JP2007186765A - 粉末の供給方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】供給装置1は、溶融金属槽Tに線材Wを導入して溶湯Mに浸漬させ、溶融金属が付着した線材WPを湯面Fから上方に引き出してめっき線材を製造するにあたり、湯面Fにおける線材引き出し箇所に粉末Pを供給するための装置である。この装置1は、粉末Pを保管するホッパ10と、ホッパ10から排出された粉末Pを受け取って保持する受取箱20と、箱20に配された粉末Pに振動を与える振動付与装置30とを具える。ホッパ10の開口部11を開閉する扉部12を自動的に開いて粉末Pを箱20に排出し、粉末Pに振動を与えることで粉末Pを線材引き上げ箇所に自動的に移動させる。
【選択図】図1
Description
I.溶融金属槽から離れたところに配置され、粉末を貯める保管容器
II.上記保管容器から排出された粉末を受け取って保持する受取部材
III.上記受取部材に保持された粉末に振動を与えて線材引き上げ箇所に排出させる振動付与手段
IV.上記保管容器から受取部材に粉末を自動的に排出するように保管容器を制御する排出制御手段
V.上記受取部材が受け取った粉末に振動付与手段が振動を与えるように振動付与手段を制御する駆動制御手段
図2(A)は、本発明装置においてホッパの開口部近傍を拡大して示す概略図、(B)は、受取箱の線材引き上げ箇所側近傍を拡大して示す模式図、図3は、本発明装置において制御盤の機能ブロック図である。ホッパ10は、四角錘状の容器本体と、容器本体の先細りした側に固定された断面矩形状の筒状部材とを有する漏斗状容器であり、筒状部材が下方に位置するように配されることで、粉末Pは、重力に従って筒状部材を通過して開口部11から排出される。容器本体は、通常、粉末Pを保管し、線材引き上げ箇所に必要とされる複数回分の供給量を収納することができる大きさを有する。筒状部材は、粉末Pを受取箱20に排出する際の通路として利用されると共に、後述するように一回の供給に必要とされる粉末を一時的に貯めておくのに利用される。
ホッパ10から排出された粉末Pは、受取箱20で受け取られ、この箱20の上を移動して湯面Fの線材引き上げ箇所に配される。箱20は、水平な底部を有し、上面の全面及び一端側が開口したステンレス製の容器であり、開口している一端側が線材引き上げ箇所側に位置するように配される粉末排出側、他端側がホッパ側に位置するように配される粉末受取側である。開口した粉末排出側には外側に突出するように滑り部21を取り付けている。滑り部21は、ステンレス製の板状部材であり、図2(B)に示すように線材引き上げ箇所側(先端側)が下方を向くように傾斜させている。傾斜角度(箱20の底部の延長面と滑り部21において粉末Pが通過する面とがつくる角度)θは、40°としている。また、この滑り部21の先端側は、粉末Pを供給する際、表面に溶融金属が付着した線材WPと接触しないように配している。具体的には、先端側と線材WPとの間の距離Lが10cmとなるように箱20及び滑り部21を配置している。また、この受取箱20は、滑り部21の先端側が湯面Fから上方に約20cmのところに位置するように配置させて、湯面Fの上方から粉末Pを振り落とす。装置1では、図1(A)に示すようにホッパ10と同様に箱20も、通常、溶融金属槽Tから水平方向に離れたところに配しておき、粉末Pを供給する際に箱20を溶融金属槽側に移動させる。そこで、装置1は、箱20の移動装置(移動手段)50を具える。
移動装置50は、箱20が搭載される支持台51と、天井に固定されるガイド52と、ガイド52に沿って走行するスライダ53と、スライダ53と支持台51とを連結する支柱54とを具える。また、移動装置50は、図示しないブレーキ付きギアモータにより循環回転可能なチェーンレールを具えており、スライダ53は、チェーンレールの回転によりガイド52に沿って直線的に走行するように構成される。移動装置50の駆動は、制御盤40に具える移動制御手段43により行う。
上記箱20に排出された粉末Pは、振動付与装置30により振動が与えられて、箱20の粉末受取側(他端側)から粉末排出側(一端側)に移動し、滑り部21を介して線材引き上げ箇所に自動的に落下する。振動付与装置30として市販の電磁フィーダ装置を利用しており、装置30の駆動は、制御盤40に具える駆動制御手段44により制御する。この振動付与装置30は、箱20の他端側の下方に配置している。そのため、粉末Pを供給する際に箱20の一端側が溶湯Mの上方に突出するように配されても、上述した箱20の他端側と同様に振動付与装置30は、溶湯Mの上方に配されない。従って、振動付与装置30は、溶融金属槽Tに充填された溶湯の熱による影響を受け難い。また、振動付与装置30は、粉末Pの供給を行っている間、箱20に振動を与え続けるように駆動制御手段44により駆動を制御される。この振動付与装置30も支持台51に搭載され、箱20と共に移動装置50により移動される。
制御盤40は、上述のように粉末Pを排出するべく、扉部12の開閉動作を制御する排出制御手段41と、ノック装置14の駆動を制御するノック制御手段42と、移動装置50の駆動を制御する移動制御手段43と、振動付与装置30の駆動を制御する駆動制御手段44とを具える。また、制御盤40は、図示しない往復回数を計測するカウンタ手段を具えており、受取箱20が往復移動を行う際、往復回数の計測を行う。更に、制御盤40は、タイマ手段45を具えて時刻の計測を行い、予め設定された所定時間が経過したら各制御手段41〜44を適宜動作させ、粉末Pの供給を行うように制御する。その他、制御盤40は、各種判定を行う判定手段、各制御手段41〜45に命令する命令手段、設定時間などを記憶する記憶手段などを具える。この制御盤40も、図1(B)に示すように溶融金属槽Tから水平方向に離れたところに配しているため、熱影響を受け難い。
上記構成を具える装置1を用いて、粉末Pを線材引き上げ箇所に供給する際の手順を説明する。図4は、本発明装置を用いて線材引き上げ箇所に粉末を供給する際の手順を示すフローチャートである。この装置1は、所定時間(時刻t)ごとに粉末の供給を行う。そこで、制御盤に具えるタイマ手段は、時刻の計測を行い、制御盤に具える第一判定手段は、記憶手段に予め入力された時刻tとなったか否かを判定し(ステップS10)、時刻tなったら粉末の供給動作を開始する。なお、タイマ手段は、供給動作が開始されたらリセットし、後述する一連の動作が終了してから計測を再度開始するように構成している。
10 ホッパ 11 開口部 12 扉部 12a 内側扉 12b 外側扉
13 撹拌板 14 ノック装置
20 受取箱 21 滑り部
30 振動付与装置
40 制御盤 41 排出制御手段 41a 内側扉制御手段
41b 外側扉制御手段 42 ノック制御手段 43 移動制御手段
44 駆動制御手段 45 タイマ手段
50 移動装置 51 支持台 52 ガイド 53 スライダ 54 支柱
Claims (6)
- 溶融金属槽に線材を浸漬した後に引き上げてめっき線材を製造する際に、このめっき線材表面に付着する余剰の溶融金属を除去するための粉末を溶湯における線材引き上げ箇所に供給する粉末の供給方法であって、
前記溶融金属槽から離れたところに貯められた粉末に自動的に振動を与えることで線材引き上げ箇所側に粉末を移動させ、粉末を線材引き上げ箇所に供給することを特徴とする粉末の供給方法。 - 溶融金属槽に線材を浸漬した後に引き上げてめっき線材を製造する際に、このめっき線材表面に付着する余剰の溶融金属を除去するための粉末を溶湯における線材引き上げ箇所に供給する粉末の供給装置であって、
前記溶融金属槽から離れたところに配置され、粉末を貯める保管容器と、
前記保管容器から排出された粉末を受け取って保持する受取部材と、
前記受取部材に保持された粉末に振動を与えて線材引き上げ箇所に排出させる振動付与手段と、
前記保管容器から受取部材に粉末を自動的に排出するように保管容器を制御する排出制御手段と、
前記受取部材が受け取った粉末に振動付与手段が振動を与えるように振動付与手段を制御する駆動制御手段とを具えることを特徴とする粉末の供給装置。 - 更に、受取部材を保管容器側から線材引き上げ箇所側に移動させる移動手段を具えることを特徴とする請求項2に記載の粉末の供給装置。
- 受取部材は、水平な底部を有し、粉末排出側が開口した箱状であり、粉末を線材引き上げ箇所に供給する際に粉末排出側が溶湯の上方に位置するように配され、
前記粉末排出側には、外側に突出するように滑り部が取り付けられ、粉末は、この滑り部を経て線材引き上げ箇所に供給され、
前記滑り部における粉末の通過面は、受取部材の底部に対して斜め下方を向くように取り付けられ、底部の延長面と滑り部の通過面とがつくる角度が20〜60°であることを特徴とする請求項2又は3に記載の粉末の供給装置。 - 更に、保管容器には、貯められた粉末を撹拌可能な撹拌手段及び貯められた粉末に衝撃を与えることが可能なノック手段の少なくとも一方を具えることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の粉末の供給装置。
- 振動付与手段は、粉末を線材引き上げ箇所に供給する際に溶融金属槽から離れたところに配されることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の粉末の供給装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112226713A (zh) * | 2020-09-07 | 2021-01-15 | 潘涛 | 一种金属板材镀锌装置及其加工方法 |
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-
2006
- 2006-01-13 JP JP2006006744A patent/JP2007186765A/ja active Pending
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