JP2007185093A - ガス放電ランプ用のバラスト及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 DC−DCコンバータの昇圧トランスの補助的な二次巻き線を省略し、他の種類の昇圧回路に置換する。
【解決手段】 本発明によるバラストは、DC−DCコンバータ2、DC−ACコンバータ7、点火電圧発生器6及び制御ユニット8を備えている。点火電圧発生器6の入力端子N7及びN8間の電圧V2は、DC−DCコンバータ2により供給される直流電圧及び補助電源により供給される補助電圧V0に基づいて、「自己ブースト型」の昇圧回路5により発生される。このバラストにより、電圧V2を、前記補助電圧V0により増加された電圧V1の2倍の電圧とすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガス放電ランプ、特に、キセノンランプ用のバラストと、ランプの初期オン段階におけるバラストの制御方法とに関する。
車両のヘッドライトや映像プロジェクタのような多くの分野で用いられる光源の出力及びエネルギー効率を改善するために、現在では、フィラメントランプの代わりに、高輝度ガス放電ランプが用いられるようになってきている。車両のバッテリのような低電圧源や、110Vまたは220Vの中間電圧に直接接続される従来の電球とは異なり、新規のランプは、気体内で放電し続けるために、その動作モードにより、交流または直流の高電圧が必要になる。
自動車の分野において、ランプに必要な高電圧(キセノンランプでは約25kV)は、電圧調節を行うオンボード電圧供給モジュールである「バラスト」により発生される。
最新式のバラストは、12ボルトのバッテリから、数百ボルトの連続した高電圧を発生するチョッパ型のDC−DCコンバータと、直流高電圧から交流電圧を発生するDC−ACコンバータと、ランプを点火するのに必要な、かなり高い電圧を発生する発生器に給電する昇圧回路とを備えている。
この種のバラストの詳細は、フランス国特許公開第2,791,218号公報に記載されている。
DC−DCコンバータは、直流電源端子において、スイッチング装置と直列接続された一次巻き線を有する昇圧トランスを備えている。スイッチング装置により直流電源を繰り返しオンオフすることにより、昇圧トランスの二次巻き線の端子において、ダイオードにより整流されコンデンサによって濾波された高電圧が得られる。
バラストのDC−ACコンバータは、インバータブリッジとして接続される4つのスイッチングトランジスタを備えており、直流高電圧から交流高電圧を得るために、対向する1対のスイッチングトランジスタが、他方の1対のスイッチングトランジスタと交互に開閉されるようになっている。
制御ユニットは、スイッチング装置及びスイッチングトランジスタを制御するようになっている。
バラストの高電圧発生器は、点火トランスを備えており、その二次巻き線は、DC−ACコンバータの出力端子において、放電ランプと直列接続されている。点火トランスの一次巻き線は、昇圧回路により充電されるコンデンサの端子において、スパーク発生器と直列接続されている。
バラストの昇圧回路は、ダイオード及びコンデンサを有するDC−DCコンバータのトランスの補助的な二次巻き線からなっている。
バラストのDC−DCコンバータ内に2つの二次巻き線を有するトランスを用いることは、容易であり、かつ、ランプ点火電圧発生器に必要な高電圧を効率的に発生させることができる公知の方法となっている。
しかしながら、このようなトランスの設計及び製造は、対象とされる電圧及び電流が高いので、かなり複雑である。
この種のトランスの公知のモデルは、4ターンの一次巻き線と、直列接続された20ターン及び34ターンの二次巻き線とを備えている。二次側端子において発生される電圧は、それぞれ−400V及び600Vである。トランスの一次側は、低電圧源に接続されており、絶縁することが必要である。
また、2つの巻き線及びそれらの接続端子が存在することにより、必然的に大型化してしまう。
さらに、トランスの巻き線が増えると、チョッピング型のコンバータの動作高周波数及び高効率を妨げる分布容量が高くなる。
上述した欠点に鑑み、本発明の目的は、DC−DCコンバータの昇圧トランスの補助的な二次巻き線を省略し、他の種類の昇圧回路と置換することにある。
本発明は、
−直流電源に接続され、第1電圧V1を出力するDC−DCコンバータと、
−インバータブリッジとして接続された第1、第2、第3及び第4のスイッチング素子を有し、前記インバータブリッジは、前記第1及び前記第2のスイッチング素子に共通な第1の端子と前記第3及び第4のスイッチング素子に共通の第2の端子とに接続された前記DC−DCコンバータにより給電され、かつ、ガス放電ランプの連続する動作段階の間、前記第1及び第3のスイッチング素子に共通な第3の端子と前記第2及び第4のスイッチング素子に共通の第4の端子とから交流電圧を出力し、
−前記インバータブリッジの第3の端子に接続された出力端子と、前記放電ランプを介して、前記第4の端子に接続された出力端子と、前記放電ランプの初期点火段階の間、所定の第2電圧が印加される入力端子とを備える点火電圧発生器と、
前記DC−DCコンバータに第1の制御信号を送り、前記動作段階または前記初期点火段階に基づく入力制御信号に従って、前記インバータブリッジに第2の制御信号を送る制御ユニットとを備える、ガス放電ランプを有するバラストに関する。
本発明の目的は、前記点火電圧発生器の入力端子間の電圧を、前記DC−DCコンバータからの直流電圧、及び補助電源の所定電圧とに基づいて、自己ブースト型の昇圧回路により発生するようになっているバラストを提供することにある。
本発明によるバラストの特徴によれば、自己ブースト型の昇圧回路により発生される第2電圧は、DC−DCコンバータにより発生され、前記所定電圧により増加された、第1電圧の2倍となっている。
前記昇圧回路は、直列接続された保持ダイオード、及び自己ブースト型のコンデンサを備えている。前記保持ダイオードとコンデンサとに共通の端子は、前記点火電圧発生器の一方の入力端子に接続されており、前記コンデンサの他方の端子は、インバータブリッジの第4の端子に接続されている。保持ダイオードのカソードまたはアノードは、前記DC−DCコンバータにより発生される直流電圧の極性に基づいて、補助電源に接続されているのが、特に好ましい。
前記点火電圧発生器は、前記入力端子間に点火コンデンサを備え、前記点火電圧発生器(6)の他方の入力端子は、前記インバータブリッジの第2の端子に接続されているのが好ましい。
また、点火電圧発生器は、スパーク発生器と、前記入力端子に直列接続された点火トランスの一次巻き線とを備えているのが好ましい。点火トランスの二次巻き線は、前記点火電圧発生器の出力端子に並列接続されているのが好ましい。
本発明によるバラストは、ゲートが前記制御ユニット(8)に接続されたIGBT型のトランジスタからなっているのが好ましい。
バラストの一実施例においては、前記所定電圧(V0)は0ボルトであり、前記自己ブースト型の昇圧回路の保持ダイオードのアノードまたはカソードは、接地されている。
本発明の他の実施例においては、前記DC−DCコンバータは、単一の二次巻き線を有し、一次巻き線が前記直流電源に直列接続されたスイッチ装置に接続された昇圧トランスを備えている。この場合、前記補助電圧は、前記一次巻き線とスイッチ装置とに共通の端子の電位となっており、自己ブースト型の昇圧回路の保持ダイオードのアノードまたはカソードは、共通の端子に接続されている。
また、本発明は、上述した特徴と有するバラストの制御方法にも関し、この制御方法は、
−前記初期点火段階の間、前記第2の制御信号により、同時に、前記第1及び第2のスイッチング素子を開くとともに、前記第3及び第4のスイッチング素子を閉じ、前記コンデンサを、前記第1電圧である前記直流電圧及び前記所定電圧である補助電圧を加算することにより得られる電圧に充電し、次いで、前記第2の制御信号により、同時に、前記第1及び第4のスイッチング素子を開くとともに、前記第2及び第3のスイッチング素子を閉じ、前記点火電圧発生器の前記入力端子に、前記電圧と第1電圧である直流電圧とを加算した電圧を印加し、
−前記連続した動作段階の間、前記第2の制御信号により、前記第1及び第4のスイッチング素子を同時に開閉するとともに、前記第2及び第3のスイッチング素子を同時に、かつ、前記第1及び第4のスイッチング素子と交互に開閉し、前記第3及び第4の端子に前記交流電圧を発生させるようになっている。
DC−DCコンバータのトランスの一次側に降伏電圧が発生する本発明の実施例においては、前記第1の制御信号により、前記スイッチ装置は開閉され、所定電圧である補助電圧が発生させられる。
これらの重要な特徴は、従来技術とは異なり、本発明によるバラストにより実現される利点であることは、当業者には明らかなことと思う。
また、本発明は、放電ランプの動作段階を示す制御信号を用いることができるので、放電ランプの始動時において、より確実に電力を制御できるという利点も有している。例えば、始動段階において、所定の1デューティサイクルまたは複数のデューティサイクルで、制御信号をDC−DCコンバータに送る。それにより、放電ランプの始動時に必要な電流を流すために通常用いられる大きなコンデンサの容量を小さくすることができるようになる。
次に、本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図面は、本発明の詳細を単に例示的に示すものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明によるバラストの機能的な構造を、図1及び図2に示す。
バラスト1は、12ボルトの直流電源3により給電され、約450ボルトの直流高電圧V1を出力するチョッピング型のDC−DCコンバータ2を備えている。DC−DCコンバータ2は、放電ランプ4の始動期間及び動作期間にわたる所定の期間において、放電ランプに必要な種々の電圧を発生する。
放電ランプ4は、約25kVの点火電圧を要する高輝度キセノンガス放電ランプである。この高電圧は、直流高電圧V1に基づいて、昇圧回路5により発生され、昇圧回路5は、点火段階の開始時に、点火電圧発生器6に約1000ボルトの電圧V2を印加する。
所定の期間において、放電ランプ4を機能させるのに必要な交流高電圧は、インバータブリッジ7からなるDC−ACコンバータにより、DC−DCコンバータ2からの直流高電圧V1に基づいて、公知のように発生させられる。
所定の期間において、DC−DCコンバータ2のチョッピングパルス幅、インバータブリッジ7の機能は、放電ランプ4により消費される電力に基づいて、マイクロコントローラユニット8に入力される外部制御命令Pと対応する制御信号S1及びS2により、公知のように制御される。
本発明によるこの種のバラスト1には、DC−DCコンバータ2の直流高電圧V1を、放電ランプ4の所定の期間において交流電圧に変換するインバータブリッジ7をなすスイッチング素子9、10、11及び12が設けられているのが好ましく、点火段階の開始時に、コンデンサ13に高電圧Vbが充電され、次いで、「自己ブースト」型、すなわち「ブートストラップ」型の回路の原理に基づいて、入力端子を介して点火電圧発生器6へ高電圧Vbが放電されるようになっている。
インバータブリッジ7の公知の回路においては、対向する2つの端子N1及びN2は、DC−DCコンバータ2の出力端子に接続され、対向する他の2つの端子N3及びN4は、点火電圧発生器6の出力端子N5と、放電ランプ4を介して出力端子N6とに直列接続されている。
点火電圧発生器6は、閾値電圧発生装置である。入力端子N7及びN8間の電圧V2が所定の閾値電圧より高い場合、出力端子N5及びN6間には、高電圧パルスが発生される。
所定の期間において、DC−ACコンバータの動作周波数で、対向する2つのスイッチング素子9及び12は、同時に開閉し、対向する他の2つのスイッチング素子10及び11は、同時に、かつ、上述したスイッチング素子9及び12とは反対に開閉する。
図1は、昇圧回路5の自己ブースト型のコンデンサ13が充電される時、インバータブリッジ7の隣接する2つのスイッチング素子11及び12が閉じられ、他の2つのスイッチング素子9及び10が開かれている場合を示している。
このため、自己ブースト型のコンデンサ13の一方の端子N9は、ダイオード14を介して、約100ボルトの所定電圧V0を発生する補助電源に接続されており、他方の端子N10は、DC−DCコンバータ2の所定の極性の出力端子に接続されており、コンデンサ13は、約550ボルト(Vb=V1+V0)に充電される。
点火電圧発生器6の一方の入力端子N7は、自己ブースト型のコンデンサ13とダイオード14との間の共通端子に接続されており、他方の入力端子N8は、DC−DCコンバータ2の所定の極性の出力端子に接続されている。点火電圧発生器6の入力電圧は、電圧Vb=V1+V0となる。
点火電圧発生器6は、このような状態の時ではなく、電圧V2が約800ボルトになった時に駆動されるようになっている。
図2は、点火電圧発生器6の入力端子N7及びN8間に、所定の閾値電圧よりも高い電圧V2を発生可能なインバータブリッジ7のスイッチング素子9、10、11及び12の構成を示している。
インバータブリッジ7の対向する2つのスイッチ10及び11は閉じ(他の2つのスイッチは開き)、自己ブースト型のコンデンサ13は、点火電圧発生器6の入力端子N7及びN8を介して、DC−DCコンバータ2と直列接続されている。
コンデンサ13と直列接続されたダイオード14は、コンデンサ13が放電し補助電源V0へ放電するのを阻止するようになっている。
そのため、入力端子N7及びN8間の電圧V2は、コンデンサ13の端子間の電圧VbとDC−DCコンバータ2の直流電圧V1との和に等しくなる。
入力端子N7及びN8において、自己ブースト型のコンデンサ13の電圧Vbが、DC−DCコンバータ2の出力電圧V1と補助電圧V0との和に等しくなると、電圧V2は、補助電圧V0により増加されたDC−DCコンバータ2の電圧V1の2倍となる。従って、電圧V2は、点火電圧発生器6の始動閾値電圧600ボルトよりも高い約1000ボルトとなる。
図3は、補助電源が所定の電圧V0を発生する場合のバラスト1の回路図である。
公知のように、DC−DCコンバータ2には、負極が接地された直流電源3に直列接続された昇圧トランス16の一次電流をスイッチングするn型MOSFETパワートランジスタ15が用いられている。
所定の期間において、パワートランジスタ15のゲートは、マイクロコントローラユニット8から送られるチョッピングパルスの制御信号S1により制御され、一方の端子が接地されている昇圧トランス16の二次側端子に発生する電圧は、ダイオード17及びコンデンサ18により整流及び濾波され、DC−DCコンバータ2からは、約−450ボルトの電圧が出力される。
放電ランプ4の点火段階を開始する間、パワートランジスタ15のドレインの端子N11には、制御信号S1により、昇圧回路5へ印加される約100ボルトの所定の正の電圧V0が印加される。
また、図3には、公知の点火電圧発生器6の詳細な回路図を示してある。
点火電圧発生器6は、インバータブリッジ7の端子N3及びN4間において、二次側端子である出力端子N5及びN6が放電ランプ4と直列接続された点火トランス19を備えている。
点火電圧発生器6の閾値電圧は、点火トランス19の一次側を介して、点火コンデンサ21の端子と直列接続されたガススパーク発生器20により発生される。点火コンデンサ21は、点火電圧発生器6の一次側端子である入力端子N7及びN8と並列接続されている。点火コンデンサ21の入力端子N7及びN8における電圧が、所定の閾値電圧より高くなると、ガススパーク発生器20は、急激に導通し、点火トランス19の一次側に電流パルスが流れる。それにより、放電ランプ4の始動に必要なEHT(高電圧)が二次側で発生する。
また、図3に示すように、インバータブリッジ7は、「IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)」型の4つのnpnトランジスタであるスイッチング素子9、10、11及び12からなっており、放電ランプ4の点火段階及び連続する動作段階において、電流及び高電圧をスイッチングするようになっているのが好ましい。
インバータブリッジ7は、アース端子N1とDC−DCコンバータ2の負極が接続された端子N2との間に挿入されているので、自己ブースト型のコンデンサには、負電圧が充電される。そのため、保持ダイオード14のアノードは、DC−DCコンバータ2のパワートランジスタ15のドレインに接続されている。
変形として、保持ダイオード14のアノードを接地することにより、バラスト1の制御が容易となる。しかし、点火電圧発生器6の入力端子N7及びN8の電圧が、約100ボルト低下する。
DC−DCコンバータ2の昇圧トランス16の二次巻き線における600ボルトの電圧を省くことにより、DC−DCコンバータ2を小さくできるとともに、素子の接続端子の数を減らすことができる。
昇圧トランス16の巻き線数を減らすことにより、分布容量が減り、DC−DCコンバータ2の動作周波数及び効率を上げることができる。
本発明によるバラストは、車両のヘッドランプに用いられる場合、製造コストに関して極めて有利な技術的な特徴を有している。
本発明は、上述した好ましい実施例に限定されるものではなく、全ての可能な変形例を含むものである。
特に、図3に示した特定の接地点及び電圧極性は、限定的なものではない。
例えば、DC−DCコンバータ2は、負ではなく、アースに対して正の直流高電圧を発生するようにしてもよい。この場合、インバータブリッジ7のスイッチング素子9、10、11及び12は、適宜に変更されたり、pnp型のトランジスタに置換されたりする。
また、DC−DCコンバータ2、インバータブリッジ7、点火電圧発生器6及び昇圧回路5の構成は、上述のように限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、点火に必要な電圧を発生するとともに、放電ランプの機能を実現し、特許請求の範囲に記載されているように、バラスト1内に設けられている限り、いかなる構成とすることもできる。
本発明によるガス放電ランプ用のバラストのブロック図であり、DC−DCコンバータによる自己ブースト回路のコンデンサを充電する原理を示している。 本発明によるガス放電ランプ用のバラストのブロック図であり、点火トランスの一次側に印加される電位差を発生する原理を示している。 本発明によるバラストの好適な一実施例を示す回路図である。
符号の説明
1 バラスト
2 DC−DCコンバータ
3 DC電源
4 放電ランプ
5 昇圧回路
6 点火電圧発生器
7 インバータブリッジ
8 マイクロコントローラユニット
9、10,11、12 スイッチング素子
13 コンデンサ
14 ダイオード
16 昇圧トランス
17 ダイオード
18 コンデンサ
19 点火トランス
20 ガススパーク発生器
21 点火コンデンサ

Claims (11)

  1. −直流電源(3)に接続され、第1電圧(V1)を出力するDC−DCコンバータ(2)と、
    −インバータブリッジ(7)として接続された第1、第2、第3及び第4のスイッチング素子(9)(10)(11)(12)を有し、前記インバータブリッジ(7)は、前記第1及び第2のスイッチング素子(9)(10)に共通の第1の端子(N1)と、前記第3及び第4のスイッチング素子(11)(12)に共通の第2の端子(N2)とに接続された前記DC−DCコンバータ(2)により給電され、かつ、ガス放電ランプ(4)の連続する動作段階の間、前記第1及び第3のスイッチング素子(9)(11)に共通の第3の端子(N3)と、前記第2及び第4のスイッチング素子(10)(12)に共通の第4の端子(N4)とから交流電圧を出力し、
    −前記インバータブリッジ(7)の第3の端子(N3)に接続された出力端子(N5)と、前記放電ランプ(4)を介して、前記第4の端子(N4)に接続された出力端子(N6)と、前記放電ランプ(4)の初期点火段階の間、所定の第2電圧(V2)が印加される入力端子(N7)(N8)とを備える点火電圧発生器(6)と、
    前記DC−DCコンバータ(2)に第1の制御信号(S1)を送り、前記動作段階または前記初期点火段階に基づく入力制御信号(P)に従って、前記インバータブリッジ(7)に第2の制御信号(S2)を送る制御ユニット(8)とを備える、ガス放電ランプ(4)を有するバラストにおいて、
    前記点火電圧発生器(6)の入力端子(N7)(N8)間の第2電圧(V2)を、前記DC−DCコンバータ(2)からの直流電圧である第1電圧(V1)及び補助電源の所定の電圧(V0)とに基づいて、自己ブースト型の昇圧回路(5)により発生させるようになっていることを特徴とするバラスト。
  2. 前記第2電圧(V2)は、前記所定電圧(V0)により増加された第1電圧(V1)の2倍となっていることを特徴とする、請求項1記載のバラスト。
  3. 前記昇圧回路(5)は、直列接続された保持ダイオード(14)及び自己ブースト型のコンデンサ(13)を備え、前記保持ダイオード(14)と前記コンデンサ(13)とに共通な端子(N9)を、前記点火電圧発生器(6)の入力端子(N7)(N8)うちの入力端子(N7)に接続し、前記コンデンサ(13)の他方の端子(N10)を、前記インバータブリッジ(7)の第4の端子(N4)に接続し、保持ダイオード(14)のカソードまたはアノードを、前記直流電圧である第1電圧(V1)の極性に基づいて、前記補助電源に接続してあることを特徴とする、請求項2記載のバラスト。
  4. 前記点火電圧発生器(6)は、前記入力端子(N7)(N8)間に点火コンデンサ(21)を備え、前記点火電圧発生器(6)の入力端子(N7)(N8)のうちの一方の入力端子(N8)を、前記インバータブリッジ(7)の第2の端子(N2)に接続してあることを特徴とする、請求項3記載のバラスト。
  5. 前記点火電圧発生器(6)は、さらに、スパーク発生器(20)と、前記入力端子(N7)(N8)に直列接続された点火トランス(19)の一次巻き線と、前記点火電圧発生器(6)の出力端子(N5)(N6)に並列接続された前記点火トランスフォーマ(19)の二次巻き線とを備えていることを特徴とする、請求項4記載のバラスト。
  6. 前記スイッチング素子(9)(10)(11)(12)は、ゲートが前記制御ユニット(8)に接続されたIGBT型のトランジスタであることを特徴とする、請求項3〜5のいずれか1つに記載のバラスト。
  7. 前記所定電圧(V0)は、0ボルトであり、前記アノードまたはカソードを接地してあることを特徴とする、請求項3〜6のいずれか1つに記載のバラスト。
  8. 前記DC−DCコンバータ(2)は、単一の二次巻き線を有し、一次巻き線が前記直流電源(3)に直列接続されたスイッチ装置(15)に接続された昇圧トランス(16)を備え、前記所定電圧(V0)は、前記一次巻き線とスイッチ装置(15)とに共通の端子(N11)の電位となっていることを特徴とする、請求項3〜6のいずれか1つに記載のバラスト。
  9. 請求項3〜8のいずれか1つに記載のガス放電ランプ(4)のためのバラストを制御する方法であって、
    −前記初期点火段階の間、前記第2の制御信号(S2)により、同時に、前記第1及び第2のスイッチング素子(9)(10)を開くとともに、前記第3及び第4のスイッチング素子(11)(12)を閉じ、前記コンデンサ(13)を、前記第1電圧(V1)である直流電圧及び所定電圧(V0)である補助電圧を加算することにより得られる電圧(Vb)に充電し、次いで、前記第2の制御信号(S2)により、同時に、前記第1及び第4のスイッチング素子(9)(12)を開くとともに、前記第2及び第3のスイッチング素子(10)(11)を閉じ、前記点火電圧発生器(6)の前記入力端子(N7)(N8)に、前記電圧(Vb)と第1電圧(V1)である直流電圧とを加算した電圧を印加し、
    −前記連続した動作段階の間、前記第2の制御信号(S2)により、前記第1及び第4のスイッチング素子(9)(12)を同時に開閉するとともに、前記第2及び第3のスイッチング素子(10)(11)を同時に、かつ、前記第1及び第4のスイッチング素子(9)(12)と交互に開閉し、前記第3及び第4の端子(N3)(N4)に前記交流電圧を発生させる方法。
  10. 前記初期点火段階の間、第1の制御信号(S1)により、前記スイッチ装置(15)を開閉し、前記所定電圧(V0)である補助電圧を発生させるようにしたことを特徴とする、請求項9記載の方法。
  11. 請求項1〜8のいずれかに記載のバラストを備えることを、少なくとも1つ備えることを特徴とする自動車。
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