JP2007177610A - 棚板の取付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】間仕切パネルや壁面等の固定面に横設した係止レールの任意位置に、ガラス板等の棚板を簡単且つ確実に取付けることができ、また棚板の取付状態が安定であるとともに、外観的にもすっきりとしたものとなる棚板の取付装置を提供する。
【解決手段】間仕切パネルや壁面等の固定面に横設した係止レール3と、棚受部材38と、棚板39とからなり、係止レール3は下部に内下方へ凹んだ係止溝19を形成するとともに、係止溝19の直上に当止片20を形成したものであり、棚受部材38は後端に係止溝19に係止する係止部40を形成するとともに、前方へ支持部41を延設したものであり、棚受部材38の係止部40を係止レール3の係止溝19に係止するとともに、棚板39の基部を係止部40と支持部41の上に載置し且つ後端部を係止溝内に挿入して当止片20に当止した状態で、棚板39を棚受部材38に止め具42で締着した。
【選択図】図9

Description

本発明は、棚板の取付装置に係わり、更に詳しくはハンギング機能付きブロックパネル装置等にガラス板等の棚板を取付けるための棚板の取付装置に関するものである。
従来から、フレームにブロックパネルを嵌合係止する構造のパネル装置は各種提供されている。また、パネル板を支持する支柱や、パネルの縦枠に上下方向に一定間隔で係止孔を形成し、隣接するパネル板間の目地部に臨む前記係止孔にブラケットを嵌合係止して棚板や照明器具等のオプション品を取付けることができる構造のパネル装置も提供されている。しかし、ブラケットを取付けることができる位置が目地部に限定されるという使用上の制約がある。
特許文献1には、左右方向に並ぶ支柱間に、上下両面に左右方向を向く係合溝を有する複数の係止レールを、上下方向に間隔を設けて取付け、前記両係合溝に嵌合可能な係合突条を上下の端面に有するパネルを、該上下の係合突条を前記上下に対向する係合溝に嵌合することにより、上下に隣接する係止レールにより支持し、該係止レールの前後両面に係止溝を形成し、該係止溝を利用して棚を装着することができる間仕切パネル装置が開示されている。ここで、前記支持レールは、水平な取付基板の前後の端縁に、外上向きに起立する1対の吊支部が左右対称的に連設されたものであり、両吊支部の外面には、開口部の垂下片の下面を半円状の曲面とするとともに、奥部を、垂下片の半円状曲面を中心として上向き円弧状に湾曲させてなる側面視ほぼ曲玉状断面の係止溝が、左右方向に全長に亘って形成されている。そして、特許文献1の図3には、前後の吊支部の係止溝には、例えばアルミニウム合金等の引抜き加工により形成された棚等の付帯品が、その基部上端の角部に長手方向に全長に亘って突設された、係止溝と補形をなす係合爪を係止することにより、左右方向にスライド可能に取付けられる構造が開示されている。
また、特許文献2には、パネルや支柱等に陳列用棚等を水平に支持可能に所定長さの支持材を水平に設けるとともにこの支持材に陳列用棚を搭載するブラケットの後端部を挿着して支持する装着部を支持材にそって設け、上記支持材の装着部にブラケットを挿入して水平状としたときにブラケットの後部に設けた凹み部に支持材に突設した係止部を係合して所定間隔に設置する複数のブラケットに陳列用棚を水平に架設するように形成した商品陳列装置が開示されている。また、ブラケットを介さずに直接に陳列用棚を、支持材の装着部に挿着して水平に支持することも開示されている。
しかし、特許文献1のものは、棚板部とブラケット部の機能を複合的に備えた棚、つまり後端部上方に前記係合爪を形成するとともに、該係合爪から下方へ延びたパネル面への当止部を有するアルミ製の型材からなる強度の高い構造の棚を用いているのであり、単純な平板状の棚板を装着することができる構造は開示されてない。また、特許文献2には、平板状の陳列用棚のみを支持材の装着部(係止溝)に係止する構造が開示されており、また陳列用棚としてアルミニウムやアルミニウム合金板、アクリル板、檜材や欅材、化粧板等の板材を用いることができる点は記載されているが、この支持構造ではガラス板を安定に保持することはできない。
特開2004−270331号公報 特開2005−111099号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、間仕切パネルや壁面等の固定面に横設した係止レールの任意位置に、ガラス板等の棚板を簡単且つ確実に取付けることができ、また棚板の取付状態が安定であるとともに、外観的にもすっきりとしたものとなる棚板の取付装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、間仕切パネルや壁面等の固定面に横設した係止レールと、棚受部材と、棚板とからなり、前記係止レールは下部に内下方へ凹んだ係止溝を形成するとともに、該係止溝の直上に当止片を形成したものであり、前記棚受部材は後端に前記係止溝に係止する係止部を形成するとともに、前方へ支持部を延設したものであり、前記棚受部材の係止部を前記係止レールの係止溝に係止するとともに、前記棚板の基部を前記係止部と支持部の上に載置し且つ後端部を前記係止溝内に挿入して前記当止片に当止した状態で、前記棚板を棚受部材に止め具で締着してなる棚板の取付装置を構成した(請求項1)。
ここで、前記棚板がガラス板であるとより効果が顕著である(請求項2)。
また、前記棚受部材は、上方へ開放した溝部を有する樋形状の横長部材で、後端上縁に前記係止部を形成するとともに、前端上縁に前記支持部を形成したものであり、前記溝部の底面部に取付孔を形成するとともに、該取付孔に対応する前記棚板の後部に通孔を形成し、前記底面部と棚板間に筒状のスペーサを介在させるとともに、前記取付孔、通孔及びスペーサを貫通させた止め具で締着してなることが好ましい(請求項3)。
そして、前記止め具は、孔縁に係止する頭部を有し、互に螺合する雄ネジと雌ネジの対からなり、前記棚受部材の取付孔に下方から前記雌ネジを挿入するとともに、前記棚板の通孔に上方から前記雄ネジを挿通し、前記スペーサ内で互に螺合してなることがより好ましい(請求項4)。
更に、前記棚板の上面後縁に前記係止レールの当止片に当接する弾性パットを添着するとともに、前記棚受部材の支持部に前記棚板の下面に当接する弾性パッキンを被着してなることが好ましい(請求項5)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の棚板の取付装置は、棚受部材の係止部を係止レールの係止溝に係止した後、棚板の後端部を係止溝内に挿入して係止レールの当止片に当止することにより、棚受部材の上動が確実に規制されるので係止部が係止溝から外れることがなく、しかも棚板は基部を係止部とその前方へ延設した支持部の上に載置した状態で、止め具で棚板を棚受部材に止め具で締着するので、取付作業が簡単であり、しかも棚板に対する支持強度が高い。また、支持レールの任意位置に棚受部材を係止することができ、しかも横幅も任意に設定でき、また棚板の前部はフリーとなっているので、棚板の大きさ及び取付位置に対する自由度が高いのである。
請求項2によれば、ガラス板を棚受部材で確実に支持することができ、また棚受部材がガラス板の基部にのみ位置し、前部は視界を遮る部材がないので、ガラス板本来の開放的ですっきりしたイメージを出すことができる。
請求項3によれば、ガラス板等の棚板を棚受部材の前後端に位置する支持部と係止部に載置した状態で、その中間位置を溝部内に配置したスペーサを介在させて、溝部の底面部に形成した取付孔、棚板の後部に形成した通孔及びスペーサの内部を貫通させた止め具で締着するので、棚板に大きな曲げ応力を加えずに棚受部材に棚板を確実且つ上下からの螺合作業のみで簡単に連結することができる。
請求項4によれば、止め具は、孔縁に係止する頭部を有し、互に螺合する雄ネジと雌ネジの対からなり、棚受部材の取付孔に下方から雌ネジを挿入して孔縁に頭部を係止するとともに、棚板の通孔に上方から雄ネジを挿通して孔縁に頭部を係止し、スペーサ内で雄ネジと雌ネジを互に螺合したので、止め具の頭部のみが露出するだけで、その他の部分はスペーサ内に隠れ、外観性にすっきりしたものとなり、また雄ネジを挿入する通孔を棚板に形成したので、通孔の直径を小さくすることができ、そのため棚板がガラス板である場合には、ガラス板の強度低下を極力少なくし、通孔を起点とした割れを防止することができるので、ガラス板を用いてガラス棚を構成するのに適している。
請求項5によれば、棚板と係止レールの当止片の接触部や、棚板と棚受部材の支持部の接触部に、弾性パットあるいは弾性パッキンを被着しているので、棚板の移動を防止することができ、また棚板をガラス板とした場合にも、ガラス板を弾性的に保持するので、ガラス板に無理な力が加わっても割れる恐れが少ないのである。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明の棚板の取付装置を適用するハンギング機能付きブロックパネル装置を示し、図2〜図5は第1例、図6は第2例、図7〜図12はガラス棚をパネル装置に取付ける実施形態を示し、図中符号1はフレーム、2はブロックパネル、3は係止レールをそれぞれ示している。
本実施形態のハンギング機能付きブロックパネル装置は、フレーム1の両側縦杆4,4のすくなくとも前面側に上下一対となった係止孔5,5を複数対形成し、ブロックパネル2の背面の両側上下部に形成した下向きフック6,…を上下一対の前記係止孔5,…に嵌合係止してなり、前記ブロックパネル2の上縁に沿って、ガラス棚やトレー等のオプション品を係止するための係止レール3を前面側に開放して形成したことを特徴とするものである。
更に詳しくは、前記フレーム1は、中空杆体からなる両側の縦杆4,4間に、少なくとも上下端部を含む複数箇所に横杆7,…を渡設して形成した強固な剛性構造となしたものである。そして、前記縦杆4の前後両面に複数対の係止孔5,…を上下方向に形成している。本実施形態では、2倍ピッチの上下幅を有するブロックパネル2を例示している。
前記ブロックパネル2は、本実施形態では、板金加工で作製した本体部8と、該本体部8の上部に固定するアルミ押出し型材からなるパネル補助部材9とから構成されている。前記本体部8は、スチール製の表面板10の下縁を背面側に断面略四角形となるように下縁補強部11を折曲形成するとともに、両側縁を背面側へ折曲し、更に内方へ折曲して側縁補強部12,12を形成し、該側縁補強部12,12を形成する裏面板13,13は2〜3cmの横幅を有し、該裏面板13,13の下端部を前記下縁補強部11の両端部の背面に重ねてリベット14,14にて連結し、また前記表面板10の上縁は切りっ放しの切断縁15のままとし、更に前記裏面板13,13の上部に切欠部16,16を形成したものである。
前記パネル補助部材9は、前記側縁補強部12の厚さに略等しい偏平な板状であり、上縁部に前記係止レール3とその前面側に前記表面板10の切断縁15を受け入れる係合溝17を形成するとともに、下部は前記両側縁補強部12,12の内部に嵌挿する装着部18としている。また、前記係止レール3は、下部に内下方へ凹んだ係止溝19を形成するとともに、該係止溝19の直上に当止片20を前方突出させて形成した形状を有している。また、前記係止溝19を構成する前縁部21と前記当止片20との間は空間部となっており、更に前縁部21の前面側に前記係合溝17を形成するために設けた前片22は、前記表面板10と平行となっている。
そして、前記パネル補助部材9の装着部18を、前記本体部8の両側縁補強部12,12の内部に上方から嵌挿するとともに、前記係合溝17に前記表面板10の切断縁15を受け入れ、前記裏面板13,13の上端部を前記装着部18にリベット23,23にて連結している。
次に、前記ブロックパネル2の背面に下向きフック6,…を設けるには、前記裏面板13,13の下部に、下向きフック6を有する合成樹脂製の下係止具24,24を取付けるとともに、前記パネル補助部材9の両側部に下向きフック6を有する金属製の上係止具25,25を取付ける。前記下係止具24は、前記裏面板13に開口した装着孔26に基体部27を嵌着し、該基体部27に一体形成した下向きフック6を突出させている。また、前記上係止具25は、金属製のブロック体であり、基体部28をネジ29で前記パネル補助部材9の上部両側部に螺着し、該基体部28から下向きフック6が段設されている。勿論、下方の前記下係止具24も金属製の上係止具25と同じものを用いてもよい。
また、前記ブロックパネル2の表面板10の背面中央部には、防音用の段ボール又は紙ハニカム等の芯材30を貼着している。更に、前記パネル補助部材9の上縁部の背面には、上方のプロックパネル2の下縁又は笠木31との間を塞ぐ弾性材料からなるパッキン32を添着している。
そして、前記ブロックパネル2を前記フレーム1に下方から順に、下向きフック6,…を両縦杆4,4の所定の係止孔5,…を嵌合係止して装着する。また、必要に応じて前記フレーム1の後面側にもブロックパネル2を装着する。前記フレーム1に装着するブロックパネル2は、全て係止レール3を設けたものである必要はなく、係止レール3が必要な高さ位置に設ければよい。このようにフレーム1の上下方向に複数装着した上下のブロックパネル2,2の間には、前記係止レール3が存在するのである。
次に、図6に基づいて本発明の第2例の係止レール3を備えたブロックパネル2Aを説明する。このブロックパネル2Aは、全体を板金加工で作製したものである。本実施形態で使用したスチール板は、小さく波打った波板であり、それを横縞模様として利用する。本実施形態における本体部8には、切欠部16,16を設けてなく、単純に表面板10と両側縁補強部12,12の上端を切りっ放しとしている。そして、前記本体部8の両裏面板13,13の上部内面に主補強部材33をネジ34,34で固定する。前記主補強部材33は、厚めのスチール板を折曲形成したものであり、下縁を前方へ断面略コ字形に折曲して形成した下補強35を前記表面板10の背面に当止し、また上縁を前方へ断面略L字形に折曲して前記当止片20を形成している。そして、前記主補強部材33の前面には薄めのスチール板を折曲形成した副補強部材36を溶接して一体化している。前記副補強部材36は、上部に前方へ直角に折曲した後、上方へ折曲して前記主補強部材33の前面とで前記係止溝19を形成し、更に前縁に断面略コ字形に折り返して前記係合溝17を形成し、前記表面板10の切断縁15を受け入れている。機能的には、前述の第1実施形態と全く同一である。
次に、図7〜図12に基づいて、本発明の詳細を説明する。先ず、図7〜図10に基づいて、第1例の係止レール3を備えたブロックパネル2に棚体37を設ける実施形態を示している。
本発明の棚板の取付装置は、間仕切パネルや壁面等の固定面に横設した係止レール3と、棚受部材38と、棚板39とからなり、前記係止レール3は下部に内下方へ凹んだ係止溝19を形成するとともに、該係止溝19の直上に当止片20を形成したものであり、前記棚受部材38は後端に前記係止溝19に係止する係止部40を形成するとともに、前方へ支持部41を延設したものであり、前記棚受部材38の係止部40を前記係止レール3の係止溝19に係止するとともに、前記棚板39の基部を前記係止部40と支持部41の上に載置し且つ後端部を前記係止溝19内に挿入して前記当止片20に当止した状態で、前記棚板39を棚受部材38に止め具42で締着するものである。
更に詳しくは、前記棚体37は、アルミ押出し型材、あるいは金属製の板材を折曲形成した棚受部材38と棚板39とからなっている。特に、前記棚板39としてガラス板を用いる実施形態を説明するが、特にガラス板に限定されるものではない。しかし、本発明はガラス板39を間仕切パネルや壁面等の固定面に取付ける場合に最も効果を奏するのである。
前記棚受部材38には、後端に前記係止溝19内に係止し、前記前縁部21と前片22に密着する係止部40を折曲形成するとともに、前方へ支持部41を延設し、前記係止部40と支持部41の上にガラス板39の基部を載置し、止め具42で締着できる構造を有している。更に、前記ガラス板39の上面後縁と下面後縁にそれぞれ前記係止レール3の当止片20と前記棚受部材38の係止部40に当接する弾性パット43,43を添着するとともに、前記棚受部材38の支持部41に前記ガラス板39の下面に当接する弾性パッキン44を被着している。尚、前記ガラス板39の下面後縁に設けた弾性パット43は、省略することも可能である。
そして、前記ガラス板39を前記係止レール3を用いてパネル面に取付けるには、先ず前記棚受部材3の係止部40を前記係止レール3の係止溝19に係止した後、前記ガラス板39を前記係止部40と支持部41の上に載置するとともに、ガラス板39の後端部を係止溝19内に挿入し、該ガラス板39の上面後縁に添着した弾性パット43を前記当止片20の下縁に当止した状態で、前記止め具42でガラス板39を棚受部材38に締着する。ここで、前記ガラス板39は、直接棚受部材の係止部40と支持部41に載置されるのではなく、それぞれ弾性パット43と弾性パッキン44を介して当接している。このような構造を採用することにより、重量のあるガラス板39を安定に保持することができ、しかも棚板37に物品を載置しても、応力の集中を防ぐ構造であるので、ガラス板39が割れることがなく安定に保持できるのである。
更に、前記棚受部材38は、上方へ開放した溝部45を有する樋形状の横長部材で、後端上縁に前記係止部40を形成するとともに、前端上縁に前記支持部41を形成したものであり、前記溝部45の底面部46に取付孔47を形成するとともに、該取付孔47に対応する前記ガラス板39の後部に通孔48を形成し、前記底面部46とガラス板39間に筒状のスペーサ49を介在させるとともに、前記取付孔47、通孔48及びスペーサ49を貫通させた止め具42で締着する。
また、前記止め具42は、孔縁に係止する頭部50A,51Aを有し、互に螺合する雄ネジ50と雌ネジ51の対からなり、棚受部材38の取付孔47に下方から雌ネジ51を挿入して孔縁に頭部51Aを係止するとともに、ガラス板39の通孔48に上方から雄ネジ50を挿通して孔縁に頭部50Aを係止し、スペーサ49内で雄ネジ50と雌ネジ51を互に螺合している。ここで、前記ガラス板39の通孔48の表裏には、平ワッシャのような形状の緩衝リング52,52を位置させて、前記雌ネジ51の頭部51Aとスペーサ49の上端が直接ガラス板39に接触しないようにしている。
図11及び図12は、本発明に係る棚板37を取付ける係止レール3の他の例を示している。図11は、ハンギングパネル53の表面に係止レール3が上下多段に一体形成されたものであり、図12は板状のブロックパネル54の上端に装着した係止レール3を備えた枠部材55を装着したものである。
図11に示した前記ハンギングパネル53は、基板から前方へ断面略T字形の突条を上下一定間隔毎に突設し、両突条間を前記係止レール3としたものであり、前記同様に下部に内下方へ凹んだ係止溝19を有するとともに、該係止溝19の直上に当止片20を有するのである。このハンギングパネル53の係止レール3への前記棚体37の取付けは前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
また、図12に示した枠部材55は、基本的には前記パネル補助部材9の上端部の構造と同一であり、前記同様に下部に内下方へ凹んだ係止溝19を有するとともに、該係止溝19の直上に当止片20を有するのである。この枠部材55の係止レール3への前記棚体37の取付けは前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
本発明の棚板の取付装置を適用するハンギング機能付きブロックパネル装置を示す部分分解斜視図である。 第1例の係止レールを備えたブロックパネルを示す一部破断した背面斜視図である。 同じくブロックパネルの一部省略した背面図である。 フレームにブロックパネルを装着した状態の縦断面図である。 同じく部分拡大縦断面図である。 第2例の係止レールを備えたブロックパネルを示す部分側面図である。 ガラス棚を第1例のブロックパネルに取付けた本発明の代表的実施形態を示す部分斜視図である。 同じく分解斜視図である。 ガラス棚を第1例のブロックパネルの係止レールに取付ける手順を示す部分断面図である。 ガラス棚を第1例のブロックパネルの係止レールに取付けた状態の部分断面図である。 第3例の係止レールを備えたハンギングパネルにガラス棚を取付けた状態の部分断面図である。 第4例の係止レールを備えたブロックパネルの枠部材にガラス棚を取付けた状態の部分断面図である。
符号の説明
1 フレーム 2,2A ブロックパネル
3 係止レール 4 縦杆
5 係止孔 6 下向きフック
7 横杆 8 本体部
9 パネル補助部材 10 表面板
11 下縁補強部 12 側縁補強部
13 裏面板 14 リベット
15 切断縁 16 切欠部
17 係合溝 18 装着部
19 係止溝 20 当止片
21 前縁部 22 前片
23 リベット 24 下係止具
25 上係止具 26 装着孔
27 基体部 28 基体部
29 ネジ 30 芯材
31 笠木 32 パッキン
33 主補強部材 34 ネジ
35 下補強 36 副補強部材
37 ガラス棚 38 棚受部材
39 ガラス板 40 係止部
41 支持部 42 止め具
43 弾性パット 44 弾性パッキン
45 溝部 46 底面部
47 取付孔 48 通孔
49 スペーサ 50 雄ネジ
51 雌ネジ 52 緩衝リング
53 ハンギングパネル 54 ブロックパネル
55 枠部材

Claims (5)

  1. 間仕切パネルや壁面等の固定面に横設した係止レールと、棚受部材と、棚板とからなり、前記係止レールは下部に内下方へ凹んだ係止溝を形成するとともに、該係止溝の直上に当止片を形成したものであり、前記棚受部材は後端に前記係止溝に係止する係止部を形成するとともに、前方へ支持部を延設したものであり、前記棚受部材の係止部を前記係止レールの係止溝に係止するとともに、前記棚板の基部を前記係止部と支持部の上に載置し且つ後端部を前記係止溝内に挿入して前記当止片に当止した状態で、前記棚板を棚受部材に止め具で締着したことを特徴とする棚板の取付装置。
  2. 前記棚板がガラス板である請求項1記載の棚板の取付装置。
  3. 前記棚受部材は、上方へ開放した溝部を有する樋形状の横長部材で、後端上縁に前記係止部を形成するとともに、前端上縁に前記支持部を形成したものであり、前記溝部の底面部に取付孔を形成するとともに、該取付孔に対応する前記棚板の後部に通孔を形成し、前記底面部と棚板間に筒状のスペーサを介在させるとともに、前記取付孔、通孔及びスペーサを貫通させた止め具で締着してなる請求項1又は2記載の棚板の取付装置。
  4. 前記止め具は、孔縁に係止する頭部を有し、互に螺合する雄ネジと雌ネジの対からなり、前記棚受部材の取付孔に下方から前記雌ネジを挿入するとともに、前記棚板の通孔に上方から前記雄ネジを挿通し、前記スペーサ内で互に螺合してなる請求項3記載の棚板の取付装置。
  5. 前記棚板の上面後縁に前記係止レールの当止片に当接する弾性パットを添着するとともに、前記棚受部材の支持部に前記棚板の下面に当接する弾性パッキンを被着してなる請求項1〜4何れかに記載の棚板の取付装置。
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