JP2007192644A - 原子炉建屋に設置された熱交換器の解体方法 - Google Patents

原子炉建屋に設置された熱交換器の解体方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原子炉建屋に設置された熱交換器の解体に際し、汚染管理区域を最小化する。
【解決手段】原子炉建屋内の一部の区域を汚染管理区域とし、原子炉建屋に設けられたジャッキダウンユニットにより熱交換器を原子炉建屋につり下げて、熱交換器の一部を降下させて汚染管理区域内に導入する導入工程と、汚染管理区域内の第1の切断エリアに設けられた第1の切断ユニットにより、つり下げられた熱交換器の一部を切断して、分割切断物を分離する第1の切断工程と、搬送ユニットにより、第1の切断エリアから汚染管理区域内の第2の切断エリアへ、分割切断物を搬送する搬送工程と、第2の切断エリアに設けられた第2の切断ユニットにより、搬送された分割切断物を細断する第2の切断工程と、細断された分割切断物を容器に充填して汚染管理区域から搬出する搬出工程とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、原子炉建屋に設置された熱交換器の解体方法に関し、特に、解体に際し汚染管理区域を最小化することのできる原子炉建屋に設置された熱交換器の解体方法に関するものである。
近年、経済性の観点から原子力発電所の廃止措置工事が検討されている。
解体工事に係る作業は、放射能レベルが高い原子炉本体やその周辺設備が対象となるので、作業に伴い受ける放射線量や高所作業などの潜在的危険要因に十分配慮した解体技術及び工法を採用する必要がある。
解体手順は、まず、原子炉圧力容器等の解体に先立ち燃料取替機、熱交換器等の放射能レベルの比較的低い付属設備を先行して解体撤去し、作業スペースを確保する。次に、原子炉圧力容器など中心部の解体を進めていくことで検討されている。
具体的な解体工法を検討するにあたっては、以下に示す安全確保のための留意事項や技術の進歩を踏まえて検討を進めていく必要がある。
(1)解体に際して、既存の構造物を、放射性物質の外部への漏洩を防止するための障壁及び放射線遮蔽体として利用する。
(2)機器・構造物の高放射化した部分の切断を行う場合は、粉塵等二次生成物の発生の抑制及び除去を考慮した工法を採用する。
(3)放射線レベルの高い場所における作業及び高放射化部の機器・構造物の解体を行う場合等には、遮蔽や遠隔操作装置を活用する。
(4)必要に応じて、仮設の汚染拡大防止囲いや集塵装置の設置等を行う。
(5)解体作業で発生する切断物の取扱い、搬送、保管を適切に行い、汚染拡大の防止及び従事者被ばくの防止を図る。
上述したように、解体手順としては、まず、燃料取替機、熱交換器等の放射能レベルの比較的低い付属設備を先行して解体撤去することとなる。
図7は、原子力発電設備に用いられる熱交換器(以下、SRUともいう)の構造の一例を示す図である。
SRU100は、原子炉建屋の南北に2基ずつ、合計4基設置されており、ホットガスダクト140、本体120、コールドガスダクト150、ガス循環機などから構成されている。SRU1基の大きさは、高さ約25m、直径約6m、重量約750t(ガスダクト、ガス循環機は除く)で、原子力発電所の中では大型機器である。SRU本体部120の構造は、上からトップヘッド110、ティア7〜1(127〜121)、ボトムヘッド130に分かれており、このうちティア2(122)〜ティア7(127)には、伝熱管が収められている。
このように、SRUは大型機器であるため、解体撤去時に汚染管理区域を拡大することなく解体撤去可能な方法が要求されている。
このような、大型機器の解体法としては、ジャッキダウン法が良く知られている。例えば、特許文献1には、火力発電所のボイラーをジャッキダウン工法を用いて解体する方法が開示されている。
特開平10−46838号公報
上述したように、原子力発電設備の廃止措置においては、その汚染管理区域を最小限とする必要がある。しかしながら、特許文献1にはボイラー下部の具体的な切断方法が開示されておらず、放射性物質の外部への漏洩の防止や、粉塵等二次生成物の発生の抑制及び除去等がまったく考慮されていない。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、汚染管理区域を最小限とすることが可能な原子炉建屋に設置された熱交換器の解体方法を提供しようとするものである。
本発明の原子炉建屋に設置された熱交換器の解体方法は、原子炉建屋内の一部の区域を汚染管理区域とし、原子炉建屋に設けられたジャッキダウンユニットにより熱交換器を原子炉建屋につり下げて、熱交換器の一部を降下させて汚染管理区域内に導入する導入工程と、汚染管理区域内の第1の切断エリアに設けられた第1の切断ユニットにより、つり下げられた熱交換器の一部を切断して、分割切断物を分離する第1の切断工程と、搬送ユニットにより、第1の切断エリアから汚染管理区域内の第2の切断エリアへ、分割切断物を搬送する搬送工程と、第2の切断エリアに設けられた第2の切断ユニットにより、搬送された分割切断物を細断する第2の切断工程と、細断された分割切断物を容器に充填して汚染管理区域から搬出する搬出工程とを有することを特徴とする。
本発明の原子炉建屋に設置された熱交換器の解体方法によれば、熱交換器の切断作業及び容器充填作業がすべて原子炉建屋の一部に設定された汚染管理区域にて作業がなされるため、汚染管理区域を最小限とすることが可能となる。
以下、本発明の実施形態である原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法について、図を参照して詳細に説明をする。
(1)ジャッキダウン工法
図1は、本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法において用いられるジャッキダウン工法を説明する図である。
本実施形態のSRU解体方法のジャッキダウン工法は、原子炉建屋10のSRU100が設けられている建屋の屋上に設置されたトラス220と、トラス220に固定された油圧ジャッキ210と、油圧ジャッキ210に取付けたストランドケーブル221と、からなるジャッキダウンユニットにより、SRU100の本体を吊降ろしながら、原子炉建屋10の3階に設定する作業エリア(図の点線で囲まれたエリア:汚染管理区域10aとする)で解体を行う。
汚染管理区域10a内に位置するSRU100の一部の解体の進行に伴い(図1(b))、油圧ジャッキ210を動作させ、次に解体を行うSRU100の一部分を汚染管理区域10a内にさらに導入して解体を行い(図1(c))、最終的にSRU100全体の解体作業を汚染管理区域10a内のみで行う(図1(d))。
ジャッキダウン工法の採用により、汚染管理区域10aとなる作業エリアを原子炉建屋10の3階のエリアに限定することが可能となった。又、解体作業の遠隔解体化を図りやすくなった。
(2)遠隔解体操作システム
図2は、本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法において用いられる各ユニットの汚染管理区域における配置を示す斜視図である。また、図3は、本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法において用いられる各ユニットの汚染管理区域における配置を示す平面図である。
遠隔解体操作システムは、SRU100本体からの環状切断物100’の切断・分離、及び、環状切断物100’を2分割し、分割切断物100a、100bへの分割を行う一次切断ユニット300と、2分割にされた分割切断物100a、100bを細断し、容器への充填を行う二次切断ユニット400と、一次切断ユニット300と二次切断ユニット400との間において、分割切断物100a、100bを搬送するための搬送ユニット500からなる。
一次切断ユニット300は、汚染管理区域10a内の、ジャッキダウンユニットによりつり下げられたSRU100のほぼ直下に設けられた、一次切断エリア10bに設置されている。また、二次切断ユニット400は、汚染管理区域10a内の他の空きスペースの二次切断エリア10c、10dに設けられている。
このように、一次切断ユニット300と二次切断ユニット400と搬送ユニット500とは、原子炉建屋10の3階に設定された汚染管理区域10a内にすべて収容されており、汚染管理区域を最小化することを可能としている。
本実施形態では、SRU100を一次切断ユニット300で切断・分割して、分割切断物100a、100bとし、搬送ユニット500を使って二次切断ユニット400への移送を行う。分割切断物100a、100bは直径約6mの半円形であり、それを搬送する搬送ユニット500は、構造上それ以上の大きさ(例えば、3500mm×6800mmの大きさ)が必要となる。また、一次切断ユニット300での分割切断と二次切断ユニット400での細断を同時に行いたいという工程の短縮の観点、及び、SRU100を吊っている状態(時間)をなるべく少なくしたいという安全上の観点から、本実施形態では、搬送ユニット500を3台(500a、500b、500c)、汚染管理区域10a内に収容するものとする。搬送ユニット500a、500b、500cの3台により搬送を行うことにより、面積的に狭い、二次切断エリア10c、10dにおいての分割切断物100a、100bの細断が可能となっている。なお、本実施形態では、3台の搬送ユニット500を用いているが、これに限られず、例えば2台の搬送ユニット500を用いて搬送を行うことも可能である。
尚、一次切断ユニット300と二次切断ユニット400とは同時に操作することが可能で、並行作業により工程の短縮が図れる。
また、一次切断ユニット300及び二次切断ユニット400では、多関節マニュピレータアームを使用することができる。
(i)一次切断ユニット
図4は、本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法において用いられる一次切断ユニットの構成を示す図である。
一次切断ユニット300は、SRU100をティア単位の環状切断物100’に切断する環状切断や、環状切断物100’をさらに分割切断物100a、100bへ2分割するための垂直切断を行うユニットである。切断システムとしては、SRU100を一周する形で取付けられ環状モノレール301(半径約4m)1基と、環状モノレール301に取付けられる切断用アーム302a、302b(伸縮アーム、水平スライド、マニュピレータアーム)2台が設置される。
2台の切断用アーム302a、302bは、遠隔操作で切断用アームの先端ツールの交換が可能になっており、2台の切断用アーム302a、302bの先端ツールの組合せにより、2ヶ所同時に切断作業を行ったり、切断用アーム302a、302bの片方で切断片を支えながら、切断用アーム302a、302bのもう片方で切断を行ったりするなどの作業の組合せが可能である。
クランプ機構304は、切断用アーム302a、302bでSRU100を切断した切断片をクランプして、別途用意する容器に入れるためのものである。ホイスト303は、モノレール301の移動を目的とするものである。ホイスト303の役割には、位置調整(ジャッキ装置によりSRU100を吊り下げる際、基準点に定置させることは技術的に困難であるため、モノレール301に位置調整機能を持たせている)の役割、及び、メンテナンス時にモノレール301を3階床まで下ろす役割の2つがある。
一次切断ユニット300の操作方法は、ミニマスターアームを用いて操作する方法や、プログラムを予め入力し自動制御する方法がある。
尚、一次切断ユニット300における切断工法としては、アセチレンガス等の熱的切断や、ダイヤモンドカッター等の機械式切断を採用することができる。
(ii)二次切断ユニット
図5は、本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法において用いられる二次切断ユニット及び搬送ユニットの構成を示す図である。
二次切断ユニット400は、環状切断・2分割されたSRU100である分割切断物100a、100bの細断及び容器への収納を行うユニットで、レール402上をX−Y方向に移動可能なガントリー401が設置され、切断片を取扱う切断用アーム403が設置される。
ホイスト404は、切断用アーム403で切断した切断片100cの搬出を行う。具体的には、切断用アーム403で切断する前に、分割切断物100bを把持し、その後に切断用アーム403で切断を行う。切断完了後、切断片100cを搬出容器(不図示)に入れるため、搬送を行う。
搬送ユニット500は、分割切断物100a、100bを搬送するユニットであり、搬送ユニット500上には分割切断物100a、100bが各々載置され、遠隔操作により原子炉建屋のフロアー上の一次切断エリア10aと二次切断エリア10b、10cとの間の移動が可能である。搬送ユニット500には、エアキャスターを使用することができる。
一次切断ユニット300で環状切断・2分割された分割切断物100a、100bは、搬送ユニット500にて二次切断ユニット400へ移送された後、次に二次切断ユニット400にて伝熱管パネル単位や胴体片である切断片100cに細断され、ホイスト404を使用して、搬出口20から切断片100cを下ろし、原子炉建屋の1階に設置している搬出容器(不図示)に充填される。
(3)遠隔操作システムによる解体手順
図6は、本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法におけるSRUの解体手順を示すフローチャートである。
SRU100の解体作業の大きな流れとしては、ステップ100(なお、図中ではステップをSと略す)では、SRU100のボトムヘッド130を、一次切断ユニット300で環状切断・2分割し、2分割されたボトムヘッド130を二次切断エリア10c、10dへ搬送した後に、ジャッキダウンユニット210により、SRU100を所定の量降下させ、汚染管理区域10a内に、次の切断部分であるティア1(121)を導入する。
次に、ティア1(121)の解体(ステップ200)を開始し、ティア1(121)を二次切断エリア10c、10dへ搬送した後に、ティア2(122)を導入し、ティア2(122)の解体(ステップ300)を開始する。
以後、SRU100の各部(110〜130)の解体と、SRU100の各部(110〜130)の汚染管理区域10a内への導入を繰り返し、SRU100全体の解体処理を完了する(ステップ100〜ステップ900)。
次に、SRU100の各部(110〜130)の解体の詳細な解体方法を説明する。なお、SRU100の各部(110〜130)の解体の詳細な解体方法は、同一であるため、ここではボトムヘッド130の解体方法を代表として説明をする。
まず、ステップ110では、汚染管理区域10a内に導入されたボトムヘッド130を、一次切断ユニット300が、環状に切断し、環状切断物130’を分離する。
次に、ステップ120では、環状に切断されたボトムヘッド130の環状切断物130’を、一次切断ユニット300が、さらに二分割に切断し、分割切断物130a、130bに分割する。そして、搬送ユニット500は、環状に切断かつ二分割されたボトムヘッド130の分割切断物130a、130bを、二次切断エリア10c、10dへ各々搬送する。
ステップ130では、二次切断ユニット400は、ボトムヘッド130の分割切断物130a、130bを細断し、切断片130cとする。
ステップ140では、二次切断ユニット400は、裁断されたボトムヘッド130の切断片130cを、原子炉建屋10の汚染管理区域10aの搬出口20から、原子炉建屋の1階に設置している所定の容器に充填する。
ステップ150では、二次切断ユニット400は、ボトムヘッド130の切断片130cが充填された容器を搬出し、充填された容器は除染設備エリアに搬入される。
以上説明したように、本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法によれば、熱交換器の切断作業及び容器充填作業がすべて原子炉建屋の一部に設定された汚染管理区域にて作業がなされるため、汚染管理区域を最小限とすることが可能となる。
本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法において用いられるジャッキダウン工法を説明する図である。 本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法において用いられる各ユニットの配置を示す斜視図である。 本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法において用いられる各ユニットの汚染管理区域における配置を示す平面図である。 本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法において用いられる一次切断ユニットの構成を示す図である。 本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法において用いられる二次切断ユニット及び搬送ユニットの構成を示す図である。 本実施形態の原子炉建屋に設置されたSRUの解体方法におけるSRUの解体手順を示すフローチャートである。 原子炉建屋に設置されるSRUの構造を示す図である。
符号の説明
100:SRU
300:一次切断ユニット
400:二次切断ユニット
500:搬送ユニット

Claims (2)

  1. 原子炉建屋に設置された熱交換器の解体方法であって、
    前記原子炉建屋内の一部の区域を汚染管理区域とし、原子炉建屋に設けられたジャッキダウンユニットにより前記熱交換器を原子炉建屋につり下げて、前記熱交換器の一部を降下させて前記汚染管理区域内に導入する導入工程と、
    前記汚染管理区域内の第1の切断エリアに設けられた第1の切断ユニットにより、前記つり下げられた熱交換器の一部を切断して、分割切断物を分離する第1の切断工程と、
    搬送ユニットにより、前記第1の切断エリアから前記汚染管理区域内の第2の切断エリアへ、前記分割切断物を搬送する搬送工程と、
    前記第2の切断エリアに設けられた第2の切断ユニットにより、前記搬送された前記分割切断物を細断する第2の切断工程と、
    前記細断された前記分割切断物を容器に充填して前記汚染管理区域から搬出する搬出工程と、
    を有することを特徴とする原子炉建屋に設置された熱交換器の解体方法。
  2. 前記第1の切断工程において、
    前記分割切断物は、前記熱交換器の一部を環状切断して、さらに、2分割されたものであることを特徴とする請求項1に記載の原子炉建屋に設置された熱交換器の解体方法。
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