JP2007175669A - 塗装建築板 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築板の凹凸模様に同調させて色柄模様をインクジェット方式で塗装した塗装建築板において、凹凸模様に対して色柄模様の塗装位置が多少ずれていても、塗装外観が大きく損なわれることがない塗装建築板を提供する。
【解決手段】凸条6と凹溝7とを備えて形成される凹凸模様を有する建築板1の表面に、インクジェット式塗装機2によって塗装が施された塗装建築板に関する。建築板1の隣合う凸条6と凹溝7において、凸条6と凹溝7とを異なる色で着色塗装する。そしてこの凸条6と凹溝7の間の立上り面8に、凸条6の長手方向に沿った線状模様9をインクジェット式塗装機で着色塗装する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、凹凸模様を有する建築板の表面にインクジェット式塗装機で塗装を施すことによって形成される塗装建築板に関するものである。
セメント系外装板などの建築板に塗装を施すにあたっては、従来からスプレー塗装機、ロールコーター塗装機、フローコーター塗装機などを用いて、建築板の表面に塗料を塗布することによって行なうのが一般的である。しかしこのようなスプレー、ロールコート、フローコートなどでは、複雑な柄模様に塗装を施すことが難しく、特に外装板のように表面にレンガ調などの凹凸を設けた建築板に塗装を施すことは困難である。一方、凸版や凹版などの印刷ロールを用いて塗装することも行なわれているが、この場合には同じ柄模様が繰り返して現れる塗装になって、単調な模様になり易く、また塗装する柄模様を変更する場合には印刷ロールを取り替える必要があって、建築板ごとに異なる模様を塗装することはできない。
そこで最近、インクジェットプリンターを塗装機として用い、搬送コンベアで建築板を搬送してこのインクジェット式の塗装機の塗装ノズルヘッドの下方を通過させながら、塗装ノズルヘッドから塗料を噴射させることによって、建築板の表面を塗装することが提案されている(例えば特許文献1等参照)。
インクジェット式の塗装機では、塗装ノズルヘッドに多数設けた噴射ノズルからの塗料の噴射を制御しながら塗装を行なうので、建築板の任意の位置に任意の柄模様となるように塗料を噴射して塗装を行なうことができるものであり、特に塗装ノズルヘッドの噴射ノズルから塗料を噴射する制御は、インクジェット式塗装機に供給される建築板ごとに設定することが可能であるので、建築板ごとに異なる模様を塗装することも可能になるものである。
さらにインクジェット式の塗装機では、塗装ノズルヘッドから噴射させた塗料を建築板の表面に飛ばして塗着させるようにしているので、建築板の表面に対して非接触で塗装を行なうことができるものである。従って、建築板に複雑な凹凸模様があっても、凸部の凸面や、凹部の凹底面や、凸面と凹底面の間の立上り面にそれぞれ塗装ノズルヘッドから噴射させた塗料を塗着させて塗装を施すことができるものであり、凹凸模様に同調した色柄模様で塗装を行なうことが容易になるものである。
ここで、建築板1の表面に例えば図7(a)(b)に示すような凸条6と凹溝7からなる凹凸模様が形成されている場合、凸条6の頂部の凸面6aに塗装する色イ(この色イを点々の塗り潰しで示す)と、凹溝7の凹底面7bから立上り面8とにかけて塗装する色ロ(この色ロを斜線で示す)とを異なる色に形成することによって、凹凸模様と同調した色柄模様で塗装を施すことができるものである。そしてこのように凸面6aに塗装した色イと凹底面7bから立上り面8にかけて塗装した色ロとの境の境界線Bが、凸面6aの両側の角部、すなわち凸面6aと立ち上がり面8との境界と一致していることが、凹凸模様に色柄模様を完全に同調させることができるうえで望ましい。
特開2005−74686号公報
しかし、建築板の反りや変形、伸縮による寸法変化などによって、インクジェット式塗装機の塗装ノズルヘッドの噴射ノズルから噴射される塗料の位置に対して、建築板の凹凸模様の位置が多少ずれることは避けることができない。そしてこのように建築板の凹凸模様の位置に対してインクジェット式塗装機による色柄模様の塗装位置がずれると、凸条6の凸面6aに塗装する色イと凹部7の凹底面7bから立上り面8にかけて塗装する色ロとの境界が、凸面6aの両側の角部と一致しないことになる。すなわち、図8(a)(b)に示すように、色イと色ロとの境の境界線Bが凸条6の凸面6aの端部にずれて表れることになるものであり、また凸面6aの端部には色イの他に色ロも表れることになるものであった。色イと色ロとの境界線Bは立上り面8にもずれて表れるが、立上り面8は見え難い部位であるので、凹凸模様に対する色柄模様の塗装の位置ずれは、色イと色ロとの境の境界線Bが凸部6の凸面6aにずれて表れることで目立つことになる。
そして特に、凸面6aに塗装する色イと凹溝7の凹底面7bから立上り面8にかけて塗装する色ロとが、大きく異なる色の場合、色イと色ロの境の境界線Bは色の差で鮮明に形成されるので、凸面6aにおいてこの境界線Bが目立ち易くなると共に、また凸面6aの端部に色イと大きく異なる色ロが存在すると色違いが目立って表れることになるものであり、凹凸模様に対する色柄模様の塗装の位置ずれによって、塗装外観が大きく損なわれるという問題を有するものであった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、建築板の凹凸模様に同調させて色柄模様をインクジェット方式で塗装した塗装建築板において、凹凸模様に対して色柄模様の塗装位置が多少ずれていても、塗装外観が大きく損なわれることがない塗装建築板を提供することを目的とするものである。
本発明に係る塗装建築板は、凸条6と凹溝7とを備えて形成される凹凸模様を有する建築板1の表面に、インクジェット式塗装機2によって塗装が施された塗装建築板であって、建築板1の隣合う凸条6と凹溝7において、凸条6と凹溝7とを異なる色で着色塗装すると共に、この凸条6と凹溝7の間の立上り面8に、凸条6の長手方向に沿った線状模様9をインクジェット式塗装機で着色塗装して成ることを特徴とするものである。
また請求項2の発明は、請求項1において、立上り面8に着色塗装される線状模様9は、凸条6の塗装色イと凹溝7の塗装色ロの中間の色ハで形成されていることを特徴とするものである。
また請求項3の発明は、請求項1又は2において、立上り面8は、凸条6から凹溝7へ向かって下り傾斜する傾斜面であることを特徴とするものである。
本発明によれば、凹凸模様に対して色柄模様の塗装位置がずれて、凸条6の頂部に塗装色イと塗装色ロの境界線Bが位置ずれして表れたり、凸部6の頂部の側端部に塗装色イと塗装色ロの色違いが表れたりしても、凸条6と凹溝7の間の立上り面8に形成された線状模様9に人の目の注意が誘引され、境界線Bの位置ずれや色違いはあまり目立たなくなるものであり、塗装外観が大きく損なわれるようなことがなくなるものである。
また、線状模様9を凸条6の塗装色イと凹溝7の塗装色ロの中間の色ハで形成するようにすれば、中間色ハの線状模様9はあまり目立たなくなり、線状模様9によって塗装外観が損なわれることを防ぐことができるものである。
また立上り面8を傾斜面に形成することによって、インクジェット式塗装機2から噴射されて飛翔する塗料のドットを立上り面8に塗着させることができるものであり、インクジェット式塗装機2で立ち上がり面8に線状模様9を形成することが容易になるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
建築板1はセメント系板などの窯業系板を用いることができるものであり、その表面には凹凸模様が形成してある。凹凸模様は例えば図1や図2に示すように、所定方向に長い凸条6と凹溝7とを交互に設けて形成されるものであり、隣合う凸条6と凹溝7は立上り面8を介して連続している。この立上り面8は凹溝7の内側面として形成されるものであり、立上り面8は凸条6から凹溝7の側へ向けて下り傾斜する傾斜面として形成されるものである。また図の実施の形態では、凸条6の頂部である凸面6a、凹溝7の底部である凹底面7a、立上り面8をいずれも平坦面に形成し、凸面6aと立上り面8の境界が角張った角の線として、凹面7aと立上り面8の境界が角張った角の線として、それぞれ形成されるようにしてあるが、このものに限定されないのはいうまでもない。
上記のように形成される建築板1に塗装を行なうにあたって、本発明ではインクジェット式の塗装装置を用いる。この塗装装置は、図3(a)に概略構成を示すように、噴射ノズル4を設けた塗装ノズルヘッド3、塗装ノズルヘッド3の噴射ノズル4に塗料を供給する塗料供給タンク11、塗装ノズルヘッド3の噴射ノズル4からの塗料の噴射を制御する塗装制御システム12などを設けたインクジェット式塗装機2と、建築板1を搬送する搬送コンベア5とを備えて形成されるものである。搬送コンベア5はインクジェット式塗装機2の下側に配置されるものであり、インクジェット式塗装機2に建築板1を導入する前方位置から、インクジェット式塗装機2の直下位置及びインクジェット式塗装機2から建築板1を導出する後方位置にかけて配置してある。
塗装ノズルヘッド3はインクジェット式塗装機2の下端に設けられている。塗装ノズルヘッド3は建築板1の送り方向と垂直な方向に長いラインヘッドとして形成してあり、図3(b)のように搬送コンベア5を横切るように配置してある。塗装ノズルヘッド3の下面には図4のように複数(例えば30個)の単体ノズルヘッド16が、塗装ノズルヘッド3の長手方向に一列に配列して取り付けてある。単体ノズルヘッド16は下面形状が矩形に形成してあり、単体ノズルヘッド16の下面に開口して多数の噴射ノズル4が形成してある。噴射ノズル4は所定の一定間隔で単体ノズルヘッド16の長手方向に配列されるものであり、図5の実施の形態では噴射ノズル4は単体ノズルヘッド16に4列設けるようにしてある。このように噴射ノズル4を設けた単体ノズルヘッド16を塗装ノズルヘッド3にその長手方向に複数取り付けることによって、塗装ノズルヘッド3の長手方向に配列されるように多数の噴射ノズル4を塗装ノズルヘッド3に設けることができるものである。ここで、単体ノズルヘッド16はその長手方向を建築板1の送り方向に対して所定角度で傾斜させた状態で塗装ノズルヘッド3に取り付けてあり、このように単体ノズルヘッド16を傾斜させることで建築板1の送り方向に対して垂直な方向(建築板1の幅方向)での隣合う噴射ノズル4のピッチを小さくして、高密度のdpiで塗装を行なうことができるようにしてある。
本実施の形態では、塗装ノズルヘッド3はイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の塗料を噴出する4種類の塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kから形成してあり、フルカラー印刷による塗装を行なうことができるようにしてある。塗料供給タンク11も同様に4種類のものからなるものであり、イエローの塗料を供給する塗料供給タンク11yは塗装ノズルヘッド3yに、シアンの塗料を供給する塗料供給タンク11cは塗装ノズルヘッド3cに、マゼンタの塗料を供給する塗料供給タンク11mは塗装ノズルヘッド3mに、ブラックの塗料を供給する塗料供給タンク11kは塗装ノズルヘッド3kにそれぞれ接続してある。そして各塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kは建築板1の搬送方向に沿って配列してある。
塗装制御システム12は、各種のCPU、ROM、RAM等から構成されるものであり、塗装データ作成部、塗装制御部、噴射ノズル制御部等を備えて形成してある。塗装データ作成部は、原画をスキャナ等して得た色柄パターンのデータを入力して保存するものであり、塗装制御部は、塗装を行なう建築板1に応じた色柄パターンのデータを塗装データ作成部から取り出し、この色柄パターンのデータに基づいて、噴射ノズル制御部に制御信号を出力するものである。また噴射ノズル制御部は塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kの各噴射ノズル4に接続してあり、噴射ノズル制御部から入力される制御信号に基づいて各噴射ノズル4を制御するものである。各噴射ノズル4は例えばピエゾ制御方式や、光熱変換素子にレーザーを照射して制御する方式などにより、噴射を制御されるようになっており、噴射ノズル制御部で各噴射ノズル4を制御することによって、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各塗料の噴射と停止を個別に制御して、色柄パターンに対応したフルカラー印刷による塗装を行なうことができるものである。
そして、上記のように形成される塗装装置で建築板1の表面に塗装を行なうにあたっては、建築板1を凹凸模様を形成した表面を上にして搬送コンベア5上に導入し、建築板1を搬送コンベア5で送って、インクジェット式塗装機2の塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kの下を順に通過させる。そして建築板1をこのように搬送コンベア5で送りながら、塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kから塗料を噴射させて建築板1の表面に塗着させることによって、建築板1に塗装を施すことができるものである。このように塗装された建築板1は搬送コンベア5の終端部へと送られ、次工程に搬出されるものである。
ここで塗装制御システム12の塗装データ作成部では、建築板1の凹凸模様の凸条6の凸面6aの部分と、凹溝7の凹底面7aから立上り面8にかけての部分と、立上り面8の中段部位置の部分とに対応した色柄パターンのデータが入力されており、この色柄パターンのデータに基づいて塗装制御部から噴射ノズル制御部に制御信号を出力し、塗装ノズルヘッド3y,3c,3m,3kの各噴射ノズル4を制御することによって、凸条6の凸面6aと、凹溝7の凹底面7aから立上り面8かけてと、立上り面8の中段部の位置にそれぞれ異なる色で塗装するようにしてある。
そしてこのようにインクジェット塗装機2を制御しながら建築板1に塗装を行なうことによって、図1に示すように、凸条6の凸面6aには色イの塗装を、凹溝7の凹底面7aから立ち上がり面8にかけてには色ロの塗装をそれぞれ施し、さらに立上り面8の中段部位置に凸条6の長手方向に沿った帯線状に色ハの塗装を施して線状模様9を形成した塗装建築板Aを得ることができるものである。尚、図1(a)(b)は異なる方向から見た斜視図であり、色イは点々の塗り潰しで、色ロは斜線で、色ハはクロス斜線でそれぞれ示してある(図2(a)(b)、図7(a)(b)、図8(a)(b)も同じ)。本発明ではこのように凸条6の凸面6aを色イで塗装し、凹溝7の凹底面7aから立上り面8にかけてを色ロで塗装するにあたって、立上り面8の線状模様9の塗装色ハは、色イと、色ロとの中間色に設定するようにしてある。この中間色ハとしては、色イと色ロとの混合色で形成することができるものであり、例えば色イが茶色、色ロが黒色の場合は、中間色ハはこげ茶色に形成することができる。
上記の図1のように、凸条6の凸面6aや、凹溝7の凹底面7aから立上り面8にかけての、ぞれぞれの位置に正確に塗装が行なわれていることが、凸面6aに塗装した色イと凹底面7aから立上り面8にかけて塗装した色ロとの境の境界線Bを、凸面6aの両側の立上り面8との境の角の線に一致させて、凹凸模様に色柄模様を完全に同調させることができるうえで望ましい。しかし、建築板1の反りや変形、伸縮による寸法変化などによって、インクジェット式塗装機2の塗装ノズルヘッド3の噴射ノズル4から噴射される塗料の位置に対して、建築板2の凹凸模様の位置が多少ずれることは避けることができない。そしてこのように建築板1の凹凸模様の位置に対してインクジェット式塗装機2による色柄模様の塗装位置がずれると、図2に示すように、凸面6aに塗装する色イと凹底面7aから立上り面8にかけて塗装する色ロとの境界線Bがずれて凸面6aの両側の角の線と一致せず、この境界線Bは凸面6aや立上り面8の端部に表れることになると共に、凸面6aの端部に色ロの一部が、立上り面8の端部に色イの一部がそれぞれ表れて色違いが生じることになる。
従ってこのままでは、凹凸模様に対する色柄模様の塗装の位置ずれが目立つが、本発明では上記のように、凸条6と凹溝7の間の立上り面8に線状模様9が形成してあるので、人の目はこの線状模様9に誘引されることになり、線状模様9のすぐ近くでの境界線Bのずれや色違いの発生は気付き難くなる。このため境界線Bの位置ずれや色違いはあまり目立たなくなるものであり、凹凸模様に対する色柄模様の位置ずれで、塗装外観が大きく損なわれることを防ぐことができるものである。
特に、立上り面8に着色塗装する線状模様9を、凸面6aの塗装色イと凹底面7aから立上り面8にかけての塗装色ロの中間の色ハで形成することによって、線状模様9は、凸面6aの色イに対しても、凹底面7aから立上り面8にかけての色ロに対しても近い色で形成することができ、線状模様9があまり目立つことがないようにすることができ、線状模様9によって塗装外観が損なわれることを防ぐことができるものである。
上記の図1及び図2の実施の形態では、建築板1の凹凸模様において凸条6の凸面6aと、凹溝7の凹底面7aから立上り面8にそれぞれインクジェット式塗装機2で塗装を行なうようにしたが、凸面6aに塗装する色イと、凹底面7aから立上り面8に塗装する色ロのいずれか一方の色で、予め建築板1の表面の全面を塗装しておけば、インクジェット式塗装機2によるこの色の塗装は不要になるものである。
例えば図6(a)に示すように、色ロで建築板1の表面の全面を塗装しておけば、インクジェット式塗装機2で凸条6の凸面6aに色イを、立上り面8の中段部に線状模様9を形成する色ハをそれぞれ塗装すると共に、凹溝7の凹底面7aから立上り面8にかけて下地の色ハを露出させることによって、塗装建築板Aを得ることができるものである。
このとき図6(b)のように、建築板1の凹凸模様に対してインクジェット式塗装機2による色柄模様の塗装が多少位置ずれしても、立上り面8の中段部に線状模様9を形成しておくことによって、上記と同様に、この位置ずれはあまり目立つことがなくなるものであり、塗装外観が大きく損なわれるようなことを防ぐことができるものである。
また上記の各実施の形態では、凸条6の凸面6aに色イの塗装を、凹溝7の凹底面7aから立上り面8にかけて色ロの塗装を行なうようにしたが、凸条6の凸面6aから立上り面8にかけて色イの塗装を、凹溝7の凹底面7aに色ロの塗装を行なうようにしてもよい。この場合には、塗装色イと塗装色ロの境界線Bは凹溝7の両側の立上り面8との境界の角の線の部分に形成されるものである。そして建築板1の凹凸模様に対する色柄模様の塗装の位置ずれによって、境界線Bが多少位置ずれしても、立上り面8の中段部に線状模様9を形成しておくことによって、上記と同様に、この位置ずれはあまり目立つことがなくなるものであり、塗装外観が大きく損なわれるようなことを防ぐことができるものである。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)(b)は凹凸模様と色柄模様が一致している場合の斜視図である。 本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)(b)は凹凸模様と色柄模様が一致していない場合の斜視図である。 本発明の塗装装置の概略構成を示すものであり、(a)は正面図、(b)は平面図である。 同上の塗装ノズルヘッドの拡大した底面図である。 同上の単体ノズルヘッドの拡大した底面図である。 本発明の他の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は凹凸模様と色柄模様が一致している場合の断面図、(b)は凹凸模様と色柄模様が一致していない場合の断面図である。 従来例を示すものであり、(a)(b)は凹凸模様と色柄模様が一致している場合の斜視図である。 従来例を示すものであり、(a)(b)は凹凸模様と色柄模様が一致していない場合の斜視図である。
符号の説明
1 建築板
2 インクジェット式塗装機
3 塗装ノズルヘッド
4 噴射ノズル
6 凸条
6a 凸面
7 凹溝
7a 凹底面
8 立上り面
9 線状模様
イ、ロ、ハ 色

Claims (3)

  1. 凸条と凹溝とを備えて形成される凹凸模様を有する建築板の表面に、インクジェット式塗装機によって塗装が施された塗装建築板であって、建築板の隣合う凸条と凹溝において、凸条と凹溝とを異なる色で着色塗装すると共に、この凸条と凹溝の間の立上り面に、凸条の長手方向に沿った線状模様をインクジェット式塗装機で着色塗装して成ることを特徴とする塗装建築板。
  2. 立上り面に着色塗装される線状模様は、凸条の塗装色と凹溝の塗装色の中間の色で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の塗装建築板。
  3. 立上り面は、凸条から凹溝へ向かって下り傾斜する傾斜面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗装建築板。
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