 図3は、フラッシュ蒸発を含む二段階蒸留であって、付加的な外部エネルギーの供給を伴う蒸留のプロセスフローチャートを示している 図4は、フラッシュ蒸発を用いた二段階蒸留であって、その蒸留からの廃熱の供給を伴う蒸留のプロセスフローチャートを示している 図5は、フラッシュ蒸発を含む三段階蒸留であって、付加的な外部エネルギーの供給を伴い、かつその蒸留からの廃熱の供給を伴う蒸留のプロセスフローチャートを示している 図6は、フラッシュ蒸発を用いた三段階蒸留であって、その蒸留からの廃熱の供給を伴い、かつ付加的な外部エネルギーの供給を伴う蒸留のプロセスフローチャートを示している
符号の説明
1 蒸留塔、 2 蒸留器、 3 凝縮器、 4 有機相の流、 5 生成物流、 6 水−アニリン混合物、 7 凝縮物、 8 残留ガス、 11 蒸留塔、 12 蒸留器、 13 凝縮器、 14 有機相の流、 15 流、 16 水−アニリン混合物、 17 凝縮物、 18 残留ガス、 19 蒸気、 21 蒸留塔、 22 蒸留器、 23 凝縮器、 24 有機相の流、 25 流、 26 水−アニリン混合物、 27 凝縮物、 28 残留ガス、 29 蒸気、 30 内部取付物、 31 分離段、 32 装置、 34 有機相の流、 35 流、 36 流、 37 蒸気流、 38 蒸気流、 39 外部エネルギー、 41 蒸留塔、 42 装置、 44 有機相の流、 45 流、 46 底部生成物、 47 蒸気流、 48 蒸気流、 49 底部生成物、 51 蒸留塔、 52 第一の予備蒸発段階、 53 第二の予備蒸発段階、 54 有機相の流、 55 流、 56 底部生成物、 57 蒸気流、 58 蒸気流、 59 流、 60 流、 61 流、 62 第一の予備蒸発段階、 63 第二の予備蒸発段階、 64 有機相の流、 65 流、 66 底部生成物、 67 蒸気流、 68 蒸気流、 69 流、 70 流、 71 流、 72 蒸気流、 73 蒸留塔、 82 蒸気流

Claims (2)

  1. ジフェニルメタン系のジアミン及びポリアミンの製造方法において:
    a)アニリンとホルムアルデヒドとを酸触媒の存在下に反応させて、ジアミン及びポリアミンを含有する反応混合物を得る工程;
    b)そのジアミン及びポリアミンを含有する反応混合物を中和する工程;
    c)そのジアミン及びポリアミンを含有する中和された反応混合物を、ジアミン及びポリアミンを含有する有機相と水相とに分離する工程;
    d)そのジアミン及びポリアミンを含有する有機相から蒸留により水とアニリンを分離する工程、該工程では、
    d1)工程d)における蒸留は、少なくとも1つの予備蒸発段階と少なくとも1つの蒸留段階を含む、
    d2)前記ジアミン及びポリアミンを含有する有機相から、アニリンと水を、予備蒸発段階でフラッシュ蒸発によって分離除去する、
    d3)引き続きの蒸留段階において、残りのアニリン及び水を分離除去し、そしてジアミン及びポリアミンであって、そのジアミン及びポリアミンの質量に対して1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するジアミン及びポリアミンを得る
    e)引き続き、1000ppm未満の水と200ppm未満のアニリンとを含有するそのジアミン及びポリアミンを冷却する工程
    を含む方法。
  2. ジフェニルメタン系のジイソシアネート及びポリイソシアネートの製造方法において、ジアミン及びポリアミンを、請求項1記載の方法により製造し、そしてホスゲンと反応させて、相応のジイソシアネート及びポリイソシアネートを得る製造方法。
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