JP2007174886A - 電磁アクチュエータ、電磁アクチュエータの一部を製造する方法、電磁アクチュエータを備えたリソグラフィ装置 - Google Patents

電磁アクチュエータ、電磁アクチュエータの一部を製造する方法、電磁アクチュエータを備えたリソグラフィ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アクチュエータの永久磁石構造体の温度変化を低減させる冷却構造体を有する高性能の電磁アクチュエータを提供すること。
【解決手段】リソグラフィ装置は、パターニングデバイスを支持するように構成されたパターニング支持体と、基板を支持するように構成された基板支持体とを有する。パターニング支持体と基板支持体のうちの少なくとも一方が、電磁アクチュエータによって動かされる。アクチュエータは、互いに相対的に移動可能である第1部分と第2部分とを有する。第1部分はコイル構造体を有し、第2部分は、コイル構造体と相互作用する複数の永久磁石を含む。第2部分には、永久磁石に隣接して配された冷却構造体が設けられている。冷却ダクトは、隣接する永久磁石間か、またはコイル構造体に面した永久磁石の一方の面上に配される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電磁アクチュエータ、電磁アクチュエータの一部を製造する方法、電磁アクチュエータを備えたリソグラフィ装置に関する。
リソグラフィ装置は、所望のパターンを基板上、通常、基板のターゲット部分上に付ける機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造において用いられ得る。その場合、ICの個々の層上に形成される回路パターンを生成するために、マスクまたはレチクルと呼ばれるパターニングデバイス(patterning device)が用いられ得る。このパターンは、基板(例えば、シリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば、ダイの一部、または1つ以上のダイを含む)に転写され得る。パターンの転写は通常、基板上に設けられた放射線感応性材料(レジスト)層上での結像を介してなされる。一般には、単一の基板が、連続的にパターニングされる隣接したターゲット部分のネットワーク(network)を含んでいる。公知のリソグラフィ装置としては、ターゲット部分上にパターン全体を一度に露光することにより各ターゲット部分を照射するいわゆるステッパ、およびある特定の方向(「スキャン」方向)の照射ビームによってパターンをスキャンすると同時にこの方向に平行または逆平行に基板をスキャンすることにより各ターゲット部分を照射するいわゆるスキャナが含まれる。パターンを基板上にインプリントすることにより、パターニングデバイスから基板にパターンを転写することも可能である。
例えばパターニングデバイスまたは基板(但しこれらに限定されない)などの、リソグラフィ装置中で使用される可動部分は、処理の間、それぞれの可動支持体上に保持される。この支持体は、適切なアクチュエータを用いて、1以上の自由度で動かされる。従来、このようなアクチュエータは、互いに相対的に移動可能である第1部分と第2部分とを有する電磁式のものであり、第1部分は少なくとも1つの電気コイルを含み、第2部分は、少なくとも1つのコイルと相互作用する少なくとも1つの永久磁石を含む。第1部分または第2部分のいずれか一方を可動支持体に結合してもよい。アクチュエータは、鉄を含まないアクチュエータでも、鉄芯のアクチュエータでもよい。この場合、「鉄」という語は磁化可能な材料を表す。
従来、アクチュエータの電気コイルの冷却は、中に冷却流路が形成された(例えばサンドイッチ構造などのように)熱伝導材料からなる薄板状の冷却構造体によって行われてきた。気体または液体などの冷却媒体が、この流路を通って流れるようになされている。冷却構造体は、コイル上に、特に少なくとも1つの永久磁石に面したコイルの面上に置かれ、かつコイルに連結されて、コイル中に発生した熱を取り除き、その熱が永久磁石に達することを防ぐものである。永久磁石が加熱されると、磁化の損失をもたらす可能性があり、さらには回復不能な磁化の損失をもたらす可能性もあり、これは避けなければならない。
しかし、アクチュエータを小型化し、かつアクチュエータにより強い力を発生させるように、前記少なくとも1つのコイルの電気負荷を増加するという傾向がある。増加された電気負荷は、前記少なくとも1つのコイル中に発生する熱を増加させる。冷却構造体も、アクチュエータと同様に小型化したに違いない。コイル上に置かれたこのような冷却構造体は、前記少なくとも1つの永久磁石を実質的に熱負荷がない状態に維持するように、効果的に熱を取り除くためには十分ではない。実際のところ、さらなる手段を講じることなしには、前記少なくとも1つの永久磁石は、放射と対流によって加熱されてしまい(アクチュエータの第1部分と第2部分との間の空隙に存在する空気を介して)、アクチュエータの性能を変化または低下させてしまうことになるだろう。これは望ましくないことである。
アクチュエータの永久磁石構造体の温度変化を低減させる冷却構造体を有する高性能の電磁アクチュエータを提供することが望ましい。
本発明の一実施形態において、互いに相対的に移動可能である第1部分と第2部分とを備え、前記第1部分は少なくとも1つのコイルを有し、前記第2部分は、前記少なくとも1つのコイルと相互作用する多数の永久磁石を有しており、前記第2部分には、前記永久磁石に隣接して配された冷却構造体が設けられている、電磁アクチュエータが提供される。
本発明の他の実施形態において、パターニングデバイスを支持するように構成されたパターニング支持体と、基板を支持するように構成された基板支持体とを備え、前記パターニング支持体と前記基板支持体のうち少なくとも一方が電磁アクチュエータによって動かされ、前記アクチュエータは、互いに相対的に移動可能である第1部分と第2部分とを備えており、前記第1部分は少なくとも1つのコイルを有し、前記第2部分は前記少なくとも1つのコイルと相互作用する多数の永久磁石を有しており、前記第2部分には、前記永久磁石に隣接して配された冷却構造体が設けられている、リソグラフィ装置が提供される。
本発明のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の概略図を参照して以下に説明する。これらの図面において、同じ参照符号は、対応する部分を示す。
図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を概略的に示す。リソグラフィ装置は、放射線ビームB(たとえば紫外線(UV)またはその他の適切な放射線)を調整するように構成された照明システム(イルミネータ)ILと、パターニングデバイス(たとえばマスク)MAを支持するように構成され、かつ特定のパラメータに従ってパターニングデバイスを正確に位置付けることができるように構成された第1位置決め装置PMに連結されている、マスク支持構造体(たとえばマスクテーブル)MTとを備える。また、リソグラフィ装置は、基板(たとえばレジスト塗布ウェーハ)Wを保持するように構成され、かつ特定のパラメータに従って基板を正確に位置付けることができるように構成された第2位置決め装置PWに連結されている、基板テーブル(たとえばウェーハテーブル)WTすなわち「基板支持体」も含む。さらにリソグラフィ装置は、パターニングデバイスMAによって放射線ビームBに付けられたパターンを基板Wのターゲット部分C(たとえば1つ以上のダイを含む)上に投影するように構成されている、投影システム(たとえば屈折投影レンズシステム)PSを含む。第1および/または第2位置決め装置は、本発明にかかる1つ以上の電磁アクチュエータを含んでもよい。
照明システムとしては、放射線を誘導し、形成し、あるいは制御するために、屈折型、反射型、磁気型、電磁型、静電型、またはその他の型の光学コンポーネント、あるいはそれらのあらゆる組合せなどのさまざまな型の光学コンポーネントを含むことができる。
マスク支持構造体は、パターニングデバイスの重量を支持するもの、すなわち支えるものである。マスク支持構造体は、パターニングデバイスの配向、リソグラフィ装置の設計、および、パターニングデバイスが真空環境内で保持されているかいないかなどといった他の条件に応じた態様で、パターニングデバイスを保持する。マスク支持構造体は、機械式、真空式、静電式またはその他のクランプ技術を使って、パターニングデバイスを保持することができる。マスク支持構造体は、たとえば、必要に応じて固定または可動式にすることができる架台またはテーブルであってもよい。マスク支持構造体は、パターニングデバイスを、たとえば、投影システムに対して所望の位置に確実に置くことができる。 本明細書において使われる「レチクル」または「マスク」という用語はすべて、より一般的な「パターニングデバイス」という用語と同義であると考えるとよい。
本明細書において使われる「パターニングデバイス」という用語は、基板のターゲット部分内にパターンを作り出すように放射線ビームの断面にパターンを付けるために使うことができるあらゆるデバイスを指していると広く解釈されるべきである。なお、放射線ビームに付けたパターンは、たとえば、そのパターンが位相シフト特性(phase-shifting features)またはいわゆるアシスト特性(assist features)を含む場合、基板のターゲット部分内の任意のパターンに正確に一致しない場合もある。通常、放射線ビームに付けたパターンは、集積回路などの、ターゲット部分内に作り出されるデバイス内の特定機能層に対応することになる。
パターニングデバイスは、透過型であっても、反射型であってもよい。パターニングデバイスの例としては、マスク、プログラマブルミラーアレイ、およびプログラマブルLCDパネルが含まれる。マスクは、リソグラフィィでは公知であり、バイナリ、alternating位相シフト、および減衰型位相シフトなどのマスク型、ならびに種々のハイブリッドマスク型を含む。プログラマブルミラーアレイの一例では、小型ミラーのマトリックス配列が用いられており、各小型ミラーは、入射する放射線ビームがさまざまな方向に反射するように、個別に傾斜させることができる。傾斜されたミラーは、ミラーマトリックスによって反射される放射線ビームにパターンを付ける。
本明細書において使われる「投影システム」という用語は、使われている露光放射線にとって、あるいは浸液の使用または真空の使用といった他の要因にとって適切な屈折型、反射型、反射屈折型、磁気型、電磁型、および静電型光学システム、またはそれらのあらゆる組合せを含むあらゆる型の投影システムを包含していると広く解釈されるべきである。本明細書において使われる「投影レンズ」という用語はすべて、より一般的な「投影システム」という用語と同義であると考えるとよい。
本明細書に示されているとおり、リソグラフィ装置は、透過型のもの(たとえば、透過型マスクを採用しているもの)である。また、リソグラフィ装置は、反射型のもの(たとえば、前述の型のプログラマブルミラーアレイを採用しているもの、または反射型マスクを採用しているもの)であってもよい。
リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブルすなわち「基板支持体」(および/または2つ以上のマスクテーブルすなわち「マスク支持体」)を有する型のものであってもよい。そのような「マルチステージ」機構においては、追加のテーブルすなわち支持体は並行して使うことができ、または予備工程を1つ以上のテーブルすなわち支持体上で実行しつつ、別の1つ以上のテーブルすなわち支持体を露光用に使うこともできる。
また、リソグラフィ装置は、投影システムと基板との間の空間を満たすような比較的高屈折率を有する液体、たとえば、水によって基板の少なくとも一部を覆うことができる型のものであってもよい。さらに、リソグラフィ装置内の、たとえば、マスクと投影システムとの間の別の空間に浸液を加えてもよい。液浸技術は、投影システムの開口数を増加させるために用いることができる。本明細書において使われている「液浸」という用語は、基板のような構造物を液体内に沈めなければならないという意味ではなく、どちらかといえば、露光中、投影システムと基板との間に液体があるという意味でしかない。
図1を参照すると、イルミネータILは、放射線源SOから放射線を受ける。たとえば、放射線源がエキシマレーザである場合、放射線源とリソグラフィ装置は、別個の構成要素であってもよい。そのような場合には、放射線源は、リソグラフィ装置の一部を形成しているとはみなされず、また、放射線ビームは、放射線源SOからイルミネータILへ、たとえば、適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを含むビームデリバリシステムBDを使って送られる。その他の場合においては、たとえば、放射線源が水銀灯である場合、放射線源は、リソグラフィ装置の一体型部品とすることもできる。放射線源SOおよびイルミネータILは、必要ならばビームデリバリシステムBDとともに、放射線システムと呼んでもよい。
イルミネータILは、放射線ビームの角度強度分布を調節するように構成されたアジャスタADを含むことができる。一般に、イルミネータの瞳面内の強度分布の少なくとも外側および/または内側径方向範囲(通常、それぞれσ-outerおよびσ-innerと呼ばれる)を調節することができる。さらに、イルミネータILは、インテグレータINおよびコンデンサCOといったさまざまな他の構成要素を含むことができる。イルミネータを使って放射線ビームを調整すれば、放射線ビームの断面に所望の均一性および強度分布をもたせることができる。
放射線ビームBは、マスク支持構造体(たとえば、マスクテーブルMT)上に保持されているパターニングデバイス(たとえば、マスクMA)上に入射して、パターニングデバイスによってパターン形成される。マスクMAを通り抜けた後、放射線ビームBは、投影システムPSを通過し、投影システムPSは、基板Wのターゲット部分C上にビームの焦点をあわせる。第2位置決め装置PWおよび位置センサIF(たとえば、干渉装置、リニアエンコーダ、または容量センサ)を使って、たとえば、さまざまなターゲット部分Cを放射線ビームBの経路内に位置付けるように、基板テーブルWTを正確に動かすことができる。同様に、第1位置決め装置PMおよび別の位置センサ(図1では明確に示されていない)を使い、たとえば、マスクライブラリからマスクを機械的に取り出した後またはスキャン中に、マスクMAを放射線ビームBの経路に対して正確に位置付けることもできる。通常、マスクテーブルMTの移動は、第1位置決め装置PMの一部を形成するロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)を使って達成することができる。同様に、基板テーブルWTすなわち「基板支持体」の移動も、第2位置決め装置PWの一部を形成するロングストロークモジュールおよびショートストロークモジュールを使って達成することができる。ステッパの場合は(スキャナとは対照的に)、マスクテーブルMTは、ショートストロークアクチュエータのみに連結されてもよく、または固定されてもよい。マスクMAおよび基板Wは、マスクアライメントマークM1およびM2と、基板アライメントマークP1およびP2とを使って、位置合わせされてもよい。例示では基板アライメントマークが専用ターゲット部分を占めているが、基板アライメントマークをターゲット部分とターゲット部分との間の空間内に置くこともできる(これらは、けがき線アライメントマーク(scribe-lane alignment marks)として公知である)。同様に、複数のダイがマスクMA上に設けられている場合、マスクアライメントマークは、ダイとダイの間に置かれてもよい。
第1位置決め装置PMおよび第2位置決め装置PWは、以下の詳細な例示である実施形態において開示されているように、本発明の実施形態にかかる1つ以上のアクチュエータを含むことができる。
例示の装置は、以下のモードの少なくとも1つで使うことができると考えられる。
ステップモードにおいては、マスクテーブルMTすなわち「マスク支持体」および基板テーブルWTすなわち「基板支持体」を基本的に静止状態に保ちつつ、放射線ビームに付けられたパターン全体を一度に(すなわち、単一静止露光)ターゲット部分C上に投影する。基板テーブルWTすなわち「基板支持体」は、つぎにXおよび/またはY方向に移動され、それによって別のターゲット部分Cが露光されることが可能になる。ステップモードにおいては、露光領域の最大サイズよって、単一静止露光時に投影されるターゲット部分Cのサイズが限定される。
スキャンモードにおいては、マスクテーブルMTすなわち「マスク支持体」および基板テーブルWTすなわち「基板支持体」を同期的にスキャンする一方で、放射線ビームに付けられたパターンをターゲット部分C上に投影する(すなわち、単一動的露光)。マスクテーブルMTすなわち「マスク支持体」に対する基板テーブルWTすなわち「基板支持体」の速度および方向は、投影システムPSの(縮小)拡大率および画像反転特性によって決めるとよい。スキャンモードにおいては、露光領域の最大サイズよって、単一動的露光時のターゲット部分の幅(非スキャン方向)が限定される一方、スキャン動作の長さによって、ターゲット部分の高さ(スキャン方向)が決まる。
別のモードにおいては、プログラマブルパターニングデバイスを保持しつつ、マスクテーブルMTすなわち「マスク支持体」を基本的に静止状態に保ち、また基板テーブルWTすなわち「基板支持体」を動かし、すなわちスキャンする一方で、放射線ビームに付けられているパターンをターゲット部分C上に投影する。このモードにおいては、通常、パルス放射線源が採用されており、さらにプログラマブルパターニングデバイスは、基板テーブルWTすなわち「基板支持体」の移動後ごとに、またはスキャン中の連続する放射線パルスと放射線パルスとの間に、必要に応じて更新される。この動作モードは、前述の型のプログラマブルミラーアレイといったプログラマブルパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。
上述の使用モードの組合せおよび/または変形物、あるいは完全に異なる使用モードもまた採用可能である。
図2Aは、コイル構造体20を有する従来のアクチュエータを示している。このコイル構造体20は、望ましい磁界が生じるようにコイル構造体20に通電するための電源(図示されていない)に連結可能な1つ以上の電気コイルを含むことができる。コイル構造体20は、コイル構造体20によって発生される磁束を誘導するように、磁化可能材料から作られた構造体を含むことができる。コイル構造体20は、空隙などの隙間を隔てて、磁化可能材料からなるキャリア22上に互いに空間をあけて取り付けられた複数の永久磁石21の列に面している。所定の方法でコイル構造体20に通電することにより、コイル構造体20と永久磁石21は互いに相対的な所定位置を取るか、または両矢印23で示される方向のいずれか一方に互いに相対的に移動することになる。一般に、コイル構造体20またはキャリア22のいずれか一方を固定して配することができ、コイル構造体20またはキャリア22のもう一方が移動可能となる。図2Aに示される実施形態では、コイル構造体20はキャリア22に対して相対的に移動することができる。隣接する永久磁石21と永久磁石21との間の空間には、プラスチックまたは樹脂材料のような磁化不能材料を充填してもよい。磁化可能材料からなる構造を備えたコイル構造体20の場合、コイル構造体20と永久磁石21との間の隙間は、可能な限り狭くすべきである。通電時にコイル構造体20が発生する熱は、永久磁石21を加熱する可能性があり、よってアクチュエータの作動特性を変えてしまう。
図2Bは、コイル構造体20またはキャリア22の移動の方向23と90度異なる角度で永久磁石21を配することによって、アクチュエータの作動中の力リップル(force ripple)を減らすことができる様子を示している。
図3Aおよび図3Bは、コイル構造体30と、互いに空間をあけて配した複数の永久磁石31の列と、磁化可能材料から作られたキャリア32とを有する本発明の一実施形態にかかるアクチュエータと、移動方向33とを示している。 コイル構造体30は、コイル構造体30が発生する磁束を誘導するように磁化可能材料から作成された構造体を含んでもよく、または磁化可能材料から作成された構造体を含まなくてもよい。
冷却構造体34は、キャリア32上の少なくとも一部に設けられる。図示されている実施形態では、冷却構造体34は、平行ダクト36によって互いに連結されたマニホルドダクト35を含む。ダクト36は、隣接する永久磁石31と永久磁石31との間に位置している。少なくともダクト36は、永久磁石31の高さとほぼ同一またはこれよりも低い高さ(図3Bの図面の平面に対して直角の寸法)を有しているので、コイル構造体30と永久磁石31との間の隙間を広げない。マニホルドダクト35の高さは、ダクト36の高さと等しくてもよく、または異なっていてもよい。冷却媒体37、すなわち気体または液体(純水など)は、マニホルドダクト35とダクト36を通って矢印38の方向に流れるようになっている。当業者にとっては明らかなことだが、別の配置(図示されていない)では、冷却媒体37はダクト36を通って直列に(in series)流れるようにしてもよく、または組み合わせた平行/直列流路を通って流れるようにしてもよい(その場合に応じてダクト35を適応させることができる)。
キャリアプレート(キャリア32)を設け、永久磁石31と永久磁石31との間に空間をあけてキャリアプレート上に多数の永久磁石31を取り付け、キャリアプレート上の前記空間の中に多数の冷却ダクト36を取り付けて、各永久磁石31が冷却客ダクト36の少なくとも1つに隣接するようにすることにより、冷却構造体を製造することができる。
別の製造方法では、一方の面がコイル構造体30に面するように配された永久磁石31を覆う比較的薄い第2プレート39上に、マニホルドダクト35とダクト36を取り付けてもよい。キャリアプレート(キャリア32)を設け、永久磁石31と永久磁石31との間に、ある幅の空間をあけたピッチでキャリアプレート上に多数の永久磁石31を取り付け、第2プレート39を設け、実質的に前記幅を有する多数の冷却ダクト36を前記ピッチで第2プレート39上に取り付け、永久磁石31を有するキャリアプレートと、冷却ダクト36を有する第2プレート39とを、各永久磁石31が冷却ダクト36の少なくとも1つに隣接するように組み立てることによって、アクチュエータの一部を製造することができる。このようにして、コイル構造体30と永久磁石31との間の隙間を少し広げることを犠牲にして、便利に扱うことができるとともに、永久磁石31の上にはまだ取り付けられていない冷却構造体を得ることができる。
ダクト36は、熱伝導性は良いが、電流はあまりよく伝導しない磁化不能材料から製造され、マニホルドダクト35はこれと同一または類似の材料(例えばチタンなどの金属またはセラミック材料)から製造してよい。各マニホルドダクト35またはダクト36の内部には、冷却媒体37が流れるように1つ以上の流路が形成されていてもよい。ダクト36は永久磁石31と直接接してもよく、そうすることによって、コイル構造体30から生じる熱を大幅に減らすか、またはその熱によって磁石が加熱されることを実質的に防ぐことができる。プレート39(ダクト35および36と同一または類似の材料から作られてもよい)が存在する場合には、永久磁石31は、プレート39によって、コイル構造体30から生じる熱からさらに熱保護される。プレート39はダクト36と直接接してもよく、これによって直接冷却され得る。
プレート39と組み合わせたダクト36の代わりに、ダクト36それ自体を除いてもよいこのような実施形態では、プレート39は永久磁石31と共に、冷却媒体37が流れるための流路を形成する。アクチュエータの永久磁石部分は、キャリアプレート(キャリア32)を設け、多数の永久磁石31をその第1面にてキャリアプレート上に永久磁石31間に空間をあけて取り付け、第2プレート39を設け、そして第2プレート39を永久磁石31上に第1面とは反対側のその第2面にて取り付けることにより隣接する永久磁石31と永久磁石31との間に冷却ダクトを形成することによって、製造することができる。プレート39および永久磁石31から冷却媒体37への熱伝達はさらに改良される。
図4は、コイル構造体40と、2列の永久磁石41と、磁化可能材料からなる2つのキャリア42と、隣接する永久磁石41と永久磁石41との間に位置するダクト46とを含み、これらが図3Aと同様の配置にある、アクチュエータの一実施形態を示している。移動方向は、両矢印43で示されている。図3Aの第2プレート39と同様の第2プレートを、永久磁石41の各列上に、対応するキャリア42に面していないほうの面にて取り付けてもよい。
一実施形態では、コイル構造体40は磁化可能材料を含まない場合もある。そのようなタイプのアクチュエータでは、磁化可能材料を含むコイル構造体を有する実施形態の場合よりも、コイル構造体40と永久磁石41との間の隙間が大きくなるかもしれない。
図5は、コイル構造体50と、2列の永久磁石51と、磁化可能材料からなる2つのキャリア52とを含むアクチュエータと、移動方向53を示している。
隣接する永久磁石51と永久磁石51との空間には、プラスチックまたは樹脂材料などの磁化不能材料を充填してもよい。
一実施形態では、ダクト56が永久磁石51を覆い、かつダクト56がコイル構造体50と永久磁石51との間に位置するように、1列のダクト56を永久磁石51の各列上に取り付けてもよい。但し、永久磁石51とダクト56は、移動方向53に見られるように、異なるピッチと異なる幅を有してもよい。ダクト56とダクト56との間の空間には、プラスチックまたは樹脂材料などの磁化不能材料を充填してもよい。ダクト56は、プレート59(図3Aのプレート39と同様の)上に取り付けてもよく、またはダクトの一部が埋め込まれた多数のプレートを含むサンドイッチ構造に形成されてもよい。アクチュエータの永久磁石部分は、キャリアプレート(キャリア52)を設け、多数の永久磁石51をその第1面にてキャリアプレート上に第1ピッチで取り付け、第2ピッチで配された多数の冷却ダクト56を有する冷却構造体を設け、そして冷却構造体を永久磁石51上に前記第1面とは反対側のその第2面上にて取り付けることによって、製造することができる。
図6は、永久磁石材料について、温度が異なる場合の磁束密度B(単位−テスラ)対磁界H(単位−A/m)のグラフを示している。明らかにわかるように、温度の上昇は永久磁石材料の磁気特性に大きく影響を与えるものであり、また最適なパフォーマンスのためには、図3A、図3B、図4、または図5のいずれかに従う冷却構造体を用いて、温度を可能な限り低く維持するべきである。
本明細書において、IC製造におけるリソグラフィ装置の使用について具体的な言及がなされているが、本明細書記載のリソグラフィ装置が、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用のガイダンスパターンおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドの製造といった他の用途を有することは、明らかである。そのような別の用途においては、本明細書で使われている「ウェーハ」または「ダイ」という用語はすべて、それぞれより一般的な「基板」または「ターゲット部分」という用語と同義とみなされ得ると、当業者は理解するであろう。本明細書に記載した基板は、露光の前後を問わず、たとえば、トラック(通常、基板にレジスト層を塗布し、かつ露光されたレジストを現像するツール)、メトロロジーツール、および/またはインスペクションツールで処理されてもよい。適用可能な場合には、本明細書中の開示内容を上記のような基板処理ツールおよびその他の基板処理ツールに適用してもよい。さらに基板は、例えば、積層ICを作るために複数回処理されてもよいので、本明細書で使われる基板という用語は、すでに多重処理層を包含している基板を表すものとしてもよい。
光学リソグラフィの分野での本発明の実施形態の使用について上述のとおり具体的な言及がなされたが、言うまでもなく、本発明は、他の用途、たとえば、インプリントリソグラフィに使われてもよく、さらに状況が許すのであれば、光学リソグラフィに限定されることはない。インプリントリソグラフィにおいては、パターニングデバイス内のトポグラフィによって基板上に創出されたパターンが定義される。パターニングデバイスのトポグラフィは、基板に供給されたレジスト層の中にプレス加工され、基板上では、電磁放射、熱、圧力、またはそれらの組合せによってレジストを硬化させることができる。パターニングデバイスは、レジストが硬化した後、レジスト内にパターンを残してレジストの外へ移動される。
本明細書で使われている「放射線」および「ビーム」という用語は、紫外線(UV)放射線(たとえば、365nm、248nm、193nm、157nm、または126nmの波長を有する)、および極紫外線(EUV)放射線(たとえば、5〜20nmの範囲の波長を有する)、ならびにイオンビームや電子ビームなどの微粒子ビームを含むあらゆる種類の電磁放射線を包含している。
「レンズ」という用語は、文脈によっては、屈折、反射、磁気、電磁気、および静電型光学コンポーネントを含むさまざまな種類の光学コンポーネントのどれか1つまたは組合せを指すことができる。
本明細書で用いられる冠詞「a」または「an」は、1つまたは1つ以上と定義される。本明細書で用いられる「複数」という語は、2つまたは2つ以上と定義される。本明細書で用いられる「別の」という語は、少なくとも二番目以降と定義される。本明細書で用いられる「含む」および/または「有する」という語は、包含する(すなわちopen language)と定義される。「結合された」という語は、連結されたと定義されるが、必ずしも直接連結や、機械的連結でなくてもよい。
必要に応じて、本発明の詳細な実施形態が本明細書に開示されている。但し、開示された実施形態は本発明を単に例示しているのであって、説明された以外の別の方法で本発明を実行できるものであることが理解されなければならない。従って、本明細書において開示されている具体的な構造的かつ機能的な詳細内容は、制限的と解釈されるべきものではなく、請求項の根拠としてのみ、かつ適切に詳細を説明した実質的にあらゆる構造で本発明を多様に利用することを当業者に教示するための代表的な根拠としてのみ解釈されるべきものである。また、本明細書において使用されている用語および語句は制限することを意図したものではなく、むしろ、本発明を理解できるように説明するためのものである。当業者には明らかなように、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本記載の発明に変更を加えることができる。
本発明の一実施形態にかかるリソグラフィ装置を示す図である。 図2Aは、従来例の電磁アクチュエータの側面を示す図であり、図2Bは、図2Aに示す電磁アクチュエータの平面を示す図である。 図3Aは、本発明の一実施形態にかかる電磁アクチュエータの、図3Bの面IIIA−IIIAに沿った部分断面の側面を示す図であり、図3Bは、図3Aに示す電磁アクチュエータの当該実施形態に含まれる冷却構造体内の冷却媒体の流れを、図3Aの面IIIB−IIIBに沿った部分断面の平面を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる電磁アクチュエータの部分断面の側面を示した図である。 本発明の一実施形態にかかる電磁アクチュエータの部分断面の側面を示した図である。 永久磁石材料の磁気特性に対する変動温度の影響を示す。

Claims (15)

  1. 互いに相対的に移動可能である第1部分と第2部分とを備え、前記第1部分は少なくとも1つのコイルを有し、前記第2部分は、前記少なくとも1つのコイルと相互作用する複数の永久磁石を有しており、前記第2部分には、前記永久磁石に隣接して配された冷却構造体が設けられている、電磁アクチュエータ。
  2. 前記永久磁石は互いに空間をあけて配されており、前記冷却構造体は、隣接する永久磁石と永久磁石との間に配された冷却ダクトを含む、請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記永久磁石と前記冷却ダクトがキャリアプレート上に取り付けられている、請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記冷却ダクトは第2プレート上に配され、前記第2プレートは、前記永久磁石と前記少なくとも1つのコイルとの間に配される、請求項2に記載のアクチュエータ。
  5. 前記永久磁石を、その第1面にてキャリアプレート上に取り付け、前記第1面の反対側である第2面にて第3プレート上に取り付けることにより、隣接する永久磁石と永久磁石との間に冷却ダクトを形成する、請求項2に記載のアクチュエータ。
  6. 前記永久磁石は、第1ピッチで配され、
    前記冷却構造体は、第2ピッチで配された多数の冷却ダクトを有し、
    前記冷却構造体は、前記永久磁石上に前記少なくとも1つのコイルに面したその一方の面にて配される、請求項1に記載のアクチュエータ。
  7. 前記第1ピッチが前記第2ピッチと等しい、請求項6に記載のアクチュエータ。
  8. 前記冷却ダクトが前記永久磁石上を覆っている、請求項7に記載のアクチュエータ。
  9. 電磁アクチュエータの一部を製造する方法であって、
    キャリアプレートを設けること、
    複数の永久磁石を、前記キャリアプレート上に、該永久磁石間に空間をあけて取り付けること、および
    多数の冷却ダクトを、各永久磁石が前記冷却ダクトの少なくとも1つに隣接するように、前記キャリアプレート上の前記空間に取り付けること
    を備える方法。
  10. 電磁アクチュエータの一部を製造する方法であって、
    キャリアプレートを設けること、
    複数の永久磁石を、前記キャリアプレート上に、該永久磁石間にある幅を有する空間をあけたピッチで取り付けること、
    第2プレートを設けること、
    実質的に前記幅を有する複数の冷却ダクトを、前記第2プレート上に前記ピッチで取り付けること、および
    各永久磁石が前記冷却ダクトの少なくとも1つに隣接して配されるように、前記永久磁石を有する前記キャリアプレートと、前記冷却ダクトを有する前記第2プレートとを組み立てること
    を備える方法。
  11. 電磁アクチュエータの一部を製造する方法であって、
    キャリアプレートを設けること、
    複数の永久磁石を、その第1面にて、前記キャリアプレート上に、該永久磁石間に空間をあけて取り付けること、
    第2プレートを設けること、および
    前記第2プレートを、前記永久磁石上に前記第1面の反対側であるその第2面にて取り付けることにより、隣接する永久磁石と永久磁石との間に冷却ダクトを形成すること
    を備える方法。
  12. 電磁アクチュエータの一部を製造する方法であって、
    キャリアプレートを設けること、
    複数の永久磁石を、その第1面にて、前記キャリアプレート上に、第1ピッチで取り付けること、および
    第2ピッチで配された複数の冷却ダクトを有する冷却構造体を設けるステップと、
    前記冷却構造体を、前記永久磁石上に前記第1面の反対側であるその第2面にて取り付けること
    を備える方法。
  13. 前記第1ピッチが前記第2ピッチと等しい、請求項12に記載の方法。
  14. 前記冷却ダクトが前記永久磁石上を覆っている、請求項13に記載の方法。
  15. パターニングデバイスを支持するように構成されたパターニング支持体と、
    基板を支持するように構成された基板支持体と
    を備えており、
    前記パターニング支持体と前記基板支持体のうち少なくとも一方が電磁アクチュエータによって動かされ、該アクチュエータは、互いに相対的に移動可能である第1部分と第2部分とを備えており、前記第1部分は少なくとも1つのコイルを有し、前記第2部分は前記少なくとも1つのコイルと相互作用する複数の永久磁石を有しており、前記第2部分には、前記永久磁石に隣接して配された冷却構造体が設けられている、リソグラフィ装置。
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