JP2007192347A - 作業機械の油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧アクチュエータ群をグループ分けし、両グループを共通のポンプの吐出油で駆動する回路構成をとる場合に、統一ブリードオフ弁のフェール時に、リリーフによる発熱を抑えながら油圧アクチュエータの作動を確保する。
【解決手段】油圧アクチュエータ群を二つのグループA,Bに分けるとともに、第1及び第2両油圧ポンプ7,8の吐出ライン15,16に統一ブリードオフ弁27,28を設ける。一方、両グループA,Bの各コントロールバルブ1〜3,4〜6にセンターバイパス通路21,22を設けるとともに、これらをタンデムにつないでセンターバイパスライン23,24を構成し、このセンターバイパスライン23,24の最下流側に、統一ブリードオフ弁27,28のフェール時に油をアンロードさせるための手動切換式のバイパスカット弁35を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は油圧ショベル等の作業機械の油圧制御装置に関するものである。
たとえば油圧ショベルにおいて、ポンプから吐出された油の一部(余剰分)をタンクに戻すブリードオフ制御が行われる。
このブリードオフ制御は、一般的にはアクチュエータごとに設けられたコントロールバルブにブリードオフ通路を設け、このブリードオフ通路の開口面積を操作手段の操作量に応じて変化させることによって行われる。
ところが、このブリードオフ通路を設ける分、コントロールバルブがスプール軸方向に長くなるため、コスト面及び実機への組み込みの面で不利となる。
そこで従来、各コントロールバルブのブリードオフ通路を無くする一方、複数のコントロールバルブ(油圧アクチュエータ)に対して共通の統一ブリードオフ弁を設ける技術が提案されている。
また、この統一ブリードオフ方式において、統一ブリードオフ弁として油圧パイロット弁を用い、コントローラによって制御される電磁比例弁の二次圧でこの統一ブリードオフ弁を制御する電子制御方式が公知となっている(たとえば特許文献1参照)。
この電子制御方式によると、操作量に応じたパイロット圧を直接、統一ブリードオフ弁に送る油圧制御方式と比較して、制御の自由度が高い等の利点を有する。
特開平11−303809号公報
しかし、統一ブリードオフ制御方式では、統一ブリードオフ弁がフェールするとアクチュエータの作動に支障を来たすという問題がある。
たとえば、同弁について中立状態で油をブロックする構成とすると、フェール時に、全コントロールバルブが中立状態(アクチュエータを動かさない状態)の場合にリリーフ弁が働くため、このリリーフによる発熱が生じる。
逆に、統一ブリードオフ弁を中立状態でアンロードする構成とすると、常時アンロード状態となるため、アクチュエータの作動が不能となり、機械の動きが止まってしまう。
とくに電子制御方式をとる場合、電磁比例弁そのものの故障や、コントローラから電磁比例弁に制御信号を送る信号系の断線といった制御系の異常から統一ブリードオフ弁のフェールが発生する可能性が高いため、上記問題が深刻となる。
一方、油圧ショベルにおいては、各油圧アクチュエータの必要流量や複合操作関係等を考慮してポンプ総流量を各アクチュエータに合理的に振り分けるため、アクチュエータ群を二つのグループに分け、両グループを別ポンプで駆動する構成がとられる。
この場合、クローラ式の下部走行体を駆動する左右の走行モータ(油圧モータ)は互いに別グループに属し、基本的には別々のポンプで駆動される。
ここで、たとえば二台の油圧ポンプの吐出油を二つのグループに振り分ける構成をとる場合に、第1グループ内の走行用とアタッチメント用の両コントロールバルブが同時に操作されたとき(以下、同時操作時という)に、必要流量を確保するために両ポンプの吐出油を合流させて両グループに分配する状態に切換えるのが望ましい。
そこで、ポンプ吐出側に流路切換弁を設け、同時操作時にはこの流路切換弁により両ポンプの吐出油を合流させて両グループに分配する状態に切換えるようにしている。
従って、統一ブリードオフ制御方式をとる場合には、上記のような回路構成をも考慮して統一ブリードオフ弁のフェール時の問題に対処する必要がある。
そこで本発明は、油圧アクチュエータ群をグループ分けし、必要に応じて両グループを共通のポンプの吐出油で駆動する回路構成をとる場合に、統一ブリードオフ弁のフェール時に、リリーフによる発熱を抑えながら油圧アクチュエータの作動を確保することができる作業機械の油圧制御装置を提供するものである。
請求項1の発明は、次の要件を具備するものである。
(i) 操作手段によって切換操作される複数のコントロールバルブと、このコントロールバルブによって個別に制御される複数の油圧アクチュエータが複数のグループに分けられ、各グループに共通の油圧ポンプの吐出油が供給される状態を有すること。
(ii) 上記操作手段の操作による制御手段からの信号に基づいてグループごとに統一ブリードオフ作用を行なう統一ブリードオフ弁が設けられていること。
(iii) 各グループにおいて、各コントロールバルブにセンターバイパス通路が設けられるとともに、このセンターバイパス通路同士がタンデムに接続されてアンロード作用を行なうセンターバイパスラインが構成されていること。
(iv) 上記センターバイパスラインの最下流側に、手動操作によってセンターバイパスラインを開くアンロード位置と、同ラインを閉じるブロック位置との間で切換わり作動するバイパスカット弁が設けられていること。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、左右のクローラを駆動する走行モータが互いに別グループに属するように油圧アクチュエータ群がグループ分けされるとともに、両グループに対する油の供給を制御する流路切換弁が設けられ、この流路切換弁は、同じグループに属する走行用コントロールバルブと他の油圧アクチュエータ用のコントロールバルブの同時操作時に、両グループに共通の油圧ポンプの吐出油が供給される位置にセットされるように構成されたものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、バイパスカット弁は、各グループのセンターバイパスラインを同時に開閉する共通の一つの弁として構成されたものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、統一ブリードオフ弁の制御系の異常発生を検出する異常検出手段と、この異常検出手段による異常検出時にオペレータに向けて異常発生を表示する表示手段が設けられたものである。
本発明によると、センターバイパスラインの最下流側に、手動操作によってセンターバイパスラインを開くアンロード位置と、同ラインを閉じるブロック位置との間で切換わり作動するバイパスカット弁を設けたから、統一ブリードオフ弁のフェール時に、このバイパスカット弁をアンロード位置に切換えることにより、ポンプ吐出油をセンターバイパスラインを通じてアンロードさせることができる。このため、統一ブリードオフ弁を中立ブロックとした場合でもリリーフ作動による発熱を抑えることができる。
しかも、センターバイパスラインによるアンロード作用のため、コントロールバルブが操作されると、そのセンターバイパス通路が閉じてアンロード作用が停止し、アクチュエータに油が供給される。このため、アクチュエータ作動を確保することができる。
ここで、たとえば第1、第2の二つのグループがあり、この両グループに共通のポンプ吐出油を分配する状態(請求項2では同時操作による流路切換弁の切換状態)において、第1グループの全コントロールバルブが中立であると、ポンプ吐出油が第1グループのセンターバイパスラインを通じてアンロードされるため、第2グループのアクチュエータが作動しなくなるという問題が生じる。
この点、本発明によると、センターバイパスラインの最下流側にバイパスカット弁を設けているため、上記の例でいうと、第1グループ側のセンターバイパスラインをバイパスカット弁で閉じることにより、第2グループへの油の供給を確保することができる。
すなわち、アクチュエータ群を複数のグループに分け、各グループに共通のポンプ吐出油を供給する状態を有する回路構成を前提として、統一ブリードオフ弁による統一ブリードオフ制御方式をとりながら、同弁のフェール時のリリーフ発熱を防止でき、しかもフェール時及び正常時の双方でアクチュエータの作動を確保することができる。
しかも、バイパスカット弁を手動切換弁としているため、バイパスカット弁を油圧パイロット切換式や電磁切換式等の遠隔操作式とした場合のような操作ライン(パイロット管路や電気信号ライン)が不要となるとともに、弁そのものも安価ですむ。このため、回路構成が簡単となるとともにコストが安くてすむ。
また、遠隔操作式とした場合のようなバイパスカット弁の操作ラインの異常や断線、同弁そのものの動作異常(たとえば固着現象)等の故障要因がなく、動作の信頼性が高いものとなる。
また、請求項3の発明によると、バイパスカット弁を、各グループのセンターバイパスラインを同時に開閉する共通の一つの弁として構成したから、複数のグループに対してバイパスカット弁が一つですむ。このため、一層、回路構成が簡単となり、コスト等の点で有利となる。
請求項4の発明によると、統一ブリードオフ弁の制御系の異常発生を検出し、表示手段によりオペレータに向けて異常発生を表示するため、制御系の異常による統一ブリードオフ弁のフェール時に、オペレータにフェール対策、すなわちバイパスカット弁のアンロード位置への速やかな切換えを促すことができる。
本発明の実施形態を図1,2によって説明する。
以下の各実施形態においては、油圧ショベルを適用対象としている。
第1実施形態(図1参照)
この実施形態においては、油圧アクチュエータ群が、右走行モータとバケットシリンダとブームシリンダ(図示しない)、及びこれらを個別に作動制御する油圧パイロット式のコントロールバルブ1,2,3が属する第1グループAと、左走行モータと旋回モータとアームシリンダ(図示しない)、及びこれらを個別に作動制御する油圧パイロット式のコントロールバルブ4,5,6が属する第2グループBとに分けられ、基本的には第1油圧ポンプ7によって第1グループA、第2油圧ポンプ8によって第2グループBの各アクチュエータが駆動される。9〜14は各コントロールバルブ1〜6を操作する操作手段としてのリモコン弁である。
ここで、同じグループに属する走行用と他の油圧アクチュエータ用の二つ(または三つ)のコントロールバルブが同時に操作される同時操作時に、必要流量を確保することを目的として、両油圧ポンプ7,8の吐出ライン15,16に、パイロット圧源17によって駆動される油圧パイロット式の流路切換弁(いわゆる走行直進弁)18が設けられている。
この流路切換弁18は、通常位置イと同時操作位置ロとを有し、通常位置イでは、第1油圧ポンプ7の吐出油が右走行モータを含む第1グループAに、第2油圧ポンプ8の吐出油が左走行モータを含む第2グループBにそれぞれ供給される。
これに対し、同時操作時には、操作信号に基づくコントローラ19からの信号Sに基づいて電磁比例式の切換制御弁(いわゆる走直制御弁)20から流路切換弁18にパイロット圧が供給されることによって同弁18が通常位置イから同時操作位置ロに切換わる。
この状態では、第1及び第2両油圧ポンプ7,8の吐出油が合流して両グループA,Bに分配供給される。
両グループA,Bにおいて、各コントロールバルブ1〜3,4〜6にはセンターバイパス通路21…,22が設けられ、グループごとにこのセンターバイパス通路21…,22…同士が、走行用コントロールバルブ1,4を最上流側としてタンデムに接続されてセンターバイパスライン23,24が構成されている。
このセンターバイパスライン23,24は、第1グループAでは上流側が流路切換弁18を介して第1油圧ポンプ7の吐出ライン15に、第2グループBでは上流側が第2油圧ポンプ8の吐出ライン16に直接、それぞれ接続されるとともに、下流側がともにタンクTに接続されている。
一方、両油圧ポンプ7,8の吐出ライン15,16とタンクTとの間に統一ブリードオフ管路25,26が設けられ、同管路25,26に、各グループについて一括してリモコン弁操作量に応じたブリードオフ制御を行なうための油圧パイロット式の統一ブリードオフ弁27,28が設けられている。
この統一ブリードオフ弁27,28は、開口面積が最大となるアンロード位置イと、開口面積が0になるブロック位置ロとを有し、この両位置イ,ロ間でブリードオフ制御を行う。
また、この統一ブリードオフ弁27,28においては、非作動(中立)位置としてのフェールセーフ位置ハが設けられ、このフェールセーフ位置ハでアンロード通路が全閉(=開口面積0の中立ブロック)の状態となるように構成されている。
この統一ブリードオフ弁27,28のパイロットライン29,30には、コントローラ19によって制御される電磁比例弁31,32が設けられ、この電磁比例弁31,32の二次圧が統一ブリードオフ弁27,28のパイロットポートにパイロット圧として供給される。33,34は両電磁比例弁31,32の一次圧源である。
また、両センターバイパスライン23,24の最下流側に、オペレータの手動操作によって切換わり作動する手動切換弁であって両センターバイパスライン共通の弁であるバイパスカット弁35が設けられている。
このバイパスカット弁35は、非操作時には図示のように両センターバイパスライン23,24を同時に閉じるブロック位置イとなり、操作時にセンターバイパスライン23,24を同時に開いてタンクTに連通させるアンロード位置ロに切換わる。
コントローラ19には、電磁比例弁31,32に対する出力信号線の断線といった、統一ブリードオフ弁27,28の制御系の異常発生を電圧や電流の減少等に基づいて検出する異常検出手段としての異常検出部19aが設けられ、異常が検出されたときにコントローラ19から表示手段としての表示部36に作動指令信号が出力される。
表示部36は運転室内に設置され、上記作動指令信号に基づいて、オペレータに向けて『フェール発生につきバイパスカット弁35をアンロード位置ロに切換える必要がある』旨をたとえばチャイム音やディスプレー上での文字表示、あるいはこれらの組み合わせ等によって表示し、切換操作を促す。
この構成において、正常時には、リモコン弁9〜11,12〜14が操作されると対応するコントロールバルブが作動して油圧アクチュエータが作動するとともに、操作信号に基づいてコントローラ19から電磁比例弁31,32に信号が出力され、その二次圧により統一ブリードオフ弁27,28がアンロード位置イとブロック位置ロとの間で作動してブリードオフ流量が変化する。
このとき、バイパスカット弁35は非操作であるため、図示のブロック位置イにセットされている。
ところで、流路切換弁18が同時操作位置ロにセットされると、両油圧ポンプ7,8からの吐出油が合流して両グループA,Bに分配供給される。
このとき、バイパスカット弁35がブロック位置イにあって両センターバイパスライン23,24が閉じているため、たとえば第1グループAのセンターバイパスライン23によりポンプ吐出油がアンロードされて、第2グループBのアクチュエータ作動ができなくなるというおそれがない。
一方、たとえばコントローラ19と電磁比例弁31,32とを結ぶ信号線の断線等の統一ブリードオフ弁27,27の制御系の異常が発生し、電磁比例弁31,32が制御不能になると、統一ブリードオフ弁27,28がフェールセーフ位置ハに切換わる。
この状態では、統一ブリードオフ弁27,28のアンロード通路が全閉となるため、フェール時にも両グループA,Bに対する油の供給が維持される。
一方、このとき表示部36によってオペレータに異常発生が表示される。そして、この表示に基づいてオペレータがバイパスカット弁35をアンロード位置ロに切換えると、センターバイパスライン23,24が開くため、両グループA,Bのアンロード作用が確保される。
すなわち、統一ブリードオフ弁27,28を中立ブロックとしながら、リリーフ作動による発熱を抑えることができる。
しかも、センターバイパスライン23,24によるアンロード作用のため、コントロールバルブ1〜6が操作されると、そのセンターバイパス通路21または22が閉じてアンロード作用が停止し、アクチュエータに油が供給される。このため、アクチュエータ作動を確保することができる。
なお、各コントロールバルブ1〜6に必要かつ十分なブリードオフ機能を確保しようとすると、スプール軸方向長さが大きくなってコントロールバルブ1〜6が大型化するため、同バルブ1〜6のコンパクト化という、統一ブリードオフ弁27,28を設けたことの本来の目的が達成できなくなる。
そこで、各コントロールバルブ1〜6のスプールがストローク作動し始めるとすぐにセンターバイパス通路21,22が閉じ、その前後に統一ブリードオフ弁27,28のブリードオフ作用が開始されるようにコントロールバルブ1〜6及び統一ブリードオフ弁27,28の開口特性が設定される。
この統一ブリードオフ弁27,28の開口特性を図2に示す。図2中、横軸はリモコン弁操作によるパイロット圧、つまりコントロールバルブ1〜6のスプールストロークを表す。
このように、本装置によると、統一ブリードオフ弁27,28による統一ブリードオフ制御方式をとりながら、同弁27,28のフェール時のリリーフ発熱を抑え、しかもフェール時及び正常時の双方でアクチュエータの作動を確保することができる。
しかも、バイパスカット弁35を手動切換弁としているため、同弁35を油圧パイロット切換式や電磁切換式等の遠隔操作式とした場合のような操作ライン(パイロット管路や電気信号ライン)が不要となるとともに、弁そのものも安価ですむ。
とくにこの実施形態では、バイパスカット弁35を、両グループA,Bのセンターバイパスライン23,24を同時に開閉する共通の一つの弁として構成したから、両グループA,Bに対してバイパスカット弁35が一つですむ。このため、一層、回路構成が簡単となり、コスト等の点で有利となる。
また、遠隔操作式とした場合のような操作ラインの異常や断線、弁そのものの動作異常(たとえば固着現象)等の故障要因がなく、動作の信頼性が高いものとなる。
さらに、統一ブリードオフ弁27,28の制御系の異常発生を検出し、表示部36によりオペレータに向けて異常発生を表示するため、制御系の異常による統一ブリードオフ弁27,28のフェール時に、オペレータにフェール対策、すなわちバイパスカット弁35のアンロード位置への速やかな切換えを促すことができる。
これにより、統一ブリードオフ弁27,28がフェール状態となった後、バイパスカット弁35がアンロード位置ロに切換え操作されるまでの時間を短縮し、リリーフ発熱を最小限に抑えることができる。
第2実施形態(図3参照)
第1実施形態との相違点のみを説明する。
第1実施形態では、両グループA,Bのセンターバイパスライン23,24を一括して開閉する共通のバイパスカット弁35を設けたのに対し、第2実施形態においては両ライン別々に手動切換式のバイパスカット弁37,38が設けられている。
この構成をとった場合でも、統一ブリードオフ弁27,28のフェール時にセンターバイパスライン23,24を開くという基本的な目的は達成することができる。
ただし、この構成をとる場合、両バイパスカット弁37,38を同時に操作できる工夫、たとえば両者のレバーを小間隔で左右に並べて配置し、あるいは両者をリンク機構で連動させる等の工夫を施すのが望ましい。
ところで、上記両実施形態では、統一ブリードオフ弁27,28について中立状態でポンプ吐出油をブロックする構成としたが、中立状態でアンロード通路が開く構成とし、このアンロード通路をセンターバイパスライン23,24に接続してもよい。
一方、異常検出手段(異常検出部19a)及び表示手段(表示部36)は、統一ブリードオフ弁27,28のフェール発生をオペレータに明確に認識させてバイパスカット弁35,37,38の速やかな切換え促す上で設けるのが望ましい。但し、統一ブリードオフ弁27,28のフェールによってリリーフ作動が行われると、これがアクチュエータの動きとして表れる場合があるため、異常検出と表示を行わない場合でも、オペレータはこのアクチュエータの動きによってフェール発生を認識することが可能である。
従って、異常検出手段と表示手段は必要に応じて設ければよい。
本発明の第1実施形態を示す回路構成図である。 第1実施形態における統一ブリードオフ弁の開口特性を示す図である。 本発明の第2実施形態を示す回路構成図である。
符号の説明
A 第1グループ
B 第2グループ
1〜6 コントロールバルブ
7,8 油圧ポンプ
9〜14 操作手段としてのリモコン弁
18 流路切換弁
19 制御手段を構成するコントローラ
19a 異常検出手段としての異常検出部
21,22 コントロールバルブのセンターバイパス通路
23,24 センターバイパスライン
27,28 統一ブリードオフ弁
31,32 統一ブリードオフ弁を制御する電磁比例弁
35 両グループ共通の手動切換式のバイパスカット弁
36 表示手段としての表示部
37,38 両グループ別々の手動切換式のバイパスカット弁

Claims (4)

  1. 次の要件を具備することを特徴とする作業機械の油圧制御装置。
    (i) 操作手段によって切換操作される複数のコントロールバルブと、このコントロールバルブによって個別に制御される複数の油圧アクチュエータが複数のグループに分けられ、各グループに共通の油圧ポンプの吐出油が供給される状態を有すること。
    (ii) 上記操作手段の操作による制御手段からの信号に基づいてグループごとに統一ブリードオフ作用を行なう統一ブリードオフ弁が設けられていること。
    (iii) 各グループにおいて、各コントロールバルブにセンターバイパス通路が設けられるとともに、このセンターバイパス通路同士がタンデムに接続されてアンロード作用を行なうセンターバイパスラインが構成されていること。
    (iv) 上記センターバイパスラインの最下流側に、手動操作によってセンターバイパスラインを開くアンロード位置と、同ラインを閉じるブロック位置との間で切換わり作動するバイパスカット弁が設けられていること。
  2. 左右のクローラを駆動する走行モータが互いに別グループに属するように油圧アクチュエータ群がグループ分けされるとともに、両グループに対する油の供給を制御する流路切換弁が設けられ、この流路切換弁は、同じグループに属する走行用コントロールバルブと他の油圧アクチュエータ用のコントロールバルブとの同時操作時に、両グループに共通の油圧ポンプの吐出油が供給される位置にセットされるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の作業機械の油圧制御装置。
  3. バイパスカット弁は、各グループのセンターバイパスラインを同時に開閉する共通の一つの弁として構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の作業機械の油圧制御装置。
  4. 統一ブリードオフ弁の制御系の異常発生を検出する異常検出手段と、この異常検出手段による異常検出時にオペレータに向けて異常発生を表示する表示手段が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業機械の油圧制御装置。
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