JP2007180997A - 受信装置 - Google Patents

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聡 安達
Takatoshi Shirosugi
孝敏 城杉
Masumi Iwamura
真澄 岩村
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Abstract

【課題】ユーザ所望の周波数の信号の受信特性を向上する。
【解決手段】受信装置10は、第一の切替回路2と、複数のバンドパスフィルタ(BPF)3、4と、第二の切替回路5と、チューナ回路6とを備える。ユーザから受信所望チャネルの選択が行われた場合、チューナ回路6が、そのチャネルの周波数に対応したBPFを高周波信号が経由するように、第一の切替回路2及び第二の切替回路5を制御する。それにより、チューナ回路6には、ユーザ所望の周波数以外の不要周波数帯が抑圧された信号が入力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信装置に関し、特に、放送信号を受信する装置に関する。
従来より、例えば、デジタル放送では、各周波数帯に所定のチャネルが割り当てられ、ユーザ所望のチャネル以外のチャネルの信号は、ユーザ所望チャネルの信号を受信する場合の妨害信号となる。これを解消するための方法として、チューナ前段にフィルタ回路を設けることにより、受信特性を得る方法が考えられる。例えば、そのフィルタ回路として、適当なカットオフ周波数を有するローパスフィルタ(以下、「LPF」という)を用いれば、ユーザ所望チャネルの周波数より高い周波数帯の信号を抑圧することができる(例えば、特許文献1)。
特開平6−21842号公報
しかし、LPFが用いられた場合、ユーザ所望のチャネルの周波数より高い周波数帯の信号を抑圧することはできるが、低い周波数帯の信号を抑圧することはできない。このため、その低い周波数帯の信号が妨害波となって、ユーザ所望の周波数の信号の受信の妨げになるという問題点がある。
したがって、本発明の目的は、ユーザ所望の周波数の信号の受信特性を向上することにある。
本発明に従う受信装置は、チューナ回路の前段に、複数のフィルタ回路と、第一の入出力回路と、第二の入出力回路とを備える。前記複数のフィルタ回路の各々は、自分に入力された信号を、所定の周波数以外の他の周波数帯における信号レベルが前記所定の周波数における信号レベルよりも低くなるようにして出力する回路である。前記第一の入出力回路は、自分に入力された信号を、前記複数のフィルタ回路の少なくとも一つに出力する。前記第二の入出力回路は、前記複数のフィルタ回路の少なくとも一つから入力された少なくとも一つの信号を後段の回路(例えばチューナ回路)に出力する。前記第一の入出力回路と前記第二の入出力回路の少なくとも一つが、信号経路を切替える切替回路である。前記第二の入出力回路から出力された信号において、ユーザ所望の周波数以外の他の周波数帯の信号レベルが前記ユーザ所望の周波数の信号レベルよりも低くなる。
本発明によれば、ユーザ所望の周波数の信号の受信特性を向上することができる。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態に係る受信装置が適用されたデジタル放送用受信装置について、幾つかの実施例を説明する。なお、各実施例では、デジタル放送用受信装置(以下、「受信装置」という)が受信する放送信号は、デジタルテレビジョン放送信号であるが、放送信号はそれに限らず、例えば、アナログ放送信号であってもよいし、デジタルラジオ放送信号などの別種の放送信号であってもよい。
図1は、本発明の第一の実施例に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
受信装置10は、高周波信号入力端子1と、第一の切替回路2と、第一のフィルタ回路3と、第二のフィルタ回路4と、第二の切替回路5と、チューナ回路6と、信号処理回路7と、映像音声信号処理回路8、及び中央演算回路(以下、「CPU」という)9とを備えている。受信装置10が、アナログ放送信号とデジタル放送信号の両方を処理することができる装置であれば、例えば、受信装置10には、アナログ放送信号を処理するための第一のシステムと、デジタル放送信号を処理するための第二のシステムとが備えられ、その第二のシステムに、上述した構成要素のうち、少なくとも、高周波信号入力端子1、第一の切替回路2、第一のフィルタ回路3、第二のフィルタ回路4、第二の切替回路5及びチューナ回路6を備えることができる。CPU9は、第一のシステムと第二のシステムの両方を制御するものとして備えられても良いし、第二のシステムを制御するためのものとして備えられても良い。
受信装置10は、放送局から送信された放送信号を、図示しないアンテナで受信し、高周波信号入力端子1に入力することができるようになっている。なお、高周波信号入力端子1に入力される信号の周波数帯、つまり、各実施例でいう高周波信号の周波数帯は、VHF−Lowバンドでは100MHz帯、VHF−Highバンドでは170MHzから222MHz、UHF帯では470MHzから770MHzである。
第一の切替回路2は、高周波信号入力端子1に入力された放送信号を入力し、第一のフィルタ回路3あるいは第二のフィルタ回路4の何れか一方に出力することができる。どちらに出力するかの切替えは、CPU9からの制御信号により決定される。
第一のフィルタ回路3及び第二のフィルタ回路4の各々は、その回路に規定された周波数の信号レベル(例えば電力)が他の周波数帯の信号レベルよりも低くならないように出力するよう設計されている。具体的には、例えば、第一のフィルタ回路3および第二のフィルタ回路4の各々は、その回路に規定された周波数の信号レベルを抑圧せず、他の周波数帯の信号レベルを抑圧することができるバンドパスフィルタ(以下、「BPF」という)として設計されている。換言すれば、各フィルタ回路3、4は、その回路に規定された周波数の信号のみを通過させる、ということができる。
第二の切替回路5は、第一のフィルタ回路3あるいは第二のフィルタ回路4から高周波信号を入力し、その信号をチューナ回路6に出力することができる。
チューナ回路6は、図示しない選局回路と、デジタル復調回路と、誤り訂正回路とを含んでおり、CPU9によって制御される。
選局回路は、チューナ回路6に入力される信号の中から、ユーザが受信を所望する周波数(チャネル)の信号のみをデジタル復調回路への入力に適した周波数に変換する。
デジタル復調回路は、選局回路により変換された周波数の信号のデジタル復調を行ない、誤り訂正回路に出力する。
誤り訂正回路は、デジタル復調回路により復調された信号に対して誤り訂正符号による誤り訂正処理を施すことができる。誤り訂正符号は、デジタル放送信号に含まれているものである。例えば、受信電力が弱い、強い電力の妨害波が存在している、などの要因によりデジタル復調処理結果に誤りが含まれている場合においても、誤り訂正符号による誤り訂正処理を施すことで、誤りを軽減することができる。
誤り訂正回路における誤り訂正処理を施されたデジタル放送信号は、トランスポートストリーム(以下、「TS」という)信号と呼ばれるデジタルデータとしてチューナ回路6から出力される。
信号処理回路7は、CPU9からの制御信号を受け、チューナ回路6から出力されたTS信号内のデジタル圧縮された映像信号と音声信号に対して、伸長処理を行うことができる。
映像音声信号処理回路8は、CPU9からの制御信号を受け、伸長処理された映像信号が表す映像と音声信号が表す音声を、図示しないモニタやスピーカなどから出力できるように処理することができる。
CPU9は、チューナ回路6、信号処理回路7および映像音声信号処理回路8を制御することができる。
例えば、ユーザが受信を所望するチャネルを変更する場合(例えば、ユーザが視聴する番組を変更する場合)、ユーザは、リモートコントローラを用いて、受信装置10に、チャネルを変更する命令を出すことができる。受信装置10の図示しない受光部は、リモートコントローラから出力された光信号を受信し、電気信号に変換して操作情報をCPU9に出力する。CPU9は、この信号を受けて、選局回路の動作を制御する。
また、例えば、ユーザがaチャネルの受信を所望した場合、CPU9は、aチャネルの周波数をデジタル復調回路の所定の入力周波数に周波数変換するための選局回路制御信号を生成する。CPU9により生成された選局回路制御信号によって選局回路が動作し、aチャネルの周波数がデジタル復調回路の所定入力周波数に周波数変換され、デジタル復調回路は、aチャネルの周波数をデジタル復調することが可能となる。
また、例えば、ユーザが別のbチャネルの視聴を所望した場合、bチャネルの周波数をデジタル復調回路の所定入力周波数に周波数変換するための選局回路制御信号がCPU9によって生成され、この選局回路制御信号によって選局回路がbチャネルの周波数をデジタル復調回路の所定入力周波数に周波数変換し、デジタル復調回路は、bチャネルの周波数をデジタル復調することが可能となる。
このとき、aチャネルの周波数は、デジタル復調回路の所定入力周波数とは異なる周波数に周波数変換されていることになるため、aチャネルの周波数がデジタル復調されてしまうことはなくなる。
次に、受信装置1で行われる処理について説明する。その説明では、第一のフィルタ回路3は、VHF−Highバンドの第7チャネルの周波数の信号のみを通過させる第一のBPFとし、第二のフィルタ回路4は、VHF−Highバンドの第8チャネルの周波数の信号のみを通過させる第二のBPFとする。
第一の切替回路2と第二の切替回路5は、チューナ回路6が出力する制御信号(以下、切替回路制御信号)により、信号経路の切り替えが制御されるようになっている。この切替回路制御信号は、例えば、High/Lowの2値を持っている。例えば、この切替回路制御信号がHighの場合は、第一の切替回路2は、高周波信号入力端子1に入力された信号を第一のフィルタ回路3に出力するとともに、第二の切替回路5は、第一のフィルタ回路3が出力する信号を入力してチューナ回路6に出力する。
一方、切替回路制御信号がLowの場合は、第一の切替回路2は高周波信号入力端子1に入力された信号を第二のフィルタ回路4に出力するとともに、第二の切替回路5は第二のフィルタ回路4が出力する信号を入力してチューナ回路6に出力する。
以上のようにして、チューナ回路6が出力する切替回路制御信号によって、高周波信号入力端子1に入力された高周波信号は第一のフィルタ回路3または第二のフィルタ回路4の何れか一方を経由してチューナ回路6に出力されることになる。
なお、VHF−Highバンドの第7チャネル又は第8チャネル以外の、例えばUHFバンドの高周波信号は図示しない別の高周波信号入力端子から入力され、図示しない別の経路を経てチューナ回路6に供給される。チューナ回路6は、CPU9の制御を受けており、チューナ回路6が出力する切替回路制御信号は、CPU9が出力する選局回路制御信号によって決定される。
図2を用いて、フィルタ回路の動作についてさらに詳細に説明する。
図2において、横軸は周波数、縦軸は電力(例えば、単位は「dBmW(デシベルミリワット)」)、a、b及びcは、周波数の番号(チャネル)である。
図2(1)は、高周波信号入力端子1に入力される高周波信号の周波数スペクトルを示した図であり、aチャネルとcチャネルがアナログ変調信号、bチャネルがデジタル変調信号の場合を示している。ユーザがbチャネルの視聴を所望する場合は、既に説明したように選局回路がbチャネルに合わせて設定されるとともに、CPU9は、チューナ回路6が出力する切替回路制御信号を制御して、高周波信号入力端子1に入力された高周波信号が、第一のフィルタ回路3を経由してチューナ回路6に入力されるように、第一の切替回路3及び第二の切替回路4を制御する。この結果、bチャネルの信号にとって妨害波となりうるaチャネルやcチャネルの信号が、第一のフィルタ回路3によって抑圧され、妨害波の少ない状態で高周波信号がチューナ回路6に出力される。これにより、受信特性の向上が図られる。
この場合に、チューナ回路6に入力される高周波信号の周波数スペクトルを図2(2)に示す。図2の(2)では、太線が、第一のフィルタ回路3の通過帯域周波数特性(すなわち、BPFが通過させる信号の周波数)を表す。
この図からわかるように、第一のフィルタ回路3によってbチャネル以外のaチャネルとcチャネルの信号を抑圧した結果、aチャネルとcチャネルの信号電力が低下しており、aチャネルとcチャネルの信号がbチャネルの信号に対して妨害波となる可能性が減じられる。
図2の(3)は、放送地域によってbチャネルではなくcチャネルがデジタル放送である場合の、周波数スペクトルを示す。
図2(1)で示した例と同様に、ユーザがcチャネルの視聴を所望する場合には、選局回路がcチャネルに設定されるとともに、CPU9によるチューナ回路6の制御により、チューナ回路6は、切替回路制御信号を生成して、各切替回路3、4に送る。これにより、高周波信号入力端子1から入力された高周波信号は、第二のフィルタ回路4を経由してチューナ回路6に出力される。
この結果、デジタル信号のチャネルであるcチャネル以外の、アナログ信号のチャネルであるaチャネルとbチャネルの信号は、第二のフィルタ回路4によって抑圧され、妨害波の少ない状態で高周波信号がチューナ回路6に出力される。これにより、受信特性の向上が図られる。このときのチューナ回路6に入力される高周波信号の周波数スペクトルを図2(4)に示す。この図2(4)では、太線が、第二のフィルタ回路4の通過帯域周波数特性を表す。
この図からわかるように、第二のフィルタ回路4によって、cチャネルの信号のみを通過させてaチャネルとbチャネルの信号を抑圧した結果、aチャネルとbチャネルの信号電力が低下しており、aチャネルとbチャネルの信号がcチャネルの信号に対して妨害波となる可能性が減じられる。
なお、チューナ回路6が出力する切替回路制御信号は、チューナ回路6内における選局回路が出力しても、デジタル復調回路が出力しても良く、あるいは切替え回路制御信号生成回路を新たにチューナ回路6内に設けても良く、いずれの場合も、CPU9が制御することにより切替回路制御信号をチューナ回路6内で生成することが可能である。
また、第一の切替回路2と第二の切替回路5は同様の動作をするため、切替回路制御信号をそれぞれの切替回路用に個別に生成することなく、同一の制御信号を用いて第一の切替回路2と第二の切替回路5を同時に切替動作を行なわせることができ、制御信号を配線するために必要なスペースを低減することができ、移動体用受信機などの小型受信機への搭載が求められる場合に効果的である。これは、例えば、フィルタ回路(BPF)が3つ以上備えられた場合にも同じようにすることができる。
以上説明したように、第一のフィルタ回路3及び第二のフィルタ回路4の各々にBPFを採用することで、ユーザが受信を所望するチャネルの信号のみを通過させ、妨害波となる不要周波数帯の信号を抑圧することが可能となり、受信特性の向上が期待される。また、1つの切替回路制御信号で複数の切替回路2、5による信号経路の切替を制御することにより、回路構成の簡易化が実現され、回路規模を削減することができ、受信装置10のサイズの低減を実現可能となる。また、第一のフィルタ回路3及び第二のフィルタ回路4の選択をCPU9により行なうことで、各フィルタ回路の切替をユーザに意識させることなく、ユーザによる機器制御の簡易化が実現される。
図3は、本発明の第二の実施例で行われる処理の流れの一例を示す。以下、第一実施例との相違点を主に説明し、第一実施例との共通点については説明を省略或いは簡略する。これは、後述の第三の実施例以降についても同様である。
本実施例では、ユーザに意識させることなく、デジタル放送を受信する例を示す。なお、本実施例では、図2と同様に、第一のフィルタ回路3には、bチャネルの周波数以外の周波数帯の信号を通過させないよう規定され、第二のフィルタ回路4には、cチャネルの周波数以外の周波数帯の信号を通過させないよう規定されているものとして説明する。
まず、受信装置10における初期状態として、第一の切替回路2が第一のフィルタ回路3を選択し、第二の切替回路5が第一のフィルタ回路3からの出力を受け付けるように、切替回路制御信号がチューナ回路6から出力される(S1)。
次に、チューナ回路6は、上述したような選局動作を開始し(S2)、CPU9はチューナ回路6内のデジタル復調回路の動作状態を制御バスを介して監視し、bチャネルの放送信号が正常に受信できているかを判定する。正常に受信できている場合は、切替回路制御手順を終了し(S3:Y)、正常に受信できていない場合はbチャネルの放送は行なわれていないと判定する(S3:N)。
S3により、bチャネルの放送は行なわれていないと判定された場合(S3:N)、S4が行われる。S4では、CPU9は、チューナ回路6に、第一の切替回路2及び第二の切替回路5に対して第二のフィルタ回路4を選択するための切替回路制御信号を出力させる。また、CPU9は、それと同時に、チューナ回路6内の選局回路を、cチャネルを選局するように制御することができる。
この結果、bチャネルにおいてデジタル放送が行なわれている場合でも、bチャネルではなくcチャネルでデジタル放送が行なわれている場合でも、ユーザは、デジタル放送が行なわれている周波数チャネルを意識することなく、デジタル放送番組を視聴することができる。具体的に言えば、bチャネルのデジタル放送番組を視聴しながら、bチャネルでデジタル放送番組を視聴できる放送エリアから、bチャネルではなくcチャネルでデジタル放送番組を視聴できる放送エリアに移動したとしても、ユーザは、チャネルの切り替え操作をわざわざ行うことなく、デジタル放送番組の視聴を継続することができる。これは、例えば、車載受信装置や移動体受信装置に有用できると考えられる。
図4は、本発明の第三の実施例に係る受信装置10のブロック図である。図1と同様な機能ブロックについては同一の符号を記す。これは、以下の第四の実施例以降についても同様である。
本実施例では、高周波信号入力端子1に入力された高周波信号をどのフィルタ回路3,4を介さずにチューナ回路6に出力するためのバイパス(例えば、「スルーパス」ということもできる)が備えられている。
CPU9は、図2に示したbチャネル及びcチャネル以外のチャネル、すなわち、どのフィルタ回路3,4にも対応しない第三の周波数でデジタル放送が行なわれ、その第三の周波数に対応したチャネルがユーザに選択された場合に、チューナ6に対して、入力された高周波信号をバイパスを通してチューナ6に出力するように切替回路2,5を制御することができる。
以上説明したような構成にすることで、図2に示したbチャネルあるいはcチャネル以外のチャネルでデジタル放送が行なわれた場合に対処することが可能となる。
図5は、本発明の第四の実施例に係る受信装置10のブロック図である。
本実施例では、高周波信号入力端子1からチューナ回路6までの機能ブロックが一体化されている。つまりチューナモジュール13とされている。チューナモジュール13には、TS信号出力端子11とチューナ回路制御信号入出力端子12が備えられ、各端子11、12を介して、信号処理回路7やCPU9との間で信号の受け渡しを行うことができる。
以上説明したような構成にすることで、チューナ回路6における選局動作と切替回路制御動作を一元化することができる。また、各機能ブロックをモジュール化することにより、受信装置10の小型化を実現することが可能となる。
図6は、本発明の第五の実施例に係る受信装置10のブロック図である。
図1における第二の切替回路5が合成回路14に置換えられている。合成回路14は、第一のフィルタ回路3が出力する回路と第二のフィルタ回路4が出力する信号を合成してチューナ回路6に出力するものであるが、前段にある第一の切替回路2によって、高周波信号は何れか一方のフィルタ回路3又は4にのみ出力されているため、実質的には、合成処理を行わずに、送られてきた信号をそのままチューナ回路6に出力する。
合成回路14は、切替機能を有する回路5に比べ、簡易に構成することができ、また、切替制御信号は第一の切替回路2に出力するのみで良い。これにより、受信装置10の小型化や低廉化が期待できる。
以上が、第五実施例についての説明である。なお、この実施例のように、第二の切替回路5を合成回路14に置換することは、第二実施例〜第四実施例のいずれの実施例でも行うことができる。また、本実施例では、合成回路14としているが、入力された信号を後段の回路(本実施例ではチューナ回路6)に出力できるものであれば、どのようなものでも採用し得る。
図7は、本発明の第六の実施例に係る受信装置10のブロック図である。
第一の切替回路2が、分配回路15に置換えられている。分配回路15は、入力された高周波信号を第一のフィルタ回路3と第二のフィルタ回路4の両方に分配して供給するものである。しかし、本実施例では、後段にある第二の切替回路5が、第一のフィルタ回路3及び第二のフィルタ回路4のいずれか一方からしか信号を受け付けないため、第二の切替回路5以降で行われる処理は、他の第一実施例〜第五実施例と同様となる。
切替機能を有する回路2に比較して、分配回路15は簡易に構成することができ、また、切替制御信号は第二の切替回路5に供給するのみで良い。これにより、受信装置10の小型化や低廉化が期待できる。
以上が、第六実施例についての説明である。なお、この実施例のように、第一の切替回路2を分配回路15に置換することは、第二実施例〜第四実施例のいずれの実施例でも行うことができる。
以上、本発明の幾つかの実施例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。例えば、BPFは2つに限定することなく、それより多く備えられていてもよい。また、CPU9が、直接、少なくとも一つの切替回路2、5の切替動作を制御しても良い。また、BPFが通過させる信号の周波数はダイナミックに変えられても良い。また、BPFに規定される周波数は、或る程度の周波数範囲であっても良い。
本発明の第一の実施例に係る受信装置の構成を示す図である。 第一実施例に係るフィルタ回路の動作についての説明図である。 本発明の第二の実施例で行われる処理の流れの一例を示す。 本発明の第三の実施例に係る受信装置10のブロック図である。 本発明の第四の実施例に係る受信装置10のブロック図である。 本発明の第五の実施例に係る受信装置10のブロック図である。 本発明の第六の実施例に係る受信装置10のブロック図である。
符号の説明
1…高周波信号入力端子、2…第一の切替回路、3…第一のフィルタ回路、4…第二のフィルタ回路、5…第二の切替回路、6…チューナ回路、7…信号処理回路、8…映像音声信号処理回路、9…CPU、10…デジタル放送用受信装置、11…TS信号出力端子、12…制御信号入出力端子、13…チューナモジュール、14…合成回路、15…分配回路

Claims (8)

  1. チューナ回路を備えた受信装置において、
    前記チューナ回路の前段に、複数のフィルタ回路と、第一の入出力回路と、第二の入出力回路とを備え、
    前記複数のフィルタ回路の各々は、自分に入力された信号を、所定の周波数以外の他の周波数帯における信号レベルが前記所定の周波数における信号レベルよりも低くなるようにして出力する回路であり、
    前記第一の入出力回路は、自分に入力された信号を、前記複数のフィルタ回路の少なくとも一つに出力し、
    前記第二の入出力回路は、前記複数のフィルタ回路の少なくとも一つから入力された少なくとも一つの信号を後段の回路に出力し、
    前記第一の入出力回路と前記第二の入出力回路の少なくとも一つが、信号経路を切替える切替回路であり、
    前記第二の入出力回路から出力された信号において、ユーザ所望の周波数以外の他の周波数帯の信号レベルが前記ユーザ所望の周波数の信号レベルよりも低くなる、
    受信装置。
  2. 前記第一の入出力回路と前記第二の入出力回路の両方が前記切替回路であり、
    第一の切替回路と第二の切替回路の両方の切替動作を制御するための制御信号を出力する切替制御回路を更に備え、
    前記切替制御回路は、前記ユーザ所望の周波数に対応した周波数が規定されているフィルタ回路を信号が通るように前記第一の切替回路及び前記第二の切替回路の切替動作を制御し、
    第一の切替回路と第二の切替回路の両方の切替動作が、一つの制御信号で制御されるようになっている、
    請求項1記載の受信装置。
  3. 前記第一の入出力回路が、前記切替回路であり、
    前記第二の入出力回路は、前記切替回路による切替えによって信号が入力されたフィルタから出力される信号を入力し、その入力した信号を後段に出力する回路である、
    請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記第二の入出力回路が、前記切替回路であり、
    前記第一の入出力回路は、自分に入力された信号を前記複数のフィルタ回路の全てに出力するための分配回路である、
    請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記第一の入出力回路から前記複数のフィルタ回路を通らずに前記第二の入出力回路へと信号が流れるためのバイパスを備え、
    ユーザ所望の周波数が、前記複数のフィルタのうちのいずれのフィルタにも対応しない周波数である場合には、該周波数の信号が、前記バイパスを介して前記第二の入出力回路から出力される、
    請求項1に記載の受信装置。
  6. 前記受信装置が、前記複数のフィルタと、前記第一の入出力回路と、前記第二の入出力回路と、前記チューナ回路とが一体化されたチューナモジュールである、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の受信装置。
  7. 前記第一の入出力回路に入力される信号は、デジタル信号とアナログ信号とが混在した高周波信号であり、
    前記複数のフィルタ回路の各々は、前記高周波信号におけるデジタル信号の周波数が規定されたバンドパスフィルタである、
    請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載の受信装置。
  8. 前記高周波信号中のデジタル信号を正常に取得しているか否かを監視する監視手段を更に備え、
    正常に取得できてないとの監視結果が得られた場合、自動的に、前記切替回路により、前記受信している高周波信号中のデジタル信号の周波数に対応した別のバンドパスフィルタに接続が切り替えられるようになっている、
    請求項7記載の受信装置。
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