JP2007175095A - ガス炊飯器用内釜 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐熱性、耐久性に優れ、ご飯等の炊飯物を美味しく炊き上げることができるガス炊飯器用内釜を提供すること。
【解決手段】ガス炊飯器用内釜2は、ガス炊飯器本体1の内釜保持部11内に収容し、燃焼火炎Hによって直接加熱して使用するものである。内釜2は、容器形状の基材3の表面を釉薬層4によって被覆してなり、基材3及び釉薬層4は、いずれもセラミックス材料からなる。基材3は、熱膨張係数が1.0×10-6/℃〜3.0×10-6/℃であると共に吸水率が2.0〜8.0%である。釉薬層4は、熱膨張係数が2.0×10-6/℃〜5.0×10-6/℃である。内釜2の内周面21における釉薬層4の表面には、炊飯目安となる凸状目盛り5が設けてあり、凸状目盛り5は、ガラス材料と無機顔料との混合物を焼き付けてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、炊飯器本体の内釜保持部内に収容するガス炊飯器用内釜に関する。
現在普及している家庭用又は業務用の電気式炊飯器又はガス炊飯器等は、一般に米と水とを入れて加熱する内釜を備えている。内釜は、ほとんどが鉄又はアルミ合金等の金属で作られており、その表面は、焦げ付き防止や汚れを落とし易くする目的で、フッ素樹脂加工が施されていることが多い。
しかし、フッ素樹脂加工によって形成したフッ素被膜は、炊飯の繰り返しや洗浄の繰り返しにより傷ついてしまう。また、長期間でみるとフッ素被膜が剥がれるおそれがあり、この場合には、剥がれたフッ素被膜が炊飯物に混ざったり、焦げ付きが容易に発生してしまうおそれがある。
一方最近、おいしいものを食したい高級本物志向から、セラミックスで作製された内釜が使われ始めている。この内釜はセラミックスで作られているので、従来の金属製の釜よりも保温性に優れており、加熱されたセラミックスが出す遠赤外線の効果により、炊飯物を美味しく炊き上げることができると考えられる。
セラミックス製の内釜を用いた炊飯器としては、例えば、特許文献1に開示された誘導加熱式炊飯器がある。この誘導加熱式炊飯器においては、内鍋をセラミックスから作製し、内鍋において加熱手段に対向する部位をセラミックスと金属との多層構造から形成し、この金属に温度センサを当接させている。
また、特許文献2には、加熱される鉄等の金属製の外釜と、この外釜に出し入れ自在な多孔質の素焼き製内釜とから構成したおひつ釜が開示されている。このおひつ釜においては、素焼き製内釜を用いることにより、外釜からフッ素樹脂等の内面被覆が剥がれたときでも、この剥がれた内面被覆がご飯に混ざらないようにしている。また、このおひつ釜においては、既存のおひつ釜を流用し、既存のおひつ釜に素焼き製内釜を配置して使用することも考慮されている。
しかしながら、ガス燃料を用いて炊飯を行うガス炊飯器に、セラミックス製の内釜を適用する際には、内釜を構成するセラミックス材料の物性が重要である。すなわち、ガス炊飯器においては、内釜が燃焼火炎によって直接加熱されることになるため、ご飯等の炊飯物を美味しく炊き上げるためには、内釜が燃焼火炎と接触することによって炊飯物が受ける影響を考慮する必要がある。なお、特許文献2のおひつ釜においては、素焼き製内釜は、燃焼火炎によって直接加熱されない。
また、セラミックス製の内釜の耐久性を向上させるためには、セラミックスの基材の表面に適切な物性の釉薬を施すことが必要である。
特開2005−304709号公報 特開平9−56580号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、耐熱性、耐久性に優れ、ご飯等の炊飯物を美味しく炊き上げることができるガス炊飯器用内釜を提供しようとするものである。
本発明は、ガス炊飯器本体の内釜保持部内に収容し、燃焼火炎によって直接加熱されるガス炊飯器用内釜において、
該内釜は、容器形状の基材の表面を釉薬層によって被覆してなり、該基材及び該釉薬層は、いずれもセラミックス材料からなり、
上記基材は、熱膨張係数が1.0×10-6/℃〜3.0×10-6/℃であると共に吸水率が2.0〜8.0%であり、
上記釉薬層は、熱膨張係数が2.0×10-6/℃〜5.0×10-6/℃であり、
上記内釜の内周面における上記釉薬層の表面には、炊飯目安となる凸状目盛りが設けてあり、該凸状目盛りは、ガラス材料と無機顔料との混合物を焼き付けてなることを特徴とするガス炊飯器用内釜にある(請求項1)。
本発明のガス炊飯器用内釜は、ガス燃料を用いて炊飯を行うガス炊飯器に用いるものであり、セラミックス材料からなる基材の表面をセラミックス材料からなる釉薬層によって被覆してなる。
そして、本発明の内釜は、基材及び釉薬層の両方をセラミックス材料から構成したことにより、耐熱性に優れている。また、耐熱性に優れていることにより、内釜に燃焼火炎を直接接触させて炊飯を行うことができる。これにより、ご飯等の炊飯物を美味しく炊き上げることができる。
また、本発明の内釜は、基材及び釉薬層がいずれもセラミックス材料からなることにより、基材に対して釉薬層が剥がれ難く、耐久性に優れている。また、本発明の内釜は、金属性の内釜に比べて保温性にも優れている。
また、炊飯目安となる凸状目盛りを、ガラス材料と無機顔料との混合物を焼き付けて形成したことによって、釉薬層に対して剥がれ難くすることができる。
さらに、上記基材の熱膨張係数が1.0×10-6/℃〜3.0×10-6/℃であり、上記釉薬層の熱膨張係数が2.0×10-6/℃〜5.0×10-6/℃であることにより、基材の表面にセラミックス材料を塗布し焼成して釉薬層を形成したときに、この釉薬層に亀裂や破損等の損傷が発生し難くすることができる。また、上記内釜によって炊飯を行う際にも、釉薬層に損傷が発生し難くすることができる。
また、上記基材の吸水率が2.0〜8.0%であることにより、炊飯を行う前には適度に水分を吸収できると共に、炊飯を行う際には、適切に水分を放出することができる。これにより、ご飯等の炊飯物を美味しく炊き上げることができる。
なお、上記吸水率とは、基材の水分の吸収し易さを示す尺度のことをいい、基材に水分を飽和状態まで吸収させたときの飽和質量をA、基材に水分の吸収がないときの乾燥質量をBとしたとき、(A−B)/B×100%で示される値のことをいう。
それ故、本発明のガス炊飯器用内釜によれば、耐熱性、耐久性に優れ、ご飯等の炊飯物を美味しく炊き上げることができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記基材の熱膨張係数が1.0×10-6/℃未満である場合には、基材の表面に釉薬層を焼成した後に、基材と釉薬層との熱膨張差によって、釉薬層に亀裂が入り、この釉薬層が剥離するおそれがある。一方、上記基材の熱膨張係数が3.0×10-6/℃を超える場合には、内釜として使用する際に急冷されたとき、基材に亀裂や破損等が発生するおそれがある。
また、上記基材の吸水率が2.0%未満である場合には、内釜として使用する際に、基材が水分を含んだまま急加熱されたときに、この基材に水分の気化膨張による亀裂や破損等が発生するおそれがある。一方、上記基材の吸水率が8.0%を超える場合には、基材の強度が劣化し、基材に衝撃等による亀裂や破損等が発生するおそれがある。
上記釉薬層の熱膨張係数が2.0×10-6/℃未満である場合には、釉薬層の表面の光沢、平滑性等が悪化するおそれがある。一方、上記釉薬層の熱膨張係数が5.0×10-6/℃を超える場合には、基材の表面に釉薬層を焼成した後に、基材と釉薬層との熱膨張差によって、釉薬層に亀裂が入り、この釉薬層が剥離するおそれがある。
上記無機顔料としては、例えば、黒(Cr−Fe、Co−Mn−Cr−Fe、Co−Ni−Cr−Fe、Co−Ni−Cr−Fe−Mn等)、グレー(Sn−Sb、Sn−Sb−V等)、黄(Sn−V、Zr−V、Zr−Si−Pr、Ti−Cr−Sb、Zr−Si−Cd−S、CdS等)、茶(Zn−Al−Cr−Fe、Zn−Mn−Al−Cr−Fe等)、緑(Ca−Cr−Si、Cr−Al、Co−Zn−Al−Cr、Zr−Si−Pr−V等)、青(Co−Al−Zn、Co−Al、Co−Si、Zr−Si−V等)、ピンク(Mn−Al、Ca−Sn−Si−Cr、Sn−Cr、Zr−Si−Fe等)、赤(Zr−Si−Cd−Se−S、Cd−Se−S等)があり、これらは所望の色を得るように任意の割合で混合することができる。
また、上記内釜は、その上端開口部に、セラミックス材料からなる上蓋を配置するよう構成してあり、上記炊飯器本体から取り出した際に、おひつ釜としての機能を備えていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記内釜は、ガス炊飯器本体から取り出したときには、上端開口部に上記上蓋を配置して、おひつ釜として使用することができる。そして、この際には、内釜及び上蓋の両方がセラミックス材料から構成してあることにより、内釜を保温性に優れたおひつ釜として使用することができる。
また、上記基材を構成するセラミックス材料は、β−スポジューメン、β−ユークリプタイト及びコーディエライトのうちの1種又は2種以上と、ムライト及び石英とを含有してなり、上記釉薬層を構成するセラミックス材料は、β−スポジューメン、β−ユークリプタイト及びコーディエライトのうちの1種又は2種以上と、ムライト、石英、硼素系ガラス及び無機顔料とを含有してなることが好ましい(請求項3)。
この場合には、各セラミックス材料の組成が適切であり、上記優れた作用効果を有するガス炊飯器用内釜を容易に構成することができる。
また、上記上蓋を構成するセラミックス材料は、β−スポジューメン、β−ユークリプタイト、コーディエライト、ムライト、石英のうちの1種又は2種以上を含有して構成することができる。また、上蓋の表面は、釉薬層によって被覆することが好ましい。この釉薬層は、β−スポジューメン、β−ユークリプタイト、コーディエライト、ムライト、石英のうちの1種又は2種以上と、硼素系ガラス及び無機顔料とを含有するセラミックス材料から構成することができる。
以下に、本発明のガス炊飯器用内釜にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例のガス炊飯器用内釜2は、図1、図2に示すごとく、ガス炊飯器本体1の内釜保持部11内に収容し、燃焼火炎Hによって直接加熱して使用するものである。この内釜2は、容器形状の基材3の表面を釉薬層4によって被覆してなり、基材3及び釉薬層4は、いずれもセラミックス材料からなる。
図3に示すごとく、上記基材3は、熱膨張係数が1.0×10-6/℃〜3.0×10-6/℃であると共に吸水率が2.0〜8.0%である。また、上記釉薬層4は、熱膨張係数が2.0×10-6/℃〜5.0×10-6/℃である。また、内釜2の内周面21における釉薬層4の表面には、炊飯目安となる凸状目盛り5が設けてあり、この凸状目盛り5は、ガラス材料と無機顔料との混合物を焼き付けてなる。
以下に、本例のガス炊飯器用内釜2につき、図1〜図3と共に詳説する。
図1に示すごとく、本例のガス炊飯器本体1は、その底部31に、ガス燃料Fを用いて燃焼を行うバーナー12を配設してなる。そして、ガス炊飯器の内釜保持部11内に上記内釜2を収容して炊飯を行うときには、バーナー12による燃焼火炎Hが内釜2の底部31に接触することにより、この内釜2を加熱することができる。
なお、ガス炊飯器本体1は、炊飯後の炊飯物の保温を行うための保温手段を備えることができる。この保温手段としては、電気式の加熱ヒータ等を用いることができる。
また、ガス炊飯器本体1には、炊飯、保温の制御を行うための操作スイッチを備えた操作パネル13が設けてある。
図2に示すごとく、上記基材3は、底部31と、この底部31の外周端部から環状に立設した側壁部32とによって形成されている。
上記内釜2の底部31の下面には、下方へ突出形成した突出部311が形成してある。上記釉薬層4は、基材3の表面において突出部311の下面312以外の全面に被覆してある。そして、セラミックス材料からなる基材3は、突出部311の下面312から水分を吸い上げ、突出部311の下面から水分を放出することができる。
また、同図に示すごとく、本例の内釜2の上端開口部30(側壁部32の上方端部)には、径方向へ突出した鍔部33が形成してあり、この鍔部33の内側には、セラミックス材料からなる上蓋35を配置する凹部331が形成してある。そして、本例の内釜2は、ガス炊飯器本体1から取り出したときには、上記凹部331に上蓋35を配置して、おひつ釜として使用することができる。この際に、内釜2及び上蓋35の両方がセラミックス材料から構成してあることにより、内釜2を保温性に優れたおひつ釜として使用することができる。
また、上記基材3を構成するセラミックス材料(基材用セラミックス材料)は、低膨張素地を形成するためのβ−スポジューメン、β−ユークリプタイト、コーディエライト等のセラミックス成分と、ムライト及び石英とを含有してなる。
また、上記釉薬層4を構成するセラミックス材料(釉薬用セラミックス材料)は、低膨張素地を形成するためのβ−スポジューメン、β−ユークリプタイト、コーディエライト等のセラミックス成分と、ムライト及び石英と、焼成後の釉薬層4における表面の平滑性を保つための硼素系ガラスと、着色用の無機顔料とを含有してなる。
基材3を構成するセラミックス材料は、1.0×10-6/℃〜3.0×10-6/℃の熱膨張係数の基材3を形成するために、上記セラミックス成分を作り出すためのペタライトを約40%含有してなる。そして、本例の基材3の熱膨張係数は1.9×10-6/℃となり、基材3の吸水率は、5.0%となった。
また、釉薬層4を構成するセラミックス材料は、2.0×10-6/℃〜5.0×10-6/℃の熱膨張係数の釉薬層4を形成するために、上記セラミックス成分を作り出すためのペタライトを約20%含有してなる。そして、本例の基材3の熱膨張係数は3.5×10-6/℃となった。
また、基材3は、上記基材用セラミックス材料を、1000〜1200℃で焼成して形成した。釉薬層4は、基材3の表面に上記釉薬用セラミックス材料を塗布し、1100〜1300℃で焼成して形成した。釉薬層4は、100〜300μmの厚みに形成した。
また、上記凸状目盛り5は、熱膨張係数が4.5×10-6/℃〜7.0×10-6/℃であるガラス材料と無機顔料との混合物を、上記釉薬層4の表面に焼き付けることにより形成した。
より具体的には、凸状目盛り5は、ガラス材料から文字、図形等の装飾図柄を形成した転写用シートを形成し、次いで、この転写用シートをいわゆる転写技法によって釉薬層4の表面に貼り付け、その後、750〜1000℃の温度で焼成して形成した。また、凸状目盛り5は、釉薬層4の表面に対して5〜100μmの突出高さで形成した。
本例のガス炊飯器用内釜2は、ガス燃料Fを用いて炊飯を行うガス炊飯器に用いるものであり、セラミックス材料からなる基材3の表面をセラミックス材料からなる釉薬層4によって被覆してなる。
そして、本例の内釜2は、基材3及び釉薬層4の両方をセラミックス材料から構成したことにより、耐熱性に優れている。また、耐熱性に優れていることにより、内釜2に燃焼火炎Hを直接接触させて炊飯を行うことができる。これにより、ご飯等の炊飯物を美味しく炊き上げることができる。
また、本例の内釜2は、基材3及び釉薬層4がいずれもセラミックス材料からなることにより、基材3に対して釉薬層4が剥がれ難く、耐久性に優れている。また、本例の内釜2は、金属性の内釜2に比べて保温性にも優れている。また、基材3の表面を釉薬層4によって被覆したことにより、内釜2に汚れが付着することを防止し、かつ内釜2内に入れた水が、内釜2の内周面21から基材3の内部に浸透することを防止することができる。
また、炊飯目安となる凸状目盛り5を、ガラス材料及び無機顔料を焼き付けて形成したことによって、釉薬層4に対して剥がれ難くすることができる。
さらに、基材3の熱膨張係数が1.0×10-6/℃〜3.0×10-6/℃であり、釉薬層4の熱膨張係数が2.0×10-6/℃〜5.0×10-6/℃であることにより、基材3の表面にセラミックス材料を塗布し焼成して釉薬層4を形成したときに、この釉薬層4に亀裂や破損等の損傷が発生し難くすることができる。また、上記内釜2によって炊飯を行う際にも、釉薬層4に損傷が発生し難くすることができる。
また、基材3の吸水率が2.0〜8.0%であることにより、炊飯を行う前には適度に水分を吸収できると共に、炊飯を行う際には、適切に水分を放出することができる。これにより、ご飯等の炊飯物を美味しく炊き上げることができる。なお、基材3の吸水率は、基材3を構成するセラミックス材料中に形成された気孔等の割合によって変化する。
それ故、本例のガス炊飯器用内釜2によれば、耐熱性、耐久性に優れ、ご飯等の炊飯物を美味しく炊き上げることができる。
実施例における、ガス炊飯器本体の内釜保持部内に収容したガス炊飯器用内釜を示す説明図。 実施例における、ガス炊飯器用内釜を示す断面図。 実施例における、基材の表面に釉薬層を設け、釉薬層の表面に凸状目盛りを設けた状態を示す断面図。
符号の説明
1 ガス炊飯器本体
11 内釜保持部
2 ガス炊飯器用内釜
21 内周面
3 基材
35 上蓋
4 釉薬層
5 凸状目盛り

Claims (3)

  1. ガス炊飯器本体の内釜保持部内に収容し、燃焼火炎によって直接加熱されるガス炊飯器用内釜において、
    該内釜は、容器形状の基材の表面を釉薬層によって被覆してなり、該基材及び該釉薬層は、いずれもセラミックス材料からなり、
    上記基材は、熱膨張係数が1.0×10-6/℃〜3.0×10-6/℃であると共に吸水率が2.0〜8.0%であり、
    上記釉薬層は、熱膨張係数が2.0×10-6/℃〜5.0×10-6/℃であり、
    上記内釜の内周面における上記釉薬層の表面には、炊飯目安となる凸状目盛りが設けてあり、該凸状目盛りは、ガラス材料と無機顔料との混合物を焼き付けてなることを特徴とするガス炊飯器用内釜。
  2. 請求項1において、上記内釜は、その上端開口部に、セラミックス材料からなる上蓋を配置するよう構成してあり、上記炊飯器本体から取り出した際に、おひつ釜としての機能を備えていることを特徴とするガス炊飯器用内釜。
  3. 請求項1又は2において、上記基材を構成するセラミックス材料は、β−スポジューメン、β−ユークリプタイト及びコーディエライトのうちの1種又は2種以上と、ムライト及び石英とを含有してなり、
    上記釉薬層を構成するセラミックス材料は、β−スポジューメン、β−ユークリプタイト及びコーディエライトのうちの1種又は2種以上と、ムライト、石英、硼素系ガラス及び無機顔料とを含有してなることを特徴とするガス炊飯器用内釜。
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