JP2007183471A - 光導波路及びその製造方法並びに光導波路モジュール及びその製造方法 - Google Patents

光導波路及びその製造方法並びに光導波路モジュール及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】凹溝の隣接領域におけるコア材料の厚みを充分に薄くして、しかもクラッド部に広げられたコア材料の表面を均一にすること。
【解決手段】下クラッド部21の表面に設けた凹溝22に隣接して平坦な隣接領域24を設け、隣接領域24に隣接して窪み25を設ける。窪み25の端部には凸部26が設けられており、凸部26の上面は隣接領域24と同じ高さに位置している。下クラッド部21にコア用樹脂28を供給し、コア用樹脂28をスタンパ29で押圧してコア用樹脂28を押し広げ、凹溝22内にコア23を成形する。このとき、凸部26がスタンパ29の下面に当接することによってスタンパ29が水平に保持される。
【選択図】図7

Description

本発明は、光導波路及びその製造方法並びに光導波路モジュール及びその製造方法に関する。特に本発明は、ポリマー材料を用いて複製法により製作される光導波路とその光導波路を実装された光導波路モジュール、並びにそれらの製造方法に関するものである。
光通信に用いられる光ファイバの接続部や末端部では、他の光ファイバや投光素子、受光素子などと接続するために光導波路が用いられている。このような光導波路としては、従来、赤外線波長領域で低損失の石英系材料を用いた光導波路が主流であった。しかし、最近では、コストや生産性に優れたポリマー光導波路の開発が盛んになってきている。
ポリマー光導波路は、下クラッド部に形成された凹溝内にコア材料(ポリマー材料)を充填させてコアを成形し、下クラッド部の上に上クラッド部を重ねて上下クラッド部間にコアを閉じ込めたものである。このようなポリマー光導波路では、凹溝からはみ出して上クラッド部と下クラッド部との間に挟まれている薄いコア材料が光導波路の特性に悪い影響を与えることは古くから知られている(特許文献1)。
例えば特許文献2に記載された光導波路では、凹溝内にコア材料を充填した後、凹溝からはみ出した余分なコア材料をスキージゴムによって掻き取っている。しかし、このような方法では、凹溝内のコア材料が硬化時に硬化収縮を起こすことによってコアの表面にヒケが生じ、やはり光導波路の特性に悪影響を及ぼしていた。
そのため、近年においては、下クラッド部の凹溝にコア材料を充填した後、スタンパで下クラッド部及びコア材料を押圧し、コア材料を凹溝内で圧縮しながら硬化させてコアを成形し、コアにヒケなどが生じないようにしている。同時に、圧力を加えることでスタンパと下クラッド部との間に挟みこまれているコア材料の厚みをできるだけ薄くし、コア内の光信号ができるだけ漏れないようにしている。
しかしながら、上クラッド部と下クラッド部との間に挟みこまれているコア材料の厚みを充分に薄くしようとすれば、上クラッド部と下クラッド部の間に大きな圧力を長時間加え続けなければならず、実用的でなかった。
そこで、特許文献3に記載された光導波路では、図1に下クラッド部11を示すように、凹溝12の両側近傍に比較的小さな円形又は線状の樹脂溜まり13を複数個設けている。このような構造によれば、上クラッド部と下クラッド部の間に圧力を掛けたとき、上下クラッド部間のコア材料が凹溝と樹脂溜まりに引き込まれて下クラッド部内のコア材料が薄くなる。しかし、このような構造では、凹溝12や樹脂溜まり13内の空気が逃げにくいため、コア内に気泡を噛み込んでコアの充填不良を生じ易かった。また、このためにコアに剥離やクラックが生じ易く、湿気等の浸入によって光導波路の耐環境性が低下する問題があった。
そのため、特許文献4に開示されている光導波路では、図2に下クラッド部11を示すように、凹溝12の隣接領域14を残してほぼ全体にコア材料を逃がすための窪み15を設けている。窪み15は、周囲を下クラッド部11によって囲まれておらず、光導波路の外周部に向けて開放されている。このような構造によれば、凹溝12の両側に平坦で比較的幅の狭い隣接領域14が形成されており、この隣接領域14に大きな圧力を加えて当該領域におけるコア材料の厚みを薄くしてコア内の光が漏れるのを防ぐことができる。また、凹溝12内の空気も逃げやすくなってコア内に気泡を噛み込みにくくなる。
しかし、このような構造の光導波路では、コア成形時に凹溝12の隣接領域14のみでスタンパ17からの大きな圧力を受けることになるので、図3に示すように、その外側に位置している窪み15にスタンパ17の端が落ち込み易く、スタンパ17と下クラッド部11との間の平行性を保つことが難しい。そのため、圧力を加えて下クラッド部11全体に押し広げたコア材料16の表面が不均一になり、凹溝12の隣接領域14の上を覆っているコア材料16のうち厚みの大きな部分からコア内の光信号が漏れる恐れがあった。さらに、この上に上クラッド部を積層したとき、光導波路の端部から上クラッド部が剥離し易かった。
また、図4に示すように、このような構造の下クラッド部11をウエハ18上に複数個形成しておき、複数の光導波路を一度に製作する場合には、スタンパと下クラッド部とが傾く現象は起きにくい(もっとも、比較的軟らかいスタンパを用いた場合には、スタンパが撓んでコア材料の表面が平坦にならない恐れがある。)。しかし、このように多数個同時に製造する場合には、一般に、ウエハ18の中央部にコア材料16を滴下し、これをスタンパで押えて中央部から周辺部へとコア材料16を流動させて押し広げていく。そのため、中央部から外れた位置にある下クラッド部11では、中央部から流れてきたコア材料16が一方から他方へと通過することによって凹溝12内に充填される。そして、凹溝12内にコア材料16が流入した後、さらに大きな圧力を加えると、凹溝12内の余分なコア材料16が隣接領域14を超えて窪み15へと排出され、隣接領域14のコア材料16が圧力で薄く伸ばされる。ところが、凹溝12の断面積は窪み15の断面積に比べて非常に狭く、流動抵抗が大きいので、図4に矢印で示すように、流動してきたコア材料16は凹溝12に充分に入らず、窪み15を迂回して通過し、その結果コアの充填不良や気泡の噛み込みが起き易かった。
また、特許文献5には、光ファイバや投光素子、受光素子などの光学部品を実装するための機能部位を備えたベースの上に光導波路を実装した光導波路モジュールが開示されている。このような光導波路モジュールは、コアを形成された下クラッド部とベースとの間にクラッド材料を供給し、下クラッド部をベースに押圧させクラッド材料を押し広げて上クラッド部を成形し、それによってベースの上に上下反転した光導波路を一体に成形している。
しかしながら、このような光導波路モジュールでは、上クラッド部を成形する際の圧力によってコアやベースにクラック等が発生して光導波路モジュールの信頼性低下や屈折率分布が発生し、特性のバラツキが生じていた。さらに、下クラッド部に加える圧力の不均一があると、上クラッド部の厚みが不均一になっていた。
特開昭63−293509号公報 特開平9−281351号公報 特開2003−344682号公報 特開2003−172841号公報 特開2005−266179号公報
本発明は上記のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その第1の目的とするところは、凹溝の隣接領域におけるコア材料の厚みを充分に薄くすることができ、しかも、クラッド部に広げられたコア材料の表面を均一にすることができる光導波路とその製造方法を提供することにある。
また、本発明の第2の目的とするところは、凹溝内の余分なコア材料を逃がすための窪みを形成された光導波路を複数個一度に製造する場合でも、コア材料をより確実に凹溝内に充填させることのできる光導波路とその製造方法を提供することにある。
また、本発明の第3の目的とするところは、凹溝の隣接領域におけるコア材料の厚みを充分に薄くすることができ、しかも、クラッド部に広げられたコア材料の表面を均一にすることができる光導波路モジュールとその製造方法を提供することにある。
また、本発明の第4の目的とするところは、凹溝内の余分なコア材料を逃がすための窪みを形成された光導波路を複数個一度に製造する場合でも、コア材料をより確実に凹溝内に充填させることのできる光導波路モジュールとその製造方法を提供することにある。
本発明にかかる第1の光導波路は、一方のクラッド部の表面に設けた凹溝にコア材料を供給し、該コア材料を型面で押圧して前記凹溝内にコアを形成し、前記一方のクラッド部に他方のクラッド部を重ね合わせて両クラッド部間に前記コアを挟みこんだ光導波路において、前記凹溝の隣接領域で前記両クラッド部どうしが近接しており、前記凹溝の隣接領域に隣接し、かつ、前記凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが少なくともいずれか一方のクラッド部に形成され、前記窪み内において少なくともいずれか一方のクラッド部に凸部が設けられていることを特徴としている。なお、ここで言う型面とは、スタンパの型面でもよく、他方のクラッド部の表面でもよい。また、好ましいものではないが、前記凹溝の隣接領域では、前記両クラッド部どうしがコア材料の薄膜を介して近接していることが多い。
本発明の第1の光導波路にあっては、隣接領域を挟んで凹溝と反対側に、凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが少なくともいずれか一方のクラッド部に形成されているので、凹溝に供給されたコア材料を型面で押圧してコアを成形する際、凹溝の隣接領域と型面との間に挟まったコア材料はスムーズに窪みへと排出される。その結果、短時間で隣接領域と型面との間のコア材料の厚みを薄くすることができ、隣接領域を覆っているコア材料の薄膜からコア内の光信号が漏れにくくなる。しかも、窪み内において少なくともいずれか一方のクラッド部に凸部が設けられているので、コア材料を型面で押圧する際に凸部が型面に当接することで型面の傾きや撓みを抑制することができ、隣接領域を覆っている薄膜の厚みが不均一になって光信号が漏れ易くなるのを防ぐことができる。また、両クラッド部どうしの剥離も起こりにくくなる。
本発明にかかる第2の光導波路は、一方のクラッド部が複数個含まれたクラッド集合基板の表面に設けた複数の凹溝にコア材料を供給し、該コア材料を型面で押圧して前記凹溝内にコアを形成し、コアを形成された前記クラッド集合基板に他方のクラッド部が複数個含まれた別なクラッド集合基板を重ね合わせて両クラッド集合基板間に前記コアが挟みこまれた光導波路集合基板を製作し、前記光導波路集合基板を個々に分割して得た光導波路において、前記凹溝の隣接領域で前記両クラッド部どうしが近接しており、前記凹溝の隣接領域に隣接し、かつ、前記凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが少なくともいずれか一方のクラッド部に形成され、前記窪み内において少なくともいずれか一方のクラッド部に凸部が設けられていることを特徴としている。なお、ここで言う型面とは、スタンパの型面でもよく、他方のクラッド部の表面でもよい。また、好ましいものではないが、前記凹溝の隣接領域では、前記両クラッド部どうしがコア材料の薄膜を介して近接していることが多い。
本発明の第2の光導波路にあっては、隣接領域を挟んで凹溝と反対側に、凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが少なくともいずれか一方のクラッド部に形成されているので、凹溝に供給されたコア材料を型面で押圧してコアを成形する際、凹溝の隣接領域と型面との間に挟まったコア材料はスムーズに窪みへと排出される。その結果、短時間で隣接領域と型面との間のコア材料の厚みを薄くすることができ、隣接領域を覆っているコア材料の薄膜からコア内の光信号が漏れにくくなる。しかも、窪み内において少なくともいずれか一方のクラッド部に凸部が設けられているので、コア材料を柔軟な型面で押圧する場合でも凸部が型面に当接することで型面の撓みを抑制することができ、隣接領域を覆っている薄膜の厚みが不均一になって光信号が漏れ易くなるのを防ぐことができる。また、窪み内に凸部が形成されているので、窪み内におけるコア材料の流動抵抗が大きくなり、その分凹溝内にコア材料が流れ込んで凹溝内に充填され易くなる。よって、コア内に気泡等を噛み込みにくくなり、凹溝におけるコア材料の充填不良も起きにくくなる。
本発明にかかる第1又は第2の光導波路のある実施態様は、前記凸部が複数設けられており、そのうち少なくとも1つ以上の凸部が、前記凹溝の隣接領域とほぼ同じ高さとなっている。かかる実施態様によれば、隣接領域に押し当てられた平坦な型面を凸部で支持させることができる。
本発明にかかる第1又は第2の光導波路の別な実施態様は、前記凸部の先端面の面積が、前記凹溝の隣接領域の面積よりも小さくなっている。かかる実施態様によれば、凸部の面積が隣接領域の面積に比べて小さくなっているので、窪み内におけるコア材料の流動性が過度に阻害されることがなく、窪み内における気泡の噛み込みによるクラッド部の剥離が起きにくい。
本発明にかかる第1の光導波路モジュールは、一方のクラッド部の表面に設けた凹溝にコア材料を供給し、該コア材料を型面で押圧して前記凹溝内にコアを形成した第1の基板と、光学部品を実装するための機能部位を有する第2の基板との間にクラッド材料を挟みこんで他方のクラッド部を成形すると共に前記第1の基板と前記第2の基板を接合させることにより、前記第2の基板の上に光導波路を実装した光導波路モジュールにおいて、前記凹溝の隣接領域に隣接し、かつ、前記凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが前記一方のクラッド部に形成され、前記窪み内において前記一方のクラッド部に凸部が設けられていることを特徴としている。なお、ここで言う型面とは、スタンパの型面でもよく、他方のクラッド部の表面でもよい。
本発明の第1の光導波路モジュールにあっては、隣接領域を挟んで凹溝と反対側に、凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが少なくともいずれか一方のクラッド部に形成されているので、凹溝に充填されたコア材料を型面で押圧してコアを成形する際、凹溝の隣接領域と型面との間に挟まったコア材料はスムーズに窪みへと排出される。その結果、短時間で隣接領域と型面との間のコア材料の厚みを薄くすることができ、隣接領域を覆っているコア材料の薄膜からコア内の光信号が漏れにくくなる。しかも、窪み内において少なくともいずれか一方のクラッド部に凸部が設けられているので、コア材料を型面で押圧する際に凸部が型面に当接することで型面の傾きや撓みを抑制することができ、隣接領域を覆っている薄膜の厚みが不均一になって光信号が漏れ易くなるのを防ぐことができる。また、両クラッド部どうしの剥離も起こりにくくなる。
本発明にかかる第2の光導波路モジュールは、一方のクラッド部が複数個含まれたクラッド集合基板の表面に設けた複数の凹溝にコア材料を供給し、該コア材料を型面で押圧して前記凹溝内にコアを形成した第1の基板の集合体と、光学部品を実装するための機能部位を有する第2の基板の集合体との間にクラッド材料を挟みこんで複数枚分の他方のクラッド部を成形すると共に前記第1の基板の集合体と前記第2の基板の集合体を接合させることにより、前記第2の基板の集合体の上に複数個分の光導波路を形成し、これを個々に分割して得た光導波路モジュールにおいて、前記凹溝の隣接領域に隣接し、かつ、前記凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが前記一方のクラッド部に形成され、前記窪み内において前記一方のクラッド部に凸部が設けられていることを特徴としている。なお、ここで言う型面とは、スタンパの型面でもよく、他方のクラッド部の表面でもよい。
本発明の第2の光導波路モジュールにあっては、隣接領域を挟んで凹溝と反対側に、凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが少なくともいずれか一方のクラッド部に形成されているので、凹溝に充填されたコア材料を型面で押圧してコアを成形する際、凹溝の隣接領域と型面との間に挟まったコア材料はスムーズに窪みへと排出される。その結果、短時間で隣接領域と型面との間のコア材料の厚みを薄くすることができ、隣接領域を覆っているコア材料の薄膜からコア内の光信号が漏れにくくなる。しかも、窪み内において少なくともいずれか一方のクラッド部に凸部が設けられているので、コア材料を柔軟な型面で押圧する場合でも凸部が型面に当接することで型面の撓みを抑制することができ、隣接領域を覆っている薄膜の厚みが不均一になって光信号が漏れ易くなるのを防ぐことができる。また、窪み内に凸部が形成されているので、窪み内におけるコア材料の流動抵抗が大きくなり、その分凹溝内にコア材料が流れ込んで凹溝内に充填され易くなる。よって、コア内に気泡等を噛み込みにくくなり、凹溝におけるコア材料の充填不良も起きにくくなる。
本発明にかかる第1又は第2の光導波路モジュールのある実施態様は、前記凸部が複数設けられており、そのうち少なくとも1つ以上の凸部が、前記凹溝の隣接領域とほぼ同じ高さであることを特徴としている。かかる実施態様によれば、隣接領域に押し当てられた平坦な型面を凸部で支持させることができる。
本発明にかかる第1又は第2の光導波路モジュールの別な実施態様は、前記凸部の先端面の面積が、前記凹溝の隣接領域の面積よりも小さくなっている。かかる実施態様によれば、凸部の面積が隣接領域の面積に比べて小さくなっているので、窪み内におけるコア材料の流動性が過度に阻害されることがなく、窪み内における気泡の噛み込みによるクラッド部の剥離が起きにくい。
本発明にかかる第1又は第2の光導波路モジュールのさらに別な実施態様は、前記第2の基板が、シリコンからなることを特徴としている。かかる実施態様では、第2の基板がシリコンからなるので、微細加工が容易で光導波路モジュールの小型化に寄与する。
本発明にかかる第1又は第2の光導波路モジュールのさらに別な実施態様は、前記第2の基板が、光ファイバを位置決めするためのV溝を有していることを特徴としている。かかる実施態様によれば、光ファイバ(光学部品)をV溝(機能部位)で位置決めして光導波路のコアと容易に光軸合わせすることができる。
本発明にかかる第1又は第2の光導波路モジュールのさらに別な実施態様は、前記第2の基板が、前記第1の基板を支持するためのスペーサを備えていることを特徴としている。かかる実施態様によれば、スペーサで支えることにより第2の基板の上に水平に第1の基板を支持させることができる。
上記実施態様では、前記第2の基板のスペーサと前記第1の基板の凸部とが、少なくとも一組対向していてもよい。かかる実施態様によれば、スペーサと凸部を突き合わせることで確実に第1の基板を支持させることができる。特に、第1の基板の表面(下面)に凹凸がある場合でも、第1の基板を水平に支持させることができる。また、スペーサを凹溝の隣接領域に当接させる場合に比べて光導波路モジュールの小型化に寄与することができる。
本発明にかかる第1の光導波路の製造方法は、一方のクラッド部の表面にコア形成用の凹溝と、前記凹溝に隣接する隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ外周部の一部が外部に開放された窪みと、前記窪み内に位置する凸部とを設けておき、前記一方のクラッド部の凹溝にコア材料を供給した後、スタンパの型面と前記一方のクラッド部とを押圧させて前記凸部を前記スタンパの型面に当接させるようにして前記凹溝内にコアを形成すると共に、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにすることを特徴としている。
本発明の第1の光導波路の製造方法にあっては、一方のクラッド基板の隣接領域を挟んで凹溝と反対側に、凹溝よりも容積が大きくて外周部の一部が外部に開放された窪みが形成されているので、凹溝に充填されたコア材料をスタンパの型面で押圧してコアを成形する際、凹溝の隣接領域と型面との間に挟まったコア材料はスムーズに窪みへと排出される。その結果、短時間で隣接領域とスタンパとの間のコア材料の厚みを薄くすることができ、隣接領域を覆っているコア材料の薄膜からコア内の光信号が漏れにくくなる。しかも、窪み内において少なくともいずれか一方のクラッド部に凸部が設けられているので、コア材料をスタンパの型面で押圧する際に凸部がスタンパに当接することでスタンパの傾きや撓みを抑制することができ、隣接領域を覆っている薄膜の厚みが不均一になって光信号が漏れ易くなるのを防ぐことができる。また、両クラッド部どうしの剥離も起こりにくくなる。
本発明にかかる第2の光導波路の製造方法は、一方のクラッド部の表面にコア形成用の凹溝と、前記凹溝に隣接する隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ外周部の一部が外部に開放された窪みとを設けておき、前記一方のクラッド部の凹溝にコア材料を供給した後、前記窪みに対向する位置に凸部を備えたスタンパの型面と前記一方のクラッド部とを押圧させて前記凸部を前記窪みに当接させるようにして前記凹溝内にコアを形成すると共に、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにすることを特徴としている。
本発明の第2の光導波路の製造方法にあっては、一方のクラッド基板の隣接領域を挟んで凹溝と反対側に、凹溝よりも容積が大きくて外周部の一部が外部に開放された窪みが形成されているので、凹溝に充填されたコア材料をスタンパの型面で押圧してコアを成形する際、凹溝の隣接領域と型面との間に挟まったコア材料はスムーズに窪みへと排出される。その結果、短時間で隣接領域とスタンパとの間のコア材料の厚みを薄くすることができ、隣接領域を覆っているコア材料の薄膜からコア内の光信号が漏れにくくなる。しかも、スタンパに凸部が設けられているので、コア材料をスタンパの型面で押圧する際に凸部が一方のクラッド基板の窪みに当接することでスタンパの傾きや撓みを抑制することができ、隣接領域を覆っている薄膜の厚みが不均一になって光信号が漏れ易くなるのを防ぐことができる。また、両クラッド部どうしの剥離も起こりにくくなる。
本発明にかかる第3の光導波路の製造方法は、一方のクラッド部が複数個含まれた第1のクラッド集合基板の表面にコア形成用の複数の凹溝と、前記凹溝に隣接する複数の隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ互いに連通した複数の窪みと、前記窪み内に位置する凸部とを設けておき、前記第1のクラッド集合基板の凹溝にコア材料を供給した後、スタンパの型面と前記第1のクラッド集合基板とを押圧させて前記凸部を前記スタンパの型面に当接させるようにし、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにしながら前記凹溝内にコアを形成する工程と、前記第1のクラッド集合基板の表面に、他方のクラッド部が複数個含まれた第2のクラッド集合基板を重ね合わせて第1のクラッド集合基板と第2のクラッド集合基板との間にコアを挟み込んだ後、これを分割することによって複数個の光導波路を得る工程とを備えたものである。
本発明の第3の光導波路の製造方法にあっては、一方のクラッド基板の隣接領域を挟んで凹溝と反対側に、凹溝よりも容積が大きくて互いに連通した窪みが形成されているので、凹溝に充填されたコア材料をスタンパの型面で押圧してコアを成形する際、凹溝の隣接領域と型面との間に挟まったコア材料はスムーズに窪みへと排出される。その結果、短時間で隣接領域と型面との間のコア材料の厚みを薄くすることができ、隣接領域を覆っているコア材料の薄膜からコア内の光信号が漏れにくくなる。しかも、窪み内において一方のクラッド部に凸部が設けられているので、コア材料を柔軟な型面で押圧する場合でも凸部が型面に当接することで型面の撓みを抑制することができ、隣接領域を覆っている薄膜の厚みが不均一になって光信号が漏れ易くなるのを防ぐことができる。また、窪み内に凸部が形成されているので、窪み内におけるコア材料の流動抵抗が大きくなり、その分凹溝内にコア材料が流れ込んで凹溝内に充填され易くなる。よって、コア内に気泡等を噛み込みにくくなり、凹溝におけるコア材料の充填不良も起きにくくなる。
本発明にかかる第4の光導波路の製造方法は、一方のクラッド部が複数個含まれた第1のクラッド集合基板の表面にコア形成用の複数の凹溝と、前記凹溝に隣接する複数の隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ互いに連通した複数の窪みとを設けておき、前記第1のクラッド集合基板の凹溝にコア材料を供給した後、前記窪みに対向する位置に凸部を備えたスタンパの型面と前記第1のクラッド集合基板とを押圧させて前記凸部を前記窪みに当接させるようにし、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにしながら前記凹溝内にコアを形成する工程と、前記第1のクラッド集合基板の表面に、他方のクラッド部が複数個含まれた第2のクラッド集合基板を重ね合わせて第1のクラッド集合基板と第2のクラッド集合基板との間にコアを挟み込んだ後、これを分割することによって複数個の光導波路を得る工程とを備えたものである。
本発明の第4の光導波路の製造方法にあっては、一方のクラッド基板の隣接領域を挟んで凹溝と反対側に、凹溝よりも容積が大きくて互いに連通した窪みが形成されているので、凹溝に充填されたコア材料をスタンパの型面で押圧してコアを成形する際、凹溝の隣接領域と型面との間に挟まったコア材料はスムーズに窪みへと排出される。その結果、短時間で隣接領域と型面との間のコア材料の厚みを薄くすることができ、隣接領域を覆っているコア材料の薄膜からコア内の光信号が漏れにくくなる。しかも、窪み内においてスタンパに凸部が設けられているので、凸部が窪みに当接することでスタンパの撓みを抑制することができ、隣接領域を覆っている薄膜の厚みが不均一になって光信号が漏れ易くなるのを防ぐことができる。また、スタンパに凸部が形成されていて一方のクラッド基板の窪みに当接しているので、窪み内におけるコア材料の流動抵抗が大きくなり、その分凹溝内にコア材料が流れ込んで凹溝内に充填され易くなる。よって、コア内に気泡等を噛み込みにくくなり、凹溝におけるコア材料の充填不良も起きにくくなる。
本発明にかかる第1〜第4の光導波路の製造方法のある実施態様は、前記凸部が複数設けられており、そのうち少なくとも1つ以上の凸部が、前記凹溝の隣接領域とほぼ同じ高さとなっている。かかる実施態様によれば、隣接領域に押し当てられた平坦な型面を凸部で支持させることができる。
本発明にかかる第1〜第4の光導波路の製造方法の別な実施態様は、前記凸部の先端面の面積を、前記凹溝の隣接領域の面積よりも小さくなっている。かかる実施態様によれば、凸部の面積が隣接領域の面積に比べて小さくなっているので、窪み内におけるコア材料の流動性が過度に阻害されることがなく、窪み内における気泡の噛み込みによるクラッド部の剥離が起きにくい。
本発明にかかる第1の光導波路モジュールの製造方法は、一方のクラッド部の表面にコア形成用の凹溝と、前記凹溝に隣接する隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ外周部の一部が外部に開放された窪みと、前記窪み内に位置する凸部とを設けておき、前記一方のクラッド部の凹溝にコア材料を供給した後、スタンパの型面と前記一方のクラッド部とを押圧させて前記凸部を前記スタンパの型面に当接させるようにし、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにしながら前記凹溝内にコアを充填させて第1の基板を製作する工程と、前記第1の基板と、光学部品を実装するための機能部位を有する第2の基板との間にクラッド材料を挟みこんで他方のクラッド部を成形すると共に前記第1の基板と前記第2の基板を接合させることにより、前記第2の基板の上に光導波路を実装する工程とを備えたものである。
本発明の第1の光導波路モジュールの製造方法にあっては、一方のクラッド基板の隣接領域を挟んで凹溝と反対側に、凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが形成されているので、凹溝に充填されたコア材料を型面で押圧してコアを成形する際、凹溝の隣接領域と型面との間に挟まったコア材料はスムーズに窪みへと排出される。その結果、短時間で隣接領域と型面との間のコア材料の厚みを薄くすることができ、隣接領域を覆っているコア材料の薄膜からコア内の光信号が漏れにくくなる。しかも、窪み内において少なくともいずれか一方のクラッド部に凸部が設けられているので、コア材料を型面で押圧する際に凸部が型面に当接することで型面の傾きや撓みを抑制することができ、隣接領域を覆っている薄膜の厚みが不均一になって光信号が漏れ易くなるのを防ぐことができる。また、両クラッド部どうしの剥離も起こりにくくなる。
本発明にかかる第2の光導波路モジュールの製造方法は、一方のクラッド部が複数個含まれたクラッド集合基板の表面にコア形成用の複数の凹溝と、前記凹溝に隣接する複数の隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ互いに連通した複数の窪みと、前記窪み内に位置する凸部とを設けておき、前記クラッド集合基板の凹溝にコア材料を供給した後、スタンパの型面と前記クラッド集合基板とを押圧させて前記凸部を前記スタンパの型面に当接させるようにし、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにしながら前記凹溝内にコアを充填させて第1の基板の集合体を製作する工程と、前記第1の基板の集合体と、光学部品を実装するための機能部位を有する第2の基板の集合体との間にクラッド材料を挟みこんで複数個分の他方のクラッド部を成形すると共に前記第1の基板の集合体と前記第2の基板の集合体を接合させた後、これを分割することによって前記第2の基板の上に光導波路が実装された光導波路モジュールを製作する工程とを備えたものである。
本発明の第3の光導波路モジュールの製造方法にあっては、一方のクラッド基板の隣接領域を挟んで凹溝と反対側に、凹溝よりも容積が大きくて互いに連通した窪みが形成されているので、凹溝に充填されたコア材料をスタンパの型面で押圧してコアを成形する際、凹溝の隣接領域と型面との間に挟まったコア材料はスムーズに窪みへと排出される。その結果、短時間で隣接領域と型面との間のコア材料の厚みを薄くすることができ、隣接領域を覆っているコア材料の薄膜からコア内の光信号が漏れにくくなる。しかも、窪み内において一方のクラッド部に凸部が設けられているので、コア材料を柔軟な型面で押圧する場合でも凸部が型面に当接することで型面の撓みを抑制することができ、隣接領域を覆っている薄膜の厚みが不均一になって光信号が漏れ易くなるのを防ぐことができる。また、窪み内に凸部が形成されているので、窪み内におけるコア材料の流動抵抗が大きくなり、その分凹溝内にコア材料が流れ込んで凹溝内に充填され易くなる。よって、コア内に気泡等を噛み込みにくくなり、凹溝におけるコア材料の充填不良も起きにくくなる。
本発明にかかる第1又は第2の光導波路モジュールの製造方法のある実施態様は、前記凸部が複数設けられており、そのうち少なくとも1つ以上の凸部が、前記凹溝の隣接領域とほぼ同じ高さであることを特徴としている。かかる実施態様によれば、隣接領域に押し当てられた平坦な型面を凸部で支持させることができる。
本発明にかかる第2の光導波路モジュールの製造方法の別な実施態様は、前記凸部の先端面の面積が、前記凹溝の隣接領域の面積よりも小さくなっている。かかる実施態様によれば、凸部の面積が隣接領域の面積に比べて小さくなっているので、窪み内におけるコア材料の流動性が過度に阻害されることがなく、窪み内における気泡の噛み込みによるクラッド部の剥離が起きにくい。
本発明にかかる第2の光導波路モジュールの製造方法のさらに別な実施態様は、前記第2の基板が、シリコンからなることを特徴としている。かかる実施態様では、第2の基板がシリコンからなるので、微細加工が容易で光導波路モジュールの小型化に寄与する。
本発明にかかる第2の光導波路モジュールの製造方法のさらに別な実施態様は、前記第2の基板が、光ファイバを位置決めするためのV溝を有していることを特徴としている。かかる実施態様によれば、光ファイバ(光学部品)をV溝(機能部位)で位置決めして光導波路のコアと容易に光軸合わせすることができる。
なお、本発明の以上説明した構成要素は、可能な限り任意に組み合わせることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。
図5は本発明の実施例1による光導波路101の構造を示す斜視図、図6は光導波路101の凸部26を通過する位置における断面図である。また、図7〜図9は光導波路101の製造工程を示す概略斜視図、図10は光導波路101の製造工程を示す概略断面図である。
図7(a)及び図10(a)に示すように、下クラッド部21はクラッド用樹脂、すなわち屈折率の高い透明な樹脂によって成形されており、その上面には光信号の合波、分波、合成、分岐等の目的に応じた形状の凹溝22が形成されている。凹溝22の両側には凹溝22の全長を挟むようにして凹溝22の底面よりも高く、かつ、平坦な隣接領域24が設けられている。隣接領域24の外側にはコア用樹脂を逃がすための窪み25が設けられており、窪み25は隣接領域24よりも高さが低く、かつ、凹溝22よりも容積(または、図6における断面積)が大きくなっている。さらに、窪み25の両側の縁(隣接領域24からできるだけ遠くの位置)には、平坦な上面が隣接領域24の上面と同じ高さとなるようにして、複数個の凸部26が突設されている。
図5及び図6に示すように、凹溝22内にはクラッド用樹脂よりも屈折率が大きくて透明なコア用樹脂が充填されてコア23が形成されている。下クラッド部21の上面には上クラッド部27が一体に重ね合わせられており、下クラッド部21の窪み25と上クラッド部27下面の間の外部へ開放された空間には、余剰のコア用樹脂が充填されている。また、隣接領域24の上面と上クラッド部27の下面との間には、コア用樹脂による薄膜(図8(b)を参照)が介在している。下クラッド部21の隣接領域24と上クラッド部27との間には薄膜(コア用樹脂)が存在しないことが望ましいが、この薄膜は製法上なくすことは困難であるので、できるだけ薄くすることが望ましい。凸部26の上面は上クラッド部27の下面に当接している。なお、凸部26の上面は直接に上クラッド部27下面に当接していてもよく、凸部26の上面と上クラッド部27の下面との間にコア用樹脂の薄膜が介在していてもよい。
つぎに、スタンパ29を用いた上記光導波路101の製造工程を図7〜図10により説明する。まず初めに、クラッド用樹脂によって図7(a)及び図10(a)に示すような下クラッド部21を成形する。下クラッド部21の成形方法は特に限定されないが、紫外線硬化型樹脂をスタンパを用いて押圧成形するスタンパ法でもよく、射出成形などでもよい。
ついで、図7(b)及び図10(b)に示すように、下クラッド部21の凹溝22及び隣接領域24の上に所定量の紫外線硬化型コア用樹脂28を滴下し、その上にスタンパ29を重ね合わせてスタンパ29でコア用樹脂28を押圧する。ここで用いるスタンパ29は、押圧面がステンレスのような硬質の金属であってもよく、ニッケルのようにやや軟質の金属(さらには、軟質の押圧面の裏面側に軟質樹脂やゴム等からなる柔軟なバックアップ材が設けられていてもよい。)であってもよい。なお、コア材料であるコア用樹脂28の供給位置と供給箇所の数は、光導波路101の配置や大きさ等によって適宜変更してもよい。例えば、窪み25にコア用樹脂28を供給し、スタンパ29によって押し広げて凹溝22内にコア用樹脂28を充填してもよい。
スタンパ29を大きな圧力で下クラッド部21に押圧させると、コア用樹脂28は凹溝22内に圧力を加えられた状態で充填され、余剰のコア用樹脂28は凹溝22から押し出される。このようにスタンパ29で凹溝22内のコア用樹脂28に圧力を加えた状態でコア用樹脂28硬化させれば、コア用樹脂28(コア23)の硬化収縮を軽減させられる効果がある。さらに、隣接領域24の上面とスタンパ29の下面に挟まれたコア用樹脂28は、スタンパ29で押圧されることによってスムーズに窪み25へ排出され、その結果隣接領域24の上のコア用樹脂28からなる薄膜28aは次第に厚みが薄くなっていく。このとき、窪み25とスタンパ29下面との間の空間は外部に向けて開放されているので、この空間内の空気はコア用樹脂28によって追い出されて確実にコア用樹脂28と置換され、窪み25内のコア用樹脂28に気泡を噛み込む恐れが少ない。
また、凸部26の上面は隣接領域24の上面と同じ高さになっているので、スタンパ29を下クラッド部21に押圧させると、凸部26の上面がスタンパ29の下面に当接し、スタンパ29は水平に支持される。
所定時間が経過して薄膜28aが充分に薄くなったら、コア用樹脂28に紫外線を照射して硬化させ、図8(a)に示すように、凹溝22内にコア23を成形する。ここで、所定時間とは、スタンパ29に所定圧力を加えたときに、隣接領域24の上の薄膜28aの厚みが、コア23からの光信号の漏れが充分に小さくなるような薄さに達するまでの時間である。このようにスタンパ29でコア用樹脂28を押さえつけた圧縮状態で、コア用樹脂28を硬化させれば、コア23の硬化収縮を軽減させる効果がある。
図8(b)及び図10(c)は、スタンパ29をコア用樹脂28から剥離させた状態を表わしている(これは、実施例5で述べるクラッド基板64である。)。こうして得られた成形品では、凹溝22内にコア23が成形されるとともに、隣接領域24の上面がコア用樹脂28の薄膜28aによって覆われている。この薄膜28aの厚みは、コア23内を伝搬する光信号が薄膜28aを通して漏出する信号量、もしくはコア23内を伝搬する信号の減衰率が一定値以下となるように定めている。また、凸部26の上面も薄膜28aで覆われていても差し支えない。また、スタンパ29が凸部26で水平に支持されていたので、硬質の押圧面を有するスタンパを用いた場合には、窪み25内に充填されたコア用樹脂28と薄膜28aの表面は平滑な水平面となる。また、押圧面がやや軟質のスタンパを用いた場合であっても、コア用樹脂28及び薄膜28aの表面のうねりを小さくすることができる。
なお今回、凸部26の上面が隣接領域24の上面と同じ高さになっているケースで示したが、求める性能により(例えば、薄膜28aの厚みにより)許容できる限り高さが異なっていても問題ない。例えば、上述のように、この薄膜28aの厚みで考えれば、家庭内ネットワークなどの短距離に使用する用途では高さの違いが3μm以下であればこれに起因した減衰量を1dB/cmとできるため好ましく、FTTH(Fiber to the home)などの中距離用途であれば高さの違いが1μm程度以下であればこれに起因した減衰量を0.1dB/cmとできるためより好ましく、メトロやバックボーンなどの用途であれば高さの違いが0.5μm以下であればこれに起因した減衰量をほぼ0dB/cmとできるためさらに好ましい。また、凸部26の上面を隣接領域24の上面と同じ高さとすれば、金型の作製も容易になるという効果もある。
次に、図9(a)に示すように、コア用樹脂28の上に紫外線硬化型のクラッド用樹脂30を滴下し、これをスタンパ31で押圧することにより、下クラッド部21の上のコア用樹脂28とスタンパ31の間にクラッド用樹脂30を押し広げ、紫外線を照射して図9(b)のように上クラッド部27を成形する。この後、スタンパ31を上クラッド部27から剥離させることにより、図10(d)又は図5に示すような光導波路101が得られる。
このようにして製造された光導波路101では、下クラッド部21の上のコア用樹脂28の表面がほぼ平滑でかつ水平に形成されていたので、その上に形成された上クラッド部27との密着強度を得ることができ、また、コア用樹脂28内に気泡を噛み込みにくいので、上クラッド部27が剥離しにくく、光導波路101の信頼性を向上させることができる。なお、凸部26は窪み25の端でなくてもよく、端よりも隣接領域24側に近づけてあってもよい。
図11及び図12は本発明の実施例2による光導波路102及びその製造工程を示す斜視図である。実施例2にあっては、図11(a)に示すような下クラッド部21(実施例の下クラッド部21と同じもの)を成形した後、図11(b)に示すように、隣接領域24の上に紫外線硬化型のコア用樹脂28を滴下し、予め平板状に成形された上クラッド部27をその上に重ね合わせて上クラッド部27でコア用樹脂28を押圧する。このとき、上クラッド部27の下面に凸部26が当接して上クラッド部27は水平に支持される。
上クラッド部27を押圧してコア用樹脂28を押し広げ、隣接領域24の上のコア用樹脂28を充分に薄い薄膜28aにして余剰のコア用樹脂28を窪み25へ排出し終わったら、コア用樹脂28に紫外線を照射して硬化させ、図12に示すように、凹溝22内にコア23を成形する。
このような光導波路102にあっても、凸部26によって上クラッド部27を水平に支持することができるので、隣接領域24と上クラッド部27の下面との間に挟まれたコア用樹脂28の薄膜28aの厚みを均一にでき、コア23を伝搬する光信号の漏れを小さくできる。また、窪み25内のコア用樹脂28に空気を噛み込みにくくなるので、上クラッド部27の剥離が起きにくくなる。
なお、この実施例の場合には、窪み25を下クラッド部21に設けず、下クラッド部21と重ねたときに隣接領域24と隣接するようにして上クラッド部27の下面に設けてもよい。また、凸部26も下クラッド部21と当接するようにして上クラッド部27の下面に設けてもよい。
図13〜図15は本発明の実施例3による光導波路103の製造工程を示す斜視図、図16(a)〜(d)は光導波路103の製造工程を示す断面図である。この実施例の場合には、図13(a)(b)及び図16(a)(b)に示すように、下クラッド部21には凸部26は設けておらず、スタンパ29下面において、下クラッド部21の窪み25と対向する位置に複数個の凸部26を設けている。凸部26の高さは、窪み25の深さと等しくなっている。
しかして、この製造工程においては、まず図13(b)及び図16(b)に示すように、下クラッド部21の凹溝22及び隣接領域24の上に所定量の紫外線硬化型コア用樹脂28を滴下し、その上にスタンパ29を重ね合わせてスタンパ29でコア用樹脂28を押圧する。スタンパ29でコア用樹脂28を押圧すると、コア用樹脂28は凹溝22内に充填され、余剰のコア用樹脂28は隣接領域24を通過して窪み25へ排出される。このとき、凸部26の下端が下クラッド部21の窪み25底面に当接するので、スタンパ29を水平に支持することができて隣接領域24の上面の薄膜28aは均一な厚みになる。
所定時間が経過して薄膜28aが充分に薄くなったら、コア用樹脂28に紫外線を照射して硬化させ、図14(a)に示すように、凹溝22内のコア用樹脂28を硬化させてコア23を成形する。
コア23が成形されたら、図14(b)及び図16(c)に示すように、スタンパ29をコア用樹脂28から剥離させる。コア用樹脂28に生じている穴32は、凸部26によってできたものである。この後、図15及び図16(d)に示すように、コア用樹脂28の上に上クラッド部27を成形し、光導波路103を得る。
このような実施例においては、上クラッド部27が凸部26によって水平に支持されるので、隣接領域24の上の薄膜28aの厚みを均一にすることができ、コア23内の光信号が漏れにくくなる。また、窪み25内のコア用樹脂28に空気を噛み込みにくくなるので、上クラッド部27が剥離しにくくなる。
図17〜図19に示すものは本発明の実施例4による光導波路104の製造工程を示す概略である。この実施例においては、以下に説明するように、複数個の光導波路104を一度に複数個製造され、最終工程で個々の光導波路104に分割される。
図17に示すものは一方のクラッド集合基板41であって、複数個の下クラッド部21(例えば図7(a)に示したもの)を含んでいる。このクラッド集合基板41は複数個分の下クラッド部21が縦横に配列されたものであり、1枚の大きなガラスウエハ(図示せず)の上にスタンパ法によって複数個の下クラッド部21を連続的に形成したものである。各下クラッド部21間は、窪み25と同じ高さの領域42によって連続している。なお、クラッド集合基板41はガラスウエハを用いることなく、単独で成形されていてもよい。従って、端のものを除けば各凸部26はクラッド集合基板41の上面で突出している隣接領域24と隣接領域24の間に位置している。
コア23の成形にあたっては、クラッド集合基板41の中央部にコア用樹脂28を滴下し、上からクラッド集合基板41全体をスタンパで押圧してコア用樹脂28をクラッド集合基板41とスタンパとの間に押し広げる。このとき、図18(スタンパを除いて表わしている。)に示すように、コア用樹脂28は中央部から周囲へ広がっていく。周囲へ広がったコア用樹脂28は、開口端から凹溝22内に浸入すると同時に、隣接する下クラッド部21の隣接領域24間の領域42も通過して広がっていく。しかし、隣接領域24間の領域は、凸部26で遮られているので、コア用樹脂28は凸部26を回避するようにして流れる。よって、領域42を流れるコア用樹脂28の流動抵抗が従来例よりも大きくなる分だけ凹溝22内にコア用樹脂28が流入し易くなる。その結果、コア23内に気泡を噛み込みにくくなり、コア23の信頼性が向上する。
この後、図19に示すように、コア用樹脂28を成形されたクラッド集合基板41の上にクラッド用樹脂30を滴下し、クラッド用樹脂30をスタンパで押圧することによって複数個分の上クラッド部27を含んだクラッド集合基板43を成形し、複数個の光導波路104を含んだ光導波路集合基板44を製作する。そして、図19に表わした1点鎖線の位置で光導波路集合基板44を裁断して複数個の光導波路104を得る。
このような実施例では、凹溝22に気泡を噛み込ませることなくより確実にコア用樹脂28を充填させることができるので、光導波路104の信頼性を向上させることができる。さらに、隣接領域24間の領域42に凸部26が形成されていたので、押圧面のやや柔軟なスタンパを用いた場合でも、凸部26によってスタンパが支持されるので、スタンパの押圧面が撓みにくくなって成形されたコア用樹脂28の表面がより平坦になる。よって、上クラッド部27が剥離する恐れがなく、光導波路104の信頼性が向上する。
なお、ここではスタンパを用いてコア用樹脂28を押し広げてコア23を形成したが、直接光導波路集合基板44でコア用樹脂28を押圧させるようにしてもよい。
また、凸部26の形状は、図17〜図19では立方体形状となっているが、これ以外の形状でも良い。また、凸部26の配置も、光導波路を単体で製作する場合よりも自由度が高くなる。スタンパとクラッド集合基板41の間でコア用樹脂28を押し広げる工程において、凸部26でスタンパを支持できればよいので、凸部26の形状は特に限定されない。しかし、凸部26の数や形状、配置によって、隣接領域24間の領域42を流れるコア用樹脂28の流動抵抗は大きな影響を受けるので、凸部26の最適な数や形状を検討することは望ましい。
例えば、凸部26は必ずしも下クラッド部21の領域内にある必要はなく、図20に示すクラッド集合基板45では、直方体状の凸部26を隣接領域24間の領域42の中央部(下クラッド部21の領域外)に配置している。凸部26を下クラッド部21の領域外に設けてあれば、最終的な光導波路には凸部は残らない。また、下クラッド部21の幅を小さくできるので、下クラッド部21の取り数が多くなり、コスト削減に寄与する。図21に示すクラッド集合基板46では、円柱状の凸部26を隣接領域24間の領域42の中央部(下クラッド部21の領域外)に配置している。また、図22に示すクラッド集合基板47では、隣接領域24の全長にわたって隣接領域24に沿って長く凸部26を配置している。図23に示すクラッド集合基板48では、直方体状の凸部26を隣接領域24を囲むようにして4辺に配置している。図24に示すクラッド集合基板49では、各隣接領域24の一方端部側に複数個の凸部26を配置している。また、図25に示すクラッド集合基板50では、クラッド集合基板50の外周部の複数箇所に凸部26を配置している。図26に示すクラッド集合基板51では、クラッド集合基板51の外周部において、下クラッド部21領域の全体を囲むようにして凸部26を配置している。ただし、凸部26間にはコア用樹脂28を逃がすための通路52が開口されている。図25、図26のようにクラッド集合基板の外周部にだけ凸部26を設けるようにすれば、下クラッド部21の取り数がさらに多くなる。なお、上記の説明においては、クラッド集合基板に上クラッド部や下クラッド部を飛び石状に配置した形で示したが、これに限らず個々に切り出される上クラッド部や下クラッド部を隣り合わせに配置してもよい。
つぎに、ベースの上に光導波路を上下反転させた状態で実装した光導波路モジュールについて説明する。図27は本発明の実施例5による光導波路モジュール106を示す斜視図、図28は光導波路モジュール106の分解斜視図である。図27及び図28に示すようにベース61(第2の基板)には、中央部に光導波路固定面62が形成されており、両端部上面には光導波路固定面62よりも一段高くなるようにして光ファイバ固定面63が形成されている。光導波路固定面62には、下クラッド部21が上になるように上下反転させた状態で光導波路107が実装されている。また、光導波路固定面62には、光導波路107を実装する際に、コア23を保持した下クラッド部21(第1の基板。以下、クラッド基板64という。)を支持して光導波路固定面62とクラッド基板64下面(コア用樹脂28表面)との間に一定高さの空間を確保するための突起65(スペーサ)が左右に複数個ずつ設けられている。両光ファイバ固定面63には、光学部品である光ファイバ66を位置決め保持させるためのV溝状をした光ファイバ実装用溝67(機能部位)がベース61の長手方向と平行にそれぞれ1本又は複数本凹設されている。光ファイバ実装用溝67にはそれぞれ光ファイバ66が納められ、接着剤によって固定されており、各光ファイバ66の端面は光導波路107のコア端面に対向している。
図29は、上記光導波路モジュール106の製造方法を説明する斜視図である。ベース61はSi基板にエッチング等の微細加工を施すことによって図29に示すような形状に形成されている。一方、クラッド基板64は、例えば実施例1(図7(a)〜図8(b))で述べたようにして作製されている。ベース61の光導波路固定面62の上に所定量の紫外線硬化型クラッド用樹脂30を滴下した後、コア23を下にして光導波路固定面62の上にクラッド基板64を重ね合わせる。ここで、ベース61の突起65は、クラッド基板64の凸部26と同じ間隔、同じ配置で設けられている。よって、クラッド基板64を押圧してクラッド用樹脂30を押し広げながら突起65上面に凸部26下面が重なるように位置合せしてクラッド基板64を突起65の上に載置する。ついで、紫外線を照射してクラッド用樹脂30を硬化させることで光導波路固定面62とクラッド基板64下面との間に上クラッド部27が成形され、ベース61の上に光導波路107が実装される。この後、光ファイバ実装用溝67には、光ファイバ66を実装する。
よって、クラッド基板64が突起65で水平に支持されることにより、上クラッド部27は均一な厚みに成形され、コア23は所定位置に位置決めされる。よって、光ファイバ実装用溝67に位置決めされた光ファイバ66とのコア23との光軸合わせも容易に行える。
異なる態様としては、突起65をコア用樹脂28に当接させてクラッド基板64を支持させることや、突起65を隣接領域24に当接させてクラッド基板64を支持させることも可能である。しかし、コア用樹脂28に当接させる際には、窪み25内に確実にコア用樹脂28を充填させておかなければならず、余剰の樹脂を逃がすスペースとしての窪み25の性格上、必ずしもコア用樹脂28が充填されているとは限らず、また硬化収縮により高さにズレが生じることも懸念される。また、隣接領域24に当接させるためには、隣接領域24の幅を広くしなければならず、それに伴って窪み25の幅も広くなり、光導波路107が大型化すると共に光導波路モジュール106のサイズも大きくなる。これに対し、ベース61の突起65とクラッド基板64の凸部26とを当接させることにより、確実にクラッド基板64を水平支持できると共に光導波路モジュール106の大型化を抑制することができる。
図30、図31は上記光導波路モジュール106を複数個一度に製造する方法を説明する図である。図30はシリコンウエハ68にエッチング等の微細加工を施してシリコンウエハ68の上に複数個のベース61を形成したベース用ウエハ108(第2の基板の集合体)である。図31はガラスウエハ等の上にクラッド用樹脂によって複数個の下クラッド部21を成形し、その上にコア用樹脂28を充填させてコア23等を成形し、複数個のクラッド基板64を形成したクラッド基板用ウエハ109(第1の基板の集合体)である(実施例4を参照)。
このようなベース用ウエハ108とクラッド基板用ウエハ109を製作した後、ベース用ウエハ108の上にクラッド用樹脂を滴下し、ベース用ウエハ108の各光導波路固定面62位置にクラッド基板用ウエハ109のクラッド基板64が重なり合い、かつ両ウエハ108、109の突起65と凸部26が重なり合うようにして両ウエハ108、109を位置合わせする。そして、ベース用ウエハ108とクラッド基板用ウエハ109を押圧させてクラッド用樹脂を押し広げ、クラッド用樹脂を硬化させて上クラッド部27となるクラッド用樹脂層を成形する。この後、ベース用ウエハ108とクラッド基板用ウエハ109の間にクラッド用樹脂層が挟みこまれた光導波路モジュール106の集合体をダイサー等で断裁し、複数個の光導波路モジュール106を得る。
この後、光ファイバ固定面63の上に位置するクラッド基板64の不要部分を除去して光ファイバ固定面63を露出させ、光ファイバ実装用溝67に光ファイバ66を実装する。
図1は、従来の光導波路に用いられている下クラッド部を示す斜視図である。 図2は、従来の別な光導波路に用いられている下クラッド部を示す斜視図である。 図3は、図2に示した下クラッドを用いて製作された光導波路の不具合を説明する断面図である。 図4は、図2に示したような下クラッド部を用いて複数個の光導波路を一度に製作する際の不具合を説明する説明図である。 図5は、本発明の実施例1による光導波路の構造を示す斜視図である。 図6は、本発明の実施例1による光導波路の断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、実施例1の光導波路の製造工程を示す概略斜視図である。 図8(a)及び図8(b)は、実施例1の光導波路の製造工程を示す概略斜視図であって、図7(b)の続図である。 図9(a)及び図9(b)は、実施例1の光導波路の製造工程を示す概略斜視図であって、図8(b)の続図である。 図10(a)〜図10(d)は、実施例1の光導波路の製造工程を示す概略断面図である。 図11(a)及び図11(b)は、本発明の実施例2による光導波路の製造工程を示す概略斜視図である。 図12は、本発明の実施例2による光導波路の製造工程により製作された光導波路を示す斜視図である。 図13(a)及び図13(b)は、本発明の実施例3による光導波路の製造工程を示す概略斜視図である。 図14(a)及び図14(b)は、本発明の実施例3による光導波路の製造工程を示す概略斜視図であって、図13(b)の続図である。 図15は、本発明の実施例3による光導波路の製造工程により製作された光導波路を示す斜視図である。 図16(a)〜図16(d)は、本発明の実施例3による光導波路の製造工程を示す断面図である。 図17は、本発明の実施例4による光導波路の製造工程を示す概略図である。 図18は、本発明の実施例4による光導波路の製造工程を示す概略図であって、図17の続図である。 図19は、本発明の実施例4による光導波路の製造工程を示す概略図であって、図18の続図である。 図20は、実施例4の変形例を示す概略図打得る。 図21は、実施例4の別な変形例を示す概略図である。 図22は、実施例4のさらに別な変形例を示す概略図である。 図23は、実施例4のさらに別な変形例を示す概略図である。 図24は、実施例4のさらに別な変形例を示す概略図である。 図25は、実施例4のさらに別な変形例を示す概略図である。 図26は、実施例4のさらに別な変形例を示す概略図である。 図27は、本発明の実施例5による光導波路モジュールを示す斜視図である。 図28は、本発明の実施例5による光導波路モジュールを示す分解斜視図である。 図29は、実施例5の光導波路モジュールの製造方法を説明する斜視図である。 図30は、実施例5の光導波路モジュールを複数個一度に製造する方法を説明する図である。 図31は、実施例5の光導波路モジュールを複数個一度に製造する方法を説明する図である。
符号の説明
21 下クラッド部
22 凹溝
23 コア
24 隣接領域
25 窪み
26 凸部
27 上クラッド部
28a 薄膜
29 スタンパ
41 クラッド集合基板
43 クラッド集合基板
44 光導波路集合基板
61 ベース
62 光導波路固定面
63 光ファイバ固定面
64 クラッド基板
65 突起
66 光ファイバ
67 光ファイバ実装用溝
106 光導波路モジュール
107 光導波路
108 ベース用ウエハ
109 クラッド基板用ウエハ

Claims (25)

  1. 一方のクラッド部の表面に設けた凹溝にコア材料を供給し、該コア材料を型面で押圧して前記凹溝内にコアを形成し、前記一方のクラッド部に他方のクラッド部を重ね合わせて両クラッド部間に前記コアを挟みこんだ光導波路において、
    前記凹溝の隣接領域で前記両クラッド部どうしが近接しており、前記凹溝の隣接領域に隣接し、かつ、前記凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが少なくともいずれか一方のクラッド部に形成され、前記窪み内において少なくともいずれか一方のクラッド部に凸部が設けられていることを特徴とする光導波路。
  2. 一方のクラッド部が複数個含まれたクラッド集合基板の表面に設けた複数の凹溝にコア材料を供給し、該コア材料を型面で押圧して前記凹溝内にコアを形成し、コアを形成された前記クラッド集合基板に他方のクラッド部が複数個含まれた別なクラッド集合基板を重ね合わせて両クラッド集合基板間に前記コアが挟みこまれた光導波路集合基板を製作し、前記光導波路集合基板を個々に分割して得た光導波路において、
    前記凹溝の隣接領域で前記両クラッド部どうしが近接しており、前記凹溝の隣接領域に隣接し、かつ、前記凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが少なくともいずれか一方のクラッド部に形成され、前記窪み内において少なくともいずれか一方のクラッド部に凸部が設けられていることを特徴とする光導波路。
  3. 前記凸部が複数設けられており、そのうち少なくとも1つ以上の凸部が、前記凹溝の隣接領域とほぼ同じ高さであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の光導波路。
  4. 前記凸部の先端面の面積が、前記凹溝の隣接領域の面積よりも小さいことを特徴とする、請求項1又は2に記載の光導波路。
  5. 前記凹溝の隣接領域で前記両クラッド部どうしがコア材料の薄膜を介して近接していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の光導波路。
  6. 一方のクラッド部の表面に設けた凹溝にコア材料を供給し、該コア材料を型面で押圧して前記凹溝内にコアを形成した第1の基板と、光学部品を実装するための機能部位を有する第2の基板との間にクラッド材料を挟みこんで他方のクラッド部を成形すると共に前記第1の基板と前記第2の基板を接合させることにより、前記第2の基板の上に光導波路を実装した光導波路モジュールにおいて、
    前記凹溝の隣接領域に隣接し、かつ、前記凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが前記一方のクラッド部に形成され、前記窪み内において前記一方のクラッド部に凸部が設けられていることを特徴とする光導波路モジュール。
  7. 一方のクラッド部が複数個含まれたクラッド集合基板の表面に設けた複数の凹溝にコア材料を供給し、該コア材料を型面で押圧して前記凹溝内にコアを形成した第1の基板の集合体と、光学部品を実装するための機能部位を有する第2の基板の集合体との間にクラッド材料を挟みこんで複数枚分の他方のクラッド部を成形すると共に前記第1の基板の集合体と前記第2の基板の集合体を接合させることにより、前記第2の基板の集合体の上に複数個分の光導波路を形成し、これを個々に分割して得た光導波路モジュールにおいて、
    前記凹溝の隣接領域に隣接し、かつ、前記凹溝よりも容積が大きくて外部に開放された窪みが前記一方のクラッド部に形成され、前記窪み内において前記一方のクラッド部に凸部が設けられていることを特徴とする光導波路モジュール。
  8. 前記凸部が複数設けられており、そのうち少なくとも1つ以上の凸部が、前記凹溝の隣接領域とほぼ同じ高さであることを特徴とする、請求項6又は7に記載の光導波路モジュール。
  9. 前記凸部の先端面の面積が、前記凹溝の隣接領域の面積よりも小さいことを特徴とする、請求項6又は7に記載の光導波路モジュール。
  10. 前記第2の基板が、シリコンからなることを特徴とする、請求項6又は7に記載の光導波路モジュール。
  11. 前記第2の基板が、光ファイバを位置決めするためのV溝を有していることを特徴とする、請求項6又は7に記載の光導波路モジュール。
  12. 前記第2の基板が、前記第1の基板を支持するためのスペーサを備えていることを特徴とする、請求項6又は7に記載の光導波路モジュール。
  13. 前記第2の基板のスペーサと前記第1の基板の凸部とが、少なくとも一組対向していることを特徴とする、請求項12に記載の光導波路モジュール。
  14. 一方のクラッド部の表面にコア形成用の凹溝と、前記凹溝に隣接する隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ外周部の一部が外部に開放された窪みと、前記窪み内に位置する凸部とを設けておき、前記一方のクラッド部の凹溝にコア材料を供給した後、スタンパの型面と前記一方のクラッド部とを押圧させて前記凸部を前記スタンパの型面に当接させるようにして前記凹溝内にコアを形成すると共に、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにすることを特徴とする光導波路の製造方法。
  15. 一方のクラッド部の表面にコア形成用の凹溝と、前記凹溝に隣接する隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ外周部の一部が外部に開放された窪みとを設けておき、前記一方のクラッド部の凹溝にコア材料を供給した後、前記窪みに対向する位置に凸部を備えたスタンパの型面と前記一方のクラッド部とを押圧させて前記凸部を前記窪みに当接させるようにして前記凹溝内にコアを形成すると共に、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにすることを特徴とする光導波路の製造方法。
  16. 一方のクラッド部が複数個含まれた第1のクラッド集合基板の表面にコア形成用の複数の凹溝と、前記凹溝に隣接する複数の隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ互いに連通した複数の窪みと、前記窪み内に位置する凸部とを設けておき、前記第1のクラッド集合基板の凹溝にコア材料を供給した後、スタンパの型面と前記第1のクラッド集合基板とを押圧させて前記凸部を前記スタンパの型面に当接させるようにし、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにしながら前記凹溝内にコアを形成する工程と、
    前記第1のクラッド集合基板の表面に、他方のクラッド部が複数個含まれた第2のクラッド集合基板を重ね合わせて第1のクラッド集合基板と第2のクラッド集合基板との間にコアを挟み込んだ後、これを分割することによって複数個の光導波路を得る工程と、
    を備えた光導波路の製造方法。
  17. 一方のクラッド部が複数個含まれた第1のクラッド集合基板の表面にコア形成用の複数の凹溝と、前記凹溝に隣接する複数の隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ互いに連通した複数の窪みとを設けておき、前記第1のクラッド集合基板の凹溝にコア材料を供給した後、前記窪みに対向する位置に凸部を備えたスタンパの型面と前記第1のクラッド集合基板とを押圧させて前記凸部を前記窪みに当接させるようにし、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにしながら前記凹溝内にコアを形成する工程と、
    前記第1のクラッド集合基板の表面に、他方のクラッド部が複数個含まれた第2のクラッド集合基板を重ね合わせて第1のクラッド集合基板と第2のクラッド集合基板との間にコアを挟み込んだ後、これを分割することによって複数個の光導波路を得る工程と、
    を備えた光導波路の製造方法。
  18. 前記凸部が複数設けられており、そのうち少なくとも1つ以上の凸部が、前記凹溝の隣接領域とほぼ同じ高さであることを特徴とする、請求項14、15、16又は17のいずれか1項に記載の光導波路の製造方法。
  19. 前記凸部の先端面の面積を、前記凹溝の隣接領域の面積よりも小さくすることを特徴とする、請求項14、15、16又は17のいずれか1項に記載の光導波路の製造方法。
  20. 一方のクラッド部の表面にコア形成用の凹溝と、前記凹溝に隣接する隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ外周部の一部が外部に開放された窪みと、前記窪み内に位置する凸部とを設けておき、前記一方のクラッド部の凹溝にコア材料を供給した後、スタンパの型面と前記一方のクラッド部とを押圧させて前記凸部を前記スタンパの型面に当接させるようにし、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにしながら前記凹溝内にコアを充填させて第1の基板を製作する工程と、
    前記第1の基板と、光学部品を実装するための機能部位を有する第2の基板との間にクラッド材料を挟みこんで他方のクラッド部を成形すると共に前記第1の基板と前記第2の基板を接合させることにより、前記第2の基板の上に光導波路を実装する工程と、
    を備えた光導波路モジュールの製造方法。
  21. 一方のクラッド部が複数個含まれたクラッド集合基板の表面にコア形成用の複数の凹溝と、前記凹溝に隣接する複数の隣接領域と、前記隣接領域に隣接し、かつ互いに連通した複数の窪みと、前記窪み内に位置する凸部とを設けておき、前記クラッド集合基板の凹溝にコア材料を供給した後、スタンパの型面と前記クラッド集合基板とを押圧させて前記凸部を前記スタンパの型面に当接させるようにし、前記凹溝と前記スタンパの型面の間に挟まれた余剰のコア材料と、前記隣接領域と前記スタンパの間に挟まれたコア材料とを前記窪みと前記スタンパとの間に形成された空間へ逃がすようにしながら前記凹溝内にコアを充填させて第1の基板の集合体を製作する工程と、
    前記第1の基板の集合体と、光学部品を実装するための機能部位を有する第2の基板の集合体との間にクラッド材料を挟みこんで複数個分の他方のクラッド部を成形すると共に前記第1の基板の集合体と前記第2の基板の集合体を接合させた後、これを分割することによって前記第2の基板の上に光導波路が実装された光導波路モジュールを製作する工程と、
    を備えた光導波路モジュールの製造方法。
  22. 前記凸部が複数設けられており、そのうち少なくとも1つ以上の凸部が、前記凹溝の隣接領域とほぼ同じ高さであることを特徴とする、請求項20又は21に記載の光導波路モジュールの製造方法。
  23. 前記凸部の先端面の面積が、前記凹溝の隣接領域の面積よりも小さくなっていることを特徴とする、請求項20又は21に記載の光導波路モジュールの製造方法。
  24. 前記第2の基板が、シリコンからなることを特徴とする、請求項20又は21に記載の光導波路モジュールの製造方法。
  25. 前記第2の基板が、光ファイバを位置決めするためのV溝を有していることを特徴とする、請求項20又は21に記載の光導波路モジュールの製造方法。
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