JP2007193507A - 情報提供システム及び情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】RFIDと利用者が持つ端末とを使用して、その利用者の居る場所をより狭い範囲で特定して、その場所に最適な情報を利用者に提供する。
【解決手段】RFIDリーダ付き情報端末100により、任意の場所に貼り付けたRFID200を読み取る処理を単位時間に一定回数行い、応答にあったRFID毎に読み取ることができた回数により、RFIDリーダ付き情報端末とRFIDとの距離を自動認識する。自動認識した距離情報に基づいて、利用者の居る位置を特定して、その位置対する適切な情報を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供システム及び情報提供方法に係り、特に、駅構内、街やショッピングセンター、百貨店、美術館、テーマパークといったあらゆる場所で、その場所内に居る人の位置に応じた適切な情報を提供する情報提供システム及び情報提供方法に関する。
近年、ユビキタス情報社会の実現に向け、何時でも何処でもネットワークに接続できるユビキタス・ネットワーク環境の整備が進んでいる。特に、近距離無線技術や移動体通信網を利用した携帯型情報機器の普及は目覚しいものがある。このような携帯型情報機器を活用して、携帯型情報機器を持った人間に対してその場所にあった適切な情報を提供する技術に関する従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、複数台の基地局(無線LANアクセスポイント)と無線LAN端末(PC、PDA等)との間を伝播する無線LANの信号強度から無線LAN端末を持った人間の居る場所を特定して、その場所に最適な情報を提供するというものである。また、同様な技術として、レーザ光パルスの伝播時間の長さにより距離を計測して端末を持った人間の居る場所を特定して、その場所に最適な情報を提供するというシステムも知られている。
また、他の従来技術として、例えば、特許文献2等に記載された技術が知られている。この従来技術は、安価なRFIDをあらゆる場所に取り付けるというものであり、特に、RFIDに一意に場所を識別できるIDを付与することができ、電源を必要としないパッシブ型のRFIDを使用する場合、コスト面で魅力的である。この仕組みを使ったシステムは、RFIDの読み取り装置(リーダ)を持つ人間が、特定の場所に近づいた時に、リーダがRFIDのIDを読み取り、そのIDからその人間の居る場所を特定するというものである。
特開2004−112482号公報 特開2000−205888号公報
しかし、特許文献1等に記載の従来技術は、電波の信号強度の強さや伝播時間による距離の測定を行うため、無線LANの基地局をあらゆる場所に設置する必要が生じ、その場合、基地局装置の設置コストや運用コストが膨大なものとなり現実的ではないという問題点を生じることになる。
また、特許文献2に記載の従来技術は、RFIDとの通信に使用する電波の周波数帯域によって読み取り範囲が異なるため、次のような2つの問題が生じる。まず、例えば、1m程度の比較的狭い読み取り範囲のRFIDを利用した場合に、必要な場所に1m単位でRFIDを設置しなければならないため、やはりRFIDを設置するためのコストが掛かるという問題点が生じてしまう。次に、読み取り範囲が例えば10mの比較的広いRFIDを利用した場合、リーダがRFIDからのIDを10m離れた位置で読み取るため、10m間隔でしか距離を計測することができず、より狭い範囲の中での最適な情報の提供が困難になるという問題点が生じてしまう。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、RFIDと利用者が持つ端末とを使用して、その利用者の居る場所をより狭い範囲で特定して、その場所に最適な情報を利用者に提供することができるようにした情報提供システム及び情報提供方法を提供することにある。
本発明によれば前記目的は、 情報端末を所持する利用者に情報を提供する情報提供システムにおいて、任意のエリア内の任意の場所に多数のRFIDを配置し、前記情報端末が、所定の時間内に所定回数のRFID読み取り信号を発し、RFIDからの応答としてのRFIDのIDを受信するRFID読み取り装置と、前記所定の時間毎に受信したID毎に前記所定の時間内に受信することができた前記IDの数を集計する集計手段と、集計した情報をもとに対象物としてRFIDまでの距離を特定する距離特定手段と、特定した距離をもとに表示するコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、取得したコンテンツを表示する表示手段とを備えることにより達成される。
また、前記目的は、情報端末を所持する利用者に情報を提供する情報提供システムにおいて、任意のエリア内の任意の場所に多数のRFIDを配置し、前記情報端末が、所定の時間内に所定回数のRFID読み取り信号を発し、RFIDからの応答としてのRFIDのIDを受信するRFID読み取り装置と、前記所定の時間毎に受信したID毎に前記所定の時間内に受信することができた前記IDの数を集計する集計手段と、前記所定の時間毎の集計結果をログとして保持すると共に、前後の時間の集計結果の差を求めて利用者の行動状況を把握する行動状況把握手段と、集計した情報をもとに対象物としてRFIDまでの距離を特定する距離特定手段と、特定した距離及び前記利用者の行動状況をもとに表示するコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、取得したコンテンツを表示する表示手段とを備えることにより達成される。
本発明によれば、利用者の居る場所をより狭い範囲で特定して、その場所に最適な情報をその利用者に提供することができる。
以下、本発明による情報提供システム及び情報提供方法の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態による情報提供システムの使用形態の例を示す図である。以下に説明する本発明の実施形態は、本発明をショッピングセンター内での商品情報等を提供するために適用したものとしている。図1において、100はRFIDリーダ付き情報端末、200はRFIDである。
図1に示すように本発明による情報提供システムは、RFIDリーダ付き情報端末100と任意の場所に貼り付けられたRFID200とにより構成される。図1に示す例では、RFID200が、ショッピングセンター内の商品陳列コーナー毎に、例えば、野菜コーナー、果物コーナー等に設置されている。また、RFIDリーダ付き情報端末100は、ショッピングセンターで買い物をする顧客が使用する買い物用カートに取り付けられている。そして、RFIDリーダ付き情報端末100とRFID200とは、無線(例えばUHF(Ultra High Frequency)帯の周波数の電波)により情報の通信を行うようにしており、その通信可能距離は、ほぼ10mであるとする。
なお、後述するように本発明の実施形態は、RFIDリーダ付き情報端末100内に位置情報、コンテンツ情報等の全ての情報を保持することとしているが、本発明は、情報端末100からネットワークを介して図示しないセンターサーバが集中管理しているデータベースにアクセスして情報を取得するという構成であってもよい。このような構成とすることにより、RFIDリーダ付き情報端末100の数が非常に多い場合に、センターサーバのコンテンツ情報を更新するだけで、1台ずつの情報端末のコンテンツ等の情報を更新する時間を不要とすることができ、また、情報端末の低コスト化を図ることができ。
図2はRFIDリーダ付き情報端末100の構成を示すブロック図である。図2において、101はCPU、102はメモリ、103はI/F、104はI/O、105は通信手段、106はプログラムデータベース(DB)、107はディスプレイ、108はRFID読み取り装置、110はプログラム群、111はRFID読み取り部、112はID集計部、113は距離特定部、114はコンテンツ取得部、115はコンテンツ表示部、120は距離定義DB、130は距離特定DB、140はコンテンツDB、150は表示倍率DB、160は集計ファイル、165はログファイル、170は距離確定ファイル、180は行動状況DBである。
RFIDリーダ付き情報端末100は、RFID読み取り装置108、ディスプレイ107を備えて構成されると共に、その内部に、書換え可能な不揮発性メモリ等に構成されるプログラムDB106に格納された各種の機能部を構成するプログラム群110、コンピュータ装置が一般的に備えている図示しないキーボードやボタン類、ディスプレイ107に対するインタフェースである入出力インターフェース(I/F)103、RFIDを読み取るためのRFID読み取り装置108、ネットワークを介して各種のデータの授受を行う通信手段105、プログラム群110を読み出して保持するメモリ102、メモリ102に読み出したプログラムを実行する演算装置としてのCPU101、各種の機能部と通信手段106との間でのデータのバッファリングや各種仲介処理を実行するI/O104を有し、さらに、書換え可能な不揮発性メモリ等に格納された後述するような各種のDB、ファイルを有して構成される。
図3はRFID200の構成を示す図である。図3において、201はICチップ、202はアンテナ、203は送信部、204は受信部、205は記憶部、206は電源整流部である。
本発明の実施形態で使用するRFIDは、いわゆるパッシブ型のRFIDであり、ICチップ201とアンテナ202とから構成される。ICチップ201は、自RFIDのIDを送信するための送信部203、RFIDリーダ付き情報端末100からの電波を受信する受信部204、固有のIDを記憶している記憶部205、アンテナ202で受けた電磁波エネルギーを直流の電源電圧に変換する電源整流部206から構成される。もちろん、本発明は、アクティブ型のRFIDを用いることも可能であるが、電池の取替え等のメンテナンス時間を考えると、パッシブ型のRFIDの方が望ましい。
図10A〜図10Cは本発明の実施形態による情報提供システムで利用される内部ファイルとDBとの構造について説明する図であり、本発明での処理動作を説明する前に、これらのファイルとDBとの構成について説明する。図10A〜図10Cには、本発明の実施形態で使用する(a)集計ファイル160、(b)距離定義DB120、(c)距離特定DB130、(d)距離確定ファイル170、(e)コンテンツDB140、(f)表示倍率DB150、(g)ログファイル165、(h)行動状況DB180、(i)行動状況ファイル185、(j)行動状況を追加したコンテンツDB145、(k)2つの条件から出力するコンテンツDB190の各データの構成例を示している。本発明の実施形態では、これらのファイル及びDBの全てをRFIDリーダー付き端末100内に格納しているものとしているが、図2に示すRFIDリーダー付き端末100の構成では、第1の実施形態で必要とするものだけを示している。
集計ファイル160は、RFIDリーダ付き情報端末100が、例えば、1秒間に100回の読み取りのための電波を発射したときに得られる複数のRFID200のそれぞれから応答されたIDを読み取ることができた回数を集計したものであり、図10A(a)に示すように、RFIDリーダ付き情報端末100が読み取ったRFID200のIDをID161のレコードに格納し、RFDIからのID読み取られたとき読み取り回数162を1回とする。この際、ID161のレコードに同じIDが存在する場合は、RFID読み取り回数162を1つ増加させて、RFID読み取り回数162を更新する。すなわち、集計ファイル160は、読み取ったRFID200のID161をキーとしてRFID読み取り回数162を関連づけたレコードの集合体となっている。集計ファイル160は、例えば、1秒間の集計後に距離確定ファイル170を生成するために使われ、また、RFIDリーダ付き情報端末100のディスプレイ107に表示するコンテンツの倍率を決めるために使用される。各周期で集計ファイル160の内容はリセットされるが、ログファイルに読み取り回数を記録して、各IDの読み取り変移を分析するのに役立てることもでき、このことについては後述する。
距離定義DB120は、RFID読み取り装置108とRFID200との間の距離を定義するためのデータが格納されており、図10A(b)に示すように、単位時間当りにRFID読み取り装置108がRFIDの読み取りを行った回数とRFIDから返信信号が返ってきた回数との比率である応答率123と、対象物(RFID200)までの距離121と、対象物との位置関係122とを対応付けている。従って、距離定義DBは120は、応答率123と距離121と位置関係122とのレコードの集合体である。距離定義DB120には、例えば、RFID読み取り装置108の読み取り可能距離が10m(この距離で応答率が0となる)となるとしている、RFID読取装置からの対象物との距離121が7mから10mの時は、対象物との位置関係122が遠いというデータが定義されて格納されている。このように位置関係を具体的な数量(例えば、8m)で定義するのではなく、人間が直感的に理解できるように言語(例えば、遠い、近い)で定義させておくことにより、後述するコンテンツDB140のような人間が直感的に理解できるルールDBを生成することができるメリットがある。この際、この人間の直感に合うように、対象物との位置関係122にファジィ理論を用いても良い。具体的には、各属性の属性(メンバーシップ)関数を定義することにより、言語を言語値として数量的に扱うことが可能となる。もちろん、人間の直感に合うように、遠い、近いといった言語の数を自由に設定/変更することも可能である。
図8はRFID200の応答率と対象物(RFID200)までの距離との関係を説明する図である。RFID読み取り装置108とRFID200との間の通信可能距離が10mであるとすると、RFID読み取り装置108が読み取りを行った回数とRFID200から返信信号が返ってきた回数との比率である応答率は、一般に、RFID読み取り装置108とRFID200との間の距離が10mを超えると0%となり、距離がほとんどない場合に100%となることが知られており、その特性は、図8に示すようなものとなる。前述した距離定義DB120における単位時間当りにRFID読み取り装置108がRFIDの読み取りを行った回数とRFIDから返信信号が返ってきた回数との比率である応答率123と、対象物(RFID200)までの距離121との関係は、このような知見に基づいて定義される。
距離特定DB130は、RFIDからのID読み取ることができた回数と対象物との位置関係とを定義しているDBであり、図10A(c)に示すように、RFIDの応答率をRFID読み取り回数の範囲131に変換し、この読み取り回数の範囲131と対象物との距離に関連付けられた対象物との位置関係132とのレコードの集合体となっている。距離特定DB130は、1秒間当たりのRFIDからのIDを読み取とることができた回数が例えば100回であるときに、100回全て読み取った場合、RFID読み取り装置108とRFID200は0m〜3mの位置にいるということを定義しており、これにより近くにいるという判断を行う定義をしている。逆に、10回しかRFID200を読み取ることができなかった場合、RFID読み取り装置108とRFID200は7m以上遠くに離れているということを定義しており、これにより遠くにいるという判断を下す定義をしている。具体的に単純化して言えば、RFID200からID読み取ることができた回数の範囲131が、0回から30回の場合、対象物との位置関係132は遠い、31回から70回の場合、対象物との位置関係132は中間、71回から100回の場合、対象物との位置関係132は近いと定義している。このような言語の定義を使用することにより、RFID200を読み取ることができた回数に電波干渉等により多少の誤差ができても、言語という人間が持つあいまいな幅で対応することができるというメリットがある。
距離確定ファイル170は、前述した集計ファイル160と距離特定DB130とをつき合わせて照合した結果、生成されるファイルである。具体的には、図10A(d)に示すように、距離確定ファイル170は、集計ファイル160のID161毎に、距離特定DB130のRFID読み取り範囲131と比較して、適合するRFID読み取り範囲131に紐付いた対象物との位置関係132を抽出して、すなわち、距離特定ファイル170は、抽出された対象物との距離(対象物との位置関係)172をID161毎に紐付けて格納することにより生成される。また、距離確定ファイル170は、コンテンツ取得処理で利用された後、リセットされるようにプログラムされている。
コンテンツDB140は、図10A(e)に示すように、ID161毎に対象物との距離(対象物との位置関係)172とコンテンツ143とが関連付けされたレコードの集合体になっている。コンテンツDB140は、対象物との距離172を言語で扱っているため、遠いときのコンテンツ、近いときのコンテンツといったように、人間が直感的にわかりやすいルールで、コンテンツ143を規定することを可能としている。
表示倍率DB150は、図10B(f)に示すように、RFID読み取り回数の範囲151と表示倍率152とのレコードの集合体である。この表示倍率152は、ディスプレイにコンテンツを表示するときのフォントの大きさを定義しているものであり、RFIDからのIDを読み取ることができた回数が多いほどRFID読み取り装置108とRFID200は位置的に近い関係にあり、表示倍率を高くしている。これは、人間と対象物との距離が近いときは、その対象物に関心を示していると考えから定義しているもので、利用者がディスプレイを見て、どこに情報が掲載されているのかが一目でわかるような見せ方を可能とすることができる。
ログファイル165は、集計ファイル160の内容をログとして保存するためのファイルである。具体的には、図10B(g)に示すように、単位時間である1秒間毎の1秒前に読み取ったID166とRFIDからIDを読み取ることができた回数167とを記録して残すようにしている。
行動状況DB180は、前述したログファイル160と集計ファイルの差分(変移)と行動状況とを関連付け、RFIDからIDを読み取ることができた回数の変移181と行動状況182との関連を定義したものである。具体的には、図10B(h)に示すように、RFIDからID読み取ることができた回数が100回から20回に減少している場合、RFIDの読み取り装置108を所持する人が遠ざかっていると定義し、RFIDからIDを読み取ることができた回数が同一である場合、止まっていると定義し、RFIDからIDを読み取ることができた回数が20回から100回に増加している場合、RFIDの読み取り装置108を所持する人が近づいていると定義されている。
行動状況ファイル185は、各RFID200に対するRFIDリーダ付き情報端末100を持つ人間の行動状況を特定するファイルであり、常時(1秒単位で)更新されるものである。具体的には、図10B(i)に示すように、ID186と行動状況187とが関連付けられている。
行動状況を追加したコンテンツDB145は、図10C(j)に示すように、前述したコンテンツDB140に、コンテンツを取得する条件として行動状況148を追加して構成したものである。この行動状況148がコンテンツ取得条件として加わることにより、さらに適した情報を利用者に提供することができるようになる。
2つの条件から出力するコンテンツDB190は、図10C(k)に示すように、前述したコンテンツDB140に、2つのRFIDを読み取った場合に2つのRFIDのIDと、それぞれからの位置関係とに一致するコンテンツを取得させるようにしている。これにより、2つのRFIDの情報を包含する情報や比較情報等を組み合わせたコンテンツを利用者に提供することができる。
図4は本発明の第1の実施形態での基本的な全体の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)RFIDリーダ付き情報端末100の利用者が、例えば、端末100の電源をONにするといった操作で本発明の実施形態のシステムを起動すると、RFIDリーダ付き情報端末100は、まず、RFID読み取り装置108が無線信号を発射し、RFID200から応答信号を受信することによりRFID200からのIDの読み取り処理を行う。この処理は、バーコードを用いる従来技術のシステムでは、1つずつバーコードがどこに貼付してあるのかを意識して読み取りを行う必要があるが、RFIDを用いるシステムでは、一定エリア内でRFID読み取り装置が発している電波を受信したRFID200が自ら応答波を返すので、どこにRFIDがあるのかを意識することなく、読み取り処理ができるというメリットがある。RFID読み取り装置108が発射する無線信号に応答して通信可能な範囲内にある複数のRFID200がそれぞれの持つIDを応答してくるので、RFID読み取り装置108は、これらのRFID200からの応答を受信する処理を、例えば、1秒間に100回行ってRFID200からのIDの読み取り処理を行う(ステップF1、S003)。
(2)次に、RFIDリーダ付き情報端末100は、ステップF1の処理でRFID200からの読み取り結果からRFID読み取り装置108とRFID200との間の距離を特定する。この処理は、単位時間当たりにRFIDの読み取りを行う無線信号の発射回数が一定であるという前提で、RFID200からIDを読み取ることができた回数が読み取り距離の長さに比例して少なくなるという特徴を利用している。従って、ここでの処理は、非常に簡単に、単位時間当たりにRFIDからIDを読み取ることができた回数だけで、RFID200までの距離を測定することができる(ステップF2)。
(3)次に、RFIDリーダ付き情報端末100は、ステップF2で特定した距離情報をもとにRFIDリーダ付き情報端末100のディスプレイ107に対応するコンテンツを表示する情報表示処理を実行する。表示されたコンテンツは、例えば、RFIDリーダ付き情報端末100の電源をOFFにするといった終了処理が行われるまで、ステップF1からの処理が繰り返し実行され、ディスプレイ上のコンテンツが常に更新されるようにしている。もちろん、RFIDリーダ付き情報端末100のI/F103の機能を充実させることにより、コンテンツの更新を一時的に中断するといった処理を加えて、じっくり情報を閲覧することも可能である。さらに、本発明の実施形態では、1秒としている更新時間を自由に変更させることを許しており、人間の性格(テキパキ動く人間、ゆっくり動く人間)や場所(美術館や駅中)に合わせて適切なタイミングで情報更新させることも可能である(ステップF3、F4)。
図5は図4に示すフローのステップF1でのRFID読み取り処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、RFIDリーダ付き情報端末100のRFID読み取り装置108は、送信信号01の送信を行い、続いて、集計する時間を測定するために、送信が開始されたと同時に読み取り時間の計測を開始する(ステップS001、S002)。
(2)ステップS001で送信された送信信号01は空気中を伝播し、送信信号01を受信した通信可能範囲にある複数のRFID200のそれぞれは、記憶部203に格納しているIDをRFIDリーダ付き情報端末100に応答信号10として返信する。この処理は、人間がどこにRFID200が存在するかを意識することなく、RFID読み取り装置108が読み取り圏内にあるRFIDを自動認識して行う処理である(ステップS003)。
(3)次に、RFID読み取り装置108は、RFID200が送信した応答信号10を受信する。この処理は、RFID200が自らのIDを無線信号により伝達するため、人間は意識する必要なく、どのIDを読み取ったのかを自動識別することが可能である。このとき、RFIDリーダ付き情報端末100の読み取り範囲内に存在するRFID200の全てが反応して応答信号10を返信するのではなく、図8により説明したように、RFID読み取り装置108からのRFID002までの距離が遠くなると、空気中を伝播するRFID200の電磁波エネルギーが低下するため、RFID200は応答率が低くなる。さらに、この応答率とRFID読み取り装置108が読み取るRFID200からIDを読み取ることができた回数との関係は、図9に示すように比例関係になるため、RFID200とRFID読み取り装置108との距離が長いほど、RFID200からIDを読み取ることができた回数が少なくなる。逆に、RFIDからIDを読み取ることができた回数が分かれば、RFID読み取り装置108からRFID200までの距離が一意に決まる(ステップS004)。
(4)次に、RFID読み取り装置108は、RFID200から受信した応答信号10のIDを、図10A(a)に示した集計ファイル160の形式で、読み取ったID161とRFIDの読み取り回数162を集計する(ステップS005)。
(5)計測している時間が1秒間経過したか否かを判定し、1秒経過した場合、ここでの処理を終了し、そうでない場合、ステップS003からの処理に戻って、連続的に送信している送信信号01をもとに読み取ったID161とRFIDの読み取り回数162を集計する処理を繰り返し実行し、集計ファイル160の更新を続ける(ステップS005’)。
前述した集計ファイル160の更新までの全てのステップでの処理は、RFID読み取り装置108が自動的に実行し、人間の手を煩わせる処理ではない。なお、本発明の実施形態では、前述したような無線情報通信を用いているが、集計ファイル160のような集計を行う仕組みであれば、特に前述の方法に限定されるものではない。
図6は図4に示すフローの読み取ったRFID200の集計ファイル160をもとに、RFIDリーダー付き情報端末100とRFID200との間の距離の関係を算出するステップF2での距離特定処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、図5により説明した処理で集計した集計ファイル160の内容を利用し、また、図10A(b)に示すの距離定義DB120の応答率を1秒当たりに読み取ることができた回数に変換して、図10A(c)に示す距離特定DB130として、RFIDの読み取り回数の範囲131と位置関係132とだけを単純化して利用して距離の特定を行う。また、遠い、近いといった言語の定量的な定義は距離定義DB120を参照することで得られるようにしている。この処理は、距離特定DB130のRFIDの読み取り回数の範囲131と、集計ファイル160のRFIDの読み取り回数162を照合して、対応する対象物との位置関係132を特定することにより実行する(ステップS006)。
(2)次に、集計ファイル160のID161と対象物との位置関係172とを図10A(d)に示すように距離確定ファイル170として生成する。この距離確定ファイル170は、RFIDとRFID読み取り装置との距離が、遠いほどRFIDの読み取り回数が少なくなるという極めてシンプルな仕組みを採用しているため、電波の信号強度の強さや伝播時間による距離測定方法と比較しても、複雑な計算式を要しないため、非常に簡単にプログラム実装することが可能である(ステップS007)。
図7は図4に示すフローの算出した対象物との位置関係に応じたコンテンツを表示するステップF3での情報表示処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、生成された距離確定ファイル170を、図10A(e)に示すコンテンツDB140と照合して、ID単位で表示するコンテンツ143を取得する。この処理は、遠い、中間、近いといった距離を表す言語をもとにコンテンツを規定しているため、人間に分かりやすいルールで、コンテンツを提供することを可能としている。その際、対象物との位置関係が変更されない時間を時間計算しておき、例えば、15秒間いるといった立ち止まり時間をもとに、コンテンツを更新する処理という処理を加えてもよい。このような処理により、人間の手を煩わせることなくタッチレスで、情報提供者は、立ち止まっている人間を対象物に近づけるためのコンテンツを流すことや、詳細な生産履歴情報を提供するといったことが可能となる(ステップS008)。
(2)次に、取得したコンテンツ143をディスプレイ107に表示する。このコンテンツの表示は、例えば、取得したコンテンツ143を読み取った順に画面の上から下に表示し、古いコンテンツほど画面の上に表示するように行われる。もちろん、この表示方法でなくても、人間が新しいコンテンツで次々に更新される画面で見やすい見せ方であれば、古いコンテンツほど画面の上に表示するようにしてもよく、別の方法でも何ら問題はない。さらに、表示するコンテンツの画面占有率は、RFIDの読み取り回数161に応じて変更する。これは、RFIDの読み取り回数が多いほど、対象物に接近してその対象物に興味を示しているという前提で、興味を持っているコンテンツを分かりやすく伝えるために、コンテンツを表示する画面占有率を上げて、人間の目にそのコンテンツが入る割合を増やすことにより、結果的に人間に画面の中で一番分かりやすく見えるという考えに基づいている。具体的には、図10B(f)に示すように、RFIDの読み取り回数151と表示倍率152との関係を定義して、その表示倍率152に応じてコンテンツを画面に表示する(ステップS009)。
図11はRFIDの読み取り回数151と表示倍率152との関係に基づいたステップS009での処理における表示画面の例を示す図である。図11に示す例は、RFIDリーダー付き端末100を利用する人が図1に示しているように、野菜コーナーの近くに居る場合の例であり、野菜コーナーにあるお買い得の野菜の情報が大きく表示され、隣にある果物コーナーのお買い得果物の情報が野菜の場合より小さく表示されている。この表示は、表示する文字の等の大きさを異ならせるばかりでなく、目立たせたい表示を動的に変更させたり、色を付けて表示させたりすることであってもよい。
前述までに説明した例は、RFIDリーダー付き端末100を利用する人の位置の情報だけに基づいた適切な情報を提供するものであったが、次に、人間の行動状況を加味して、さらに適切なコンテンツを提供する方法についてを第2の実施形態として説明する。
図12は本発明の第2の実施形態での基本的な全体の処理動作を説明するフローチャートである。このフローは、第1の実施形態での基本的な全体の処理動作を説明する図4に示したフローのステップF2の距離測定処理とステップF3の情報表示処理との間に人間の行動状況を特定するステップF5の行動状況特定処理を追加したものである。
(1)まず、ステップF1、S003のRFID読み取り処理とステップF2の距離特定処理とを順に実施する。これらの処理は、図4により説明したものと同様であるため、ここでの説明を省略する。
(2)追加されたステップF5の処理について説明する。この処理は、読み取り回数の変移の増減を計測して、読み取り回数が増加していれば、人間が対象物に近づいた行動をとったことと同義であり、減少してれば人間が対象物から遠ざかったという行動をとったことと同義であることを利用して、人間の行動状況を把握する処理である。そして、この処理は、人間の行動状況を把握するための情報を新たに取得することなく、ステップF2の処理で得られた距離特定ファイル170情報を加工することにより容易に実施することができるというメリットがある。
前述の追加されたステップF5の処理について詳細に説明すると次のようになる。
まず、1秒間毎に更新される図10A(a)に示す集計ファイル160のID161毎に、現在のRFIDの読み取り回数から1秒前のRFIDの読み取り回数を引き算して、RFIDの読み取り回数の変移181を算出する。但し、初期や1秒前に読み取ったRFIDがない場合、0を引き算することになる(現在の読み取り回数となる)。次に、引き算の結果を図10B(h)に示した行動状況DB180と照合し、RFIDの読み取り回数の変移181に紐付いた行動状況182を取得する。ここで、1秒前のRFIDの読み取り回数は、集計ファイル160の内容を図10B(g)に示すログファイル165にコピーして保持されている。但し、初期のログファイル165は空となっている。次に、照合した結果をもとに、ID186と行動状況187とを図10B(i)に示す行動状況ファイル185として生成する。
(3)次に、ステップF3の処理について説明する。ステップF3の処理は、図7に示すフローにより説明したステップS008の処理に変更を加えて、前述のステップF5の処理で取得した人間の行動状況を、コンテンツを取得する処理の条件に加えた処理となる。この処理ステップF3の処理により、人間と対象物との位置関係だけでコンテンツを取得するよりも、さらに詳細な情報を提供することが可能となる。例えば、遠いところにいる人間が近づいているときに提供するコンテンツ、遠くにいる人間が立ち止まっているときに提供するコンテンツといった具合にコンテンツの内容を変えることが可能となる。
図13は図12に示すフローの人間の行動状況をコンテンツを取得する処理の条件に加えてコンテンツを表示するステップF3での情報表示処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)変更が加えられたステップS008のコンテンツ取得の処理は、図7により説明した例の場合、集計ファイル160を参照していたが、行動状況ファイルも同時に参照することにより、行動状況に合ったコンテンツを取得するようにした処理である。具体的には、図10A(e)に示したコンテンツDB140を図10C(j)に示したコンテンツDB145に変更し、ID別に集計ファイル160から対象物との位置関係162を取得し、行動状況ファイル185から行動状況187を取得したルールを条件として、条件に一致するコンテンツ149を取得する。
(2)次に、取得したコンテンツ149に基づいて、ステップS009での情報表示処理を実施する。この処理は、図7により説明した場合の処理と同様であるため、ここでの説明を省略する。
次に、2つ以上のRFID200からのIDを読み取ったときに、2つ以上の情報を関連付けけたコンテンツを提供する方法についての例を第3の実施形態として説明する。
第3の実施形態での全体の処理の概要は、基本的に、第1の実施形態での図4により説明した場合と同様である。そして、図4におけるステップF3の詳細を説明する図7のステップS008でのコンテンツ取得処理が異なる。すなわち、第1の実施形態での処理では、複数のRFIDを読み取った場合においても、表示するコンテンツはRFID1つに対して関連するコンテンツを表示するようにしているが、第3の実施形態での処理では、複数のRFIDを読み取ったときに、複数のRFIDに関連するコンテンツを表示する方法を提供する。
例えば、美術館において、美術品Xと美術品YとにRFIDを貼付し、人間が作品Xと作品Yとから両方に近い位置にいる場合、作品Xと作品Yとの相違点を伝えるようなコンテンツ提供し、作品Xと作品Yとの両方から遠い位置に居るときには、共通して興味を引くようなコンテンツを提供するような場面である。すなわち、第3の実施形態では、複数のRFIDからの人間の位置関係をルールにしてコンテンツを選択し、その人間に取って適切な情報を提供することが可能となる。
次に、前述したような第3の実施形態を実現する処理動作の詳細を説明する。但し、説明の判り易さのため、複数枚のRFIDの読み取りを、2つのRFIDを読み取ったときの処理に限定して説明する。これは、3つ以上のRFIDを読み取った場合でも同様な仕組みで、容易に拡張できるためで、特に説明を必要としないからである。
まず、図4により説明した第1の実施形態の場合と同様のステップF1、F2の処理を実施する。この処理により、2つのRFID200のID161と紐付いた位置関係172が関連付いた距離確定ファイル170が生成される。次に、ステップF3の処理の詳細を説明する図7のステップS008のコンテンツ取得処理を実施する。この処理は、集計ファイル160のRFID200の2つのID161と、それぞれ紐付いた位置関係172とを条件として、図10C(k)に示したコンテンツDB190と照合して、条件に一致するコンテンツ195を取得する処理である。次に、ステップS009での取得したコンテンツ195の情報表示処理を実施する。この処理は、図7により説明した場合の処理と同様であるため、ここでの説明を省略する。
前述した本発明の各実施形態での各処理は、プログラムにより構成し、計算機が備えるCPUに実行させることができ、また、それらのプログラムは、FD、CDROM、DVD等の記録媒体に格納して提供することができ、また、ネットワークを介してディジタル情報により提供することができる。
本発明は、あらゆる場所で人間に適切な情報を提供するシーンに利用することができる。具体的な例としては、例えば、スーパーマーケットにおいて、人間の付近にある商品情報を提供する技術として、また、公共の空間において、人間をナビゲートする案内板に代る情報を提供する技術として利用することができ、さらに、人間の動線を分析して、その人間の動線をマーケティングに活用することができる。
本発明の一実施形態による情報提供システムの使用形態の例を示す図である。 RFIDリーダ付き情報端末の構成を示すブロック図である。 RFIDの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態での基本的な全体の処理動作を説明するフローチャートである。 図4に示すフローのステップF1でのRFID読み取り処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートである。 図4に示すフローの読み取ったRFIDの集計ファイルをもとに、RFIDリーダー付き情報端末とRFIDとの間の距離の関係を算出するステップF2での距離特定処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートである。 図4に示すフローの算出した対象物との位置関係に応じたコンテンツを表示するステップF3での情報表示処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートである。 RFIDの応答率と対象物(RFID)までの距離との関係を説明する図である。 RFIDの応答率とRFID読み取り装置が読み取るRFIDの読み取り回数との関係を説明する図である。 本発明の実施形態による情報提供システムで利用される内部ファイルとDBとの構造について説明する図(その1)である。 本発明の実施形態による情報提供システムで利用される内部ファイルとDBとの構造について説明する図(その2)である。 本発明の実施形態による情報提供システムで利用される内部ファイルとDBとの構造について説明する図(その3)である。 RFIDの読み取り回数と表示倍率との関係に基づいた表示画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態での基本的な全体の処理動作を説明するフローチャートである。 図12に示すフローの人間の行動状況をコンテンツを取得する処理の条件に加えてコンテンツを表示するステップF3での情報表示処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 RFIDリーダ付き情報端末
101 CPU
102 メモリ
103 I/F
104 I/O
105 通信手段
106 プログラムデータベース(DB)
107 ディスプレイ
108 RFID読み取り装置
110 プログラム群
111 RFID読み取り部
112 ID集計部
113 距離特定部
114 コンテンツ取得部
115 コンテンツ表示部
120 距離定義DB
130 距離特定DB
140 コンテンツDB
145 行動状況を追加したコンテンツDB
150 表示倍率DB
160 集計ファイル
165 ログファイル
170 距離確定ファイル
180 行動状況DB
190 2つの条件から出力するコンテンツDB
200 RFID
201 ICチップ
202 アンテナ
203 送信部
204 受信部
205 記憶部
206 電源整流部

Claims (9)

  1. 情報端末を所持する利用者に情報を提供する情報提供システムにおいて、任意のエリア内の任意の場所に多数のRFIDを配置し、前記情報端末は、所定の時間内に所定回数のRFID読み取り信号を発し、RFIDからの応答としてのRFIDのIDを受信するRFID読み取り装置と、前記所定の時間毎に受信したID毎に前記所定の時間内に受信することができた前記IDの数を集計する集計手段と、集計した情報をもとに対象物としてRFIDまでの距離を特定する距離特定手段と、特定した距離をもとに表示するコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、取得したコンテンツを表示する表示手段とを備えることを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記距離特定手段は、RFID読み取り装置とRFIDとの間の距離が離れているほどと単位時間当たりにRFIDからのIDを読み取ることができる読み取り回数が少なくなる特性に基づいて距離の特定を行うことを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  3. 前記コンテンツ取得手段は、RFID読み取り装置とRFIDとの間の距離に応じたコンテンツを取得することを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  4. 前記コンテンツ取得手段は、RFID読み取り装置と複数のRFIDのそれぞれとの間の距離に応じたコンテンツを取得することを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  5. 前記表示手段は、前記特定された距離に応じてコンテンツの表示方法を変えることを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  6. 前記表示手段は、前記特定された距離に応じて、距離が近いほど表示するコンテンツを大きく表示することを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  7. 情報端末を所持する利用者に情報を提供する情報提供システムにおいて、任意のエリア内の任意の場所に多数のRFIDを配置し、前記情報端末は、所定の時間内に所定回数のRFID読み取り信号を発し、RFIDからの応答としてのRFIDのIDを受信するRFID読み取り装置と、前記所定の時間毎に受信したID毎に前記所定の時間内に受信することができた前記IDの数を集計する集計手段と、前記所定の時間毎の集計結果をログとして保持すると共に、前後の時間の集計結果の差を求めて利用者の行動状況を把握する行動状況把握手段と、集計した情報をもとに対象物としてRFIDまでの距離を特定する距離特定手段と、特定した距離及び前記利用者の行動状況をもとに表示するコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、取得したコンテンツを表示する表示手段とを備えることを特徴とする情報提供システム。
  8. 情報端末を所持する利用者に情報を提供する情報提供方法において、任意のエリア内の任意の場所に多数のRFIDを配置し、前記情報端末は、所定の時間内に所定回数のRFID読み取り信号を発し、RFIDからの応答としてのRFIDのIDを受信し、前記所定の時間毎に受信したID毎に前記所定の時間内に受信することができた前記IDの数を集計し、集計した情報をもとに対象物としてRFIDまでの距離を特定し、特定した距離をもとに表示するコンテンツを取得し、取得したコンテンツを表示することを特徴とする情報提供方法。
  9. 情報端末を所持する利用者に情報を提供する情報提供方法において、任意のエリア内の任意の場所に多数のRFIDを配置し、前記情報端末は、所定の時間内に所定回数のRFID読み取り信号を発し、RFIDからの応答としてのRFIDのIDを受信し、前記所定の時間毎に受信したID毎に前記所定の時間内に受信することができた前記IDの数を集計し、前記所定の時間毎の集計結果をログとして保持すると共に、前後の時間の集計結果の差を求めて利用者の行動状況を把握し、集計した情報をもとに対象物としてRFIDまでの距離を特定し、特定した距離及び前記利用者の行動状況をもとに表示するコンテンツを取得し、取得したコンテンツを表示することを特徴とする情報提供システム。
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