JP2002015889A - 高圧放電灯点灯装置 - Google Patents

高圧放電灯点灯装置

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JP2002015889A
JP2002015889A JP2000199921A JP2000199921A JP2002015889A JP 2002015889 A JP2002015889 A JP 2002015889A JP 2000199921 A JP2000199921 A JP 2000199921A JP 2000199921 A JP2000199921 A JP 2000199921A JP 2002015889 A JP2002015889 A JP 2002015889A
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capacitor
voltage
circuit
pressure discharge
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JP2000199921A
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Takeshi Kamoi
武志 鴨井
Naoki Komatsu
直樹 小松
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イグナイタを用いずに高圧放電灯を始動する。 【解決手段】2個のスイッチング素子Q1,Q2の直列
回路と2個のコンデンサCE1,CE2の直列回路とが
昇圧チョッパ回路11の出力端間にそれぞれ接続され
る。スイッチング素子Q1,Q2の接続点とコンデンサ
CE1,CE2の接続点との間に、インダクタL1およ
びコンデンサC1からなる共振回路と高圧放電灯DLと
を含む負荷回路10が接続される。コンデンサCE1に
はコンデンサCE3とスイッチング素子Q4との直列回
路が並列接続される。制御回路13は共振回路の共振周
波数付近で、スイッチング素子Q1,Q2を等しいオン
期間で交互にオンオフさせる。高圧放電灯DLの非点灯
期間には、スイッチング素子Q4をオンにし、高圧放電
灯DLに印加する共振電圧を直流電圧に重畳する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧放電灯点灯装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の前照灯などに用いる高
圧放電灯点灯装置としては、図11に示すように、電池
電源のような直流電源BTを電源として高周波電力を出
力するDC−AC変換回路PSと、高圧放電灯(以下、
放電灯と略称する)DLを始動させるのに必要な高電圧
パルスを発生するイグナイタ回路IGとを備える構成の
ものが知られている。DC−AC変換回路PSは、直流
電源BTの両端電圧を降圧した直流電圧を出力する降圧
チョッパ回路1と、降圧チョッパ回路1の出力端間に接
続される平滑コンデンサCE10と、平滑コンデンサC
E10を電源として交番電圧を出力する極性反転回路2
とにより構成される。
【0003】降圧チョッパ回路1は、MOSFETから
なるスイッチング素子Q10とインダクタL10との直
列回路が、直流電源BTの正極と平滑コンデンサCE1
0の正極との間に挿入され、直流電源BTの負極にアノ
ードを接続したダイオードD10のカソードがスイッチ
ング素子Q10とインダクタL10との接続点に接続さ
れている。ここに、平滑コンデンサCE10の負極は直
流電源BTの負極と共通に接続されている。スイッチン
グ素子Q10は制御回路3により比較的高い周波数(数
十kHz以上)でスイッチングされ、周知のようにスイ
ッチング素子Q10のオン期間にインダクタL10を通
して平滑コンデンサCE10を充電し、スイッチング素
子Q10のオン期間にインダクタL10に蓄積したエネ
ルギを、スイッチング素子Q10のオフ期間にダイオー
ドD10を通る経路で平滑コンデンサCE10に放出す
るように機能する。したがって、スイッチング素子Q1
0のオンオフの周波数や比率(デューティ)を制御する
ことによって、平滑コンデンサCE10の両端電圧を制
御することができる。もちろん、平滑コンデンサCE1
0を電源とする極性反転回路2の負荷状態によっても平
滑コンデンサCE10の両端電圧は変化し、負荷状態に
応じてスイッチング素子Q10をスイッチングする周波
数やデューティが調節される。
【0004】一方、極性反転回路2は、それぞれMOS
FETからなる4個のスイッチング素子Q11〜Q14
をブリッジ接続した構成を有し、ブリッジ回路の各アー
ムを構成する2個ずつのスイッチング素子Q11,Q1
2およびスイッチング素子Q13,Q14がそれぞれ平
滑コンデンサCE10に並列接続されてブリッジ回路の
各アームを構成する。また、ブリッジ回路の一方のアー
ムを構成する2個のスイッチング素子Q11,Q12の
接続点と、他方のアームを構成する2個のスイッチング
素子Q13,Q14の接続点とが、極性反転回路2の出
力端になる。つまり、両接続点の間に放電灯DLを含む
負荷側の回路が接続される。スイッチング素子Q11〜
Q14は、制御回路3により比較的低い周波数(数十〜
数百Hz)でオンオフされ、スイッチング素子Q11,
Q14が同時にオンになる期間とスイッチング素子Q1
2,Q13が同時にオンになる期間とが交互に生じるよ
うに、スイッチング素子Q11〜Q14がスイッチング
されることによって、負荷側の回路に矩形波状の交番電
圧を印加する。スイッチング素子Q11〜Q14のスイ
ッチングの条件は負荷状態に応じて適宜に制御される。
【0005】イグナイタ回路IGは、極性反転回路2の
一方の出力端と放電灯DLの一端との間に2次巻線n2
を挿入したパルストランスPTを備え、このパルストラ
ンスPTの1次巻線n1にパルス電圧発生回路PGから
出力されたパルス電圧を印加することによって、パルス
トランスPTの2次巻線n2に高電圧パルスを発生させ
るように構成されている。パルス電圧発生回路PGは、
放電灯DLが始動するまでの期間において、極性反転回
路2から出力された矩形波状の高周波交番電圧に高電圧
パルスを重畳し、この電圧を放電灯DLに印加する。
【0006】上述した従来の高圧放電灯点灯装置では、
電源が投入されると制御回路3によりスイッチング素子
Q10がオンオフされて平滑コンデンサCE10の両端
電圧は直流電源BTの両端電圧を降圧した電圧になる。
電源投入直後は放電灯DLの両端は開放された状態であ
るから、負荷側の回路での電力消費がほとんどなく、平
滑コンデンサCE10の両端電圧は比較的高くなり、降
圧チョッパ回路1が適宜に設計されていれば、平滑コン
デンサCE10の両端電圧は直流電源BTの両端電圧に
近い電圧になる。
【0007】一方、電源投入によって極性反転回路2の
スイッチング素子Q11〜Q14がオンオフされるとと
もに、イグナイタ回路IGも起動されるから、図12に
示すように、極性反転回路2から出力される交番電圧に
イグナイタ回路IGから発生する高電圧パルスVpを重
畳した電圧が放電灯DLへの印加電圧Vlaになる。上
述したように放電灯DLが始動する前の非点灯期間に
は、平滑コンデンサCE10の両端電圧は比較的高く、
この高電圧にイグナイタ回路IGで発生した高電圧パル
スVpが重畳された電圧が放電灯DLに印加されるか
ら、放電灯DLが放電を開始する(始動する)。放電灯
DLが点灯して点灯期間に至ると、平滑コンデンサCE
10に対する負荷が大きくなって平滑コンデンサCE1
0の両端電圧は低下する。また、イグナイタ回路IGか
らの高電圧パルスVpは不要になるから、イグナイタ回
路IGの動作は停止する。こうして、点灯期間になると
降圧チョッパ回路1や極性反転回路2は放電灯DLを安
定点灯するように制御回路3によって制御される。
【0008】上述した従来構成では、イグナイタ回路I
Gを備えており、イグナイタ回路IGはパルストランス
PTなどを備えるものであるから、部品点数が比較的多
く高コスト化しやすいとともに大型化しやすいという問
題を有している。
【0009】図11に示した回路構成における上述の問
題を解決するために、図13に示す回路構成が提案され
ている。この回路では、図11に示した回路における降
圧チョッパ回路1に代えて、直流電源BTの出力電圧を
昇圧する昇圧チョッパ回路11を用いており、昇圧チョ
ッパ回路11の出力はハーフブリッジ型のインバータ回
路12に入力される。
【0010】昇圧チョッパ回路11は、インダクタL4
とMOSFETからなるスイッチング素子Q3との直列
回路を直流電源BTの両端間に接続し、インダクタL4
とスイッチング素子Q3との接続点にアノードを接続し
たダイオードD1を通してインバータ回路12に出力を
供給するように構成されている。スイッチング素子Q3
は比較的高い周波数でスイッチングされ、スイッチング
素子Q3のオン期間にインダクタL4にエネルギを蓄積
し、このエネルギによってスイッチング素子Q3のオフ
期間にインダクタL4の両端に誘起される電圧と直流電
源BTの両端電圧との加算電圧を、ダイオードD1を通
してインバータ回路12に印加するように構成してあ
る。したがって、インバータ回路12には直流電源BT
の両端電圧よりも高い電圧が印加される。また、昇圧チ
ョッパ回路11は出力電圧が監視され、出力電圧が所定
電圧になるようにスイッチング素子Q3をスイッチング
する周波数やデューティが制御回路13により制御され
る。
【0011】一方、インバータ回路12は、昇圧チョッ
パ回路11の出力端間に、2個のスイッチング素子Q
1,Q2の直列回路と、2個のコンデンサCE1,CE
2の直列回路と、2個の抵抗Rd1,Rd2の直列回路
をそれぞれ接続し、コンデンサCE1,CE2の接続点
と抵抗Rd1,Rd2の接続点とは共通に接続し、コン
デンサCE1,CE2の接続点とスイッチング素子Q
1,Q2の接続点との間に放電灯DLを含む負荷回路1
0を接続した構成を有する。コンデンサCE1,CE2
は同容量のものが選定され、抵抗Rd1,Rd2はコン
デンサCE1,CE2の放電用に用いられる。
【0012】また、負荷回路10は共振用のコンデンサ
C1とインダクタL1との直列回路と、放電灯DLとの
直列回路がコンデンサC1に並列接続される抵抗R1と
からなる。また、放電灯DLに流れる電流Ilaは放電
灯DLと抵抗R1との接続点の電位で検出され、放電灯
DLに印加される電圧Vlaは放電灯DLの両端電圧と
して検出される。
【0013】スイッチング素子Q1,Q2は制御回路1
3によりスイッチングされ、スイッチング素子Q1のオ
ン時にはコンデンサCE1の電荷を用いて負荷回路10
に電力が供給され、スイッチング素子Q2のオン時には
コンデンサCE2の電荷を用いて負荷回路10に電力が
供給される。ここに、放電灯DLの点灯期間には、図1
4の右半分に示すように、スイッチング素子Q1,Q2
はオフ期間が数十〜数百Hzの比較的低い周波数で繰り
返され、かつスイッチング素子Q2のオフ期間にはスイ
ッチング素子Q1が比較的高い周波数(数十kHz以
上)でオンオフされ、スイッチング素子Q1のオフ期間
にはスイッチング素子が比較的高い周波数(数十kHz
以上)でオンオフされるように制御回路13によってス
イッチングされる(図14(a)(b)参照)。このよ
うな動作によって、放電灯DLの点灯期間においては、
放電灯DLに印加される電圧Vlaは図14(c)のよ
うに数十〜数百Hzの低周波で極性を反転する矩形波電
圧になり、放電灯DLに流れる電流Ilaは図14
(d)のように高周波のリプルを含むことになる。ここ
に、放電灯DLへの出力はスイッチング素子Q1,Q2
をオンオフさせるデューティによって制御される。
【0014】ところで、図13に示す回路では、放電灯
DLの始動前の期間のように放電灯DLが消灯している
非点灯期間には、インバータ回路12の2個のスイッチ
ング素子Q1,Q2をともに高周波でスイッチングさせ
ることにより、放電灯DLに始動用の高電圧を印加する
ように構成されている。つまり、放電灯DLのインピー
ダンスが非常に大きい期間には、図14の左半分に示す
ように、スイッチング素子Q1,Q2は高周波で交互に
オンオフするように制御回路13によりスイッチングさ
れる。また、スイッチング素子Q1のオン期間がスイッ
チング素子Q2よりも長くなる状態と、スイッチング素
子Q2のオン期間がスイッチング素子Q1よりも長くな
る状態とを比較的低い周波数(数十〜数百Hz)で交互
に繰り返すように、両スイッチング素子Q1,Q2が制
御される。このようにスイッチング素子Q1,Q2のオ
ンオフのデューティをアンバランスにすると、放電灯D
Lに印加される電圧Vlaは、図14(c)のように、
オン期間の長いほうのスイッチング素子Q1,Q2の電
位に偏ることになる(つまり、スイッチング素子Q1の
オン期間が長いと正極側に偏り、スイッチング素子Q2
のオン期間が長いと負極側に偏る)。このようにスイッ
チング素子Q1,Q2のデューティをアンバランスに
し、かつオン期間の大小関係を交互に入れ換えることに
よって、放電灯DLに印加する電圧Vlaを図14
(c)に破線で示すような交番する矩形波電圧とするこ
とができる。ここで、放電灯DLは始動していないか
ら、図14(d)のように放電灯DLには電流Ilaは
流れない。
【0015】一方、負荷回路10は、インダクタL1と
コンデンサC1とからなる共振回路を含んでいるから、
スイッチング素子Q1,Q2のスイッチングの周波数を
共振回路の共振周波数付近に設定すると、放電灯DLの
両端電圧は共振回路の共振作用によって上昇する。つま
り、上述したスイッチング素子Q1,Q2のデューティ
をアンバランスにすることによって生じる矩形波電圧に
共振回路の共振作用により生じる高電圧を重畳した電圧
を放電灯DLに印加することによって、放電灯DLを始
動させることが可能になる。放電灯DLの始動後には上
述のようにスイッチング素子Q1,Q2を低周波でオフ
にし、スイッチング素子Q1,Q2のオフ期間に他方を
高周波でオンオフさせる。このような動作によって、放
電灯DLは自己の発熱によって徐々に温まり、所定の出
力が得られるようになって安定な点灯状態が維持され
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図1
3に示す回路構成では、イグナイタ回路IGを用いるこ
となく放電灯DLを始動することができるから小型化か
つ軽量化が可能になるが、以下の問題を有している。
【0017】すなわち、図13に示した回路ではハーフ
ブリッジ型のインバータ回路12を用いており、各スイ
ッチング素子Q1,Q2のオン期間にはそれぞれ一方の
コンデンサCE1,CE2を電源として動作するから、
放電灯DLの始動前の期間においてスイッチング素子Q
1,Q2のデューティを制御することによって発生させ
る矩形波電圧は、昇圧チョッパ回路11の出力電圧のほ
ぼ2分の1の電圧に対してスイッチング素子Q1,Q2
のデューティの差に応じた電圧の偏りとして発生させて
いることになる。つまり、昇圧チョッパ回路11の出力
電圧を大きく上昇させることなく矩形波電圧の電圧値を
大きくして始動性を高めようとすれば、スイッチング素
子Q1,Q2のオン期間の差を大きくすることが望まし
いと言える。その一方で、スイッチング素子Q1,Q2
のオン期間の差が大きくなるほど、負荷回路10に印加
される電圧の周波数成分に高調波成分が多く含まれるよ
うになり、共振回路の共振作用による高電圧が発生しに
くくなる。
【0018】つまり、共振回路の共振作用を活かして放
電灯DLに高電圧を印加しようとすれば、スイッチング
素子Q1,Q2のオン期間はほぼ等しいほうが望まし
く、矩形波電圧を大きくしようとすればスイッチング素
子Q1,Q2のオン期間の差を大きくするほうが望まし
いのであって、両条件を同時に満たすような設定は困難
であるという問題を有している。要するに、矩形波電圧
を得るための直流電圧成分を確保することと、始動のた
めの共振電圧を高めることとを両立させるのは図13に
示した回路構成では難しいという問題がある。その結
果、放電灯DLの始動性を高めるために昇圧チョッパ回
路11の出力電圧を高くすることが要求され、コストの
低減を妨げる要因になっている。
【0019】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、スイッチング素子のオン期間をほぼ
等しくしながらも高圧放電灯を始動するのに必要な程度
の電圧の偏りを与えることを可能とした高圧放電灯点灯
装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直流
電源の両端間に接続された第1および第2のスイッチン
グ素子の直列回路と、前記直流電源の両端間に接続され
た第1および第2のコンデンサの直列回路と、第1のイ
ンダクタと第3のコンデンサとの直列回路が第1および
第2のスイッチング素子の接続点と第1および第2のコ
ンデンサの接続点との間に挿入され第3のコンデンサの
両端間に高圧放電灯が接続された負荷回路と、少なくと
も高圧放電灯の非点灯期間に第1および第2のスイッチ
ング素子を交互にオンオフさせる制御回路と、少なくと
も高圧放電灯の非点灯期間に第1および第2のコンデン
サの両端電圧を異ならせる不平衡手段とを備えるもので
ある。
【0021】請求項2の発明は、直流電源の両端間に接
続された第1および第2のスイッチング素子の直列回路
と、前記直流電源の両端間に接続された第1および第2
のコンデンサの直列回路と、第1のインダクタと第3の
コンデンサとの直列回路が第1および第2のスイッチン
グ素子の接続点と第1および第2のコンデンサの接続点
との間に挿入され第3のコンデンサの両端間に高圧放電
灯が接続された負荷回路と、少なくとも高圧放電灯の非
点灯期間に第1のインダクタと第3のコンデンサとの共
振周波数付近で第1および第2のスイッチング素子を交
互にオンオフさせる制御回路と、少なくとも高圧放電灯
の非点灯期間に第1および第2のコンデンサの両端電圧
を異ならせる不平衡手段とを備えるものである。
【0022】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記不平衡手段が、第1のコンデン
サと第2のコンデンサとの一方の両端電圧を零にするも
のである。
【0023】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記不平衡手段が、第1のコンデン
サと第2のコンデンサとの一方の両端電圧を前記高圧放
電灯の非点灯期間における時間の経過に伴って次第に増
大させるものである。
【0024】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記制御回路が、第1および第2の
スイッチング素子の一方であって、第1のコンデンサと
第2のコンデンサとのうち両端電圧が高いほうと前記負
荷回路とともにループ回路を形成するスイッチング素子
のオン期間を、他方のスイッチング素子のオン期間より
も長くするように制御するものである。
【0025】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記制御回路が、第1および第2の
スイッチング素子のオン期間を等しくするように制御す
るものである。
【0026】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、前記不平衡手段が、前記高圧放電灯
の非点灯期間にオンになる第3のスイッチング素子と第
4のコンデンサとの直列回路であって、第1および第2
のコンデンサの一方に並列接続されるものである。
【0027】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、前記不平衡手段が、前記高圧放電灯
の非点灯期間にオンになる第3のスイッチング素子と抵
抗との直列回路であって、第1および第2のコンデンサ
の一方に並列接続されるものである。
【0028】請求項9の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、前記不平衡手段が、前記高圧放電灯
の非点灯期間に第1のコンデンサと第2のコンデンサと
の一方から前記制御回路の電源となる電力を供給するも
のである。
【0029】請求項10の発明は、請求項1ないし請求
項6の発明において、前記不平衡手段が、前記高圧放電
灯の非点灯期間に第1のコンデンサと第2のコンデンサ
との一方のエネルギを用いて点灯する補助用のランプで
あることを特徴とする。
【0030】請求項11の発明は、請求項1ないし請求
項10の発明において、前記負荷回路が、第1および第
2のスイッチング素子の接続点と第1および第2のコン
デンサの接続点との間に挿入された第2のインダクタと
第5のコンデンサとの直列回路を含み、第5のコンデン
サの両端間に前記高圧放電灯と第1のインダクタとを含
む直列回路が接続されているものである。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
は、図1に示すように、図13に示した従来構成に対し
てコンデンサCE1,CE2の直列回路のうちの低電位
側のコンデンサCE2に、コンデンサCE3とスイッチ
ング素子Q4との直列回路からなる不平衡手段を並列接
続したものである。他の構成は図13に示した従来構成
と同様であるから、同機能を有する構成には同符号を付
してある。
【0032】スイッチング素子Q4はMOSFETから
なり、制御回路13によってオンオフが制御される。制
御回路13は、放電灯DLの点灯期間には、スイッチン
グ素子Q1,Q2の一方ずつをオフにする期間を低周波
で繰り返し、かつ一方がオフの期間に他方を高周波でオ
ンオフさせる。ただし、放電灯DLの非点灯期間には、
従来構成ではスイッチング素子Q1,Q2のオン期間を
異ならせて高周波で交互にオンオフさせていたが、本実
施形態では両スイッチング素子Q1,Q2を高周波で交
互にオンオフさせるもののオン期間は等しく(つまり、
デューティを50%)になるように制御している。さら
に、放電灯DLの非点灯期間にスイッチング素子Q1,
Q2のオン期間を等しくしているのに伴って、非点灯期
間においてスイッチング素子Q4をオンにする。点灯期
間における制御は従来構成と同様であるから、点灯期間
においてはスイッチング素子Q4はオフになる。
【0033】点灯期間における制御は従来構成と同様で
あるから、非点灯期間における動作について以下に説明
する。非点灯期間においてスイッチング素子Q4をオン
にすると、コンデンサCE2にはコンデンサCE3が並
列接続されることになる。コンデンサCE1とコンデン
サCE2とは容量がほぼ等しいから、コンデンサCE3
がコンデンサCE2に並列接続されていることによっ
て、コンデンサCE1と直列接続される低電位側の容量
が増加したことになる。したがって、コンデンサCE
1,CE2の接続点の電位は、スイッチング素子Q4を
オフにしているときよりも低下することになる。このこ
とによって、スイッチング素子Q1,Q2のオン期間を
等しくしながらも、スイッチング素子Q1のオン期間に
おいて放電灯DLに印加される電圧が、スイッチング素
子Q2のオン期間において放電灯DLに印加される電圧
よりも高くなる。その結果、インダクタL1とコンデン
サC1とからなる共振回路の共振作用によって生じる共
振電圧に、コンデンサCE3を付加したことによって生
じる直流成分を重畳させることになり、放電灯DLに高
電圧を印加することが可能になる。
【0034】上述した動作の各部を波形を図2に示す。
放電灯DLの非点灯期間には、図2(a)(b)に示す
ように、スイッチング素子Q1,Q2は比較的高い周波
数(数十kHz以上)でオン期間が1:1になるように
交互にオンオフされる。また、スイッチング素子Q4は
図2(c)のようにオンに保たれている。したがって、
コンデンサCE1の両端電圧VCE1は図2(d)のよ
うに点灯期間よりも高くなり、コンデンサCE2の両端
電圧VCE2は図2(e)のように点灯期間よりも低く
なる。このことによって、放電灯DLと抵抗R1との直
列回路に並列接続されているコンデンサC1の両端電圧
VC1(この電圧は放電灯DLに印加する電圧Vlaに
比例している)は、図2(f)のように、コンデンサC
E1の両端電圧VCE1とコンデンサCE2の両端電圧
VCE2との差の2分の1に相当する直流電圧を含むこ
とになり、この直流電圧に共振電圧が重畳されることに
よって、放電灯DLに高電圧が印加され放電灯DLを始
動させてアーク放電に移行させることができる。ここ
で、スイッチング素子Q1,Q2をスイッチングする周
波数はインダクタL1とコンデンサC1とからなる共振
回路の共振周波数付近に設定される。なお、放電灯DL
の非点灯期間においては図2(g)のように放電灯DL
には電流Ilaは流れない。
【0035】制御回路13では、放電灯DLに流れる電
流Ilaを監視することによって、放電灯DLが始動し
たことを認識することができるから、放電灯DLが始動
した後には従来構成と同様に、スイッチング素子Q1,
Q2を数十〜数百Hzの比較的低い周波数で繰り返しオ
フにし、かつスイッチング素子Q1,Q2の一方がオフ
である期間に他方を高周波でオンにする。また、この期
間において放電灯DLに印加される電圧Vlaおよび放
電灯DLに流れる電流Ilaを監視して各スイッチング
素子Q1,Q2のオン期間を制御することで、放電灯D
Lを安定に点灯させる。なお、放電灯DLの始動の検出
を行わずに、電源投入から一定期間を放電灯DLの非点
灯期間とみなすようにタイマで時限してもよい。
【0036】以上説明したように、放電灯DLの非点灯
期間においてスイッチング素子Q1,Q2のオン期間を
等しくするように制御しながらも、直流電圧に共振電圧
を重畳した形の電圧を放電灯DLに印加することができ
るから、放電灯DLを始動させるのに必要な電圧を確保
することができる。しかも、スイッチング素子Q1,Q
2のオン期間を等しくしているから、インダクタL1と
コンデンサC1とからなる共振回路の共振周波数付近の
周波数でスイッチング素子Q1,Q2をスイッチングし
たときに、共振電圧を比較的大きくすることができ、昇
圧チョッパ回路11の出力電圧を比較的低くして高価な
高耐圧の素子を用いずに、所要の始動電圧を得ることが
可能になる。言い換えれば、始動性の高い高圧放電灯点
灯装置を提供することができる。他の構成および動作は
図13に示した従来構成と同様である。
【0037】(第2の実施の形態)本実施形態は、図3
に示すように、第1の実施の形態におけるコンデンサC
E3に代えて抵抗Ruを設けたものである。つまり、図
13に示した従来構成における抵抗Rd1,Rd2の直
列回路のうち低電位側の抵抗Rd2に、抵抗Ruとスイ
ッチング素子Q4との直列回路からなる不平衡手段を並
列接続した構成を有している。他の構成は第1の実施の
形態と同様である。
【0038】本実施形態の構成では、第1の実施の形態
と同様に、制御回路13ではスイッチング素子Q4を放
電灯DLの非点灯期間にオンにし放電灯DLの点灯期間
にはオフにする。制御回路13による他の制御は第1の
実施の形態と同様である。つまり、放電灯DLの非点灯
期間には、両スイッチング素子Q1,Q2のオン期間を
等しくして高周波で交互にオンオフする(つまり、デュ
ーティを50%にする)ように制御する。
【0039】非点灯期間においてスイッチング素子Q4
をオンにすると、コンデンサCE2には抵抗Ruが並列
接続されるから、コンデンサCE1の両端のインピーダ
ンスよりもコンデンサCE2の両端のインピーダンスの
ほうが小さくなる。つまり、電源投入直後には両コンデ
ンサCE1,CE2の両端電圧がほぼ等しくなるもの
の、非点灯期間において両コンデンサCE1,CE2で
は消費されるエネルギが異なるから、コンデンサCE1
の両端電圧が徐々に上昇し、それに伴ってコンデンサC
E2の両端電圧が徐々に低下する。第1の実施の形態で
説明したように、コンデンサC1の両端電圧はコンデン
サCE1の両端電圧とコンデンサCE2の両端電圧との
差の2分の1に相当する偏りを生じるから、両コンデン
サCE1,CE2の両端電圧の差が大きくなれば、コン
デンサC1の両端電圧の偏りが大きくなる。この偏り成
分にインダクタL1とコンデンサC1との共振作用によ
る共振電圧が重畳されることによって放電灯DLに高電
圧を印加し、放電灯DLを始動することができるのであ
る。
【0040】上述した動作の各部を波形を図4に示す。
放電灯DLの非点灯期間には、図4(a)(b)に示す
ように、スイッチング素子Q1,Q2は比較的高い周波
数(数十kHz以上)でオン期間が1:1になるように
交互にオンオフされる。また、スイッチング素子Q4は
図4(c)のようにオンに保たれている。したがって、
コンデンサCE1の両端電圧VCE1は図4(d)のよ
うに徐々に上昇して点灯期間よりも高くなり、コンデン
サCE2の両端電圧VCE2は図4(e)のように徐々
に低下して点灯期間よりも低くなる。コンデンサC1の
両端電圧VC1に生じる共振電圧には、図4(f)のよ
うに、コンデンサCE1の両端電圧VCE1とコンデン
サCE2の両端電圧VCE2との差の2分の1に相当す
る偏りが生じるから、放電灯DLに高電圧が印加され放
電灯DLを始動させてアーク放電に移行させることがで
きる。スイッチング素子Q1,Q2をスイッチングする
周波数はインダクタL1とコンデンサC1とからなる共
振回路の共振周波数付近に設定される。なお、放電灯D
Lの非点灯期間においては図4(g)のように放電灯D
Lには電流Ilaは流れない。以後の動作は第1の実施
の形態と同様になり、点灯期間に移行した後は放電灯D
Lを安定に点灯させる。
【0041】以上説明したように、放電灯DLの非点灯
期間においてスイッチング素子Q1,Q2のオン期間を
等しくするように制御しながらも、放電灯DLに印加さ
れる共振電圧に偏りを生じさせるから、放電灯DLを始
動させるのに必要な電圧を確保することができる。しか
も、スイッチング素子Q1,Q2のオン期間を等しくし
ているから、インダクタL1とコンデンサC1とからな
る共振回路の共振周波数付近の周波数でスイッチング素
子Q1,Q2をスイッチングしたときに、共振電圧を比
較的大きくすることができ、昇圧チョッパ回路11の出
力電圧を比較的低くして高価な高耐圧の素子を用いず
に、所要の始動電圧を得ることが可能になって始動性を
高めることができる。さらに、放電灯DLの非点灯期間
において放電灯DLに印加する電圧を徐々に上昇させる
から、放電灯DLに過大な電圧が印加されることによる
ストレスを軽減して放電灯DLの寿命の低下を防止する
ことができる。他の構成および動作は図13に示した従
来構成と同様である。
【0042】(第3の実施の形態)本実施形態は、図5
に示すように、第2の実施の形態の構成から抵抗Ruを
除いた構成になっている。つまり、不平衡手段としての
スイッチング素子Q4がオンになるとコンデンサCE2
の両端間はほぼ短絡状態になる。基本的な動作は第2の
実施の形態と同様であって、放電灯DLの非点灯期間に
はスイッチング素子Q4がオンになるように制御され、
コンデンサCE2の両端電圧がほぼ0Vになるのに対し
て、コンデンサCE1の両端電圧が昇圧チョッパ回路1
1の出力電圧にほぼ等しくなる。つまり、コンデンサC
1の両端に印加される共振電圧は、昇圧チョッパ回路1
1の出力電圧のほぼ2分の1の直流電圧に重畳されるこ
とになる。
【0043】しかして、放電灯DLの非点灯期間には、
図6(a)(b)に示すように、スイッチング素子Q
1,Q2は比較的高い周波数(数十kHz以上)でオン
期間が1:1になるように交互にオンオフされる。ま
た、スイッチング素子Q4は図6(c)のようにオンに
保たれる。その結果、コンデンサCE1の両端電圧VC
E1は図6(d)のように昇圧チョッパ回路11の出力
電圧にほぼ等しくなって点灯期間よりも高くなり、コン
デンサCE2の両端電圧VCE2は図6(e)のように
ほぼ0Vになって点灯期間よりも低くなる。コンデンサ
C1の両端電圧VC1に生じる共振電圧には、図6
(f)のように、コンデンサCE1の両端電圧VCE1
の2分の1に相当する直流電圧が重畳されるから、放電
灯DLに高電圧が印加され放電灯DLを始動させてアー
ク放電に移行させることができる。スイッチング素子Q
1,Q2をスイッチングする周波数はインダクタL1と
コンデンサC1とからなる共振回路の共振周波数付近に
設定される。なお、放電灯DLの非点灯期間においては
図6(g)のように放電灯DLには電流Ilaは流れな
い。以後の動作は第1の実施の形態と同様になり、点灯
期間に移行した後は放電灯DLを安定に点灯させる。
【0044】以上説明したように、放電灯DLの非点灯
期間においてスイッチング素子Q1,Q2のオン期間を
等しくするように制御しながらも、放電灯DLに印加さ
れる共振電圧を直流電圧に重畳させているから、放電灯
DLを始動させるのに必要な電圧を確保することができ
る。しかも、スイッチング素子Q1,Q2のオン期間を
等しくしているから、インダクタL1とコンデンサC1
とからなる共振回路の共振周波数付近の周波数でスイッ
チング素子Q1,Q2をスイッチングしたときに、共振
電圧を比較的大きくすることができ、昇圧チョッパ回路
11の出力電圧を比較的低くして高価な高耐圧の素子を
用いずに、所要の始動電圧を得ることが可能になって始
動性を高めることができる。他の構成および動作は図1
3に示した従来構成と同様である。
【0045】(第4の実施の形態)本実施形態は、図7
に示すように、第2の実施の形態における抵抗Ruに代
えて補助用のランプとしての白熱灯ILを設けてスイッ
チング素子Q4と白熱灯ILとの直列回路を不平衡手段
として設けたものである。したがって、白熱灯ILは抵
抗Ruと同様に機能し、電源投入後の非点灯期間におい
て放電灯DLに印加される電圧の偏りが徐々に増大する
ことになる。つまり、本実施形態は第2の実施の形態と
同様に動作する。ただし、抵抗Ruに代えて白熱灯IL
を用いていることによって、放電灯DLの非点灯時に白
熱灯ILが点灯することになり、白熱灯ILを補助照明
装置として利用でき、電源投入直後から放電灯DLが点
灯するまでの期間にある程度の照度を確保することが可
能になる。他の構成および動作は図13に示した従来構
成と同様である。
【0046】(第5の実施の形態)本実施形態は、図8
に示す構成を有し、基本的には第2の実施の形態と同様
に動作する。ただし、放電灯DLの点灯時には制御回路
13の電源をインダクタL4に設けた2次巻線から得る
ようにし、放電灯DLの非点灯時には制御回路13の電
源をインダクタL4とコンデンサCE2との両方から得
られるようにして不平衡手段を構成している点が相違す
る。ここに、インダクタL4は1次巻線よりも2次巻線
のほうが巻数が少なく降圧トランスとして機能する。
【0047】インダクタL4の2次巻線への誘起電圧
は、ダイオードD2により半波整流されてコンデンサC
2により平滑される。コンデンサC2の両端間には抵抗
R2とツェナダイオードZD1との直列回路が接続さ
れ、ツェナダイオードZD1にはコンデンサC3が並列
接続されている。このコンデンサC3の両端電圧が制御
回路13への電源になる。つまり、コンデンサC2によ
り平滑された電圧は、ツェナダイオードZD1により定
電圧化され、さらにバッファとしてのコンデンサC3を
通して制御回路13に供給されるのである。また、ダイ
オードD2のカソードにカソードを共通接続したダイオ
ードD3が設けられており、このダイオードD3のアノ
ードは抵抗R3を介してコンデンサCE1,CE2の接
続点に接続される。つまり、コンデンサCE2の両端電
圧が抵抗R3およびダイオードD3を通して半波整流さ
れてコンデンサC2により平滑される。したがって、コ
ンデンサCE2の両端電圧もインダクタL4の2次巻線
の誘起電圧と同様に、ツェナダイオードZD1で定電圧
化され、制御回路13に供給されることになる。
【0048】ところで、放電灯DLの点灯時には、放電
灯DLに電力を供給するために昇圧チョッパ回路11を
連続的に動作させるから、インダクタL4の2次巻線に
比較的大きい2次電圧が生じて制御回路13の電源を確
保することができる。一方、放電灯DLの非点灯時に
は、インダクタL1とコンデンサC1とによる共振作用
で連続的に高電圧をさせると、スイッチング素子Q1,
Q2等の各電子部品、放電灯DLを保持するソケット、
回路部分とソケットとを接続する出力線などに過大な電
圧が印加されることになり、電圧ストレスによって寿命
が短くなったり、絶縁耐圧を劣化させたりするという問
題が生じるものであるから、インバータ回路12を間欠
的に動作させることがある。この場合、インバータ回路
12での電力消費が少なくなるから、昇圧チョッパ回路
11の出力電圧の異常上昇を防止するために、昇圧チョ
ッパ回路11も間欠的に動作させるのが望ましい。つま
り、放電灯DLの非点灯時には、昇圧チョッパ回路11
を間欠的に動作させることがあり、昇圧チョッパ回路1
1の動作停止中にはインダクタL4の2次巻線に電圧を
誘起することができないから、インダクタL4から制御
回路13への電源供給ができなくなる。
【0049】そこで、本実施形態では、コンデンサCE
2を電源として制御回路13に電源を供給する経路を設
けているのであって、インダクタL4の2次巻線の誘起
電圧が低下するとダイオードD2がオフになるが、コン
デンサCE2からダイオードD3を通して制御回路13
に電源が供給されることになる。つまり、昇圧チョッパ
回路11が間欠的に動作する場合であっても制御回路1
3に電源を安定に供給することができる。
【0050】ところで、放電灯DLの非点灯期間におい
て上述のように昇圧チョッパ回路11が間欠的に動作す
るようになると、コンデンサCE2から制御回路13に
電源が供給されるから、コンデンサCE2の消費エネル
ギがコンデンサCE1の消費エネルギよりも多くなり、
コンデンサCE2の両端電圧がコンデンサCE1の両端
電圧よりも低下することになる。そして、第2の実施の
形態と同様に、コンデンサCE2の両端電圧がコンデン
サCE1の両端電圧よりも低下すれば、コンデンサC1
の両端に印加される共振電圧に偏りが生じて放電灯DL
に高電圧が印加され、放電灯DLを始動させることがで
きる。
【0051】本実施形態の各部の波形を図9に示す。放
電灯DLの非点灯期間には、図9(a)(b)に示すよ
うに、スイッチング素子Q1,Q2は比較的高い周波数
(数十kHz以上)でオン期間が1:1になるように交
互にオンオフされる。ここに、本実施形態ではスイッチ
ング素子Q1,Q2を連続的にオンオフさせるのではな
く、スイッチング素子Q1,Q2をオンオフさせる期間
と両スイッチング素子Q1,Q2をオフに保つ期間とを
設けることによって、インバータ回路12を間欠的に動
作させている。また、図示していないが、昇圧チョッパ
回路11のスイッチング素子Q3も同様に動作する。ス
イッチング素子Q3が連続的にオンオフしている期間に
は、インダクタL4の2次巻線の誘起電圧によってコン
デンサC2が充電されるから、コンデンサC2の両端電
圧Vccは図9(g)のようにほぼ一定になり、スイッ
チング素子Q3がオフに保たれている期間には、インダ
クタL4からコンデンサC2にエネルギが与えられずコ
ンデンサCE2からコンデンサC2に充電される。
【0052】つまり、スイッチング素子Q3がオフに保
たれている期間には、図9(d)にように、コンデンサ
CE2の両端電圧VCE2は徐々に低下し、スイッチン
グ素子Q3がオンオフを繰り返している期間にはコンデ
ンサCE2の両端電圧VCE2はほぼ一定に保たれるの
であって、時間経過に伴ってコンデンサCE2の両端電
圧VCE2は徐々に低下して点灯期間よりも低くなる。
これと同時に、コンデンサCE1の両端電圧は、図9
(c)のように徐々に上昇して点灯期間よりも高くな
る。つまり、コンデンサC1の両端電圧VC1に生じる
共振電圧には、図9(e)のように、コンデンサCE1
の両端電圧VCE1とコンデンサCE2の両端電圧VC
E2との差の2分の1に相当する偏りが生じるから、放
電灯DLに高電圧が印加され放電灯DLを始動させてア
ーク放電に移行させることができる。スイッチング素子
Q1,Q2をスイッチングする周波数はインダクタL1
とコンデンサC1とからなる共振回路の共振周波数付近
に設定される。なお、放電灯DLの非点灯期間において
は図9(f)のように放電灯DLには電流Ilaは流れ
ない。以後の動作は第1の実施の形態と同様になり、点
灯期間に移行した後は放電灯DLを安定に点灯させる。
また、点灯期間に移行すれば、スイッチング素子Q3が
連続的にオンオフされるから、制御回路13にはインダ
クタL4からのエネルギによる電源が供給され、コンデ
ンサCE1,CE2の両端電圧はほぼ等しくなる。
【0053】以上説明したように、放電灯DLの非点灯
期間においてスイッチング素子Q1,Q2のオン期間を
等しくするように制御しながらも、放電灯DLに印加さ
れる共振電圧に偏りを生じさせるから、放電灯DLを始
動させるのに必要な電圧を確保することができる。しか
も、スイッチング素子Q1,Q2のオン期間を等しくし
ているから、インダクタL1とコンデンサC1とからな
る共振回路の共振周波数付近の周波数でスイッチング素
子Q1,Q2をスイッチングしたときに、共振電圧を比
較的大きくすることができ、昇圧チョッパ回路11の出
力電圧を比較的低くして高価な高耐圧の素子を用いず
に、所要の始動電圧を得ることが可能になって始動性を
高めることができる。さらに、放電灯DLの非点灯期間
において放電灯DLに印加する電圧を徐々に上昇させる
から、放電灯DLに過大な電圧が印加されることによる
ストレスを軽減して放電灯DLの寿命の低下を防止する
ことができる。加えて、放電灯DLの非点灯期間におい
て制御回路13に電源を供給する回路を、点灯期間にお
いて制御回路13に電源を供給する回路に対して抵抗R
3とダイオードD3とを付加するだけの簡単な構成で実
現することができる。他の構成および動作は図13に示
した従来構成と同様である。
【0054】なお、上述した各実施形態において、コン
デンサCE1の両端電圧VCE1がコンデンサCE2の
両端電圧VCE2よりも高くなるように構成した例を示
したが、コンデンサCE1の両端電圧VCE1のほうが
低くなるように構成してもよい。また、上述した各実施
形態では、放電灯DLの非点灯期間におけるスイッチン
グ素子Q1,Q2のオン期間を等しくして説明したが、
放電灯DLの始動に必要な共振電圧を発生することがで
きる範囲内であれば、必ずしもオン期間は等しくなくて
もよい。この場合、スイッチング素子Q1,Q2のう
ち、デューティの大きい(つまり、オン期間の長い)ほ
うのオン時に放電灯DLにエネルギを供給するコンデン
サCE1,CE2の一方の両端電圧が他方のコンデンサ
CE1,CE2よりも高くなるように制御すればよい。
つまり、オン時において両端電圧が高いほうのコンデン
サCE1,CE2と負荷回路10とともにループ回路を
形成する一方のスイッチング素子Q1,Q2のオン期間
を他方のスイッチング素子Q1,Q2よりも長くするの
である。たとえば、放電灯DLの非点灯期間において、
スイッチング素子Q1のオン期間をスイッチング素子Q
2のオン期間よりも長くするのであれば、コンデンサC
E1の両端電圧がコンデンサCE2の両端電圧よりも高
くなるように制御するのである。このようにして、スイ
ッチング素子Q1,Q2のオン期間を相違させる比率は
あまり大きくせず、放電灯DLの始動に要求される共振
電圧の偏りの不足分については、コンデンサCE1,C
E2の両端電圧をアンバランスにすることで確保するの
である。
【0055】さらに、負荷回路10の構成についても上
述した各実施形態の構成に限定されるものではなく、た
とえば図10に示す構成の負荷回路10を用いることも
可能である。図10の例は第3の実施の形態において負
荷回路10の構成を変更したものであって、スイッチン
グ素子Q1,Q2の接続点とインダクタL1の一端との
間にインダクタL5を挿入し、抵抗R1と放電灯DLと
インダクタL1との直列回路にコンデンサC5を並列接
続した構成としてある。インダクタL5とコンデンサC
5とはスイッチング素子Q1,Q2の一方をオンオフさ
せることにより生じる高周波成分を除去するローパスフ
ィルタを構成する。放電灯DLである高圧放電灯では数
十kHzの高周波電圧を印加すると音響共鳴現象が生じ
て放電状態が不安定になったり、最悪の場合には放電灯
DLが破損したりするから、高周波成分は少なくするこ
とが望ましい。そこで、インダクタL5およびコンデン
サC5を用いてローパスフィルタを構成し、放電灯DL
への印加電圧に含まれる高周波成分を低減するのであ
る。この構成でも放電灯DLの非点灯期間にはインダク
タL1とコンデンサC1とからなる共振回路の共振周波
数付近の周波数でスイッチング素子Q1,Q2をスイッ
チングすることによって、上述した各実施形態と同様に
始動に必要な電圧を放電灯DLに印加することができ
る。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明は、直流電源の両端間に
接続された第1および第2のスイッチング素子の直列回
路と、前記直流電源の両端間に接続された第1および第
2のコンデンサの直列回路と、第1のインダクタと第3
のコンデンサとの直列回路が第1および第2のスイッチ
ング素子の接続点と第1および第2のコンデンサの接続
点との間に挿入され第3のコンデンサの両端間に高圧放
電灯が接続された負荷回路と、少なくとも高圧放電灯の
非点灯期間に第1および第2のスイッチング素子を交互
にオンオフさせる制御回路と、少なくとも高圧放電灯の
非点灯期間に第1および第2のコンデンサの両端電圧を
異ならせる不平衡手段とを備えるものであり、高圧放電
灯の非点灯期間において第1および第2のスイッチング
素子のオン期間を大幅に異ならせずに高圧放電灯に印加
する電圧に偏りを持たせることができ、高圧放電灯に印
加する始動電圧を高めて高圧放電灯の始動性を高めるこ
とができる。
【0057】請求項2の発明は、直流電源の両端間に接
続された第1および第2のスイッチング素子の直列回路
と、前記直流電源の両端間に接続された第1および第2
のコンデンサの直列回路と、第1のインダクタと第3の
コンデンサとの直列回路が第1および第2のスイッチン
グ素子の接続点と第1および第2のコンデンサの接続点
との間に挿入され第3のコンデンサの両端間に高圧放電
灯が接続された負荷回路と、少なくとも高圧放電灯の非
点灯期間に第1のインダクタと第3のコンデンサとの共
振周波数付近で第1および第2のスイッチング素子を交
互にオンオフさせる制御回路と、少なくとも高圧放電灯
の非点灯期間に第1および第2のコンデンサの両端電圧
を異ならせる不平衡手段とを備えるものであり、高圧放
電灯の非点灯期間において第1および第2のスイッチン
グ素子のオン期間を大幅に異ならせずに高圧放電灯に印
加する電圧に偏りを持たせることができ、高圧放電灯に
印加する始動電圧を高めて高圧放電灯の始動性を高める
ことができる。
【0058】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記不平衡手段が、第1のコンデン
サと第2のコンデンサとの一方の両端電圧を零にするも
のであり、高圧放電灯に印加する電圧の偏りをほぼ最大
にすることが可能になり、高圧放電灯の始動性が高くな
る。
【0059】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記不平衡手段が、第1のコンデン
サと第2のコンデンサとの一方の両端電圧を前記高圧放
電灯の非点灯期間における時間の経過に伴って次第に増
大させるものであり、高圧放電灯に印加する電圧を時間
経過に伴って増大させるから、高圧放電灯に過大なスト
レスを与えることがない。
【0060】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記制御回路が、第1および第2の
スイッチング素子の一方であって、第1のコンデンサと
第2のコンデンサとのうち両端電圧が高いほうと前記負
荷回路とともにループ回路を形成するスイッチング素子
のオン期間を、他方のスイッチング素子のオン期間より
も長くするように制御するものであり、この条件によっ
て高圧放電灯の非点灯期間において高圧放電灯に印加す
る電圧の偏りを大きくすることができ、高圧放電灯の始
動性を高めることができる。
【0061】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記制御回路が、第1および第2の
スイッチング素子のオン期間を等しくするように制御す
るものであり、スイッチング素子のスイッチングの周波
数を共振回路の共振周波数付近に設定する場合に共振電
圧を高くして高圧放電灯の始動性を高めることができ
る。
【0062】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、前記不平衡手段が、前記高圧放電灯
の非点灯期間にオンになる第3のスイッチング素子と第
4のコンデンサとの直列回路であって、第1および第2
のコンデンサの一方に並列接続されるものであり、第3
のスイッチング素子をオンにすることによって第1およ
び第2のコンデンサの一方に第4のコンデンサが並列接
続され、このコンデンサの両端電圧を他方のコンデンサ
よりも引き下げることができる。
【0063】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、前記不平衡手段が、前記高圧放電灯
の非点灯期間にオンになる第3のスイッチング素子と抵
抗との直列回路であって、第1および第2のコンデンサ
の一方に並列接続されるものであり、第3のスイッチン
グ素子をオンにすると第1および第2のコンデンサの一
方の両端間のインピーダンスを小さくすることになり、
このコンデンサの両端電圧を他方のコンデンサよりも引
き下げることができる。
【0064】請求項9の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、前記不平衡手段が、前記高圧放電灯
の非点灯期間に第1のコンデンサと第2のコンデンサと
の一方から前記制御回路の電源となる電力を供給するも
のであり、高圧放電灯の非点灯期間には制御回路の電源
を、第1および第2のコンデンサの一方から供給するこ
とによって、一方のコンデンサの両端電圧を他方よりも
低くすることが可能になる。
【0065】請求項10の発明は、請求項1ないし請求
項6の発明において、前記不平衡手段が、前記高圧放電
灯の非点灯期間に第1のコンデンサと第2のコンデンサ
との一方のエネルギを用いて点灯する補助用のランプで
あることを特徴としており、電源投入後から高圧放電灯
が始動するまでの間にランプを点灯させて補助的に照明
を行うことができる。
【0066】請求項11の発明は、請求項1ないし請求
項10の発明において、前記負荷回路が、第1および第
2のスイッチング素子の接続点と第1および第2のコン
デンサの接続点との間に挿入された第2のインダクタと
第5のコンデンサとの直列回路を含み、第5のコンデン
サの両端間に前記高圧放電灯と第1のインダクタとを含
む直列回路が接続されているものであり、第2のインダ
クタと第5のコンデンサとによりローパスフィルタを構
成しておけば、高圧放電灯の点灯期間に高周波電圧が印
加されることによる音響共鳴現象を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図8】本発明の第5の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】本発明に用いる負荷回路の他の構成例を示す
回路図である。
【図11】従来例を示す回路図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】他の従来例を示す回路図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
10 負荷回路 11 昇圧チョッパ回路 12 インバータ回路 13 制御回路 BT 直流電源 C1 コンデンサ C5 コンデンサ CE1 コンデンサ CE2 コンデンサ CE3 コンデンサ D3 ダイオード DL 放電灯(高圧放電灯) IL 白熱灯 L1 インダクタ L5 インダクタ Q1 スイッチング素子 Q2 スイッチング素子 Q4 スイッチング素子 Ru 抵抗 R3 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA11 BA05 BB10 BC01 DA10 DD03 DD04 EB09 GA03 GB12 GC04 HA02 3K083 AA91 BA05 BA12 BA33 BC44 BE05 CA32 EA09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源の両端間に接続された第1およ
    び第2のスイッチング素子の直列回路と、前記直流電源
    の両端間に接続された第1および第2のコンデンサの直
    列回路と、第1のインダクタと第3のコンデンサとの直
    列回路が第1および第2のスイッチング素子の接続点と
    第1および第2のコンデンサの接続点との間に挿入され
    第3のコンデンサの両端間に高圧放電灯が接続された負
    荷回路と、少なくとも高圧放電灯の非点灯期間に第1お
    よび第2のスイッチング素子を交互にオンオフさせる制
    御回路と、少なくとも高圧放電灯の非点灯期間に第1お
    よび第2のコンデンサの両端電圧を異ならせる不平衡手
    段とを備えることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 直流電源の両端間に接続された第1およ
    び第2のスイッチング素子の直列回路と、前記直流電源
    の両端間に接続された第1および第2のコンデンサの直
    列回路と、第1のインダクタと第3のコンデンサとの直
    列回路が第1および第2のスイッチング素子の接続点と
    第1および第2のコンデンサの接続点との間に挿入され
    第3のコンデンサの両端間に高圧放電灯が接続された負
    荷回路と、少なくとも高圧放電灯の非点灯期間に第1の
    インダクタと第3のコンデンサとの共振周波数付近で第
    1および第2のスイッチング素子を交互にオンオフさせ
    る制御回路と、少なくとも高圧放電灯の非点灯期間に第
    1および第2のコンデンサの両端電圧を異ならせる不平
    衡手段とを備えることを特徴とする高圧放電灯点灯装
    置。
  3. 【請求項3】 前記不平衡手段が、第1のコンデンサと
    第2のコンデンサとの一方の両端電圧を零にすることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の高圧放電灯点
    灯装置。
  4. 【請求項4】 前記不平衡手段が、第1のコンデンサと
    第2のコンデンサとの一方の両端電圧を前記高圧放電灯
    の非点灯期間における時間の経過に伴って次第に増大さ
    せることを特徴とする請求項1または請求項2記載の高
    圧放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路が、第1および第2のスイ
    ッチング素子の一方であって、第1のコンデンサと第2
    のコンデンサとのうち両端電圧が高いほうと前記負荷回
    路とともにループ回路を形成するスイッチング素子のオ
    ン期間を、他方のスイッチング素子のオン期間よりも長
    くするように制御することを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれか1項に記載の高圧放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記制御回路が、第1および第2のスイ
    ッチング素子のオン期間を等しくするように制御するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載の高圧放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記不平衡手段が、前記高圧放電灯の非
    点灯期間にオンになる第3のスイッチング素子と第4の
    コンデンサとの直列回路であって、第1および第2のコ
    ンデンサの一方に並列接続されることを特徴とする請求
    項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の高圧放電灯
    点灯装置。
  8. 【請求項8】 前記不平衡手段が、前記高圧放電灯の非
    点灯期間にオンになる第3のスイッチング素子と抵抗と
    の直列回路であって、第1および第2のコンデンサの一
    方に並列接続されることを特徴とする請求項1ないし請
    求項6のいずれか1項に記載の高圧放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 前記不平衡手段が、前記高圧放電灯の非
    点灯期間に第1のコンデンサと第2のコンデンサとの一
    方から前記制御回路の電源となる電力を供給することを
    特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記
    載の高圧放電灯点灯装置。
  10. 【請求項10】 前記不平衡手段が、前記高圧放電灯の
    非点灯期間に第1のコンデンサと第2のコンデンサとの
    一方のエネルギを用いて点灯する補助用のランプである
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1
    項に記載の高圧放電灯点灯装置。
  11. 【請求項11】 前記負荷回路が、第1および第2のス
    イッチング素子の接続点と第1および第2のコンデンサ
    の接続点との間に挿入された第2のインダクタと第5の
    コンデンサとの直列回路を含み、第5のコンデンサの両
    端間に前記高圧放電灯と第1のインダクタとを含む直列
    回路が接続されていることを特徴とする請求項1ないし
    請求項10のいずれか1項に記載の高圧放電灯点灯装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173130A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Mitsubishi Electric Corp 放電点灯装置
JP2010135276A (ja) * 2008-10-30 2010-06-17 Koito Mfg Co Ltd 放電灯点灯回路

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