JP2007177879A - 軸受 - Google Patents

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隆男 友永
Munemitsu Eguchi
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Abstract

【課題】摺動部材との間に保持した油の潤滑機能を利用して摺動部材との間のフリクション特性を意図的に変化させることができる軸受を提供する。
【解決手段】インナーチューブ14が軸方向一方側に移動するときにインナーチューブ14が第1軸受26の段差部30を通過して内周面26B内に移動する。このため、内周面26Bにキャビテーションが発生しやすくなり、内周面26B内のオイルが減少し、インナーチューブ14の外周面と第1軸受26の内周面26Bとの間に発生するフリクションが大きくなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車用フロントフォークのアウターチューブやインナーチューブに摺接する軸受、あるいは自動二輪車用リヤクッションや四輪車用ダンパのロッド又はシリンダに摺接する軸受に関する。
車両用油圧緩衝器に用いられる軸受は摺動部材に接して摩擦抵抗いわゆるフリクションが発生する。一般的には、このフリクションは小さい方が好ましい。
ところで、軸受と摺動部材との間などの微小な隙間を通過する油は、外気温や車両始動時の影響を受け易いため、その流動抵抗を極めて正確に特定することが困難である。そこで、最近では、フリクションを積極的に緩衝器の緩衝機能に利用することが考えられている。
特開平11−270556号公報
ところが、上記特許文献1では、軸線方向に往復移動するロッドを支持するための軸受において、端から前記ロッドを支持する軸受面に至るまでの端部内周面の形状によって、軸受面にキャビテーションを発生することが記載され、そのキャビテーションを防止する技術が開示されている(公開公報の段落番号0009参照)。これは、キャビテーションを防止することで、軸受内面にオイルを保持することが目的であり、積極的にオイルを減少させ、軸受と摺動部材との間のフリクション特性を変えようとする技術的思想は記載されていない。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、摺動部材との間に保持した油の潤滑機能を利用して、摺動部材との間のフリクション特性を意図的に変化させることができる軸受を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車両用油圧緩衝器の摺動部材を摺動可能に支持する軸受であって、前記摺動部材と接する受け部と、前記受け部に設けられ前記摺動部材との間に前記摺動部材との間隔をほぼ一定に保つ隙間を形成した段差部と、を含んで構成されたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、摺動部材が軸受に対して移動するときに、摺動部材が軸受に進入する部位又はその近傍に段差部が形成されている場合には、摺動部材が段差部より受け部に移動する際に軸受内でキャビテーションが発生し、受け部にオイルが円滑に流入しなくなる。このため、摺動部材と受け部との間に発生するフリクションが大きくなる。このような、フリクション特性を利用して、油圧緩衝器の圧縮行程と伸張行程のフリクションを好ましい傾向に設定することができる。例えば、圧縮行程では油の減衰力が小さいのでフリクションを大きく設定し、逆に伸張行程ではフリクションを小さく設定することで、油の減衰力に依存した油圧緩衝器を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸受において、前記段差部は、前記受け部の軸方向一方側端部又は軸方向両側端部に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、段差部が受け部の軸方向一方側端部に設けられていることにより、摺動部材が軸方向一方側に摺動する場合にはフリクションを小さくでき、摺動部材が軸方向一方側に対して反対側に摺動する場合にはフリクションを大きくできる。また、段差部が受け部の軸方向両側端部に設けられていることにより、摺動部材が軸方向一方側に摺動する場合と軸方向一方側に対して反対側に摺動する場合とで、フリクション特性を略同じにすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の軸受において、前記受け部の軸方向両側端部に設けられた前記段差部は、軸方向に沿う長さあるいは軸方向に対して直交する方向に沿う深さがそれぞれ異なるように形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、受け部の軸方向両側端部に設けられた段差部は、軸方向に沿う長さあるいは軸方向に対して直交する方向に沿う深さがそれぞれ異なるように形成されていることにより、摺動部材の摺動方向によってフリクション特性を自在に変化させることができる。
本発明によれば、摺動部材との間に保持した油の潤滑機能を利用して、摺動部材との間のフリクション特性を意図的に変化させることができる。
次に、本発明の一実施形態に係る軸受について、図面を参照して説明する。
なお、本実施形態では、軸受が自動二輪車用フロントフォークに用いられた構成を例にとり説明するが、この構成に限られるものではなく、例えば、軸受は、自動二輪車用リヤクッションや四輪車用ダンパに用いられていてもよい。
図1に示すように、本実施形態の軸受は、例えば、車体側に取り付けられるアウターチューブ12内に車輪が取り付けられる車輪取付部16を有するインナーチューブ14を摺動自在に設け、インナーチューブ14の内部にダンパーシリンダ18を設け、ダンパーシリンダ18の内部にピストンロッド20の先端部に装着されダンパーシリンダ18内の油室を上下に区画形成するピストン22をダンパーシリンダ18の内周面に対して摺動自在に設け、インナーチューブ14の内部に油室を形成し、この油室に懸架用スプリング24を設け、懸架用スプリング24の下端をダンパーシリンダ18により支持された自動二輪車用フロントフォーク10等に用いられる。
ここで、図2及び図3に示すように、第1軸受26は、アウターチューブ12の軸方向一方側端部近傍の内周面に設けられている。この第1軸受26は略円筒状に形成されており、その外周面26Aはアウターチューブ12の内周面に接触(面接)している。また、第1軸受26の内周面26Bは、インナーチューブ14の外周面に接触(面接)している。このように、第1軸受26は、インナーチューブ14を摺動可能に支持している。また、第1軸受26の内周面26Bの軸方向両側端部には、インナーチューブ14の外周面との間に隙間Hを形成し、段差部28、30が形成されている。
また、段差部28、30が第1軸受26の内周面26Bの軸方向両側端部にそれぞれ形成されている構成では、段差部28、30の軸方向に沿う長さLあるいは軸方向に対して直交する方向に沿う深さDが第1軸受26の内周面26Aの軸方向両側端部でそれぞれ異なるように形成されていてもよい。
なお、段差部28、30は、第1軸受26の内周面26Bの軸方向両側端部に形成されている構成に限られるものではなく、例えば、図4及び図5に示すように、第1軸受26の内周面26Bの軸方向一方側端部に段差部32、34が形成されていてもよい。
また、図1、図6及び図7に示すように、第2軸受36は、インナーチューブ14の軸方向他方側端部近傍の外周面に設けられている。この第2軸受36は略円筒状に形成されており、その外周面36Aはアウターチューブ12の内周面に接触(面接)している。また、第2軸受36の内周面36Bは、インナーチューブ14の外周面に固定されている。このように、第2軸受36は、アウターチューブ12の内周面を摺動可能に支持している。また、第2軸受36の外周面36Aの軸方向両側端部には、アウターチューブ12の内周面との間に隙間Mを形成し、段差部38、40が形成されている。
また、段差部38、40が第2軸受36の外周面36Aの軸方向両側端部にそれぞれ形成されている構成では、段差部38、40の軸方向に沿う長さLあるいは軸方向に対して直交する方向に沿う深さDが第2軸受36の外周面36Aの軸方向両側端部でそれぞれ異なるように形成されていてもよい。
なお、段差部38、40は、第2軸受36の外周面36Aの軸方向両側端部に形成されている構成に限られるものではなく、例えば、図8及び図9に示すように、第2軸受36の外周面36Aの軸方向一方側端部に段差部42、44が形成されていてもよい。
次に、本実施形態に係る軸受の作用について説明する。
図1及び図2に示すように、インナーチューブ14がアウターチューブ12から伸びる方向(図1中矢印A方向)に移動するときに、インナーチューブ14が第1軸受26の段差部30を通過して内周面26Bに移動する。このため、内周面26Bにキャビテーションが発生しやすくなり、内周面26Bのオイルが減少し、インナーチューブ14の外周面と第1軸受26の内周面26Bとの間に発生するフリクションが大きくなる。
また、図1及び図6に示すように、第2軸受36についても同様であり、インナーチューブ14がアウターチューブ12から伸びる方向(図1中矢印A方向)に移動するときに、アウターチューブ12が第2軸受36の段差部38を通過して外周面36A内に移動する。このため、外周面36Aにキャビテーションが発生しやすくなり、外周面36A内のオイルが減少し、アウターチューブ12の内周面と第2軸受36の外周面36Aとの間に発生するフリクションが大きくなる。
なお、インナーチューブ14がアウターチューブ12に収納される方向(図1中矢印B方向)に移動するときについても、インナーチューブ14の外周面と第1軸受26の内周面26Bとの間のフリクション特性や、アウターチューブ12の内周面と第2軸受36の外周面36Aとの間のフリクション特性が変化する。
以上のように、インナーチューブ14の外周面と第1軸受26の内周面26Bとの間のフリクション特性、インナーチューブ14の外周面と第2軸受36の外周面36Aとの間のフリクション特性を利用して、自動二輪車用フロントフォーク10の圧縮行程と伸張行程のフリクションを好ましい傾向に設定することができる。
特に、各段差部28、30、38、40が形成される部位(位置)を適宜変更し、また、各段差部28、30、38、40の軸方向に沿う長さLあるいは軸方向に対して直交する方向に沿う深さDをそれぞれ異ならせることにより、フリクション特性を自在に変化させることができる。
なお、図1に示すように、ピストンロッド20を摺動可能に支持する第3軸受46をダンパーシリンダ18の内周面に設け、ピストンロッド20の外周面と接触する第3軸受46の内周面に、ピストンロッド20の外周面との間で隙間を形成する段差部(図示省略)を設けてもよい。
第3軸受46の内周面に段差部を形成することにより、ピストンロッド20の外周面と第3軸受46の内周面との間のフリクション特性を自在に変化させることができる。
本発明の一実施形態に係る軸受が用いられた自動二輪車用フロントフォークの構成図である。 本発明の一実施形態に係る軸受(第1軸受)の構成図である。 図2に示す軸受(第1軸受)の要部拡大図である。 図2に示す軸受(第1軸受)の変形例の要部拡大図である。 図2に示す軸受(第1軸受)の変形例の要部拡大図である。 本発明の一実施形態に係る軸受(第2軸受)の構成図である。 図6に示す軸受(第2軸受)の要部拡大図である。 図6に示す軸受(第2軸受)の変形例の要部拡大図である。 図6に示す軸受(第2軸受)の変形例の要部拡大図である。
符号の説明
12 アウターチューブ(摺動部材)
14 インナーチューブ(摺動部材)
20 ピストンロッド(摺動部材)
26 第1軸受(軸受)
26B 内周面(受け部)
28 段差部
30 段差部
32 段差部
34 段差部
36 第2軸受(軸受)
36A 外周面(受け部)
38 段差部
40 段差部
42 段差部
44 段差部
46 第3軸受(軸受)

Claims (3)

  1. 車両用油圧緩衝器の摺動部材を摺動可能に支持する軸受であって、
    前記摺動部材と接する受け部と、
    前記受け部に設けられ前記摺動部材との間に前記摺動部材との間隔をほぼ一定に保つ隙間を形成した段差部と、
    を含んで構成されたことを特徴とする軸受。
  2. 前記段差部は、前記受け部の軸方向一方側端部又は軸方向両側端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軸受。
  3. 前記受け部の軸方向両側端部に設けられた前記段差部は、軸方向に沿う長さあるいは軸方向に対して直交する方向に沿う深さがそれぞれ異なるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の軸受。
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JP2010084921A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Kayaba Ind Co Ltd フロントフォーク

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