JP2007174860A - ハーネス用クランプ - Google Patents

ハーネス用クランプ Download PDF

Info

Publication number
JP2007174860A
JP2007174860A JP2005371987A JP2005371987A JP2007174860A JP 2007174860 A JP2007174860 A JP 2007174860A JP 2005371987 A JP2005371987 A JP 2005371987A JP 2005371987 A JP2005371987 A JP 2005371987A JP 2007174860 A JP2007174860 A JP 2007174860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
harness
clamp
wire harness
interior material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005371987A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehisa Tanaka
慈久 田中
Makoto Kato
誠 加藤
Tetsuya Ogino
哲也 荻野
Toshio Iwahara
利夫 岩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp, Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2005371987A priority Critical patent/JP2007174860A/ja
Publication of JP2007174860A publication Critical patent/JP2007174860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】基材上にハーネスをがたつきなく保持可能なハーネス用クランプを提供することを目的とする。
【解決手段】ハーネス用クランプ3は、ルーフ内装材1上に固定された固定部4と、固定部4に対して相対移動可能で、任意の位置において固定可能なベルト52を有する係合部5とによって形成されている。ワイヤハーネスWRの外周面に巻回させたベルト52を、係合部5のバックル51に係合させてワイヤハーネスWRを締め付けた後、ベルト52を、固定部4の挿入孔41aに挿通させて引っ張り、任意の位置において固定部4に固定することにより、ワイヤハーネスWRに張力を発生させ、ルーフ内装材1上にがたつきなく保持することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ハーネスを基材に張設するハーネス用クランプに関する。
一般的にハーネスを車両のパネル等に保持する場合、車両の走行中の振動等によって、ハーネスが断線したり、パネルに当接して異音を発することを防ぐために、所定の張力を与えて、がたつきなく保持する必要がある。パネル部材上に、ワイヤハーネスを保持するための保持部材に関する従来技術として、パネル部材に貫通した取付孔に装着され、ハーネスに巻き付けたベルトをバックルに係合させ、ハーネスをパネル部材上に固定するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−9668公報(第3−6頁、第6図)
上述した従来技術による保持部材は、ハーネスを保持したベルトクランプをパネル部材の取付孔に装着するものであり、ハーネスを保持する他の保持部材との位置関係によって、保持するハーネスに張力を発生させるものであった。従って、複数の保持部材の相対位置のばらつきや、ハーネス自身の配索長さのばらつきによって、発生する張力に変動が発生する可能性があり、これを防ぐためには、パネル部材上の取付孔の位置、あるいはハーネスの配索長さ等を精度よく管理する必要があった。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、基材上にハーネスをがたつきなく保持可能なハーネス用クランプを提供することを目的とする。
本発明のハーネス用クランプは、ハーネスを保持するクランプ部、該クランプ部と連結した長物状の調整部、および基材上に取付けられるとともに、前記調整部が相対移動可能に係合する固定部を備え、前記調整部を前記固定部上に移動させ、その任意の位置において前記固定部に対して固定することにより、前記ハーネスが前記基材上において保持される位置が調整可能である。
このようにすると、ハーネスが基材上において保持される位置が調整可能なため、ハーネスの配索長さ等にばらつきがあっても、ハーネスに所定の張力を持たせて、基材上にがたつきなく保持することができる。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)基材は合成樹脂材料を含んで形成されており、基材上に成形型を配置して、基材との間にキャビティを形成した後、キャビティ内に溶融樹脂材料を供給することにより、溶融樹脂材料が基材に含まれる樹脂材料と結合して、基材上に固定部が形成される。これにより、車両の内装材のように、繊維材料を含んで合成樹脂材料をバインダーとして形成された基材にも、その表面に取付孔等を設けることなく、ハーネス用クランプを固定できる。
(2)クランプ部は固定部と一体に形成されている。これにより、部品点数を低減でき、その成形型の削減が可能であるとともに、組付けのための部品搬送も容易となる。
ハーネスの配索長さ等にばらつきがあっても、ハーネスに所定の張力を持たせて、基材上にがたつきなく保持することができるため、基材上のクランプの位置、あるいはハーネスの配索長さ等を精度よく管理する必要がなく、製造が容易で低コストにすることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1乃至図10によって説明する。本実施形態によるルーフ内装材(ルーフヘッドライニング)1は、ケナフ等の植物繊維を含み、ポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂材料をバインダーとして形成されており、車両の車室上方に配置され、図示しないルーフパネルに取り付けられている。ルーフ内装材1は本発明の基材に該当し、図1に示すように、車両のルーフ部分を覆う中央の天井部11と、各ピラーに被せるために天井部11の角部から四方へと延びた延在部12(図1に1箇所のみ示す)とによって形成されており、車室内からは見えないその上面(ルーフパネル側)には、ワイヤハーネスWRが配索されている。
ルーフ内装材1の天井部11の上面には、複数の保持クランプ2が取り付けられている。保持クランプ2は熱可塑性樹脂材料にて形成されており、後に詳述する直接成形法にて天井部11上に固定されている。保持クランプ2は、天井部11に固定された取付部21と、これと一体に形成され取付部21の上方へと延びた押え部22とを具備しており、取付部21と押え部22との間に挟むことにより、ワイヤハーネスWRを保持している。
また、ルーフ内装材1の延在部12上には、固定部4が直接成形法により取り付けられて(固着されて)おり、固定部4には、配索されたワイヤハーネスWRのコーナー部を保持した係合部5が挿入されている(図1示)。固定部4および係合部5によって、本実施形態によるハーネス用クランプ3を形成しており、これによりワイヤハーネスWRは、ルーフ内装材1上において、一方向に引っ張られて張力を発生させた状態で保持されている。
ハーネス用クランプ3の固定部4は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂材料にて一体に形成されており、図2乃至図4に示すように、長手方向に挿入孔41aが貫通するとともに、略直方体形状をしたボデー41と、ボデー41の一端から突出した可撓片42とによって形成されている。可撓片42は、その根元部位が狭小に形成されることにより(図4示)、下方に撓み可能とされており、その上面には、一側に斜面を具備した一対の係合突部42aが並設されている。また、ボデー41の挿入孔41aの天井面からは、互いに離れて形成された一対の支持部41bが突出しており、挿入孔41aの中ほどに位置するそれぞれの一端部には傾斜面41cが設けられている。
係合部5は合成樹脂材料にて一体に形成されており、図5乃至図7に示すように、略直方体形状を呈したバックル51と、これに連結されるとともに、長く延在したベルト52とによって形成されている。バックル51は長手方向に挿入孔51aが貫通し、その底面には、下方に撓み可能なロック片51bが長さ方向に突出するとともに、その上面には、一側に斜面を具備した一対の係合突部51cが形成されている。挿入孔51aの天井面からは、ボデー41と同様に、互いに離れて形成された一対の支持部51dが突出しており、それぞれの一端部には傾斜面51eが設けられている。
また、長物状のベルト52は、平板状で容易に曲げることが可能に形成されており、その平面部分の一面には、上述したボデー41およびバックル51の係合突部42a、51cと係合可能な複数の係合凹部52aが、根元および先端部分を除いて、互いに連なるように設けられている。また、ベルト52の平面部分の他面には、ボデー41およびバックル51の支持部41b、51d間を通り抜けるように、1本の突条52bが形成されている。
図5に示したように、ルーフ内装材1上に保持するためのワイヤハーネスWRを、バックル51の上面に載置した状態で、ベルト52を係合凹部52aが外側になるように、ワイヤハーネスWRの外周面に巻回した後、ベルト52をバックル51の挿入孔51a内に挿通させる。ベルト52を挿入孔51a内に進入させることにより、突条52bがバックル51の支持部51d間を通るため、ベルト52はその幅方向に位置決めされる。また、ベルト52は傾斜面51eを介して支持部51dに乗り上げるため、これによって下方に押えられ、ロック片51bを下方に撓ませながら、ベルト52の係合凹部52aが、次々と係合突部51cを乗り越えて行き、ベルト52がワイヤハーネスWRを徐々に締め付けていく。ベルト52が、ワイヤハーネスWRを強固に締め付ける位置において、ベルト52の係合凹部52aがバックル51の係合突部51cと嵌合することにより、ベルト52がバックル51に固定され、バックル51とベルト52とにより、ワイヤハーネスWRをしっかりと保持する(図6示)。
次に、係合部5がワイヤハーネスWRを保持した後、ルーフ内装材1上に固定された固定部4の挿入孔41a内に、ベルト52を進入させて引っ張っていく。バックル51内に挿入した場合と同様に、突条52bがボデー41の支持部41b間を通るとともに、ベルト52は傾斜面41cを介して支持部41bに乗り上げ、可撓片42を下方に撓ませながら、係合凹部52aが、次々と係合突部42aを乗り越えて行く。バックル51はルーフ内装材1に固定されていないため、ベルト52がボデー41内を通過するに伴い、バックル51とベルト52に保持されたワイヤハーネスWRが、ボデー41方向に向けて引っ張られ、保持クランプ2によって保持された部位との間に、徐々に張力を発生させていく(図1示)。ワイヤハーネスWRに十分な張力が発生した状態において、ベルト52の係合凹部52aがボデー41の係合突部42aと嵌合することにより、ベルト52がボデー41に固定され、ワイヤハーネスWRをルーフ内装材1上にがたつきなく保持する(図7示)。
上述したように、ベルト52は固定部4のボデー41に対して相対移動可能に係合し、ベルト52をボデー41上に移動させ、その任意の位置においてボデー41に対して固定することにより、ワイヤハーネスWRがルーフ内装材1上において保持される位置が調整可能とされている。尚、本実施形態において、ベルト52のうち、ワイヤハーネスWRに巻回されている部位とバックル51とが本発明のクランプ部に該当し、ベルト52のうち、固定部4に挿入されている部位、あるいは固定部4を通過している先端側が調整部に該当する。
次に、図8乃至図10に基づいて、直接成形法による、固定部4のルーフ内装材1上での形成(固定)方法について説明する。最初に、図8に示すように、ルーフ内装材1上に、上下方向に移動可能な可動型MFを配置する。また、可動型MFとルーフ内装材1との間には、図8における左右方向から、第1スライド型CS1および第2スライド型CS2が挿入され、可動型MF、第1スライド型CS1および第2スライド型CS2と、ルーフ内装材1との間には、固定部4の形状を呈した、密閉された空間であるキャビティCVが形成される。可動型MFの上部には、図示しない射出成形機に含まれる溶融樹脂射出用のノズルNZが連結されており、可動型MFを介してキャビティCV内に溶融樹脂を射出可能とされている。また、一対のスライド型CS1、CS2は、それぞれルーフ内装材1上を水平方向に移動可能にされている。尚、可動型MF、第1スライド型CS1および第2スライド型CS2は、本発明の成形型を構成する。
次に、ノズルNZより、ポリプロピレン等の溶融した合成樹脂材料がキャビティCV内に注入される(図9示)。キャビティCV内に供給された溶融樹脂材料は、その熱によって、ルーフ内装材1に含まれるバインダーとしての樹脂材料を溶融させることにより、キャビティCV内に注入された樹脂材料と、ルーフ内装材1中の樹脂材料同士が結合する。キャビティCV内の樹脂材料が固化した後、スライド型CS1、CS2を、ルーフ内装材1上を水平方向に移動させた後、ノズルNZとともに可動型MFを上方に移動させて型開きをする(図10示)。これにより、ルーフ内装材1上には固定部4が形成され、これはルーフ内装材1に強固に固定されている。
本実施形態によれば、ワイヤハーネスWRを保持するバックル51およびベルト52を備え、バックル51と係合したベルト52が、ルーフ内装材1上に取付けられた固定部4上を移動し、その任意の位置において固定部4に対して固定されることにより、ワイヤハーネスWRがルーフ内装材1上において保持される位置が調整可能である。このため、ワイヤハーネスWRの配索長さ等にばらつきがあっても、ワイヤハーネスWRに所定の張力を持たせて、ルーフ内装材1上にがたつきなく保持することができ、ルーフ内装材1上の固定部4の位置、あるいはワイヤハーネスWRの配索長さ等を精度よく管理する必要がなく、製造が容易で低コストにすることができる。
また、ルーフ内装材1は合成樹脂材料を含んで形成されており、ルーフ内装材1上に成形型を配置して、ルーフ内装材1との間にキャビティCVを形成した後、キャビティCV内に溶融樹脂材料を供給することにより、溶融樹脂材料がルーフ内装材1に含まれる樹脂材料と結合して、ルーフ内装材1上に固定部4が形成される。これにより、車両の内装材のように、繊維材料を含んで合成樹脂材料をバインダーとして形成された基材にも、その表面に取付孔等を設けることなく、ハーネス用クランプ3を固定できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図11乃至図13によって説明する。本実施形態によるハーネス用クランプ3Aは、図11に示した係合部6と、上述した実施形態1によるものと同一の固定部4とによって構成されている。係合部6の保持部61(本発明のクランプ部に該当する)は、合成樹脂材料によって一体に形成され、ワイヤハーネスWRを収容するために、略L字状を呈した凹部61aと、凹部61aに収容されたワイヤハーネスWRを転動しないように保持するために、凹部61aに立設された当接片61bと、凹部61aの上端に回動可能に連結された蓋部61cおよび蓋部61cの端部と係合可能なロック部61dとから構成されている。凹部61a内にワイヤハーネスWRを載置した後、蓋部61cを回動させてワイヤハーネスWRの上方に被せ、その端部をロック部61dと係合させて固定し、ワイヤハーネスWRを脱落しないように保持する(図12示)。
係合部6のベルト62(本発明の調整部に該当する)は、実施形態1によるベルト52と同様のもので、成形時に保持部61と一体的に形成される。ベルト62は、平板状かつ長物状に形成されているとともに、その平面部分の一面には、ボデー41の係合突部42aと係合可能な複数の係合凹部62aが、互いに連なるように設けられており、他面には、ボデー41の支持部41b間を通り抜けるように、1本の突条62bが形成されている。ベルト62はボデー41上を移動した後、任意の位置においてボデー41に固定可能なため、ハーネス用クランプ3Aは、保持部61に保持されたワイヤハーネスWRの位置を、ルーフ内装材1上において調整可能である(図13示)。ベルト62のボデー41への係合方法については、上述したベルト52の場合と同様であるため説明は省略する。
<実施形態3>
図14乃至図16は本発明の実施形態3を示す。本実施形態によるハーネス用クランプ7は、ルーフ内装材1上に、直接成形法によって固着された固定部71と、固定部71と一体に形成されたベルト72とによって構成されている。図14に示すように、固定部71およびベルト72は、互いに一体に形成されている点を除いて、それぞれ、実施形態1による固定部4およびベルト52と同様の構成を有しているため、詳細な説明は省略する。
図15に示すように、ワイヤハーネスWRの外周面にベルト72を巻回した後、ベルト72を固定部71の挿入孔71c内に挿通させる。ベルト72を挿入孔71c内に進入させることにより、ベルト72の突条72bが固定部71の支持部71d間を通るため、ベルト72はその幅方向に位置決めされる。また、ベルト72は傾斜面71eを介して支持部71dに乗り上げるため、これによって下方に押えられ、可撓片71aを下方に撓ませながら、ベルト72の係合凹部72aが、次々と係合突部71bを乗り越えて行き、ベルト72がワイヤハーネスWRを徐々に締め付けながら、その位置を調整していく。ベルト72が、ワイヤハーネスWRを強固に締め付ける位置において、ベルト72の係合凹部72aが固定部71の係合突部71bと嵌合することにより、ベルト72が固定部71に固定され、ベルト72とにより、ワイヤハーネスWRをしっかりと保持するとともに、ワイヤハーネスWRに所定の張力を発生させる(図15示)。尚、本実施形態において、ベルト72のうち、ワイヤハーネスWRに巻回されている部位が本発明のクランプ部に該当し、ベルト72のうち、固定部71に挿入されている部位、あるいは固定部71を通過している先端側が調整部に該当する。
本実施形態によるハーネス用クランプ7についても、実施形態1によるハーネス用クランプ3と同様に、直接成形法によってルーフ内装材1上に形成される。図16に示すように、ルーフ内装材1上に可動型MF1を配置し、可動型MF1とルーフ内装材1との間に、第1スライド型CS3および第2スライド型CS2が挿入された後、可動型MF1、第1スライド型CS3および第2スライド型CS2と、ルーフ内装材1との間に形成されたキャビティCV内に、射出成形機のノズルNZから溶融樹脂を射出する。キャビティCV内の樹脂材料が固化した後、スライド型CS3、CS2を、ルーフ内装材1上を水平方向に移動させた後、ノズルNZとともに可動型MF1を上方に移動させて型開きをし、これにより、ハーネス用クランプ7がルーフ内装材1上に強固に固定される。
本実施形態によれば、ベルト72が固定部71と一体に形成されている。これにより、部品点数を低減でき、その成形型の削減が可能であるとともに、組付けのための部品搬送も容易となる。
<実施形態3の変形例>
図17および図18は本発明の実施形態3の変形例を示す。本変形例によるハーネス用クランプ7Aは、実施形態3によるハーネス用クランプ7に対して、固定部71と連結するようにリブ73を一体に形成したものである。リブ73はその上部に傾斜した湾曲面73aを備え、固定部71のベルト72の進入側に形成されている。図18に示すように、ベルト72によってワイヤハーネスWRを締め付ける場合、ワイヤハーネスWRがリブ73の湾曲面73a上に乗り上げて上方へと付勢され、ベルト72との間でいっそう強固に保持される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明による固定部は直接成形法によらずに、繊維を含まない基材上に一体成形によって設ける、あるいは単独で成形した後、接着等によって基材上に貼着してもよい。
(2)本発明によるハーネス用クランプは、ルーフ内装材のみでなく、ドアトリム等の車両内装部材上に取り付けることもできる。
(3)ハーネスを保持するための構造は、上述したものに限られず、あらゆる構造が適用可能である。
実施形態1によるハーネス用クランプを用いて、ルーフ内装材上に、ワイヤハーネスを保持したところを示した平面図である。 図1に示した固定部の断面図である。 図1に示した固定部の右側面図である。 図1に示した固定部の平面図である。 図1に示した係合部にワイヤハーネスを配置したところを示した部分断面図である。 図5に示した係合部のベルトをワイヤハーネスの外周面に巻回させたところを示した部分断面図である。 図5に示した係合部のベルトを固定部に固定し、ワイヤハーネスをルーフ内装材上に保持したところを示した部分断面図である。 図2に示した固定部を形成するために、ルーフ内装材上に成形型を配置したところを示した断面図である。 成形型とルーフ内装材の間に形成されるキャビティ内に、溶融樹脂を注入したところを示した断面図である。 成形後、型開きをしたところを示した断面図である。 実施形態2によるハーネス用クランプ上に、ワイヤハーネスを載置した状態を示した部分断面図である。 図11に示した保持部に、ワイヤハーネスを収容したところを示した部分断面図である。 図12に示したベルトを固定部に固定し、ワイヤハーネスをルーフ内装材上に保持したところを示した部分断面図である。 ルーフ内装材上に形成された実施形態3によるハーネス用クランプの断面図である。 図14に示したハーネス用クランプによって、ワイヤハーネスをルーフ内装材上に保持したところを示した断面図である。 図14に示したハーネス用クランプを形成するために、ルーフ内装材上に成形型を配置し、キャビティ内に溶融樹脂を射出したところを示した断面図である。 ルーフ内装材上に形成された実施形態3の変形例によるハーネス用クランプの断面図である。 図17に示したハーネス用クランプによって、ワイヤハーネスをルーフ内装材上に保持したところを示した断面図である。
符号の説明
1…ルーフ内装材
3、3A、7、7A…ハーネス用クランプ
4、71…固定部
51…バックル
52、62、72…ベルト
61…保持部
CV…キャビティ
CS1、CS3…第1スライド型
CS2…第2スライド型
MF、MF1…可動型
WR…ワイヤハーネス

Claims (3)

  1. ハーネスを保持するクランプ部、
    該クランプ部と連結した長物状の調整部、および
    基材上に取付けられるとともに、前記調整部が相対移動可能に係合する固定部を備え、
    前記調整部を前記固定部上に移動させ、その任意の位置において前記固定部に対して固定することにより、前記ハーネスが前記基材上において保持される位置が調整可能であることを特徴とするハーネス用クランプ。
  2. 前記基材は合成樹脂材料を含んで形成されており、前記基材上に成形型を配置して、前記基材との間にキャビティを形成した後、前記キャビティ内に溶融樹脂材料を供給することにより、前記溶融樹脂材料が前記基材に含まれる樹脂材料と結合して、前記基材上に前記固定部が形成されることを特徴とする請求項1記載のハーネス用クランプ。
  3. 前記クランプ部は前記固定部と一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のハーネス用クランプ。
JP2005371987A 2005-12-26 2005-12-26 ハーネス用クランプ Pending JP2007174860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005371987A JP2007174860A (ja) 2005-12-26 2005-12-26 ハーネス用クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005371987A JP2007174860A (ja) 2005-12-26 2005-12-26 ハーネス用クランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007174860A true JP2007174860A (ja) 2007-07-05

Family

ID=38300693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005371987A Pending JP2007174860A (ja) 2005-12-26 2005-12-26 ハーネス用クランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007174860A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200463864Y1 (ko) 2011-06-17 2012-11-29 이미정 고리가 구비된 전선 결속밴드
JP2015020472A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 トヨタ紡織株式会社 ワイヤーハーネスの保持構造
WO2017010629A1 (ko) * 2015-07-10 2017-01-19 (주)동산전자 코드 밴드
JP2019202732A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材の固定構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200463864Y1 (ko) 2011-06-17 2012-11-29 이미정 고리가 구비된 전선 결속밴드
JP2015020472A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 トヨタ紡織株式会社 ワイヤーハーネスの保持構造
WO2017010629A1 (ko) * 2015-07-10 2017-01-19 (주)동산전자 코드 밴드
JP2019202732A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材の固定構造
CN112189291A (zh) * 2018-05-25 2021-01-05 株式会社自动网络技术研究所 配线部件的固定构造
CN112189291B (zh) * 2018-05-25 2022-04-29 株式会社自动网络技术研究所 配线部件的固定构造
US11451036B2 (en) 2018-05-25 2022-09-20 Autonetworks Technologies, Ltd. Fixing structure of wiring member

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007174860A (ja) ハーネス用クランプ
JP4345981B2 (ja) 一方の面を製品表面とした合成樹脂製品の連結構造
JPS5942301Y2 (ja) 段ボ−ル製ル−フトリム
JP2007098986A (ja) 車両内装部材
JP3156626B2 (ja) 電気接続箱
JP2006325340A (ja) クランプ
JP4568240B2 (ja) ハーネス用クランプ
JP2007099007A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP3886943B2 (ja) ルーフライニング端末固定構造
JP2015042040A (ja) 外装部材及び外装部材の製造方法
JP2008302798A (ja) シートベルト装置の取付け構造
US20160101677A1 (en) Vehicle body structure having detachable roof
JP4690773B2 (ja) 取付ブラケットの製造方法
JP2007104763A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP5307526B2 (ja) ガラスランの取付構造
AU2014303735A1 (en) Attachment structure for binding band
EP2886398B1 (en) Airbag apparatus
JPH0951624A (ja) 電気接続箱へのワイヤーハーネスの固定構造及び固定方法
JP2012239305A (ja) ワイヤハーネス用のプロテクタ
KR200381620Y1 (ko) 자동차 보조 번호판 홀더
JP2007056908A (ja) 取付ブラケット
US7798566B2 (en) Molded headliner reinforcement
JP4680740B2 (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP2004136711A (ja) ワイヤハーネスの車体固定構造
JPH11247810A (ja) クリップの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090519