JP2007190600A - 治具装置 - Google Patents

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諭 柏原
Takayuki Maemoto
貴之 前本
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Abstract

【課題】複数のワークの変更に対応する段取替えを自動化できる治具装置を提供する。
【解決手段】走行モータサポートの位置を変更して位置決め可能な走行モータサポート位置決め機構10と、走行モータサポートに対して長尺なロアローラセットプレートを位置決めするロアローラセットプレート位置決め機構20と、ロアローラセットプレートに対してアイドラホイールサポートを位置決めするアイドラホイールサポート位置決め機構30とを設ける。走行モータサポート位置決め機構10は、ロアローラセットプレートの長尺方向にのみ移動可能なX軸方向スライダ11xsを有する3次元位置決め機構11を備え、ロアローラセットプレート位置決め機構20は、X軸方向スライダ11xs上に設け、アイドラホイールサポート位置決め機構30は、X軸方向スライダ11xsの移動方向延長上に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のワークを位置決めする治具装置に関する。
従来、例えば油圧ショベルの板金構造物の生産エリア集約を目的として合理化による工程集約および作業ステージ数の削減に取組んでいる。
仮付工程においても生産に対する面積効率の向上を目的に仮付治具の混載化に取組んでいるが、大きさが類似している製品単位を基本とした混載化であるために、少量生産機種では生産のないときも治具が作業エリアを占有しており、さらなる混載化が必要である。
しかし、混載化を進めると治具の段取替え回数が増加して、従来の人手による方法では工事消化が困難となる問題がある。
そこで、作業機のブームなどの仮付溶接では、油圧シリンダまたは当たりピンによる位置決め方式によって機種の切換に対応する段取替えを行なえるようにした治具装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−61692号公報(第5−6頁、図3)
この油圧シリンダまたは当たりピンによる位置決め方式は、人手による方法よりもワークの変更に対応する段取替えを容易にするものであるが、段取替えにおける複数のワーク間の位置決めを自動化できるものではない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、複数のワークの変更に対応する段取替えを自動化できる治具装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、第1ワークの位置を変更して位置決め可能な第1位置決め機構と、第1ワークに対して長尺な第2ワークを位置決めする第2位置決め機構と、第2ワークに対して第3ワークを位置決めする第3位置決め機構とを備え、第1位置決め機構は、第2ワークの長尺方向にのみ移動可能な長尺方向移動体を有する3次元位置決め機構を備え、第2位置決め機構は、長尺方向移動体上に設けられ、第3位置決め機構は、長尺方向移動体の移動方向延長上に配置された治具装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の治具装置において、第2ワークに対して第4ワークを位置決めする第4位置決め機構と、少なくとも第4ワークに対して第5ワークを位置決めする第5位置決め機構と、第5ワークに対して第6ワークを位置決めする第6位置決め機構とを具備したものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の治具装置における3次元位置決め機構を、ティーチングにより位置決め可能なサーボ機構としたものである。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の治具装置であるとともに、履帯式車両の履帯の内側にあって履帯を支持するトラックフレームの構成部材を溶接付けするに当たって位置決めする治具装置であって、第1ワークは、履帯の一端部に位置して履帯を駆動する走行モータユニットを支持する走行モータサポートであり、第2ワークは、履帯の下部を支持するロアローラを取付けるロアローラセットプレートであり、第3ワークは、履帯の他端部に位置して履帯に張力を与えるアイドラホイールを支持するアイドラホイールサポートであり、第4ワークは、ロアローラセットプレート上に溶接付けされるスティフナであり、第5ワークは、走行モータサポート、ロアローラセットプレート、アイドラホイールサポートおよびスティフナに溶接されるボディプレートであり、第6ワークは、ボディプレートに溶接されて履帯の上部を支持するキャリアローラを取付けるキャリアローラステーであり、第1位置決め機構は、走行モータサポートを位置決めする走行モータサポート位置決め機構であり、第2位置決め機構は、ロアローラセットプレートを位置決めするロアローラセットプレート位置決め機構であり、第3位置決め機構は、アイドラホイールサポートを位置決めするアイドラホイールサポート位置決め機構であり、第4位置決め機構は、スティフナを位置決めするスティフナ位置決め機構であり、第5位置決め機構は、ボディプレートを位置決めするボディプレート位置決め機構であり、第6位置決め機構は、キャリアローラステーを位置決めするキャリアローラステー位置決め機構であるとしたものである。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の治具装置における走行モータサポート位置決め機構が、位置決め基準体と、走行モータサポートの内径部に応じて位置決め基準体に取付けられ走行モータサポートの内径部と係合する複数の内径位置決め体と、走行モータサポートの内径部周縁を複数のクランプ爪により位置決め基準体側にクランプ保持する走行モータサポートクランプ機構とを具備したものである。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の治具装置において、走行モータサポート位置決め機構は、位置決め基準体、内径位置決め体およびクランプ爪の2組が対称位置に配置され、これらの中央部に配置された両ロッド型シリンダと、この両ロッド型シリンダのピストンロッドの一端側および他端側のいずれか一方への押出しにより押出側のクランプ爪をクランプ作動させるリンクとを具備したものである。
請求項7記載の発明は、請求項4乃至6のいずれか記載の治具装置におけるロアローラセットプレート位置決め機構が、ロアローラセットプレートを支持するロアローラセットプレート載せ台と、このロアローラセットプレート載せ台の異なる平面座標位置に複数設けられたねじ穴と、これらのねじ穴に選択的に螺着された位置決めピンと、この位置決めピンによりロアローラセットプレート載せ台に位置決めされたロアローラセットプレートを固定するロアローラセットプレート固定機構とを具備したものである。
請求項8記載の発明は、請求項4乃至7のいずれか記載の治具装置におけるアイドラホイールサポート位置決め機構が、アイドラホイールサポートの内部部材の幅方向対称位置を押下げるクランプと、アイドラホイールサポートの他の内部部材の幅方向対称位置を下降係止する位置決め体とを具備したものである。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の治具装置におけるアイドラホイールサポート位置決め機構が、アイドラホイールサポートをロアローラセットプレート側に押圧するプッシャと、このプッシャを押出すプッシュシリンダとを具備したものである。
請求項10記載の発明は、請求項4乃至9のいずれか記載の治具装置におけるスティフナ位置決め機構が、ガイド部材と、ガイド部材に沿って移動可能に設けられた移動調整板と、移動調整板に着脱自在に挿着された位置決めピンと、位置決めピンが挿入可能な複数の位置に設けられた位置決め穴と、移動調整板上に設けられスティフナを支持するスティフナ支持体とを具備したものである。
請求項11記載の発明は、請求項4乃至10のいずれか記載の治具装置におけるボディプレート位置決め機構が、ボディプレートの両側に位置する挟圧体と、これらの挟圧体をボディプレートの側面に押圧してこの側面を挟圧成形する挟圧用シリンダとを具備し、挟圧体は、スティフナを位置決めするための複数のスティフナ位置決め溝を備えたものである。
請求項12記載の発明は、請求項4乃至11のいずれか記載の治具装置におけるキャリアローラステー位置決め機構が、水平面内で2次元的に移動調整されるスライダと、このスライダに対しボディプレートから離間する方向に倒れることが可能な可倒部材と、この可倒部材に対しねじ棒の回動により上下方向に移動調整されるキャリアローラステー取付板とを具備したものである。
請求項1記載の発明によれば、第1位置決め機構に設けられた3次元位置決め機構と、第2位置決め機構とにより、第1ワークと第2ワークとを3次元的に位置決めするとともに、3次元位置決め機構の長尺方向移動体の移動により第1ワークおよび第2ワークの長手方向の変更に対応し、第3位置決め機構により第2ワークに対して第3ワークを位置決めするので、第1ワーク、第2ワークおよび第3ワークのそれぞれの変更に対応する段取替えを自動化できる。
請求項2記載の発明によれば、第1位置決め機構、第2位置決め機構および第3位置決め機構に加えて、第4位置決め機構、第5位置決め機構および第6位置決め機構を設けたので、第1ワーク乃至第6ワークのそれぞれの変更に対応する段取替えを容易にできる。
請求項3記載の発明によれば、ティーチングにより位置決め可能なサーボ機構により、第1ワークの段取替えを短時間で正確にでき、これにより、第1ワークを基準とする全体の段取替えを効率良くできる。
請求項4記載の発明によれば、トラックフレームの走行モータサポート、ロアローラセットプレート、アイドラホイールサポート、スティフナ、ボディプレートおよびキャリアローラステーを溶接付けするに当たって位置決めする場合に、機種に応じた段取替えを容易にできる多機種混載に適した治具装置を提供できる。
請求項5記載の発明によれば、機種の変更により走行モータサポートが変更されたときは、内径位置決め体の取付位置などを変更するのみで容易に対応でき、しかも共通の走行モータサポートクランプ機構のクランプ爪により全ての走行モータサポートを確実にクランプ保持できる。
請求項6記載の発明によれば、1つの両ロッド型シリンダにより対称位置に配置された2組のクランプ爪のいずれかを作動させて、左右いずれの走行モータサポートもクランプ保持できるので、走行モータサポートの左右の段取替えを不要とすることができ、作業性を向上できる。
請求項7記載の発明によれば、ロアローラセットプレート載せ台の異なる平面座標位置に設けられた複数のねじ穴を選択的に用いて位置決めピンの取付位置を変更するのみで、機種の変更に応じたロアローラセットプレートの変更に容易に対応でき、しかも、共通のロアローラセットプレート固定機構により全てのロアローラセットプレートを確実に押圧保持できる。
請求項8記載の発明によれば、アイドラホイールサポートの内部部材の幅方向対称位置をクランプにより押下げ、他の内部部材の幅方向対称位置を位置決め体により下降係止するので、この位置決め体の設定により機種の変更に容易に対応できるとともに、アイドラホイールサポートの左右の段取替えを不要とすることができ、作業性を向上できる。
請求項9記載の発明によれば、プッシュシリンダによりプッシャを押出して、アイドラホイールサポートをロアローラセットプレートで係止される位置まで移動させることで、アイドラホイールサポートをロアローラセットプレートに接触させた状態を保って確実に溶接できる。
請求項10記載の発明によれば、機種の変更に応じて、スティフナの取付位置が変更されたときは、位置決めピンを抜いて、移動調整板をガイド部材に沿って移動調整し、位置決めピンを別の位置決め穴に挿入し直すことで、スティフナ支持体の取付位置を容易に変更できる。
請求項11記載の発明によれば、機種が変更されたときは、両側の挟圧体の複数のスティフナ位置決め溝の中から、変更された機種に適合する位置のスティフナ位置決め溝を選択して、その両側のスティフナ位置決め溝間にスティフナを挟むようにして位置決め保持できるとともに、ボディプレートを挟んで左右両側に位置する挟圧体を、それぞれの挟圧用シリンダにより機種変更に適合する位置まで押出して、それらの挟圧体の挟圧面によりボディプレートを左右両側から挟圧することで、ボディプレート形状を所定の位置に修正できる。
請求項12記載の発明によれば、可倒部材をボディプレートから離間する方向に倒すことで、ボディプレートの設置作業が可能であるとともに、キャリアローラステーのキャリアローラステー取付板に対する取付作業を容易にすることができる。また、機種の変更に応じて、キャリアローラステーの位置を変更するときは、スライダを水平面内で2次元的に移動調整し、さらに、ねじ棒を回動してキャリアローラステー取付板を下方へ移動調整することで、このキャリアローラステー取付板に取付けられたキャリアローラステーを、ボディプレートに接触させるまで無段階で下降調整することができ、ボディプレートに対するキャリアローラステーの位置決めを正確にできる。
以下、本発明を図1乃至図19に示された一実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
図18に示されるように、作業機械としての油圧ショベルは、履帯式車両であり、下部走行体Aに上部旋回体Bが旋回可能に設けられ、この上部旋回体BにキャブC、動力装置Dおよびフロント作業装置Eが搭載されている。下部走行体Aは、履帯Тの内側にあって履帯Тを支持するトラックフレームFを備えている。
図19に示されるように、下部走行体AのトラックフレームFは、走行モータおよびスプロケットなどの走行モータユニット1aを装着するための走行モータサポート1と、ロアローラ2aを装着するためのロアローラセットプレート2と、アイドラホイール3aを装着するためのアイドラホイールサポート3と、補強用のスティフナ4と、ボディプレート5と、キャリアローラ6aを装着するためのキャリアローラステー6とを備えている。スティフナ4の1つは、アイドラホイール3aに対して設けられた緩衝装置3bの受け部材でもある。このトラックフレームFは、カーボディ7の左右部に1対設けられ、カーボディ7上には旋回軸受部8が設置され、この旋回軸受部8を介して上部旋回体Bが旋回可能に設けられている。
図2に示されるように、油圧ショベルの板金構造物としてのトラックフレームFは、履帯Тの一端部に位置して履帯Тを駆動する走行モータユニットを支持する第1ワークとしての走行モータサポート1と、履帯Тの下部を支持するロアローラ2aを取付ける第2ワークとしての一対のロアローラセットプレート2と、履帯Тの他端部に位置して履帯Тに張力を与えるアイドラホイール3aを支持する第3ワークとしてのアイドラホイールサポート3と、ロアローラセットプレート2上に溶接付けされる第4ワークとしての複数のスティフナ4a,4bと、これらの走行モータサポート1、ロアローラセットプレート2、アイドラホイールサポート3およびスティフナ4に被嵌され溶接される第5ワークとしてのボディプレート5と、ボディプレートに溶接されて履帯Тの上部を支持するキャリアローラ6aを取付ける第6ワークとしての複数のキャリアローラステー6とを備えている。
図1は、トラックフレームFの各構成部材を仮付などの溶接付けをするに当たって位置決めする多機種混載用サーボ制御式の治具装置を示し、この治具装置は、走行モータサポート1の位置を変更して位置決め可能な第1位置決め機構としての走行モータサポート位置決め機構10と、走行モータサポート1に対して長尺なロアローラセットプレート2を位置決めする第2位置決め機構としてのロアローラセットプレート位置決め機構20と、ロアローラセットプレート2に対してアイドラホイールサポート3を位置決めする第3位置決め機構としてのアイドラホイールサポート位置決め機構30と、ロアローラセットプレート2に対してスティフナ4を位置決めする第4位置決め機構としてのスティフナ位置決め機構40と、走行モータサポート1、ロアローラセットプレート2、アイドラホイールサポート3およびスティフナ4に対してボディプレート5を位置決めする第5位置決め機構としてのボディプレート位置決め機構50と、ボディプレート5に対してキャリアローラステー6を位置決めする第6位置決め機構としてのキャリアローラステー位置決め機構60とが、長尺な基台100上に設置されている。
この治具装置は、下部走行体AにおけるトラックフレームFの各部品を仮付溶接する際の位置決めおよび仮付溶接治具として用いられる。
図1、図3および図4に示されるように、走行モータサポート位置決め機構10は、3次元位置決め機構11を備えている。この3次元位置決め機構11は、基台100上に1対のX軸方向ガイドレール11xgが設置され、これらのX軸方向ガイドレール11xgに、サーボモータおよび送りねじなどのX軸方向送り手段11xmにより、ロアローラセットプレート2の長尺方向にのみ移動可能な長尺方向移動体としてのX軸方向スライダ11xsが摺動自在に設置され、さらに、このX軸方向スライダ11xs上に1対のY軸方向ガイドレール11ygが設置され、これらのY軸方向ガイドレール11ygに、サーボモータおよび送りねじなどのY軸方向送り手段11ymにより移動可能なY軸方向スライダ11ysが摺動自在に設置され、さらに、このY軸方向スライダ11ysに1対のZ軸方向ガイドレール11zgが上下方向に設置され、これらのZ軸方向ガイドレール11zgに、サーボモータおよび送りねじなどのZ軸方向送り手段11zmにより移動可能なZ軸方向スライダ11zsが摺動自在に設置されている。
この3次元位置決め機構11は、ティーチングツールなどを用いたティーチングによりX軸方向スライダ11xs、Y軸方向スライダ11ysおよびZ軸方向スライダ11zsの目標位置座標などを設定し、起動信号を入力することで各スライダを指示通りの座標値に位置決め可能なサーボモータを用いるサーボ機構である。
したがって、機種、トラックフレームFのスタンダード/ロング、オフセット量などが変更されたときは、このティーチングツールなどから再指示された目標位置信号により、X軸方向送り手段11xm、Y軸方向送り手段11ymおよびZ軸方向送り手段11zmの各サーボモータを数値制御して、Z軸方向スライダ11zsを変更された走行モータサポート1に応じた所定位置に位置決めする。
図5乃至図7は、走行モータサポート位置決め機構10の詳細を示し、Z軸方向スライダ11zsに、取付板12aおよび支軸12bを介して1対のブラケット状の位置決め基準体12が取付けられ、これらの位置決め基準体12には、走行モータサポート1の内径部周縁を位置決め基準体側にクランプ保持する走行モータサポートクランプ機構13がそれぞれ設けられている。
これらの走行モータサポートクランプ機構13は、ほぼL形に形成された3個のクランプ爪14がそれぞれ3方に配置され、これらのクランプ爪14の基端部が軸14aにより位置決め基準体12に回動自在に取付けられている。これらのクランプ爪14は、走行モータサポート1の内径部1in内に嵌入される。
取付板12aの中央部には1つの両ロッド型シリンダ15のシリンダ本体が固定され、このシリンダ本体から左右両側に突出されたピストンロッド15aの両端には、環状溝体15bが取付けられ、この環状溝体15bの外側に係合された係合体15cには、それぞれ3方に配置されたリンク16の基端が軸16aにより連結され、これらのリンク16の先端が軸16bにより各クランプ爪14の背部に連結されている。
したがって、走行モータサポートクランプ機構13は、両ロッド型シリンダ15のピストンロッド15aが一端側および他端側のいずれか一方に押出されると、その押出された側に位置する3方のリンク16が連動して3方のクランプ爪14の背部を押圧し、3方のクランプ爪14をクランプ作動させて同時に位置決め基準体12側へ閉じ、これらのクランプ爪14により走行モータサポート1の内径部1in内から内径部周縁を位置決め基準体12側にクランプ保持する。
例えば、両ロッド型シリンダ15のピストンロッド15aが左方へ押出されると、左側のクランプ爪14により左側の走行モータサポート1をクランプ保持でき、ピストンロッド15aが右方へ押出されると、右側のクランプ爪14により右側の走行モータサポート1をクランプ保持できるので、1つの両ロッド型シリンダ15により左右いずれかのクランプ爪14を作動させて左右いずれの走行モータサポート1もクランプ保持できる。
各位置決め基準体12には、図6および図7に示されるように3方のブロック状の内径位置決め体17が、それぞれの嵌着溝内でボルト18により固定されている。これらの内径位置決め体17は、走行モータサポート1の内径部1inに応じて位置決め基準体12の対応する径位置に取付けられ、走行モータサポート1の内径部1inと係合して位置決めするとともに、クランプ爪14により押圧された走行モータサポート1を受ける。
位置決め基準体12、クランプ爪14および内径位置決め体17は、図5に示されるように2組が左右対称位置に配置され、これらの中央部に両ロッド型シリンダ15が配置され、この両ロッド型シリンダ15のピストンロッド15aの一端側および他端側のいずれか一方への押出しにより、リンク16を介して押出側のクランプ爪14をクランプ作動させる。
このように、内径位置決め体17を取付ける位置決め基準体12の取付ねじ穴位置または内径位置決め体17の大きさは、段取替えされる全ての走行モータサポート1の内径変更に対応できるように設けられ、または用意されているので、機種の変更により走行モータサポート1が変更されたときは、内径位置決め体17の取付位置、大きさなどを変更するのみで容易に対応でき、しかも、共通の走行モータサポートクランプ機構13のクランプ爪14により全ての走行モータサポート1を確実にクランプ保持できる。
さらに、1つの両ロッド型シリンダ15により対称位置に配置された2組のクランプ爪14のいずれかを作動させて、左右いずれの走行モータサポート1もクランプ保持できるので、走行モータサポート1の左右の段取替えを不要とすることができ、作業性を向上できる。
図8および図9は、ロアローラセットプレート位置決め機構20の詳細を示し、図1に示された長尺方向移動体としてのX軸方向スライダ11xs上に設けられた可動型位置決めユニット200と、基台100上に固定設置された固定型位置決めユニット300とに、図8に示されるようなロアローラセットプレート載せ台21が左右1対ずつそれぞれ設置され、これらのロアローラセットプレート載せ台21には、X方向およびY方向の平面方向に多数のねじ穴22が設けられ、これらのねじ穴22から選択された穴に複数の位置決めピン23が螺着されている。位置決めピン23は、ロアローラセットプレート載せ台21のねじ穴22にねじ込まれて固定され、ロアローラセットプレート2に穿設された穴(図示せず)に嵌入して、ロアローラセットプレート2を位置決めする。
ねじ穴22は、全ての機種のロアローラセットプレート2の変更に対応できるX座標位置およびY座標位置にて、ロアローラセットプレート載せ台21の異なる平面座標位置に複数設けられているので、これらのねじ穴22のなかで位置決めピン23を付け替えるのみで、ロアローラセットプレート2の位置決め変更に容易に対応できる。
ロアローラセットプレート位置決め機構20は、図9に示されるようにロアローラセットプレート載せ台21上に支持されて位置決めピン23により位置決めされたロアローラセットプレート2を固定するロアローラセットプレート固定機構24を有している。このロアローラセットプレート固定機構24は、取付台400上に作業台25が固定されるとともにこの作業台25より下側に取付板26が固定され、この取付板26に、左右一対の軸27aにより左右1対のほぼL形の押圧爪27の下部がそれぞれ回動自在に軸支され、一方、取付板26の下側面にロアローラセットプレート固定シリンダ28が取付けられ、このロアローラセットプレート固定シリンダ28のピストンロッド先端部材28aに軸28bにより1対のリンク29の基端が回動自在に軸支され、これらのリンク29の先端が左右1対の押圧爪27のそれぞれの背部に軸29aにより連結されている。
したがって、ロアローラセットプレート固定シリンダ28によりピストンロッド先端部材28aを押上げることにより、リンク29を介して一対の押圧爪27の先端をそれぞれ押下げる方向に回動して、左右の各ロアローラセットプレート2をロアローラセットプレート載せ台21に押圧固定できる。
このように、ロアローラセットプレート載せ台21の異なる平面座標位置に設けられた複数のねじ穴22を選択的に用いて位置決めピン23の取付位置を変更することで、段取替えされる全てのロアローラセットプレート2の変更に対応できるようにしたので、機種の変更に応じてロアローラセットプレート2が変更されたときは、位置決めピン23の取付位置を変更するのみで容易に対応でき、しかも、共通のロアローラセットプレート固定機構24の押圧爪27により全てのロアローラセットプレート2を確実に押圧保持できる。
図10乃至14は、アイドラホイールサポート位置決め機構30の詳細を示し、長尺方向移動体としてのX軸方向スライダ11xsの移動方向延長上の定位置にて、図14に示された基台100上の支持構造物500を介して取付台600が配置され、図11乃至図14に示されるように、この取付台600上に1対の角形の回転台31が回転自在に軸支され、これらの回転台31の2側面の下部に1対の下部位置決め爪32が取付けられ、2側面の上部にアイドラホイールサポート3の内部部材としてのL形断面部材3Uの幅方向対称位置を下降係止する位置決め体としての1対のL形位置決め爪33が取付けられている。また、各回転台31の上下方向にそれぞれ穿設された長穴31aにスライダ34aがそれぞれ摺動自在に嵌着され、これらのスライダ34aの外側面に、アイドラホイールサポート3の内部部材3Lの幅方向対称位置を押下げるクランプ34の中央部が嵌着されて固定部材34bにより固定されている。
図14に示されるように、各回転台31の回転軸35aは、取付台600上に設置された軸受筒体35によりそれぞれ回転自在に保持され、これらの軸受筒体35の左右両側には、取付台600上にアイドラホイールサポート3の下部を受ける受け体36が配置されている。これらの受け体36は、アイドラホイールサポート3の下部部材3Cを弾力的に支持するスプリングを内蔵している。
各回転台31内に設けられたスライダ34aは、各回転台31の回転軸35aの内部を貫通するロッド(図示せず)を介して、取付台600の下部に取付けられたクランプシリンダ37に接続されている。
図11および図14に示されるように、取付台600の下部には回転用シリンダ38aと、この回転用シリンダ38aにより進退移動されるラック38bとが設けられ、また、各回転台31の回転軸35aにはピニオン38cがそれぞれ嵌着されて一体化され、そして、共通のラック38bが各ピニオン38cに噛合されている。このため、1本の回転用シリンダ38aにより、ラック38bをスライドさせ、このラック38bと噛合する2つのピニオン38cを回転させ、各回転軸35aを介して各回転台31を同時に回転させることができる。
したがって、図14に示されるようにアイドラホイールサポート3を受け体36上に設置する際は、各回転台31を同時に90°回転させることで、アイドラホイールサポート3の下部部材3Cが下部位置決め爪32、L形位置決め爪33およびクランプ34などと干渉することを防止でき、アイドラホイールサポート3の下部に形成された下部開口3Dから内部に下部位置決め爪32、L形位置決め爪33およびクランプ34などを挿入できる。
図10および図11に示されるように、2つの回転台31の配置の延長上には、取付台600上に取付板39aを介して1対のスライドベアリング39bが設けられ、これらのスライドベアリング39bにより摺動自在に保持された1対のロッド39cによりプッシャ39が移動自在に支持され、このプッシャ39の中央部には、取付板39aに設けられたプッシュシリンダ39dのロッド先端が接続されている。
そして、図14に示されるようにアイドラホイールサポート3を受け体36上にセットした後、回転用シリンダ38aにより下部位置決め爪32、L形位置決め爪33およびクランプ34などを図示位置に回転復帰させてから、プッシュシリンダ39dによりプッシャ39を押出して、アイドラホイールサポート3をロアローラセットプレート2で係止される位置まで押圧スライドさせ、この係止位置で、クランプシリンダ37によりスライダ34aを介してクランプ34のみを引下げると、このクランプ34がアイドラホイールサポート3の内部部材3Lの左右対称位置に係合し、受け体36内のスプリングに抗してアイドラホイールサポート3を押下げる。アイドラホイールサポート3は、L形断面部材3Uの左右対称位置が定位置のL形位置決め爪33により下降係止されて、高さ方向の位置決めがなされるとともに、下部位置決め爪32およびL形位置決め爪33により左右方向の位置決めがなされる。
このように、アイドラホイールサポート3の内部部材3Lの左右対称位置をクランプ34により押下げ、他の内部部材であるL形断面部材3Uの左右対称位置をL形位置決め爪33により下降係止するので、このL形位置決め爪33の設定により機種の変更に容易に対応できるとともに、アイドラホイールサポート3の左右の段取替えを不要とすることができ、作業性を向上できる。
また、プッシュシリンダ39dによりプッシャ39を押出して、アイドラホイールサポート3をロアローラセットプレート2で係止される位置までスライドさせるので、アイドラホイールサポート3をロアローラセットプレート2に接触させた状態を保って確実に溶接することができる。
図15および図16は、スティフナ位置決め機構40の詳細を示し、左右1対のロアローラセットプレート載せ台21の内側で、作業台25上に1対のコ字形断面のガイド部材41が平行に取付けられ、これらのガイド部材41の対向面には凹溝42が設けられ、これらの間には位置決め板43が固定設置され、位置決め板43には複数の位置決め穴44が1直線上に穿設されている。1対のガイド部材41の凹溝42間には、ガイド部材41に沿って移動可能な移動調整板45が摺動自在に嵌合され、この移動調整板45には位置決めピン46が着脱自在に挿着されている。
この位置決めピン46は、ピン部に対し大きくて重い頭部を有し、移動調整板45を貫通させたピン部を、下側の位置決め板43の位置決め穴44の1つに挿入することで、移動調整板45を位置決めするとともに、重い頭部によりピン部の抜出しを防止する。
移動調整板45上には、脚部47aを有する凹型支持部47bで形成された第1のスティフナ支持体47と、第1のスティフナ支持体47に間隔を介して配置された第2のスティフナ支持体48とが、それぞれ固定されている。図17には、さらに別の形状のスティフナ支持体49が示されている。
そして、スティフナ4(例えば比較的大型のスティフナ4a)の取付位置が変更されたときは、位置決めピン46を抜いて、移動調整板45をガイド部材41の凹溝42内で摺動させながら所定の位置に移動調整し、再度、位置決めピン46を移動調整板45上から位置決め板43の別の位置決め穴44に挿入し直すことで、第1のスティフナ支持体47および第2のスティフナ支持体48の取付位置を変更する。
スティフナ4は、垂直板と水平板とを組合せた形状であり、その垂直板の背面を第1のスティフナ支持体47に当接させるとともに、水平板を第2のスティフナ支持体48上に載せることで、所定位置に位置決め支持され、図15に溶接付部Weldで示されるように、ロアローラセットプレート2上にスティフナ4の接触部を仮付け溶接する。図15はスティフナ4の一側部のみを示すが、他側部も同様に溶接付けする。
このように、機種の変更に応じて、スティフナ4の取付位置が変更されたときは、位置決めピン46を抜いて、移動調整板45をガイド部材41に沿って移動調整し、位置決めピン46を別の位置決め穴44に挿入し直すことで、第1のスティフナ支持体47および第2のスティフナ支持体48の取付位置を容易に変更できる。
図16および図17は、ボディプレート位置決め機構50の詳細を示し、1対のロアローラセットプレート載せ台21より外側で作業台25上に左右1対のボディプレート位置決め機構50を対向させて2組設置する。
各ボディプレート位置決め機構50は、取付板51を介して1対のスライドベアリング52が設けられ、これらのスライドベアリング52により摺動自在に保持された1対のロッド53により、ボディプレート5の両側に位置する挟圧体54が移動自在に支持され、この挟圧体54の中央部には、取付板51に設けられた挟圧用シリンダ55のロッド先端が接続されている。両側の挟圧用シリンダ55は、両側の挟圧体54をボディプレート5の側面に押圧してこの側面を挟圧成形する。
相互に対向する挟圧体54には、主として比較的小さなスティフナ4bを位置決めするための複数のスティフナ位置決め溝56が設けられ、また、相互に対向する挟圧体54の先端面は、ボディプレート5を挟圧する挟圧面57となっている。
そして、このボディプレート位置決め機構50をスティフナ位置決め装置として用いるときは、図16に2点鎖線で示されるように、対向する両側の挟圧体54に形成された複数のスティフナ位置決め溝56の中から、変更された機種に適合する位置のスティフナ位置決め溝56を選択して、その両側のスティフナ位置決め溝56間にスティフナ4bを挟むようにして位置決め保持でき、ロアローラセットプレート2とスティフナ4bとを適切な位置で溶接付けできる。
また、このボディプレート位置決め機構50をボディプレート5の位置決め装置として用いるときは、図17に示されるように、ロアローラセットプレート2上に搬入されたボディプレート5を挟んで左右両側に位置する挟圧体54を、それぞれの挟圧用シリンダ55により機種変更に適合する位置まで押出して、それらの挟圧体54の挟圧面57によりボディプレート5の下部を左右両側から挟圧することで、ボディプレート5の下部形状を所定の位置に修正でき、このボディプレート5と、走行モータサポート1、ロアローラセットプレート2およびアイドラホイールサポート3とを適切な位置で仮付溶接できる。
このように、ボディプレート位置決め機構50は、機種の変更に対応するスティフナ位置決め機能と、ボディプレート修正位置決め機能とを備えているので、2種類の位置決めに効率良く用いることができる。
図16および図17は、キャリアローラステー位置決め機構60の詳細を示し、このキャリアローラステー位置決め機構60は、手動によりXc軸方向、Yc軸方向およびZc軸方向の3次元位置決めが可能な機構であり、台板61上に1対のXc軸方向ガイドレール62xgが設置され、これらのXc軸方向ガイドレール62xgに沿って台板61に複数のXc軸方向位置決め穴62xhが配列され、Xc軸方向ガイドレール62xg上にXc軸方向スライダ62xsが摺動自在に設置され、このXc軸方向スライダ62xsの一部を通してXc軸方向位置決め穴62xhの1つに位置決めピン62xpが挿入されている。このXc軸方向スライダ62xs上にYc軸方向ガイドレール62ygが設置され、このYc軸方向ガイドレール62ygに沿ってXc軸方向スライダ62xsに複数のYc軸方向位置決め穴62yhが配列され、Yc軸方向ガイドレール62yg上に、水平面内で2次元的に移動調整されるスライダとしてのYc軸方向スライダ62ysが摺動自在に設置され、このYc軸方向スライダ62ysの一部を通してYc軸方向位置決め穴62yhの1つに位置決めピン62ypが挿入されている。
さらに、Yc軸方向スライダ62ys上の軸支板63に、軸64によりボディプレート5から離間する方向に倒れることが可能な可倒部材65が回動自在に設けられ、この可倒部材65にZc軸方向ガイド部材62zgが一体的に設けられ、このZc軸方向ガイド部材62zgにZc軸方向スライダ62zsが摺動自在に嵌合され、このZc軸方向スライダ62zsの上部にハンドル66により回動されるねじ棒67aが嵌合され、このねじ棒67aは、Zc軸方向ガイド部材62zgの雌ねじ部67bに螺合されている。Zc軸方向スライダ62zsにはキャリアローラステー取付板68が一体に設けられ、このキャリアローラステー取付板68には、取付ねじ69によりキャリアローラステー6を取付けることができる。
そして、ロアローラセットプレート2上にボディプレート5を設置する際、またキャリアローラステー取付板68上にキャリアローラステー6を取付ける際は、可倒部材65を軸64を中心にボディプレート5から離間する方向へ水平に倒すことで、ボディプレート5の設置作業が可能であるとともに、キャリアローラステー6のキャリアローラステー取付板68に対する取付作業を容易にすることができる。
また、機種の変更に応じて、キャリアローラステー6のXc軸方向位置を変更するときは、位置決めピン62xpをXc軸方向位置決め穴62xhに対し脱着してXc軸方向スライダ62xsの移動調整を行ない、さらに、Yc軸方向位置を変更するときは、位置決めピン62ypをYc軸方向位置決め穴62yhに対し脱着してYc軸方向スライダ62ysの移動調整を行ない、さらに、Zc軸方向位置の調整は、ハンドル66によりねじ棒67aを回動して、このねじ棒67aが螺合された雌ねじ部67bを有するZc軸方向ガイド部材62zgに対し、Zc軸方向スライダ62zsおよびこのZc軸方向スライダ62zsに取付けられたキャリアローラステー取付板68を下方へ移動調整することで、このキャリアローラステー取付板68に取付けられたキャリアローラステー6を、ボディプレート5に接触させるまで無段階で下降調整することができ、ボディプレート5に対するキャリアローラステー6の位置決めを正確にできる。
このキャリアローラステー位置決め機構60は、図17に示されるようにボディプレート5の設置スペースを介して左右両側にそれぞれ設けられているので、左用および右用の各トラックフレームFに対応できる。
次に、図示された実施の形態の全体的な作用(位置決め方法、仮付工程など)を説明する。なお、詳細な説明は、各機構部で行なったので、ここでは概略を説明する。
先ず、全工程の概要を説明すると、図2において、走行モータサポート1を位置決めし、1対のロアローラセットプレート2を位置決めし、アイドラホイールサポート3を位置決めし、スティフナ4を位置決めしながら、これらを仮付け溶接する。次に、これらの走行モータサポート1、ロアローラセットプレート2、アイドラホイールサポート3およびスティフナ4に、ボディプレート5を上側から被嵌して仮付け溶接し、このボディプレート5にキャリアローラステー6を位置決めして仮付け溶接し、これらのボディプレート5およびキャリアローラステー6は、次工程に送出して本溶接する。各工程での作業は、次の通りである。
(走行モータサポート1の位置決め)
図示されない操作装置のタッチパネルに、機種、スタンダード/ロング、左/右などが表示されるので、このタッチパネルで操作選択して自動設定をする。
すなわち、機種が選択されると、機種およびスタンダード/ロングに合わせて、X軸方向送り手段11xmにより走行モータサポートクランプ機構13のX軸位置が自動設定され、また、機種および左/右に合わせて、Y軸方向送り手段11ymにより走行モータサポートクランプ機構13のY軸位置が自動設定されるとともにZ軸方向送り手段11zmにより走行モータサポートクランプ機構13のZ軸位置が自動設定される。
走行モータサポートクランプ機構13に走行モータサポート1をセットしてクランプさせる。その際、図3に示されるように走行モータサポート1のボディプレート接続板1pは、下側に位置するストッパ201により係止されるので、走行モータサポート1の軸まわりの角度は、このストッパ201で決まる。
走行モータサポートクランプ機構13は、図7に示されるように3箇所の内径位置決め体17および3箇所のクランプ爪14により走行モータサポート1を位置決めする。走行モータサポート1の内径部1inの内径は機種毎に異なるので、この内径に合わせて内径位置決め体17を交換する。
この走行モータサポート1の位置決めでは、ティーチングにより作動指令されたサーボモータなどのX軸方向送り手段11xm、Y軸方向送り手段11ymおよびZ軸方向送り手段11zmにより、走行モータサポート1の機種切換、スタンダード/ロング切換およびオフセット量調整などに対応するとともに、左右いずれか一方のクランプ爪14を作動する1本の両ロッド型シリンダ15により、走行モータサポート1の左/右切換に対応する。
(ロアローラセットプレート2の位置決め)
ロアローラセットプレート2の位置決めは、X軸方向スライダ11xsによりX軸方向移動調整された可動型位置決めユニット200のロアローラセットプレート載せ台21上、および固定型位置決めユニット300のロアローラセットプレート載せ台21上にロアローラセットプレート2をセットする。
その際、ロアローラセットプレート載せ台21上には、図8に示されるように機種毎の穴位置に差替えられた位置決めピン23が立っているので、決められた位置にロアローラセットプレート2をセットできる。
ロアローラセットプレート載せ台21上にセット後のロアローラセットプレート2は、図9に示されるようにロアローラセットプレート固定機構24により固定する。
(アイドラホイールサポート3の位置決め)
アイドラホイールサポート3の位置決めでは、(1)最初は、L形位置決め爪33およびクランプ34を図12に示される待機角度に設定する。(2)アイドラホイールサポート3をこれらに被せるようにセットして、バネ内蔵の受け体36上に載せる。(3)回転用シリンダ38aによりL形位置決め爪33およびクランプ34を図13に示される係止角度に90°回動する。(4)プッシュシリンダ39dによりアイドラホイールサポート3を押圧して受け体36上でスライドさせ、ロアローラセットプレート2に押当てる。(5)図14に示されるようにクランプシリンダ37によりクランプ34を引下げて、アイドラホイールサポート3の内部部材3Lを押下げ、アイドラホイールサポート3のL形断面部材3UがL形位置決め爪33で係止される定位置にアイドラホイールサポート3を固定する。L形位置決め爪33は、機種毎に組換える。
(スティフナ4の位置決め)
スティフナ4の位置決めは、図15に示されるように、スティフナ支持体47,48によりスティフナ4の長手方向すなわちX軸方向の位置決めをするとともに、図16に示されるように両側の挟圧用シリンダ55によりロッド53の後端ストッパにより設定された所定移動量だけ押出された両側の挟圧体54によりスティフナ4の左右部を挟圧することで幅方向すなわちY軸方向の位置決めをし、ロアローラセットプレート2とスティフナ4とを、図15に溶接付部Weldで示されるように仮付け溶接する。小さなスティフナ4bは、両側の挟圧体54に形成されたスティフナ位置決め溝56のみにより長手方向および幅方向の位置決めをする。
(ボディプレート5の位置決め)
ボディプレート5は、クレーンで搬入して走行モータサポート1、ロアローラセットプレート2、アイドラホイールサポート3およびスティフナ4上に被せ、図17に示されるように左右両側の挟圧体54の挟圧面57によりボディプレート5の下部を挟圧して締付け、仮付け溶接する。
(キャリアローラステー6の位置決め)
キャリアローラステー6の位置決めは、Xc、Yc、Zcの3軸移動機構を有するキャリアローラステー位置決め機構60を手動操作して行なう。
先ず、機種に応じた長手方向(Xc軸方向)および幅方向(Yc軸方向)の平面的な位置設定は、位置決めピン62xpと位置決めピン62ypの脱着を伴なうスライド操作で行なう。次にキャリアローラステー取付板68上にキャリアローラステー6をセットした後に、可倒部材65を軸64を中心にZc軸方向に起こし、ハンドル66を回動操作することでキャリアローラステー6をボディプレート5に当るまで下げる。
可倒部材65によりキャリアローラステー6をボディプレート5から離間する方向に倒すことが可能であるから、Yc軸方向およびZc軸方向の逃がし量を少なくすることができる。
以上のようなトラックフレームFの仮付け作業終了後に、図示されないスイッチを押すことで、走行モータサポート位置決め機構10、ロアローラセットプレート位置決め機構20、アイドラホイールサポート位置決め機構30、スティフナ位置決め機構40およびボディプレート位置決め機構50の各機構に設けられたクランプ機構または固定機構を自動的にクランプ解除または固定解除させ、クレーンによるトラックフレームFの持上げに支障のない退避位置まで自動的に退避させる。
次に、この実施の形態の効果を説明する。
走行モータサポート位置決め機構10に設けられた3次元位置決め機構11と、ロアローラセットプレート位置決め機構20とにより、走行モータサポート1とロアローラセットプレート2とを3次元的に位置決めするとともに、3次元位置決め機構11のX軸方向スライダ11xsの移動により走行モータサポート1およびロアローラセットプレート2の長手方向の変更に対応し、アイドラホイールサポート位置決め機構30によりロアローラセットプレート2に対してアイドラホイールサポート3を位置決めするので、走行モータサポート1、ロアローラセットプレート2およびアイドラホイールサポート3のそれぞれの変更に対応する段取替えを自動化できる。
ティーチングで位置決め可能なサーボ機構により、走行モータサポート1の段取替えを短時間で正確にでき、これにより、走行モータサポート1を基準とする全体の段取替えを効率良くできる。
走行モータサポート位置決め機構10、ロアローラセットプレート位置決め機構20およびアイドラホイールサポート位置決め機構30に加えて、スティフナ位置決め機構40、ボディプレート位置決め機構50およびキャリアローラステー位置決め機構60を設けたので、走行モータサポート1、ロアローラセットプレート2およびアイドラホイールサポート3に対するスティフナ4、ボディプレート5およびキャリアローラステー6の段取替えを容易にできる。
なお、走行モータサポート位置決め機構10、ロアローラセットプレート位置決め機構20、アイドラホイールサポート位置決め機構30、スティフナ位置決め機構40、ボディプレート位置決め機構50およびキャリアローラステー位置決め機構60の個別の作用効果は、各部の構成とともに既に説明したので、ここでは説明を省略するが、総括的に次のような効果が得られる。
位置決め用部品の共用化によって治具部品点数を減らし、部材の位置決め作業時に発生する治具部品との干渉を防止し、例えばスティフナ4の位置決めでは嵌込み式で長手方向の位置決めをするとともに挟圧体54による幅方向の位置決めなどにより、従来の手作業による締込み作業が多い部材位置決め作業を容易にしたので、各ワーク部材の位置決めの容易化を図れる。
混載化によって狭い範囲に混在する部品に対して、例えばキャリアローラステー6などの位置決めではスライド機構などを活用し、ワンタッチでの段取化を図るとともに、例えば走行モータサポート1の位置決めでは、機種、スタンダード/ロング、左/右の段取替えにサーボモータおよびサーボ制御を用いて、自動段取替えを可能としたので、段取替えの簡素化、短時間での段取替えが可能である。
全体的に、基本操作を従来治具と変えずに、仮付エリアの集約を進めるための多機種混載化を図ったので、現状治具と同様の作業性が得られる。
以上のように、走行モータサポート1、ロアローラセットプレート2、アイドラホイールサポート3、スティフナ4、ボディプレート5およびキャリアローラステー6を備えたトラックフレームFの仮付け溶接に当たって、機種に応じた段取替えを容易にでき、多機種混載に適した治具装置を提供できる。
本発明に係る治具装置の一実施の形態を示す平面図である。 同上治具装置により位置決めされるトラックフレームの分解斜視図である。 同上治具装置における3次元位置決め機構の一例を示す側面図である。 同上3次元位置決め機構の正面図である。 同上治具装置における走行モータサポートクランプ機構の一例を示す断面図である。 同上走行モータサポートクランプ機構の側面図である。 同上走行モータサポートクランプ機構の斜視図である。 同上治具装置におけるロアローラセットプレート載せ台の一例を示す斜視図である。 同上治具装置におけるロアローラセットプレート固定機構の一例を示す断面図である。 同上治具装置におけるアイドラホイールサポート位置決め機構の一例を示す斜視図である。 同上アイドラホイールサポート位置決め機構の平面図である。 同上アイドラホイールサポート位置決め機構の待機状態を示す斜視図である。 同上アイドラホイールサポート位置決め機構の係止状態を示す斜視図である。 同上アイドラホイールサポート位置決め機構の正面図である。 同上治具装置におけるスティフナ位置決め機構の一例を示す斜視図である。 同上治具装置におけるロアローラセットプレート位置決め機構、スティフナ位置決め機構、ボディプレート位置決め機構およびキャリアローラステー位置決め機構を示す平面図である。 同上治具装置におけるスティフナ位置決め機構、ボディプレート位置決め機構およびキャリアローラステー位置決め機構を示す一部破断の正面図である。 作業機械としての油圧ショベルを示す側面図である。 油圧ショベルの下部走行体を示す側面図である。
符号の説明
F トラックフレーム
Т 履帯
1 第1ワークとしての走行モータサポート
1a 走行モータユニット
1in 内径部
2 第2ワークとしてのロアローラセットプレート
2a ロアローラ
3 第3ワークとしてのアイドラホイールサポート
3a アイドラホイール
3L 内部部材
3U 内部部材としてのL形断面部材
4 第4ワークとしてのスティフナ
5 第5ワークとしてのボディプレート
6 第6ワークとしてのキャリアローラステー
6a キャリアローラ
10 第1位置決め機構としての走行モータサポート位置決め機構
11 3次元位置決め機構
11xs 長尺方向移動体としてのX軸方向スライダ
12 位置決め基準体
13 走行モータサポートクランプ機構
14 クランプ爪
15 両ロッド型シリンダ
15a ピストンロッド
16 リンク
17 内径位置決め体
20 第2位置決め機構としてのロアローラセットプレート位置決め機構
21 ロアローラセットプレート載せ台
22 ねじ穴
23 位置決めピン
24 ロアローラセットプレート固定機構
30 第3位置決め機構としてのアイドラホイールサポート位置決め機構
33 位置決め体としてのL形位置決め爪
34 クランプ
39 プッシャ
39d プッシュシリンダ
40 第4位置決め機構としてのスティフナ位置決め機構
41 ガイド部材
44 位置決め穴
45 移動調整板
46 位置決めピン
47 スティフナ支持体
50 第5位置決め機構としてのボディプレート位置決め機構
54 挟圧体
55 挟圧用シリンダ
56 スティフナ位置決め溝
60 第6位置決め機構としてのキャリアローラステー位置決め機構
62ys スライダとしてのYc軸方向スライダ
65 可倒部材
67a ねじ棒
68 キャリアローラステー取付板

Claims (12)

  1. 第1ワークの位置を変更して位置決め可能な第1位置決め機構と、
    第1ワークに対して長尺な第2ワークを位置決めする第2位置決め機構と、
    第2ワークに対して第3ワークを位置決めする第3位置決め機構とを備え、
    第1位置決め機構は、第2ワークの長尺方向にのみ移動可能な長尺方向移動体を有する3次元位置決め機構を備え、
    第2位置決め機構は、長尺方向移動体上に設けられ、
    第3位置決め機構は、長尺方向移動体の移動方向延長上に配置された
    ことを特徴とする治具装置。
  2. 第2ワークに対して第4ワークを位置決めする第4位置決め機構と、
    少なくとも第4ワークに対して第5ワークを位置決めする第5位置決め機構と、
    第5ワークに対して第6ワークを位置決めする第6位置決め機構と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の治具装置。
  3. 3次元位置決め機構は、ティーチングにより位置決め可能なサーボ機構である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の治具装置。
  4. 履帯式車両の履帯の内側にあって履帯を支持するトラックフレームの構成部材を溶接付けするに当たって位置決めする治具装置であって、
    第1ワークは、履帯の一端部に位置して履帯を駆動する走行モータユニットを支持する走行モータサポートであり、
    第2ワークは、履帯の下部を支持するロアローラを取付けるロアローラセットプレートであり、
    第3ワークは、履帯の他端部に位置して履帯に張力を与えるアイドラホイールを支持するアイドラホイールサポートであり、
    第4ワークは、ロアローラセットプレート上に溶接付けされるスティフナであり、
    第5ワークは、走行モータサポート、ロアローラセットプレート、アイドラホイールサポートおよびスティフナに溶接されるボディプレートであり、
    第6ワークは、ボディプレートに溶接されて履帯の上部を支持するキャリアローラを取付けるキャリアローラステーであり、
    第1位置決め機構は、走行モータサポートを位置決めする走行モータサポート位置決め機構であり、
    第2位置決め機構は、ロアローラセットプレートを位置決めするロアローラセットプレート位置決め機構であり、
    第3位置決め機構は、アイドラホイールサポートを位置決めするアイドラホイールサポート位置決め機構であり、
    第4位置決め機構は、スティフナを位置決めするスティフナ位置決め機構であり、
    第5位置決め機構は、ボディプレートを位置決めするボディプレート位置決め機構であり、
    第6位置決め機構は、キャリアローラステーを位置決めするキャリアローラステー位置決め機構である
    ことを特徴とする請求項2または3記載の治具装置。
  5. 走行モータサポート位置決め機構は、
    位置決め基準体と、
    走行モータサポートの内径部に応じて位置決め基準体に取付けられ走行モータサポートの内径部と係合する複数の内径位置決め体と、
    走行モータサポートの内径部周縁を複数のクランプ爪により位置決め基準体側にクランプ保持する走行モータサポートクランプ機構と
    を具備したことを特徴とする請求項4記載の治具装置。
  6. 走行モータサポート位置決め機構は、
    位置決め基準体、内径位置決め体およびクランプ爪の2組が対称位置に配置され、
    これらの中央部に配置された両ロッド型シリンダと、
    この両ロッド型シリンダのピストンロッドの一端側および他端側のいずれか一方への押出しにより押出側のクランプ爪をクランプ作動させるリンクと
    を具備したことを特徴とする請求項5記載の治具装置。
  7. ロアローラセットプレート位置決め機構は、
    ロアローラセットプレートを支持するロアローラセットプレート載せ台と、
    このロアローラセットプレート載せ台の異なる平面座標位置に複数設けられたねじ穴と、
    これらのねじ穴に選択的に螺着された位置決めピンと、
    この位置決めピンによりロアローラセットプレート載せ台に位置決めされたロアローラセットプレートを固定するロアローラセットプレート固定機構と
    を具備したことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか記載の治具装置。
  8. アイドラホイールサポート位置決め機構は、
    アイドラホイールサポートの内部部材の幅方向対称位置を押下げるクランプと、
    アイドラホイールサポートの他の内部部材の幅方向対称位置を下降係止する位置決め体と
    を具備したことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか記載の治具装置。
  9. アイドラホイールサポート位置決め機構は、
    アイドラホイールサポートをロアローラセットプレート側に押圧するプッシャと、
    このプッシャを押出すプッシュシリンダと
    を具備したことを特徴とする請求項8記載の治具装置。
  10. スティフナ位置決め機構は、
    ガイド部材と、
    ガイド部材に沿って移動可能に設けられた移動調整板と、
    移動調整板に着脱自在に挿着された位置決めピンと、
    位置決めピンが挿入可能な複数の位置に設けられた位置決め穴と、
    移動調整板上に設けられスティフナを支持するスティフナ支持体と
    を具備したことを特徴とする請求項4乃至9のいずれか記載の治具装置。
  11. ボディプレート位置決め機構は、
    ボディプレートの両側に位置する挟圧体と、
    これらの挟圧体をボディプレートの側面に押圧してこの側面を挟圧成形する挟圧用シリンダとを具備し、
    挟圧体は、スティフナを位置決めするための複数のスティフナ位置決め溝を備えた
    ことを特徴とする請求項4乃至10のいずれか記載の治具装置。
  12. キャリアローラステー位置決め機構は、
    水平面内で2次元的に移動調整されるスライダと、
    このスライダに対しボディプレートから離間する方向に倒れることが可能な可倒部材と、
    この可倒部材に対しねじ棒の回動により上下方向に移動調整されるキャリアローラステー取付板と
    を具備したことを特徴とする請求項4乃至11のいずれか記載の治具装置。
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