JP6785111B2 - 光電センサ - Google Patents

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Description

本発明は、光電センサに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、光電センサは、間欠的なパルス状の検出光を所定の周期で繰り返し投光する投光部と、投光部からのパルス光を検出する受光部とを備え、受光部での検出光の検出・非検出に基づいて被検出物の有無を検出する。
特開2008−298655号公報
複数台の光電センサを近づけて使用する状況下において、他機からの検出光によって誤検出が生じる問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数台の光電センサを近づけて使用する場合における他機との干渉を抑制できる光電センサを提供することにある。
上記課題を解決する光電センサは、3つ以上のパルスからなるパルス群を一定周期で繰り返すパルスパターンであって、前記パルス群における最初のパルスの立ち上がりから最後のパルスの立ち下がりまでのパルス群期間が互いに異なり、かつ、前記パルス群の前記一定周期が互いに同一である複数の投光パターンを有し、それらのうちの1つの投光パターンで投光する投光部と、前記複数の投光パターンとそれぞれ同一のパルスパターンからなる複数の受光パターンを有し、それらのうちの1つの受光パターンで受光した光を検出する受光部とを備え、前記パルス群におけるパルスの立ち下がりエッジから次のパルスの立ち上がりエッジまでの間隔をエッジ間隔として、前記複数の投光パターンの各々の前記パルス群期間は、自身よりもパルス群期間が長い投光パターンのパルス群の前記各エッジ間隔よりも短く設定されている。
この構成によれば、複数台の光電センサを近づけて使用する場合に、各光電センサの対となる投光部及び受光部において、互いに対応する投光パターン及び受光パターンを設定し、かつ、光電センサ毎に設定する投光パターン及び受光パターンを異ならせることで、他機との干渉を抑制できる。また、各投光パターン及び各受光パターンのパルスパターンにおいて、パルス群の繰り返しの周期が互いに同一であるため、複数の光電センサ毎に設定する投光パターン及び受光パターンを異ならせても、各光電センサの応答速度を一定とすることが可能となる。
上記光電センサにおいて、前記複数の投光パターンにおける前記パルス群のパルスの数は、互いに同一であって、前記複数の投光パターンの数よりも多く設定されている。
この構成によれば、投光パターンの数と同数の光電センサを近づけて使用する場合においても、光電センサ毎に設定する投光パターン及び受光パターンを異ならせることで、他機との干渉を抑制できる。
上記光電センサにおいて、前記受光部は、受光素子と、該受光素子における受光に応じた信号を基に、ハイレベル又はローレベルの出力信号を出力するコンパレータと、前記コンパレータの出力信号の遅延を補正する補正部とを備えている。
この構成によれば、補正部による補正によって投光パターンと受光パターンとのずれを調整することが可能となり、その結果、投光部から投光された光の検出精度の向上に寄与できる。
上記光電センサにおいて、前記受光部は、受光素子と、前記受光素子における受光に応じたレベルの信号を出力するオープン状態、及び前記受光素子における受光量によらず一定レベルの信号を出力するキャンセル状態のいずれかの状態とされる受光回路と、前記複数の受光パターンのうちの1つの受光パターンに従って、前記受光回路の前記オープン状態と前記キャンセル状態とを切り替える制御部とを備えている。
この構成によれば、対応する投光パターンにおける光が投光されない期間において、受光回路がキャンセル状態とされることで、外乱光(対応しない投光パターンの光や周囲環境からの光)の影響を抑えることができ、その結果、対応する投光パターンの光をより確実に検出することができる。
本発明の光電センサによれば、複数台の光電センサを近づけて使用する場合に、他機との干渉を抑制できる。
実施形態の光電センサのブロック回路図。 受光回路の回路図。 (a)(b)は受光回路の動作を示す波形図。 (a)(b)各投光パターンを示す説明図。 投光部及び受光部の動作を示すタイミングチャート。 投光部及び受光部の動作を示すタイミングチャート。 投光部及び受光部の動作を示すタイミングチャート。
以下、光電センサの一実施形態について説明する。
図1に示すように、光電センサ10は、例えば透過型の光電センサであり、投光素子21を有する投光部11、及び受光素子31を有する受光部12を備えている。投光素子21及び受光素子31は互いに対向するように配置される。被検出物Xが無い場合、受光素子31は、投光素子21から出射された光を受光する。投光素子21から出射された光が被検出物Xで遮られた場合、受光素子31には投光素子21から出射された光は入射しない。光電センサ10は、受光素子31の受光レベルに基づいて、被検出物Xの有無を判定し、その判定結果に基づいて検出信号SKを出力する。
投光部11は、投光素子21を有する投光回路22、投光側制御回路23及び投光側設定部24を備えている。投光素子21は、投光側制御回路23を介して投光回路22に接続されている。投光側制御回路23は、投光回路22を制御し、投光素子21から間欠的なパルス状の検出光Lを出射させる。
受光部12は、受光素子31を有する受光回路32、受光側制御回路33、受光側設定部34及びコンパレータ35を備えている。受光素子31は、受光回路32を介して受光側制御回路33に接続されている。受光回路32は、受光素子31における受光量に応じた出力信号SRをコンパレータ35に出力する。コンパレータ35は、出力信号SRと所定の閾値信号とを比較し、その比較結果に基づいて、ハイレベル又はローレベルの出力信号SD(デジタル信号)を受光側制御回路33に出力する。受光側制御回路33は、コンパレータ35からの出力信号SDに基づいて、被検出物Xの有無を判定する。そして、受光側制御回路33は、判定結果に応じた検出信号SKを出力する。
また、受光側制御回路33は、受光回路32に出力する制御信号SCによって、受光回路32の動作態様を制御する。
図2に示すように、受光素子31のカソードには高電位電圧VAが供給される電源配線(以下、電源配線VA)に接続されている。高電位電圧VAは、例えば5ボルト(V)である。受光素子31のアノードは、受光回路32の入力端子となる入力ノードN1に接続されている。
受光回路32は、抵抗R1、信号生成回路41、帰還回路43を有している。
入力ノードN1は抵抗R1の第1端子に接続され、抵抗R1の第2端子は基準電圧が供給される基準配線に接続されている。従って、受光素子31のアノードは抵抗R1を介して基準配線に接続されている。基準電圧はたとえば0Vであり、本実施形態ではグランドGNDである。以下の説明において、グランドGNDとして説明する。なお、各図では、符号「GND」が省略されている。
受光素子31と抵抗R1の間の接続点である入力ノードN1は、信号生成回路41に接続されている。
信号生成回路41は、オペアンプ(演算増幅器)42、抵抗R2、コンデンサC1,C2を有している。コンデンサC1の第1端子は入力ノードN1に接続され、コンデンサC1の第2端子はオペアンプ42の反転入力端子に接続されている。オペアンプ42の非反転入力端子には、参照電圧VRが供給される。オペアンプ42の出力端子と反転入力端子の間には、抵抗R2とコンデンサC2の並列回路が接続されている。
オペアンプ42の出力端子は、帰還回路43に接続されている。
帰還回路43は、スイッチ回路SW1とコンデンサC3とを含む。スイッチ回路SW1の第1端子はオペアンプ42の出力端子に接続され、スイッチ回路SW1の第2端子はコンデンサC3の第1端子に接続され、コンデンサC3の第2端子は入力ノードN1に接続されている。スイッチ回路SW1は、例えばMOSFETにより構成されるアナログスイッチである。スイッチ回路SW1は、受光側制御回路33から出力される制御信号SCに基づいてオンオフする。
信号生成回路41に含まれるオペアンプ42の反転入力端子は、コンデンサC1を介して入力ノードN1に接続され、その入力ノードN1には受光素子31のアノードに接続されている。従って、入力ノードN1における信号レベルは、受光素子31に入射する光の量に応じて変化する。入力ノードN1は、コンデンサC1を介してオペアンプ42の反転入力端子に接続されている。コンデンサC1は、交流結合素子である。従って、入力ノードにおける信号レベルのうち、直流成分がコンデンサC1によって除去され、交流成分がオペアンプ42に供給される。
オペアンプ42の出力端子は抵抗R2及びコンデンサC2の並列回路を介して非反転入力端子に接続されている。従って、このオペアンプ42と抵抗R2とコンデンサC2を含む信号生成回路41は、入力信号に対して逆位相の出力信号SRを出力する。なお、本実施形態において、オペアンプ42の増幅率は「1」に設定されている。
帰還回路43は、スイッチ回路SW1とコンデンサC3とを含む。帰還回路43においてスイッチ回路SW1をオフしたとき、信号生成回路41の出力信号SRは入力ノードN1に帰還されない。コンデンサC1は、入力ノードN1の信号レベルの変動のうち、直流成分を除去する。従って、信号生成回路41は、入力ノードN1の信号レベルのうち、交流成分に応じた出力信号SRを出力する。
スイッチ回路SW1が制御信号SCに基づいてオンしたとき、信号生成回路41の出力信号SRは、帰還回路43を介して入力ノードN1に帰還される。コンデンサC3は、出力信号SRにおける直流成分を除去し、交流成分を通過させる。
このように入力ノードN1に帰還される信号は、信号生成回路41の出力信号SRの交流成分である。そして、出力信号SRは、入力ノードN1からコンデンサC1を介して信号生成回路41に供給信号に対して逆位相である。従って、入力ノードN1には、逆位相の帰還信号が供給される。この帰還信号により入力ノードN1の信号レベルのうち、交流成分がキャンセルされる。
入力ノードN1における信号レベルは、受光素子31に入射する外乱光や受光素子31から入力ノードN1までの信号ラインに混入する電磁波等のノイズの影響により変動する。この変動のうち、直流成分は、コンデンサC1によって除去される。つまり、コンデンサC1は、ノイズの直流成分の影響を抑制する。
信号生成回路41は、入力信号に対して逆位相の出力信号SRを生成する。この出力信号SRが帰還回路43により入力ノードN1に帰還される。そして、出力信号SRにより、入力ノードN1における交流成分がキャンセルされる。この結果、出力信号SRの信号レベルが安定化する。
図3(a)は、帰還回路43におけるスイッチ回路SW1をオフしたときの、受光素子31に対する入射と、出力信号SRの変化を示す。パルス状の光が図2に示す受光素子31に入射すると、入力ノードN1の信号レベルは受光素子31の入射光に応じて変動する。そして、その入力ノードN1の信号レベルに基づいて出力信号SRが生成される。このように、スイッチ回路SW1がオフされることで、受光回路32は、受光素子31における受光量に応じたレベルの出力信号SRを出力するオープン状態となる。なお、図面では、説明の便宜上、出力信号SRの正負を問わない形で示している。
図3(b)は、帰還回路43におけるスイッチ回路SW1をオンしたときの、受光素子31に対する入射と、出力信号SRの変化を示す。パルス状の光が図2に示す受光素子31に入射すると、入力ノードN1の信号レベルは受光素子31の入射光に応じて変動する。しかし、帰還回路によって出力信号SRが入力ノードN1に帰還されてその入力ノードN1の交流成分がキャンセルされるため、安定したレベルの出力信号SRが生成される。このように、スイッチ回路SW1がオンされることで、受光回路32は、受光素子31における受光量によらず安定したレベルの出力信号SRを出力するキャンセル状態となる。
次に、投光部11の投光パターンについて説明する。
図1に示すように、投光側制御回路23のメモリ23aには、複数の投光パターンが予め記憶されている。本実施形態の投光部11は、第1の投光パターンA1、第2の投光パターンA2、及び第3の投光パターンA3の3つの投光パターンを有している。ユーザーは、投光側設定部24を操作することによって、第1〜第3の投光パターンA1〜A3のいずれか1つを選択可能である。そして、投光側制御回路23は、投光側設定部24での操作によって選択された投光パターンで投光素子21から検出光Lを投光させるべく、投光回路22を制御する。
図4(a)に示すように、各投光パターンA1〜A3は、パルスの立ち下がりエッジから次のパルスの立ち上がりエッジまでのエッジ間隔が一定である5つのパルスPからなるパルス群を一定周期Tで繰り返すパルスパターンを有している。各投光パターンA1〜A3における周期Tは、互いに同一である。また、各投光パターンA1〜A3において、パルスPのパルス幅は全て同一である。なお、以下では、第1の投光パターンA1における前記パルス群を第1パルス群Pg1とし、第2の投光パターンA2における前記パルス群を第2パルス群Pg2とし、第3の投光パターンA3における前記パルス群を第3パルス群Pg3として説明する。また、図4(a)は、各投光パターンA1〜A3の1周期分を示し、図4(b)は、各投光パターンA1〜A3の1周期内の一部を示している。
図4(b)に示すように、第1〜第3パルス群Pg1〜Pg3内におけるパルスPの立ち下がりエッジから次のパルスPの立ち上がりエッジまでの間隔(エッジ間隔E1〜E3)は、各投光パターンA1〜A3で互いに異なっている。詳しくは、第1〜第3パルス群Pg1〜Pg3の各々のエッジ間隔E1〜E3において、エッジ間隔E1が最も短く、次いで、エッジ間隔E2、エッジ間隔E3の順に長く設定されている。
更に、第3パルス群Pg3におけるエッジ間隔E3は、第2パルス群Pg2における最初のパルスPの立ち上がりから最後のパルスPの立ち下がりまでの期間(パルス群期間T2T2)よりも長く設定されている。また、第2パルス群Pg2におけるエッジ間隔E2は、第1パルス群Pg1における最初のパルスPの立ち上がりから最後のパルスPの立ち下がりまでの期間(パルス群期間T1)よりも長く設定されている。つまり、各投光パターンA1〜A3のエッジ間隔は、前段の投光パターンのパルス群における最初のパルスPの立ち上がりから最後のパルスPの立ち下がりまでの期間よりも長く設定されている。
次に、受光部12の受光パターンについて説明する。
図1に示すように、受光側制御回路33のメモリ33aには、第1〜第3の投光パターンA1〜A3の各々と対応する複数の受光パターン(第1〜第3の受光パターンB1〜B3)が予め記憶されている。第1〜第3の受光パターンB1〜B3は、第1〜第3の投光パターンA1〜A3とそれぞれ同一のパルスパターンを有している。そして、本実施形態では、受光回路32における前記スイッチ回路SW1のオンオフの切り替えが、各受光パターンB1〜B3のいずれか1つのパルスパターンで実行されるようになっている。ユーザーは、受光側設定部34を操作することによって、第1〜第3の受光パターンB1〜B3のいずれか1つを選択可能である。そして、受光側制御回路33は、受光側設定部34での操作によって選択された受光パターンでスイッチ回路SW1を動作させるべく、制御信号SCを出力する。
次に、本実施形態の光電センサ10の動作態様について説明する。
対となる投光部11及び受光部12では、同一のパルスパターンを有する投光パターン及び受光パターンがそれぞれ設定されている。そして、投光部11では、設定された投光パターンで、投光素子21から検出光Lが投光される。
ここで、図5に示すように、投光素子21と受光素子31との間の検出領域内に被検出物Xが有るとき、投光素子21からの検出光Lが受光素子31にて受光されない。このとき、受光側制御回路33は、受光回路32を常にオープン状態(すなわち、常にスイッチ回路SW1をオフ)とする第1動作モードM1で作動させている。
第1動作モードM1において、受光素子31が光を受けて、コンパレータ35から受光側制御回路33にハイレベルの出力信号SDが出力されると、受光側制御回路33は、受光回路32の動作モードを第2動作モードM2に移行させる。第2動作モードM2では、設定された受光パターンでスイッチ回路SW1のオンオフの切り替えが実行される。
すなわち、被検出物Xが検出領域外に移動した後、対となる投光部11から投光された検出光L(同一パルスパターンの検出光L)のパルス群Pgにおける1つ目のパルスPを受光素子31が受けると、受光回路32は第2動作モードM2に移行する。これにより、受光回路32のスイッチ回路SW1は、当該検出光Lの2つ目〜5つ目のパルスPに合わせてオフ、つまり、受光回路32が前記オープン状態とされ、2つ目〜5つ目のパルスPの各々に応じて出力信号SDがハイレベルとなる。
一方、パルスPが投光されない期間(パルスP間)においては、スイッチ回路SW1がオン、つまり、受光回路32が前記キャンセル状態とされ、この状態では、受光素子31における受光量によらずコンパレータ35の出力信号SDはローレベルとなる。ここで、パルスPが投光されない期間において、受光回路32がオープン状態とされているとすると、当該期間中に外乱光(対応しない投光パターンの検出光Lや周囲環境からの光)が受光素子31に入光したとき、その外乱光の出力信号SRに対する影響(オーバーシュートやアンダーシュート)によって、その後に入光する検出すべきパルスPの入光を検出できないおそれがある。そこで、上記のように、パルスPが投光されない期間においては受光回路32をキャンセル状態とすることで、受光素子31における受光量によらずコンパレータ35の出力信号SDがローレベルとなるため、外乱光の影響をほぼ排除することができ、その結果、対応する投光パターンの検出光Lをより確実に検出することができるようになっている。
そして、受光側制御回路33は、1つのパルス群PgのパルスPに対応するハイレベルの出力信号SDが複数回連続で(本実施形態では3つ連続で)入力されたとき、当該周期Tにおける入光を認識する。図5の例では、パルス群Pgにおける1つ目〜3つ目のパルスPによって出力されるハイレベルの出力信号SDの入力によって、入光認識がなされる。そして、受光側制御回路33は、入光認識に基づいて被検出物Xが検出領域内に無いと判定し、その旨を示す検出信号SKを出力する。なお、被検出物Xが検出領域内に無い旨の判定の一例として、例えば、受光側制御回路33は、複数の周期Tで連続して入光認識がなされた場合に、被検出物Xが検出領域内に無いと判定する。
その後、被検出物Xが検出領域内に侵入して、検出光Lが遮断されると、検出光Lが受光素子31にて受光されなくなる。このとき、受光側制御回路33は、1周期中におけるハイレベルの出力信号SDの入力回数が所定回数未満(例えば3回未満)の場合、遮光を認識する。そして、受光側制御回路33は、遮光認識に基づいて被検出物Xが検出領域内に有ると判定し、その旨を示す検出信号SKを出力する。なお、被検出物Xが検出領域内に有る旨の判定の一例として、例えば、受光側制御回路33は、複数の周期Tで連続して遮光認識がなされた場合に、被検出物Xが検出領域内に有ると判定する。また、受光側制御回路33は、被検出物Xが検出領域内に有る旨の判定に基づいて、受光回路32の動作モードを第1動作モードM1に移行させる。
また、図6には、パルス群Pgが投光されている途中で、被検出物Xが検出領域外に移動した状況の一例を示している。同図の例では、パルス群Pgにおける2つ目のパルスPと3つ目のパルスPとの間の期間において、被検出物Xが検出領域外に移動している。この場合、当該パルス群Pgの3つ目のパルスPを受光素子31が受けて、受光回路32が第2動作モードM2に移行する。受光パターンにおける第2動作モードM2に移行後の初回の周期では、3つ目〜5つ目のパルスPによって出力されるハイレベルの出力信号SDの入力によって、入光認識がなされる。また、この場合、当該周期において、ハイレベルの出力信号SDが出力されるのは3回のみであるため、当該周期における4回目、5回目のスイッチ回路SW1のオフ期間において、ローレベルの出力信号SDが出力される。これを受け、受光側制御回路33は、受光パターンにおける次回周期のスタート(スイッチ回路SW1のオフ)までの期間T3を短縮して、受光パターンの周期と投光パターンの周期を一致させる補正を行う。これにより、受光部12における検出光Lの検出精度が向上される。
次に、投光パターンと受光パターンとのずれに対する補正について説明する。
図7に示すように、コンパレータ35は、受光素子31での受光量に応じた受光回路32の出力信号SRと所定の閾値信号(閾値D)とを比較し、その比較結果に基づいて、ハイレベル又はローレベルの出力信号SDを出力する。このため、コンパレータ35の出力信号SDの立ち上がりは、検出光Lの立ち上がりに対し、受光回路32の出力信号SRが閾値Dに達するまでの時間分だけ遅延する。受光側制御回路33は、各出力信号SDの立ち上がりの遅延時間を算出する。そして、受光側制御回路33は、連続する2つの出力信号SDの遅延時間T4,T5に基づいて、受光パターンのずれを補正する。また、受光側制御回路33は、連続する2つの出力信号SDの立ち上がりの間隔T6を算出し、その間隔T6に基づいて受光パターンのずれを補正する。これにより、受光部12における検出光Lの検出精度の向上に寄与できる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)第1の投光パターンA1のパルス群期間T1は、第2パルス群Pg2におけるエッジ間隔E2よりも短く設定される。このため、第1パルス群Pg1及び第2パルス群Pg2のパルスP同士の干渉を抑制できる。また、第2の投光パターンA2のパルス群期間T2は、第3パルス群Pg3におけるエッジ間隔E3よりも短く設定される。このため、第2パルス群Pg2及び第3パルス群Pg3のパルスP同士の干渉を抑制できる。従って、対応しない投光パターンの検出光Lによって、受光側制御回路33にて入光認識がなされることが抑制される。これにより、複数台の光電センサ10を近づけて使用する場合に、各光電センサ10の対となる投光部11及び受光部12において、互いに対応する投光パターン及び受光パターンを設定し、かつ、光電センサ10毎に設定する投光パターン及び受光パターンを異ならせることで、他機との干渉を抑制できる。
また、各投光パターンA1〜A3及び各受光パターンB1〜B3のパルスパターンにおいて、パルス群の繰り返しの周期Tが互いに同一であるため、複数の光電センサ10毎に設定する投光パターン及び受光パターンを異ならせても、各光電センサの応答速度を一定とすることが可能となる。
(2)各パルス群Pg1〜Pg3のパルスPの数は、互いに同一であって、投光パターンの数(本実施形態では第1〜第3の投光パターンA1〜A3の3つ)よりも多く設定(本実施形態では5つに設定)されている。この構成によれば、投光パターンの数と同数の光電センサ10を近づけて使用する場合においても、光電センサ10毎に設定する投光パターン及び受光パターンを異ならせることで、他機との干渉を抑制できる。
(3)受光回路32は、設定された受光パターンでオープン状態とキャンセル状態とに交互に移行するように動作する。そして、キャンセル状態においては、受光回路32は、受光素子31における受光量によらず安定したレベルの出力信号SRを出力する。これにより、外乱光(対応しない投光パターンの検出光Lや周囲環境からの光)によって、受光回路32の出力信号SRが不安定になることを抑制でき、その結果、誤検出の発生をより一層抑制できる。
(4)受光側制御回路33は、第1動作モードM1(受光待機モード)における入光判定(ハイレベルの出力信号SD)に基づき、設定された受光パターンでの光の検出を開始する。このため、投光部11及び受光部12において、互いに対応する投光パターン及び受光パターン同士での同期をとることができる。また、投光部11と受光部12とを繋ぎ、投光のタイミングを投光部11から受光部12に伝達するための同期線が不要であるため、同期線の取り回しの煩わしさがなく、特に、投光部11と受光部12との間隔を広くとる必要のある用途に光電センサ10を使用する場合により好適である。
(5)受光側制御回路33は、コンパレータ35の出力信号SDに基づいて被検出物Xの有無を判定するため、応答速度の向上に寄与できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・受光回路32の回路構成は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、設定された受光パターンに応じて受光回路32のスイッチ回路SW1のオンオフが切り替えられる構成としたが、設定された受光パターンで受光した光を検出可能な構成であれば、適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、第1〜第3パルス群Pg1〜Pg3の各々のパルスPの数を5つに設定したが、これに特に限定されるものではなく、3つ以上であればよい。
・上記実施形態の各投光パターンA1〜A3では、パルス群の各パルスPが一定間隔とされるが、これに限らず、不定間隔としてもよい。
・上記実施形態では、投光部11の投光パターン及び受光部12の受光パターンはそれぞれ3つ用意されたが、それぞれ2つ、又は4つ以上としてもよい。
・上記実施形態におけるコンパレータ35をA/D変換器に置き換えてもよい。
・上記実施形態では、透過型の光電センサ10に適用したが、反射型の光電センサに適用してもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
10…光電センサ、11…投光部、12…受光部、31…受光素子、32…受光回路、33…受光側制御回路(制御部、補正部)、35…コンパレータ、A1〜A3…第1〜第3の投光パターン、B1〜B3…第1〜第3の受光パターン、P…パルス、Pg,Pg1,Pg2,Pg3…パルス群、T1,T2…パルス群期間、E1〜E3…エッジ間隔。

Claims (4)

  1. 3つ以上のパルスからなるパルス群を一定周期で繰り返すパルスパターンであって、前記パルス群における最初のパルスの立ち上がりから最後のパルスの立ち下がりまでのパルス群期間が互いに異なり、かつ、前記パルス群の前記一定周期が互いに同一である複数の投光パターンを有し、それらのうちの1つの投光パターンで投光する投光部と、
    前記複数の投光パターンとそれぞれ同一のパルスパターンからなる複数の受光パターンを有し、それらのうちの1つの受光パターンで受光した光を検出する受光部と
    を備え、
    前記パルス群におけるパルスの立ち下がりエッジから次のパルスの立ち上がりエッジまでの間隔をエッジ間隔として、
    前記複数の投光パターンの各々の前記パルス群期間は、自身よりもパルス群期間が長い投光パターンのパルス群の前記各エッジ間隔よりも短く設定されていることを特徴とする光電センサ。
  2. 請求項1に記載の光電センサにおいて、
    前記複数の投光パターンにおける前記パルス群のパルスの数は、互いに同一であって、前記複数の投光パターンの数よりも多く設定されていることを特徴とする光電センサ。
  3. 請求項1又は2に記載の光電センサにおいて、
    前記受光部は、受光素子と、前記受光素子における受光に応じた信号を基に、ハイレベル又はローレベルの出力信号を出力するコンパレータと、前記コンパレータの出力信号の遅延を補正する補正部とを備えていることを特徴とする光電センサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光電センサにおいて、
    前記受光部は、受光素子と、前記受光素子における受光に応じたレベルの信号を出力するオープン状態、及び前記受光素子における受光量によらず一定レベルの信号を出力するキャンセル状態のいずれかの状態とされる受光回路と、前記複数の受光パターンのうちの1つの受光パターンに従って、前記受光回路の前記オープン状態と前記キャンセル状態とを切り替える制御部とを備えていることを特徴とする光電センサ。
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