JPH0257505A - 散剤分割装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、粉体や粒体等の散剤を自動的に等分し、又分
包する自動散剤配分機並びに自動散剤分包機に関する。

「従来の技術」 従来、病院等において、粉体や粒体等の散剤状の薬剤を
所定量毎に分包する分包機としては、本出願人が既に提
案している実開昭６１−１１７１０１号公報の如きもの
が知られるところである。

該分包機は、多数の分割マスと、散剤が収納された散剤
フィーダとを有し、該散剤フィーダを多数の分割マスの
上方において、複数回往復移動、所謂振り分は動作をさ
せて、散剤フィーダから流下する散剤を多数の分割マス
に分配するようにしたものである。つまり、多数の分割
マスの上方において散剤フィーダを振り分は動作させる
ことで、散剤フィーダから流下する散剤の流量に変動が
あっても、その変動分を各分割マスにできるだけ平均し
て分担させ、最終的には各分割マス内に投入された散剤
の量がほぼ等しくなるようにしたものである。

「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来の分包機は、多数の分割マスの
上方において散剤フィーダを往復移動させて、散剤フィ
ーダから流下する散剤を各分割マスに振り分は分配する
ものであるから、特に散剤が微粒になるに従って、分割
マスの周囲に飛散する割合いが高まり、この散剤が空中
に浮遊すると、薬剤師等が不用意に吸入し、この結果健
康上好ましくないといった問題がある。又、散剤が周囲
に飛散すると、飛散する量だけ損失することになって、
無駄が発生するといった問題もある。

そこで、本発明は、上記事情に鑑み、散剤が周囲に飛散
することなく所定量づつ高精度に配分し、分包できる自
動散剤配分機並びに自動散剤分包機を提供することを目
的とする。

「課題を解決するための手段並びに作用」本発明は、上
記目的を達成するために、請求項（１１では励振機によ
る励振で振動フィーダがホッパー内の散剤を吐出し、こ
の吐出に従って重量センサーがホッパー内の散剤の残量
を計測し、該重量センサーの計測値を制御装置が受けて
１分包量に見合う量だけ振動フィーダから吐出される度
に、仕切り装置に分包信号を供与し、仕切り装置では上
記分包信号を受けて、１分包量毎に散剤を特徴する請求
項（２）では、上記分包信号に基づき、１分包最毎に散
剤を包装するものである。

「実施例」 以下に、本発明に係る自動散剤配分機並びに自動散剤分
包機の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図及び第２図において、１は振動フィーダである。

該振動フィーダｌには、粉剤や粒剤等の散剤状の薬剤が
投入されるホンパー２を設けである。

振動フィーダ１は、第１図に示す如く、電磁式の励振機
３を有し、フィーダ制御装置４によって励振動作が制御
されるようになっている。振動フィーダ１には、重量セ
ンサー５を付設する。重量センサー５は、ロードセルタ
イプや半導体を利用したものなど各種形式が適用できる
。重量センサー５は、風袋と共に、ホッパー２及び振動
フィーダ１内の散剤の重量、つまり残量を計測するよう
になっている。重量センサー５による計測信号は、フィ
ーダ制御装置４に供与されるようになっている。フィー
ダ制御装置４は、第３図に示す如く、重量センサー５か
らの計測信号としてのアナログ信号をディジタル信号に
変換するＡ／Ｄ変換器６を有している。Ａ／Ｄ変換器６
は、残量算出部７に接続する。残量算出部７では、Ａ／
Ｄ変換器６からのディジタル信号を受けて、振動フィー
ダ１を含むホッパー２内の散剤の残量を算出するように
なっている。残量算出部７は、１分包量に見合う吐出量
毎に分包信号を出力する分担量算出部８、散剤の残量の
如何に拘らず常時加振力が一定になるように制御指令を
出力する加振力算出部９、及び上記ホッパー２内に散剤
を補充するための補助ホッパー制御部１０にそれぞれ接
続する。振動フィーダ１は、重量の変化つまり散剤の残
量の状態に応じて加振力が変化し、これに伴い散剤の吐
出力も変化するため、散剤の残量の変化に対応させて吐
出力が常時一定になるように制御信号を出力するもので
ある。加振力算出部９からの制御信号数の交流信号に変
換する周波数変換器１２、及び駆動回路１３を介して励
振機３に供与されるようになっている。補助ホッパー制
御部１０により吐出動作が制御される補助ホンパー１４
は、上記ホッパー２の上方に配設する。補助ホッパー１
４は、ホッパー２内の散剤が無くなると、又は残量が少
な（なると、補助ホッパー制御部１０からの指令を補助
ホッパー制御機構１７が受けて、ホッパー２内に散剤を
補充すべく吐出するようになっている。上記分担量算出
部８には、１分包量が外部の操作卓１５から入力制御部
１６を介して自由に入力できるようになっている。又、
操作卓１５は、入力制御部１６を介して加振力算出部９
に、単位時間当たりの散剤の吐出量、つまり加振力を設
定すべく入力できるようになっている。上記分包量算出
部８は、包装装置１８を制御する包装制御装置１９に接
続する。包装装置１８は、第、１図に示す如く、振動フ
ィーダ１の吐出部下力に、上記仕切り装置としての２個
の分割マス２０ａ、２０ｂを有している。分割マス２０
ａ、２０ｂは上記分包量算出部８からの分包信号を受け
る度毎に、振動フィーダ１の吐出口直下に何れかが位置
するように順次切換え動作をする切換え機構２５に連結
させである。切換え機構２５には電磁プランジャー２５
ａ、２５ｂを有している。各分割マス２０ａ、２０ｂの
底部開口面には、底ｌＩ２１ａ、２１ｂを有し、該底蓋
２１ａ、２１ｂが１分包量の散剤を収納し、振動フィー
ダ１の吐出口直下から側方に移動した後に、底１２１ａ
、２１ｂを開放する開閉機構２２に連結されている。上
記分割マス２０ａ、２０ｂの下方には上下動自在な投入
ガイド２６を配設する。投入ガイド２６は、第４図に示
す如く、上記分包信号を受けると、切換え機構２５が切
換え動作した後に包装用モータ２７を含む包装装置１８
により上下動可能に連動するようになっている。投入ガ
イド２６の下方には、上記分包信号を受ける度毎に、包
装装置１８の包装用モータ２７により動力伝達機構２８
ａを介して回転するシャフト２８ｂに連動して制御され
る二つ折りに加工した包装帯２９を配設する。つまり、
包装帯２９は、帯状の袋で、シャフト２８ｂの回転によ
りシール用タイミングカム機構２３を介し縦シール２４
を動作させ、かつ１分包毎に適宜間隔をおいて熱融着し
た仕切りにより薬袋２９ａを形成し、薬袋２９ａへの散
剤の投入後、薬袋の上部開口をシール用タイミングカム
機構３２によりタイミングを採りながら横シール３３で
熱融着すべく制御するようになっている。包装用モータ
２７は、包装制御装置１９からの制御信号を受けて、上
記包装装置１８を、振動フィーダ１からの１分包量の吐
出に対してタイミングを採りながら駆動するもので、上
記底Ｍ２１．ａ、　　２　ｌ　ｂの開閉タイミングを採
る底蓋開閉タイミングカム機構３４、シャツ）２８ｂの
停止位置を検出する停止位置タイミングカム機構３５が
シャフト２８ｂに付設させである。底蓋開閉タイミング
カム機構３４は、上記開閉機構２２の動作を制御し、又
停止位置タイミングカム機構３５は包装用モータ２７の
駆動の停止をさせるべく制御するようになっている。

包装装置１８は、１分包量毎に振動フィーダ１から包装
帯２９の１薬袋２９ａ内に散剤の投入が可能６ご、ガイ
ド用タイミングカム機構３６により投入ガイド２６の下
部を包装帯２９の薬袋２９ａ内に臨ませるべく上下動さ
せる。包装装置１８は、各種センサーにより動作の状態
を検出し、包装制御装置１９からの制御指令の通り動作
するようになっていることは勿論である。又、残量算出
部７、分包量算出部８、加振力算出部９、補助ホ・ツバ
−制御部１０、及び入力制御部１６は、中央処理装置Ｃ
ＰＵを利用している。尚、第４図において、３７はゼネ
バ機構、３８は紙送り装置である。

次に上記構成の動作について説明する。まず、第５図及
び第６図に示す如く、励振機３を起動させて振動フィー
ダ１を励振させれば、ホンパー２内に投入した散剤が振
動フィーダ１の吐出口から分割マス２０ａに流下する。

振動フィーダ１からの散剤の吐出量は、励振を開始して
から一定時間が経過するまでの過渡期においては一定し
ないが、過渡期を経過すれば、重量センサー５からの散
剤重量の検出信号によりＡ／Ｄ変換器６を介して残量算
出部７が、振動フィーダ１を含むホッパー２内の散剤の
残量を算出し、該算出値に応じてＤ／Ａ変換器１１、周
波数変換器１２、及び駆動回路１３を介して励振ｍ３の
励振動作を制御し、これにより振動フィーダｌへの加振
力を調整して常時一定の吐出量が得られるようにしであ
る。振動フィーダ１から分割マス２０ａに流下する散剤
の量が上記の如く予め設定した１分包量に達すると、分
包量算出部８から分包信号を包装制御装置１９に供与す
る。包装制御装置１９は、切換え機構２５の電磁プラン
ジャー２５ｂを動作させて、分割マス２０ａ、２０ｂを
一側方に移動させ、他の分割マス２０ｂを振動フィーダ
１の吐出口直下に位置するように切換え、これにより振
動フィーダ１から分割マス２０ｂ内への散剤の投入を開
始する。

更に、上記分包信号により包装用モータ２７が停止位置
タイミングカム機構３５により一定時間（一定回転角若
しくは回転数）だけ駆動する間に、包装用モータ２７の
動作に連動して底蓋開閉タイミングカム機構３４により
開閉機構２２が動作し、上記分割マス２０ａの底ｍ２１
ａを一定時間だけ開閉し、該分割マス２Ｏａ内の散剤が
投入ガイド２６を介して包装帯２９の１薬袋２９ａ内に
投入する。一方、包装制御装置１９は、上記分包信号を
受けると、包装装置１８全体を制御する包装用モータ２
７が停止位置タイミングカム機構３５により一定時間（
一定の回転角若しくは回転数）だけ駆動して、包装帯２
９への散剤の投入に伴う付帯する制御機構の動作をもさ
せる。包装帯２９は散剤の投入の完了後、隣合う仕切り
２９ａの間隔だけ包装帯２９を移動させるべく巻取り動
作をする。この時、投入カイト２６は、ガイド用タイミ
ングカム機構３６により上下動して、次の投入されるべ
き包装帯２９の薬袋２９ａ内に下部が挿入されるように
なっている。次いで、分割マス２０ｂ内に予め設定した
分包量だけ振動フィーダ１から投入されると、上記と同
様に分包全算出部８から分包信号が出力されて、電磁プ
ランジャー２５ａが動作をして、分割マス２０ａ、２０
ｂが他側に向けて動作をする。そして、振動フィーダ１
からの散剤の投入が分割マス２０ａ側に切換えられる。

１分包量だけ投入された分割マス２０ｂ内の散剤は、上
記と同様に、分包全算出部８からの分包信号を包装制御
装置１９が受けると連動して動作する包装用モータ２７
の動作中に、底流開閉タイミングカム機構３４により開
閉機構２２を介して底ＩＩ２　ｌ　ｂが開放して、包装
帯２９の次の１薬袋２９ａ内に投入される。この投入後
、ガイド用タイミングカム機構３６により、投入ガイド
２６が上動した後、包装帯２９が１薬袋２９ａの長さだ
け移動し、再び投入ガイド２６が下動して、次に散剤が
投入されるべき包装帯２９の薬袋２９ａ内に投入ガイド
２６の下部を臨ませる。以後、１分包量毎に上記動作を
繰り返す。

ホッパー２内の散剤が無くなった時、若しくは散剤量が
少なくなった時は、ホッパー２内の散剤の残量を算出す
る残量算出部７からの計測信号を補助ホッパー制御部１
０が受けて補助ホッパー制御機構１７を動作させ、これ
により補助ホッパー１４内の散剤をホッパー２内に投入
する。この投入は、振動フィーダ１の励振動作による散
剤の吐出を一旦停止させて行うか、あるいは散剤の吐出
をさせながら行う。

尚、包装装置１８は、上記分包全算出部８からの分包信
号を受けて、分包処理できる形式のものであれば、各種
のものが適用できる。

「発明の効果」 以上の如く、本発明に係る自動散剤配分機並びに自動散
剤分包機によれば、ホッパー内の散剤の残量を重量セン
サーによって検出し、予め定めた１分包量に見合うだけ
の量を吐出する度毎に制御装置から分包信号を出力する
ので、単に振動フィーダから散剤を吐出させるのみで、
１分包量を計測でき、従来の１分包量ごとに振動を止め
て計量する装置に比べて、計量時間の短縮を図ることが
できる。しかも１分包量ごとの分包信号を包装装置に供
与するのみで振動フィーダと包装装置とを連係して動作
せしめることができる。又、散剤が周囲に飛散すること
もなく、使用上類る便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動散剤配分機の構成を示す要部
斜視図、第２図は自動散剤分包機のブロック図、第３図
はフィーダ制御装置のブロック図、第４図は包装装置の
構成図、第５図及び第６図は自動散剤分包機の動作を示
すタイムチャートである。 １・・・振動フィーダ　　　２・・・ホッパー４・・・
フィーダ制御装置　５・・・重量センサー７・・・残量
算出部　　　　８・・・分包全算出部１８・・・包装装
置 ２０ａ、２０ｂ・・・分割マス

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）励振機により励振されてホッパー内の散剤を吐出
   する振動フィーダと、ホッパー内の散剤の残量を計測す
   る重量センサーと、該重量センサーより計測信号を受け
   てホッパー内からの予め定めた１分包量に見合う散剤の
   吐出毎に分包信号を出力する制御装置と、該制御装置か
   らの分包信号を受けて１分包量毎に仕切る仕切り装置と
   から成ることを特徴とする自動散剤配分機。
2. （２）励振機により励振されてホッパー内の散剤を吐出
   する振動フィーダと、ホッパー内の散剤の残量を計測す
   る重量センサーと、該重量センサーより計測信号を受け
   てホッパー内からの予め定めた１分包量に見合う散剤の
   吐出毎に分包信号を出力する制御装置と、該制御装置か
   らの分包信号を受けて１分包量毎に仕切る仕切り装置と
   、上記分包信号を受けて仕切り装置から吐出される散剤
   を１分包量づつ包装する包装装置とから成る自動散剤分
   包機。