JP2007177652A - 内燃機関のegr装置 - Google Patents
内燃機関のegr装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007177652A JP2007177652A JP2005375022A JP2005375022A JP2007177652A JP 2007177652 A JP2007177652 A JP 2007177652A JP 2005375022 A JP2005375022 A JP 2005375022A JP 2005375022 A JP2005375022 A JP 2005375022A JP 2007177652 A JP2007177652 A JP 2007177652A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- internal combustion
- combustion engine
- temperature
- exhaust gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
【課題】内燃機関のEGR装置において、NOxの発生および未燃燃料の再循環を抑制す
ることができる技術を提供する。
【解決手段】排気浄化触媒よりも下流の排気を吸気通路へ再循環させるEGR装置であって、排気浄化触媒よりも下流において該排気浄化触媒の中心軸側を流れた排気と外縁側とを流れた排気を隔てる隔壁と、隔壁の中心軸側の排気又は外縁側の排気の何れか一方をEGRガスとして取り入れる選択手段と、を備える。
【選択図】図2
ることができる技術を提供する。
【解決手段】排気浄化触媒よりも下流の排気を吸気通路へ再循環させるEGR装置であって、排気浄化触媒よりも下流において該排気浄化触媒の中心軸側を流れた排気と外縁側とを流れた排気を隔てる隔壁と、隔壁の中心軸側の排気又は外縁側の排気の何れか一方をEGRガスとして取り入れる選択手段と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関のEGR装置に関する。
排気浄化触媒よりも下流且つ排気通路の壁面付近からEGRガスを取り入れるEGR装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。ここで、排気浄化触媒から流出する排気は、該排気浄化触媒の中心軸側を通過した排気と外縁側を通過した排気とで温度が異なる。そのため、どの位置からEGRガスを取り入れるのかによりEGRガスの温度が異なるので、排気通路の壁面付近から取り入れたEGRガスの温度が常に適切であるとは限らない。また、排気浄化触媒の温度によっては未燃燃料がEGRガスと共に吸気系に流されて該吸気系に付着するおそれもある。
特開2004−176553号公報
特開平10−131812号公報
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、内燃機関のEGR装置において、NOxの発生および未燃燃料の再循環を抑制することができる技術を提供する
ことを目的とする。
ことを目的とする。
上記課題を達成するために本発明による内燃機関のEGR装置は、以下の手段を採用した。すなわち、本発明による内燃機関のEGR装置は、
排気浄化触媒よりも下流の排気を吸気通路へ再循環させるEGR装置であって、
前記排気浄化触媒よりも下流において該排気浄化触媒の中心軸側を流れた排気と外縁側とを流れた排気を隔てる隔壁と、
前記隔壁の中心軸側の排気又は外縁側の排気の何れか一方をEGRガスとして取り入れる選択手段と、
を備えることを特徴とする。
排気浄化触媒よりも下流の排気を吸気通路へ再循環させるEGR装置であって、
前記排気浄化触媒よりも下流において該排気浄化触媒の中心軸側を流れた排気と外縁側とを流れた排気を隔てる隔壁と、
前記隔壁の中心軸側の排気又は外縁側の排気の何れか一方をEGRガスとして取り入れる選択手段と、
を備えることを特徴とする。
ここで、排気浄化触媒は、中心軸側と外縁側とで温度が異なる。そのため、排気浄化触媒の下流では、該排気浄化触媒の中心軸側を通った排気と、外縁側を通った排気と、で温度が異なる。従って、どの位置からEGRガスを取り入れるかにより該EGRガスの温度も変わる。また、排気浄化触媒に温度分布ができると、該排気浄化触媒における排気の浄化率にも分布ができる。そのため、どの位置からEGRガスを取り込むかにより該EGRガスを構成する成分が変わる。
そして、前記隔壁は、排気浄化触媒よりも下流において該排気浄化触媒の中心軸側を流れた排気と外縁側を流れた排気とを隔てているので、この隔壁の一方側と他方側とで排気の温度や排気を構成する成分が変わる。選択手段は、隔壁の中心軸側の排気と外縁側の排気との何れか一方を選択して取り入れるので、より望ましい温度や成分のEGRガスを選択することができる。従って、より良い状態のEGRガスを供給することが可能となる。
本発明においては、前記排気浄化触媒の全体の温度を上昇させるときには、前記選択手段は前記外縁側の排気を取り入れることができる。排気浄化触媒は、中心軸側よりも外縁側のほうの温度が低くなる傾向がある。そのため、排気浄化触媒の中心軸側の温度が活性温度に達していても、外縁側の温度が活性温度に達していないことがある。このような場
合に、前記外縁側の排気をEGRガスとして取り入れると、排気浄化触媒の外縁側により多くの排気が流れるようになるため、該外縁側の温度を上昇させることができる。これにより、排気浄化触媒全体の温度を上昇させることができる。なお、排気浄化触媒の温度を上昇させるときとは、排気浄化触媒を活性化させるときとしてもよい。
合に、前記外縁側の排気をEGRガスとして取り入れると、排気浄化触媒の外縁側により多くの排気が流れるようになるため、該外縁側の温度を上昇させることができる。これにより、排気浄化触媒全体の温度を上昇させることができる。なお、排気浄化触媒の温度を上昇させるときとは、排気浄化触媒を活性化させるときとしてもよい。
本発明においては、前記排気浄化触媒は、排気中の粒子状物質を一時捕集するパティキュレートフィルタに担持され、該パティキュレートフィルタの再生時には、前記選択手段は前記外縁側の排気を取り入れることができる。パティキュレートフィルタに捕集されている粒子状物質を酸化しつつ除去する再生時には、該フィルタの温度が上昇される。そのため、パティキュレートフィルタよりも下流の排気の温度も上昇する。このような場合には、前記排気導入口が前記外縁側から排気を導入することにより、低い温度のEGRガスを供給することができる。これは、排気浄化触媒の中心軸側よりも外縁側のほうの温度が低いことによる。これにより、気筒内の温度をより低くすることができるので、NOxの
発生を抑制することができる。
発生を抑制することができる。
本発明においては、内燃機関の高負荷運転時には、前記選択手段は前記外縁側の排気を取り入れることができる。内燃機関の高負荷運転時には、排気の温度が高くなる。そして、温度の高いEGRガスを供給するとNOxが発生する。これに対し、前記外縁側では前
記中心軸側よりも温度が低いため、ここから排気を取り入れることにより、低い温度のEGRガスを供給することができる。なお、高負荷運転時とは、排気浄化触媒の中心軸側を通過した排気をEGRガスとして取り入れるとNOx発生のおそれがある運転状態のとき
、スロットル開度が所定開度よりも大きいとき、アクセルの踏み込み量が所定量よりも大きいとき、または燃料噴射量が所定量よりも多いときとしてもよい。
記中心軸側よりも温度が低いため、ここから排気を取り入れることにより、低い温度のEGRガスを供給することができる。なお、高負荷運転時とは、排気浄化触媒の中心軸側を通過した排気をEGRガスとして取り入れるとNOx発生のおそれがある運転状態のとき
、スロットル開度が所定開度よりも大きいとき、アクセルの踏み込み量が所定量よりも大きいとき、または燃料噴射量が所定量よりも多いときとしてもよい。
本発明においては、内燃機関の低負荷運転時には、前記選択手段は前記中心軸側の排気を取り入れることができる。内燃機関の低負荷運転時には、排気の温度が低くなるため、排気浄化触媒の浄化率が低下するおそれがある。そうすると、排気中の未燃燃料が排気触媒にて酸化されずに該排気浄化触媒をすり抜けるおそれがある。このような場合であっても、前記外縁側よりも前記中心軸側のほうの温度が高いので、前記外縁側よりも前記中心軸側の浄化率のほうが高い。そのため、前記中心軸側の排気を取り込むことにより、EGRガス内の未燃燃料量を減少させることができる。なお、低負荷運転時とは、排気浄化触媒の温度が低下するほど排気の温度が低い運転状態のとき、スロットル開度が所定開度以下のとき、アクセルの踏み込み量が所定量以下のとき、または燃料噴射量が所定量以下のときとしてもよい。
本発明においては、内燃機関の冷間時には、前記選択手段は前記中心軸側の排気を取り入れることができる。内燃機関の冷間時には、排気中に未燃燃料が含まれていることがある。また、排気浄化触媒の温度も低いため未燃燃料の浄化率も低い。ただし、排気浄化触媒の中心軸側から温度が上昇するため、中心軸側のほうが外縁側よりも温度が高い。このような場合には、前記中心軸側の排気を取り入れることにより、排気浄化触媒において浄化率の高い箇所を通過した排気をEGRガスとして供給することができる。これにより、吸気系に未燃燃料が再循環することを抑制できる。なお、内燃機関の冷間時とは、内燃機関から未燃燃料が排出されるおそれのある冷却水温度、または暖機が完了するまでの冷却水温度のときとしてもよい。また、冷却水温度が所定の温度以下のときとしてもよい。
本発明に係る内燃機関のEGR装置によれば、NOxの発生および未燃燃料の再循環を
抑制することができる。
抑制することができる。
以下、本発明に係る内燃機関のEGR装置の具体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関の着火時期制御装置を適用する内燃機関1とその吸気系および排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、水冷式の4サイクルディーゼル機関である。
内燃機関1には、気筒内へ通じる吸気通路2が接続されている。また、内燃機関1には、気筒内へ通じる排気通路3が接続されている。
排気通路3の途中には、排気中の粒子状物質(以下、PMという。)を一時捕集可能なパティキュレートフィルタ4(以下、フィルタ4という。)が備えられている。フィルタ4には、吸蔵還元型NOx触媒(以下、NOx触媒という。)が担持されている。このNOx触媒は、流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中のNOxを吸蔵し、流入する排気の酸素濃度が低下し且つ還元剤が存在するときは吸蔵していたNOxを還元する機能を有す
る。また、フィルタ4よりも下流には、該フィルタ4を通過した排気の温度を検出する排気温度センサ5が取り付けられている。
る。また、フィルタ4よりも下流には、該フィルタ4を通過した排気の温度を検出する排気温度センサ5が取り付けられている。
そして、内燃機関1は、排気通路3内を流通する排気の一部(以下、EGRガスという。)を吸気通路2へ再循環させるEGR装置6を備えている。このEGR装置6は、フィルタ4の下流に位置する円筒形状の隔壁61を備えて構成されている。この隔壁61は、その中心軸が排気の流れ方向と平行となるように設けられ、排気の上流側および下流側で開口している。そして、隔壁61の内側にはフィルタ4の中心軸側から流出した排気が流れ、外側にはフィルタ4の外縁側から流出した排気が流れる。
そして、EGR装置6は、EGRガスの取り入れを行うためのEGR通路を2つ備えている。一方は隔壁61の内側で開口する第1EGR通路62であり、他方は隔壁61の外側で開口する第2EGR通路63である。また、EGR装置6は、吸気通路2に接続される第3EGR通路64を備えている。第1EGR通路62、第2EGR通路63、および第3EGR通路64は、何れも切替弁65に接続されている。切替弁65は、第1EGR通路62または第2EGR通路63の何れか一方を選択して第3EGR通路64に接続させる。
また、第3EGR通路64の途中には、該第3EGR通路64の通路断面積を調整することにより、該第3EGR通路64を流れるEGRガスの量を調整するEGR弁66が備えられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU7が併設されている。このECU7は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。ECU7には、排気温度センサ5のほか、運転者がアクセルペダル8を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力するアクセル開度センサ9および内燃機関1の冷却水の温度を検出する冷却水温度センサ10が電気配線を介して接続され、これらセンサの出力信号が入力されるようになっている。一方、ECU7には、切替弁65およびEGR弁66が電気配線を介して接続され、これらはECU7により制御される。なお、アクセル開度センサ9により内燃機関1の負荷を検出することができ、冷却水温度センサ10により内燃機関1が冷間状態であるか検出することができる。
そして、本実施例では、フィルタ4の全体または外縁側の温度を上昇させたい場合、ま
たは低い温度のEGRガスを供給したい場合には、隔壁61の外側からEGRガスを取り入れる。一方、排気中に未燃燃料が多く含まれる場合、または温度の高いEGRガスを供給したい場合には、隔壁61の内側からEGRガスを取り入れる。フィルタ4の外縁側の温度を上昇させたいが、排気中に未燃燃料が多く含まれる場合等、相反する要求がある場合には、どちらの要求がより強いのか比較して、より要求の強いほうに合わせてEGRガスを取り入れる。
たは低い温度のEGRガスを供給したい場合には、隔壁61の外側からEGRガスを取り入れる。一方、排気中に未燃燃料が多く含まれる場合、または温度の高いEGRガスを供給したい場合には、隔壁61の内側からEGRガスを取り入れる。フィルタ4の外縁側の温度を上昇させたいが、排気中に未燃燃料が多く含まれる場合等、相反する要求がある場合には、どちらの要求がより強いのか比較して、より要求の強いほうに合わせてEGRガスを取り入れる。
なお、フィルタ4の全体または外縁側の温度を上昇させたい場合とは、NOx触媒を活
性させるとき、NOx触媒の硫黄被毒回復を行うとき、またはフィルタ4の再生が必要と
なったとき等である。例えば、排気温度センサ5により推定されるフィルタ4の温度が所定温度よりも低い場合、NOx触媒の硫黄被毒量が所定量以上となった場合、またはフィ
ルタ4に堆積したPMが所定量以上となった場合である。
性させるとき、NOx触媒の硫黄被毒回復を行うとき、またはフィルタ4の再生が必要と
なったとき等である。例えば、排気温度センサ5により推定されるフィルタ4の温度が所定温度よりも低い場合、NOx触媒の硫黄被毒量が所定量以上となった場合、またはフィ
ルタ4に堆積したPMが所定量以上となった場合である。
また、低い温度のEGRガスを供給したい場合とは、気筒内の温度が高いためにNOx
が発生するおそれのある場合である。
が発生するおそれのある場合である。
さらに、排気中に未燃燃料が多く含まれる場合とは、内燃機関の始動時、暖機時、加速時、NOx触媒に吸蔵されているNOxの還元時、NOx触媒の硫黄被毒回復時、またはフ
ィルタ4の再生時等である。
ィルタ4の再生時等である。
また、温度の高いEGRガスを供給したい場合とは、フィルタ4の温度低下を防止するとき、または内燃機関の暖機を促進させるとき等である。
なお、フィルタ4の温度が所定温度以上の場合にはNOxの発生を抑制するために隔壁
61の外側からEGRガスを取り入れ、フィルタ4の温度が所定温度よりも低い場合には未燃燃料の再循環を抑制するために隔壁61の内側からEGRガスを取り入れても良い。
61の外側からEGRガスを取り入れ、フィルタ4の温度が所定温度よりも低い場合には未燃燃料の再循環を抑制するために隔壁61の内側からEGRガスを取り入れても良い。
次に、本実施例に係る切替弁65の制御フローについて説明する。図2は、切替弁65の制御フローを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。なお、本実施例においては本ルーチンを実行するECU7が、本発明における選択手段に相当する。
ステップS101では、フィルタ4の再生制御中であるか否か判定される。フィルタ4の再生中には、該フィルタ4全体の温度を上昇させなければPMの除去が不十分になる。しかし、排気はフィルタ4の中心軸側を多く流れるため、中心軸側では速やかに温度が上昇するが、外縁側では温度の上昇が緩慢となる。そのため、フィルタ4の外縁側にPMが残留するおそれがある。ここで、隔壁61の外側の排気をEGRガスとして供給することにより、隔壁61の外側の圧力を低減させることができる。これにより、フィルタ4の外縁側を多くの排気が流れるようになるので、該フィルタ4の外縁側の温度を速やかに上昇させることができる。すなわち、フィルタ4の外縁側のPMを速やかに酸化させることができる。
また、フィルタ4の再生時には該フィルタ4が高温となるため、該フィルタ4よりも下流の排気の温度が高くなる。しかし、隔壁61の外側からEGRガスを取り入れることにより、温度の低いEGRガスを供給することができるので、NOxの発生を抑制すること
ができる。ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS103へ進む。
ができる。ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS103へ進む。
ステップS102では、切替弁65により第2EGR通路63と第3EGR通路64とが接続される。そして、EGR弁66が開弁される。これにより、隔壁61の外側の排気
をEGRガスとして供給することができる。そのため、フィルタ4全体のPMを速やかに酸化させることができる。また、比較的低い温度のEGRガスを供給することができるので、NOxの発生を抑制することができる。
をEGRガスとして供給することができる。そのため、フィルタ4全体のPMを速やかに酸化させることができる。また、比較的低い温度のEGRガスを供給することができるので、NOxの発生を抑制することができる。
ステップS103では、フィルタ4の温度が推定される。このフィルタ4の温度は、排気温度センサ5の出力信号に基づいて推定される。この推定は、従来の技術を用いても良い。
ステップS104では、ステップS103で推定されたフィルタ4の温度が所定温度よりも低いか否か判定される。所定温度よりも低い場合には該フィルタ4の中心軸側のみの温度が高くなっており、所定温度以上の場合には該フィルタ4全体の温度が高くなっている。
フィルタ4の温度が所定温度よりも低い場合には、排気中の未燃燃料がNOx触媒で酸
化されていないおそれがあるため、隔壁61の内側の排気をEGRガスとして供給する。そして、フィルタ4の温度は中心軸側のほうがより温度が高いため、フィルタ4の中心軸側のほうが未燃燃料の浄化率が高い。従って、隔壁61の内側の排気をEGRガスとして供給すると、EGRガス中の未燃燃料量を少なくすることができる。なお、このような場合には、隔壁61の内側の排気の温度は低いので、この排気をEGRガスとして供給してもNOxの発生量は少ない。
化されていないおそれがあるため、隔壁61の内側の排気をEGRガスとして供給する。そして、フィルタ4の温度は中心軸側のほうがより温度が高いため、フィルタ4の中心軸側のほうが未燃燃料の浄化率が高い。従って、隔壁61の内側の排気をEGRガスとして供給すると、EGRガス中の未燃燃料量を少なくすることができる。なお、このような場合には、隔壁61の内側の排気の温度は低いので、この排気をEGRガスとして供給してもNOxの発生量は少ない。
一方、フィルタ4の温度が所定温度以上の場合には、隔壁61の外側の排気中にも未燃燃料はほとんど含まれない。また、このときには、隔壁61の内側の排気の温度が高くなっている。この場合、隔壁61の外側の排気をEGRガスとして供給する。これにより、低い温度のEGRガスを供給することができるので、NOxの発生を抑制することができ
る。
る。
ステップS104で肯定判定がなされた場合にはステップS105へ進み、一方否定判定がなされた場合にはステップS102へ進む。
ステップS105では、切替弁65により第1EGR通路62と第3EGR通路64とが接続される。そして、EGR弁66が開弁される。すなわち、フィルタ4の中心軸側を通過した排気をEGRガスとして供給する。
このように、フィルタ4の温度等に応じてEGRガスの取り入れ先を変更することにより、NOxの発生を抑制することができる。また、未燃燃料が循環することが抑制される
ので、EGR装置6、吸気通路2、およびそれらに備わる部材(例えばEGRクーラ、または燃料噴射弁)に未燃燃料が付着することを抑制できる。これにより、各部材の性能の低下を抑制することができる。
ので、EGR装置6、吸気通路2、およびそれらに備わる部材(例えばEGRクーラ、または燃料噴射弁)に未燃燃料が付着することを抑制できる。これにより、各部材の性能の低下を抑制することができる。
1 内燃機関
2 吸気通路
3 排気通路
4 パティキュレートフィルタ
5 排気温度センサ
6 EGR装置
7 ECU
8 アクセルペダル
9 アクセル開度センサ
10 冷却水温度センサ
61 隔壁
62 第1EGR通路
63 第2EGR通路
64 第3EGR通路
65 切替弁
66 EGR弁
2 吸気通路
3 排気通路
4 パティキュレートフィルタ
5 排気温度センサ
6 EGR装置
7 ECU
8 アクセルペダル
9 アクセル開度センサ
10 冷却水温度センサ
61 隔壁
62 第1EGR通路
63 第2EGR通路
64 第3EGR通路
65 切替弁
66 EGR弁
Claims (6)
- 排気浄化触媒よりも下流の排気を吸気通路へ再循環させるEGR装置であって、
前記排気浄化触媒よりも下流において該排気浄化触媒の中心軸側を流れた排気と外縁側とを流れた排気を隔てる隔壁と、
前記隔壁の中心軸側の排気又は外縁側の排気の何れか一方をEGRガスとして取り入れる選択手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関のEGR装置。 - 前記排気浄化触媒の全体の温度を上昇させるときには、前記選択手段は前記外縁側の排気を取り入れることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGR装置。
- 前記排気浄化触媒は、排気中の粒子状物質を一時捕集するパティキュレートフィルタに担持され、該パティキュレートフィルタの再生時には、前記選択手段は前記外縁側の排気を取り入れることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGR装置。
- 内燃機関の高負荷運転時には、前記選択手段は前記外縁側の排気を取り入れることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGR装置。
- 内燃機関の低負荷運転時には、前記選択手段は前記中心軸側の排気を取り入れることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGR装置。
- 内燃機関の冷間時には、前記選択手段は前記中心軸側の排気を取り入れることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGR装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005375022A JP2007177652A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 内燃機関のegr装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005375022A JP2007177652A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 内燃機関のegr装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007177652A true JP2007177652A (ja) | 2007-07-12 |
Family
ID=38303092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005375022A Withdrawn JP2007177652A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 内燃機関のegr装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007177652A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021131077A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-09 | マツダ株式会社 | エンジンの排気循環装置 |
JP7525411B2 (ja) | 2021-01-13 | 2024-07-30 | フタバ産業株式会社 | Egr装置 |
-
2005
- 2005-12-27 JP JP2005375022A patent/JP2007177652A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021131077A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-09 | マツダ株式会社 | エンジンの排気循環装置 |
JP7316515B2 (ja) | 2020-02-21 | 2023-07-28 | マツダ株式会社 | エンジンの排気循環装置 |
JP7525411B2 (ja) | 2021-01-13 | 2024-07-30 | フタバ産業株式会社 | Egr装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4453686B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP4193801B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP2006022770A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2008008205A (ja) | 内燃機関の排気還流装置 | |
JP2004293339A (ja) | 排ガス浄化装置 | |
JP2008002351A (ja) | 内燃機関の排気還流装置 | |
JP2007126995A (ja) | 内燃機関の排気再循環システム | |
JP2008128028A (ja) | 内燃機関の排気再循環システム | |
JP2015010470A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP4862590B2 (ja) | 排気浄化装置 | |
JP4591165B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP2005248781A (ja) | 内燃機関の燃料カット制御装置 | |
JP2015031166A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP4382771B2 (ja) | 空気供給装置 | |
JP2006258047A (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP2006242098A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2007177652A (ja) | 内燃機関のegr装置 | |
JP2008144726A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2008151103A (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP2009013865A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2009209898A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置及び方法 | |
JP2005330886A (ja) | エンジンのアイドル停止制御装置 | |
JP2005113800A (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP2010007634A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2009264203A (ja) | 内燃機関の排気装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090303 |