JP2007182956A - オイルシール - Google Patents

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Abstract

【課題】軸の周面に摺動自在に密接する主シールリップ2と、主シールリップ2とは別体であってオイル側Aに位置しリップ先端部52がオイル側Aに向かって延び軸の周面に摺動自在に密接する補助シールリップ4とを備えるオイルシール1において、軸をオイル側Aから挿通した場合であっても補助シールリップ4のリップ先端部52の装着状態を確認することができると共に、リップ先端部52のリップメクレが発生した場合には、その更正をすることができるオイルシールを提供する
【解決手段】ハウジングに嵌合している補助シールリップ4の内周側に主シールリップ2を嵌合させた。また、ハウジングに段差を設け、その段差の径方向面に補助シールリップ4のオイル側端面51bを当接させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、オイルシールに係り、更に詳しくは、主に減速機及びサーボモータ用に使用されるオイルシールリップとダストシールリップとが別体で組付けられているオイルシールに関する。
従来、減速機及びサーボモータ用等に使用されるオイルシール100は、図4に示すとおり、密封対象のオイルをシールするオイル側Aに延びる主シールリップ101と、主シールリップ101とは別体であって主シールリップ101よりオイル側Aに位置しリップ先端部105がオイル側Aに向って延びる補助シールリップ102とを有するRE型シールを用いており(下記特許文献を参照)、ハウジングの内周側に主シールリップ101の芯金103を嵌合させ、その主シールリップ101の芯金103の内周側に補助シールリップ102の芯金104を嵌合させた後に、軸をオイルシール100の内周側に挿通させ、ハウジングと軸とで形成する環状空間にオイルシール100を組付けていた。
この軸を内周側に挿通させるとき、軸を大気側Bから挿通するのが好ましいが、場合によっては、相手構造上の要請よりオイル側Aから軸を挿通する必要があり、この場合に補助シールリップ102のリップ先端部105がオイル側Bに向いているため、リップメクレが発生する虞があった。しかも、リップメクレが発生しても主シールリップ101は既にハウジングに嵌合しており、しかも補助シールリップ102より大気側Bに位置するので、大気側Bより補助シールリップ102のリップ先端部105の装着状態を確認することができない。したがって、リップメクレが更正されずに放置されることとなり、その結果オイル内部の異物に対する密封性の低下、及び発熱上昇によるシール寿命の低下が懸念されていた。
特開2001−99330号公報
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、軸をオイル側から挿通した場合であっても補助シールリップのリップ先端部の装着状態を確認することができると共に、リップメクレが発生した場合には、その更正をすることができるオイルシールを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1にかかるオイルシールは、軸方向に相対動する二部材間の環状空間に設けられ、前記一の部材の周面に摺動自在に密接する主シールリップと、前記主シールリップとは別体であってオイル側に位置しリップ先端部がオイル側に向かって延び前記一の部材の周面に摺動自在に密接する補助シールリップとを備えるオイルシールにおいて、前記他の部材に嵌合している前記補助シールリップの内周側に前記主シールリップが嵌合していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係るオイルシールは、請求項1に記載のオイルシールにおいて、前記他の部材がオイル側に縮径となる段差を有し、前記補助シールリップのオイル側の端面が前記段差の径方向面と当接していることを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた請求項1に係るオイルシールは、主シールリップとは別体であって主シールリップよりオイル側に位置する補助シールリップを他の部材に嵌合させたのち、主シールリップを嵌合させる前に一の部材を他の部材の内周側に挿通させることができる。したがって、一の部材をオイル側から挿通したとき、補助シールリップのリップ先端部の装着状態を大気側から確認することができると共に、リップ先端部がオイル側に向いていることによりリップ先端部にリップメクレが発生した場合には、その更正をすることができる。
更に、これに加えて上記構成を備えた請求項2に係るオイルシールは、他の部材がオイル側に縮径となる段差を有し、補助シールリップのオイル側の端面が前記段差の径方向面と当接しているので、主シールリップを嵌合させるために大気側から挿通したときに、補助シールリップがオイル側方向にズレルのを防止することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。
図1は、本発明に係るオイルシールの断面図であり、図2は、本発明に係るオイルシールを環状空間に組付けている状態を示す説明図、図3は、本発明に係るオイルシールを環状空間に組付けた状態の断面図である。
このオイルシール1は、一の部材である軸6と他の部材であるハウジング7とで形成する環状空間に装着されるものであって、別体の主シールリップ2と、その主シールリップ2よりオイル側Aに位置する補助シールリップ4とで構成されている。
補助シールリップ4は、軸方向に延び軸方向部41と軸方向部41のオイル側A端部から内周方向に延びる径方向部42とからなる第二芯金40と、第二芯金40を覆っていてハウジングとの間をシールする外周側固定密封部51aを有する固定密封部51とその固定密封部51と一体で成形されていて径方向部42の内周側に接着しリップ先端部52がオイル側Aに向かって延びている補助リップ部53とからなる補助シール部50と、から構成されている。
主シールリップ2は補助シールリップ4より大気側Bに位置し、補助シールリップ4の内周側に補助シールリップの内周側固定密封部51cを介して嵌合している軸方向部21とその軸方向部21の大気側B端部から内周方向に延びる径方向部22とからなる第一芯金20と、径方向部22を覆っている固定密封部31とその固定密封部31と一体で内周側に成形されていて大気側Bに向って先端部が延びるサブリップ部32とオイル側Aに向って延び先端部の外周側にガータスプリング33が装着されている主リップ部34とからなる主シール部30と、から構成されている。
上記構成のオイルシール1は、図2に示す通り、ハウジング7の内周に補助シールリップ4の第二芯金40の軸方向部41を外周側固定密封部51aを介して嵌合させる。この場合に、ハウジング7はオイル側Aに縮径する段差部71が形成されていて、この段差部71の径方向面72に第二芯金40の径方向部42のオイル側Aを覆っている固定密封部51のオイル側端面51bが当接している。
次いで、軸6を補助シールリップ4の内周側に挿通させる。この場合に軸6をオイル側A(図における矢印X方向)から挿通すると補助リップ部53のリップ先端部52がオイル側Aに向いているので、リップ先端部52のリップメクレが発生する虞があるが、主シールリップ2が未だ嵌合されていないので、補助リップ部53の装着状態を大気側Bから容易に確認することが可能になると共に、リップ先端部52にリップメクレが発生している場合にはその更正を容易に行なうことが可能となる。
最後に、主シールリップ2を大気側Bより補助シールリップ4の内周側に挿入し、第一芯金20の軸方向部21を補助シールリップ4の内周側固定密封部51cを介して第二芯金40の軸方向部41に嵌合させてオイルシール1を環状空間に取り付ける。この場合に主シールリップ2を大気側Bから挿入しても、補助シールリップ4の固定密封部51のオイル側端面51bがハウジング7に形成されている段差71の径方向面72に当接しているので、補助シールリップ4がオイル側に位置ずれするのを防止することが可能となる。
本発明に係るオイルシールの断面図 図1のオイルシールを環状空間に組付ける状態を示す説明図。 図1のオイルシールを環状空間に組付けた状態の断面図 従来例に係るオイルシールの断面図
符号の説明
1 オイルシール
2 主シールリップ
20,40 芯金
21,41 軸方向部
22,42 径方向部
30,50 シール部
31,51 固定密封部
51b 端面
52 リップ先端部
32,34,53 リップ部
4 補助シールリップ
6 軸(一の部材)
7 ハウジング(他の部材)
71 段差部
72 径方向面
A オイル側
B 大気側

Claims (2)

  1. 軸方向に相対動する二部材間の環状空間に設けられ、前記一の部材の周面に摺動自在に密接する主シールリップと、前記主シールリップとは別体であってオイル側に位置しリップ先端部がオイル側に向かって延び前記一の部材の周面に摺動自在に密接する補助シールリップとを備えるオイルシールにおいて、
    前記他の部材に嵌合している前記補助シールリップの内周側に前記主シールリップが嵌合していることを特徴とするオイルシール。
  2. 前記他の部材がオイル側に縮径となる段差を有し、前記補助シールリップのオイル側の端面が前記段差の径方向面と当接していることを特徴とする請求項1に記載のオイルシール。
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