JP2007195953A - 椅子 - Google Patents

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    • A47C7/448Support for the head or the back for the back with elastically-mounted back-rest or backrest-seat unit in the base frame with resilient blocks

Abstract

【課題】背凭れを後傾可能な椅子において、適度な弾力を維持しつつ背凭れが後傾可能とし、しかも、少ない部品で背凭れを支持できるようにすることを目的とする。
【解決手段】背凭れ支持機構10は、一端が閉じられた筒状のケース12と、一辺がケース12に挿入される略L字型に形成された棒状の揺動金具14と、揺動金具14の一辺と共にケース12に挿入される弾性体16と、揺動金具14をケース12に対して椅子1の左右方向を軸として回動可能に固定するためのボルト18と、から構成されている。また、ケース12は、脚部4の設けられた支持機構取付部46aに固定され、背凭れ6は、揺動金具14のケース12に挿入された辺とは異なる辺に固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、背凭れが後傾可能な椅子に関するものである。
従来より、会社や学校等の各種施設において、会議や講演会等が行われる際に適宜に配置されて使用される背凭れ付きの椅子が知られている。そして、このような椅子においては、人が着座した際に、背凭れが適度な弾力を維持しつつ、着座した人の姿勢に合わせて後方に傾くように構成されていることが好ましい。
そこで、背凭れを、椅子の脚に固定される連結部と、着座した人の背中に接触する背凭れ部とに分割し、背凭れ部を、連結部に対して揺動可能に連結することにより、背凭れが後方に傾くように構成された椅子が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2003−153761号公報
しかしながら、上記の椅子においては、連結部を、椅子の左右両側で脚部から座部の上方に突出する2本の金属のパイプにより構成すると共に、背凭れ部の左右両側にこの金属パイプと同径の筒部を設け、この筒部と金属パイプとを、筒部に挿入される上管状部材、金属パイプの端部に挿入される下管状部材、下管状部材の内部をスライドするスライド部材、上管状部材とスライド部材とを連結する連結ロッド、下管状部材の内部でスライド部材を下方に付勢するばね、等の複数の部品を用いて連結しているため、構成が複雑であった。このため、組立作業も複雑になり、作業性が悪いという問題もあった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、背凭れが後傾可能な椅子において、適度な弾力を維持しつつ背凭れを後傾可能とし、しかも、少ない部品で背凭れを支持できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、使用者が着座するための座部と、この座部を支持する支持部とからなる椅子本体と、前記座部の後端に配置される背凭れと、前記椅子本体に固定され、前記背凭れを略鉛直な直立位置と、後方に傾く傾斜位置との間で揺動可能に支持する背凭れ支持機構と、を備えた椅子であって、背凭れ支持機構は、断面が略L字状に形成され、L字の2辺のうちの何れか1辺を形成する垂直部が前記背凭れに沿って固定されており、L字の他辺を形成する水平部の端部が、当該椅子の左右方向を軸として、この軸周りに回動可能に前記椅子本体に固定される連結部材と、前記椅子本体に固定されており、前記連結部材の水平部を下方から支持することにより、前記背凭れを前記直立位置に保持する弾性体と、からなることを特徴とする。
このように、本発明の椅子においては、背凭れに前方から負荷がかからない場合は背凭れが直立位置に保持され、人が座部着座し、背凭れに前方から負荷がかけられると、背凭れを介して連結部材の垂直部に加わる外力により、連結部材が椅子の左右方向を軸として下方に回転するが、このとき、弾性体は、連結部材の水平部をその回転に反して上方に付勢する。
よって、本発明の椅子によれば、弾性体の付勢力により、背凭れを、適度な弾力を維持した状態で、後方に傾けることができ、また、背凭れを後傾させる構成を、少ない部品にて単純に実現できる。
次に、本発明の椅子の背凭れ支持機構には、請求項2に記載のように、連結部材の水平部の上面に当接してこの連結部材の上方への回転を抑制し、背凭れを直立位置に保持する当接部を設けてもよい。
このようにすると、連結部材の水平部の上面に当接部が当接し、当接部が連結部材の上方への回転を抑制するので、連結部材には弾性体からの付勢力が常時加わるようになる。このため、連結部材は、弾性体に常時加わる付勢力以上の外力が背凭れから加えられた場合にのみ下方に回転するようになるので、背凭れにかかる外力が一定の力より小さい場合に背凭れが動かないように構成することができ、使用感のよい椅子とすることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の椅子において、椅子本体に固定され、弾性体と連結部材の水平部とを内部に収納する筒状のケースを備え、当接部が、ケースの内側上面により構成されたこと特徴とする。
このようにすると、当接部を容易に構成できると共に、弾性体及び連結部材の水平部がケースの内部に収納されるので、見栄えがよい。
また、請求項2又は請求項3に記載の椅子においては、請求項4に記載のように、背凭れ支持機構に、弾性体による連結部材の水平部への付勢力を調整する調整手段を設けるようにしてもよく、このようにすると、調整手段により、弾性体による連結部材の水平部への付勢力を調整することで、背凭れの反発力を容易に調整することができ、便利である。
ところで、請求項1〜請求項4の何れかに記載の椅子において、弾性体は、例えば、コイル状のばねや板ばねを用いてもよいが、背凭れが揺動する際にばねが伸縮し、不快な金属音が発生するおそれがある。そこで、請求項5に記載のように、弾性体をゴムにより構成すると、背凭れが揺動する際に、金属音のような不快な音が発生することがないので、より使用感のよい背凭れとすることができる。
さらに、請求項1〜請求項5の何れかに記載の椅子においては、請求項6に記載のように、背凭れ支持機構を座部の左右両側に設けるようにするとよい。
つまり、背凭れ支持機構は、座部の中央1箇所に設けてもよいが、背凭れにかかる外力の向きにより、背凭れが安定しないおそれがある。そこで、請求項6のように、左右両側に背凭れ支持機構を設けると、左右両側で夫々独立に背凭れが支持されるので、例えば、着席者が体をねじって座る等して、背凭れの左右片側だけに外力がかけられた場合にも、外力がかけられた側の背凭れ支持機構により、この外力に追随して背凭れが安定して後傾されるので、着座した人は安定した背凭れの使用感を得ることができる。
一方、請求項1〜請求項6の何れかに記載の椅子は、請求項7に記載のように、座部の前方側の端部を下方に傾動可能に形成してもよく、このようにすると、座部の前方側の端部が下方に傾動されるので、椅子の使用感を向上することができる。
また、請求項1〜請求項7の何れかに記載の椅子は、請求項8に記載のように、背凭れの上端部を後方に傾動可能に形成してもよく、このような椅子によれば、背凭れが揺動することに加え、背凭れの上端部が後方に傾動されるので、より椅子の使用感を向上することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態の椅子1は、会社や学校等の各種施設において、会議や講演会等が行われる際に適宜に配置されて使用される椅子であり、特に、背凭れが後傾可能に構成されていると共に、鉛直または水平方向にスタックして収納できるように構成されている。
図1(a)は、本実施形態の椅子1の正面図であり、図1(b)は本実施形態の椅子1の側面図であり、図2は、本実施形態の背凭れ支持機構10の構成を示す詳細図であり、図3は、本実施形態の背凭れ支持機構10の構成を示す分解斜視図であり、図4は、背凭れ支持機構10の内部構成を示す断面図である。
椅子1は、図1に示すように、使用者が着座するための略正方形の座2と、床面に載置され、座2を略水平な使用位置及び略鉛直な収納位置との間で回動可能に支持する脚部4と、座2の後端に配置される背凭れ6と、脚部4に固定され、背凭れ6を略鉛直な直立位置と後方に傾く傾斜位置との間で揺動可能に支持する背凭れ支持機構10と、から構成されている。
脚部4は、コの字状に形成された金属のパイプ(例えば、スチールパイプ等)からなる前脚42及び後脚44と、各脚を結合する一対の脚結合部材46と、から構成されている。
前脚42は、図1(b)に示すように、コの字の開口端が床面に接触するように、座2の下部から前方下方に傾斜して配置されている。一方、後脚44は、図1(b)に示すように、コの字の開口端が床面に接触するように、座2の下部から後方下方に傾斜して配置されている。
各脚結合部材46は、前脚42及び後脚44の床面と平行な辺(以下、台座部42b,44bともいう)の左側または右側において、台座部42b,44bの上方から溶接されて前脚42及び後脚44を結合している。そして、各脚結合部材46は、台座部42b及び台座部44b上から、夫々、椅子1の左側、または、右側に突出し、その上面が水平に形成された水平部と、座2の左右両端を挟むように各水平部から鉛直上方に突出され、水平方向に挿通孔が形成された垂直部と、から構成されている。
そして、各脚結合部材46の垂直部に形成された挿通孔に、座2の左右両側から突出されたロッドが挿通されることにより、座2は、椅子1の左右方向を軸として、略水平な使用位置と、略鉛直な収納位置との間で回動可能に支持されており、さらに、使用位置においては、脚結合部材46の水平部の垂直部より内側の部分に載置されて、使用位置に保持される。また、脚結合部材46の水平部の垂直部より外側の部分は、背凭れ支持機構10を取り付けるための支持機構取付部46aを形成している。
背凭れ支持機構10は、図2に示すように、一端が閉じられた筒状のケース12と、一辺がケース12に挿入される略L字型に形成された棒状の揺動金具14と、揺動金具14の一辺と共にケース12に挿入される弾性体16と、揺動金具14をケース12に対して椅子1の左右方向を軸として回動可能に固定するためのボルト18と、から構成されている。
ケース12は、切断面が略長方形で一端が閉口された筒状に形成されている。また、長方形断面の長辺を構成する一対の側壁のうち、一方の側壁の閉口端側には、ボルト18が螺合されるねじ孔12bが形成されており、他方の側壁には、ねじ孔12bと対向する位置に、ボルト18の先端が係止される係止孔12aが形成されている。そして、ケース12は、この係止孔12a及びねじ孔12bが水平になるように、開口端を椅子1の後方に向けて支持機構取付部46に夫々載置される。
そして、ケース12の開口端側の端部は、図2(a)に示すように、背凭れ6を取り付けた際に背凭れ6の下端側と隙間無く合致するように、背凭れ6の下端部の形状に合わせてカーブしている。また、ケース12の側壁のうち、支持機構取付部46に当接する側壁には、ケース12を支持機構取付部46へ取り付けるためのねじ孔が形成されており、ケース12は、下方からボルトにて固定されている。
揺動金具14は、図3に示すように、断面がコの字状に形成された金属棒の開口側を外側にして湾曲させた湾曲部14aと、金属の丸棒からなる直線状の直線部14bと、からなり、湾曲部14aのコの字の開口側を直線部14b側に向けて、湾曲部14a及び直線部14bの端部同士を溶接することにより、略L字に形成されている。そして、湾曲部14aの端部には、一対の平行な壁面を貫通するように、ボルト18が挿通可能な挿通孔14cが形成されている。
弾性体16は、揺動金具14の湾曲部14aの幅と等しい厚さに形成されたゴムのブロックからなり、図2及び図3に示すように、揺動金具14の湾曲部14aの内側に沿うような曲面が設けられたかまぼこ型に形成されている。そして、このように形成された弾性体16は、湾曲部14aの内側に接着されている。
ボルト18は、ケース12の開口面の短辺の長さ(つまり、係止孔12aと、ねじ孔12bとが夫々形成された面の間の距離)と略等しい長さで、その一端側に係止孔12aに係止される円柱部が形成され、他端側の面には六角孔が形成された六角孔付きの棒先止めねじである。
そして、脚部4の左右両側に夫々固定されたケース12には、図2及び図3に示すように、揺動金具14の湾曲部14aが、弾性体16を下方にして開口端側(椅子1の後側)から挿入され、直線部14bが、略上方に突出されている。また、この状態で、ボルト18が、ケース12のねじ孔12bが形成された面側からケース12のねじ孔12bに螺合されると共に湾曲部14aの挿通孔14cに挿通され、さらに、ボルト18の先端の円柱部が、ケース12の反対側の面に形成された係止孔12aに係止されることにより、揺動金具14が、ケース12内でボルト18を中心に揺動可能に固定されている。
背凭れ6は、樹脂(例えば、PP樹脂)により形成されており、左右両端に沿って、背凭れ支持機構10の揺動金具14の直線部14bが挿入可能な径及び長さの棒状の中空部(図示無し)が下端側から設けられており、この中空部に、座2の後部から略鉛直上方に突出した揺動金具14の直線部14bが夫々嵌合されて、揺動金具14に固定されている。ここで、背凭れ6の中空部が設けられた側の端部は、図2、図3に示すように、揺動金具14が固定された際に、ケース12の開口側の端部と隙間無く合致するように、ケース12の開口側の端部の形状に合わせてカーブしている。
なお、湾曲部14aに弾性体16が接着された状態において、湾曲部14aと弾性体16とを合わせた上下方向の長さは、図4(a)に示すように、ケース12の中空部の上下方向の幅よりも長いために、湾曲部14aがケース12に挿入された状態では、図4(b)に示すように、弾性体16が圧縮されており、湾曲部14aは、ケース12の内部で弾性体16により上方に付勢されている。このため、揺動金具14は、外力を受けていないときには、常に同じ位置、つまり、直線部14bが略鉛直上方に突出する位置で固定されており、直線部14bに固定された背凭れ6は、略鉛直の直立位置で保持される。
ここで、図4(a)は、弾性体16の圧縮されていない状態の形状を説明するための断面図、図4(b)は、湾曲部14aが実際にケース12に挿入された際の弾性体16の圧縮状態を説明するための断面図、図4(c)は、揺動金具14がボルト18を中心に下方に回転された際の弾性体16の圧縮状態を説明するための断面図である。
なお、本実施形態において、座2は本発明の座部に相当し、脚部4は本発明の支持部に相当し、座2及び脚部4は、本発明の椅子本体に相当し、揺動金具14は本発明の連結部材に相当し、湾曲部14aが本発明の水平部に相当し、直線部14bが本発明の垂直部に相当する。
このように構成された本実施形態の椅子1においては、背凭れ6に前方から負荷がかからない場合は背凭れ6が直立位置に保持され、人が座2に着座し、背凭れ6に前方から負荷がかけられると、背凭れ6に加わる外力により、背凭れ6に固定された揺動金具14が、ボルト18を中心に下方に回転するが、このとき弾性体16は、回転方向に反して揺動金具14の湾曲部14aを上方に付勢する(図4(c)参照)。
よって、本実施形態の椅子1によれば、弾性体16の付勢力により、背凭れ6を、適度な弾力を維持した状態で、後方に傾けることができ、また、背凭れ6が後傾される構成を少ない部品により単純に構成できる。
また、本実施形態の椅子1においては、ケース12に揺動金具14の湾曲部14a及び弾性体16が挿入されているので、湾曲部14aの上面及び弾性体16の下面は、ケース12の内面により押圧されて弾性体16が圧縮され(図4(a)中の予圧分が圧縮されている)、湾曲部14aには、弾性体16からの付勢力が常時加わるようになる。
このため、本実施形態の椅子1は、湾曲部14aに常時加わる付勢力以上の外力が背凭れ6から加えられた場合に揺動金具14が下方に回転し、背凭れ6が後傾するようになる。よって、背凭れ6に軽く触れた程度では背凭れ6が後傾せず、一定の力以上の力を加えたときに後傾するので、使用感がよい。また、揺動金具14及び弾性体16がケース12内に収納されているので、外観的にも優れている。
さらに、本実施形態の椅子1においては、弾性体16としてゴムを使用しているので、例えば、金属のコイルばね等を使用した場合に生じる金属音などの不快な音が発生することがなく、背凭れ6の使用感が良好である。また、背凭れ支持機構10が座2の左右両側に設けられているので、例えば、椅子1の左右片側だけに外力が加えられても、外力がかけられた側の背凭れ支持機構10により、背凭れ6が安定して後傾される。
また、ケース12の開口側の端部と、背凭れ6の下端部が隙間無く合致されており、背凭れ6が後傾する際は、図2(a)に示すように、背凭れ6の下端部が、ケース12の下端側の端部に沿って隙間無く移動するので、外観上良好である。
ところで、従来より、収納スペースを削減するために、鉛直または水平方向にスタックされて収納される椅子が知られているが、鉛直方向にスタック可能に構成された椅子においては、鉛直方向にスタックした場合に上下に配置された椅子同士が、例えば、少しずつ前後方向にずれて配置されるように構成されており、複数の椅子をスタックした場合には、最上段にスタックされた椅子の前後方向の位置が最下段の椅子の位置から大きくずれてしまうために、収納スペースを十分に削減できないことがあった。また、上下に配置された椅子同士が安定せず、複数の椅子をスタックさせた状態で移動させるような場合には、崩れてしまうおそれもあった。
そこで、本実施形態の椅子1においては、鉛直方向にスタック可能な椅子において、収納スペースを確実に削減し、上下に配置される椅子同士が安定した状態でスタックされるように構成している。以下、上記目的を達成するための各部の詳細な構成について説明する。図5(a)は、椅子を鉛直方向にスタックした状態の側面図、図5(b)は、カバー及び脚柱部の断面図、図5(c)はキャスタ付きカバーが結合された脚柱部をスタックした状態の側面図、図6は、キャスタ付きカバーが結合された椅子を水平方向にスタックした状態の側面図である。
前脚42及び後脚44は、図5(a)に示すように、前脚42の床面に対する傾斜角度と、後脚44の床面に対する傾斜角度とが等しくなるように脚結合部材46により結合されている。詳述すると、前脚42の座2の下部から前方下方に向けて傾斜して配置される辺(つまり、コの字の平行な一対の辺:以下、脚柱部42aともいう)と椅子1の内側の床面とのなす角度、及び、後脚44の座2の下部から後方下方に向けて傾斜して配置される辺(つまり、コの字の平行な一対の辺:以下、脚柱部44aともいう)と椅子1の内側の床面とのなす角度が、等しい角度(図5(a)中の角度α)に構成されている。
また、前脚42の脚柱部42aの後方側には、前脚42の脚柱部42aが係合可能な凹部が形成されており、後脚44の脚柱部44aの前方側には、後脚44の脚柱部44aが係合可能な凹部が形成されている。
すなわち、本実施形態の椅子1においては、図5(a)に示すように、各脚柱部42a,44aの端部には、脚柱部42a,44aの先端、つまり、床面に設置される部分の保護及び補強をするためのカバー48が図示しないねじにて結合されており、このカバー48には、図5(b)に示すように、椅子1がスタックされた際に1段下側の椅子1の脚柱部42a,44aに係合する凹部48aが形成されている。
詳述すると、カバー48には、脚柱部42a,44aの先端に結合された際に、椅子1が床面に安定して設置されるように設置面が設けられ、この設置面を形成する部分の一部に、脚柱部42a,44aが係合可能な、円弧状の凹部48aが形成されている。そして、このカバー48が、前脚42の脚柱部42aに対して、このカバー48の円弧状の凹部48aが後方を向くように結合され、一方、後脚44の脚柱部44aに対して、このカバー48の円弧状の凹部48aが前方を向くように結合されている。
また、ケース12の上面には、椅子1を鉛直方向にスタックした場合に、一段上側の椅子1の後脚44に係合可能な凹部、つまり、図2及び図3に示すように、後脚44のパイプ状の台座部44bに係合可能な窪み12cが形成されている。
そして、このように構成された椅子1を鉛直方向にスタックすると、前脚42の床面に対する傾斜角度と、後脚44の床面に対する傾斜角度とが等しいために、図5(a)に示すように、上下の椅子の位置がずれることなく、確実に鉛直方向にスタックすることができる。よって、本実施形態の椅子1によれば、狭い収納スペースにも対応することが可能となる。
また、椅子1が鉛直方向にスタックされた状態において、前脚下方の椅子1のケース12に形成された窪み12cに、上方にスタックされた椅子1の台座部44bが係合するので、上下に配置された椅子1同士が前後方向に防ぐことを防止できる。さらに、上方にスタックされた椅子1の脚柱部42a,44aの先端に結合されたカバー48の凹部48aが、下方の椅子1の脚柱部42a,44aに係合するので、上下に配置された椅子1同士が左右にずれたり、振れたりすることを防止でき、複数の椅子をスタックさせた場合にも、確実に安定した状態とすることができる。
なお、本実施形態においては、脚柱部42a,44aの先端には、椅子1を床面に対して移動しないように設置するための設置面が形成されたカバー48を結合したが、図5(c)に示すように、キャスタ付きのカバー50を結合し、椅子1を床面に対して移動可能に構成してもよい。
そして、この場合には、図5(c)に示すように、カバー50のキャスタとは反対側に、脚柱部42a,44aを係合可能な円弧状の凹部50aを形成し、さらに、このカバー50を、カバー50の凹部50aが後方を向くように前脚42の脚柱部42aに結合すると共に、カバー50の凹部50aが前方を向くように後脚44の脚柱部44aに結合すればよい。このようにすれば、椅子1を鉛直方向にスタックした際に、カバー50の凹部50aと脚柱部42a,44aが係合するので、上記と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態の椅子1において、前脚42及び後脚44の幅は、椅子1を水平方向にスタックした場合に干渉しない幅に構成されている。詳述すると、前脚42の幅(図1(a)中のWF)は、後脚44の幅(図1(a)中のWR)よりも狭く形成されており、座2を収納位置に回転させて、椅子1を前後方向に配置させると、図6に示すように、前脚42が後脚44の内側に収容される。
よって、本実施形態の椅子1によれば、鉛直方向にスタックできることに加え、水平方向にもスタックすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、本実施形態の椅子1の変形例1として、背凭れ6の反発力を調整できるように背凭れ支持機構10を構成してもよい。以下、変形例1の椅子1の背凭れ支持機構10の構成について説明する。図7は、変形例1の背凭れ支持機構10の構成を示す。なお、変形例1の背凭れ支持機構10においては、上記実施形態と同様の箇所については同様の符号を付して説明を省略し、異なる箇所についてのみ説明する。また、本変形例1の椅子1において、背凭れ支持機構10以外の箇所は、上記実施形態と同様に構成されている。
背凭れ支持機構10は、図7に示すように、一端が閉じられた筒状のケース12と、一辺がケース12に挿入される略L字型に形成された棒状の揺動金具14と、揺動金具14の一辺と共にケース12に挿入される弾性体16と、揺動金具14をケース12に対して椅子1の左右方向を軸として回動可能に固定するためのボルト18と、弾性体16の下方に配置される調整板20と、調整板20に先端が接触することにより、調整板20を上下方向に移動させるための調整ねじ22と、から構成されている。
から構成されている。
ケース12は、図7に示すように、切断面が略長方形で一端が閉口された筒状に形成されている。また、長方形断面の長辺を構成する一対の側壁のうち、一方の側壁の閉口端側には、ボルト18が螺合されるねじ孔12bが形成されており、他方の側壁には、ねじ孔12bと対向する位置に、ボルト18の先端が係止される係止孔12aが形成されている。そして、ケース12は、この係止孔12a及びねじ孔12bが水平になるように、開口端を椅子1の後方に向けて支持機構取付部46に夫々載置される。なお、ケース12の開口端側の端部は、図7に示すように、背凭れ6を取り付けた際に背凭れ6の下端側と隙間無く合致するように、背凭れ6の下端部の形状に合わせてカーブしている。
また、ケース12の側壁のうち、支持機構取付部46に当接する側壁には、ケース12を支持機構取付部46へ取り付けるためのねじ孔と、調整ねじ22を螺合するためのねじ孔12dと、が形成されており、ケース12は、下方からボルトにて固定されている。なお、本変形例1の脚結合部材46の支持機構取付部46aには、ケース12が取り付けられた状態で、下方から調節ねじ22用のねじ孔12dが見えるように、ねじ孔12dに対応する位置に挿通孔が形成されている。
調整板20は、図7に示すように、ケース12に挿入可能な幅の長尺状の金属の薄板の一端が折り曲げられて、断面がL字状に形成されている。
調整ねじ22は、図7に示すように、手動で回動可能とするための頭部が設けられ、ねじ部は、ケース12のねじ孔12dに螺合可能に形成されている。
弾性体24は、揺動金具14の湾曲部14aの幅と等しい厚さに形成されたゴムのブロックからなり、図7に示すように、揺動金具14の湾曲部14aの内側に沿うような曲面が設けられたかまぼこ型に形成されている。そして、このように形成された弾性体16は、湾曲部14aの内側に接着されている。ただし、弾性体24の厚さ(つまり、弾性体24がケース12に挿入された際に上下方向となる部分の長さ)は、調整板20の厚さ分だけ、上記実施形態の弾性体16の厚さよりも薄く形成されている。
そして、脚部4の左右両側に夫々固定されたケース12には、調整板20が、折り曲げられた端部を椅子1の上方前方に向けてケース12内部に配置されており、この調整板20の上面に、揺動金具14の湾曲部14aが、弾性体16を下方にして開口端側(椅子1の後側)から挿入され、直線部14bが、略鉛直上方に突出されている。そして、この状態で、ボルト18が、ケース12のねじ孔12bが形成された面側からケース12のねじ孔12bに螺合されると共に、湾曲部14aの挿通孔14cに挿通され、さらに、ケース12の反対側の面に形成された係止孔12aに係止されることにより、揺動金具14が、ケース12内でボルト18を中心に揺動可能に固定されている。
さらに、ケース12の下方からは、調整ねじ22が、ねじ孔12dに螺合されて、調整ねじの先端をケース12の内部に突出させて調整板20の下部に接触させるように構成されている。
このように、本変形例1の椅子1においては、調整ねじ22を回転し、調整ねじ22の先端をケース12の内部に突出させることにより、調整板20が、調整ねじ22の先端により押圧されて上方に傾き、調整板20上に配置された弾性体24を押圧するので、弾性体24の圧縮率が大きくなる。このため、弾性体24による湾曲部14aへの付勢力が大きくなるため、背凭れ6の反発力が大きくなる。
一方、調整ねじ22を逆に回転させて、調整ねじ22の先端の突出量を減らすことにより、調整板20の傾きが小さくなり、弾性体24の圧縮率が小さくなる。よって、弾性体24による湾曲部14aへの付勢力が小さくなるため、背凭れ6の反発力が小さくなる。
よって、本変形例1の椅子1によれば、調整ねじ22を回転させて、調整ねじ22の先端のケース12内部への突出量を調整することにより、背凭れ6の反発力を調整することが可能となる。
なお、本変形例1の調整板20、調整ねじ22、及び、ケース12に形成されたねじ孔12dは、本発明の調整手段に相当する。
次に、本実施形態の椅子1の変形例2として、座2に着座した人の椅子1の使用感を向上するために、着座した際に座2の前方の先端部が下方に曲がるよう構成してもよい。以下、変形例2の椅子1の座2の構成について説明する。図8は、変形例2の椅子1を示す側面図、図9は変形例2の座2の内部構成を示す詳細図、図10は、変形例2の座2の先端部支持機構60の詳細を示す分解図である。なお、変形例2の椅子1においては、上記実施形態と同様の箇所については同様の符号を付して説明を省略し、異なる箇所についてのみ説明する。
座2は、図8に示すように、座2の前方端部が下方に傾動可能に構成されており、脚部4に支持される固定部52と、固定部52の前方において、先端部支持機構60を介して下方に傾動可能に支持される先端部54と、座2全体(つまり、固定部52、先端部54、先端部支持機構60)を一体に覆うメッシュ生地と、から構成されている。
固定部52は、金属のパイプにより構成された座枠であり、左右両端に沿ったパイプ56(つまり前後方向に配置された左右両側のパイプ)の前方側の端面には、先端部支持機構60が嵌合される筒状の被嵌合部56aが形成されている。
先端部54は、金属のパイプにより構成された座枠であり、左右両端に沿ったパイプ58の後方側の端面には、先端部支持機構60が嵌合される筒状の被嵌合部58aが形成されている。
先端部支持機構60は、図9(b)、図9(d)、図10に示すように、固定部52に固定される支持部材62と、先端部54に固定される傾動部材64と、支持部材62に固定される弾性体66と、傾動部材64を支持部材62に対して下方に傾動可能に取り付けるためのボルト68及びナット70と、からなる。
支持部材62は、棒状の金属が加工されて形成されており、図10に示すように、一端側に、固定部52のパイプ56の被嵌合部56aに嵌合可能な径の棒状の嵌合部62aが設けられ、他端には、弾性体66が載置される載置部62bが設けられている。なお、載置部62bは、金属棒を軸線方向に平行な面と、軸線方向に垂直な面とにより一部を残して切断することにより形成されており、載置部62bの上面、つまり、弾性体66が載置される面は、軸線方向と平行である。
そして、嵌合部62aと載置部62bを繋ぐ部分には、傾動部材64が連結される接合部62cが設けられており、接合部62cには、弾性体66が載置される面と平行に、傾動部材64を連結するためのボルト68を挿通可能な挿通孔62dが形成されている。
傾動部材64は、支持部材62と同径の棒状の金属が加工されて形成されており、図10に示すように、一端側に、先端部54のパイプ58の被嵌合部58aに嵌合可能な径の棒状の嵌合部64aが設けられ、他端側には、金属棒の軸線方向に平行な面と、軸線方向に垂直な面とにより一部が破断された円筒状の接合部64bが設けられている。そして、接合部64bの端部の一部は、支持部材62の接合部62cを挟み込むことができるように延出されており、延出された部分には、円筒の破断面と平行にボルト68を挿通可能な挿通孔64cが形成されている。
弾性体66は、傾動部材64の接合部64bに挿入可能な大きさのかまぼこ型のゴムのブロックからなり、その曲面は、接合部64bの円筒部分の内側に沿うように形成されている。そして、弾性体66は、図10に示すように、曲面と反対側の面にて、支持部材62の載置部62bに接着されている。
そして、支持部材62は、図9に示すように、その嵌合部62aが、座2の固定部52に設けられたパイプ56の被嵌合部56aに嵌合されて固定部52に固定されている。一方、傾動部材64は、その嵌合部64aが、先端部54に設けられたパイプ58の被嵌合部58aに嵌合されて先端部54に固定されている。そして、支持部材62の接合部62cが、傾動部材64の接合部64bの先端にて挟み込まれた状態で、各部材の挿通孔62d、64cに挿通されたボルト68及びナット70にて、先端部54が固定部52に連結されている。なお、この状態において、先端部54の自重と、弾性体66による傾動部材64への付勢力が釣り合い、先端部54が水平な位置に保持されている。
このように構成された本変形例2の椅子1においては、座2の前方、つまり、先端部54に上方から負荷がかからない場合は、図9(a)、図9(b)に示すように、先端部54は、固定部52と同様に水平に保持され、一方、人が座2に着座し、先端部54に上方から負荷がかけられると、先端部54に加わる外力により、図9(c)、図9(d)に示すように、先端部54のパイプ58に固定された傾動部材64が、ボルト68を中心に下方に回転するが、そのとき、弾性体66は傾動部材64を回転に反して上方に付勢する。
よって、本変形例2の椅子1によれば、座2の先端部54が、着座した人による負荷により、適度な弾性力を保ちつつ下方に傾動されるので、椅子1の使用感を向上することができる。なお、先端部54が下方に傾動したときには、先端部54と固定部52との間にわずかな段差が生じるが、座2は一体にメッシュ生地により覆われているので、着座した人は、この段差を感じることなく快適に椅子1を使用することができる。
ここで、図9(a)は、座2の先端部分の構成を説明するための斜視図、図9(b)は、先端部支持機構60の構成を示す側面図、図9(c)は、先端部54に上方から外力が加えられ、先端部54が下方に傾動した状態の座2の先端部分の斜視図、図9(d)は、先端部54に上方から外力が加えられ、先端部54が下方に傾動した状態の先端部支持機構60の状態を示す側面図である。なお、図9(b)及び図9(d)は、C方向、または、D方向からの矢視図において、メッシュ生地を省略した図である。
なお、本変形例2においては、支持部材62及び傾動部材64を金属により形成したが、同程度の剛性、強度を有する樹脂材料により形成してもよい。また、弾性体66は、ゴムのブロックを使用したが、コイルばねや板ばね等の他の弾性材料を使用することも可能である。
次に、本実施形態の椅子1の他の変形例について説明する。変形例3の椅子1は、座2に着座した人の椅子1の使用感を向上するために、背凭れの上方側の端部が後方に傾動されるように形成されたものである。図11(a)は、変形例3の椅子1の正面図であり、図11(b)は変形例3の椅子1の側面図であり、図11(c)は、変形例3の背凭れ80の傾動状態を示す側面図である。なお、変形例3の椅子1においては、上記実施形態と同様の箇所については同様の符号を付して説明を省略し、異なる箇所についてのみ説明する。
背凭れ80は、背凭れ6と同様に樹脂(例えば、PP樹脂)により一体に成型されており、左右両端に沿って、背凭れ支持機構10の揺動金具14の直線部14bが挿入可能な径及び長さの棒状の中空部(図示無し)が下端側から設けられている。また、この中空部に、座2の後部から略鉛直上方に突出した揺動金具14の直線部14bが夫々嵌合されて、揺動金具14に固定されている。
また、背凭れ80の上下方向の中央部には、図11(a)、図11(b)に示すように、蛇腹部80cが形成されている。なお、蛇腹部80cは、背凭れ80の中央部が、他の部分(上端部80a、下端部80b)より薄く、且つ、V字状の蛇腹形状に成型されることにより形成されている。
このように構成された椅子1においては、背凭れ支持機構10にて背凭れ80が支持されているので、着座した人による負荷により、背凭れ80が適度な弾性力を保ちつつ後方に傾動される。さらに、背凭れ80に蛇腹部80cが設けられているので、着座した人による負荷により、図11(c)に示すように、背凭れ80の上端部80aが適度な弾性力を保ちつつ後方に傾動され、椅子1の使用感をより向上することができる。
また、背凭れ80の中央部を他の部分より薄くし、この部分をV字状の蛇腹形状とすることで蛇腹部80を形成しているので、上端部80aが後方に傾動可能な背凭れ80を、複雑な機構や部品を使用することなく低コストに構成できる。
ところで、上記実施形態及び各変形例においては、脚部4が金属パイプで形成され、スタック可能な椅子1に対して背凭れ支持機構10を設けたが、椅子の形状は、上記に限らず、背凭れが設けられた全ての椅子に適用することが可能である。例えば、脚部が箱型に形成されている椅子でもよく、横長のベンチのような椅子でもよい。
一方、上記実施形態及び各変形例においては、背凭れ支持機構10は、座2の左右両側のケース12内に設けたが、支持機構は座2の左右両側の下部に設けるようにしてもよく、中央部に設けるようにしてもよい。そして、支持機構の数は、椅子及び背凭れの大きさ及び形状に応じて適宜に変更することが可能である。
また、上記実施形態及び各変形例においては、支持機構の連結部材は、棒状の揺動金具14にて構成したが、連結部材は断面がL字状に形成された金属等のシート材でもよい。
本実施形態の椅子1を示す正面図及び側面図である。 本実施形態の背凭れ支持機構10の構成を示す詳細図である。 本実施形態の背凭れ支持機構10の構成を示す分解斜視図である。 背凭れ支持機構10の構成を示す断面図である。 椅子1を鉛直方向にスタックした状態を示す側面図である。 椅子1を水平方向にスタックした状態を示す側面図である。 変形例1の背凭れ支持機構10の構成を示す詳細図である。 変形例2の椅子1を示す側面図である。 変形例2の座2の内部構成を示す詳細図である。 変形例2の座2の先端部支持機構60の詳細を示す分解図である。 変形例3の椅子1を示す正面図及び側面図である。
符号の説明
1…椅子、2…座、4…脚部、6…背凭れ、10…背凭れ支持機構、12…ケース、12a…係止孔、12b…ねじ孔、12c…窪み、12d…ねじ孔、14…揺動金具、14a…湾曲部、14b…直線部、14c…挿通孔、16…弾性体、18…ボルト、20…調整板、22…調整ねじ、24…弾性体、42…前脚、42a…脚柱部、42b…台座部、44…後脚、44a…脚柱部、44b…台座部、46…脚結合部材、46a…支持機構取付部、48…カバー、48a…凹部、50…カバー、50a…凹部、52…固定部、52a…被嵌合部、54…先端部、54a…被嵌合部、56…パイプ、56a…被嵌合部、58…パイプ、58a…被嵌合部、60…先端部支持機構、62…支持部材、62a…嵌合部、62b…載置部、62c…接合部、62d…挿通孔、64…傾動部材、64a…嵌合部、64b…接合部、64c…挿通孔、66…弾性体、68…ボルト、70…ナット、80…背凭れ、80a…上端部、80b…下端部、80c…蛇腹部

Claims (8)

  1. 使用者が着座するための座部と、この座部を支持する支持部とからなる椅子本体と、
    前記座部の後端に配置される背凭れと、
    前記椅子本体に固定され、前記背凭れを略鉛直な直立位置と、後方に傾く傾斜位置との間で揺動可能に支持する背凭れ支持機構と、
    を備えた椅子であって、
    背凭れ支持機構は、
    断面が略L字状に形成され、L字の2辺のうちの何れか1辺を形成する垂直部が前記背凭れに沿って固定されており、L字の他辺を形成する水平部の端部が、当該椅子の左右方向を軸として、この軸周りに回動可能に前記椅子本体に固定される連結部材と、
    前記椅子本体に固定されており、前記連結部材の水平部を下方から支持することにより、前記背凭れを前記直立位置に保持する弾性体と、
    からなることを特徴とする椅子。
  2. 前記背凭れ支持機構は、
    前記連結部材の水平部の上面に当接して該連結部材の上方への回転を抑制し、前記背凭れを前記直立位置に保持する当接部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記椅子本体に固定され、前記弾性体と前記連結部材の水平部とを内部に収納する筒状のケースを備え、
    前記当接部は、前記ケースの内側上面からなることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
  4. 前記背凭れ支持機構は、
    前記弾性体による前記連結部材の水平部への付勢力を調整する調整手段を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の椅子。
  5. 前記弾性体は、ゴムにより構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の椅子。
  6. 前記背凭れ支持機構は、前記座部の左右両側に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の椅子。
  7. 前記座部は、該座部の前方側の端部が下方に傾動可能に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の椅子。
  8. 前記背凭れは、該背凭れの上端部を後方に傾動可能に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載の椅子。
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