JP2007195037A - 雲台ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパー駆動手段を有する雲台ユニットを提供すること。
【解決手段】撮像装置114と,上記撮像装置を少なくともパン方向に回転させる撮像装置駆動部118と,上記撮像装置を覆うドーム型カバー122と,上記ドーム型カバーの外周面に適合する払拭面を有する略弧状のワイパー124と,上記ドーム型カバーの外周面が払拭されるように,上記ワイパーを上記外周面に沿ってパン方向に回転させるワイパー駆動手段126と,を備え,上記ワイパー駆動手段は,上記ワイパーの動作待機時には,上記ワイパーを上記撮像装置の撮像視野に含まれない位置に配置することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は,雲台ユニットに関し,より詳細にはワイパー駆動手段を有する雲台ユニットに関する。
雲台ユニットは,一般に,パン方向やチルト方向に回転可能な雲台に撮像装置を搭載した装置である。上記撮像装置を雲台に追従してパン/チルト方向に回転させることにより,所望する領域を撮像することができる。また,上記撮像装置は変倍可能なズームレンズも備えており,撮像する映像の被写体を拡大または縮小することができる。
このような雲台ユニットは屋外に設置されることも多く,そのような場合に撮像装置を雨風や埃などの外的要因から保護するため,透明なドーム型カバーで撮像装置を覆う装置が知られている。さらに,特許文献1には,ドーム型カバーの水滴や汚れを払拭して落とすためのワイパーを備えた雲台ユニットが開示されている。かかるワイパーは,ドーム型カバーの曲面に適合する半円状の円弧面を有し,チルト方向に往復運動することで,該ドーム型カバーに付着した水滴や汚れなどを払拭することができる。
特開平10−216049号公報
しかし,従来の撮像装置のワイパーでは,ワイパーの動作時だけではなく,動作待機時にも撮像装置の撮像視野内にワイパーが位置してしまう場合があった。すなわち,ワイパーの動作時は,撮像装置の撮像視野に含まれるドーム型カバーの付着物を払拭しようとするため,ワイパーも撮像視野に含まれることとなる。さらに,ワイパーの動作待機時であっても,撮像装置が回転していないときは,ワイパーの停止している位置が撮像視野に含まれていれば定常的に,撮像装置が回転しているときは,ワイパーの停止している位置が撮像視野に含まれる度に視野が遮られるという弊害が生じていた。
本発明は,上記問題に鑑みてなされたものであり,本発明の目的とするところは,ワイパー動作指示が入力されると,ワイパーがドーム型カバーの外周面の雨滴や汚れなどの異物を払拭し,ワイパーの動作待機時には,ワイパーが撮像装置の視野に入り、障害として撮像されることを防止することが可能な,新規かつ改良された雲台ユニットを提供することにある。
課題を解決するために,本発明のある観点によれば,撮像装置と、撮像装置を少なくともパン方向に回転させる撮像装置駆動部と、撮像装置を覆うドーム型カバーと、ドーム型カバーの外周面に適合する払拭面を有する略弧状のワイパーと、ドーム型カバーの外周面が払拭されるようにワイパーを外周面に沿ってパン方向に回転させるワイパー駆動手段とを備えた雲台ユニットが提供される。この雲台ユニットのワイパー駆動手段は,ワイパーの動作待機時には,ワイパーを撮像装置の撮像視野に含まれない位置に配置することを特徴とする。かかる構成によれば,ワイパーは,ワイパー動作指示が入力されるとワイパー駆動手段によりドーム型カバーの外周面に沿ってパン方向に回転し,外周面の雨滴や汚れなどの異物を払拭する。また,ワイパーの動作待機時には,ワイパーは撮像装置の撮像視野に含まれない位置に配置されるため,ワイパーが撮像装置の視野に入り、障害として撮像されることを防止することができる。
ワイパー駆動手段は,ワイパーの動作待機時には,ワイパーを撮像装置の撮像視野に含まれず,当該撮像視野に隣接する位置に配置するように構成することができる。かかる構成によれば,ワイパーは動作待機時において,撮像視野の外であって,撮像視野の境界付近に配置されることにより,ワイパーに動作指示が入力されると,ワイパーが動作待機位置から撮像装置の撮像視野内まで移動する時間が短縮されるため,高い応答性をもって撮像視野のドーム型カバーの外表面を払拭することができる。
雲台ユニットは,撮像装置のパン方向位置を検出する検出手段をさらに備え,ワイパー駆動手段は,検出手段により検出された撮像装置のパン方向位置に基づいて,ワイパーの位置を制御する構成としてもよい。かかる構成によれば,ワイパー駆動手段は,撮像装置のパン方向位置に基づいて,ワイパーの位置を制御することにより,撮像装置のパン方向位置にかかわらず、撮像視野からワイパーを外すことができる。
ワイパー駆動手段は,撮像装置のパン方向位置および撮像装置の焦点距離に基づいて,ワイパーの位置を制御するとしてもよい。かかる構成によれば,ワイパー駆動手段は,撮像装置のパン方向位置および撮像装置の焦点距離に基づいて,ワイパーの位置を制御するよう作用する。焦点距離に拘わらず,予想される最大の撮像視野の外側にワイパーを配置することができる。あるいは、撮像装置の撮像視野を演算等により求め、焦点距離に応じてワイパーの配置位置を調整することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば,ワイパー動作指示が入力されると,ワイパーがドーム型カバーの外周面の雨滴や汚れなどの異物を払拭し,ワイパーの動作待機時には,ワイパーが撮像装置の視野に入り、障害として撮像されることを防止することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は,本実施形態による雲台ユニット100の概略構成を示す説明図である。図2は,本実施形態による雲台ユニット100を用いた雲台システム200の信号の流れを示したブロック図である。図3は,図1に示した雲台ユニット100のA−A面における断面図である。図4は,雲台ユニットの中央制御部140におけるデータ処理の流れを示したフローチャートである。
雲台ユニット100は,撮像装置114を備え,監視カメラや情報カメラとして機能することができる。雲台ユニット100は,上記撮像装置114を雨風や埃から保護するドーム型カバー122をさらに備えるが,上記ドーム型カバー122の外表面に雨滴や汚れなどの異物が付着していると,上記撮像装置114が撮像する映像は不鮮明なものとなってしまう。本発明の実施の一形態によれば、撮像装置114が鮮明な映像を撮像できるようにするため,ドーム型カバー122の外表面を払拭するワイパー124を設けた雲台ユニット100が提供される。以下,図1を用いてこのような雲台ユニット100の各部構成について説明する。
雲台ユニット100は,固定台部110が有する天井や壁面などとの設置面を介して該天井や壁面などに据付けられる。ベース板112は,上記固定台部110に固定され,撮像装置114やワイパー124などが回転動作をするための基盤となる。
撮像装置114は,例えば監視カメラであり,変倍可能なズームレンズを備え,撮像装置支持部116に搭載される。撮像装置114および撮像装置支持部116のパン方向回転動作は,回転台部117が上記撮像装置パン方向駆動部118からの出力に基づきパン方向に回転動作することで実現される。
撮像装置パン方向駆動部118は,ベース板112と回転台部117との間に設けられ,回転台部117をパン方向回転させることで撮像装置駆動部として機能する。撮像装置パン方向駆動部118に含まれる撮像装置パン方向駆動モータは,例えばステッピングモータで構成することができる。ステッピングモータは,加えた直流のパルス数に応じて一定量の回転をするため,中央制御部140は,専用の位置検出器を用いずにステッピングモータの回転量および撮像装置114のパン方向回転量を把握することができる。上記ステッピングモータの回転軸と,撮像装置114のパン方向回転軸が異なる場合には,ベルトやウォームギアなどを用いて該ステッピングモータの回転軸を垂直に変換し,撮像装置114のパン方向回転軸と適合させるとしてもよい。
検出手段としての撮像装置パン方向位置検出部121は,回転台部117および該回転台部117に隣接する位置に設けられ,撮像装置114のパン方向位置を検出する。撮像装置パン方向位置検出部121は,例えばフォトインタラプトセンサやポテンショメータで構成してもよい。フォトインタラプトセンサは,発光部と受光部と遮光板とを有し,発光部と受光部の間に遮光板が位置すると,受光部への入光が少なくなり,受光部が出力する電流も減少する。上記受光部の出力電流の変化に基づいて回転台部117および撮像装置114のパン方向位置を検出することができる。なお,雲台ユニット100の起動時に撮像装置パン方向位置検出部121が撮像装置114のパン方向位置を検出すれば,中央制御部140は,上記ステッピングモータに出力したパルス数から撮像装置114のパン方向回転量を計算し,撮像装置114の現在位置を把握することができる。
撮像装置チルト方向駆動部120は,撮像装置支持部116の側部に設けられ,撮像装置114をチルト方向回転させる。撮像装置チルト方向駆動部120は,撮像装置パン方向駆動部118と同様に例えばステッピングモータを含むことができる。上記ステッピングモータの回転軸と,撮像装置114のチルト方向回転軸とが異なる場合には,ベルトやウォームギアなどを用いて上記ステッピングモータによるトルクを上記撮像装置114に伝達するとしてもよい。
ドーム型カバー122は,撮像装置114を雨風や埃などの外的要因から保護しつつ,撮像装置が被写体を撮像できるよう,透光性を有するカバーにより構成される。ドーム型カバー122の形状は,例えば半球状面であっても,半球状面と円筒状の曲面とが結合したものであってもよい。
ワイパー124は,保持環128に設けられ,ドーム型カバー122の外周面を払拭する。ワイパー124は,ブレードと,ホルダと,アームとを備える。ブレードは,ドーム型カバー122の付着物,例えば水滴や汚れを払拭するため,ドーム型カバー122の有する曲面に適合する払拭面を有する。ホルダは該ブレードと同様の形状からなり,ブレードを固定する。アームは,保持環128に設けられ,ワイパーパン方向駆動部126からの出力をブレードに伝達する
ワイパー駆動手段としてのワイパーパン方向駆動部126は,上記撮像装置パン方向駆動モータと同様に例えばステッピングモータで構成されるとしてもよい。保持環128は内周部に内ギアを備えており,該内ギアがワイパーパン方向駆動部126のモータギアと歯合している。したがって,ワイパーパン方向駆動部126がトルクを発生すれば,保持環128はそれを受けてパン方向に回転することができる。
ワイパーパン方向位置検出部130は,固定台部110および保持環128に設けられ,ワイパー124のパン方向位置を検出する。ワイパーパン方向位置検出部130は,撮像装置パン方向位置検出部121と同様に,例えばフォトインタラプトセンサで構成することで,保持環128およびワイパー124のパン方向現在位置を電気信号として検出することができる。
中央制御部140は,ベース板112上に設けることができる。中央制御部140は,雲台ユニット100のワイパー動作や撮像装置114の回転動作などを制御する。
次に,図2を用いて,本実施形態による雲台ユニット100を適用した雲台システム200における信号の流れを説明する。雲台システム200は,コントローラ210と,通信網230と,雲台100とを含む。なお,図2では,雲台100とコントローラ210とが分離構成された雲台システム200を例示している。
コントローラ210は,操作部212と,第1A/D変換機214と,ワイパースイッチ部216と,コントローラ制御部218と,第1シリアルインターフェース220とを含む。
コントローラ210は,ユーザにより入力された回転指示や撮像装置に関する各種指示などを検出し,これを第1A/D変換機214に出力する。上記回転指示として例えば,撮像装置114のパン方向回転指示が挙げられる。操作部212は,スティックの傾斜方向および傾斜角度から上記回転指示を検出し,これを出力するジョイスティックであってもよい。第1A/D変換機214は,上記操作部212が検出したアナログ信号である操作量の入力を受け,デジタル信号に変換し,コントローラ制御部218に出力する。
ワイパースイッチ部216は,ユーザによるワイパー動作指示を検出し,これをコントローラ制御部218に出力する。ワイパー動作指示とは,例えば上記ワイパー124をパン方向に回転させる指示であって,回転速度,払拭回数などは任意に設定することができる。
コントローラ制御部218は,第1A/D変換機214およびワイパースイッチ部216からの入力を受け,上記回転指示やワイパー動作指示の各指示を第1シリアルインターフェース220に出力する。第1シリアルインターフェース220は,コントローラ制御部218から入力された上記各指示を通信網230を介して雲台ユニット100に送信する。かかる構成によれば,クロックに同期して通信を行うクロック同期式通信や,スタートビットおよびストップビットを付加して通信を行う調歩同期式通信を行うことができる。
雲台ユニット100の第2シリアルインターフェース232は,第1シリアルインターフェース220により送信された上記各指示を受信し,中央制御部140に出力する。
中央制御部140は,第2シリアルインターフェース232からの入力を受けて,該入力に基づいた信号をワイパーパン方向駆動部126または撮像装置パン方向駆動部118などに出力する。このような中央制御部140の詳細な動作については後述する。
撮像装置114は,中央制御部140に撮像装置114が内蔵する上記ズームレンズの焦点距離(画角)を伝達する。
撮像装置パン方向駆動部118は,増幅器と撮像装置パン方向駆動モータとを含み,中央制御部140からの入力を増幅器が増幅し,撮像装置パン方向駆動モータが該増幅された信号に基づいて負荷である撮像装置114をパン方向に回転させる。
撮像装置パン方向位置検出部121は,撮像装置114のパン方向位置を検出し,第2A/D変換機244を介し中央制御部140に出力する。
ワイパーパン方向駆動部126は,増幅器と,ワイパーパン方向駆動モータとを含み,中央制御部140からの入力を増幅器が増幅すると,ワイパーパン方向駆動モータが該増幅された信号に基づいて負荷であるワイパー124をパン方向に回転させる。
ワイパーパン方向位置検出部130は,ワイパー124のパン方向位置を検出し,第3A/D変換機246を介し中央制御部140に出力する。
次に本実施形態による雲台ユニットの動作を図3を用いて説明する。
図3は,図1に示した雲台ユニット100のA−A面における断面図である。図3では説明の都合上,撮像装置114と,ドーム型カバー122と,ワイパー124と,撮像視野310と,ワイパー駆動範囲320とを示している。
撮像視野310は,任意の時点で撮像装置114が映像を撮像できる範囲を意味しており,撮像装置114のパン方向位置と,撮像装置114が内蔵するレンズの焦点距離とに基づいて決定される。撮像装置114がパン方向に回転すれば,撮像視野310もそれに連動して変化する。また,レンズの焦点距離が短いほど撮像視野は広くなり,焦点距離が長いほど撮像視野は狭くなる。
このような撮像視野310にワイパー124が位置すると,撮像装置114が本来撮像しようとする映像の障害として撮像されてしまう。そこで,本実施形態において,ワイパー124にワイパー動作指示が入力されていない動作待機時は,ワイパー124を,図3に示したように撮像視野310に含まれない位置に配置する。
具体的には,撮像装置114のパン方向位置と,撮像装置114が内蔵するレンズの焦点距離との変化に基づいて,ワイパー124の動作待機位置を回転させることができる。ただし,撮像装置114が内蔵するレンズの焦点距離の変化を必ずしも用いる必要はない。任意のパン方向位置において,上記レンズの焦点距離が最も短い場合,すなわち撮像視野310が最も広い場合の撮像視野に含まれないようにワイパー124を配置しておけば,レンズの焦点距離がどのように変化しても該ワイパー124が撮像視野310に含まれることは無いからである。
一方,ワイパー124に動作指示が入力されると,撮像装置114の撮像視野310に含まれるドーム型カバー122の付着物を払拭しようとするため,ワイパー124は撮像視野310の全体を含むワイパー駆動範囲320をパン方向回転する。上記ワイパー124は,ワイパーパン方向駆動部118によりパン方向に360度回転可能であるが,上記ワイパー駆動範囲320は,そのうち撮像視野310の全体を含む所定範囲を指し,例えば撮像装置114のパン方向位置と,撮像装置114が内蔵するレンズの焦点距離とに基づいて決定される。
ここで,ワイパー124による払拭動作を高い応答性をもって実現させる方法として,ワイパー124のパン方向回転速度を速くする方法が挙げられる。しかし,上記ワイパー124の動作待機位置が撮像視野310に含まれていないものの,撮像視野310と離れていた場合,その離れていた度合いに応じて,上記動作指示が入力されてからワイパー124が撮像視野310に移動するまでの時間が必要となる。
そこで,ワイパー124を動作待機時に撮像視野310の外であって,当該撮像視野310に隣接する位置に配置し,ワイパー駆動範囲320を狭め,ワイパー124による払拭動作の応答性を向上させるとしてもよい。
図4は,このような動作を実現するための中央制御部140におけるデータ処理の流れを示したフローチャートである。
まず,中央制御部140は,撮像装置114のパン方向位置を読込む(S410)。撮像装置114のパン方向位置は,撮像装置パン方向位置検出部121により検出することができるが,撮像装置パン方向駆動部をステッピングモータで構成した場合,中央制御部140が撮像装置パン方向駆動部に出力したパルス数に基づいて把握することもできる。
続いて,中央制御部140は,撮像装置114が内蔵するレンズの焦点距離を読込む(S412)。上記焦点距離は,上記レンズの位置を例えばポテンショメータで検出することにより求めることができる。次に,ワイパー動作指示がワイパースイッチ部216に入力されているかを判断する(S414)。
上記判断結果,ワイパーに動作指示が入力されていると判断されると,中央制御部140はワイパー動作範囲320を計算する(S416)。該計算は,上記S410で読込まれたパン方向位置,S412で読込まれた焦点距離およびワイパーの現在位置に基づいて行われる。
次に,ワイパー124がワイパー動作範囲320を往復した回数を示すカウントを0に設定する(S418)。続いて,中央制御部140は,カウントがn回より大きいかを判断する(S420)。上記n回のnの値は,ワイパーパン方向駆動部126が,ワイパー124に上記ワイパー動作範囲320を往復させる回数である。該往復回数の具体的数値は,中央制御部140に設定されていても,ワイパースイッチ部216においてユーザが指定できるものとしてもよい。
上記S420の判断結果,カウントがn回より小さいと判断されると,中央制御部140はワイパーパン方向駆動部126に,ワイパー124をワイパー動作範囲320を一往復させるよう指示を出す(S422)。続いて,カウントを1加算し,上記S420の判断段階に戻る(S424)。
上記S420の判断結果,カウントがn回以上であると判断されると,ワイパーの回転動作を終了する。なお,ワイパー124を必ずしも往復動作させなくてもよく,片方向にのみ動作させることとしてもよい。これは,上記S422において,中央制御部140が,ワイパー124がワイパー動作範囲320を片方向にのみ動作するよう指示を出すことで実現することができる。同様に,ワイパー124をドーム型カバー122をパン方向に一周回転させることとしてもよい。
上記S414の判断結果,ワイパー動作指示がワイパースイッチ部216に入力されていないと判断されると,中央制御部140は,撮像装置114がパン方向に回転したかを判断する(S426)。該判断は,前回S410で読み込んだ撮像装置114のパン方向位置と,今回S410で読み込んだ撮像装置114のパン方向位置との差異の有無に基づいてすることができる。または,前回のS426の判断以降に,撮像装置のパン方向回転指示を出力したかに基づいて判断してもよい。S426において撮像装置114がパン方向に回転してないと判断されると,ワイパー124を動作させることなく終了する。
上記S426の判断結果,撮像装置114がパン方向に回転したと判断されると,中央制御部140は,S410で読み込まれた撮像装置114のパン方向位置およびS412で読み込まれた焦点距離に基づいて,撮像視野310の外であって,撮像視野310に隣接するワイパー待機位置を計算する(S428)。ここで,撮像視野310に隣接するワイパー待機位置を,例えば撮像視野のパン方向の画角と5度隔てた位置とすることができる。
最後に,ワイパー124をS428で計算されたワイパー待機位置に移動させ(S430)終了する。
なお,本フローチャートでは,ワイパー動作待機時において,撮像装置114の焦点距離が変化しても,ワイパー124が動作しないような構成を例にとって説明したが,S426で撮像装置114の焦点距離が変化したかを判断して,その後のステップに反映させることもできる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,ドーム型カバーをチルト方向に払拭するワイパーを備える雲台ユニットであっても,上述した実施例と同様に。撮像装置が映像を撮像する際の障害とならないような位置にワイパーを配置する構成を適用することができる。
また,本明細書の中央制御部におけるデータ処理の各ステップは,必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく,並列的あるいは個別に実行される処理(例えば,並列処理あるいはオブジェクトによる処理。)も含むとしても良い。
本発明は,雲台ユニットに適用可能であり,特にワイパー駆動手段を有する雲台ユニットに適用可能である。
本実施形態による雲台ユニットの構成を示す説明図である。 本実施形態による雲台ユニットを用いた雲台システムの信号の流れを説明するブロック図である。 本実施形態による雲台ユニットの動作を説明する外観図である。 本実施形態による雲台ユニットの中央制御部におけるデータ処理の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
100 雲台ユニット
110 固定台部
112 ベース板
114 撮像装置
116 撮像装置支持部
118 撮像装置パン方向駆動部
120 撮像装置チルト方向駆動部
121 撮像装置パン方向位置検出部
122 ドーム型カバー
124 ワイパー
126 ワイパーパン方向駆動部
128 保持環
130 ワイパーパン方向位置検出部
140 中央制御部

Claims (4)

  1. 撮像装置と;
    前記撮像装置を少なくともパン方向に回転させる撮像装置駆動部と;
    前記撮像装置を覆うドーム型カバーと;
    前記ドーム型カバーの外周面に適合する払拭面を有する略弧状のワイパーと;
    前記ドーム型カバーの外周面が払拭されるように,前記ワイパーを前記外周面に沿ってパン方向に回転させるワイパー駆動手段と;
    を備え,
    前記ワイパー駆動手段は,前記ワイパーの動作待機時には,前記ワイパーを前記撮像装置の撮像視野に含まれない位置に配置することを特徴とする,雲台ユニット。
  2. 前記ワイパー駆動手段は,前記ワイパーの動作待機時には,前記ワイパーを前記撮像装置の撮像視野に含まれず,当該撮像視野に隣接する位置に配置することを特徴とする,請求項1に記載の雲台ユニット。
  3. 前記雲台ユニットは,前記撮像装置のパン方向位置を検出する検出手段をさらに備え,
    前記ワイパー駆動手段は,前記検出手段により検出された前記撮像装置のパン方向位置に基づいて,前記ワイパーの位置を制御することを特徴とする,請求項2に記載の雲台ユニット。
  4. 前記ワイパー駆動手段は,前記撮像装置のパン方向位置および前記撮像装置の焦点距離に基づいて,前記ワイパーの位置を制御することを特徴とする,請求項3に記載の雲台ユニット。




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