JP2007190397A - 伸縮性シートの製造方法およびこれを用いた使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記上下両シートの少なくとも一方にホットメルト接着剤を塗工して、上下両シート930,910間に伸縮部材920を伸長状態で挟み込んで積層体940となし、凸部952群が配設されたエンボスヒートロール950と、対向ロール960との間に、前記積層体40を通過させ、エンボスヒートロール950の上記凸部952群により、上下シート930,910をヒートシールしてシール部を形成すると共に、このシール部に存在していた伸縮部材920を加熱して切断する。
【選択図】図1
Description
このような伸縮性シートを連続製造するには、非伸縮性シートをロールから繰り出して走行させながら、伸縮部材をロールから繰り出して所定のテンションをかけて引っ張った状態で非伸縮性シートに貼り付ける方法が採用されている。しかし、使い捨て着用物品の形態上、或いは個々の製品に切断する都合上、伸縮させる必要の無い部分と伸縮部を、シートの走行方向に断続的に設けなければ成らないことがある。
伸縮させる必要の無い部分には、伸縮部材にテンションをかけずにシートに貼着することも考えられるが、テンションをかけて引っ張った状態と、テンションをかけない状態を、素早く切り替えるのは、製造上困難である。
従って、通常は、接着剤をシートヘ間欠塗工して、シート上に接着剤塗布部と非塗布部をシート走行方向に沿って交互に設け、接着剤非塗布部に存在する伸縮部材を切断することによって、非伸縮部を設けている。接着剤非塗布部では、伸縮部材がシートに接着されていないので1個所で切断された伸縮部材は、シートに接着されている伸縮部材の方へ引っ張られて弛緩し、そこに留まることとなる。
伸縮部材を切断する方法としては、ロール幅方向に沿って連続する連続線状凸部(一枚刃)を有する第1のロールと、これと対向する第2のロールとの間に伸縮部材を配置したシートを通過させ、第1のロールの線状凸部による加圧または加熱により、伸縮部材を切断しようとするものがある。
そこで本発明の主たる課題は、シート破断のおそれなく伸縮部材の切断を可能とすることにある。
<請求項1記載の発明>
シート上に又は上下シート間に、単数または複数の糸状、ネット状、シート状等の伸縮部材を伸張状態で配置して積層体となし、
前記シートに又は前記上下シートの少なくとも一方に、接着剤を塗工して、前記伸縮部材を接着するとともに、
表面に凸部を軸方向及び周方向にそれぞれ間隔をおいて複数個配列した第1のロールと、この第1のロールと対向する第2のロールとの間に、前記積層体を通過させ、この積層体の伸縮部材を、前記第1のロールの凸部および第2のロール間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断する、
ことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
かかる構成とすることで、伸縮部材を確実に切断することができるようになる。
上下シート間に、単数または複数の糸状、ネット状、シート状等の伸縮部材を伸張状態で挟み込んで積層体となし、
前記上下シートの少なくとも一方に接着剤を塗工して、前記伸縮部材を前記上下シート間に挟み込んで接着するとともに、
表面に凸部を軸方向及び周方向にそれぞれ間隔をおいて複数個配列した第1のロールと、この第1のロールと対向する第2のロールとの間に、前記積層体を通過させ、この積層体の伸縮部材を、前記第1のロールの凸部および第2のロール間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断する、
ことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
上下シート間に積層体を挟み込む態様でも請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
請求項1または2に記載の方法により製造した伸縮性シートを、伸縮性付与部位に取付けてなることを特徴とする、使い捨ておむつ。
上記の方法により製造した伸縮性シートを適用した使い捨ておむつにおいては、着用者に与える触感が柔らかく、見栄えも良いものとなる。
<態様1>
前記第1のロールとして、ロールの軸方向長さ1〜25mm、ロールの周方向幅0.5〜15mmの凸部が、ロールの軸方向に1〜25mmの離間間隔で複数個配列され、かつ、ロールの周方向に、複数列の前記凸部群が配設されたロールを用いる態様。
すなわち、凸部以外の部分の伸縮部材には、切断力が作用しないため、ロール軸方向の伸縮部材が切断されない部分と切断された部分が生じて、伸縮部材の切断による引き込みが部分的なものとなり、異物感の少ない、装着性の良好なシートとなる。
また、凸部と凸部との間に切断力が作用しないためロール軸方向のシートが切断されるような切断力が作用しても、凸部と凸部との間の部分に対応するシートは切断されることから防止される。よってシートを部分的に切断するようなことはあっても、破断するような事態は生じにくい。なお、シートを部分的に切断するようにし、シートの通気性を向上させることも可能である。
さらに凸部サイズ等が上記の範囲にあると、伸縮部材を確実に切断でき、またシール部の面積が小さくなるので、肌触りも良くなる。
前記第1のロールとして、前記凸部群が千鳥状に配列されたロール、または前記凸部群の形状が格子状、線状もしくは菱形状のロールを用いる態様。
特に複数個の凸部相互が別体となる場合に千鳥状に配置されていると、伸縮部材は確実に切断されることになる。また複数個の凸部相互が一体となる格子状凸部によっても、伸縮部材を確実に切断することができる。凸部の形状が線状もしくは菱形状であると、千鳥状配置を行い易く、見栄えも良くなる。その他、上記と同様の作用効果が奏せられる。
接着剤を、前記シートおよび伸縮部材の少なくとも一方に対し、長手方向に沿って連続もしくは不連続に、または一部、全部もしくは一部を除いて全体的に塗工する態様。
これらいずれの接着剤塗工形態でも、上記と同様の作用効果が奏せられる。特に長手方向に沿って不連続に塗工する方法は、非伸縮部と伸縮部とを有する伸縮性シートを連続的に製造する場合に好適である。その他、上記と同様の作用効果が奏せられる。
前記伸縮部材の切断に際し、前記伸縮部材の全部または一部を切断する態様。
伸縮部材の全部または一部を切断する場合にも、上記と同様の作用効果が奏せられる。
<伸縮性シート製造方法の実施形態>
(第1の形態)
図1には、第1の形態に係る本発明の伸縮性シートの製造方法例の斜視説明図を示した。矢印方向がシート走行方向である。
所定幅の帯状の下シート910が、図示しないホットメルト接着剤塗工機により、接着剤塗布部911と非塗布部912が設けられた状態で、図右側から左側へ向かって走行している。本発明においては、図2に示すように接着剤911を、シート長手方向に連続に塗布することもできる。ホットメルト接着剤は、スプレーコーター、カーテンコーター、スパイラルコーター等によって塗工することが通気性の点で好ましい。
これにより、上下シート930,910に伸縮部材920が挟み込まれた積層体940が得られる。
対向ロール960は、エンボスヒートロール950のエンボス部951のみと当接するように、図3(a)に示すように、エンボスヒートロール950と離間させておくと良い。両ロールの回転によって、エンボス部951が下がってくると対向ロール960と当接することとなる。尚、エンボス部951には、図1に例示されるような小さな凸部(本発明の凸部)952が更に形成されていて、実際には、これらの凸部952の先端面が対向ロール960に当接する。対向ロール960側に、エンボス部951に嵌合するような凹部を設けておいても良い。
図4(b)は、菱形状の凸部が千鳥状に配接されたパターンである。長軸S2、短軸W2の菱形状の凸部956,956をエンボスヒートロール950の軸方向(黒矢印方向)に距離D2を隔てて配接した凸部群の列と、凸部956と同じ菱形形状の凸部957,957をエンボスヒートロール950の周面方向(白抜き矢印方向)に、凸部956と距離M2を隔て、かつ、凸部957の短軸が2/D2の点に相当するように配設した凸部群の列と、凸部956と同一形状、同一配置の凸部958,958による凸部群の列とから形成されている。勿論このパターンにおいても、一列における凸部の数は、切断すべき弾性材料の本数等で、凸部群の列の数は、接着剤非塗布部の長さL1に応じて適宜設定することができる。
線状凸部の幅W1、および菱形の短軸W2は、0.5〜15mmとするのが好ましい。0.5mmより細い場合、伸縮部材の切断が行なえないおそれがあり、15mmより太いと、シール部の面積が大きくなり過ぎて、肌触り感が悪くなるおそれがある。W2に付いては、下限が1mm以上であることがより好ましい。
凸部群の列同士の距離は特に限定されないが、M1またはM2は5〜25mmが好ましい。凸部の形状は、上記線状、菱形状に限られず、斜線、円形、三角形、星型、その他の多角形等、適用可能である。凸部の各列によって変えることもできる。
他方、図6は前述の菱形凸部956の場合の切断態様を示しており、線状凸部の場合と同様の切断およびシールがなされる。
以上の構成によって、伸縮部材が切断されると共に、非伸縮部に多数の小さなシール部群が形成され、接着剤塗布部においても上下シートが接合されることとなる。各シール部は離間しており一つ一つが小さいので、ヒートシールによってフィルム化しても、長い連続線の場合に比べ、着用者に対し不快悪を与えることがない。
上記第1の形態における離間配列されている凸部を有するエンボスヒートロールに代えて、図7に示すように、長さ1〜25mm、幅0.5〜15mmの凹部群を有し、桟の幅が0.5〜5mmの格子状凸部960を有するエンボスヒートロールを使用するものも提案する(第2の形態)。格子状の凸部960は、多数の桟961,961…が井桁状に交差して形成され、桟961によって囲まれた空間962は凹部(格子)となっている。W3が桟の幅であり、0.5〜5mmとするのが好ましい。あまり太いと触感が悪くなるおそれがある一方で、0.5mmより細いと刃物の様になり、上下シート共全て切断されてしまうおそれがある。格子状凹部の長さはD3であり、5〜25mmが好ましく、より好ましくは5〜10mmである。格子状凹部の幅はM3であり、5〜25mmが好ましく、より好ましくは5〜10mmである。図7では斜め格子を示したが、もちろん正方形や長方形の格子であってもよい。この実施形態では、格子状にシールされる為、伸縮部材を確実に切断することができる。また、格子凹部962と対応する部分はシールされないため、シートが破断することはない。さらに、ある程度の面積部分に細い格子状の凸部が存在しており、メッシュ状になっているので、いずれかのシール用凸部で伸縮部材が切断されればよい。一枚刃でシールするときは、すべての伸縮部材を一枚刃で切断しなければならないことから、切断されない伸縮部材が無いように強めにシールする必要があって、シートまで破断してしまうことがあるが、上記構成では、伸縮部材がシール用凸部で切断されればよいので、強めにシールする必要が無く、面的に圧接されることも有ってシートが破断してしまうことはない。また、格子状のシール部は、着用者に与える触感が柔らかいものとなり、外観上も美麗である。
(A)図1に示したエンボスヒートロール950と対向ロール960は、少なくとも一方に加熱手段を備え、伸縮部材の溶断および上下シートのシールを行うように構成するのが好ましい。これらのロール近傍に、棒状のシーズヒーターを設けたり、高周波による加熱手段、遠赤外線ヒータ、オイルヒータ等の別の加熱手段を併用しても良い。ただし、本発明では加圧のみで伸縮部材の切断を行うように構成することも可能である。
なお、図1において、エンボスヒートロール950と対向ロール960の位置が逆の構成も採用可能である。
(B)下シート910、上シート930は、いずれかが熱融着性であることが好ましい。不織布、プラスチックフィルム、編物、織物、紙等が使用可能である。素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、セルロース、レーヨン等、適宜公知の素材を単独でまたは2種類以上を混合して、用いることができる。
(C)各シート910,930が既に何枚かのシートが積層された多層シートであってもよく、この場合は、下シート910の最上面、または上シート930の最下面側に、熱融着性シートを設ける必要が有る。
(D)本発明の伸縮部材としては、溶融切断しえる素材(例えば、熱可塑性ポリウレタンや、各種エラストマー、ゴム類等)で、例えば糸状、帯状、シート状、ネット状のものが利用可能である。シートを切断しないように、その融点が、上下シートの熱融着性素材の融点よりも低い伸縮部材を選択する。なお、上記例では伸縮部材を複数方向平行に取付けているが、本発明では伸縮部材を一本だけ取付けるようにすることも可能である。
(E)図1においては、シートの幅方向中央部に伸縮部材を接着する例を示したが、シートの端部近傍に伸縮部材を接着する構成であっても、勿論かまわない。エンボスパターンの配設部を、伸縮部材の取付位置に合せて変更すれば良い。
(F)本発明における接着剤は、上下シートのいずれか一方もしくは両方に塗布することができる。また伸縮部材に接着剤を塗布することもできる。さらに接着剤は、シート等に対し、長手方向に沿って不連続(図1参照)もしくは連続(図2参照)に、または一部、全部もしくは一部を除いて全体的に塗工することもできる。
(G)図8に示すように、本発明における切断部位は、接着剤塗布部Xであっても良いし、接着材非塗布部Yであっても良い。
(H)上記例では上下一対のシート間に伸縮部材を挟み込む形態を示したが、図8(c)(d)に示すように、一枚のシート又は多層シート上に伸縮部材を配置固定する場合にも本発明の伸縮部材切断手法を適用することが可能である。
すなわち、千鳥状に配接された凸部群を有するエンボスヒートロールまたは格子状凸部を有するエンボスヒートシールを用いているので、伸縮部材がいずれかの凸部によるヒートシール時に必ず切断される。
千鳥状配列の場合は、ここの凸部が離間していることから凸部と接触しないシートが切断されることがなく、凸部が小さい為、凸部と接触するシートが切断されることはない。格子状配列の場台は、ある程度の面積に細い格子状のシール部が形成されるので、着用者に与える触感が柔らかいものとなり、外観上も美麗であるとともに、シート切断も防止される。
また、凸部以外の部分の伸縮部材には、切断力が作用しないため、ロール軸方向の伸縮部材が切断されない部分と切断された部分が生じて、伸縮部材の切断による引き込みが部分的なものとなり、異物感の少ない、装着性の良好なシートとなる。
さらに、ホットメルト接着剤の塗工の際に、非塗布部と塗布部を断続的に設ける構成を採用すると、伸縮部と非伸縮部を交互に有する伸縮性シートを連続製造することができ、好ましい。この場合、非伸縮性部において、シールによって接合することができると言う利点もある。
本発明によって得られる伸縮性シートを着用物品にした時には、シール面積が小さく、シール部同士は千鳥状に離間しているか、空間を有する格子状に形成されているので、見た目が奇麗であり、着用者に痛みなどの不快感を与えることが無くなるという利点もある。
図9は、可撓性の外形シート1と、この外形シート1内面に固定され、股間部4を中心として前後方向(縦方向)に延在する吸収主体10とを主体として構成された、パンツ型使い捨ておむつを示している。
外形シート1は2枚の通気・撥水性の不織布を積層固定してなり、この外形シート1と吸収主体10とを重ね合わせた後の製造工程の最終段階で、前身頃Fと後身頃Bとの両側縁部の長手方向全体を超音波シールや熱溶融などの手段により接合する(この接合部を符号30としてある)ことにより、胴周り開口部および左右一対の脚周り開口部を形成してある。
吸収主体10は、図10にも示すように、不織布などからなり着用者の肌に直接触れる長方形の透液性トップシート11と、綿状パルプを主体とし、ある程度の剛性を有する長方形の吸収コア13とその上下面全体を包む額巻きされた長方形のクレープ紙14とからなる吸収体ABと、この吸収体ABの裏面から表面側に回り込み表面側両側部を額巻き形態で覆っている、ポリエチレンプラスチックフィルムなどからなる長方形の不透液性バックシート12とが、ホットメルト接着剤により接着(図中*で示しているのが接着部分である)一体化されたものである。必要に応じて、図示のように透液性トップシート11とクレープ紙14との間に透液性セカンドシート11Sを介在させることができる。
この吸収主体10は、不透液性バックシート12のわずか両側部を残してほぼ裏面全体が前記外形シート1に対して、ホットメルト接着剤により接着して一体化してある。
さらに詳細には、起立カフスBAは、起立用シート40を2重に形成され、各伸縮部材50,50…をホットメルト接着剤などにより固着した状態で包んで形成されたものである。各起立カフスBA,BAを形成する起立用シート40は、透液性でなく不透液性もしくは疎水性であるのが望ましい。また、透液性シートに対してシリコン処理などにより液体をはじく性質となるようにしてもよい。
二重の起立用シート40の内面は、不透液性バックシート12の吸収体ABの表面側への回り込み部分表面側にホットメルト接着剤などにより固着されている。その結果、二重の起立用シート40の内面の、不透液性バックシート12への固着始端は、起立カフスBAの起立端を形成している。
この起立端より内側は、製品本体に固定されていない自由部分であり、製品の中央側に向かう起立部B1と、途中で折り返し反転して外側に向かう平面当り部B2とに機能的にかつ概念的に区分されている。
他方、長手方向前後端部において、ホットメルト接着剤などにより、前記起立部相当部(起立部B1の延長部)B11は、物品の中央側に向かう状態で物品に、具体的には透液性トップシート11外面に固定され、前記平面当り部相当部(平面当り部B2の延長部)B22が折り返し反転した状態で起立部相当部B11上に固定されている。
また、伸縮部材50,50…は、少なくとも1本が平面当り部B2にあることを基本形態とするが、特に伸縮部材50は平面当り部B2の先端部にあることが好ましく、さらに、起立部B1にも伸縮部材50を有することが好ましい。最適な形態は、起立端近傍、折り返し近傍、及び平面当り部B2の先端部にあることである。平面当り部B2の先端部には、図示のように複数本有するのがさらに望ましい。起立部B1には、起立力を高めるために、さらに伸縮部材50,50…を設けることができる。図示の形態では、起立部B1に3本、平面当り部B2に4本の合計7本である。
しかも、この持ち上げ状態で、各伸縮部材50,50…の収縮力が起立カフスBA自体に作用するから、起立部B1はほぼ垂直に起立するようになる。平面当り部B2も、垂直に起立するようになるものの、平面当り部相当部B22が折り返し反転した状態で起立部相当部B11上に固定されているから、垂直に起立にも限度があり、平面当り部B2は外向き状態を保持したまま、垂直方向の起立力を維持しながら起立する。その結果、平面当り部B2は、常に、着用者の脚周りに平面的にフィットする。
起立部B1,B1で囲まれる空間は、尿または軟便の閉じ込め空間を形成する。この空間内に排尿されると、その尿は透液性トップシート11を通って吸収体要素AB内に吸収されるとともに、軟便の固形分については、起立カフスBAの起立部B1,B1がバリヤーとなり、その乗り越えが防止される。万一、起立部B1の起立遠位縁を乗り越えて横に漏れた尿は、平面当り部B2によるストップ機能により横漏れが防止される。
図示形態では、持ち上げ用伸縮部材60は不透液性バックシート12と吸収体ABとの間に介在されている。そして、平面視での位置としては、図10に明示されているように、脚周り部位においては吸収コア13の括れ部分と重ならず、長手方向前後においては吸収コア13の張り出し部と重なる位置にある。
かかる持ち上げ用伸縮部材60を設けることにより、製品の装着状態において、図11に示すように、持ち上げ用伸縮部材60の収縮力(その作用状態を白抜き矢印で示す)により吸収体ABの両側部が変形し着用者の肌に向かって起立するようになる。この起立部分に対して、起立カフスBAが、持ち上げ用伸縮部材60の外側の起立端を介して前記吸収体ABの両側部における起立部分に加算して起立するようになるので、肌に対する起立高さが高いものとなり、すなわち、より深いポケット空間が形成され、肌とのフィット性が高まり、単に起立カフスBAのみでも横漏れを確実に防止できる。
さらに、前身頃Fの下腹部相当個所に腰周り締め付け方向(胴周り開口部の端縁と平行な方向。以下同じ。)に沿って下腹部伸縮部材21F,21Fが設けられ、かつ下腹部相当個所に対応した後身頃Bの臀部個所に腰周り締め付け方向に沿って臀部伸縮部材21Bが設けられている。これら下腹部伸縮部材21F,21Fおよび臀部伸縮部材21Bが本発明の伸縮性シートにより設けられる。図中Xが、前述の単数または複数の伸縮部材920を伸張状態で挟み込んで積層体となし、表面に凸部を複数個配列した第1のロール950と、この第1のロール950と対向する第2のロール960との間に、積層体を通過させ、この積層体の伸縮部材920を、第1のロール950の凸部952および第2のロール960間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断された、切断部を示している。
図示例では、これら下腹部伸縮部材21Fおよび臀部伸縮部材21Bとして、細い糸ゴムからなる伸縮部材が伸縮するように伸長下に、前身頃F及び後身頃Bの両者において、それぞれ平行に9〜25本、外形シート1の不織布間に配置固定されている。この下腹部伸縮部材21Fおよび臀部伸縮部材における相互間隔は、ウエスト伸縮部材20F,20B…の間隔に対して同じか、あるいはそれよりも短いものとされている。
また、これら下腹部伸縮部材21Fおよび臀部伸縮部材21Bとして使用する糸ゴムは、前述のウエスト伸縮部材20F,20B…として使用する細い糸ゴムよりも伸張応力および断面外径が小さいか、あるいは実質的に同一のものとすることができる。簡易には両者において全く同じ糸ゴムを使用することで対応できるが、色分け等の上記特性以外において差別化を図っても良い。ここにおいて使用する細い糸ゴムとしては、具体的には、伸張応力が、150%伸長時において4〜17gの範囲、特に5〜10gの範囲のものが好適に使用され、断面外径が100〜350μmの範囲、特に120〜270μmの範囲のものが好適に使用される。
本体外形シート1Aには、胴周り開口部を構成する両端縁部に端縁と平行に間隔を置いて複数のウエスト伸縮部材70F,70Bがそれぞれ伸長下に配置固定されている。前身頃胴回りシート1Bの各脇部相当個所には、製品幅方向に沿って連続する多数の伸縮部材71F,71Fがそれぞれ伸張下に取り付けられており、これら脇部相当個所の伸縮部材71F,71F相互は不連続とされている。一方、後身頃胴回りシート1Cにおいては、伸縮部材71Bが、一方側の接合部から他方側の接合部まで連続的に延在するように配置固定されている。そして、これら伸縮部材のうちウエスト伸縮部材と連続する部分は、機能的にもかつ概念的にも本発明のウエスト伸縮部材の一部を構成する。
また上記例では、下腹部伸縮部材を不連続に形成し、且つ臀部伸縮部材を連続的に形成したが、反対に下腹部伸縮部材を一方側接合部から他方側接合部まで連続的に形成し、且つ臀部伸縮部材を一方側接合部から他方側接合部までの部分のうち吸収体の一部または全部の部分を不連続に形成したり、後述例のように、下腹部及び臀部の伸縮部材の両方を一方側接合部から他方側接合部までの部分のうち吸収体の一部または全部の部分を不連続に形成したりすることもできる。
上記例では、本発明の伸縮性シートを下腹部伸縮部材、臀部伸縮部材を設けるのに使用したが、本発明の伸縮性シートは、伸縮性を付与したい他の部位に対しても(例えばウエスト伸縮部材や脚周り伸縮部材等を設けるためにも)使用することができる。
次に、使い捨ておむつの製造方法例を示して、本発明の伸縮性シートの利用方法を説明する。
図14は、パンツタイプ使い捨ておむつの組み立てフローを示しており、吸収主体製造供給ライン100と、外形シート製造供給製造ライン200と、最終処理ライン300とで構成されている。
かくして製造された吸収主体10は、90度ターン装置110において、その長手方向が搬送方向に対して直交する姿勢となるように平面的に90度ターンされ、最終処理ライン300の外形シート取付装置310へと搬送される。
詳細には帯状外形シート201が先ずスリップカッター装置210に送り込まれる。このスリップカッター装置210においては、別途供給されたデザインシート202がスリップされ供給間隔をあけられながら所定形状に順次カットされるとともに、このカットされたデザインシート202,202が帯状外形シート201の上面における前身頃幅方向中央部および後身頃幅方向中央部に対し、ホットメルト接着等によりそれぞれ配置固定される。デザインシートとしては透けない材質のフィルム等に絵柄等を付したものを用いることができる。
このため本例では、胴周り伸縮部材供給ライン230において、上述の本発明の製造方法により、上下シート間に、単数または複数の伸縮部材920を伸張状態で挟み込んで積層体となし、表面に凸部を複数個配列した第1のロール950と、この第1のロール950と対向する第2のロール960との間に、積層体を通過させ、この積層体の伸縮部材920を、第1のロール950の凸部952および第2のロール960間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断し、吸収体と重なる予定の部分が不連続とされた連続伸縮性シート206が、下腹部用および臀部用各一本製造される。なお、この下腹部用および臀部用の伸縮性シート製造のため、個別のラインを設けても良いし、1ラインで製造したものを長手方向に2分割しても良い。
かくして製造された下腹部および臀部用の連続伸縮性シート206が、外形シート201上の前身頃および後身頃の所定部位に連続的にホットメルト接着剤等により取付けられる。
以上の部材取付が施された外形シート201は、続いて最終処理ライン300の外形シート取付装置310へ送り込まれる。ここでは、外形シート201の製品幅方向中央部相当部位に対し、別途送り込まれてくる吸収主体10が配置されホットメルト接着等により固定される。
そして各種部材の取付等が完了した外形シート201は、折り畳み装置330により、前身頃Fおよび後身頃Bの両側縁部30,30が重なるように2つ折りされ、続くヒートシール装置340により両側縁部30,30がヒートシールされた後、ファイナルカッター350において搬送のために残しておいた余代部分が切り落とされウエスト開口端縁相当個所が形成されるとともに、連続する製品相互がその側縁部間相当個所に沿って切り離され、および製品寸法に合うようにカットされて個々のおむつとされる。これら個々のおむつは、必要に応じて転写ロール360により外形シート201表面に絵や模様等が転写された後、順次図示しない計数装置へ送給される。
なお、本発明の下腹部伸縮部材205,205および臀部伸縮部材205,205は、吸収体の幅方向全部と対応する部分を、本発明の伸縮部材のみの切断により不連続にすることもできる。
他方、臀部用の伸縮製シートの伸縮部材の切断を省略することにより、前述図9等に示すのと同様な、臀部伸縮部材のみを後身頃の一方側側縁部から他方側側縁部まで連続的に配置固定した使い捨ておむつとすることができる。
Claims (3)
- シート上に又は上下シート間に、単数または複数の糸状、ネット状、シート状等の伸縮部材を伸張状態で配置して積層体となし、
前記シートに又は前記上下シートの少なくとも一方に、接着剤を塗工して、前記伸縮部材を接着するとともに、
表面に凸部を軸方向及び周方向にそれぞれ間隔をおいて複数個配列した第1のロールと、この第1のロールと対向する第2のロールとの間に、前記積層体を通過させ、この積層体の伸縮部材を、前記第1のロールの凸部および第2のロール間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断する、
ことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 上下シート間に、単数または複数の糸状、ネット状、シート状等の伸縮部材を伸張状態で挟み込んで積層体となし、
前記上下シートの少なくとも一方に接着剤を塗工して、前記伸縮部材を前記上下シート間に挟み込んで接着するとともに、
表面に凸部を軸方向及び周方向にそれぞれ間隔をおいて複数個配列した第1のロールと、この第1のロールと対向する第2のロールとの間に、前記積層体を通過させ、この積層体の伸縮部材を、前記第1のロールの凸部および第2のロール間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断する、
ことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項1または2に記載の方法により製造した伸縮性シートを、伸縮性付与部位に取付けてなることを特徴とする、使い捨ておむつ。
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