JP2007196396A - インクジェット記録方法及びインクジェット記録物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2価の水溶性金属塩の含有量が0.01〜2g/m2であるインク受容層に、水溶性フタロシアニン染料を含有する水溶性インクのインク滴を吐出して記録する。
【選択図】なし
Description
インクジェット記録用の媒体の例としては、シリカ等の含珪素顔料を水系バインダーと共に紙支持体上に塗布して得られる記録材料が一般に知られている。
<1> 2価の水溶性金属塩の含有量が0.01〜2g/m2であるインク受容層を支持体上に有するインクジェット記録媒体の前記インク受容層に、水溶性フタロシアニン染料を含有する水溶性インクのインク滴を吐出し、前記インク受容層に画像を記録するインクジェット記録方法である。
<2> 前記2価の水溶性金属塩が、水溶性マグネシウム塩及び水溶性カルシウム塩の少なくとも一方であることを特徴とする前記<1>に記載のインクジェット記録方法である。
<3> 前記水溶性フタロシアニン染料が、濃度0.1mmol/lの染料水溶液としたときの光路長1cmのセルを用いて測定した分光吸収曲線の極大波長に対する吸光度から求めたモル吸光係数ε1と、濃度0.2mol/lの染料水溶液としたときの光路長5μmのセルを用いて測定した分光吸収曲線の極大波長に対する吸光度から求めたモル吸光係数ε2とが、ε1/ε2>1.2の関係を満たす染料であることを特徴とする前記<1>又は<2>に記載のインクジェット記録方法である。
<4> 前記水溶性フタロシアニン染料の少なくとも一種が、下記一般式(1)で表される化合物及びその塩より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする前記<1>〜<3>のいずれか一つに記載のインクジェット記録方法である。
<7> 前記インク受容層が水溶性バインダーを更に含み、前記水溶性バインダーの少なくとも一種がポリビニルアルコールであることを特徴とする前記<1>〜<6>のいずれか一つに記載のインクジェット記録方法である。
<8> 前記インク受容層が架橋剤を更に含み、前記架橋剤の少なくとも一種がホウ酸であることを特徴とする前記<1>〜<7>のいずれか一つに記載のインクジェット記録方法である。
<9> 前記インクジェット記録媒体は、支持体上に、水溶性バインダー及び該水溶性バインダーを架橋する架橋剤を含む第1液を塗布して塗布層を形成し、塗布形成された塗布層に、(1)前記第1液を塗布すると同時、又は(2)前記塗布層の乾燥途中であって該塗布層が減率乾燥を示す前、のいずれかのときに、塩基性化合物を含む第2液を付与して前記塗布層を架橋硬化することにより、インク受容層が形成された前記<1>〜<8>のいずれか一つに記載のインクジェット記録方法である。
<10> 前記第2液が、前記水溶性金属塩を含む前記<1>〜<9>のいずれか一つに記載のインクジェット記録方法である。
<11> 前記<1>〜<10>のいずれか一つに記載のインクジェット記録方法で記録されたインクジェット記録物である。
本発明のインクジェット記録方法に用いるインクジェット記録媒体は、支持体と、該支持体上に設けられた少なくとも一層のインク受容層とを有してなり、必要に応じて更に他の層が設けられていてもよい。
本発明に係るインク受容層は、含有量が0.01〜2g/m2となる範囲の2価の水溶性金属塩を少なくとも含んでなり、好ましくは水溶性バインダー、微粒子を含んでなり、必要に応じて更に水溶性バインダーを架橋する架橋剤、媒染剤などの他の成分を用いて構成することができる。
インク受容層は、2価の水溶性金属塩の少なくとも一種を含有する。2価の水溶性金属塩を含有するので、主にアニオン系インクであって水溶性フタロシアニン染料を含有する後述の水溶性インクを用いて形成される画像の耐オゾン性を効果的に防止して、長期間安定的に画像を保持することができる。
水溶性金属塩は、一種単独で用いる以外に、2種以上を併用してもよい。
本発明に係るインクジェット記録媒体を構成するインク受容層は、微粒子の少なくとも一種を用いて好適に構成することができる。微粒子を含有することにより多孔質構造が得られ、これによりインクの吸収性能が向上する。特に、微粒子のインク受容層における固形分含有量が50質量%以上、より好ましくは60質量%を超えていると、更に良好な多孔質構造を形成することが可能となり、十分なインク吸収性を備えたインクジェット記録媒体が得られるので好ましい。
無機微粒子としては、無機顔料微粒子が好適であり、該無機顔料微粒子としては、例えば、シリカ微粒子、コロイダルシリカ、二酸化チタン、硫酸バリウム、珪酸カルシウム、ゼオライト、カオリナイト、ハロイサイト、雲母、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ベーマイト、擬ベーマイト等を挙げることができ、インク吸収性、高い発色性の観点から、特にシリカ微粒子が好ましい。
本発明に係るインクジェット記録媒体を構成するインク受容層は、水溶性バインダーの少なくとも一種を用いて好適に構成することができる。水溶性バインダーを添加することにより、ひび割れを防止することができ、前記微粒子等と空隙率の高い多孔質構造のインク受容層を形成し、インク受容能を向上することができる。
前記ポリビニルアルコール系樹脂のインク受容層中における総含有量としては、0.1〜3.0g/m2が好ましく、0.5〜1.0g/m2がより好ましい。
前記セルロース系樹脂の、複数層からなるインク受容層中における総含有量としては、0.1〜3.0g/m2が好ましく、0.2〜1.0g/m2がより好ましい。該総含有量が、0.1g/m2未満であるとインクジェット記録媒体の耐水性、特に高湿度下などにおける画像の耐経時滲みが不充分となることがあり、3.0g/m2を越えると、ビーディングの原因となることがある。
なお、インク受容層を主に構成する上記の微粒子と水溶性バインダーとは、それぞれ単一素材であってもよいし、複数素材の混合系であってもよい。
前記水溶性バインダーのうち、ポリビニルアルコール系樹脂、セルロース系樹脂、エーテル結合を有する樹脂、カルバモイル基を有する樹脂、カルボキシル基を有する樹脂、及びゼラチン類等から選択される少なくとも2種以上を併用する場合は、それらの全体としての含有量が前記インク受容層の2〜8g/m2内に含まれることが好ましい。
前記ポリビニルアルコールは1種単独でもよいし、2種以上を併用してもよい。
微粒子(好ましくはシリカ微粒子;x)と水溶性バインダー(y)との含有比〔PB比(x/y)、水溶性バインダー1質量部に対する無機顔料微粒子の質量〕は、インク受容層の膜構造にも大きな影響を与える。即ち、PB比が大きくなると、空隙率や細孔容積、表面積(単位質量当り)が大きくなる。具体的には、上記PB比(x/y)としては、該PB比が大き過ぎることに起因する、膜強度の低下や乾燥時のひび割れを防止し、且つ該PB比が小さ過ぎることによって、該空隙が樹脂によって塞がれ易くなり、空隙率が減少することでインク吸収性が低下するのを防止する観点から、1.5/1〜10/1が好ましい。
本発明に係るインク受容層は、2価の水溶性金属塩と共に水溶性バインダー及び場合により微粒子などを含む層が、更に水溶性バインダーを架橋し得る架橋剤を含み、該架橋剤と水溶性バインダーとの架橋反応によって硬化された多孔質層である態様が好ましい。
例えば、ホルムアルデヒド、グリオキザール、グルタールアルデヒド等のアルデヒド系化合物;ジアセチル、シクロペンタンジオン等のケトン系化合物;ビス(2−クロロエチル尿素)−2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジクロロ−6−S−トリアジン・ナトリウム塩等の活性ハロゲン化合物;ジビニルスルホン酸、1,3−ビニルスルホニル−2−プロパノール、N,N’−エチレンビス(ビニルスルホニルアセタミド)、1,3,5−トリアクリロイル−ヘキサヒドロ−S−トリアジン等の活性ビニル化合物;ジメチロ−ル尿素、メチロールジメチルヒダントイン等のN−メチロール化合物;メラミン樹脂(例えば、メチロールメラミン、アルキル化メチロールメラミン);エポキシ樹脂;
また、インク受容層用塗布液中の架橋剤の濃度としては、0.05〜10質量%が好ましく、0.1〜7質量%がより好ましい。
インク受容層がインク受容層用塗布液(第1液)を塗布した塗布層を架橋硬化させた層である場合、該架橋硬化は、(1)前記第1液を塗布して塗布層を形成すると同時、又は(2)前記第1液を塗布して形成される塗布層の乾燥塗中であって該塗布層が減率乾燥を示す前、のいずれかのときに、pHが7.1以上の塩基性溶液(第2液)を前記塗布層に付与するようにし、このときの第1液及び第2液の少なくとも一方に架橋剤であるホウ素化合物を含有させる。第1液及び第2液の両方に含有させてもよい。
記録画像の耐水性及び耐経時滲みの向上を図るために、インク受容層に媒染剤を含有することができる。媒染剤としては、カチオン性のポリマー(カチオン性媒染剤)等の有機媒染剤、及び水溶性金属化合物等の無機媒染剤のいずれも使用できる。
ここでの媒染剤は、既述の水溶性金属塩及びカチオン性ポリウレタン樹脂以外のものを意味し、中でも有機媒染剤が好ましく、特にカチオン性媒染剤が好ましい。
ポリマー媒染剤としては、第1級〜第3級アミノ基及びその塩、又は第4級アンモニウム塩基を有する単量体(以下、「媒染剤モノマー」ともいう。)の単独重合体や、該媒染モノマーと他のモノマー(以下、「非媒染剤ポリマー」ともいう。)との共重合体又は縮重合体として得られるものが好ましい。また、これらのポリマー媒染剤は、水溶性ポリマー、又は水分散性のラテックス粒子のいずれの形態でも使用できる。
その他、共重合可能なモノマーとして、N−ビニルイミダゾール、N−ビニル−2−メチルイミダゾール等も挙げられる。
また、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミドなどの重合単位を用い、重合後に加水分解によってビニルアミン単位とすること、及びこれを塩にしたものも利用できる。
非媒染剤モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル;(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル;(メタ)アクリル酸フェニル等の(メタ)アクリル酸アリールエステル;(メタ)アクリル酸ベンジル等のアラルキルエステル;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等のビニルエステル類;酢酸アリル等のアリルエステル類;塩化ビニリデン、塩化ビニル等のハロゲン含有単量体;(メタ)アクリロニトリル等のシアン化ビニル;エチレン、プロピレン等のオレフィン類、等が挙げられる。
インク受容層は、必要に応じて下記成分を用いて構成することができる。すなわち、インク色材の劣化を抑制する目的で、各種の紫外線吸収剤、酸化防止剤、一重項酸素クエンチャー等の褪色防止剤を含んでいてもよい。
また、無機顔料微粒子の分散性を高める目的で、各種無機塩類、pH調整剤として酸やアルカリ等を含んでいてもよい。更に、表面の摩擦帯電や剥離帯電を抑制する目的で、電子導電性を持つ金属酸化物微粒子を、表面の摩擦特性を低減する目的で各種のマット剤を含んでいてもよい。
支持体としては、プラスチック等の透明材料よりなる透明支持体、紙等の不透明材料からなる不透明支持体のいずれをも使用できる。インク受容層の透明性を生かす上では、透明支持体又は高光沢性の不透明支持体を用いることが好ましい。
また、CD−ROM,DVD−ROM等の読み出し専用光ディスク、CD−R、DVD−R等の追記型光ディスク更には書き換え型光ディスクを支持体として用いレーベル面側にインク受容層を付与することもできる。
透明支持体の厚みとしては、特に制限はないが、取り扱い易さの点で、50〜200μmが好ましい。
白色顔料含有発泡ポリエステルフィルム(例えば、ポリオレフィン微粒子を含有させ、延伸により空隙を形成した発泡PET)も好適に挙げることができる。更に、銀塩写真用印画紙に用いられるレジンコート紙も好適である。
また、上記支持体の表面には、濡れ特性及び接着性を改善するために、コロナ放電処理、グロー放電処理、火炎処理、紫外線照射処理等を施したものを使用するのが好ましい。
原紙としては、木材パルプを主原料とし、必要に応じて木材パルプに加えてポリプロピレンなどの合成パルプ、あるいはナイロンやポリエステルなどの合成繊維を用いて抄紙される。前記木材パルプとしては、LBKP、LBSP、NBKP、NBSP、LDP、NDP、LUKP、NUKPのいずれも用いることができるが、短繊維分の多いLBKP、NBSP、LBSP、NDP、LDPをより多く用いることが好ましい。但し、LBSP及び/又はLDPの比率としては、10質量%〜70質量%が好ましい。
原紙中には、高級脂肪酸、アルキルケテンダイマー等のサイズ剤、炭酸カルシウム、タルク、酸化チタン等の白色顔料、スターチ、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール等の紙力増強剤、蛍光増白剤、ポリエチレングリコール類等の水分保持剤、分散剤、4級アンモニウム等の柔軟化剤などを適宜添加することができる。
原紙のpHは、JIS P−8113で規定された熱水抽出法により測定された場合、5〜9であることが好ましい。
バックコート層に含有される白色顔料としては、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、珪藻土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム等の白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料等が挙げられる。
次に、インクジェット記録媒体の製造方法について詳述する。
本発明に係るインクジェット記録媒体は、水溶性バインダー及び該水溶性バインダーを架橋する架橋剤を含む第1液(インク受容層用塗布液)を支持体上に塗布して塗布層を形成する工程と、塗布形成された塗布層に、(1)前記第1液を塗布すると同時、又は(2)前記塗布層の乾燥途中であって該塗布層が減率乾燥を示す前、のいずれかのときに、塩基性化合物を含む第2液(pHが7.1以上の塩基性溶液)を付与し、前記塗布層の架橋硬化を行なう工程とを行なって、架橋硬化されたインク受容層を支持体上に形成することにより好適に作製することができる。このとき、前記第1液及び前記第2液の少なくとも一方(好ましくは前記第2液)が水溶性金属塩を含み、水溶性金属塩の付与量が0.01〜2g/m2となるように、前記第2液を付与する。
平均一次粒子径20nm以下のシリカ微粒子を水中に添加して(例えば10〜20質量%)、高速回転湿式コロイドミル(例えば、エム・テクニック(株)製の「クレアミックス」)を用いて、例えば、回転数10000rpm(好ましくは5000〜20000rpm)の高速回転の条件で20分間(好ましくは、10〜30分間)かけて分散させた後、ホウ素化合物(例えばシリカの0.5〜20質量%)を加え、上記と同じ条件で分散を行ない、ポリビニルアルコール(PVA)水溶液(例えば、シリカの1/3程度の質量のPVAとなるように)とを加え、更に上記と同じ回転条件で分散を行なうことにより調製することができる。得られた塗布液は均一ゾルであり、これを下記の塗布方法で支持体上に塗布し形成することにより、三次元網目構造を有する多孔質構造のインク受容層を得ることができる。第1液には、必要に応じて、更にpH調整剤、分散剤、界面活性剤、消泡剤、帯電防止剤等を添加することができる。
イオン交換水に媒染剤(例えば0.1〜5.0質量%)と界面活性剤類(例えば総量として0.01〜1.0質量%)と水溶性金属塩(例えば0.07〜13.3質量%)と必要に応じて架橋剤(例えば0〜5.0質量%)とを加えて充分に攪拌する。第2液のpHとしては、7.1以上が好ましく、pH調整はアンモニア水、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、アミノ基含有化合物(エチルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ポリアリルアミン等)等を用いて行なうことができる。さらに、第2液には、pH調整用として酸を添加することもでき、酸としては、有機酸、無機酸のいずれを用いてもよく、例えば、パラトルエンスルホン酸、蟻酸、酢酸、コハク酸、クエン酸、フタル酸、塩化アンモニウム等が挙げられるが、好ましくはパラトルエンスルホン酸、塩化アンモニウムである。
本発明のインクジェット記録方法に用いる水溶性インクは、水溶性フタロシアニン染料を少なくとも含んでなり、場合に応じて適宜選択された溶剤、界面活性剤、防腐剤、防錆剤などを用いて構成することができる。
以下、水溶性フタロシアニン染料について詳細に説明する。
水溶性とは、20℃の水で水溶性フタロシアニン染料の飽和水溶液を調製した場合に、飽和溶液100g中に含まれる水溶性フタロシアニン染料が1g以上になるものである。水を主体としたインク溶剤中に溶解して用いることが好ましい。
上記のうち、好ましいモル吸光係数の比率ε1/ε2は、1.2〜2.0であり、より好ましくは1.2〜1.5である。
また、フタロシアニン染料は、前記明細書又は公報のほか、特開2004−315729号公報、同2005−41856号公報、同2004−323511号公報の記載にしたがって合成することが可能である。また、出発物質、染料中間体及び合成ル−トについてはこれらに限定されるものでない。
前記アルケニル基とは、直鎖状、分岐状、環状(単環でも多環でもよく、多環の場合は有橋でもスピロでもよい。)、あるいはこれらを組合せて得られる芳香族を除く炭素−炭素二重結合を1以上含む1価不飽和炭化水素基を意味する概念であり、更に置換基により置換されていてもよい場合は、置換アルケニル基を包含する。置換アルキル基とは、アルキル基の水素原子が他の置換基で置換されているアルキル基を意味し、該置換基は1種以上を各々1個以上置換し得る。他の置換アリール基等も前記と同様である。
炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖アルキル基、炭素数7〜18の直鎖又は分岐鎖アラルキル基、炭素数2〜12の直鎖又は分岐鎖アルケニル基、炭素数2〜12の直鎖又は分岐鎖アルキニル基、炭素数3〜12の直鎖又は分岐鎖シクロアルキル基、炭素数3〜12の直鎖又は分岐鎖シクロアルケニル基(以上の各基は分岐鎖を有するものが染料の溶解性及びインクの安定性を向上させる理由から好ましく、不斉炭素を有するものが特に好ましい。例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、sec−ブチル、t−ブチル、2−エチルヘキシル、2−メチルスルホニルエチル、3−フェノキシプロピル、トリフルオロメチル、シクロペンチル)、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子)、アリール基(例えば、フェニル、4−t−ブチルフェニル、2,4−ジ−t−アミルフェニル)、ヘテロ環基(例えば、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、2−フリル、2−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリル)、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキシ基、アミノ基、アルキルオキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、2−メトキシエトキシ、2−メタンスルホニルエトキシ)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、4−t−ブチルフェノキシ、3−ニトロフェノキシ、3−t−ブチルオキシカルバモイルフェノキシ、3−メトキシカルバモイル)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド、ベンズアミド、4−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)ブタンアミド)、アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、ブチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルブチルアミノ)、アニリノ基(例えば、フェニルアミノ、2−クロロアニリノ、ウレイド基(例えば、フェニルウレイド、メチルウレイド、N,N−ジブチルウレイド)、スルファモイルアミノ基(例えば、N,N−ジプロピルスルファモイルアミノ)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、オクチルチオ、2−フェノキシエチルチオ)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ、2−ブトキシ−5−t−オクチルフェニルチオ、2−カルボキシフェニルチオ)、アルキルオキシカルボニルアミノ基(例えば、メトキシカルボニルアミノ)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド、ベンゼンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミド)、カルバモイル基(例えば、N−エチルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイル)、スルファモイル基(例えば、N−エチルスルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−フェニルスルファモイル)、スルホニル基(例えば、メタンスルホニル、オクタンスルホニル、ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル)、アルキルオキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、ブチルオキシカルボニル)、ヘテロ環オキシ基(例えば、1−フェニルテトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ)、アゾ基(例えば、フェニルアゾ、4−メトキシフェニルアゾ、4−ピバロイルアミノフェニルアゾ、2−ヒドロキシ−4−プロパノイルフェニルアゾ)、アシルオキシ基(例えば、アセトキシ)、カルバモイルオキシ基(例えば、N−メチルカルバモイルオキシ、N−フェニルカルバモイルオキシ)、シリルオキシ基(例えば、トリメチルシリルオキシ、ジブチルメチルシリルオキシ)、アリールオキシカルボニルアミノ基(例えば、フェノキシカルボニルアミノ)、イミド基(例えば、N−スクシンイミド、N−フタルイミド)、ヘテロ環チオ基(例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ、2,4−ジ−フェノキシ−1,3,5−トリアゾール−6−チオ、2−ピリジルチオ)、スルフィニル基(例えば、3−フェノキシプロピルスルフィニル)、ホスホニル基(例えば、フェノキシホスホニル、オクチルオキシホスホニル、フェニルホスホニル)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル)、アシル基(例えば、アセチル、3−フェニルプロパノイル、ベンゾイル)、イオン性親水性基(例えば、カルボキシル基、スルホ基、ホスホノ基及び4級アンモニウム基)が挙げられる。
Mとして好ましくは、水素原子、金属原子としては、Li、Na、K、Mg、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Hg、Al、Ga、In、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Bi等が挙げられる。酸化物としては、VO、GeO等が挙げられる。 また、水酸化物としては、Si(OH)2Cr(OH)2、Sn(OH)2等が挙げられる。さらに、ハロゲン化物としては、AlCl、SiCl2、VCl、VCl2、VOCl、FeCl、GaCl、ZrCl等が挙げられる。中でも特に、Cu、Ni、Zn、Alが好ましく、Cuが最も好ましい。
前記一般式(A)において、Mは前記一般式(1)中のMと同義であり、Yはハロゲン原子、酢酸陰イオン、アセチルアセトネート、酸素などの1価又は2価の配位子を表し、dは1〜4の整数である。
水溶性基とは、一般式(1)で表される染料(以下、染料(1)ともいう。)の水溶解性に寄与する基であって、その構造中にイオン性親水性基を少なくとも1つ有する置換基である。水溶性基は、イオン性親水性基のみからなるものでもイオン性親水性基を有する基でもよい。
ましい。また、ヘテロ芳香環を含む芳香環上の水酸基、もしくはスルホンアミド基は、インク中における染料の保存安定性を高める作用がある点で好ましい。
カルボキシル基、ヘテロ芳香環を含む芳香環上の水酸基、ホスホノ基、スルホンアミド基及びスルホ基は塩の状態であってもよく、塩を形成する対イオンの例には、アンモニウムイオン、アルカリ金属イオン(例、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン)及び有機カチオン(例、テトラメチルアンモニウムイオン、テトラメチルグアニジニウムイオン、テトラメチルホスホニウムイオン)が含まれる。対イオンの中でもアルカリ金属塩が好ましい。
なお、水素結合性基は、染料(1)と後述の添加剤との間で水素結合が可能であってもよい。
染料(1)1分子において、水溶性基と水素結合性基が共存する場合、和が8個の条件で各々1〜7個が可能であるが、水溶性基(x)/水素結合性基(y)[個数比]が(0<x<3)/(1<y<4)であることが好ましく、(1<x<3)/(1<y<3)が更に好ましく、(x=2)/(y=2)が特に好ましい。この個数比の各値はそのまま染料(1)1分子中に占める個数であることが好ましい。
なお、前記個数比は、多数の染料(1)分子が統計的に平均化されたものであって、かりに個々の分子においてその個数比が下限又は上限から外れたものが存在しても、全分子を平均化したものが前記範囲であれば、本発明では許容範囲である。この個数比は後述されるように染料(1)の合成原料の配合比を制御することにより調整可能である。この個数比は、染料(1)の水溶液中の吸収スペクトル特性(λmax,ε値、吸収波形)で管理することができる。
特に好ましい水溶性基、水素結合性基の具体例を以下に示すが、本発明に用いられる水溶性基、水素結合性基は、下記の例に限定されるものではない。
また、水溶性基については遊離の形で以下に示すが、該水溶性基は、塩の状態であってもよく、塩を形成する対イオンの例には、アンモニウムイオン、アルカリ金属イオン(例、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン)及び有機カチオン(例、テトラメチルアンモニウムイオン、テトラメチルグアニジニウムイオン、テトラメチルホスホニウムイオン)が含まれる。対イオンの中でもアルカリ金属塩が好ましい。
以下、水溶性基、水素結合性基の例を示す。
また、会合性を持つ染料(水溶性フタロシアニン染料)として、少なくとも1つの無置換スルファモイル基とイオン性親水性基を有する少なくとも1つの置換スルファモイル基とを有する、下記一般式(2)で表されるフタロシアニン化合物の混合物が好ましい。
金属原子の具体例としては、Li、Na、K、Mg、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Hg、Al、Ga、In、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、Bi等が挙げられる。金属酸化物としてはVO、GeO等が挙げられる。また、金属水酸化物としては例えば、Si(OH)2、Cr(OH)2、Sn(OH)2、AlOH等が挙げられる。さらに、金属ハロゲン化物としては例えば、SiCl2、VCl、VCl2、VOCl、FeCl、GaCl、ZrCl、AlCl等が挙げられる。これらの中でもCu、Ni、Zn、Al、AlOHが好ましく、Cuが最も好ましい。
また、これらのヘテロ環は置換基を有していてもよく、その置換基の例としては、スルホン酸基、カルボキシル基、リン酸基、水酸基、アミノ基(アルキル基、アリール基及びアセチル基で置換されてもよい)、ウレイド基、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子が挙げられる。
また、これらのヘテロ環は置換基を有していてもよく、その置換基の例としては、スルホン酸基、カルボキシル基、リン酸基、水酸基、アミノ基(アルキル基、アリール基及びアセチル基で置換されてもよい)、ウレイド基、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子が挙げられる。
以下、前記一般式(2)で表されるフタロシアニン化合物の混合物における、M、置換スルファモイル基の組み合わせの具体例(例示No.1〜47)を示す。但し、本発明に使用可能なフタロシアニン化合物の混合物はこれらの例に限定されるものではない。なお、具体例中の置換スルファモイル基は遊離酸の形で記す。
本発明では、水混和性有機溶剤の中でも、アルコール系溶媒が特に好ましい。また、本発明の水溶性インクでは、沸点150℃以上の水混和性有機溶剤を含むことが好ましい。
これらの水混和性有機溶剤は、総量で水溶性インク中に5〜60質量%含有することが好ましく、特に好ましくは10〜45質量%である。
黒インク組成物を含むインクセットを用いてベタ印刷した場合に見られるブロンズ現象を弱める、もしくは無くすために、ブロンズ改良剤を用いることができる。
本発明に用いられるブロンズ改良剤は、黒インク組成物を含むインクセットを用いてベタ印刷した場合に見られるブロンズ現象を弱める、もしくは無くする機能を有するものであり、例えば、ブロンズ改良剤としてはカルボキシル基を有する芳香族化合物又はその塩が挙げられる。
カルボキシル基を有する芳香族化合物の塩は、塩の形で添加され、黒インク組成物中に含有されることも可能であり、また、カルボキシル基を有する芳香族化合物と塩基とが別々に添加され、黒インク組成物中に含有されることも可能である。
耐オゾン性向上剤は、染料の酸化を抑制する機能を有する化合物であり、例えば、チオール系化合物、アミジン系化合物、カルバジド系化合物、ヒドラジド系化合物、グアニジン系化合物等が挙げられる。
本発明に用いられるチオール系化合物とは、SH基を有する化合物であり、芳香族チオール、脂肪族チオールが好ましく、下記一般式(B)で表される化合物が好ましい。
一般式(B):
R10−SH
(式中、R10は、アルキル基、アリール基、又はヘテロ環基を表す。)
アルキル基としては、好ましくは炭素数1〜12個、更に好ましくは炭素数1〜6個のものが挙げられる。
アリール基としては、好ましくは炭素数6〜18個、更に好ましくは炭素数6〜10個のものが挙げられる。
ヘテロ環基としては、フリル基、ピリジル基、ピリミジル基、ピロリル基、ピロリニル基、ピロリジル基、ジオキソリル基、ピラゾリル基、ピラゾリニル基、ピラゾリジル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル基、トリアゾリル基、チアジアゾリル基、ピリル基、ピリジル基、ピペリジル基、ジオキサニル基、モルホリル基、ピリダジル基、ピラジル基、ピペラジル基、トリアジル基、トリチアニル基等が挙げられる。
本発明に用いられるアミジン系化合物とは、−C(=NH)−NH2基(アミジノ基)が炭素含有基の炭素原子に結合した構造を示すものを意味し、前記−C(=NH)−NH2基の水素原子の1以上は置換基により置換されてもよい。
アミジン系化合物としては、下記一般式(C)で表される化合物が好ましい。
アルキル基としては、好ましくは炭素数1〜12個、更に好ましくは炭素数1〜6個のものが挙げられる。
アリール基としては、好ましくは炭素数6〜18個、更に好ましくは炭素数6〜10個のものが挙げられる。
ヘテロ環基としては、フリル基、ピリジル基、ピリミジル基、ピロリル基、ピロリニル基、ピロリジル基、ジオキソリル基、ピラゾリル基、ピラゾリニル基、ピラゾリジル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル基、トリアゾリル基、チアジアゾリル基、ピリル基、ピリジル基、ピペリジル基、ジオキサニル基、モルホリル基、ピリダジル基、ピラジル基、ピペラジル基、トリアジル基、トリチアニル基等が挙げられる。
本発明に用いられるカルバジド系化合物とは、カルバジド及びその誘導体を意味し、好ましくは、一般式(D):R55R56NCONHNR57R58(R55〜R58は、それぞれ独立に、水素原子または有機基である。)で表される化合物である。
前記有機基としては、前記R51〜R54で挙げられたものが好ましい。
R55〜R58で示される基は、その水素原子が更に他の任意の置換基により置換されたものを包含する。そのような置換基としては、前記R51〜R54に置換し得るものとして例示したものの他に、−HNCONHNR59R60(ここで、R59、R60は、有機基であり、その好ましい例は、R51〜R54と同様である。)が好ましいものとして挙げられる。本発明において、−HNCONHNR59R60をカルバジド構造という。本発明で用いられるカルバジド系化合物としては、同一分子中にカルバジド構造を好ましくは2つ以上(更に好ましくは2〜6つ)有するものである。
本発明に用いられるヒドラジド系化合物とは、ヒドラジド及びその誘導体を意味し、好ましくは、一般式(E):R61CONHNR62R63(R61〜R63は、それぞれ独立に、水素原子、ヒドラジノ基、または有機基である。また、R61とR62またはR63と結合することにより環を形成してもよい。)で表される化合物である。
前記有機基としては、前記一般式(C)のR51〜R54で挙げられたものが好ましい。
R61〜R63で示される基は、その水素原子が更に他の任意の置換基により置換されたものを包含する。そのような置換基としては、前記R51〜R54に置換し得るものとして例示したものの他に、アシル基、シアノ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、ベンゾイル基、−CONHNR64R65(ここで、R64、R65は、有機基であり、その好ましい例は、R51〜R54と同様である。)が好ましいものとして挙げられる。本発明において、−CONHNR14R15をヒドラジド構造という。本発明で用いられるヒドラジド系化合物としては、同一分子中にヒドラジド構造を好ましくは2つ以上(更に好ましくは2〜6つ)有するものである。
本発明に用いられるグアニジン系化合物とは、N−C(=N)−N構造を有する化合物を意味する。グアニジン系化合物としては、下記一般式(F)で表される化合物が好ましい。
アルキル基としては、好ましくは炭素数1〜12個、特に好ましくは炭素数1〜6個のものが挙げられる。
アルコキシ基としては、好ましくは炭素数1〜12個、特に好ましくは炭素数1〜6個のものが挙げられる。
アリール基としては、好ましくは炭素数6〜18個、特に好ましくは炭素数6〜10個のものが挙げられる。
ヘテロ環基としては、フリル基、ピリジル基、ピリミジル基、ピロリル基、ピロリニル基、ピロリジル基、ジオキソリル基、ピラゾリル基、ピラゾリニル基、ピラゾリジル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、オキサジアゾリル基、トリアゾリル基、チアジアゾリル基、ピリル基、ピリジル基、ピペリジル基、ジオキサニル基、モルホリル基、ピリダジル基、ピラジル基、ピペラジル基、トリアジル基、トリチアニル基等が挙げられる。
R71〜R74で示されるアミノ基は、その水素原子が前記R71〜R75で示されるアルキル基、アルコキシ基、アリール基、又はヘテロ環基等で置換されていてもよい。
ル基、ヘテロ環基、又はアミノ基が好ましい。
インクジェット記録方式には、フォトインクと称する濃度の低いインクを小さい体積で多数射出する方式、実質的に同じ色相で濃度の異なる複数のインクを用いて画質を改良する方式や無色透明のインクを用いる方式が含まれる。
−支持体の作製−
アカシアからなるLBKP50部及びアスペンからなるLBKP50部をそれぞれディスクリファイナーによりカナディアンフリーネス300mlに叩解しパルプスラリーを調製した。
1)シリカ分散液の調製
下記組成中の(1)気相法シリカ微粒子と(2)イオン父換水と(3)「シャロールDC−902P」と(4)「ZA−30」とを混合し、ビーズミルKD−P〔(株)ジンマルエンタープライゼス製〕を用いて分散させた後、分散後の分散液を45℃に加熱して20時間保持し、シリカ分散液を得た。
<組成>
(1)気相法シリカ微粒子 …15.0部
(AEROSlL300SF75、日本アエロジル(株)製)
(2)イオン交換水 …82.9部
(3)シャロールDC−902P(51.5%水溶液) … 1.31部
(第一工業製薬(株)製;分散剤)
(4)ZA−30(酢酸ジルコニル) … 0.8部
(第一稀元素化学工業(株)製)
前記より得たシリカ分散液59.5部に、下記の(5)ブチセノール20Pと(6)SC−505(シ゛メチルアミン・エヒ゜クロルヒト゛リン・ホ゜リアルキレンホ゜リアミン重縮合物)と(7)ホウ酸と(8)ポリビニルアルコール溶解液と(9)合成アルコールとを30℃で加え、最後に(10)イオン交換水を加えてインク受容層用塗布液A(第1液)を調製した。
シリカ分散液 …59.5部
(5)ブチセノール20P … 0.6部
(協和発酵ケミカル(株)製;ジエチレングリコールモノブチルエーテル)
(6)SC−505(50%水溶液) … 0.2部
(ハイモ(株)製;ジメチルアミン・エピクロルヒドリン・ポリアルキレンポリアミン重縮合物)
(7)ホウ酸(架橋剤) … 4.0部
(8)ポリビニルアルコール(水溶性バインダー)溶解液…26.0部
〈溶解液の組成〉
・PVA−235(鹸化度88%、重合度3500;(株)クラレ製)…1.8部
・エマルゲン109P…0.06部
(ポリオキシエチレンラウリルエーテル(界面活性剤);花王(株)製)
・イオン交換水…23.8部
(9)合成アルコールAP−7 … 4.1部
(日本アルコール(株)製)
(10)イオン交換水 … 5.94部
上記の支持体のオモテ面にコロナ放電処理を行なった後、173ml/m2の塗布量となるように流した第1液に、5倍希釈のポリ塩化アルミ水溶液(ポリ塩化アルミは、大明化学工業(株)製のアルファイン83である。)を10.8ml/m2の速度でインラインミキシングし、塗布を行なった。その後、塗布形成された塗布層を熱風乾燥機にて80℃(風速3〜8m/sec)で固形分濃度が20%になるまで乾燥させた。このとき、塗布層は恒率乾燥を示した。そして、減率乾燥を示す前に、下記組成の塩基性溶液B(第2液)に2秒浸漬して塗布層上にその15g/m2を付着させ、更に80℃下で10分間乾燥させた。
以上のようにして、乾燥膜厚35μmのインク受容層が設けられたインクジェット記録用シートを作製した。
(1)ホウ酸 … 0.65部
(2)炭酸ジルコニウムアンモニウム … 1.18部
(ジルコソールAC−7(28%水溶液)、第一稀元素化学工業(株)製)
(3)炭酸アンモニウム(一級:関東化学(株)製) … 5.0部
(4)イオン交換水 …86.5部
(5)塩化マグネシウム(水溶性金属塩) … 0.67部(塗布量0.1g/m2)
(6)ポリオキシエチレンラウリルエーテル … 6.0部
(エマルゲン109P(10%水溶液)、花王(株)製;界面活性剤)
実施例1において、塩基性溶液Bの組成中の塩化マグネシウムを塩化カルシウム(水溶性金属塩)に代えたこと以外、実施例1と同様にして、インクジェット記録用シートを作製した。
実施例1において、塩基性溶液Bの組成中の塩化マグネシウム0.67部(塗布量0.1g/m2)を硫酸マグネシウム2.0部(塗布量0.3g/m2;水溶性金属塩)に代え、残量をイオン交換水で調節したこと以外、実施例1と同様にして、インクジェット記録媒体を作製した。
実施例1において、塩基性溶液Bの組成中の塩化マグネシウム0.67部(塗布量0.1g/m2)を硝酸マグネシウム2.0部(塗布量0.3g/m2;水溶性金属塩)に代え、残量をイオン交換水で調節したこと以外、実施例1と同様にして、インクジェット記録用シートを作製した。
実施例1において、塩基性溶液B中に塩化マグネシウムを添加せず、インク受容層用塗布液Aの組成中に塩化マグネシウム0.29部(塗布量0.5g/m2)を加えたこと以外、実施例1と同様にして、インクジェット記録用シートを作製した。
実施例1において、塩基性溶液B中に塩化マグネシウムを加えなかったこと以外、実施例1と同様にして、比較のインクジェット記録用シートを作製した。
実施例1において、塩基性溶液Bの組成中の塩化マグネシウムの添加量を0.67部(塗布量0.1g/m2)から16.7部(塗布量2.5g/m2)に代え、残量をイオン交換水で調節したこと以外、実施例1と同様にして、比較のインクジェット記録用シートを作製した。
下記表1に示す組成の各成分を混合して常温下で30分間攪拌した後、得られた溶液を目開き1.0μmのメンブランフィルターを用いて濾過し、シアンインクC−1〜C−5を調製した。なお、下記表1中において、各成分の数値はインクの全質量を100%としたときの各成分の%値を示し、さらに水の量を示す「残」は水以外の成分と合わせて合計100%になる量を示す。
上記の実施例及び比較例で得られたインクジェット記録用シートについて、下記の評価を行なった。評価結果は下記表2に示す。
〈シアン及びマゼンタの耐オゾン性〉
得られたインクジェット記録用シートについて、セイコーエプソン(株)製のインクジェットプリンタPM−A700を用い、各色の画像濃度が濃部から淡部まで段階的に変化する階段状パターンを記録した。このとき、シアンインクは、前記で得たシアンインクC−1〜C−5を用い、マゼンタインク及びブラックインクはPM-A700用純正インクを用いた。この階段状パターンの印字直後の基準点における濃度(Ci)を、ステータスAフィルターを搭載した濃度測定機X−rite 938(X−rite社製)を用いて測定した。続いて、階段状パターンが記録された各インクジェット記録用シートをオゾンガス濃度が10ppmに調節されたボックス内に入れて48時間オゾン雰囲気に曝した。その後、オゾン雰囲気から取り出した各インクジェット記録用シートの基準点における濃度(Cf)を測定し、染料残存率(%;=Cf/Ci×100)を求め、これを耐オゾン性を評価する指標とした。
なお、ボックス内のオゾンガス濃度は、APPLICS社製のオゾンガスモニタ(モデル:OZG−EM−01)を用いて設定した。
(1)シアン
シアンの階段状パターンのうちDvis=1.0となる点を基準点として、この基準点における48時間暴露後の染料残存率(%)を下記基準A〜Eにしたがって行なった。
A:残存率70%以上
B:残存率65%以上70%未満
C:残存率60%以上65%未満
D:残存率55%以上60%未満
E:残存率55%未満
(2)マゼンタ
マゼンタの階段状パターンのうちDvis=1.0となる点を基準点として、この基準点における48時間暴露後の染料残存率(%)を下記基準A〜Dにしたがって行なった。
A:残存率80%以上
B:残存率75%以上80%未満
C:残存率70%以上75%未満
D:残存率70%未満
ブラックの耐オゾン性は、ブラックのベタ画像(Adobe Systems Incorporated社製の画像ソフトPhotoshopを使用してR:0、G:0、B:0となる画像)を記録し、96時間暴露後の染料残存率(%)を下記基準A〜Cにしたがって行なった。
A:残存率85%以上
B:残存率80%以上85%未満
C:残存率80%未満
各インクジェット記録用シートに、インクジェットプリンタPM−G800(セイコーエプソン(株)製)により、Y(黄)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(黒)、B(青)、G(緑)、及びR(赤)のインクでベタ印字し、その直後(約10秒後)に印字面に紙を接触押圧し、インクの紙への転写の有無を下記の評価基準にしたがって判定し、インク吸収性を評価した。
[評価基準]
○:紙にインクが全く転写されなかった。
△:紙にインクの転写が認められた。
×:紙に多くのインクが転写された。
Claims (11)
- 2価の水溶性金属塩の含有量が0.01〜2g/m2であるインク受容層を支持体上に有するインクジェット記録媒体の前記インク受容層に、水溶性フタロシアニン染料を含有する水溶性インクのインク滴を吐出し、前記インク受容層に画像を記録するインクジェット記録方法。
- 前記2価の水溶性金属塩が、水溶性マグネシウム塩及び水溶性カルシウム塩の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
- 前記水溶性フタロシアニン染料が、濃度0.1mmol/lの染料水溶液としたときの光路長1cmのセルを用いて測定した分光吸収曲線の極大波長に対する吸光度から求めたモル吸光係数ε1と、濃度0.2mol/lの染料水溶液としたときの光路長5μmのセルを用いて測定した分光吸収曲線の極大波長に対する吸光度から求めたモル吸光係数ε2とが、ε1/ε2>1.2の関係を満たす染料であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録方法。
- 前記水溶性フタロシアニン染料の少なくとも一種が、下記一般式(1)で表される化合物及びその塩より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記水溶性フタロシアニン染料の少なくとも一種が、少なくとも1つの無置換スルファモイル基とイオン性親水性基を有する少なくとも1つの置換スルファモイル基とを有する、下記一般式(2)で表されるフタロシアニン化合物の混合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記2価の水溶性金属塩が、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、及び塩化カルシウムの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記インク受容層が水溶性バインダーを更に含み、前記水溶性バインダーの少なくとも一種がポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記インク受容層が架橋剤を更に含み、前記架橋剤の少なくとも一種がホウ酸であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記インクジェット記録媒体は、支持体上に、水溶性バインダー及び該水溶性バインダーを架橋する架橋剤を含む第1液を塗布して塗布層を形成し、塗布形成された塗布層に、(1)前記第1液を塗布すると同時、又は(2)前記塗布層の乾燥途中であって該塗布層が減率乾燥を示す前、のいずれかのときに、塩基性化合物を含む第2液を付与して前記塗布層を架橋硬化することにより、インク受容層が形成された請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記第2液が、前記水溶性金属塩を含む請求項1〜9のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法で記録されたインクジェット記録物。
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