JP2007173130A - 放電点灯装置 - Google Patents

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Takayoshi Nagai
孝佳 永井
Akihiko Iwata
明彦 岩田
Kikuo Izumi
喜久夫 泉
Takashi Kumagai
隆 熊谷
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Abstract

【課題】従来のハーフブリッジ型の回路構成を用いた放電点灯装置は、電源電圧の1/2の電圧しか放電ランプに印加されないので、放電ランプに所定の電圧を印加するには2倍の電源電圧を有する装置が必要となるという課題を解決し、素子に要求される電圧定格を下げ、コストを低減することを目的とする。
【解決手段】第1、第2の電源部につながるイグナイタと放電ランプを有するハーフブリッジ型インバータ部と制御部とを備え、第2の電源部で放電ランプの放電開始を行い、次にコンデンサ及び第1の電源部の印加電圧で放電成長、さらに第1の電源部の動作で放電ランプに極性が反転する電圧を印加する。
【選択図】図1

Description

この発明は、放電点灯装置に関するものであり、特に自動車のヘッドライト等の光源として用いられるメタルハライドランプ等のHIDランプ(高輝度放電ランプ,High Intensity Discharge Lamp)用の点灯装置に係るものである。
従来のHIDランプ用点灯装置の一種に、ハーフブリッジ型の回路構成を用いたものが示されている(例えば、特許文献1)。
この回路構成においては、直流電源1と、直列のトランジスタQ1,Q2と、直列のコンデンサC1,C2とを互いに並列に接続して備えるとともに、トランジスタQ1,Q2の接続点とコンデンサC1,C2の接続点との間に放電ランプDLおよびイグナイタ2が接続されている。
ここで、Q1とQ2を交互にオンすることにより、放電ランプDLに交互に極性の反転する矩形波が印加される。
このようなハーフブリッジ型の回路構成を用いると、2個のスイッチ素子(Q1,Q2)のみで交互に極性の反転する出力が取り出せるので回路構成が簡易になる。また、フルブリッジ型の回路構成を用いた場合には、放電ランプに流れる電流の経路上に放電ランプに直列に挿入されるスイッチ素子は常に2個となるのに対し、ハーフブリッジ型の回路構成においては電流経路上にあれわれるスイッチ素子は1個のみとなるので、スイッチ素子における電力損失が低減するという利点がある。
特開2004−303689号公報
しかしながら前記特許文献1に示されたようなハーフブリッジ型の回路構成を用いた放電点灯装置においては、直流電源1の電源電圧の1/2の電圧しか放電ランプDLに印加されないので、放電ランプDLに所定の電圧を印加するには、その2倍の電圧を有する電源電圧が必要となる、という問題があった。
特に放電ランプがグロー放電を開始する直前には、400V程度の電圧を印加しておき、放電開始後に確実にアーク放電に移行させる必要があるが、この場合上記理由から電源電圧としては約800Vが必要となり、この電圧に耐えるような回路を構成すると、高耐圧でコストの高い回路が必要となる。
前記特許文献1においては、例えばC1とC2との静電容量を異ならせることによりC1とC2との両端電圧を異ならせ、前記問題を解決しようとしているが、それでもランプに印加される電圧の例えば1.5倍程度の電源電圧が必要となってしまう。
この発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、低い耐圧の回路構成で小型な低コストの放電点灯装置を得ることを目的としている。
この発明に係る放電点灯装置は、第1の電源部と、第2の電源部と、該第1、第2の電源部につながりイグナイタと放電ランプを有するハーフブリッジ型インバータ部と、制御部とを備え、
制御部が、第2の電源部を動作させてハーフブリッジ型インバータ部に設けられたコンデンサを介して放電ランプに所定の電圧を印加し、次にイグナイタによるパルス高電圧を印加して放電ランプの放電を開始し、その後、コンデンサおよび第2の電源部から電流を供給することによって放電を成長させ、引き続き第2の電源部の動作を停止させるとともに、第1の電源部のスイッチ素子の動作によって、放電ランプに極性が反転する電圧が印加されるようにするものである。
この発明に係る放電点灯装置は、第2の電源部がハーフブリッジ型インバータ部のコンデンサを介して放電ランプに所定電圧を印加し、次にイグナイタによる放電ランプの放電を開始し、その後コンデンサと第2の電源部から電流を供給することによって放電を成長させ、引き続き第2の電源部の動作停止、第1の電源部のスイッチ素子の動作によって極性が反転する電圧を放電ランプに印加する構成であるので、コンデンサの外端に印加される電源部電圧のすべてが放電ランプに印加されることになり、電源部電圧を低くすることが可能で、耐圧の低い回路となり、小型で低コストの放電点灯装置が得られる。
実施の形態1.
以下、この実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は実施の形態1による高輝度放電ランプの放電点灯装置100を示す回路図である。
この放電点灯装置100は、第1の電源部10、第2の電源部20、ハーフブリッジ型インバータ部30の3つの回路ブロックおよびこれらを制御する制御部50により構成されている。
第1の電源部10は、直流入力電源11(Vin)、FETなどの第1のスイッチ素子12(Q1)、トランス13(T1)、ダイオードなどの第1の整流素子14(D1)および第2の整流素子15(D2)によって構成されるフライバックコンバータなどのスイッチング電源である。
この第1の電源部10は2回路で出力が行えるように、前記トランス13(T1)には一次巻線13aを共有して、第1の二次巻線13b、および第2の二次巻線13cを備えている。前記第1の整流素子14(D1)のアノード側が第1の二次巻線13bに接続され、第2の整流素子15(D2)のカソード側が第2の二次巻線13cに接続されている。すなわち、第1の整流素子14(D1)の一方の極性が前記第1の二次巻線13bに接続され、第2の整流素子15(D2)の前記第1の整流素子14(D1)の一方の極性とは逆となる極性が前記第2の二次巻線13cに接続されている。
トランス13(T1)の一次巻線13aは、直流入力電源11(Vin)および第1のスイッチ素子12(Q1)に接続されており、第1のスイッチ素子12(Q1)をオン・オフすることにより、トランス13(T1)の第1、第2の二次巻線13b、13cに電圧が誘起される。
トランス13(T1)の第1、第2の二次巻線13bおよび13cは、巻数が同じであり、いずれも一次巻線13aと磁束によって結合されている。これは、トランス13(T1)の二次巻線から中間タップが引き出されているのと等価である。この第1、第2の二次巻線13bおよび13cの出力は、それぞれ第1、第2の整流素子14(D1)、15(D2)によって整流され、それぞれ後述するハーフブリッジ型インバータ部30の第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)に供給される。
すなわち第1の電源部10においては、出力電圧が1/2ずつに分圧され、それぞれが第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)とに印加される。見方を変えれば、第1の電源部10は第1のコンデンサ31(C1)の両端と第2のコンデンサ32(C2)の両端にそれぞれ出力する2回路の出力を有する電源となっている。
第1の電源部10より、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)に出力される電圧は、それぞれ例えば20V〜70V程度の範囲で可変とする。
第2の電源部20は、インダクタ21(L1)、FETなどよりなる第2のスイッチ素子22(Q2)、ダイオードなどの第3の整流素子23(D3)によって構成される昇圧チョッパ型コンバータによって構成される。この第2の電源部20の出力は、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)との直列回路の両端に供給される。
後述のように、この第2の電源部20から出力される期間は、第2のコンデンサ32(C2)に並列に設けられた第5のスイッチ素子35(Q5)が閉じているので、出力電圧は第1のコンデンサ31(C1)にのみ印加される。
この第2の電源部20の出力電圧は、第1の電源部10の最大出力電圧よりも高い値、例えば最大400Vに設定される。
また、第1の電源部10の出力電流は、第2の電源部20より大きい。つまり第1の電源部10は低電圧、高電流、第2の電源部20は高電圧、低電流を出力するものである。
ハーフブリッジ型インバータ30は、直列に接続された第1のコンデンサ31(C1)と第2のコンデンサ32(C2)、および、直列に接続された第3のスイッチ素子33(Q3)および第4のスイッチ素子34(Q4)によって構成される。第1、第2のスイッチ素子33、34としては、FETなどを用いることができる。FETを用いた場合、FETのドレインおよびソースがスイッチ素子の両端となる。
第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の直列接続回路と、第3のスイッチ素子33(Q3)と第4のスイッチ素子34(Q4)の直列接続回路は、互いに並列に接続され、ハーフブリッジ型インバータを構成している。
それぞれの直列回路の接続点p1とp2との間に、ハーフブリッジ回路の出力電圧が供給される。p1とp2との間に、高輝度の放電ランプ37(DL)とイグナイタ36(Ig)が直列に接続され放電回路をなす。
第2のコンデンサ32(C2)には、並列に第5のスイッチ素子35(Q5)が接続されており、放電ランプ37(DL)が放電を開始する前後、第2の電源部20から電圧を供給している期間には、第5のスイッチ素子35(Q5)が閉じられる(低インピーダンス状態となる)。
第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)は同じ静電容量値に設定されており、第5のスイッチ素子35(Q5)が開かれ第1の電源部10から電力が供給される間は第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の電位は略同じとなり、接続点p1に中間電位を与える。
まず、この実施の形態1による放電ランプ37の初期放電であるグロー放電から定常放電のアーク放電に到るまでの期間の放電ランプ37に印加される電圧波形を説明する。
図2は、放電ランプ37の点灯を開始するとき、放電ランプ37に印加する電圧の一例を示す波形図である。以下、順を追って説明する。
(1)(放電電圧確保期間)放電開始の前には、あらかじめ放電ランプ37に約400Vの電圧を印加しておく。これは、放電開始後の電圧を確保するための準備となる。
(2)(パルス放電期間)高圧である20〜30kVのパルス状の電圧を印加することによりグロー放電を開始する。
(3)(放電持続期間)グロー放電が開始した直後、上記(1)の期間においてあらかじめ放電ランプ37に印加されていた約400Vの電圧を初期値とし、放電インピーダンスが低下するのに伴い、徐々低下する電圧が印加される。
(4)(定常放電期間)その後は±20V〜±80V程度の電圧範囲で、極性が交互に反転するパルスを印加することにより定常放電(アーク放電)に移行する。印加する電圧は、以下に挙げるようなさまざまな要因に対応して可変される。
・定常放電開始後に放電が途絶えることなく、確実に定常点灯に移行すること。
・定常放電開始後、放電ランプ37より出力される光束が、速やかに所定の値となること。
・定常的に放電ランプ37が点灯している間、放電ランプ37に供給される電力が所定の範囲内になること。
次に、前述した図1に示した回路を用いて、図2の各(1)〜(4)期間において一連の電圧波形を放電ランプ37に与える動作について説明する。
(1)第1の期間(放電電圧確保期間)
制御部50の出力する制御信号によって第5のスイッチ素子35(Q5)および第3のスイッチ素子33(Q3)を閉じ、第4のスイッチ素子34(Q4)を開いた状態で、第2のスイッチ素子22(Q2)をオン・オフすることにより、第2の電源部20を動作させる。すると、第2のコンデンサ32(C2)の両端には電位差が発生しないので、第2の電源部20の出力電圧は第1のコンデンサ31(C1)にのみ印加される。このとき、第3のスイッチ素子33(Q3)が閉じているので、第1のコンデンサ31(C1)の両端に発生した電圧は、そのままインバータの出力(図1におけるp1とp2の間)にあらわれ、放電ランプ37(DL)に印加される。この状態を図3に示す。
第1のコンデンサ31(C1)の両端には、約400Vの電圧が印加されるように、第2の電源部20は制御される。また、図示省略の電源よりイグナイタ36(Ig)の内部に備えられたコンデンサに充電を行う。
(2)第2の期間(パルス放電期間)
イグナイタ36(Ig)は、内部に備えられたコンデンサに蓄えられたエネルギを放出することにより高電圧パルスを発生させ、放電ランプ37(DL)に印加することにより、グロー放電を開始させる。
(3)第3の期間(放電持続期間)
放電ランプ37(DL)が放電を開始しイグナイタ36(Ig)から発生する高電圧パルス電圧が消えた直後には、放電ランプ37(DL)には第1のコンデンサ31(C1)にあらかじめ蓄積されていた約400Vの電圧が印加されることにより放電が継続する。その後放電電流が流れることによって次第に第1のコンデンサ31(C1)の電圧は低下するが、同時に放電が成長することにより、放電を維持するのに必要な電圧も低下するので、放電は持続し続ける。
第1のコンデンサ31(C1)の両端の電位差が80V程度に低下する頃、第5のスイッチ素子35(Q5)を開くとともに、第2の電源部20の動作を停止し、第1の電源部10の動作を開始する。この状態を図4に示す。
第1の電源部10の出力は第1のコンデンサ31(C1)および第2のコンデンサ32(C2)に印加され、第1のコンデンサ31(C1)から放電ランプ37に供給される電流を補うことにより、さらに放電の成長を促す。
(4)第4の期間(定常放電期間)
その後、第3のスイッチ素子33(Q3)と第4のスイッチ素子34(Q4)を交互にオン、オフすると、放電ランプ37に、第1のコンデンサ31(C1)の両端の電圧と第2のコンデンサ32(C2)の両端の電圧の極性が交互に反転するように印加される。
第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)に印加される電圧、すなわち放電ランプ37に印加される電圧が上述の諸要因に応じて適切な値(VL)に設定されるように、第1の電源部10の出力電圧が制御される。この状態を図5に示す。
さて、通常ハーフブリッジ回路を用いた場合、出力電圧は電源電圧(すなわちC1とC2の直列電圧)の1/2になってしまうので、電源電圧としては出力電圧の2倍の電圧が必要となる。
この実施の形態1においては、前記(1)から(3)の期間、すなわち、ハーフブリッジ回路から最も高い電圧を出力する期間においては、第5のスイッチ素子35(Q5)を閉じることにより、第2の電源部20による電圧がそのまま出力されるようにしたので、電源電圧は出力電圧と同じでよく、ハーフブリッジ型インバータ部30の耐圧は従来のハーフブリッジ回路の1/2で済む。
その後、前記(4)の期間においては、通常のハーフブリッジ動作となるので、出力電圧は電源電圧の1/2となるが、この期間は(1)から(3)の期間に比べて出力する電圧がもともと低いので、回路の耐圧に影響を与えることはない。
以上のように、放電ランプ37の放電開始シーケンスにおいて、高い電圧が必要な場合のみ、電源電圧が効率的に(1/2となることなく)出力されるようにすることにより、少ない数のスイッチ素子構成できかつスイッチ素子での損失が少ないというハーフブリッジ回路の特性を生かしつつ、高い耐圧が必要になるという欠点を解消することができ、小型で低コストな点灯回路を構成することが可能となる。
ところで、第2の電源部20からは放電ランプ37が発光するためのエネルギーを供給するので高い出力電流が必要であるが、従来のように放電開始における高い電圧も第1の電源部10から出力しようとすると、第1の電源部10を構成する第1のスイッチ素子12(Q1)には耐電流および耐電圧共に高い素子が必要であった。
この実施の形態1においては、高い出力電圧で出力電流の低い第2の電源部20と、低い出力電圧で出力電流の高い第1の電源部10とを別個に設けたので、電源の個数は増えるものの、総合的にはより低いコストを実現することが可能である。
なお、第2の電源部20が動作し、ハーフブリッジ型インバータ部30の回路に高い電圧が印加されている期間には、第1のスイッチ素子12(Q1)はスイッチング動作を行わせないようにしたので、高い電圧が第1のスイッチ素子12(Q1)にフライバック電圧として印加されるような問題は回避することができる。
次に、前記(4)の期間における、第1の電源部10の動作を図6を用いてさらに詳しく説明する。図6(a)は、放電ランプ37に印加される電圧波形、図6(b)は、第1の電源部10を構成するトランス13(T1)の一次側巻線13aに流れる電流(すなわち、第1のスイッチ素子12(Q1)を流れる電流)、図6(c)および(d)は、それぞれトランス13(T1)の第1、第2の二次側巻線13bおよび13cを流れる電流波形を示したものである。
放電ランプ37に正の電圧が印加されている期間(期間t1)は、第3のスイッチ素子33(Q3)が閉じられ、第4のスイッチ素子34(Q4)が開かれることによって、第1のコンデンサ31(C1)から放電電流が放電ランプ37に印加されている期間である。一方、放電ランプ37に負の電圧が印加されている期間(期間t2)は、第4のスイッチ素子34(Q4)が閉じられ、第3のスイッチ素子33(Q3)が開かれることによって、第2のコンデンサ32(C2)から放電電流が放電ランプ37に印加されている期間である。
このときの第1の二次巻線13bおよび第2の二次巻線13cに流れる電流を見ると、t1の期間には第1の二次巻線13bに電流が流れることにより、第1のコンデンサ31(C1)に電流が供給され、t2の期間には第2の二次巻線13cに電流が流れることにより、第2のコンデンサ32(C2)に電流が供給されている。このように、第1のコンデンサ31(C1)あるいは第2のコンデンサ32(C2)から電流が流れ出すと同時に、第1の電源部10から第1のコンデンサ31(C1)あるいは第2のコンデンサ32(C2)に対して電流を供給するので、第1、第2のコンデンサ31、32の静電容量の値は小さい値とすることができる。
一方、この間に一次巻線13aに流れる電流は、第1のコンデンサ31(C1)に電流が供給されるか第2のコンデンサ32(C2)に電流が供給されるかに係わらず常に一定の波形となっており、第1のスイッチ素子12(Q1)は休止することなく動作していることがわかる。
このように、トランス13(T1)の一次側回路の巻線13aを共通とする一方、二次側を2つに分けて第1の二次巻線13bと第2の二次巻線13cとし、第1のコンデンサ31(C1)、第2のコンデンサ32(C2)とにそれぞれ供給するようにすると、一次側回路を効率的に動作させながら第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の静電容量を減らすことができる。通常このような動作を行わせた場合、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の電圧の比を動作中に任意に変更することはできないが、この実施の形態1においては、第2のコンデンサ32(C2)を短絡するスイッチ素子35(Q5)を設けると共に高電圧を与える第2の電源部20を別個に設けたので、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の電圧を必要に応じ(放電開始前後の高い電圧が必要なときのみ)異ならせ、ハーフブリッジ型インバータ部30の回路耐圧を下げることと、定常動作時に第1の電源部10を効率的に動作させ、かつ第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)に必要な電流を別個に供給することとを、共に実現することが可能である。
以上のように、この実施の形態1においては、ハーフブリッジ型インバータ部30回路の耐圧、第2の電源部20の耐圧および効率、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の静電容量といった、ハーフブリッジ型インバータ部30回路を用いた放電点灯装置のコストおよびサイズに係わる重要な要因を、いずれも改善することが可能となり、総合的にみて低コストで小型な放電点灯装置100を得ることができる。
なお、以上の説明において、第2の電源部20は昇圧チョッパ型コンバータによって構成することとしたが、これはフライバックコンバータ、フォワードコンバータなど、他の方式のスイッチング電源でもよい。あるいは、第2の電源部20は出力電圧は高いものの出力電力は比較的小さいので、圧電トランスを用いた昇圧回路やコッククロフト方式昇圧回路など、他の方式を用いた昇圧回路を用いたり、あるいはそれら複数の電源方式、昇圧方式を組み合わせてもよい。
また、第2の電源部20の出力は第1、第2のコンデンサ31、32の直列回路の両端に出力するとしたが、前述のように、第1の電源部10が出力される期間は第5のスイッチ素子35(Q5)が閉じているので、これは第1のコンデンサ31(C1)の両端に出力しても同じである。すなわち、第2の電源部10の出力が第1のコンデンサ31(C1)に出力電圧を与えるように接続されていればよい。これを図7に示す。
また第1の電源部10は、フライバックコンバータにより構成するものとしたが、これもフォワード型コンバータ、プッシュプルコンバータなど、他の方式のスイッチング電源、あるいはシリーズ電源を用いてもよい。
また、第1〜第5のスイッチ素子としてFETを用いる例を示したが、他にバイポーラトランジスタ、IGBTなどを用いてもよい。
さらに、第1〜第3の整流素子としてはダイオードを用いる例を示したが、FETなどのスイッチ素子を用い、整流電流が流れるタイミングに合わせてスイッチ素子のオン・オフ制御を行う、いわゆる同期整流方式を用いてもよい。またさらに、入力電源を直流入力電源11としたが必ずしも直流である必要はない。
実施の形態2.
図8に実施の形態2における、放電ランプ点灯装置100の回路図を示す。実施の形態1における回路との違いは、以下の点にある。
(1)第2の電源部を省略し、第1の電源部のトランスT1の二次巻線の中間タップを無くした。
(2)第1、第2のコンデンサC1、C2に並列に第1、第2の抵抗R1およびR2を設けた。
(3)第2の整流素子D2をなくした。
つまり、この実施の形態2は、図8に示すように電源部10aは直流入力電源11に接続されトランス13の二次巻線13dにつながる整流素子14aと、この整流素子14aにつながり直列に接続された第1、第2の抵抗16、17がトランスの二次巻線13dと並列に接続されている構成を備え、ハーフブリッジ型インバータ部30が前記電源部10aにつながる点は前記実施の形態1の図1と同様であり、かつ、第2の電源部を省略した点が相違する。このように実施の形態2においては、第2の電源部を省略することにより、更なる低コスト化を図ったものである。
図8に示す回路において、電源部10aは第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の直列接続回路に対して出力される。
このような図8に示す回路構成を用い、以下のような動作を行う。動作の説明は実施の形態1にて説明した、図2の第1の期間から第4の期間について、前述の実施の形態1との相異を中心に行う。
なお、図8に示す第2〜第4のスイッチ素子33a〜35a(Q2〜Q4)は、前述の図1の第3〜第5のスイッチ素子33〜35(Q3〜Q5)に相当する。
(1)第1の期間
第4のスイッチ素子35a(Q4)および第2のスイッチ素子33a(Q2)を閉じ、第3のスイッチ素子34a(Q3)を開いた状態で、第1のスイッチ素子12(Q1)をオン・オフすることにより、電源部10aを動作させ、第1のコンデンサ31(C1)を充電する。すなわち、電源部10aを用いて第1のコンデンサ31(C1)を充電する。
電源部10aの出力は第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の両端に、約400Vの電圧が印加されるように制御される。
(2)第2の期間
実施の形態1と同様である。
(3)第3の期間
実施の形態1と、ほぼ同じである。ただし、この実施の形態2では電源部10aは前述した第1の期間から動作しているので、第2の電源部を停止し第1の電源部の動作を開始する手続きは不要となる。
(4)第4の期間
第2のスイッチ素子33a(Q2)と第3のスイッチ素子34a(Q3)を交互にオン、オフすると、放電ランプ37に第1のコンデンサ31(C1)の両端の電圧と第2のコンデンサ32(C2)の両端の電圧の極性が交互に反転するように印加される。このとき、電源部10aは第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の直列接続回路に対して出力される。第1の抵抗16(R1)と第2の抵抗17(R2)との分圧回路は、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の両端の電位を、同じ電圧に近づけるように働く(すなわち、ノードp1の電位を、ノードp0の1/2の電位に近づけるように働く)。
以上のように、この実施の形態2においては、実施の形態1と同様、高い電圧が必要な場合のみ第4のスイッチ素子35a(Q4)を閉じることにより、ハーフブリッジを用いつつ2倍の素子耐圧を不要としている。さらに、実施の形態1に比較して第2の電源部および第3の整流素子であるダイオードD2を省略することにより、更なる低コスト化を図ることができる。
ただし、第4の期間において、電源部10aの出力は、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)との直列回路に対して供給される、すなわち第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)に個別に供給されないので、ノードp1の電位は、必ずしもノードp0の中間電位にはならず、放電ランプ37に電流を流すとともに、第1のコンデンサ31(C1)あるいは第2のコンデンサ32(C2)の電圧が低下し、駆動電圧にいわゆるサグが発生することがある。
サグを減らすためには、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の静電容量を十分に増やす必要があり、実施の形態1と比べた場合、コストアップの要因となる。
実施の形態1と実施の形態2の何れを選択するかは、以上のような得失を考慮して判断する必要がある。
実施の形態3.
図9に、実施の形態3の放電ランプ点灯装置100の回路図を示す。実施の形態1における回路との違いは、以下の点である。
(1)第2の電源部20の出力を、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の接続点と、トランス13(T1)の第1、第2の二次巻線13b、13cの直列接続回路の中間点つまり接地に出力するようにした。
(2)第1の電源部10のトランス13(T1)の第1、第2の二次巻線13b、13cの出力タップを第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の接続点につながないこととした。
(3)第1の整流素子14(D1)に並列に、抵抗18を接続した。
(4)第2のコンデンサ32(C2)に並列に接続していたスイッチ素子Q5を削除した。
(5)イグナイタの構成を異なるものとした。すなわち図9において、イグナイタ36aを構成するパルストランスTIg38の一次側巻線38aを、ギャップスイッチなどの高電圧スイッチ素子39(SW)を介して第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の直列接続の接続点(ノードp1)に接続し、パルストランスTig38の二次側巻線38bを放電ランプ37につながるように接続した。
さて、従来一般的に用いられているイグナイタ36(Ig)の内部は、図10に示すような回路となっている。すなわち、パルストランスTIgとコンデンサCIgと、ギャップスイッチなどの高電圧スイッチ素子SWより構成されている。コンデンサCIgに数百〜1kVの電圧を充電し、ギャップスイッチSWを閉じることにより、パルストランスTigの二次側に数十kVのパルス電圧を発生させ(すなわち、コンデンサCIgのエネルギーをパルストランスTIgによって高電圧パルスに変換)、放電を開始している。この実施の形態3においては、図9のような回路構成とすることにより、イグナイタ36aに用いるコンデンサCIgを省略し、代わりにハーフブリッジを構成する第2のコンデンサ32(C2)を用いることにより、更なる低コスト化を図るものである。
以下、動作について説明する。
まず、第2の電源部20を動作させ、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)に充電する。このときの充電電流経路を図9に基づいて以下に示す。
23(D3)→31(C1)→18(R1)→13b(トランス13の第1の二次側巻線)→GND
という経路と、
23(D3)→32(C2)→15(D2)→13c(トランス13の第2の二次側巻線)→GND
という、二つの経路であり、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)に並列に、ノードp1(C1とC2の接続点)が正となる極性にて充電が行われる。
第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)の両端の電圧が500Vから1kVに達すると、ギャップスイッチ39(SW)が閉じ、第2のコンデンサ32(C2)に蓄えられたエネルギーがパルストランス38(TIg)によって高電圧パルスに変換され、放電ランプ37(DL)にて放電が開始する。
放電に先立って、第3のスイッチ素子33(Q3)を閉じ、第4のスイッチ素子34(Q4)を開いておけば、第1のコンデンサ31(C1)に蓄積されていた電圧が放電開始後にも放電ランプ37(DL)に印加され、放電が継続する。第1のコンデンサ31(C1)から放電ランプ37(DL)に放電電流を流すことにより、第1のコンデンサ31(C1)に、p1が正となる極性で蓄積された電圧は、急激に減衰する。
その後、第1の電源10を動作させ、第1、第2のコンデンサ31(C1)、32(C2)に充電するとともに、第3のスイッチ素子33(Q3)および第4のスイッチ素子34(Q4)を交互にオン、オフすることにより、放電ランプ37(DL)に交互に極性の反転する電圧を印加する。
以上のように、この実施の形態3においては、ハーフブリッジを構成する第2のコンデンサ32(C2)を、イグナイタ36aの高電圧発生用に用いることにより、イグナイタ専用のコンデンサを省略することができ、更なる低コスト化が可能となる。
この発明の実施の形態1〜3は、自動車のヘッドライト等の光源として用いられるメタルハラルドランプ等のHIDランプ用の放電点灯装置に利用できる。
この発明の実施の形態1の放電点灯装置の回路図である。 この発明の実施の形態1〜実施の形態3の放電ランプに与える電圧の一例を示す波形図である。 この発明の実施の形態1の第1の期間における動作を示す模式図である。 この発明の実施の形態1の第2の期間における動作を示す模式図である。 この発明の実施の形態1の第3の期間における動作を示す模式図である。 この発明の実施の形態1の動作中における各部の電圧、電流、波形を示す図である。 この発明の実施の形態1の他の実施例による放電点灯装置の回路図である。 この発明の実施の形態2の放電点灯装置の回路図である。 この発明の実施の形態3の放電点灯装置の回路図である。 従来から用いられている一般的なイグナイタの内部回路図である。
符号の説明
10 第1の電源部、10a 電源部、11 直流入力電源、
12 第1のスイッチ素子、13 トランス、13a 一次巻線、
13b 第1の二次巻線、13c 第2の二次巻線、13d 二次巻線、
14 第1の整流素子、15 第2の整流素子、16 第1の抵抗、17 第2の抵抗、
18 抵抗、20 第2の電源部、22,33a 第2のスイッチ素子、
30 ハーフブリッジ型インバータ部、31 第1のコンデンサ、
32 第2のコンデンサ、33,34a 第3のスイッチ素子、
34,35a 第4のスイッチ素子、35 第5のスイッチ素子、
36,36a イグナイタ、37 放電ランプ、38 パルストランス、
39 高圧スイッチ素子、R 抵抗、50 制御部、100 放電点灯装置。

Claims (7)

  1. 第1の電源部と、第2の電源部と、該第1、第2の電源部につながりイグナイタと放電ランプを有するハーフブリッジ型インバータ部と、制御部とを備えた放電点灯装置であって、
    前記制御部が、前記第2の電源部を動作させて前記ハーフブリッジ型インバータ部に設けられたコンデンサを介して前記放電ランプに所定の電圧を印加し、次に前記イグナイタによるパルス高電圧を印加して前記放電ランプの放電を開始し、その後、前記コンデンサおよび前記第2の電源部から電流を供給することによって前記放電を成長させ、引き続き前記第2の電源部の動作を停止させるとともに、前記第1の電源部のスイッチ素子の動作によって、前記放電ランプに極性が反転する電圧が印加されるよう制御することを特徴とする放電点灯装置。
  2. 前記第1の電源部は2回路の出力回路が設けてあり、前記ハーフブリッジ型インバータ部のコンデンサは、第1、第2のコンデンサより成るものであり、前記第1の電源部の動作中における出力の一方は前記第1のコンデンサに出力され、他方の出力が前記第2のコンデンサに出力されることを特徴とする請求項1に記載の放電点灯装置。
  3. 前記第1の電源部の2回路の出力回路は一次巻線を共有し、2つの二次巻線を有するトランスと、前記二次巻線からの出力をそれぞれ入力する第1、第2の整流素子が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の放電点灯装置。
  4. 第1の電源部と、第2の電源部と、該第1、第2の電源部につながるハーフブリッジ型インバータ部と、制御部とを備えた放電点灯装置であって、
    前記第1の電源部には第1のスイッチ素子と、一次巻線を共有し、第1、第2の二次巻線を直列接続したトランスと、第1の整流素子と第2の整流素子が設けられており、前記第1の二次巻線には前記第1の整流素子の一方の極性が接続され、前記第2の二次巻線には、前記第1の整流素子の一方の極性とは逆極性となるように前記第2の整流素子が接続され、前記第2の電源部には第2のスイッチ素子と、第3の整流素子とが設けられており、
    前記ハーフブリッジ型インバータ部には直列接続された第1、第2のコンデンサが設けられているとともに、直列接続された第3、第4のスイッチ素子が前記第1、第2のコンデンサの直列接続回路とは並列接続となるよう設けられ、さらに前記第2のコンデンサには第5のスイッチ素子が並列に設けられており、前記第1〜第3の整流素子の出力は、前記第1、第2のコンデンサの直列接続回路の両端に供給されており、前記第1、第2のコンデンサの直列接続回路の中間点と、前記第3、第4のスイッチ素子の直列接続回路の中間点との間に接続されたイグナイタと放電ランプが設けられているとともに、前記第1、第2の二次巻線の直列接続回路の中間点と前記第1、第2のコンデンサの直列接続回路の中間点とが接続されており、前記制御部は前記第5のスイッチ素子をONするとともに、前記第2のスイッチ素子のON/OFFにより前記第2の電源部から、前記第1、第2のコンデンサを介して前記放電ランプに所定の電圧を印加し、次に前記イグナイタに設けられた電源より該イグナイタによるパルス高電圧を印加して前記放電ランプの放電を開始し、引き続き前記第5のスイッチ素子をOFFするとともに前記第1のスイッチ素子をONして前記第1の電源部を動作させ、その後前記第1、第2のコンデンサおよび前記第2の電源部から電流を供給することによって前記放電を成長させ、次に前記第2の電源部の動作停止を行い、さらに前記第3、第4のスイッチ素子を交互にON/OFFして前記放電ランプに極性が反転する電圧が印加されるよう制御することを特徴とする放電点灯装置。
  5. 電源部と、該電源部につながりイグナイタと放電ランプが設けられたハーフブリッジ型インバータ部と、制御部とを備えた放電点灯装置であって、前記電源部には第1のスイッチ素子と、トランスと、前記トランスの二次巻線につながる整流素子と、該整流素子につながり直列接続された第1、第2の抵抗が前記トランスの二次巻線と並列接続されており、前記ハーフブリッジ型インバータ部には、直列接続された第1、第2のコンデンサが前記第1、第2の抵抗の直列接続回路と並列接続となるよう設けられているとともに、前記第2のコンデンサには第4のスイッチ素子が並列に設けられており、さらに直列接続された第2、第3のスイッチ素子が前記第1、第2のコンデンサの直列接続回路と並列接続となるよう設けられており、前記第1、第2のコンデンサの直列接続回路の両端に前記整流素子の出力が接続されており、前記第1、第2の抵抗の直列接続回路の中間点と、前記第1、第2のスイッチ素子の直列接続回路の中間点との間に接続されたイグナイタと放電ランプが設けられており、前記制御部は前記第2のスイッチ素子および前記第4のスイッチ素子をONするとともに前記第3のスイッチ素子をOFFとした状態で前記第1のスイッチ素子のON/OFFによる前記電源部から前記第1、第2のコンデンサを介して前記放電ランプに所定の電圧を印加し、次に前記イグナイタに設けられた電源より該イグナイタによるパルス高電圧を印加して前記放電ランプの放電を開始し、その後前記第1のコンデンサと前記電源部から電流を供給することによって前記放電を成長させ、次に前記第4のスイッチ素子をOFFするとともに、前記第2、第3のスイッチ素子を交互にON/OFFして前記放電ランプに極性が反転する電圧が印加されるよう制御することを特徴とする放電点灯装置。
  6. 第1の電源部と、第2の電源部と、該第1、第2の電源部につながりパルストランスおよび高圧スイッチ素子とを有するイグナイタと、放電ランプとが設けられたハーフブリッジ型インバータ部と、制御部とを備えた放電点灯装置であって、
    前記第1の電源部には第1のスイッチ素子と、一次巻線を共有し、第1、第2の二次巻線を直列接続したトランスと、前記第1の二次巻線には前記第1の整流素子の一方の極性が接続され、前記第2の二次巻線には、前記第1の整流素子の一方の極性とは逆極性となるように前記第2の整流素子が接続されているとともに、前記第1の整流素子には抵抗が並列に接続されており、
    前記ハーフブリッジ型インバータ部には、直列接続された第1、第2のコンデンサが前記第1、第2の二次巻線の直列接続回路と並列接続となるよう設けられており、さらに直列接続された第3、第4のスイッチ素子が前記第1、第2のコンデンサの直列接続回路と並列接続となるよう設けられており、前記第2の電源部の出力は前記第1、第2のコンデンサの直列接続回路の中間点と、前記第1、第2の二次巻線の直列接続回路の中間点に接続されており、
    前記第1、第2のコンデンサの直列接続回路の中間点と、前記第3、第4のスイッチ素子の直列接続回路の中間点との間に接続された、前記イグナイタを構成するパルストランスの二次側巻線と放電ランプとが設けられており、前記パルストランスの一次側巻線は該パルストランス二次側の入力端と、前記第1、第2のコンデンサの直列接続回路における第2のコンデンサの前記中間点とは異なる一端に高圧スイッチ素子を介して接続されており、
    前記制御部は前記第3のスイッチ素子をON、前記第4のスイッチ素子をOFFおよび前記高圧スイッチ素子をOFFとした状態で、前記第2のスイッチ素子のON/OFFによる前記第2の電源部から前記第1、第2のコンデンサに電圧を印加し、所定の電圧に達すると前記高圧スイッチ素子をONとし前記パルストランスを介し前記コンデンサ電圧を前記放電ランプに印加して前記イグナイタによる放電とし、引き続き前記第1のスイッチ素子をONして前記第1の電源部を動作させ、この第1の電源部と前記第1、第2のコンデンサから電流を供給することによって前記放電を成長させ、さらに前記第3、第4のスイッチ素子を交互にON/OFFして前記放電ランプに極性が反転する電圧が印加されるよう制御することを特徴とする放電点灯装置。
  7. 前記第2の電源部から前記第1、第2のコンデンサに印加し達する所定の電圧は500V〜1KVとすることを特徴とする請求項6に記載の放電点灯装置。
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