JP3856803B2 - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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本発明は印刷装置及び印刷方法に関し、特に、建築用外壁板のための印刷装置及び印刷方法に関する。
図5を参照して外壁板の一つの接合方法である、四方合決(しほうあいじゃくり)方式について説明する。四方合決方式の外壁板100は、矩形を有し、基板部と意匠面部とからなり、意匠面となる表面101に凹凸模様が形成されている。外壁板の基板部における一方の短辺及び長辺には、上実(うわざね)部120が形成され、他方の短辺及び長辺に下実(したざね)部110が形成されている。図示のように、上実部120は、短辺及び長辺の縁に沿って、外壁板100の裏側に設けられた段差となっており、下実部110は、短辺及び長辺の縁に沿って、外壁板100の表側に設けられた段差となっている。外壁板100の上実部120は隣接する外壁板の下実部と係合し、外壁板100の下実部110は隣接する外壁板の上実部と係合する。従って、外壁板の表面の縁は、隣接する外壁板の表面の縁と接し、外壁板の表面の模様は、隣接する外壁板の表面の模様と略整合する。近年、外壁板の表面にはレンガ調、タイル貼り調等の凹凸のある意匠が好まれて多く使用されている。
図6は、凹凸のある表面を有する合決方式によって接合する形式の外壁板の一例を示す。外壁板100の表面101には、凸模様部と、その周縁に凹部(溝部)102が形成されている。
図7は、外壁板の下実部110及び上実部120の断面構成と合決方式によって接合した外壁板の接合部を示す。図7Aに示すように、外壁板100の下実部110は突出部であり、上面111に続いて意匠面部における底面部112及び傾斜面部113が形成されている。上面111と底面部112の間には段差が形成されている。同様に、上実部120は突出部であり、下面121を有し、意匠面部における傾斜面部123が形成されている。図7Bに示すように、外壁板の下実部110は、隣接する外壁板の上実部120に係合する。このようにして、隣接する外壁板100、100では、その表面101において、接合部に、底面部112と、傾斜面部113、123とから、意匠面の一部となる凹部102が形成される。
図8を参照して、凹凸のある表面を有する合決方式によって接合する形式の外壁板の製造方法を説明する。例えばセメント板の湿式製法では、先ず大板(おおいた)と称する複数枚分の板からなる一体のセメント板半製品を形成する。具体的には、流動性のあるセメントスラリーを抄造(フォーミング)し、その表面にエンボス模様をプレス形成し、大板の寸法に裁断する。続いて、その大板半製品をスペーサを介して多段に積層した状態にして熱処理硬化させ、更にオートクレーブ養生することで、多数枚の大板を得る。このようにして得られた大板を裁断して、所定の寸法の矩形のセメント板に分断する。次に、図8Aに示すように、このセメント板の4辺の縁を切削加工し、下実部110及び上実部120を形成する。この切削加工では、セメント硬化体という材質上、どうしても寸法誤差が生ずる。例えば、凹部102を形成する底面部112の幅の設計値を4.0mmとし、許容誤差範囲を±1.0mmとすれば、図8Bに示すように、底面部112の幅の最大値は4.0+1.0=5.0mmとなり、図8Cに示すように、最小値は4.0−1.0=3.0mmとなる。一方、上実部120では、底面部122の幅の許容寸法誤差範囲として0〜+1.0mmとすれば、図8Aに示すように、底面部122の最小値は0.0mmとなり、図8Bに示すように、底面部122の最大値は1.0mmとなる。
図9に、隣接する外壁板の接合部の状態を示す。各外壁板の下実部と上実部に、上述したような寸法誤差が生じている場合には、接合部に形成される凹部102における底面部の幅がバラつく。図9Aに示す例では、左側の外壁板の上実部に続く目地部の底面部の幅は0.0mmであり、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅は4.0mmである。したがって、接合部に形成される凹部(目地部)の底面部の幅は0.0+4.0=4.0mmとなり、設計寸法である4.0mmに等しい。図9Bに示す例では、左側の外壁板の上実部に続く目地部の底面部の幅は0.0mmであるが、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅は3.0mmである。したがって、接合部の目地部の底面部の幅は0.0+3.0=3.0mmとなり、設計寸法である4.0mmより、1.0mm小さい。図9Cに示す例では、左側の外壁板の上実部に続く目地部の底面部の幅は0.0mmであり、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅は5.0mmである。したがって、接合部の目地部の底面部の幅は0.0+5.0=5.0mmとなり、設計寸法である4.0mmより、1.0mm大きい。図9Dに示す例では、左側の外壁板の上実部に続く目地部の底面部の幅は1.0mmであり、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅は4.0mmである。したがって、接合部の目地部の底面部の幅は1.0+4.0=5.0mmとなり、設計寸法である4.0mmより、1.0mm大きい。図9Eに示す例では、左側の外壁板の上実部に続く目地部の底面部の幅は1.0mmであるが、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅は5.0mmである。したがって、接合部の目地部の底面部の幅は1.0+5.0=6.0mmとなり、設計寸法である4.0mmより2.0mm大きい。以上より、接合部の目地部の底面部の幅は3.0mm〜6.0mmとなる。このような外壁板を建物外壁部に留め付けた場合には、目地幅が部分的に異なる不適切な施工外観を呈することとなり、外観意匠性を大きく低下させることとなる。
次に、図10を参照して凹凸意匠面を有する外壁板(セメント板)に対する従来の一般的な塗装方法について説明する。まず、ステップS1にて、下塗りを行う。具体的には、外壁板に防水性を付与するために、シーラーを外壁板の裏表面に塗布する。これは、凹凸表面に対しては、塗装下地を形成するためであり、シーラーをスプレー塗布する。平坦裏面に対しては、製品となったときの外壁裏面に防水性を付与するためであり、ローラー塗装を行う。ステップS2にて、下塗りを乾燥させる。ステップS3にて、中塗りを行う。目地部分の色の塗料を外壁板の凹凸表面にスプレー塗布する。ステップS4にて、中塗りを乾燥させる。ステップS5にて、上塗りを行う。外壁板の凸部の平坦面を所定の色の塗料によりローラー塗装を行う。
引き続き必要な場合には、ステップS6にて、化粧塗りを行う。例えば、スパッタ塗装やインクジェット塗装を行う。更にステップS7にて、上塗り(化粧塗りを含む。)を乾燥させる。続いてステップS8にて、クリア塗装を行う。ここでは、製品としての外壁板の耐候性を向上させるために、クリア塗料を外壁板の凹凸表面に対してスプレー塗布する。更にステップS9にて、クリア塗料を乾燥させる。その後、ステップS10にて、塗装された外壁板を放冷した後、検板して、梱包の後、出荷する。
ところで、ステップS6の、化粧塗りにおけるインクジェット塗装法の例として、本願出願人と同一の出願人による特許第3115136号に記載された例がある。更に、「ぼかし色柄模様」の風合を備えた意匠面を形成する方法として、本願出願人と同一の出願人による特許第2784529号に記載された例がある。
しかしながら、これらの技術は、印刷技術ではなく、あくまで塗装技術である。即ち、塗装では、予め調色された塗料が使用される。また、発現させようとする色の数だけ、塗装ヘッドを設ける必要がある。
一方、印刷分野で使用されているインクジェットプリンタでは、CMYK4色のインクを使用して、フルカラー印刷を行うことができる。そして通常、給紙方向に直交する方向に印刷ヘッドの方を往復運動させる。この方式のプリンタをシリアル式プリンタと呼ぶ。これに対して近年、同インクジェットプリンタ分野において、印刷ヘッドの方を固定し、紙の方を印刷ヘッドに向かう一定方向に走行させる方式のプリンタ(ライン式プリンタと呼ぶ。)が提案されている。
例えば、特開平3−13347号公報や特開平4−99688号公報、特開2000−318188号公報、特開2000−289233号公報などにライン式プリンタが提案されている。そこで、このような固定印刷ヘッド方式の印刷装置によって外壁板の表面を印刷することが想定される。
しかしながら、窯業系外壁板は次のような特徴を有する。(1)印刷面積が大きい。例えば、外壁板の寸法として、縦方向の寸法455mm*横方向の寸法1818mmのものが使用されている。(2)被印刷面が凹凸意匠面である。(3)被印刷物がセメント板という重量物である。(4)生産性の面から高速印刷を行う必要がある。例えば、セメント板の走行速度としては40〜60m/分程度を実現する必要がある。
特許第3115136号 特許第2784529号
先述したように、窯業系(セメント系)外壁板では、その製造方法に起因する寸法誤差の発生を回避できない。具体的には、形成された上実部や下実部の寸法誤差となって現れてくる。この結果、多数枚の外壁板を建物外壁部に留め付け施工した際に、接合部の目地部の幅が、他の目地部の幅と同一にならなくなり、外観意匠性を大きく損ない、施工不具合を招く虞がある。すなわち、従来の塗装板では、多くの場合、図10のステップS3にて説明したように、目地部は中塗り色が発現されることになるので、目地部における底面部の幅がバラつくことによって(図9参照)、目地部の見かけ上の幅もバラつくことになる。
本発明の目的は、外壁板の下実部及び上実部が寸法誤差を有する場合でも、外観上、接合部の目地部の底面部の幅が常に一定となるように、外壁板を印刷するための印刷装置及び印刷方法を提供することにある。
本発明によると、両側の傾斜面と中央の底面からなる目地部が形成された意匠面と、端部に形成された上下実部とからなる合決接合方式の建築板を印刷するための印刷装置において、上記建築板の意匠面にインクを噴射して印刷を行うための複数のノズルを有する固定の印刷ヘッドを有し、該印刷ヘッドは、上記目地部の傾斜面部を印刷するための傾斜面印刷モードと、上記目地部の底面部を印刷するための底面印刷モードと、上記目地部を除く意匠面を印刷するための意匠面印刷モードとを有し、上記印刷モードの切り替え制御を行う印刷モード切り替え制御手段を備えている。
本発明によると外壁板が寸法誤差を有する場合でも、建物外壁部に留め付け施工したとき、形成される目地部の幅が外観上一定となるので、違和感のない良好な外壁意匠を呈する外壁板を提供することができる。
図1を参照して本発明による印刷装置の概略を説明する。本例の印刷装置は、印刷ヘッド10と、被印刷物、即ち、外壁板(建築板)100を移動させるための搬送装置と、外壁板100の位置を検出するための位置検出装置20と、外壁板の接合部の目地部の底面及び傾斜面部の寸法を計測する計測装置30と、印刷モードを切り替える時点等を演算する演算装置40と、を有する。本発明による印刷装置では、印刷ヘッド10が固定され、その代わりに、被印刷物、即ち、外壁板100が移動する。印刷ヘッドは、Y(イエロー)色の印刷ヘッド11、M(マゼンタ)色の印刷ヘッド12、C(シアン)色の印刷ヘッド13及びK(ブラック)色の印刷ヘッド14の4個の印刷ヘッドを有し、これらの印刷ヘッドは、外壁板100の移動方向に沿って所定の間隔にて並んで配置されている。
図示のように、外壁板100の移動方向にx軸をとり、それに直交する方向にy軸をとる。外壁板100は、矩形を有し、長辺がx軸に沿って配置され、印刷ヘッドに向けて、x軸方向に沿って移動する。Y色による印刷が最初に行われ、次に、M色による印刷が行われ、更に、C色、K色による印刷が行われる。
本例の印刷ヘッド10は、ライン型であり、各印刷ヘッドのy方向の寸法は、外壁板100のy軸方向の寸法、即ち、幅より大きい。従って、外壁板100を、印刷ヘッド10の下に1回パスさせることによって、表面が印刷される。
位置検出装置20は、図示のように、外壁板の移動経路の両側に設けられた光信号発信器21と光信号受信器22を含むように構成されてよい。位置検出装置20は、x軸方向に沿って移動する外壁板の前端を検出すると前端検出信号を生成し、後端を検出すると後端検出信号を生成し、それを演算装置40に送信する。
図示のように、位置検出装置20が配置されたx軸上の位置を原点Oとする。原点Oから、外壁板の移動方向をx軸の正の方向とし、反対方向をx軸の負の方向とする。印刷ヘッド10の端部、即ち、Y色の印刷ヘッド11のノズルによってY色のインクが噴射される位置の座標をx1とする。位置検出装置20から印刷ヘッド10の端部までの距離、即ち、原点Oと座標x1の間の距離をL1とする。距離L1は既知である。
計測装置30は、外壁板の接合部の目地部の各部分の寸法を計測する。計測装置30は、外壁板の短辺の下実部及び上実部の寸法を計測するための第1及び第2の計測装置31、32と、外壁板の長辺の下実部及び上実部の寸法を計測するための第3及び第4の計測装置33、34とを有する。計測装置の構造はここでは詳細に説明しないが、撮像装置によって得られた画像を画像処理することにより、寸法を計測してもよく、各種の信号を照射し、その反射信号を受信することにより計測してもよい。
計測装置30は、図7に示すように、外壁板100の下実部110の上面111、目地部を形成する底面部112、及び、傾斜面部113の寸法、上実部120に続く目地部の傾斜面部123の寸法を計測する。図8Bに示すように、上実部120に続く目地部の傾斜面部123に更にそれに接続して底面部122が存在する場合には、底面部122を計測する。
演算装置40は、位置検出装置20から前端検出信号を受信すると、パルスの計測を開始するパルスカウンタを有する。パルスカウンタからのパルス計数の開始時点とパルス計数値より、外壁板の現在位置を算出する。演算装置40は、外壁板の現在位置に基いて、印刷の開始時点及び終了時点を算出する。更に、印刷モードの切替え時点を算出する。演算装置40は、これらの印刷の開始時点及び終了時点、印刷モードの切替え時点に基いて、印刷ヘッドに印刷命令を送信する。
ここで、印刷モードと印刷モードの切替えについて説明する。外壁板は、中央の模様部(意匠面)と周縁の目地部と下実部及び上実部とからなる。模様部と周縁の目地部では印刷方法が異なる。ここでは、周縁の目地部の印刷について説明する。図7に示したように、目地部は傾斜面部113、123と底面部112からなる。傾斜面部113、123と底面部112では、印刷ヘッドから印刷面までの距離が異なる。更に、傾斜面部113では、印刷ヘッドから印刷面までの距離が変化するが、底面部112では、印刷ヘッドから印刷面までの距離は一定である。そこで、傾斜面部を印刷する場合には、傾斜面部印刷モードにより印刷する。底面部を印刷する場合には、底面部印刷モードにより印刷する。傾斜面部と底面部の夫々の色と模様を変えることにより、目地部の位置が外観上はっきりと認識できるようになる。
図2を参照して、本発明によって印刷された外壁板の目地部の例を説明する。図2に示す接合部の構造は、図9の例と同様である。図2にて、底面部印刷モードによる印刷部分を符号Aにて示し、傾斜面部印刷モードによる印刷部分を符号B、Cにて示す。図2Aに示す例では、左側の外壁板の上実部に続く目地部の底面部の幅は0.0mmであり、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅は4.0mmである。したがって、接合部の目地部の底面部の幅は0.0+4.0=4.0mmとなり、設計寸法である4.0mmに等しい。この場合、符号Aにて示すように、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅の4.0mmを、底面部印刷モードにて印刷する。図2Bに示す例では、左側の外壁板の上実部に続く目地部の底面部の幅は0.0mmであるが、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅は3.0mmである。したがって、接合部の目地部の底面部の幅は0.0+3.0=3.0mmとなり、設計寸法である4.0mmより、1.0mm小さい。この場合、符号Aにて示すように、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部と更に該底面部に続く傾斜面部にかけての幅の4.0mmを、底面部印刷モードにて印刷する。図2Cに示す例では、左側の外壁板の上実部に続く目地部の底面部の幅は0.0mmであり、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅は5.0mmである。したがって、接合部の目地部の底面部の幅は1.0+5.0=6.0mmとなり、設計寸法である4.0mmより、2.0mm大きい。この場合、符号Aにて示すように、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅の4.0mmだけを、底面部印刷モードにて印刷する。図2Dに示す例では、左側の外壁板の上実部に続く目地部の底面部の幅は1.0mmであり、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅は4.0mmである。したがって、接合部の目地部の底面部の幅は1.0+4.0=5.0mmとなり、設計寸法である4.0mmより、1.0mm大きい。この場合、符号Aにて示すように、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅の4.0mmだけを、底面部印刷モードにて印刷する。図2Eに示す例では、左側の外壁板の上実部に続く目地部の底面部の幅は1.0mmであるが、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅は5.0mmである。したがって、接合部の目地部の底面部の幅は1.0+5.0=6.0mmとなり、設計寸法である4.0mmより2.0mm大きい。この場合、符号Aにて示すように、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅の4.0mmだけを、底面部印刷モードにて印刷する。以上のように、外壁板の上実部及び下実部に製造誤差があっても、必ず、符号Aにて示すように、右側の外壁板の下実部に続く目地部の底面部の幅の4.0mm、又は、底面部から傾斜面部にかけての幅の4.0mm、を底面部印刷モードにて印刷する。従って、外壁板を四方合決方式にて接合したとき、接合部には、常に、底面部印刷モードにて印刷された4.0mmの目地模様が描かれる。その結果、模様部における他の目地幅と外観的に一致させることができる。従って、施工概観において統一した外見が得られる。
図3を参照して、外壁板の印刷方法の第1の例を説明する。図3Aに示すように、本例では、下実部110を進行方向の前端に配置し、上実部120を後端に配置して印刷する。図3Aは、外壁板の前端が、位置検出装置20に到達した状態を示す。図1に示したようにY色の印刷ヘッド11のノズルアレイ11Aのx軸上の位置はx1である。ノズルアレイ11Aの位置x1から位置検出装置20までの距離、即ち、外壁板の前端までの距離をL1とする。図3Bに示すように、外壁板の前端の下実部110の上面111は印刷しない。符号aにて示すように、下実部110に続く目地部の底面部112と傾斜面部113を底面部印刷モードと傾斜面部印刷モードとでもって印刷する。
図3C〜図3Eに示すように、外壁板の前端の下実部110の上面111のx軸方向の幅をL2とし、底面部112の前縁から4.0mmの距離をLとする。即ち、L=4.0mmである。この4.0mmの幅の領域は、符号Aにて示すように、底面部印刷モードにて印刷する。この4.0mmの領域の後縁から傾斜面部の後縁までの距離をL3とし、傾斜面部印刷モードで印刷する。図3Cの例は、図2Aに相当し、下実部110に続く目地部の底面部112の幅は4.0mmであり、設計値に等しい。従って、底面部112が、底面部印刷モードにて印刷される。図3Dの例では、下実部110に続く目地部の底面部112の幅は4.0mmより大きく、図2Cの例に相当する。従って、底面部112の一部が、底面部印刷モードにて印刷される。図3Eの例では、下実部110に続く目地部の底面部112の幅は4.0mmより小さく、図2Bの例に相当する。従って、底面部から傾斜面部の一部にかけて底面部印刷モードで印刷される。
図示のように、横軸に時間軸をとる。外壁板の前端が、位置検出装置20に到達した時点を時間軸の原点Oとする。外壁板の前端がY色の印刷ヘッド11のノズルアレイ11Aの位置x1に到達する時点をt1、底面部の前縁が位置x1に到達する時点をt2、底面部の前縁から4.0mmの位置が位置x1に到達する時点をts、傾斜面部113の後縁が位置x1に到達する時点をt3、とする。
以下に、これらの時点t1、t2、ts、t3を求める。外壁板の移動速度vは既知である。原点Oからノズルアレイ11Aの位置x1までの距離L1は既知である。従って、外壁板の前端がノズルアレイ11Aの位置x1に到達する時点t1は、t1=L1/vによって求められる。同様に、底面部の前縁が位置x1に到達する時点t2は、t2=t1+L2/vによって求められる。底面部の前縁から4.0mmの位置が位置x1に到達する時点tsは、ts=t2+4.0mm/vによって求められる。下実部110に続く目地部の傾斜面部113の後縁が位置x1に到達する時点をt3は、t3=ts+L3/vによって求められる。
次に、外壁板の後端の上実部120に続く目地部の傾斜面部123の前縁がノズルアレイ11Aの位置x1に到達する時点をtm、上実部120に続く目地部の傾斜面部123の後縁が位置x1に到達する時点をtn、とする。図3Cに示すように、上実部120に続く目地部の傾斜面部に続いて底面部がない場合には、上実部120に続く目地部の傾斜面部の後縁は外壁板の後端となる。図3Dに示すように、上実部120に続く目地部の傾斜面部に続いて底面部がある場合には、底面部の後縁、即ち、外壁板の後端が位置x1に到達した時点をteとする。
同様に、これらの時点tm、tn、teを求める。外壁板の模様部の印刷領域の設計寸法Lmは既知であるが、切削加工誤差によって底面部が発生することがある。上実部120に続く目地部の傾斜面部123の寸法をLn、底面部122の寸法をLeとする。時点tmは、tm=t3+Lm/vによって求められる。時点tnは、tn=tm+Ln/vによって求められる。時点teは、te=tn+Le/vによって求められる。
次に、印刷モードの制御について説明する。外壁板の底面部112の前端がY色の印刷ヘッド11のノズルアレイ11Aの位置x1に到達する時点t2にて、底面部印刷モードにて印刷を開始する。底面部の前縁から4.0mmの位置が位置x1に到達する時点tsにて、底面部印刷モードから傾斜面部印刷モードに切り替える。下実部110に続く目地部の傾斜面部113の後縁が位置x1に到達する時点t3にて、傾斜面部印刷モードから模様部印刷モードに切り替える。
外壁板の後端の上実部120に続く目地部の傾斜面部の前縁がノズルアレイ11Aの位置x1に到達する時点tmにて、模様部印刷モードから傾斜面部印刷モードに切り替える。上実部120に続く目地部の傾斜面部の後縁が位置x1に到達する時点tnまで、傾斜面部印刷モードにて印刷する。上実部120に続く目地部の傾斜面部の後縁が外壁板の後端である場合には、そこで印刷を終了する。上実部120に続く目地部の傾斜面部に続いて底面部がある場合には、底面部の後縁、即ち、外壁板の後端が位置x1に到達する時点teまで、傾斜面部印刷モードにて印刷する。尚、傾斜面部印刷モードとしては、上昇傾斜の場合の印刷と下降傾斜の場合の印刷とを区別して制御する。
図4を参照して、外壁板の印刷方法の第2の例を説明する。図4Aに示すように、本例では、上実部120を進行方向の前端に配置し、下実部110を後端に配置して印刷する。図4Aは、外壁板の前端が、位置検出装置20に到達した状態を示す。
図4Bの参照符号bにて示すように、外壁板の前端の上実部120に続く目地部の傾斜面部123は傾斜面部印刷モードにて印刷を行う。図4Dに示すように、上実部120に続く目地部の傾斜面部123に続いて底面部122がある場合でも、寸法距離は短いのて、底面部及び傾斜面部を傾斜面部印刷モードにて印刷する。
図4Cの例は、図2Aに相当し、外壁板の後端の下実部110に続く目地部の底面部112の幅は4.0mmであり、設計値に等しい。従って、底面部112が、符号Aにて示すように、底面部印刷モードにて印刷される。図4Dの例では、下実部110に続く目地部の底面部112の幅は4.0mmより大きく、図2Cの例に相当する。従って、底面部112の一部が、底面部印刷モードにて印刷される。図4Eの例では、下実部110に続く目地部の底面部112の幅は4.0mmより小さく、図2Bの例に相当する。従って、底面部112及びそれに続く傾斜面部の一部が、底面部印刷モードにて印刷される。
図示のように、横軸に時間軸をとる。外壁板の前端が、位置検出装置20に到達した時点を時間軸の原点Oとする。外壁板の前端がY色の印刷ヘッド11のノズルアレイ11Aの位置x1に到達する時点をt1、外壁板の前端の上実部に続く目地部の傾斜面部の後縁が位置x1に到達する時点をt2、外壁板の後端の下実部に続く目地部の傾斜面部の前縁が位置x1に到達する時点をt3、底面部の後縁から4.0mmの前方の位置、即ち、底面部印刷モード開始位置が位置x1に到達する時点をts、底面部の後縁が位置x1に到達する時点をt4、とする。
以下に、これらの時点t1、t2、t3、ts、t4を求める。図4Cに示すように、外壁板の前端の上実部に続く目地部の傾斜面部の幅をK1とする。図4Dに示すように、外壁板の前端の上実部に続く目地部の傾斜面部に更に底面部がある場合には、両者の幅をK2とする。模様部の寸法をLmとする。
外壁板の前端がノズルアレイ11Aの位置x1に到達する時点t1は、t1=L1/vによって求められる。外壁板の前端の上実部に続く目地部の傾斜面部の後縁が位置x1に到達する時点t2は、t2=t1+K1/v、又は、t2=t1+K2/vによって求められる。外壁板の後端の下実部に続く目地部の傾斜面部の前縁が位置x1に到達する時点t3は、t3=t2+Lm/vによって求められる。
外壁板の後端の下実部において、傾斜面部の前縁から底面部印刷モード開始位置までの距離をL3とする。底面部印刷モードの開始点が位置x1に到達する時点tsは、ts=t3+L3/vによって求められる。底面部印刷モードの終了点、即ち、底面部の後縁が位置x1に到達する時点t4は、t4=ts+4/vによって求められる。
尚、外壁板の後端の下実部の各部が位置x1に到達する時点は、外壁板の後端が位置x1に到達する時点teから逆算して求めてもよい。
以上に説明したと同様の制御を残りの3つの印刷ヘッド12、13、14についても行う。
本例では、時間を計測するために、パルスの計測を行う。従って、上述の時点t1、t2、t3、t4、tm、tnはパルスの計数値より計算する。パルスの周期をΔtとし、パルスの計数値をpとすると、時点tは、t=p×Δtによって求められる。
以上、本発明の例を説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者に理解されよう。
図1は、本発明による印刷装置の概略を示す図である。 図2は、本発明による印刷装置により印刷する外壁板の印刷面を説明するための説明図である。 図3は、本発明による印刷装置によって、外壁板の下実部が進行方向の前端に配置され上実部が後端に配置されて印刷される場合を説明するための説明図である。 図4は、本発明による印刷装置によって、外壁板の上実部が進行方向の前端に配置され下実部が後端に配置されて印刷される場合を説明するための説明図である。 図5は、四方合決(しほうあいじゃくり)方式の接合方法を説明するための説明図である。 図6は、合決方式の外壁板の概観を説明するための説明図である。 図7は、凹凸意匠面を有する外壁板を合決方式にて接合した構造を説明するための説明図である。 図8は、凹凸意匠面を有する外壁板の製造方法を説明するための説明図である。 図9は、凹凸意匠面を有する外壁板の接合目地部分の寸法誤差を説明するための説明図である。 図10は、凹凸意匠面を有する外壁板の一般的な塗装方法を説明するための説明図である。
符号の説明
10…印刷ヘッド、20…位置検出装置、30…計測装置、40…演算装置、100…外壁板、101…表面、102…凹部、110…下実部、111…上面、112…底面部、113…傾斜面部、120…上実部、121…下面、122…底面部、123…傾斜面部。

Claims (5)

  1. 両側の傾斜面と中央の底面とからなる目地部が形成された意匠面と、端部に形成された上下実部とからなる合決接合方式の建築板を印刷するための建築板印刷装置において、
    上記建築板の意匠面にインクを噴射して印刷を行うための複数のノズルを有する固定の印刷ヘッドを有し、該印刷ヘッドは、上記目地部の傾斜面を印刷するための傾斜面印刷モードと、上記目地部の底面を印刷するための底面印刷モードと、上記目地部を除く意匠面を印刷するための意匠面印刷モードとを有し、
    上記各印刷モードの切り替え制御を行う印刷モード切り替え制御手段と、上記建築板の下実部の寸法と上記建築板の意匠面の端部に形成された目地部の寸法を計測する寸法計測手段とを備え、
    上記建築板の端部に形成された上記下実部に続く目地部を形成する底面の印刷を行うとき、上記寸法計測手段によって計測された下実部の寸法に基づいて、上記下実部と底面の境界位置より印刷を開始し、上記底面の設計寸法幅の印刷時間が経過するまで底面印刷モードにより印刷を行うことを特徴とする建築板印刷装置。
  2. 更に、上記印刷ヘッド方向に移動する上記建築板が上記印刷ヘッドの手前の所定の位置を通過する時点を検出する通過時点検出手段と、
    上記通過時点検出手段によって検出された時点から上記建築板が上記印刷ヘッドのノズル直下位置に到達するまでの時間を計時する計時手段と、
    上記計時手段によって計時された時間が経過した時点より、上記底面印刷の開始時点を求める演算手段と、を備えていることを特徴とする請求項記載の建築板印刷装置。
  3. 更に、上記建築板の意匠面が上記印刷ヘッドのノズル直下より所定の距離はなれた所定位置を通過するように上記建築板を等速走行させる搬送装置が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建築板印刷装置。
  4. 両側の傾斜面と中央の底面からなる目地部が形成された意匠面と、端部に形成された上下実部とからなる合決接合方式の建築板を印刷するための印刷方法において、
    上記建築板の下実部の寸法と上記建築板の意匠面の端部に形成された目地部の寸法を計測する寸法計測ステップと、
    上記印刷ヘッド方向に移動する上記建築板が上記印刷ヘッドの手前の所定の位置を通過する時点を検出する通過時点検出ステップと、
    上記通過時点検出手段によって検出された時点から上記建築板が上記印刷ヘッドのノズル直下位置に到達するまでの時間を計時する計時ステップと、
    上記計時ステップによって計時された時間が経過した時点より、上記底面印刷の開始時点を求める演算ステップと、を含む印刷方法。
  5. 請求項記載の印刷方法を実行するためにコンピュータにより読み取り可能なプログラム。
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