JP2007182980A - 変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油の流れの悪化を招くことなく軽量化を図ることができて、変速機構を良好に潤滑することのできる変速機を提供する。
【解決手段】回転軸5の外周に配置された変速機構を潤滑する潤滑油を前記回転軸5から供給する潤滑油供給手段を備える変速機において、前記潤滑油供給手段は、前記回転軸5の軸中心に同心状に設けられた前記潤滑油の流路としての潤滑油流路5aと、該潤滑油流路5aに前記潤滑油を送入する送入手段と、前記潤滑油流路5a内の前記潤滑油を前記変速機構へ供給するための供給口としての径方向貫通孔5cと、少なくとも前記回転軸5の回転が停止した際に、前記送入手段により前記潤滑油流路5aに送入された前記潤滑油を貯留可能な貯留手段5bと、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、変速機に関するものである。
従来、この種の変速機としては、軸心に同心状に貫通した潤滑圧油路と、この潤滑圧油路に連通する複数の径方向の潤滑孔とが形成された軸本体と、この軸本体の外周に配置された変速機構と、を備えるものが提案されている。
この変速機では、潤滑圧油路の内部に潤滑油を流入し、複数の潤滑孔から変速機構の各部に潤滑油を常時供給できるものとしている。
実公平8−8338号公報
しかしながら、こうした変速機では、軸本体の最弱部位での必要肉厚と必要潤滑量確保との両観点から潤滑圧油路の径を決定し、この径で軸本体をストレートに貫通形成しているだけであり、軽量化については何ら考慮されていないという問題点があった。
また、潤滑圧油路を軸本体の段付き形状に合わせて段付きに形成したものも存在するが、潤滑圧油路を段付き形状にすると、潤滑油の流れの悪化が生ずる場合があるという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、潤滑油の流れの悪化を招くことなく変速機の軽量化を図ることを目的の1つとし、変速機構を良好に潤滑することのできる変速機を提供するものであり、その請求項1は、回転軸の外周に配置された変速機構を潤滑する潤滑油を前記回転軸から供給する潤滑油供給手段を備える変速機であって、前記潤滑油供給手段は、ベース孔と該ベース孔に対して前記回転軸を径方向に除肉した除肉部とからなる前記回転軸の軸心に同心状に貫通された貫通孔と、前記除肉部の重量に比して重量が小さい部材で形成されるとともに前記ベース孔に内嵌されて潤滑油路を形成するパイプ部材と、前記貫通孔および前記潤滑油路に形成された前記潤滑油の供給口としての径方向貫通孔と、前記潤滑油路に潤滑油を送入する送入手段とを備えることである。
また請求項2は、前記パイプ部材は、前記除肉部の比重に比して比重の小さい部材からなることである。
また請求項3は、前記パイプ部材の一端側に当接して該パイプ部材が前記貫通孔から抜脱するのを防止するとともに該一端側から前記潤滑油が流出するのを防止する第1抜脱防止手段と、前記パイプ部材の他端側に当接して前記貫通孔から抜脱するのを防止するとともに前記潤滑油供給手段からの前記潤滑油を流入可能な前記パイプ部材の内径よりも径の小さい流入孔が形成された第2抜脱防止手段とを備えることである。
また請求項4は、前記径方向貫通孔は、前記回転軸の軸方向に複数形成されるとともに該回転軸の周方向位置が略同一に形成されてなることである。
また請求項5は、前記パイプ部材は、前記潤滑油を前記他端側から前記一端側に誘導可能な誘導手段を有する部材であることである。
また請求項6は、前記誘導手段は、前記パイプ部材の内周面に形成された螺旋状溝であることである。
本発明は、回転軸の外周に配置された変速機構を潤滑する潤滑油を前記回転軸から供給する潤滑油供給手段を備える変速機であって、前記潤滑油供給手段は、ベース孔と該ベース孔に対して前記回転軸を径方向に除肉した除肉部とからなる前記回転軸の軸心に同心状に貫通された貫通孔と、前記除肉部の重量に比して重量が小さい部材で形成されるとともに前記ベース孔に内嵌されて潤滑油路を形成するパイプ部材と、前記貫通孔および前記潤滑油路に形成された前記潤滑油の供給口としての径方向貫通孔と、前記潤滑油路に潤滑油を送入する送入手段とを備えることにより、貫通孔に除肉部を形成してベース孔に除肉部の重量に比して重量の小さいパイプ部材を内嵌して潤滑油路を形成するから、潤滑油の流れの悪化を招くことなく回転軸の軽量化を図ることができ、この結果、潤滑油の流れの悪化を招くことなく変速機自体の軽量化を図ることができるものとなる。
また、前記パイプ部材は、前記除肉部の比重に比して比重の小さい部材からなることにより、パイプ部材の容積を除肉部の容積に比して小さくしなくても軽量化を図ることができ、設計自由度を確保することができる。
また、前記パイプ部材の一端側に当接して該パイプ部材が前記貫通孔から抜脱するのを防止するとともに該一端側から前記潤滑油が流出するのを防止する第1抜脱防止手段と、前記パイプ部材の他端側に当接して前記貫通孔から抜脱するのを防止するとともに前記潤滑油供給手段からの前記潤滑油を流入可能な前記パイプ部材の内径よりも径の小さい流入孔が形成された第2抜脱防止手段とを備えることにより、潤滑油路内に潤滑油を確保することができるものとなる。
また、前記径方向貫通孔は、前記回転軸の軸方向に複数形成されるとともに該回転軸の周方向位置が略同一に形成されてなることにより、潤滑油路内に確保した潤滑油を各貫通孔から均等に流出させることができ、この結果、変速機構を良好に潤滑することができるものとなる。
また、前記パイプ部材は、前記潤滑油を前記他端側から前記一端側に誘導可能な誘導手段を有する部材であることにより、潤滑油をパイプ部材の他端側から一端側に誘導することができる。
また、前記誘導手段は、前記パイプ部材の内周面に形成された螺旋状溝であることにより、簡易な構成で潤滑油をパイプ部材の他端側から一端側に誘導することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例であるツインクラッチ式変速機1の内部構造図であり、図2は、図1の要部拡大構成図である。
図において、実施例のツインクラッチ式変速機1は、内燃機関の出力軸としてのクランク軸に連結された図示しないプロペラシャフトに接続された第1クラッチ,第2クラッチ(図示せず)と、第1クラッチを介してプロペラシャフトに接続された第1入力軸3と、第2クラッチを介してプロペラシャフトに接続されると共に第1入力軸3に同軸上に外嵌された第2入力軸4と、第1入力軸3および第2入力軸4に配置された駆動歯車Gと、駆動歯車Gと噛合する被駆動歯車G’と出力カウンタ歯車GCが配置されたカウンタ軸5と、出力カウンタ歯車GCと噛合する出力歯車GOが配置された出力軸7と、第1入力軸3およびカウンタ軸5に配置された駆動歯車Gおよび被駆動歯車G’のうち遊転歯車として構成された歯車間に配置された同期装置Sとを備える。
第1入力軸3には、駆動歯車Gのうち奇数変速段を構成する1速駆動歯車54,3速駆動歯車56,5速駆動歯車55およびリバース駆動歯車57が、1速駆動歯車54とリバース駆動歯車57とは固定的に、3速駆動歯車56と5速駆動歯車55はニードルベアリングNB1を介して回転可能に第1クラッチ側から1速駆動歯車54,リバース駆動歯車57,5速駆動歯車55,3速駆動歯車56の順で配置されている。また、第1入力軸3上の3速駆動歯車56と5速用駆動歯車55との間には、3・5速同期装置61が固定配置されている。
第1入力軸3には、軸心に同心状に貫通したベース孔部3aaと、このベース孔部3aaに対して径方向に除肉した除肉部3bとが形成されており、ベース孔部3aaにパイプ部材9が内嵌されてその内側に形成された潤滑油流路3aを潤滑油が流れるよう構成されている。ベース孔部3aaの第2入力軸4が外嵌される位置に対応する位置と、除肉部3bのニードルベアリングNB1に対応する位置とには、径方向に貫通する貫通孔3cが形成されている。これら各貫通孔3cは、第1入力軸3に対する周方向位置が略同一になるよう形成されている。
ベース孔部3aaの第1クラッチ側端部(図示左端)には、パイプ部材9の抜脱を防止すると共に、潤滑油流路3a内を流れる潤滑油の流出を防止するためのプラグ8aが設けられており、ベース孔部3aaの第1クラッチ側とは反対側の端部(図示右端)には、パイプ部材9の抜脱を防止すると共に、潤滑油流路3a内に潤滑油を導入することができるよう流入孔13aが形成されたプラグ13が設けられている。流入孔13aは、パイプ部材9の内径よりも小径に形成されており、潤滑油流路3a内に潤滑油を保持可能なように構成されている。
パイプ部材9は、第1入力軸3に比して比重の小さい部材(例えば、第1入力軸3が鉄であれば、パイプ部材9はアルミや樹脂等)で形成されており、除肉部3bを形成するために除肉した部分の体積以下の体積となるよう形成されている。パイプ部材9には、貫通孔3cに対応する位置に径方向に貫通した連通孔9aが形成されており、内側に形成された潤滑油流路3aを流れる潤滑油を連通孔9aを介して貫通孔3cに流すことができるよう構成されている。また、パイプ部材9には、第1クラッチ側端部(図示左端)から第1クラッチ側とは反対側の端部(図示右端)に亘って、内周に螺旋状の螺旋状溝9cが形成されている。
第2入力軸4には、駆動歯車Gのうち偶数変速段を構成する2速駆動歯車52と4速駆動歯車53および6速駆動歯車51が第2クラッチ側から6速駆動歯車51,2速駆動歯車52,4速駆動歯車53の順で固定配置されている。
カウンタ軸5は、フロントケース2a,アダプタープレート2bおよびリアケース2cに配置されたローラーベアリングRB1,RB2,RB3によって回転可能に3点支持されており、第1入力軸3および第2入力軸4上に配置された駆動歯車Gに対応して第1,第2クラッチ側から順に6速被駆動歯車71,2速被駆動歯車72,4速被駆動歯車73,1速被駆動歯車74,リバース被駆動歯車77,5速用被駆動歯車75,3速被駆動歯車76,出力カウンタ歯車GCが、5速被駆動歯車75,3速被駆動歯車76および出力カウンタ歯車GCは固定的に、6速被駆動歯車71,2速被駆動歯車72,4速被駆動歯車73,1速被駆動歯車74,リバース被駆動歯車77はニードルベアリングNB2を介して遊転可能に配置されている。また、カウンタ軸5には、遊転歯車として構成された被駆動歯車G’(71,72,73,74,77)をカウンタ軸5に選択的に固定可能な同期装置Sとして、6速被駆動歯車71の第1,第2クラッチ側とは反対側の位置に6速同期装置62が、2速被駆動歯車72と4速被駆動歯車73との間に2・4速同期装置63が、1速被駆動歯車74とリバース被駆動歯車77との間に1・R同期装置64がそれぞれ配置されており、第1入力軸3および第2入力軸4に入力された動力が同期装置Sによって選択された変速段の変速比に変速されてカウンタ軸5に伝達され、出力カウンタ歯車GCおよび出力歯車GOを介して出力軸7に出力される。
カウンタ軸5にも第1入力軸3と同様、軸心に同心状に貫通したベース孔部5aaと、このベース孔部5aaに対して径方向に除肉した除肉部5bとが形成されており、ベース孔部5aaにパイプ部材10が内嵌されてその内側に形成された潤滑油流路5aを潤滑油が流れるよう構成されている。ベース孔部5aaのローラベアリングRB2に対応する位置およびニードルベアリングNB2に対応する位置と、除肉部3bのニードルベアリングNB2に対応する位置とには、径方向に貫通する貫通孔5cが形成されている。これら各貫通孔5cは、カウンタ軸5に対する周方向位置が略同一になるよう形成されている。
ベース孔部5aaの第1クラッチ側端部(図示左端)には、パイプ部材10の抜脱を防止すると共に、潤滑油流路5a内を流れる潤滑油の流出を防止するためのプラグ8bが設けられており、ベース孔部5aaの第1クラッチ側とは反対側の端部(図示右端)には、パイプ部材10の抜脱を防止すると共に、潤滑油流路5a内に潤滑油を導入することができるよう流入孔14aが形成されたプラグ14が設けられている。流入孔14aは、パイプ部材10の内径よりも小径に形成されており、潤滑油流路5a内に潤滑油を保持可能なように構成されている。
パイプ部材10は、カウンタ軸5に比して比重の小さい部材(例えば、カウンタ軸5が鉄であれば、パイプ部材10はアルミや樹脂等)で形成されており、除肉部5bを形成するために除肉した部分の体積以下の体積となるよう形成されている。パイプ部材10には、貫通孔5cに対応する位置に径方向に貫通した連通孔10aが形成されており、内側に形成された潤滑油流路5aを流れる潤滑油を連通孔10aを介して貫通孔5cに流すことができるよう構成されている。また、パイプ部材10には、第1クラッチ側端部(図示左端)から第1クラッチ側とは反対側の端部(図示右端)に亘って、内周に螺旋状の螺旋状溝10cが形成されている。
次に、こうして構成された実施例としてのツインクラッチ式変速機1の動作に伴って、変速機構を構成する各部に供給される潤滑油の動きについて説明する。オイルポンプPから圧送される潤滑油は、流入孔13a,14aを介して潤滑油流路3a,5aに供給される。潤滑油流路3a,5aに供給された潤滑油は、螺旋状溝9c,10cにより第1,第2クラッチ側端部、即ちプラグ8a,8b側まで良好に誘導される。このとき、潤滑油は、連通孔9a,10aを介して貫通孔3c,5cからニードルベアリングNB1,NB2やローラベアリングRB2に向けて径方向外方へ吐出され、ニードルベアリングNB1,NB2やローラベアリングRB2を潤滑すると共に、ニードルベアリングNB1,NB2やローラベアリングRB2を潤滑した後は、同期装置S、特にコーン面に供給される。
以上説明した実施例としてのツインクラッチ式変速機1によれば、第1入力軸3およびカウンタ軸5の軸心に同心状に貫通したベース孔部3aa,5aaと、ベース孔部3aa,5aaに対して径方向に除肉した除肉部3b,5bとを形成し、除肉された部分よりも比重が小さく、かつ除肉された部分の体積以下の体積で形成されたパイプ部材9,10をベース孔部3aa,5aaに内嵌して、その内側に潤滑油流路3a,5aを形成するから、潤滑油の流れを悪化させることなく、第1入力軸3およびカウンタ軸5の軽量化を図ることができる。しかも、パイプ部材9,10の内周面に螺旋状溝9c,10cを形成したから、潤滑油を供給口である流入孔13a,14a側からプラグ8a,8b側まで良好に誘導することができる。
また、ベース孔部3aa,5aaや除肉部3b,5bに形成した各貫通孔3c,5cの第1入力軸3およびカウンタ軸5に対する周方向位置をほぼ同一位置となるよう形成したから、各貫通孔3c,5cから均等に潤滑油を流出させることができる。さらに、パイプ部材9,10の抜脱防止のために設けたプラグ13,14の流入孔13a,14aの径をパイプ部材9,10の内径よりも小径に形成したから、潤滑油流路3a,5a内に潤滑油を保持することができる。この結果、変速機構を良好に潤滑することができる。
次に、本発明の第2の実施例としてのツインクラッチ式変速機1Aについて説明する。図3は、第2の実施例としてのツインクラッチ式変速機1Aの要部拡大構成図である。第2実施例の変速機1Aは、上述した第1実施例のツインクラッチ式変速機1の構成に対してオイルポンプPに変えて、オイルガータ16,リアケース2cに設けた潤滑油路17およびオイルチャンネル18を加えた構成をしている。
第2の実施例としてのツインクラッチ式変速機1Aでは、第1,第2入力軸3,4やカウンタ軸5等に設けられた駆動歯車G,被駆動歯車G’,出力カウンタ歯車GC,出力歯車GOの回転により掻き上げられた潤滑油をオイルガータ16で受け、オイルガータ16で受けた潤滑油をリアケース2cに設けた潤滑油路17に流して、オイルチャンネル18を介して潤滑油流路3a,5aに供給するものである。
こうした、第2の実施例としてのツインクラッチ式変速機1Aにおいても、第1実施例のツインクラッチ式変速機1と同様の効果、即ち、潤滑油の流れを悪化させることなく、第1入力軸3およびカウンタ軸5の軽量化を図ることができるという効果や、変速機構を良好に潤滑することができるという効果を奏することができる。しかも、同期装置Sや駆動歯車Gと被駆動歯車G’の噛合部,出力カウンタ歯車GCと出力歯車GOの噛合部等を潤滑するために設けられている既存のオイルガータ16を用いると共に、リアケース2cに潤滑油路17を追加工し、オイルチャンネル18を追加するだけであるから、レイアウト変更等を伴わずに、簡易な構成で潤滑油を潤滑油流路3a,5aに供給することができる。
第1および第2実施例のツインクラッチ式変速機1,1Aでは、パイプ部材9,10は、第1入力軸3,カウンタ軸5に比して比重の小さい部材で、かつ、除肉部3b,5bを形成するために除肉した部分の体積以下の体積となるよう形成するものとしたが、軽量化を図ること、即ち、パイプ部材9,10の重量が除肉部3b,5bを形成するために除肉した部分の重量よりも小さければ良く、例えば、パイプ部材9,10は、第1入力軸3,カウンタ軸5に比して比重の小さい部材で、かつ、除肉部3b,5bを形成するために除肉した部分の体積より大きい体積となるよう形成するものであったり、パイプ部材9,10は、第1入力軸3,カウンタ軸5に比して比重の大きい部材で、かつ、除肉部3b,5bを形成するために除肉した部分の体積より小さい体積となるよう形成するものであっても構わない。
第1および第2実施例のツインクラッチ式変速機1,1Aでは、各貫通孔3c,5cは、第1入力軸3,カウンタ軸5に対する周方向位置が略同一になるよう形成されているものとしたが、各貫通孔3c,5cは、第1入力軸3,カウンタ軸5に対する周方向位置がそれぞれ異なるものであっても構わない。
第1および第2実施例のツインクラッチ式変速機1,1Aでは、パイプ部材9,10には、第1クラッチ側端部(図示左端)から第1クラッチ側とは反対側の端部(図示右端)に亘って、内周に螺旋状の螺旋状溝9c,10cが形成されているものとしたが、潤滑油流路3a,5a内に供給された潤滑油を第1クラッチ側端部(図示左端)から第1クラッチ側とは反対側の端部(図示右端)に亘って良好に誘導することができれば、例えば、潤滑油流路3a,5aの形状を第1クラッチ側端部(図示左端)から第1クラッチ側とは反対側の端部(図示右端)に向かって縮径するテーパー状に形成するものとしたり、パイプ部材9,10内にドリル状部材を配置するものとしても構わない。
第1および第2実施例のツインクラッチ式変速機1,1Aでは、パイプ部材9,10には、第1クラッチ側端部(図示左端)から第1クラッチ側とは反対側の端部(図示右端)に亘って、内周に螺旋状の螺旋状溝9c,10cが形成されているものとしたが、螺旋状の螺旋状溝9c,10cは無くても構わない。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
ツインクラッチ式変速機の内部構造図である。 図1の要部を拡大して示す拡大構成図である。 第2の実施例としてのツインクラッチ式変速機の要部拡大構成図である。
符号の説明
1 ツインクラッチ式変速機
2a 第1クラッチ
2b 第2クラッチ
2c リアケース
3 第1入力軸
3a 潤滑油流路
3aa ベース孔部
3b 除肉部
3c 貫通孔
4 第2入力軸
5 カウンタ軸
5a 潤滑油流路
5aa ベース孔部
5b 除肉部
5c 貫通孔
7 出力軸
8a,8b 第1抜脱防止部材
9 パイプ部材
9a 連通孔
9c 螺旋状溝
10 パイプ部材
10a 連通孔
10c 螺旋状溝
13,14 第2抜脱防止部材
13a,14a 流入孔
16 オイルガータ
17 潤滑油路
18 オイルチャンネル
P オイルポンプ

Claims (6)

  1. 回転軸の外周に配置された変速機構を潤滑する潤滑油を前記回転軸から供給する潤滑油供給手段を備える変速機であって、
    前記潤滑油供給手段は、
    ベース孔と該ベース孔に対して前記回転軸を径方向に除肉した除肉部とからなる前記回転軸の軸心に同心状に貫通された貫通孔と、
    前記除肉部の重量に比して重量が小さい部材で形成されるとともに、前記ベース孔に内嵌されて潤滑油路を形成するパイプ部材と、
    前記貫通孔および前記潤滑油路に形成された前記潤滑油の供給口としての径方向貫通孔と、
    前記潤滑油路に潤滑油を送入する送入手段と、
    を備える変速機。
  2. 前記パイプ部材は、前記除肉部の比重に比して比重の小さい部材からなる請求項1に記載の変速機。
  3. 前記パイプ部材の一端側に当接して該パイプ部材が前記貫通孔から抜脱するのを防止するとともに該一端側から前記潤滑油が流出するのを防止する第1抜脱防止手段と、
    前記パイプ部材の他端側に当接して前記貫通孔から抜脱するのを防止するとともに前記潤滑油供給手段からの前記潤滑油を流入可能な前記パイプ部材の内径よりも径の小さい流入孔が形成された第2抜脱防止手段と、
    を備える請求項1または請求項2に記載の変速機。
  4. 前記径方向貫通孔は、前記回転軸の軸方向に複数形成されるとともに該回転軸の周方向位置が略同一に形成されてなる請求項3に記載の変速機。
  5. 前記パイプ部材は、前記潤滑油を前記他端側から前記一端側に誘導可能な誘導手段を有する部材である請求項1乃至請求項4の何れかに記載の変速機。
  6. 前記誘導手段は、前記パイプ部材の内周面に形成された螺旋状溝である請求項5に記載の変速機。
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