JP2007184696A - 車両用電子制御システム - Google Patents

車両用電子制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007184696A
JP2007184696A JP2006000535A JP2006000535A JP2007184696A JP 2007184696 A JP2007184696 A JP 2007184696A JP 2006000535 A JP2006000535 A JP 2006000535A JP 2006000535 A JP2006000535 A JP 2006000535A JP 2007184696 A JP2007184696 A JP 2007184696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
vehicle
electronic control
speed
ids
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006000535A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Tomita
祐史 富田
Takashi Sunaba
隆 砂場
Katsuhiro Suetsugu
克洋 末次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BLITZ KK
Original Assignee
BLITZ KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BLITZ KK filed Critical BLITZ KK
Priority to JP2006000535A priority Critical patent/JP2007184696A/ja
Publication of JP2007184696A publication Critical patent/JP2007184696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】自動的に車種を判別して、判別した車種によって速度データを変換してECUに送信する機能を有するデータ変換装置(スピードリミッタ解除装置)を備えた車両用電子制御システムを提供する。
【解決手段】車両用電子制御システムは、複数の電子制御装置とデータ出力装置をLANケーブルにより接続する車両用電子制御システムであって、前記データ出力装置を前記電子制御装置に接続しているLANケーブルに、データ出力装置が出力しているデータを変換して当該電子制御装置に送信するデータ変換装置を介装し、前記データ変換装置には、前記LANケーブルを流れるIDとデータを収集し、予め設定されている車両のIDとデータからなるID表と、前記収集したIDとデータを比較することにより、特定の車両を判別する自動車種判別手段を備え、
該自動車種判別手段により特定された車両のIDとデータに基づいて、前記データ出力装置の出力データに応じて予め設定されている変換データを送信することである。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用電子制御システムに関し、詳しくは、CAN通信(Controller Area Network)(ISO11898)等のLAN(Local Area Network)ケーブルを通して車両の各種制御を行う車両用電子制御システムにおいて、CAN通信の制御における、例えば純正の車では180km/hでリミッターが効き、それ以上スピードがでないように制御するが、CAN通信の特定の制御数値を固定することでエンジン制御ユニットECU(Engine Control Unit)をごまかしリミッターを解除する機能を備え、更に各車両毎のIDとデータを判別する機能を備えることで特定車両に対応させたリミッター解除を行う車両用電子制御システムに関する。
従来技術における車両用電子制御システム10は、図11に示すように、複数の電子制御装置11A〜11Gとデータ出力装置12をLANケーブル13により接続する。
電子制御装置11Aは、例えばECU、電子制御装置11Bはメータユニット、電子制御装置11Cは車体制御ユニット、電子制御装置11Dは舵角センサユニットであり、それらの電子制御装置11A〜11Dは例えば図13に示す各種信号を送受信する。黒丸印は送信、白丸印は受信を示す。
データ出力装置12は、例えば車速センサであり、この車速センサはメータユニットを構成する電子制御装置11B等が保有している車速センサを用いるもの等でも良く、電子制御装置11〜11Gが保有しているセンサ類を利用するものでも良い。
LANケーブルは、CAN_H線と、CAN_L線の2本の通信線により1組をなし、各種車両情報データを通信する。
車両用電子制御システム10において、電子制御装置11A〜11G、データ出力装置12の相互間でLANケーブル13(CAN H線13A、CAN L線13B)を介して送受信される車両情報データは、電子制御装置11A〜11G、データ出力装置12のそれぞれに内蔵のデータ化装置(CANコントローラ及びCANドライバ)により、通信プロトコルに基づいてデータ化されたものであり、図14に示すように、情報毎に個別のID(識別子)によって識別される。例えば、車速情報は、図14の中で4d2というIDにより識別され、このIDにより識別されるデータのD6、06という数値のデータが車速を表す。尚、データは、16進法により速度表示等0〜Fの記号により変換されている。
図14の中のデータバイト数がデータの個数であり、その個数のデータがLANシステム上で絶えず送受信されている。
車両用電子制御システム10は、データ出力装置12がLANケーブルを介して接続されている電子制御装置11A〜11Gのうち、データ出力装置(車速センサ)12の出力データを変換して伝えるものであり、電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aに接続されているLANケーブルにおいて電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aだけに接続されている通信線部分、電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aに対する直前部分に、データ出力装置(車速センサ)12が出力しているデータを変換して当該電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aに送信するデータ変換装置14を介装する。データ変換装置14は、データ出力装置(車速センサ)12の出力データの変化に応じて予め設定されている任意の変換データを送信可能にする。
データ変換装置14は、図12に示すように、記憶部14A、送受信部(CANコントローラ)14B、演算部14Cを有する。記憶部14Aは、任意の変換データを記憶する。送受信部14Bは、LANケーブル13に接続され、演算部14Aの指示に基づき車両情報データの送受信を行う。演算部14Cは記憶部14A、送受信部14Bの各種制御を行う。記憶部14Aに設定する車両情報データを監視し、必要とする車両情報データが入ったときに、このデータに代わる変換データを電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aに送受信させる。
このように、データ出力装置(車速センサ)12は、この出力される速度データ(出力速度)はLANケーブル13を介して電子制御装置(メータユニット)11Bにそのまま送信されて電子制御装置11Bの車速メータに実際の車速を表示する。同時に、データ出力装置12の出力速度は、LANケーブル13を介してデータ変換装置14に送信される。データ変換装置14は、データ出力装置(車速センサ)12からの当該出力速度が予め設定されている制限速度(例えば180km/時)より低いときにはLANケーブル13を介してこれをそのまま電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aに送信し、当該出力速度が当該制限速度に達する直前では、予め設定されている変換データとしての当該制限速度より低い変換速度(例えば175km/時)をLANケーブル13により電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aに送信する。
電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aでは、実際の車速が制限速度に達しているにもかかわらず、データ変換装置14から送信される車速(変換速度)が制限速度よりも低いためにスピードリミッタが不動作になり、車両はエンジン出力に応じた速度にて走行するものになる。
このように、データ変換装置14が、任意の車両情報データを電子制御装置11Aへ送信するものになり、車両の各種の電子制御を使用者の好みに応じた特性に変更できる。
又、データ出力装置(車速センサ)12が出力する実際の車速より低い車速データを電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aへ送信するものになり、車両に装備しているスピードリミッタを働かせず、車両をエンジン出力に応じた車速にて走行させることができる。
特開2004−207782号公報(第3頁乃至第5頁、第1図)
しかしながら、上記背景技術の項で説明した従来技術の車両用電子制御システムにおいて、使用されるCAN通信は、ISOで規格化されており、自動車内の車内LANとして搭載されることが多い。そして、この車内LANで構築されたシステムにおいて、流れる情報ごとにIDが割り振られ、IDとデータはセットになっている。自動車で使われる情報(車速、エンジン回転数、水温等)をIDの何番に割り振るか、データの何バイト目に割り振るかなどは統一されていない。このため、同じCAN通信搭載車でもN社のZはID:0x2D1、2、3バイト目が車速データを表すが、S社のLは、ID:0x512、3,4バイト目が車速データを表すというようにメーカ、車種ごとに車速データのID、データの位置は違う。
これに対応するため、上記示した従来技術のCAN通信搭載用電子制御システムは、N社Z用、S社L用とメーカ、車種ごとにスピードリミッタ解除装置を用意する必要があり、使用者側からみると装置の汎用性に欠け、使い勝手が悪いという問題があった。
従って、自動的に車種を判別して、判別した車種によって速度データを変換してECUに送信する機能を備えた車両用電子制御システムに解決しなければならない課題を有する。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用電子制御システムは、次に示す構成にすることである。
(1)車両用電子制御システムは、複数の電子制御装置とデータ出力装置をLANケーブルにより接続する車両用電子制御システムであって、前記データ出力装置を前記電子制御装置に接続しているLANケーブルに、データ出力装置が出力しているデータを変換して当該電子制御装置に送信するデータ変換装置を介装し、前記データ変換装置には、前記LANケーブルを流れるIDとデータを収集し、予め設定されている車両のIDとデータからなるID表と、前記収集したIDとデータを比較することにより、特定の車両を判別する自動車種判別手段を備え、該自動車種判別手段により特定された車両のIDとデータに基づいて、前記データ出力装置の出力データに応じて予め設定されている変換データを送信することである。
(2)前記データ出力装置が車速センサであり、該データ出力装置の出力速度が予め設定されている制限速度に達する直前に、前記データ変換装置が制限速度より低い変換速度を送信する(1)に記載の車両用電子制御システム。
本発明の車両用電子制御システムは、自動的に車種を判別して、判別した車種によって速度データを変換してECUに送信する機能をつけたことにより、メーカ、車種ごとに製品をラインアップする必要もなく、誤接続も生じない。
次に、本発明に係る車両用電子制御システムの実施形態について図面を参照して説明する。尚、システム構成は従来技術で説明したものと同じであるため、同じものには同一符号を付与して説明する。
本発明の車両用電子制御システムは、従来技術で説明した車両用電子制御システムと同様に、電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)に入るデータが制限速度(例えば、180km/h)以上になるとフューエルカットやスロットルが閉じられ速度が上がらないようにする仕組みを備えた装置に対して、実際の速度が制限速度以上になっても電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)に入るデータを変換して制限速度以下であるように見せかけてスピードリミッタを解除させるものである。
その構成は、図1に示すように、CAN_H線(CH1)とCAN_L線(CH2)の2本の通信線により1組をなし、各種車両情報データを通信するLANケーブルで接続された電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11A、電子制御装置(コンソールメータコントローラ)11B、電子制御装置(ボデイ制御モジュールBCM(Body Control Module))11Cからなる車載LANシステムにおいて、CH1をECU側、CH2をバス側に接続してECUとバスとの間にデータ変換装置(スピードリミッタ解除装置)14を介装する。
このように介装されたデータ変換装置(スピードリミッタ解除装置)14は、図2に示すように、CH1からのデータはCANドライバICで送受信される送受信部14B、受信されたデータはプロトコル処理がなされたデータを入出力する構成になっており、演算部14Cに自動車種判別機能、CANメッセージ受信送信処理プログラムを備えた構成になっている。
このような構成において、データ変換装置(スピードリミッタ解除装置)14はCH1で受信したデータをCH2から送信し、CH2で受信したデータをCH1から送信し、双方向にデータの受け渡しをする。車速が設定速度より大きい時、電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aに入る車速データを変換し設定速度を送信する。実際の車速が制限速度(例えば、180km/h)を越えているとしても電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aに入るデータは設定速度(例えば、175km/h)なのでスピードリミッタはかからない。
ここで、本願発明のデータ変換装置(スピードリミッタ解除装置)14には自動車種判別機能が備わっている。これは、CAN通信はISOで規格化されており、自動車内の車内LANとして搭載されることが多い。流れる情報ごとにIDが割り振られ、IDとデータはセットになっている。自動車で使われる情報(車速、エンジン回転数、水温等)をIDの何番に割り振るか、データの何バイト目に割り振るかなどは統一されていない。このため、図3に示すように、同じCAN通信搭載車でもN社のZはID:0x2D1で2、3バイト目が車速データを表すが、S社のLはID:0x512で3,4バイト目が車速データを表すというようにメーカ、車種ごとに車速データのID、データの位置は違う。
そのため、これらの自動車の車種を自動的に判別して、判別した車種によって速度データを変換して電子制御装置(エンジン制御ユニットECU)11Aに送信する機能があればメーカ、車種ごとに製品をラインアップする必要もなく、誤接続も生じない。
この自動車種判別機能を実現する手法として、先ず、前述したように、CAN通信は、ISOで規格化されているが、自動車で使われる情報をIDの何番に割り振るかデータの何バイト目に割り振るかなどは統一されていない。このため、メーカ、車種ごとに流れるIDも違ってくる。
従って、車種ごとに流れるIDを事前に調査しておき、データ変換装置(スピードリミッタ解除装置)14を接続した車両に流れるIDとを比較すれば、接続した車両の車種を判別することができる。今回の装置では、図4に示すように、事前に調査した車種別のIDをリストアップした車種別ID表と車両に流れているIDをリストアップした受信ID表とを比較し、一致するID数が一番多い車種を接続された車種と判別する。
図4に示すように、N社製ZのIDをM個リストアップする。それは、「0x2EA、0x3AA、0x231、…0x2FA、0x2FB、0x355」である。
S社製LのIDをM個リストアップする。それは、「0x5BC、0x5FB、0x4BD、…0x23C、0x211、0x22B」である。
受信したIDをM個リストアップすると、それは、「0x2EA、0x3AA、0x231、…0x200、0x2FB、0x355」であるとすると、このM個リストアップしたIDとN社製ZのID及びS社製LのIDを比較する。そうすると、N社製ZのIDと一致するものが5個、S社製LのIDと一致するものが1個であることがわかる。従って、受信したIDはN社製Zであると判別される。
この判別基準は、
(1)一致するIDの数が全車種のID表においてN個より少ない場合、未登録車種とする、
(2)一致するIDの数がN社製ZとS社製Lと同じ場合は、未登録車種とする、
(3)一致するIDの数がN社製ZのID表が一番多い場合はN社製Zであるとする、
(4)一致するIDの数がS社製LのID表が一番多い場合はS社製Lであるとする。
この自動車種判別機能について、以下詳細に説明する。
各変数は、
judge:車種判別に関する情報を表し、
0:車種判別前、
1:未登録車種、
2:N社製Z、
3:S社製L、
count_recv:受信ID表にリストアップされたID数、
count_Z33 :N社製ZのID表と受信ID表とで一致したID数、
count_BP5 :S社製LのID表と受信ID表とで一致したID数、
である。
CH1、CH2はそれぞれ受信メッセージバッファ10個、送信メッセージバッファ1個持っている。
車種ごとによく流れるCANメッセージのIDをM個用意し、車種別ID表を作成する。図5(A)に示すように、N社製ZをM個の配列z_id[M]へ格納し、図5(B)に示すように、S社製LをM個の配列l_id[M]へ格納する。そして、図5(C)に示すように、車種判別前に受信したIDをM個リストアップする受信ID表は配列rev_id[M]に格納する。
データ変換装置(スピードリミッタ解除装置)14は、CANメッセージを受信したら即座に他方のCHから送信しなくてはいけない。このため、マイコンのCANメッセージ受信完了割り込みを使い、CANメッセージを受信した時には最優先で処理を行うようにしている。以下、CH1受信割り込み処理、CH2受信割り込み処理について、フローチャートを参照して説明する。
CH1受信割り込み処理
図6に示すフローチャートは、CH1でCANメッセージを受信した時の割り込み処理を説明したものである。
CH1は、速度データを受信しないで車種判別前でも後でも受信したCANメッセージをそのままCH2から送信すればよい。しかし、自動車種判別機能のために車種判別前は受信したCANメッセージのIDを受信ID表にリストアップする。
CH1で受信したCANメッセージを受信バッファに取得して、受信バッファの内容をそのままCH2の送信バッファにコピーする(ステップST11)。
CH2から送信バッファのメッセージを送信する(ステップST12)。
次に、自動車種判別機能にて車種判別される前(judge=0)かどうかを確認する(ステップST13)。
ステップST13にて、judge=0の車種判別前であるときには、自動車種判別機能のためにリストアップするIDの数がM個であるかを確認する(ステップST14)。
ステップST14にて、リストアップするIDの数がM個未満(count_recv≧M)のときには、ステップST21にゆき、CH1の受信バッファにあるCANメッセージを全て処理したかを確認する(ステップST14、ST21)。
ステップST14にて、リストアップするIDの数がM個以上(count_recv<M)のときには、先ず、i=0にプリセットする(ステップST15)。
次に、受信ID表に格納される配列rev_id[i]をi=0から順にアドレス0xFFFまで受信したIDがリストアップされていないか調べる(ステップST16)。
ステップST16にて、初期値0xFFFでないときには、配列rev_id[i]と受信した受信IDを比較して、同じ場合にはステップST21にゆき、異なる場合には、iをインクリメントした、ステップST16にゆき再度比較する(ステップST19、ST20)。
ステップST16にて、初期値0xFFFであるときには、過去にリストアップされたIDを全て調べたことになり、rev_id[i]に受信したIDを入れ、count_recvをインクリメントしてステップST21にゆき、CH1の受信バッファにあるCANメッセージを全て処理したかを確認し、全て処理している場合は処理が終了となり、全て処理していない場合は、ステップST11にゆき再度処理を行う(ステップST18、ST21)。
CH2受信割り込み処理
図7及び図8に示すフローチャートはCH2でCANメッセージを受信した時の割り込み処理について説明したものである。
車種判別前は、CH1と同様に受信したCANメッセージをそのままCH1から送信し、自動車種判別機能のために受信したCANメッセージのIDを受信ID表にリストアップする。車種判別後は、車種に従って速度データをチェックし設定速度より大きい場合、設定速度に変換してCH1から送信する。
先ず、CH1で受信したCANメッセージを受信バッファに取得して、受信バッファの内容をそのままCH1の送信バッファにコピーする(ステップST31)。
次に、自動車判別機能にて車種判別される前(judge=0)かどうか確認する(ステップST32)。
ステップST32にて、車種判別後であれば次に判別された車種が未登録(judge=1)かどうか調べる(ステップST33)。
未登録でない場合は、判別された車種がN社のZ(judge=2)かどうか調べる(ステップST34)。
N社のZでない場合には次に判別された車種がS社のLなので、ID0x512のCANメッセージで、3、4バイト目が車速を表す(図3参照)。2バイト目を下の桁、3バイト目を上の桁として0x06D6が175kmを表す(ステップST35)。
ID0x512で0x0C2Bより大きい場合、CH1の送信バッファにあるデータを0x0C2Bに変換する(ステップST36、ST37)。
ステップST34にて、判別された車種がN社のZの場合は、ID0x2D1のCANメッセージで、2、3バイト目が車速を表す(図5(A)参照)(ステップST38)。2バイト目を下の桁、3バイト目を上の桁として0x06D6が175kmを表す。
そして、ID0x2D1で0x06D6より大きい場合は、CH1の送信バッファにあるデータを0x06D6に変換する(ステップST39、ST40)。
そして、送信バッファにあるCANメッセージを送信し、CH2の受信バッファにあるCANメッセージを全て処理したかを確認し、全て処理されていれば処理を終了し、全て処理されていない場合にはステップST31にゆき再度処理を行う(ステップST41、ST51)。
ステップST33にて、判別された車種が未登録(judge=1)である場合には、CH1の送信バッファにあるCANメッセージを送信し、CH2の受信バッファにあるCANメッセージを全て処理したかを確認し、全て処理されていれば処理を終了し、全て処理されていない場合にはステップST31にゆき再度処理を行う(ステップST42、ST41、ST51)。
ステップST32にて、車種判別される前(judge=0)である場合には、CH1の送信バッファのCANメッセージを送信する(ステップST43)。
そして、judge=0の車種判別前であるときには、自動車種判別機能のためにリストアップするIDの数がM個であるかを確認する(ステップST44)。
ステップST44にて、リストアップするIDの数がM個未満(count_recv≧M)のときには、ステップST51にゆき、CH2の受信バッフアにあるCANメッセージを全て処理したかを確認する(ステップST44、ST51)。
ステップST44にて、リストアップするIDの数がM個以上(count_recv<M)のときには、先ず、i=0にプリセットする(ステップST45)。
次に、受信ID表に格納される配列rev_id[i]をi=0から順にアドレス0xFFFまで受信したIDがリストアップされていないか調べる(ステップST46)。
ステップST46にて、初期値0xFFFでないときには、配列rev_id[i]と受信した受信IDを比較して、同じ場合にはステップST51にゆき、異なる場合には、iをインクリメントした、ステップST16にゆき再度比較する(ステップST49、ST50)。
ステップST46にて、初期値0xFFFであるときには、過去にリストアップされたIDを全て調べたことになり、rev_id[i]に受信したIDを入れ、count_recvをインクリメントしてステップST51にゆき、CH1の受信バッファにあるCANメッセージを全て処理したかを確認し、全て処理している場合は処理が終了となり、全て処理していない場合は、ステップST31にゆき再度処理を行う(ステップST47、ST48、ST51)。
次に、上記手法により自動車種判別を行った後においてのデータ変換装置(スピードリミッタ解除装置)14の自動車種判別機能について、図9及び図10に示すフローチャートを参照して、以下説明する。
先ず、イグニッションONなどにより電子制御装置(ECU)11Aの電源がONされると自動車種判別機能が動作する(ステップST61)。
次に、各変数を初期化する(ステップST62)。
具体的には、
judge=0、
count_recv=0、rev_id[M]={0xFFF、…、0xFFF}、
M=15:車種別ID表、受信ID表にリストアップするID数を15とする、
N=10:車種別ID表と受信ID表が一致するID数がN以上ないと未登録車として判断する、この場合、10とする。
そして、CH1とCH2の受信割り込み処理を許可する(ステップST63)。
ここで、自動車種判別に必要な受信ID数がM個以上になるまでループして待つ(ステップST64)。M個以上になったら次のステップST65に行く。
ステップST65〜ST71においては、受信ID表rev_id[i]とN社製ZのID表z_id[j]でi=0-M、j=0-Mまで調べ、一致するID数を数える。一致したID数はcount_Z33に記録される。
先ず、ステップST65において、カウンタ及び変数をリセットする(ステップST65)。
具体的には、i=0、j=0、count_Z33=0である。
次に、受信ID表rev_id[i]とN社製ZのID表z_id[j]を比較する(ステップST66)。
ステップST66にて、イコールでない場合には、jをインクルメントする(ステップST67)。
そして、jがMより大きいか否かを確認する(ステップST68)。
ステップST66で、比較した結果がイコールである場合には、カウンタcount_Z33をインクリメントしてステップST70に行く(ステップST69)。
ステップST67で、j≦Mである場合には、ステップST66にゆき、再度比較をする。
ステップST67で、jがMより大きい場合、及びステップST69で、カウンタをインクリメントした場合には、jを0にリセットし、iを+1インクリメントする(ステップST70)。
そして、iがMよりも大きいかを比較する(ステップST71)。
ステップST70で、i≦Mである場合には、ステップST66にゆき、再度比較する。
ステップST70で、iがMより大きい場合には、次のステップST72〜ST78のブロックにゆき、受信ID表rev_id[i]とS社製LのID表l_id[j]でi=0-M、j=0-Mまで調べ一致するID数を数えると共に、一致したID数はcount_BP5に記録される。
ステップST72で、i、j、count_BP5の変数とカウンタを初期値に設定する(ステップST72)。
次に、受信ID表rev_id[i]とS社製LのID表l_id[j]を比較する(ステップST73)。
ステップST73で、アンイコールの場合は、jを+1インクリメントする(ステップST74)。
そして、jとMを比較する(ステップST78)。
ステップST78で、i≦Mである場合には、ステップST73にゆき再度比較を行う。
ステップST78で、iがMより小さい場合には、{(count_BP5<N)かつ(count_Z33<N)}又は(count_BP5=count_Z33)であることを確認する(ステップST79)。
ステップST79で、条件を満足しない場合は、(count_Z33>count_BP5)であることを確認する(ステップST80)。
ステップST80で、この条件が満足した場合は、N社のZ、judge=2と判定する(ステップST81)。
ステップST80で、条件が満足しない場合は、S社のL、judge=3と判定する(ステップST82)。
ステップST79で、条件を満足した場合は、未登録車種、judge=1と判定する(ステップST83)。
そして、ステップST83でjudge=1、ステップST82でjudge=3、ステップST81でjudge=2が判定されることにより、自動車種判別は終了する(ステップST84)。
自動的に車種を判別して、判別した車種によって速度データを変換してECUに送信する機能を有するデータ変換装置(スピードリミッタ解除装置)を備えた車両用電子制御システムを提供する。
本願発明に係る車両用電子制御システムを略示的に示したブロック図である。 本願発明に係るデータ変換装置(スピードリミッタ解除装置)を略示的に示したブロック図である。 同、車種別車速データを表にして示した説明図である。 同、車種別ID表を示した説明図である。 同、車種別車速データを表にした説明図である。 同、CH1受信割り込み処理を示すフローチャート図である。 同、CH2受信割り込み処理を示すフローチャート図である。 同、CH2受信割り込み処理を示すフローチャート図である。 同、ECU電源ONしたときの割り込み処理を示すフローチャート図である。 同、ECU電源ONしたときの割り込み処理を示すフローチャート図である。 車両用電子制御システムを示すブロック図である。 データ変換装置を示すブロック図である。 電子制御装置が送受信する信号データを示す図表である。 通信データを示す図表である。
符号の説明
10 電子制御システム
11A 電子制御装置(ECU)
11B 電子制御装置
11C 電子制御装置
11D 電子制御装置
11E 電子制御装置
11F 電子制御装置
11G 電子制御装置
14 データ変換装置(スピードリミッタ解除装置)
14B 送受信部
14C 演算部

Claims (2)

  1. 複数の電子制御装置とデータ出力装置をLANケーブルにより接続する車両用電子制御システムであって、
    前記データ出力装置を前記電子制御装置に接続しているLANケーブルに、データ出力装置が出力しているデータを変換して当該電子制御装置に送信するデータ変換装置を介装し、
    前記データ変換装置には、前記LANケーブルを流れるIDとデータを収集し、
    予め設定されている車両のIDとデータからなるID表と、前記収集したIDとデータを比較することにより、特定の車両を判別する自動車種判別手段を備え、
    該自動車種判別手段により特定された車両のIDとデータに基づいて、前記データ出力装置の出力データに応じて予め設定されている変換データを送信することを特徴とする車両用電子制御システム。
  2. 前記データ出力装置が車速センサであり、該データ出力装置の出力速度が予め設定されている制限速度に達する直前に、前記データ変換装置が制限速度より低い変換速度を送信する請求項1に記載の車両用電子制御システム。
JP2006000535A 2006-01-05 2006-01-05 車両用電子制御システム Pending JP2007184696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006000535A JP2007184696A (ja) 2006-01-05 2006-01-05 車両用電子制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006000535A JP2007184696A (ja) 2006-01-05 2006-01-05 車両用電子制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007184696A true JP2007184696A (ja) 2007-07-19

Family

ID=38340416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006000535A Pending JP2007184696A (ja) 2006-01-05 2006-01-05 車両用電子制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007184696A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9432283B2 (en) 2010-01-06 2016-08-30 Nec Corporation Communication control system and communication control method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9432283B2 (en) 2010-01-06 2016-08-30 Nec Corporation Communication control system and communication control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1839150B1 (en) Fault diagnosis data recording system and method
US8033350B2 (en) Starting control apparatus
JP6460080B2 (ja) 車載ネットワークシステム
US9457740B2 (en) Vehicle control system
US7917261B2 (en) System and methods for controlling vehicular functions
US20180141439A1 (en) Onboard vehicle communication system
US20060142914A1 (en) Vehicle data recording system with detachable recording apparatus
JP4111674B2 (ja) 通信ゲートウェイ装置
JP2008290666A (ja) 電子制御装置
JP2006352201A (ja) 通信変換制御装置
JP4326924B2 (ja) 船外機識別番号設定装置及び船舶
US10388159B2 (en) Internet of things system and control method thereof
US7496050B2 (en) Network communication apparatus
JP4808127B2 (ja) 車内通信方法、車内通信システム、中継装置及び車載型通信装置
JP2007184696A (ja) 車両用電子制御システム
JP2009035237A (ja) 故障診断装置及び故障診断方法
JPH01197145A (ja) 車両用故障診断装置
CN109917775A (zh) 一种汽车安全网关数据传输方法及电子设备
JP2005205997A (ja) 車載システム
CN107888628B (zh) 一种车辆通信系统
JPH10133905A (ja) 車両通信ネットワークシステム
US20130238736A1 (en) Communication node, communication system, and method for performing a communication
JP2005145262A (ja) 車載用lanシステム
KR100666370B1 (ko) 차량내부 네트워크용 스마트 모듈
JP2004207782A (ja) 車両用電子制御システム