JP2007178353A - 多光軸光電センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】光同期式のものにおいて、同期信号が遮られた状態が続いて同期ずれが起きた場合に、それを検出して解消する機能を備えた多光軸光電センサを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明では、遮光状態となっている光軸の連続数Nに着目し、それを基準値(基準遮光光軸数)と比較することで、同期ずれを判定することとした。そして、同期がとれていない場合には、遮光状態にある光軸の連続数Nが基準値に収まるように受光動作の開始タイミングを調整することとした。このように、同期ずれが起こっている場合には、同期ずれが自動的に調整されるので、同期がずれたままの状態で検出動作が繰り返されることがなく、センサの信頼性が高まる。
【選択図】図5

Description

本発明は、光同期方式の多光軸光電センサに関する。
従来より、投光素子を一列状に配した投光器と、受光素子を一列状に配した受光器とからなる多光軸光電センサが知られている。このものは、投光器並びに受光器を、各投光・受光素子が対をなして光軸を形成するように所定の検出領域を挟んで対向配置し、各光軸について順次検出動作(投光・受光動作)を行なうものである。そして、検出領域に物体が存在すると投光器から出射され受光器に向う光が特定光軸で遮られて、その光軸では受光レベルが、物体が存在しないときに比べて低下する。これにより、検出領域内における遮光物体の有無について検出出来る。
係る多光軸光電センサにおいては、投光側と受光側とを同期させる必要がある。すなわち投光素子による一連の投光動作の開始タイミングと、受光素子による一連の受光動作の開始タイミングとを合わせて検出を行なう必要があるが、それを同期信号の投受光により行なうものが知られている(いわゆる光同期)。光同期を図る構成として、投光側に同期信号を出力する同期用の投光素子を備え、受光側には、同期信号を受ける同期用の受光素子を備えるものが、特許文献1に開示されている。
特公平5−29168号公報
上記構造では、光信号を投光・受光させることで同期をとるが、使用状況によっては同期用の光信号が遮られる場合がある。係る場合には、受光器側を自走させることが考えられる。例えば、1スキャンに費やされる時間(スキャン周期To)は予め決められているので、次回の受光動作の開始タイミングを、同期が確認できた前回の受光動作の開始タイミングを起算点として、スキャン周期Toに基づいて決定してやればよい。しかしながら、自走状態では投光側と受光側が、それぞれ独立して動作しているので、投光器並びに受光器がそれぞれ備える内部クロックのばらつきにより、同期がとれなくなる恐れがある。特に、同期用の光軸を、検出用の光軸と兼用させる構成とする場合には、同期がとれない状態が長い間続くことも想定され、対策の必要があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、光同期式のものにおいて、同期信号が遮られた状態が続いて同期ずれが起きた場合に、それを検出して解消する機能を備えた多光軸光電センサを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、一列状に配置された複数の投光素子からなる投光手段と、各投光素子を予め決められた所定のタイミングで順次投光させる投光制御手段と、からなる投光器と、各投光素子とそれぞれ光軸を構成するように対をなして配される複数の受光素子からなる受光手段と、前記受光素子からの受光信号を順次有効化させる一連の受光動作の開始タイミングを決定する受光動作開始タイミング決定手段と、からなる受光器とを備え、投光側の投光タイミングに受光側を同期させて検出を行ない、各光軸における遮光状態に基づいて物体の有無を判定する多光軸光電センサであって、前記いずれかの光軸を構成する投光素子並びに受光素子により、同期信号を投光・受光させて前記同期をとるように構成されるとともに、前記受光動作開始タイミング決定手段は、常には、前記同期信号に基づいて前記一連の受光動作の開始タイミングを決定する一方、前記受光器が前記同期信号を受光できない場合には、前記同期信号を受光できた前回の開始タイミングに基づいて前記一連の受光動作の開始タイミングを決定するものにおいて、前記同期信号を受光できた前回の開始タイミングに基づいて各受光素子による一連の受光動作の開始タイミングが決定され、これに基づいて遮光検出が行なわれている場合に、前記受光動作開始タイミング決定手段は、遮光状態となっている光軸の連続数が、予め定められた基準遮光光軸数を超えることを条件に、遮光状態にある光軸の連続数が所定光軸数内となるように、次回の受光動作の開始タイミングを調整する調整処理を行なうところに特徴を有する。
尚、所定光軸数は、基準遮光光軸数と同じ値か、それよりも小さい値である。すなわち、基準遮光光軸数というのは受光動作の開始タイミングを調整するか否かを判断するための基準値的なものであり、所定光軸数は、調整の目標値である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記同期信号を受光できた前回の開始タイミングに基づいて決定される受光動作の開始タイミングを基準タイミングとしたときに、前記受光動作開始タイミング決定手段は、受光動作の開始タイミングを前記基準タイミングに対して進み方向、並びに遅れ方向のいずれの方向へも調整可能とされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記受光動作開始タイミング決定手段は、開始タイミングを調整する処理を行なった後においても、遮光状態となっている光軸の連続数が前記基準遮光光軸数を上回っている場合に、次回の受光動作の開始タイミングを前回の調整方向とは、反対方向に調整するところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記受光動作開始タイミング決定手段は、受光動作の開始タイミングを調整する処理を行なった後に、遮光状態となっている光軸の連続数が前回の連続数に比べて減少した場合には、次回の受光動作の開始タイミングを前回の調整方向と同一方向に調整するところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、受光動作の開始タイミングを調整する制御状態が所定回数連続し、かつ、調整後においても遮光状態となっている光軸の連続数が前記基準遮光光軸数を上回っている場合に、外部に異常を報知する報知手段を備えるところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記受光動作開始タイミング決定手段は、受光動作の開始タイミングを調整するときに、調整量を前記遮光状態となっている光軸の連続数に応じて決定するところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、遮光状態となっている光軸の連続数に着目し、それを基準値(基準遮光光軸数)と比較することで、投光側と受光側の同期ずれを判定することとした。そして、同期がとれていない場合には、遮光状態にある光軸の連続数が基準値に収まるように受光動作の開始タイミングを調整することで、同期ずれの解消を図った。
<請求項2の発明>
同期がずれている場合には、投光側に対して受光側に対して進んでいる場合と、遅れている場合の2パターンがある。そこで、請求項2の発明では、受光動作の開始タイミングを基準タイミングに対して進み方向、並びに遅れ方向のいずれの方向へも調整可能とした。これにより、いずれの方向に同期がずれていたとしても、同期ずれを解消できる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、開始タイミングを調整する処理を行なった後においても、遮光状態となっている光軸の連続数が基準値を上回っている場合に、次回の受光動作の開始タイミングを前回の調整方向とは、反対方向に調整することとした。これにより、例えば、1回目の調整が、同期ずれを拡げる方向になされたとしても、2回目の調整で、1回目とは反対側にタイミングが調整されるから、同期ずれを解消できる。
<請求項4の発明>
開始タイミングを調整する処理を行なった後に、遮光状態となっている光軸の連続数が前回の連続数に比べて減少した場合には、調整方向が同期ずれを解消する方向になされたと、判断できる。そのため、係る場合には、次回の受光動作の開始タイミングを前回の調整方向と同一方向に調整することとした。これにより、次回の調整後には、遮光状態となっている光軸の連続数が更に減少して、同期ずれが解消されることが期待できる。
<請求項5の発明>
遮光状態となっている光軸の連続数が基準値を上回っている場合には、同期とは無関係、すなわち、システ自体に何らかの異常が発生していることも考えられる。この点に関し、請求項5の発明では、開始タイミングを調整する制御状態が所定回数連続し、かつ、調整後においても遮光状態となっている光軸の連続数が前記基準遮光光軸数を上回っている場合には、異常を報知することとした。これにより、異常状態のまま検出動作が続けられるといった状況を回避でき、システムの信頼性が高まる。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、遮光された光軸の連続数に応じて調整量を変えるようにしたので、同期ずれのずれ量に合わせた最適な調整が可能となり最小の調整回数で同期ずれが解消される、という効果が期待できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。
<多光軸光電センサの概観構成>
図1は、多光軸光電センサの外観構成を示す図である。同図に示すように、多光軸光電センサは、ケーシング内に投光素子11を一列状に配した投光器S1と、ケーシング内に受光素子21を一列状に配した受光器S2からなる。そして、これら投光器S1、受光器S2は各投光素子11、受光素子21が対をなして光軸Lを形成するように所定の検出領域を挟んで対向配置される。
本実施形態のものは、図1に示すように、La〜Ldの全4光軸が設けられている。検出領域に、遮光物体があると、特定光軸(例えば、光軸La)の光が遮られて、同光軸Laでは受光素子21aの受光レベルが物体が存在しないときに比べて低下する。これにより、検出領域内における遮光物体の有無について検出することが可能となる。
尚、光軸Ldは遮光物体の有無について検出を行なうための検出用の光軸としての機能に加えて、同期をとるための同期用光軸としての機能を備えている。詳細には後述するが、遮光物体の有無について検出を行なうには、投光動作の開始タイミングと受光動作の開始タイミングとを合わせる必要があり、これを光軸Ldを利用して行なっている(いわゆる光同期)。
<多光軸光電センサの電気的構成>
以下、多光軸光電センサの電気的構成について、図2を参照して説明する。
まず、投光器S1側から説明すると、同図における符号11a〜11dは投光素子、符号12は各投光素子11a〜11dを駆動させる駆動回路である。駆動回路12は、各投光素子11a〜11dに対応して4つ設けられている。
また、符号18は発振回路、符号17は投光側CPU(本発明の投光制御手段に相当)である。発振回路18は所定のクロック信号を発生させる機能を備え、同クロック信号に従って、投光側CPU17が動作するようになっている。尚、後に受光側CPU31について説明するが、受光側CPU31は、発振回路18とは別に設けられる発振回路33が生成するクロック信号に従って動作する。
投光側CPU17は所定のタイミングで各駆動回路12に動作信号Ja〜Jdを与える。これにより、投光器S1から受光器S2に向かって、例えば、投光素子11a、11b、11c、11dの順に検出光が一定間隔で出射される。尚、各投光素子11a〜11dから順次検出光が出射される動作が、一連の投光動作である。
また、投光側CPU17は駆動回路12を制御することで、投光素子11dからスタートパルスとしての同期信号を出射させる。同期信号のパルス幅(図3に示すA寸法部)は、検出用の光信号(検出光)のパルス幅(図3に示すB寸法部)より広く設定されている。このように同期用の信号と、検出用の信号を異ならせることで、誤動作が生じないように配慮されている。また、本実施形態では、同期信号を高周波のバースト信号によって生成することで、外乱光に起因するセンサの誤動作を未然に回避するようになっている。
次に、受光器S2側について説明すると、同図における符号21a〜21dは受光素子、符号31は受光側CPU(本発明の受光動作開始タイミング決定手段に相当する)、符号33は発振回路である。各受光素子21a〜21dの出力ラインは共に、共通の信号線C1に連なっており、各受光素子21a〜21dから出力される受光信号は、コンパレータ22にそれぞれ取り込まれるようになっている。コンパレータ22は、入力された受光信号のレベルを閾値と比較して、受光側CPU31に2値信号を出力する。例えば、受光信号のレベルが、閾値以上のときはハイレベルの信号を出力し、閾値より小さいときはローレベルの信号を出力するように構成されている。
また、各出力ラインには、受光アンプ26、並びに常閉式のアナログスイッチ25がそれぞれ設けられている。アナログスイッチ25は、受光側CPU31から出力されるゲート信号Gにより、ON動作するように構成されている。これにより、ON動作されたアナログスイッチ25に連なる受光素子から出力される受光信号だけがコンパレータ22に取り込まれることとなる。
受光器S2による受光動作は、投光側CPU17が各投光素子11a、11b、11c、11dを投光させる間隔と同じ間隔で、各アナログスイッチ25a、25b、25c、25dに対して順次、ゲート信号Gを与えることによって行なわれる。
これにより、投光側と受光側とが同期することを前提条件として、各光軸La、Lb、Lc、Ldが順次有効化される。より具体的に言えば、投光素子11aから検出光が出射されたときには、これと対をなす受光素子21aから出力される受光信号(例えば、受光素子21a)だけがコンパレータ22に取り込まれ、これに続いて、次の投光素子11bから検出光が出射されると、これと対をなす受光素子21bから出力される受光信号だけがコンパレータ22に取り込まれる。そして、光軸Laから開始されて光軸Ldが有効化されるまでのサイクルを1スキャンとし、一旦、検出動作が開始されると、前記スキャン動作が所定のスキャン周期Toで繰り返されるようになっている。また、符号35は監視タイマ、符号37はブザーである。
次に、検出中に、受光側CPU31によって実行される処理の流れを図4を参照して説明する。尚、1スキャンに費やされる時間は、図3に示すようにスキャン周期Toとして予め定められている。そして、スキャン周期Toは、同期をとるための処理が行なわれる同期信号検出期間Taと、これに続く物体検出期間Tbとから構成されており、以下に説明する、ステップ1〜ステップ3の処理、並びにステップ10〜ステップ30の処理が同期信号検出期間Ta中に行なわれ、ステップ40〜ステップ90までの処理が物体検出期間Tb中に行なわれるようになっている。
まず、検出動作の開始とともに、投光器S1の投光素子11dからは同期信号が出力され、これが、投光素子11dと対となった受光素子21dにより受光される。
これに対して、受光側CPU31では、処理の開始とともに、ステップ1に移行して、各設定値を初期設定する処理が行なわれる。具体的には、同期フラグがOFF、調整カウンタが0、受光開始周期Tmがスキャン周期Toと同じ周期(Tm=To)にそれぞれ設定される。これら各値の意義については、後に説明する。
ステップ1により各値を設定する処理が完了すると、次に、ステップ2に移行する。ステップ2では、投光器S1から出力される同期信号を検出したか、否かについて判定する処理が受光側CPU31により行なわれる。
一方、同期信号を受光した受光素子21dからは、同期検出信号が出力され、これが専用の出力ラインC2を介して受光側CPU31に入力される。かくして、同期信号が検出される結果、ステップ2で受光側CPU31によりYes判定されて、ステップ3に移行する。そして、ステップ3では、同期フラグがOFFからONに変更され、その後、同期信号検出期間Taが経過すると、ステップ40に移行する。
ステップ40では、受光側CPU31の指令により監視タイマ35によるカウント動作が開始され、その後、ステップ50に移行する。ステップ50では、物体検出処理が行なわれる。
すなわち、投光器S1側では、同期信号の出力後、△t時間の経過をまって一連の投光動作を開始させるのに対し、受光側CPU31は、同期検出信号を受信した後、△t時間の経過をまって一連の受光動作を開始させる(図3参照)。
これにより、投光側の投光動作に同期して受光側の受光動作が開始されることとなる。そして、一連の投光・受光動作が完了すると、受光側CPU31は、コンパレータ22から出力される2値信号に基づいて、各光軸La〜Ldについてそれぞれ遮光判定を行なう。
かくして、物体検出処理が完了すると、ステップ60に移行して、そこで、同期フラグについて判定する処理が受光側CPU31によって行なわれる。ここでは、同期フラグはONであるためYes判定され、その後、ステップ80、ステップ90の処理で各設定値を再び、リセットする処理が受光側CPU31により行われる。すなわち、ステップ80では、調整カウンタをゼロにし、その後、ステップ90で受光開始周期Tmをスキャン周期Toと同じ周期(Tm=To)にセットする。ここまでで、1スキャン中に行なわれる一通りの処理が完了することとなる。
その後、処理はステップ10に移行する。ステップ10では、ステップ40でカウントを開始した監視タイマ35がタイムアップしているか、否かが受光側CPU31により判定される。この監視タイマ35による時刻の計時は、図3に示すように、同期信号検出期間Taの終了と同時に開始され、その後、スキャン周期Toを経過したときにタイムアップする。
一方、投光器S1からは前回の同期信号の出力時点からスキャン周期Toが経過すると、次のスキャン動作を開始するべく同期信号が出力される。そのため、通常(同期信号が遮られていない場合)であれば、監視タイマ35によるカウント動作中に、受光器S2では次の同期信号が受光され、これにより、同期検出信号が受光側CPU31に入力される。そのため、ステップ20でYes判定されて、ステップ30に移行される。
そして、ステップ30は、先に説明したステップ3における処理と全く同様が行なわれる。すなわち、同期フラグがONに設定され、その後、同期信号検出期間Taが経過すると、ステップ40に移行する。
ステップ40並びに、それ以降のステップ50、ステップ60、ステップ80、ステップ90の処理は既に述べた通りであり、受光側CPU31は、同期検出信号を受信した後、△t時間の経過をまって第二回目の受光動作を開始させる。これにより、2回目の投光動作に同期して2回目の受光動作が行なわれることとなる。
以上述べたように、投光器S1から出射された同期信号が受光器S2によって正しく受光されている間は、受光側CPU31は、同期検出信号の受信から所定時間(△t)経過後に、一連の受光動作を開始することで、投光動作に同期して受光動作が行なわれるようになっている。
次に、同期信号が遮られている場合であるが、このときには、監視タイマ35がタイムアップしてしまうので、先のステップ10でYes判定されて、ステップ15に移行する。ステップ15では、同期フラグがOFFに設定され、その後、同期信号検出時間Taが経過すると、ステップ40に移行して、監視タイマ35がリセットされて、再び、カウント動作が開始される。
その後、ステップ50で物体検出処理を行なうが、このときに、受光側CPU31は一連の受光動作の開始タイミングを、同期信号を受光できた前回(過去)の開始タイミングに基づいて自ら決定する。
例えば、図5には、1回目のスキャン(同図における左側のもの)では正しく同期信号が受光され、2回目目以降に同期信号が遮られた例を示してあるが、同例であれば、2回目以降の受光動作の開始タイミングt2、t3を1回目の開始タイミングt1に基づいて決定する。ここでは、先のステップ90の処理により、受光開始周期Tmがスキャン周期Toと同じ周期に設定されているので、受光側CPU31は、1回目の開始タイミングt1を起算点とし、2回目以降の各回の受光動作の開始タイミングt2、t3を受光開始周期Tmがスキャン周期Toと等しくなるように各回の受光動作の開始タイミングを決定する。
これにより、同期信号が受光器S2によって受信されない場合であっても、受光動作が、投光動作に同期したタイミングで一応は行なわれることとなる。
そして、ステップ50の処理が完了すると、ステップ60に移行するが、同期信号が遮られている間は、同期フラグがOFFであるため、ここでは、No判定されてステップ70に移行する。
ステップ70では、投光動作の開始タイミングに対する受光動作の開始タイミングについて、同期ずれの有無を、検出する処理が受光側CPU31によって行なわれる。このステップ70における判定処理については、後に詳しく述べるとして、ここではNo判定されたものとして、以下、説明を続ける。
ステップ70でNo判定されると、再び、ステップ80、ステップ90で各値を再び、リセットする処理が受光側CPU31により行われる。すなわち、ステップ80では、調整カウンタをゼロにし、その後、ステップ90で受光開始周期Tmをスキャン周期Toと同じ周期(Tm=To)にセットする。これにより、1スキャン動作が完了することとなる。
それ以降は、同期信号が遮られている間は、ステップ10、ステップ15、ステップ40、ステップ50、ステップ60、ステップ70、ステップ80、ステップ90の処理が繰り返し行なわれることとなる。
さて、先にも述べたように、同期信号が遮られていると、受光側CPU31は受光動作の開始タイミングを自ら決定(いわゆる自走)するので、この状態が長く続くと、両CPU17、31は正しく処理を実行していても発振回路18、33のクロック信号の周波数のばらつきにより、投光動作の開始タイミングと受光動作の開始タイミングとの間に、相対的なずれが生ずる場合がある(同期ずれ)。
そこで、本実施形態のものは、受光側CPU31に、以下に説明するステップ70からステップ75の一連の処理を行なわせることで、係る同期ずれを検出するととももに、同期ずれが起こっていると判定された場合には、同期が合うよう受光動作の開始タイミングを自動調整するようになっている。
まず、ステップ70では、ステップ50で物体検出処理を行なった結果から遮光状態にある光軸の連続数Nを算出し、これを、予め定められた基準値(本発明の基準遮光光軸数に相当)と比較する処理が受光側CPU31により行われる。そして、連続数Nが基準値を上回っている場合には、同期ずれと判定され、下回っている場合には、同期ずれなしと判定される。
このように、遮光状態にある光軸の連続数Nに基づいて、同期ずれを判定できるのは以下の理由による。すなわち、同期が正常にとれている場合にも、遮光物体が特定光軸Lを遮ることにより遮光されることがあるが、そのときの遮光光軸数は使用用途に応じて変わるものの、予め予想できる。例えば、図6の中段に示すように1光軸目が遮光される。
これに対して、同期がずれた場合には、図6の下段に示すように、連続する複数の光軸で同じように受光タイミングがずれ、受光信号を検出できない状態となる。より具体的に言えば、各受光素子21a、21b、21c、21dからそれぞれ受光信号、それ自体は出力されるものの、アナログスイッチ25a、25b、25c、25dをON動作するタイミングが、それとはずれた状態となるので、受光信号はコンパレータ22には取り込まれず、各光軸La、Lb、Lc、Ldとも受光信号の出力がない、すなわち遮光状態と判定される。
このように、同期ずれが起こっているときには、遮光状態にある光軸の連続数Nが、通常の使用状況における遮光時の遮光光軸数を上回る。従って、通常の遮光光軸数(例えば「1」)より幾らか大きな値を基準値(例えば「3」)とし、これを実際の遮光状態にある光軸と連続数Nと比べることで同期ずれを判別できる。
尚、図6の下段においては、全光軸共に遮光状態と判定されるような例を示したが、同期ずれが起こった場合には、必ずしも全光軸が遮光状態と判定されるわけではない。しかし、遮光状態と判定される光軸は必ず連続するので、それに応じて遮光状態と判定される光軸の連続数Nに基づいて同期ずれを判定することとしている。
そして、ステップ70で同期がずれていると判定された場合には、ステップ71に移行して、調整カウンタの値がインクリメントされ、続く、ステップ73で調整カウンタの値について判定する処理が受光側CPU31により行なわれる。ここでは、ステップ73でYes判定されたものとして説明を続けると、その後、処理はステップ75に移行される。
ステップ75では、受光開始周期Tmを変更する処理が、次の(1)式に従って受光側CPU31により行なわれる。
Tm=To+β・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
ここで、Toはスキャン周期、βは補正係数である。
また、詳細には後に述べるが、ステップ75の処理が連続して行なわれるとき(1回の調整では同期ずれが解消されないとき)に、補正係数βは−α、2α、−3α、4αの順に、その都度、異なる値が適用される。このように、補正係数βとして、正負符号の異なる値を選択的に使用するのは、投光動作の開始タイミングに対して、受光動作の開始タイミングが遅れている場合、並びに進んでいる場合の2通りが起こり得るからであり、係る補正係数の設定により、本発明の「受光動作の開始タイミングを前記基準タイミングに対して進み方向、並びに遅れ方向のいずれの方向へも調整可能とされている」が実現されている。
また、補正係数βとして、正負符号の異なる値を交互に使用する構成とすることで、本発明の「次回の受光動作の開始タイミングを前回の調整方向とは、反対方向に調整する」が実現される。
かくして、ステップ75で受光開始周期Tmを変更する処理が受光側CPU31により行なわれると、それ以降は、次のスキャン動作を行なうべくステップ10、ステップ15、ステップ40の処理が行なわれ、これに続いてステップ50に移行して物体検出処理が行なわれる。
すると、ステップ50においては、受光動作の開始タイミングを決定する処理が受光側CPU31により行なわれるが、自走する制御状態にあるときには、それ(受光動作の開始タイミング)が受光開始周期Tmに基づいて決定される。一方、先のステップ75の処理において、受光開始周期TmがToからTo−αに短く調整された状態にあるので、このときには、図5に示すように、受光動作の開始タイミング(図5の例では4回目のスキャン動作の開始タイミング)が、調整をしない場合の開始タイミングtaに比べて時間αだけ早められる。
これにより、図6の下段に示すように、受光動作の開始タイミングが、投光動作の開始タイミングより遅い方向にずれていた場合には、受光動作の開始タイミングが早められる結果、投光動作の開始タイミングと受光動作の開始タイミングのずれを抑えることが出来る(同期ずれ解消)。
尚、ステップ70並びにステップ75の処理により、本発明の「前記受光動作開始タイミング決定手段は、遮光状態となっている光軸の連続数が、予め定められた基準遮光光軸数を超えることを条件に、遮光状態にある光軸の連続数が所定光軸数内となるように次回の受光動作の開始タイミングを調整する調整処理を行なう」が実現されている。
続いて、ステップ60に移行して、そこでは、受光側CPU31により同期フラグについて判定をする処理が行なわれるが、このときには、同期フラグがOFFとなっているので、ステップ70に移行する。そして、ステップ70では、同期ずれの有無について判定する処理がおこなわれるが、このときには同期ずれが解消された状態にあって、それまでは同期ずれに起因して遮光と誤って判定されていた光軸について正しく遮光状態の判定が行なわれる結果、遮光状態となっている光軸の連続数Nが、基準値(ここでは、「3」)以下になり、同ステップ70の判定処理でNo判定される。
すると、ステップ80で調整カウンタがゼロに設定され、ステップ90で受光開始周期Tmがリセット、すなわちスキャン周期Toと同じ周期に戻される。従って、一旦、同期ずれが解消されると、それ以降の処理では、再び、スキャン周期Toと同じ周期で、一連の受光動作が開始されることとなる。
尚、本実施形態においては、受光動作の開始タイミングを調整することで同期ずれを解消しているが、調整目標(所定光軸数)を基準値においている。すなわち、調整後において、遮光状態にある光軸の連続数Nが基準値内に収まれば、同期ずれが解消されたと判断される制御を行なっているが、調整目標は基準値以下であればよい。本例では、基準値が「3」であるので、例えば「2」或いは「1」としてもよい。
さて、同期ずれが起こっている場合には、図7に示すように、受光動作の開始タイミングが、投光動作の開始タイミングより進む場合もあるが、係る場合には、先に説明したステップ75の処理で受光開始周期Tmをスキャン周期Toより短く調整すると同期のずれが更に広がる。従って、係る場合には、次にステップ70の処理を行なったときにYes判定される。
その後、ステップ71で調整カウンタの値がインクリメントされるとともに、ステップ73で調整カウンタの値について判定が行なわれ、その後、ステップ75に移行する。すると、ステップ75は、上記した(1)式に従って、再び、受光開始周期Tmを変更する処理が行なわれるが、このときには、2回連続しての受光開始周期Tmの変更となるので、βの値として+2αが適用されて、受光開始周期TmがTo+2αに設定される。
これにより、図8に示すように、前回(1回目)の調整処理で受光開始周期Tmをα短くしたことを考慮すると、今回(2回目)の調整により、調整後の開始タイミングは、基準タイミング(受光開始周期Tmがスキャン周期Toに等しく設定されている場合の受光動作の開始タイミング)に比べてα遅れることとなる。
従って、図7のように、一連の受光動作の開始タイミングが、投光動作の開始タイミングより進み方向にずれていた場合であっても、2回目の調整により同期ずれが抑えられる。
また、上述した1回目、2回目の調整処理を行っても、同期ずれが解消されない場合には、一連の処理を行った後に、ステップ70でNo判定され、その後、ステップ71、73の処理を経てステップ75に移行し、上記要領で3回目、或いは4回目のタイミング調整がなされるが、調整カウンタの値が4を超えるとステップ73でNo判定される。従って、4回目の調整処理をおこなっても同期ずれが解消れていない場合には、5回目の調整処理を行う前に、ステップ73でNo判定され、その後、エラー処理が行なわれる。本実施形態では、受光器S2に報知手段として警告用のブザー37が設けられ、これが受光側CPU31からの報知指令により報知される。
このように、受光動作の開始タイミングの調整が所定回数連続して行なわれても、なお、同期ずれが解消されない場合に、エラー処理をすることとしたのは、他の要因(システムの異常など)により、遮光された光軸の連続数Nが基準値を上回っていることも考えられるからである。
以上述べたように、本実施形態によれば、遮光状態となっている光軸の連続数Nに着目し、それを基準値(基準遮光光軸数)と比較することで、同期ずれを判定することとした。そして、同期がとれていない場合には、遮光状態にある光軸の連続数Nが基準値(所定光軸数)に収まるように受光動作の開始タイミングを調整することとした。このように、同期ずれが起こっている場合には、同期ずれが自動的に調整されるので、同期がずれたままの状態で検出動作が繰り返されることがなく、センサの信頼性が高まる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9によって説明する。
実施形態2のものは、実施形態1のものに対して、受光動作の開始タイミングの調整パターンを、調整前後における連続数Nの変化に応じて変更したものであり、具体的には、図9に示すステップ74、ステップ77、ステップ78、ステップ79の処理が新たに追加されている。また、本実施形態の受光器S2は遮光状態にある光軸の連続数Nを記憶する機能を有する。他の構成については実施形態1と同一である。
それでは、実施形態1と異なる処理を行なうところを、順に説明すると、まず、ステップ74の処理であるが、ここでは、調整カウンタが1であるか、否かが判定される。調整カウンタが1の場合、すなわち、初回の調整処理が行われる場合には、同ステップ74でYes判定され、ステップ79に移行する。ステップ79では、パターンAにより、受光開始周期Tmについて、調整する処理が行われる。尚、このパターンAというのは、実施形態1のステップ75で行われる調整処理と同一であり、前述した(1)式に基づいて調整が行われる。
次に、調整カウンタが2の場合、すなわち、1回目の調整処理では同期ずれが解消されず連続して調整処理が行われる場合には、ステップ74でNo判定されてステップ77に移行する。そして、ステップ77では、1回目の調整処理により、同期ずれが減少したか判定する処理を行う。具体的には、遮光状態になっている光軸の連続数Nについて、1回目の調整処理の前後におけるの数値を比較して調整後に連続数Nが減少していれば、Yes判定されてステップ78に移行される。
そして、ステップ78では、パターンBに従って受光開始周期Tmを調整する処理が受光側CPU31により行われる。尚、受光開始周期Tmの調整の方向には、すでに述べたように受光開始周期Tmを長くする方向と、短くする方向の2通りがあるが、パターンBというのは、前回の調整処理で行った調整方向と同じ方向に調整する処理である。
例えば、1回目の調整処理で、受光開始周期Tmが短くなるように調整を行った場合には、2回目の調整についても、1回目と同様に周期が短くなるように調整を行う。これにより、調整後には、遮光状態となっている光軸の連続数Nが更に減少して、同期ずれが解消されることが期待できる。というのも、前回に調整を行ったときに、調整後の連続数Nが調整前に比べて減少したということは、前回の調整が同期ずれを解消する方向になされたと判断できるからである。
尚、このステップ77、ステップ78の処理により、本発明の「前記受光動作開始タイミング決定手段は、開始タイミングを調整する処理を行なった後に、遮光状態となっている光軸の連続数が前回の連続数に比べて減少した場合には、次回の受光動作の開始タイミングを前回の調整方向と同一方向に調整する」が実現されている。
一方、ステップ77でNo判定された場合には、ステップ79に移行して、パターンAに従って、受光開始周期Tmが調整されることとなる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を説明する。
実施形態1では、ステップ75における受光開始周期Tmの調整を行うときに、スキャン周期Toに補正係数βを加えることとしたが、実施形態3のものは、この補正係数βの値を、遮光状態になっている光軸の連続数Nの基準値に対する超過の度合いに応じて決定する。すなわち、受光側CPU31は、連続数Nが基準値を大きく上回っている場合には、補正係数βの値を大きくし、これとは反対に連続数Nが基準値が上回っているものの接近している場合には、補正係数βの値を小さな値に設定する。
上記の要領で補正係数βを定めることで、同期ずれのずれ量に合わせた最適な調整が可能となり最小の調整回数で同期ずれが解消される、という効果が期待できる。尚、係る補正係数の設定により本発明の「前記受光動作開始タイミング決定手段は、開始タイミングを調整するときに、その調整量を前記遮光状態となっている光軸の連続数に応じて決定する」が実現されている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、同期用の光軸をLdとしたが、同期用の光軸はこれに限定されるものではない。すなわち、他の光軸La〜Lcの光軸を同期用の光軸としてもよいし、また光軸数についても1に限らず、複数個の構成としてよい。そして、更に、同期用の光軸をいずれかの光軸に固定する必要はなく、スキャン動作を行なうだびに、順次、或いはランダムに変更してもよい。
このような構成とすることで、同期用の光軸が遮られる状態が継続する、という状況を未然に回避できる。
(2)実施形態1では、タイミング調整が所定回数連続しておこなっても、なお、同期ずれが解消されない場合に、エラー処理をすることとしたが、これに変えて、システムをリセット、すなわち受光開始周期を元の周期(スキャン周期)に戻してもよい。
多光軸光電センサの外観構成を示す斜視図 多光軸光電センサの電気的構成を示すブロック図 投光波形、受光波形を示す図 受光側CPUによって実行される処理の流れを示すフローチャート図 受光開始周期と、スキャン周期の関係を示す図 投光動作の開始タイミングに対して、受光動作の開始タイミングが遅れている状態を示す図 投光動作の開始タイミングに対して、受光動作の開始タイミングが進んでいる状態を示す図 受光動作の開始タイミングが、基準タイミングを境に進み方向、遅れ方向に交互に調整されることを示す図 実施形態2に係る、受光側CPUによって実行される処理の流れを示すフローチャート図
符号の説明
11…投光素子
17…投光側CPU(投光制御手段)
21…受光素子
31…受光側CPU(受光動作開始タイミング決定手段)
S1…投光器
S2…受光器
Ld…同期用の光軸

Claims (6)

  1. 一列状に配置された複数の投光素子からなる投光手段と、各投光素子を予め決められた所定のタイミングで順次投光させる投光制御手段と、からなる投光器と、
    各投光素子とそれぞれ光軸を構成するように対をなして配される複数の受光素子からなる受光手段と、前記受光素子からの受光信号を順次有効化させる一連の受光動作の開始タイミングを決定する受光動作開始タイミング決定手段と、からなる受光器とを備え、
    投光側の投光タイミングに受光側を同期させて検出を行ない、各光軸における遮光状態に基づいて物体の有無を判定する多光軸光電センサであって、
    前記いずれかの光軸を構成する投光素子並びに受光素子により、同期信号を投光・受光させて前記同期をとるように構成されるとともに、
    前記受光動作開始タイミング決定手段は、常には、前記同期信号に基づいて前記一連の受光動作の開始タイミングを決定する一方、前記受光器が前記同期信号を受光できない場合には、前記同期信号を受光できた前回の開始タイミングに基づいて前記一連の受光動作の開始タイミングを決定するものにおいて、
    前記同期信号を受光できた前回の開始タイミングに基づいて各受光素子による一連の受光動作の開始タイミングが決定され、これに基づいて遮光検出が行なわれている場合に、
    前記受光動作開始タイミング決定手段は、遮光状態となっている光軸の連続数が、予め定められた基準遮光光軸数を超えることを条件に、
    遮光状態にある光軸の連続数が所定光軸数内となるように次回の受光動作の開始タイミングを調整する調整処理を行なうことを特徴とする多光軸光電センサ。
  2. 前記同期信号を受光できた前回の開始タイミングに基づいて決定される受光動作の開始タイミングを基準タイミングとしたときに、
    前記受光動作開始タイミング決定手段は、受光動作の開始タイミングを前記基準タイミングに対して進み方向、並びに遅れ方向のいずれの方向へも調整可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の多光軸光電センサ。
  3. 前記受光動作開始タイミング決定手段は、開始タイミングを調整する処理を行なった後においても、遮光状態となっている光軸の連続数が前記基準遮光光軸数を上回っている場合に、次回の受光動作の開始タイミングを前回の調整方向とは、反対方向に調整することを特徴とする請求項2に記載の多光軸光電センサ。
  4. 前記受光動作開始タイミング決定手段は、受光動作の開始タイミングを調整する処理を行なった後に、遮光状態となっている光軸の連続数が前回の連続数に比べて減少した場合には、
    次回の受光動作の開始タイミングを前回の調整方向と同一方向に調整することを特徴とする請求項2に記載の多光軸光電センサ。
  5. 受光動作の開始タイミングを調整する制御状態が所定回数連続し、かつ、調整後においても遮光状態となっている光軸の連続数が前記基準遮光光軸数を上回っている場合に、外部に異常を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の多光軸光電センサ。
  6. 前記受光動作開始タイミング決定手段は、受光動作の開始タイミングを調整するときに、調整量を前記遮光状態となっている光軸の連続数に応じて決定することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の多光軸光電センサ。
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