JP2007172343A - 印刷制御装置および印刷制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷データが複数のデータに分割され、複数の印刷ジョブで印刷処理中に何らかの障害により印刷処理が中断された場合であっても印刷データ中の障害が発生した頁数を分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目であるかで報知する印刷制御装置および印刷制御方法を提供する。
【解決手段】頁単位で分割された複数の印刷ジョブを印刷データが分割前の何頁目からの印刷データであるかを示すオフセット情報をもとに、印刷ジョブの実行中に異常が発生した場合は、該異常が発生した印刷データが何頁目であるかを示す頁数とオフセット情報に基づき該印刷ジョブで正常に印刷された印刷データの最終頁数を分割前の頁数で報知する報知手段とを具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、印刷制御装置および印刷制御方法に関し、特に、印刷データが複数のデータに分割され、複数の印刷ジョブで印刷処理中に何らかの障害により印刷処理が中断された場合であっても印刷データ中の障害が発生した頁数を分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目であるかで報知する印刷制御装置および印刷制御方法に関する。
近年、印刷データを高速で印刷処理する高速印刷装置が普及しており、また、情報量の増大に伴い一つの印刷データが数百、数千あるいは数万頁に及ぶ場合もある。
このような大量の印刷データを印刷処理する場合は、一括バッチ処理で処理する場合が多く、このような形態で印刷処理中に印刷装置の用紙なしや用紙の紙詰まり、用紙搬送エラー等の何らかの異常により障害が発生した場合、障害発生頁の印刷データから確実に再印刷する復帰処理が重要となる。
印刷処理中の障害は、ユーザまたはオペレータにより認識され、障害が除去されてエラー解除後、印刷装置による判断処理やバッチ処理を指示したホストコンピュータ側の判断処理により決定される再印刷開始頁から順次自動的に再印刷処理されるか、またはユーザやオペレータが指定する印刷開始頁から順次再印刷処理される。
従来、印刷処理中に紙詰まり等の障害により印刷処理が中断された場合は、印刷装置による印刷処理が障害により中断している旨や印刷処理中の障害が発生した頁数等の情報を通知する種々の装置や方法が提案されている。
例えば特許文献1には、印刷処理中に障害が発生した頁数を表す情報を印刷処理開始からの頁数で出力することで印刷装置に対して印刷命令を発行したホスト装置等に障害が発生した頁数を計算させる負荷を軽減させた印刷装置および印刷処理方法が提案されている。
しかしながら上記特許文献1に示される印刷装置および印刷処理方法は、データ量が大量な印刷データを複数の印刷データに分割して複数の印刷ジョブとして印刷処理させ、印刷処理中に障害が発生した場合は、障害発生頁数の情報が障害が発生した印刷ジョブの印刷処理開始からの頁数で出力される。
具体的には、例えばデータ量が300頁分の印刷データを1頁から120頁までの第1の印刷ジョブと、121頁から300頁の第2の印刷ジョブとに2分割し、印刷データの1頁から120頁(第1の印刷ジョブ)を印刷処理後、121頁から300頁(第2の印刷ジョブ)の印刷データの印刷処理中に123頁目で障害が発生し、印刷処理が中断された場合は、上記特許文献1に示される印刷装置および印刷処理方法では、第2の印刷ジョブの印刷開始から3頁目で障害発生として通知され、一つの印刷データ(300頁分)の123頁目で障害発生とは通知されない。
したがって、障害発生頁数が一つの印刷データ(300頁分)の何頁数(123頁)に対応しているかをユーザやオペレータが認識しずらい。
また、特許文献2には、印刷装置における用紙搬送不良等のエラーから復帰・再印刷する際に、好ましいページからの再印刷動作を実現する印刷装置および再印刷処理方法が提案されている。
上記特許文献2に示される印刷装置および再印刷処理方法は、印刷装置の印刷処理と同時に、ページ毎のビットマップイメージを圧縮・蓄積し、用紙ジャム等のエラー発生時には、エラーが発生したページ付近のイメージを印刷装置に付帯等する表示装置に即座に解凍・表示することで好ましいページからの再印刷動作を実現するように構成したものである。
特開平07−232470号公報 特開2002−137458号公報
しかしながら、上記特許文献2に示される提案では、障害発生に備えて印刷データのページ毎のビットマップイメージを圧縮・蓄積する必要があるためリソースの消費が大きくなるという課題がある。
そこで、本発明は、印刷データが複数のデータに分割され、複数の印刷ジョブで印刷処理中に何らかの障害により印刷処理が中断された場合であっても印刷データ中の障害が発生した頁数を分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目であるかで報知する印刷制御装置および印刷制御方法を提供する。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、頁単位で分割された複数の印刷ジョブを実行する印刷制御装置において、各印刷ジョブに対応して該印刷ジョブの印刷データが分割前の何頁目からの印刷データであるかを示すオフセット情報を該印刷ジョブに設定するオフセット情報設定手段と、前記印刷ジョブの実行中に異常が発生した場合は、該異常が発生した印刷データが該印刷ジョブの何頁目であるかを示す頁数と前記オフセット情報設定手段で該印刷ジョブに設定されたオフセット情報とに基づき該印刷ジョブで正常に印刷された印刷データの最終頁数を分割前の頁数で報知する報知手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記オフセット情報設定手段は、前記オフセット情報を設定する設定画面を表示する設定画面表示手段と、前記設定画面表示手段で表示される設定画面で設定された該印刷ジョブの印刷データが分割前の何頁目からの印刷データであるかを示す頁数をオフセット情報として該印刷ジョブに設定する設定手段を具備することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記報知手段は、前記印刷ジョブの実行中に異常が発生した場合は、該印刷ジョブで正常に印刷された印刷データの最終頁を示す頁数を表示する経過頁表示手段を具備し、前記経過頁表示手段は、前記印刷ジョブの実行中に異常が発生した印刷データの頁数と前記オフセット情報設定手段で当該印刷ジョブに設定されたオフセット情報の頁数とを加算して求めた値を表示することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、障害発生により実行が中断された印刷ジョブの再印刷を開始させる印刷データの頁数を分割前の頁数で指定する再印刷開始頁指定手段と、前記再印刷開始頁指定手段で指定された頁数から該印刷ジョブに対応して設定した前記オフセット情報の頁数とを減算して求めた頁数に対応する印刷データから該印刷ジョブの印刷処理を開始させる指示を行う再実行手段とを更に具備することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、頁単位で分割された複数の印刷ジョブを実行する印刷制御装置において、各印刷ジョブに対応して該印刷ジョブが分割された一連の印刷ジョブであることを示す分割情報を設定する分割情報設定手段と、前記分割情報設定手段により前記分割情報が設定された印刷ジョブの実行が正常に終了する毎に該正常に終了した印刷ジョブで印刷処理された頁の枚数を該印刷ジョブに設定された前記分割情報毎に累積加算する加算手段と、前記印刷ジョブ実行中に異常が発生した場合は、該異常が発生した印刷データが該印刷ジョブの何頁目であるかを示す頁数と該印刷ジョブに設定された分割情報に対応して前記加算手段で累積加算された値とに基づき該印刷ジョブで正常に印刷処理された印刷データの最終頁数を分割前の頁数で報知する報知手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記分割情報設定手段は、各印刷ジョブに対応して該印刷ジョブが分割された一連の印刷ジョブである場合には該印刷ジョブに同一のコードを設定することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記報知手段は、前記印刷ジョブの実行中に異常が発生した場合は、該印刷ジョブで正常に印刷された印刷データの最終頁数を表示する経過頁表示手段を具備し、前記経過頁表示手段は、前記印刷ジョブの実行中に異常が発生した印刷データの頁数と前記加算手段で該印刷ジョブに設定された分割情報に対応して累積加算された値とを足して求めた値を表示することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項5乃至7のいずれかの発明において、障害発生により実行が中断された印刷ジョブの再印刷を開始させる印刷データの頁数を分割前の頁数で指定する再印刷開始頁指定手段と、前記再印刷開始頁指定手段で指定された頁数と該印刷ジョブに設定された分割情報に対応して前記加算手段で累積加算された値とを減算して求めた値の頁数に対応する該印刷ジョブの印刷データから順次印刷処理を開始させる指示を行う再実行手段を更に具備することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、頁単位で分割された複数の印刷ジョブを実行して該印刷ジョブの印刷データを印刷する印刷制御方法において、各印刷ジョブに対応して該印刷ジョブの印刷データが分割前の何頁目からの印刷データであるかを示すオフセット情報を該印刷ジョブにオフセット情報設定手段で設定し、前記印刷ジョブ実行中に異常が発生した場合は、該異常が発生した印刷データが該印刷ジョブの何頁目であるかを示す頁数と前記オフセット情報設定手段で該印刷ジョブに設定されたオフセット情報とに基づき該印刷ジョブで正常に印刷された印刷データの最終頁数を分割前の頁数で報知手段により報知することを特徴とする。
また、請求項10の発明は、頁単位で分割された複数の印刷ジョブを実行する印刷制御方法において、各印刷ジョブに対応して該印刷ジョブが分割された一連の印刷ジョブであることを示す分割情報を分割情報設定手段で設定し、前記分割情報設定手段により前記分割情報が設定された印刷ジョブの実行が正常に終了する毎に該正常に終了した印刷ジョブで印刷処理された印刷データの数を加算手段により該印刷ジョブに設定された前記分割情報毎に累積加算し、前記印刷ジョブ実行中に異常が発生した場合は、該異常が発生した印刷データが該印刷ジョブの何頁目であるかを示す頁数と該印刷ジョブに設定された分割情報に対応して前記加算手段で累積加算された値とに基づき該印刷ジョブで正常に印刷処理された印刷データの最終頁数を分割前の頁数で報知手段により報知することを特徴とする。
本発明の印刷制御装置および印刷制御方法によれば、印刷データが複数のデータに分割され、複数の印刷ジョブで印刷処理中に何らかの障害により印刷処理が中断された場合であっても印刷データ中の障害が発生した頁数を分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目であるかで通知するので、ユーザやオペレータが印刷データの障害発生頁を容易に認識することができる。
また、既存のシステムに対し、プリンタドライバ、ポートモニタの変更のみで、印刷装置を変更することなくユーザやオペレータが印刷データの障害発生頁を容易に認識できるようにすることができるという効果を奏する。
以下、本発明に係わる印刷制御装置および印刷制御方法の一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる印刷制御装置が接続された印刷システム100の概略的な構成を示すブロック図である。
図1に示すように、印刷システム100は、本発明に係わる印刷制御装置であるホスト装置1と印刷装置2とがLAN(=Local Area Network)3等のネットワークを介して接続されている。
ホスト装置1は、CPU(=中央演算処理装置)10と、記憶部11と、入力部12と、表示部13と、外部インタフェース部14を備えたコンピュータである。
CPU10は、ホスト装置1の各部を制御し、ホスト装置1全体を統括制御する制御装置である。
記憶部11は、ROMやRAM及びハードディスク等の記憶装置と、これらの記憶装置を制御し、各種データやプログラム等を記憶保持する。
入力部12は、キーボードやマウス等の入力装置と、これらの入力装置の動作を制御してホスト装置1への各種データやプログラム等の入力制御を行う。
表示部13は、ディスプレイ等の表示装置と、表示装置を制御してホスト装置1で処理された処理結果や記憶保持された各種データ及びプログラム等を表示する。
外部インタフェース部14は、ホスト装置1とは他の装置やLAN3と接続された装置(以下、「外部装置」)との制御信号やデータ信号の授受の通信制御を行う。
一方、印刷装置2は、CPU(=中央演算処理装置)20と、記憶部21と、画像処理部22と、画像形成部23と、操作表示部24と、給紙部25と、外部インタフェース部26を備えており、CPU20は、印刷装置2の各部を制御し、印刷装置2全体を統括制御する制御装置である。
記憶部21は、ROMやRAM及びEEPROM等の記憶装置と、これらの記憶装置を制御し、各種データやプログラム等を記憶保持する。
画像処理部22は、印刷装置2に入力された印刷データに対して所定の画像処理を施し、画像処理した印刷データを画像形成部23へ転送する。
画像形成部23は、画像処理部22で画像処理された印刷データを給紙部25から給紙される用紙上に転写、定着させ排紙する。
操作表示部24は、印刷装置2の稼動状態や障害状況等のステータス情報を表示する表示パネルや印刷装置2に対する指示操作を行う操作パネル等の装置と、これらの装置の動作制御を行う。
給紙部25は、印刷データを印刷する用紙を画像形成部23へ供給する。
外部インタフェース部26は、印刷装置2とは他の装置やLAN3と接続された装置等の外部装置との制御信号やデータ信号の授受の通信制御を行う。
ホスト装置1と印刷装置2とは、ホスト装置1の外部インタフェース部14と印刷装置2の外部インタフェース部26及びLAN3を介して双方向通信が可能なように構成されており、ホスト装置1は、印刷装置2に対して印刷指示し、印刷データを含む印刷ジョブを送信するとともに印刷装置2から送信された印刷装置2の稼動状態等のステータス情報が取得できるように構成されている。
ホスト装置1から印刷指示された印刷ジョブの印刷データが印刷装置2で印刷処理され、出力されるためには、前述で示したホスト装置1の構成の他に、図2に示すようなソフトウェアがホスト装置1にインストールされている必要がある。
なお、LAN3にはホスト装置1及び印刷装置2の他に各種サーバや装置が接続されており、これらの装置は、省略されている。
また、LAN3には複数のホスト装置や印刷装置が接続されていてもよい。
図2に示すように、ホスト装置1には印刷データを作成するアプリケーションソフト41と、ホスト装置1のコンピュータシステム全体を管理するOS(=Operating System)40と、アプリケーションソフト41で作成された印刷データが印刷装置2が解釈できるデータへ変換し、変換された印刷データと印刷データを印刷する用紙サイズや解像度等の印刷条件の情報(以下、「印刷条件情報」という)等を含む印刷ジョブを作成するプリンタドライバ42と、ホスト装置1と出力先の印刷装置との間の印刷データや制御信号の授受の仲介と印刷装置の状態を監視し、印刷装置のステータス情報等を取得するポートモニタ44が予めインストールされている。
また、OS40には設定に応じて、プリンタドライバ42や、ポートモニタ44を呼び出し、印刷ジョブを一時的に印刷スプールに記憶管理する印刷スプーラ43が組み込まれている。
通常は、プリンタドライバ42と、ポートモニタ44は、各印刷装置のベンダーから提供され、印刷環境設定時に、OS40に組み込み、出力先の印刷装置等の設定を行う。
なお、印刷スプール領域は、ホスト装置1の記憶部11に予め確保されている。
これらのソフトウェアは、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されて提供され、これらのソフトウェアが記憶された記憶媒体、例えばCD−ROMからホスト装置1が備える図示せぬCD−ROMドライブ等の記憶媒体読取装置で読込むことでこれらのソフトウェアがホスト装置1の記憶部11(例えばハードディスク)に記憶保持されインストールされる。
ところで、本発明に係わる印刷制御装置(ホスト装置1)は、印刷データを頁単位で分割して複数の印刷ジョブを実行させて印刷処理する際に、各印刷ジョブの印刷データが分割前の何ページ目からの印刷データであるかを示すオフセット情報を当該印刷ジョブに付加するオフセット情報設定手段と、印刷ジョブ実行中に異常が発生し、当該印刷ジョブを再実行する場合に、印刷処理を開始する頁を分割前の頁で指示できるように報知する報知手段を備えている。
このような手段を備えたホスト装置1が行う本発明に係わる要部の処理の流れを図3を参照し説明する。
図3に示すように、ホスト装置1の記憶部11に予めインストールされたアプリケーションソフト(例えばワード等)41を起動し、文章や図等のデータをアプリケーションソフト41により入力して印刷データ(例えば用紙30頁分のデータ量)を作成し、作成した印刷データ(1頁〜30頁)を例えば第1の印刷データ(1頁〜12頁)と第2の印刷データ(13頁〜30頁)とに2分割する(ステップS300、ステップS301)。
分割された印刷データ(説明の便宜上、「分割印刷データ」という)毎に印刷条件(例えば用紙サイズ、縦、解像度等)や出力先(例えば印刷装置2)を図示せぬ印刷条件設定画面で設定後(ステップS302)、印刷指示すると(ステップS303)、入力設定された印刷条件の情報(以下、「印刷条件情報」という)と印刷指示された分割印刷データがプリンタドライバ42へ転送されるとともに、プリンタドライバ42が後述するオフセット情報設定画面400をホスト装置1の表示部13に表示し、印刷指示された分割印刷データが分割前の印刷データの何頁目からのデータに対応しているかが識別可能なオフセット情報の入力操作をユーザまたはオペレータに促す。
なお、プリンタドライバ42には、例えば印刷指示された分割印刷データが第1の印刷データの場合は第1の印刷データが転送され、第2の印刷データの場合は第2の印刷データが転送される。
また、印刷条件設定画面、オフセット情報設定画面400等の各種画面は、ホスト装置1の記憶部11に予め記憶保持されており、これらの画面は各ソフトウェアの制御指示に基づくCPU10の制御により適時に記憶部11から読み出されて表示部13に表示される。
オフセット情報設定画面400でユーザまたはオペレータによりオフセット情報が入力されると(ステップS304)、プリンタドライバ42が印刷指示された分割印刷データを出力先の印刷装置2が解釈できるデータに変換し、データ変換された分割印刷データに印刷条件情報と、オフセット情報を付加した印刷ジョブを作成する(ステップS305)。
なお、印刷ジョブの作成の詳細については後述する。
印刷ジョブが作成されると、印刷スプーラ43が出力先の印刷装置2の印刷準備が完了するまで印刷ジョブを一時的に図示せぬ印刷スプールに記憶管理し、出力先の印刷準備が完了次第、印刷スプールに記憶保持された印刷ジョブのデータをFIFO手順により印刷スプールから取り出し、ポートモニタ44を介してLAN3に接続された印刷装置2宛てに送信する(ステップS306)。
印刷ジョブ送信後、ポートモニタ44は、LAN3のネットワークを監視して印刷装置2から送信されるステータス情報を取得し(ステップS307)、取得したステータス情報を解析する(ステップS308)。
ステータス情報の解析の結果、印刷ジョブの印刷が正常に全て終了したことを検知した場合は(ステップS309でYES)、印刷ジョブの終了をホスト装置1の表示部13に表示し、印刷ジョブを終了する。
また、ステータス情報の解析の結果、印刷ジョブの印刷処理を中断する障害が印刷装置2で発生したことを検知した場合は(ステップS309でNO、ステップS310でYES)、その旨を後述する状態通知画面600でホスト装置1の表示部13に表示し、ユーザやオペレータに通知する(ステップS311)。
この状態通知画面600がホスト装置1の表示部13に表示されることでユーザまたはオペレータは、印刷装置2での障害発生を認識し、印刷装置2の障害原因を除去後、状態通知画面600での所定の操作により再印刷の条件設定と再印刷指示の操作を行う後述する再印刷条件設定画面700が表示される。
この再印刷条件設定画面700は、障害発生により印刷処理が中断された印刷ジョブの正常に印刷処理された分割印刷データの最後の頁数と、当該印刷ジョブを再実行する際に指定する印刷開始頁とを分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目であるかで報知または指定できるように構成されており、詳細説明は後述する。
この再印刷条件設定画面700で再印刷を開始したい頁数(印刷開始頁)等の再印刷の条件設定後、再印刷指示すると、入力設定された印刷開始頁に対応する分割印刷データがポートモニタ44により印刷スプールから順次、読み取られて印刷装置2へ送信され(ステップS312、ステップS313)、印刷装置2が受信した分割印刷データを順次印刷出力し、印刷装置2により印刷ジョブの分割印刷データが全て正常に印刷出力されることで印刷ジョブを終了する。
ここでホスト装置1が行う処理の要部である前述のオフセット情報の設定(ステップS304)と、印刷ジョブの作成(ステップS305)と、出力先の印刷装置への印刷ジョブの送信(ステップS306)の処理の詳細について図4及び図5を参照して説明し、前述の障害情報通知(ステップS311)と、再印刷条件の設定(ステップS312)と、再印刷条件に基づく印刷データの送信(ステップS313)の処理の詳細について図6及び図7を参照し説明する。
図4は、前述のオフセット情報の設定(ステップS304)において表示されるオフセット情報設定画面400の一例を示す図である。
図4に示すように、オフセット情報設定画面400は、分割前の印刷データの総頁数を入力する総頁数402と、印刷指示された分割印刷データの先頭頁数が分割前の印刷データの総頁数に対して何頁目であるかを示す頁数を入力する絶対頁数401が入力設定できるように構成されており、総頁数402及び絶対頁数401に各頁数の値を入力後、「設定」の操作ボタン403を選択することで入力された各頁数の値と、印刷指示された分割印刷データ及び印刷条件情報を含む印刷ジョブがプリンタドライバ42により作成される。
具体的には、例えば印刷指示された分割印刷データが分割前の印刷データ(1頁〜30頁)から分割された第1の印刷データ(1頁〜12頁)の場合は、オフセット情報設定画面400の絶対頁数401には第1の印刷データ(1頁〜12頁)の先頭頁の分割前の頁数「1」の値を入力し、総頁数402に分割前の印刷データ(1頁〜30頁)の総頁数「30」の値を入力する。
また、第2の印刷データ(13頁〜30頁)の場合は、オフセット情報設定画面400の絶対頁数401には第2の印刷データ(13頁〜30頁)の先頭頁の分割前の頁数「13」の値を入力し、総頁数402に分割前の印刷データ(1頁〜30頁)の総頁数「30」の値を入力する。
プリンタドライバ42は、オフセット情報設定画面400の総頁数402及び絶対頁数401で入力された各値のオフセット情報を印刷指示された分割印刷データの印刷ジョブに付加する。
なお、絶対頁数401に入力する頁数は、印刷指示された分割印刷データの先頭頁数に限定されるものではなく、当該印刷ジョブに含まれる各分割印刷データが分割前の印刷データの何頁目であるかが認識できるような頁数であればよい。
また、本実施例では、分割前の印刷データの各頁数のことを説明の便宜上、絶対頁数という。
プリンタドライバ42は、オフセット情報設定画面400で入力されたオフセット情報と、印刷指示された分割印刷データ及び印刷条件情報に基づき図5に示すようなデータ構造の印刷ジョブ500を作成する。
図5は、前述の印刷ジョブの作成(ステップS305)でオフセット情報が付加されて作成される印刷ジョブのデータ構造の一例を示す図である。
図5に示すように、印刷ジョブ500は、印刷ジョブ500に関する情報を示す印刷ジョブ情報501と、当該印刷ジョブ500に含まれる分割印刷データの各頁毎の印刷データ502−1、印刷データ502−2、・・・印刷データ502−n(以下、「印刷データ502−n」という)とを含むデータ構成で作成される。
また、印刷ジョブ情報501には、当該印刷ジョブ500の印刷ジョブ名501−1、オフセット情報501−4、用紙サイズ、用紙の向き、解像度、出力先等の印刷条件情報501−5等が含まれて構成されており、オフセット情報501−4は、オフセット情報設定画面400(図4参照)の絶対頁数401及び総頁数402で入力された各値を設定するオフセット情報(絶対頁数)501−2とオフセット情報(総頁数)501−3とが含まれて構成されている。
具体的には、例えば前述の第1の印刷データ(1頁〜12頁)を印刷条件設定画面で設定した印刷条件(用紙サイズが「A4」、用紙の向き「縦」、解像度「200dpi」等)で印刷指示し、オフセット情報設定画面400(図4参照)で総頁数402に「30」の値、絶対頁数401に「1」の値を入力設定した場合は、印刷ジョブ500の印刷ジョブ名501−1には当該印刷ジョブ500に対応したジョブ名、オフセット情報501−4のオフセット情報(総頁数)501−3には「30」の値、オフセット情報(絶対頁数)501−2には「1」の値、印刷条件情報501−5には、印刷条件情報(用紙サイズが「A4」、用紙の向き「縦」、解像度「200dpi」等)、印刷データ502−nには印刷データ502−1が分割印刷データ(1頁目)、印刷データ502−2が分割印刷データ(2頁目)、・・・印刷データ502−12が分割印刷データ(12頁目)がそれぞれ設定された印刷ジョブが作成される。
このように作成された印刷ジョブ500の各データは、前に述べたように印刷スプーラ43が出力先の印刷装置2の印刷準備が完了するまで一時的に図示せぬ印刷スプールに順次記憶管理し、出力先の印刷準備が完了次第、印刷スプールに記憶保持された印刷ジョブ500の各データをFIFO手順により印刷スプールから取り出し、ポートモニタ44を介してLAN3に接続された印刷装置2宛てに送信する。
次に前述の障害情報通知(ステップS311)と、再印刷条件の設定(ステップS312)と、再印刷条件に基づく印刷データの送信(ステップS313)の処理の詳細につい説明する。
図6は、前述の障害情報通知(ステップS311)において表示される状態通知画面600の一例を示す図である。
ポートモニタ44は、LAN3のネットワークを監視して印刷装置2から送信されるステータス情報を取得して解析し、解析結果に対応した状態通知画面をホスト装置1の記憶部11から読み出し表示部13に表示する。
例えば印刷ジョブの出力先の印刷装置2で発生している障害が用紙なし(用紙切れ)の場合は、図6に示すように、障害発生コード(例えば106C)601と、障害内容(例えば用紙がありあせん)602と、障害に対する処置方法(例えば用紙をセットし、印刷装置をスタート状態にしてください)603と、障害が発生した印刷装置名(例えばFUJIXERO PRINTER1)604と、障害発生時の印刷処理中の文書名(例えばMicrosoft Word−第2ジョブ.doc)605と、印刷データの所有者名(例えばGUEST)606等の情報と操作ボタン(例えば続行(C)、操作(E)、削除(D))607が表示される。
この状態通知画面600の表示によりユーザまたはオペレータが障害発生による印刷装置2の印刷処理の中断を認識し、印刷装置2の障害原因除去(用紙の供給)後、状態通知画面600の「操作(E)」の操作ボタン607を選択すると、図7に示すような再印刷条件設定画面700が表示される。
図7は、前述の再印刷条件の設定(ステップS312)において表示される再印刷条件設定画面700の一例を示す図である。
図7に示すように、再印刷条件設定画面700には、再印刷処理を実行させる印刷装置名(例えばFUJIXERO PRINTER1)701と、再印刷する文書名(例えばMicrosoft Word−第2ジョブ.doc)702と、再印刷する印刷データの所有者名(例えばGUEST)703と、印刷データのうちの印刷済みの頁数を示す経過頁704と、再印刷を開始する頁数を示す印刷開始頁705と、印刷処理中に何らかの障害発生により印刷処理が中断された場合は、代替の印刷装置の出力先を指定する故障時の出力先706と、操作ボタン(例えば続行(C)、削除(D)、保留(H)、テストプリント(T))707が表示される。
経過頁704には、「印刷処理済みの絶対頁数/総頁数」で表示され、障害発生により印刷処理が中断された印刷ジョブに含まれるオフセット情報501−4に基づき当該印刷ジョブで正常に印刷処理された分割印刷データの最終頁数が分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目であるかで表示される。
総頁数には、印刷ジョブのオフセット情報(総頁数)501−3に設定されている値を読み取り表示し、印刷処理済みの絶対頁数は、オフセット情報(絶対頁数)501−2に設定されている値と当該印刷ジョブで正常に印刷処理された印刷データの最終頁数の値を加算し、更に「1」を減算した値を表示する。
具体的には、印刷データ(1頁〜30頁)から2分割された印刷データのうちの第1の印刷データ(1頁〜12頁)を含む第1の印刷ジョブが正常に終了し、第2の印刷データ(13頁〜30頁)を含む第2の印刷ジョブの3頁目の印刷データの印刷処理中に障害発生により印刷処理が中断された場合は、経過頁704に表示される「総頁数」が第2の印刷ジョブのオフセット情報(総頁数)501−3に設定されている値「30」で表示され、経過頁704に表示される「印刷処理済みの絶対頁数」が第2の印刷ジョブのオフセット情報(絶対頁数)501−2に設定されている値「13」と第2の印刷ジョブで正常に印刷処理された印刷データの最終頁数の値「2」を加算し、更に「1」を減算した値「14」で表示されて、経過頁704には「14/30」と表示される。
なお、第2の印刷ジョブで正常に印刷処理された印刷データの最終頁数の値「2」は、ポートモニタ44がステップS308で印刷装置2のステータス情報解析で当該印刷ジョブの分割印刷データ頁を正常に印刷処理する毎に印刷処理した分割印刷データの頁数を更新し記憶保持している。
また、再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705には、再印刷を開始したい分割印刷データの頁数を分割前の印刷データの絶対頁数の値で入力する。
具体的には、経過頁704に表示された「印刷処理済みの絶対頁数/総頁数」の「印刷処理済みの絶対頁数」に基づき再印刷させたい頁数を分割前の印刷データの頁数(絶対頁数)で入力する。
例えば再印刷条件設定画面700の経過頁704に「14/30」と表示されている場合は、分割前の印刷データの「14」頁目まで印刷処理が正常に終了しているので印刷開始頁705には「15」の値の頁数と入力する。
この再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705に再印刷を開始したい頁数(絶対頁数)の値を入力後、再印刷指示することで入力設定された印刷開始頁705に入力された値の頁数に対応する分割印刷データがポートモニタ44により印刷スプールから順次、読み取られて印刷装置2へ送信される。
なお、前述の印刷処理済みの絶対頁数の算出方法は、オフセット情報(絶対頁数)501−2に設定されている値が当該印刷ジョブに含まれる分割印刷データの先頭頁数(絶対頁数)を指定した場合の算出方法を示したものであり、例えばオフセット情報(絶対頁数)501−2に分割印刷データの最終頁数に対応する絶対頁数が設定されている場合は、その設定値に対応した算出方法で算出するように構成する。
ポートモニタ44による再印刷条件に基づく印刷データの送信(ステップS312)は、次のように行われる。
ポートモニタ44は、再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705で入力設定された頁数(絶対頁数)の値に基づき印刷スプールに記憶保持された分割印刷データのうちの再印刷を開始する分割印刷データを特定し、特定した分割印刷データから順次読み取り印刷装置2宛てに送信する。
再印刷を開始する分割印刷データの特定は、再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705で入力設定された頁数(説明の便宜上、「入力絶対頁数」という)から印刷ジョブに含まれるオフセット情報(絶対頁数)501−2に設定された値を差し引いた値に「1」を加算して算出した値の頁数に対応する分割印刷データを印刷スプールから順次読み取り、印刷装置2宛てに送信する。
具体的には、前述の例で示した印刷データ(1頁〜30頁)から2分割された印刷データのうちの第2の印刷データ(13頁〜30頁)を含む第2の印刷ジョブが障害発生により印刷処理が中断され、第2の印刷ジョブを再実行させる場合は、再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705で入力された値「15」から第2の印刷ジョブの絶対頁数情報501−2に設定されている設定値「13」を差し引いた値「2」に「1」を加算した値「3」の頁数を算出する。
すなわち第2の印刷ジョブに含まれる第2の分割印刷データの3頁目に対応する分割印刷データを印刷スプールから順次読み取り、印刷装置2宛てに送信する。
なお、前述の再印刷を開始する印刷データの頁数の算出方法は、オフセット情報(絶対頁数)501−2に設定されている値が分割印刷データの先頭頁数(絶対頁数)を指定した場合の算出方法を示したものであり、例えばオフセット情報(絶対頁数)501−2に分割印刷データの最終頁数(絶対頁数)が設定されている場合は、その設定値に対応した算出方法で算出するように構成する。
このように再印刷条件設定画面700の経過頁704には正常に印刷処理された分割印刷データの最終頁数を分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目であるかで表示し、障害発生により実行が中断されている印刷ジョブを再実行させる際には再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705に再実行を指示する印刷ジョブの再印刷を開始する分割印刷データの頁数を分割前の絶対頁数で入力して再印刷指示することでポートモニタ44が印刷開始頁705で入力設定された頁数に対応する印刷データを印刷スプールから順次読み取り、印刷装置2宛てに送信され、印刷装置2で印刷処理が行われる。
これまでの説明では、印刷データを頁単位で分割して複数の印刷ジョブを実行させて印刷処理する際に、各印刷ジョブの印刷データが分割前の何ページ目からの印刷データであるかを示すオフセット情報を当該印刷ジョブに付加し、障害発生により実行が中断された印刷ジョブを再実行させる場合には、当該印刷ジョブの再印刷を開始する印刷データの頁数を分割前の頁数で指示可能に報知するように構成された印刷制御装置(ホスト装置1)の例を示した。
ここからは、印刷指示された印刷ジョブが分割された一連の印刷ジョブであることを示すジョブ分割情報を当該印刷ジョブに付加し、障害発生により実行が中断された印刷ジョブを再実行させる場合には、当該印刷ジョブの再印刷を開始する印刷データの頁数を分割前の頁数で指示可能に報知するように構成された印刷制御装置(ホスト装置4)の例を示して説明する。
図8は、印刷指示された印刷ジョブに前述のジョブ分割情報を付加するように構成された本発明に係わる印刷制御装置が接続された印刷システム200の概略的な構成を示す構成図である。
図8に示すように、印刷システム200は、本発明に係わる印刷制御装置であるホスト装置4と印刷装置2とがLAN3を介して接続されている。
この印刷システム200は、前述の印刷システム100の図2で示したプリンタドライバ42の構成と、図3で示したオフセット情報設定(ステップS304)、印刷ジョブの作成(ステップS305)、再印刷条件の設定(ステップS311)、再印刷条件に基づく印刷データの送信(ステップS312)の各処理が異なる他は、印刷システム100と同様な構成及び処理動作を行う。
このように構成された印刷システム200のホスト装置4が行う要部の処理の流れを図9を参照し説明する。
なお、印刷システム100と同様な処理動作は、省略して説明する。
図9に示すように、ホスト装置4のアプリケーションソフト41により印刷データ(例えば用紙30頁分のデータ量)を作成し、作成した印刷データ(1頁〜30頁)を例えば第1の印刷データ(1頁〜12頁)と第2の印刷データ(13頁〜30頁)とに2分割する(ステップS900、ステップS901)。
分割された各分割印刷データ毎に印刷条件や出力先を図示せぬ印刷条件設定画面で設定後(ステップS902)、印刷指示すると(ステップS903)、入力設定された印刷条件情報と印刷指示された分割印刷データとがプリンタドライバ52へ転送されるとともに、プリンタドライバ52が後述するジョブ分割情報設定画面410をホスト装置4の表示装置に表示し、印刷指示された分割印刷データが分割前の印刷データの一連の印刷データであることが識別可能なジョブ分割情報の入力操作をユーザまたはオペレータに促す。
このジョブ分割情報は、分割前の印刷データの総頁数と、印刷指示された分割印刷データが分割前の印刷データの一連の印刷データであることが識別可能な分割情報で構成されている。
ジョブ分割情報設定画面410で入力する分割情報は、同一の印刷データから分割された分割印刷データには同一の文字列等のデータを入力する。
具体的には、印刷データ(1頁〜30頁)が例えば第1の印刷データ(1頁〜12頁)と第2の印刷データ(13頁〜30頁)とに2分割された場合は、第1の印刷データ(1頁〜12頁)を含む第1の印刷ジョブを作成する場合と、第2の印刷データ(13頁〜30頁)を含む第2の印刷ジョブを作成する場合とで同一の文字列のデータ(例えば「JOB−A」)を分割情報として設定する。
このジョブ分割情報設定画面410でジョブ分割情報が入力されることで印刷指示された分割印刷データを含む印刷ジョブに分割前の印刷データの総頁数と分割情報が付加される。
ジョブ分割情報設定画面410でジョブ分割情報が入力設定されると(ステップS904)、プリンタドライバ52は、印刷指示された分割印刷データを出力先の印刷装置2が解釈できるデータに変換し、データ変換された分割印刷データに印刷条件情報と、ジョブ分割情報を付加した印刷ジョブを作成する(ステップS905)。
なお、印刷ジョブの作成の詳細については後述する。
印刷ジョブが作成されると、印刷スプーラ43が出力先の印刷装置2の印刷準備が完了するまで印刷ジョブを一時的に図示せぬ印刷スプールに記憶管理し、出力先の印刷準備が完了次第、印刷スプールに記憶保持された印刷ジョブのデータをFIFO手順により印刷スプールから取り出し、ポートモニタ54を介してLAN3に接続された印刷装置2宛てに送信する(ステップS906)。
印刷ジョブ送信後、ポートモニタ54は、LAN3のネットワークを監視して印刷装置2から送信されるステータス情報を取得し(ステップS907)、取得したステータス情報を解析する(ステップS908)。
ステータス情報の解析の結果、印刷ジョブの印刷が正常に全て終了したことを検知した場合は(ステップS909でYES)、印刷ジョブの終了をホスト装置1の表示部13に表示し、印刷ジョブを終了する。
また、ステータス情報の解析の結果、印刷ジョブの印刷処理を中断する障害が印刷装置2で発生したことを検知した場合は(ステップS309でNO、ステップS310でYES)、その旨を後述する状態通知画面600でホスト装置1の表示部13に表示し、ユーザやオペレータに通知する(ステップS311)。
ステータス情報の解析の結果、印刷装置2に印刷ジョブの印刷処理中に処理を中断する障害の発生を検知した場合は(ステップS909でNO、ステップS909でYES)、その旨を前述の図6の状態通知画面600で示されるような状態通知画面でホスト装置4の表示装置に表示し、ユーザやオペレータに通知する(ステップS911)。
この状態通知画面の表示によりユーザまたはオペレータが印刷装置2に印刷処理中断の障害発生を認識し、印刷装置2の障害原因を除去後、状態通知画面での所定の操作により前述の図7の再印刷条件設定画面700が表示される。
この再印刷条件設定画面700で再印刷を開始したい頁数等の再印刷の条件設定後、再印刷指示することで入力設定された印刷開始頁に対応する印刷データがポートモニタ54により印刷スプールから順次、読み取られて印刷装置2へ送信され(ステップS912、ステップS913)、印刷装置2が受信した分割印刷データを順次印刷出力し、印刷装置2により印刷ジョブの分割印刷データが全て正常に印刷出力されることで印刷ジョブを終了する。
ここでホスト装置4が行う処理の要部である前述のジョブ分割情報の設定(ステップS904)と、印刷ジョブの作成(ステップS905)と、出力先の印刷装置への印刷ジョブの送信(ステップS906)と、障害情報通知(ステップS911)と、再印刷条件の設定(ステップS912)と、再印刷条件に基づく印刷データの送信(ステップS913)の処理の詳細について図6、図7、図10及び図11を参照し説明する。
図10は、前述のジョブ分割情報の設定(ステップS904)で表示されるジョブ分割情報設定画面410の一例を示す図である。
図10に示すように、ジョブ分割情報設定画面410は、印刷指示された分割印刷データが分割前の印刷データの一連の印刷データであることが識別可能な分割情報を入力する分割情報411と、分割前の印刷データの総頁数を入力する一連印刷ジョブ総頁数412を備えており、分割情報411に一連の印刷データであることが識別可能な分割情報を示す文字列データを入力し、一連印刷ジョブ総頁数412に分割前の印刷データの総頁数の値を入力後、「設定」の操作ボタン413を選択することでプリンタドライバ52が入力された文字列の分割情報と分割前の印刷データの総頁数を含むジョブ分割情報を印刷指示された分割印刷データと印刷条件情報に付加した印刷ジョブを作成する。
具体的には、例えば前述と同様に、印刷指示された分割印刷データが印刷データ(1頁〜30頁)から分割された第1の印刷データ(1頁〜12頁)の印刷指示を行う場合と、第2の印刷データ(13頁〜30頁)の印刷指示を行う場合は、それぞれ印刷指示した際に表示されるジョブ分割情報設定画面410の分割情報411には、それぞれ同一の文字列(例えばJOB−A)を入力し、一連印刷ジョブ総頁数412には、分割前の印刷データ(1頁〜30頁)の総頁数である「30」を入力する。
このジョブ分割情報設定画面410で同一印刷データから分割された各分割印刷データに対して同一の文字列データの分割情報を入力設定することで当該分割情報が付加された印刷ジョブが分割された一連の分割印刷データを含む印刷ジョブであることを認識することができる。
プリンタドライバ52は、ジョブ分割情報設定画面410で入力されたジョブ分割情報と、印刷指示された分割印刷データ及び印刷条件情報に基づき図11に示すようなデータ構造の印刷ジョブ510を作成する。
図11は、前述の印刷ジョブの作成(ステップS905)でジョブ分割情報が付加されて作成される印刷ジョブのデータ構造の一例を示す図である。
図11に示すように、印刷ジョブ510は、印刷ジョブ510に関する情報を示す印刷ジョブ情報511と、当該印刷ジョブ510に含まれる分割印刷データの各頁毎の印刷データ512−1、印刷データ512−2、・・・印刷データ512−n(以下、「印刷データ512−n」という)とを含むデータ構成で作成される。
また、印刷ジョブ情報511には、当該印刷ジョブ510の印刷ジョブ名511−1、ジョブ分割情報511−4、用紙サイズ、用紙の向き、解像度、出力先等の印刷条件情報511−5等が含まれて構成されており、ジョブ分割情報511−4は、ジョブ分割情報設定画面410(図10参照)の一連印刷ジョブ総頁数412及び分割情報411で入力された各値を設定するジョブ分割情報(総頁数)511−3とジョブ分割情報(分割情報)511−2が含まれて構成されている。
具体的には、例えば前述の第2の印刷データ(13頁〜30頁)を印刷条件設定画面で設定した印刷条件(用紙サイズが「A4」、用紙の向き「縦」、解像度「200dpi」等)で印刷指示し、ジョブ分割情報設定画面410で一連印刷ジョブ総頁数412に第2の印刷データ(13頁〜30頁)の分割前の印刷データ(1頁〜30頁)の総頁数「30」の値、分割情報411に「JOB−A」の値を入力設定した場合は、印刷ジョブ510の印刷ジョブ名511−1には当該印刷ジョブ510に対応したジョブ名、ジョブ分割情報511−4のジョブ分割情報(総頁数)511−3には「30」の値、ジョブ分割情報(分割情報)511−2には「JOB−A」の値、印刷条件情報511−5には、印刷条件情報(用紙サイズが「A4」、用紙の向き「縦」、解像度「200dpi」等)、印刷データ512−nには印刷データ512−1が分割印刷データ(13頁目)、印刷データ512−2が分割印刷データ(14頁目)、・・・印刷データ502−18が分割印刷データ(30頁目)がそれぞれ設定された印刷ジョブが作成される。
このように作成された印刷ジョブ510の各データは、前に述べたように印刷スプーラ43が出力先の印刷装置2の印刷準備が完了するまで一時的に図示せぬ印刷スプールに順次記憶管理し、出力先の印刷準備が完了次第、印刷スプールに記憶保持された印刷ジョブの各データをFIFO手順により印刷スプールから取り出し、ポートモニタ54を介してLAN3に接続された印刷装置2宛てに送信する。
次に前述の障害情報通知(ステップS911)と、再印刷条件の設定(ステップS912)と、再印刷条件に基づく印刷データの送信(ステップS913)の処理の詳細について説明する。
ポートモニタ54は、LAN3のネットワークを監視して印刷装置2から送信されるステータス情報を取得して解析し、解析結果に対応した状態通知画面をホスト装置4の表示装置に表示する。
印刷装置2の障害が用紙なしの場合は、図6の状態通知画面600を表示し、ユーザまたはオペレータが印刷装置2に用紙を供給して印刷装置2に発生している障害を除去後、状態通知画面600の「操作(E)」の操作ボタンを選択すると、図7に示すような再印刷条件設定画面700が表示される。
前述の再印刷条件の設定(ステップS912)で表示される再印刷条件設定画面700の経過頁704は、前述したように「印刷処理済みの絶対頁数/総頁数」で表示され、印刷処理中の印刷ジョブに含まれるジョブ分割情報に基づき既に印刷処理された頁数が分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目であるかで表示される。
総頁数には、印刷ジョブ510のジョブ分割情報(総頁数)511−3に設定されている値を読み取り表示し、印刷処理済みの絶対頁数には、印刷処理中に処理が中断された印刷ジョブの印刷処理された頁数と、ジョブ分割情報毎の印刷処理済み頁数とを加算した値を表示する。
具体的には、印刷ジョブ終了毎に当該印刷ジョブで印刷処理された頁数を当該印刷ジョブに付加されたジョブ分割情報(分割情報)511−2に対応するカウンタに累積加算して記憶保持させ、印刷ジョブの印刷処理中に処理が中断された場合は、処理が中断された印刷ジョブ(説明の便宜上、「中断印刷ジョブ」という)で印刷処理された頁数と、当該中断印刷ジョブに付加されたジョブ分割情報(分割情報)511−2に対応するカウンタに記憶保持された値を加算した値を表示する。
例えば印刷データ(1頁〜30頁)が2分割された印刷データのうちの第1の印刷データ(1頁〜12頁)を含む第1の印刷ジョブ(例えば分割情報が「JOB−A」)が終了すると分割情報「JOB−A」に対応するカウンタに第1の印刷ジョブで処理された頁数「12」が記憶保持され、第2の印刷データ(13頁〜30頁)を含む第2の印刷ジョブ(例えば分割情報が「JOB−A」)の3頁目の印刷データの印刷処理中に障害発生により印刷処理が中断された場合は、経過頁704に表示される「総頁数」が第2の印刷ジョブのジョブ分割情報(総頁数)511−3に設定されている値「30」で表示され、経過頁704に表示される「印刷処理済みの絶対頁数」が第2の印刷ジョブで印刷処理された頁数「2」と、第2の印刷ジョブに付加された分割情報「JOB−A」に対応するカウンタに記憶保持された値「12」を加算した値「14」を表示するので経過頁704には、「14/30」が表示される。
なお、第2の印刷ジョブで印刷終了した頁数の値「2」は、ポートモニタ54がステップS908で印刷装置2のステータス情報解析で当該印刷ジョブの分割印刷データ頁を正常に印刷処理する毎に印刷処理した分割印刷データの頁数を更新し、記憶保持している.
また、再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705には、再印刷を開始したい頁数を分割前の印刷データの絶対頁数の値で入力する。
具体的には、経過頁704に表示された「印刷処理済みの絶対頁数/総頁数」の「印刷処理済みの絶対頁数」に基づき再印刷させたい頁数を分割前の印刷データの頁数(絶対頁数)を入力する。
具体的には、経過頁704に表示された「14/30」に基づき分割前の印刷データの「14」頁まで印刷処理が終了しているので印刷開始頁705に「15」と入力する。
この再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705に再印刷を開始したい頁数(絶対頁数)の値を入力後、再印刷指示することで入力設定された印刷開始頁705に対応する印刷データがポートモニタ54により印刷スプールから順次、読み取られて印刷装置2へ送信される。
ポートモニタ54による再印刷条件に基づく印刷データの送信(ステップS913)は、次のように行われる。
ポートモニタ54は、再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705で入力設定された頁数(絶対頁数)に基づき印刷スプールに記憶保持された印刷データのうちの再印刷を開始する印刷データを特定し、特定した印刷データから順次読み取り印刷装置2宛てに送信する。
再印刷を開始する印刷データの特定は、再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705で入力設定された頁数(入力絶対頁数)から印刷ジョブに含まれるジョブ分割情報(分割情報)511−2に対応するカウンタに設定された値を差し引いた値に「1」を加算した値の頁数に対応する印刷データを印刷スプールから順次読み取り、印刷装置2宛てに送信する。
具体的には、前述の例で示した印刷データ(1頁〜30頁)が2分割された印刷データのうちの第1の印刷データ(1頁〜12頁)を含む第1の印刷ジョブ(分割情報が「JOB−A」)が終了し、第2の印刷データ(13頁〜30頁)を含む第2の印刷ジョブ(分割情報が「JOB−A」)を再印刷する場合において、再印刷条件設定画面700の印刷開始頁705で「15」の値が入力された場合は、この値「15」から第2の印刷ジョブのジョブ分割情報(分割情報)511−2の値「JOB−A」に対応するカウンタに記憶保持された値「12」を差し引いた値「3」の頁数を算出する。
すなわち第2の印刷ジョブに含まれる第2の印刷データの3頁目に対応する印刷データから順次読み取り、印刷装置2宛てに送信する。
このように再印刷条件設定画面700の経過頁704で印刷処理された頁数を分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目であるかで表示し、再印刷を開始する頁数を印刷開始頁705で分割前の印刷データの絶対頁数で入力して再印刷指示すると、ポートモニタ54が印刷開始頁705で入力設定された頁数に対応する印刷データを印刷スプールから順次読み取り、印刷装置2宛てに送信し、送信された印刷データが印刷装置2により順次、印刷処理される。
以上説明した本発明に係わる印刷制御装置および印刷制御方法は、主に各印刷システムのホスト装置にインストールされたソフトウェアで動作制御するように構成された例を示して説明したが、これらの制御動作を行う手段を備えた印刷制御装置により印刷制御するような構成としてもよい。
この場合は、印刷制御装置をLAN3に接続し、ホスト装置から送信される印刷データ及び印刷条件情報と、印刷装置から通知されるステータス情報に基づき印刷制御装置が、印刷ジョブで印刷処理中に何らかの障害により印刷処理が中断された場合であっても印刷データ中の障害が発生した頁数を分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目であるかで通知し、障害発生頁から再印刷する場合は、再印刷開始頁を分割前の印刷データの総頁数に対する何頁目と指定することで印刷データのうちの障害発生頁から確実に順次印刷出力できるように印刷制御する構成とする。
また、ホスト装置と印刷装置とをネットワークを介さずに直接接続された構成としてもよい。
また、プリンタドライバ42により表示されるオフセット情報設定画面400の総頁数402の入力項目と、プリンタドライバ52により表示されるジョブ分割情報設定画面410の一連印刷ジョブ総頁数412の入力項目及びこれらで入力された値を設定する印刷ジョブ500のオフセット情報(総頁数)501−3と、印刷ジョブ510のジョブ分割情報(総頁数)511−3は、具備しなくてもよい。
この場合は、ポートモニタ44、54により表示される再印刷条件設定画面700の経過頁表示704の総頁数表示は、既存の別手段により獲得できる値(例えば印刷スプーラ43の呼び出しにより獲得できる分割された印刷ジョブ単位の総頁数)でもよい。
また、総頁数表示自体を具備しなくてもよい。
本発明に係わる印刷制御装置(ホスト装置1)が接続された印刷システム100の概略的な構成を示すブロック図 本発明に係わる印刷制御装置(ホスト装置1)にインストールされているソフトウェア構成を示す図 印刷制御装置(ホスト装置1)が行う本発明に係わる要部の処理の流れを示す図 オフセット情報設定画面400の一例を示す図 印刷ジョブ500のデータ構造の一例を示す図 状態通知画面600の一例を示す図 再印刷条件設定画面700の一例を示す図 本発明に係わる印刷制御装置(ホスト装置4)が接続された印刷システム200の概略的な構成を示す図 本発明に係わる印刷制御装置(ホスト装置4)が行う要部の処理の流れを示す図 ジョブ分割情報設定画面410の一例を示す図 印刷ジョブ510のデータ構造の一例を示す図
符号の説明
1、4 ホスト装置(印刷制御装置)
2 印刷装置
3 LAN(=Local Area Network)
10 印刷制御装置(ホスト装置1)のCPU(=中央演算処理装置)
11 印刷制御装置(ホスト装置1)の記憶部
12 印刷制御装置(ホスト装置1)の入力部
13 印刷制御装置(ホスト装置1)の表示部
20 印刷装置2のCPU(=中央演算処理装置)
21 印刷装置2の記憶部
22 画像処理部
23 画像形成部
24 表示操作部
25 給紙部
26 印刷装置2の外部インタフェース部
40 OS(=Operating System)
41 アプリケーションソフト
42、52 プリンタドライバ
43 印刷スプーラ
44、54 ポートモニタ
400 オフセット情報設定画面
401 絶対頁数
402 総頁数
403 操作ボタン
410 ジョブ分割情報設定画面
500、510 印刷ジョブ
501、511 印刷ジョブ情報
502−n、512−n 頁毎の印刷データ
501−1、511−1 印刷ジョブ名
501−2 オフセット情報(絶対頁数)
501−3 オフセット情報(総頁数)
501−4、511−4 オフセット情報
501−5、511−5 印刷条件情報
511−2 ジョブ分割情報(分割情報)
511−3 ジョブ分割情報(総頁数)
600 状態通知画面
601 障害発生コード
602 障害内容
603 障害に対する処置方法
604 障害が発生した印刷装置名
605 障害発生時の印刷処理中の文書名
606 印刷データの所有者名
607、707 操作ボタン
700 再印刷条件設定画面
701 再印刷処理を実行させる印刷装置名
702 再印刷する文書名
703 再印刷する印刷データの所有者名
704 印刷データのうちの印刷済みの頁数を示す経過頁
705 再印刷を開始する頁数を示す印刷開始頁
706 代替の印刷装置の出力先を指定する故障時の出力先

Claims (10)

  1. 頁単位で分割された複数の印刷ジョブを実行する印刷制御装置において、
    各印刷ジョブに対応して該印刷ジョブの印刷データが分割前の何頁目からの印刷データであるかを示すオフセット情報を該印刷ジョブに設定するオフセット情報設定手段と、
    前記印刷ジョブの実行中に異常が発生した場合は、該異常が発生した印刷データが該印刷ジョブの何頁目であるかを示す頁数と前記オフセット情報設定手段で該印刷ジョブに設定されたオフセット情報とに基づき該印刷ジョブで正常に印刷された印刷データの最終頁数を分割前の頁数で報知する報知手段と
    を具備することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記オフセット情報設定手段は、
    前記オフセット情報を設定する設定画面を表示する設定画面表示手段と、
    前記設定画面表示手段で表示される設定画面で設定された該印刷ジョブの印刷データが分割前の何頁目からの印刷データであるかを示す頁数をオフセット情報として該印刷ジョブに設定する設定手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 前記報知手段は、
    前記印刷ジョブの実行中に異常が発生した場合は、該印刷ジョブで正常に印刷された印刷データの最終頁を示す頁数を表示する経過頁表示手段を具備し、
    前記経過頁表示手段は、
    前記印刷ジョブの実行中に異常が発生した印刷データの頁数と前記オフセット情報設定手段で当該印刷ジョブに設定されたオフセット情報の頁数とを加算して求めた値を表示する
    ことを特徴とする請求項2記載の印刷制御装置。
  4. 障害発生により実行が中断された印刷ジョブの再印刷を開始させる印刷データの頁数を分割前の頁数で指定する再印刷開始頁指定手段と、
    前記再印刷開始頁指定手段で指定された頁数から該印刷ジョブに対応して設定した前記オフセット情報の頁数とを減算して求めた頁数に対応する印刷データから該印刷ジョブの印刷処理を開始させる指示を行う再実行手段と
    を更に具備する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷制御装置。
  5. 頁単位で分割された複数の印刷ジョブを実行する印刷制御装置において、
    各印刷ジョブに対応して該印刷ジョブが分割された一連の印刷ジョブであることを示す分割情報を設定する分割情報設定手段と、
    前記分割情報設定手段により前記分割情報が設定された印刷ジョブの実行が正常に終了する毎に該正常に終了した印刷ジョブで印刷処理された頁の枚数を該印刷ジョブに設定された前記分割情報毎に累積加算する加算手段と、
    前記印刷ジョブ実行中に異常が発生した場合は、該異常が発生した印刷データが該印刷ジョブの何頁目であるかを示す頁数と該印刷ジョブに設定された分割情報に対応して前記加算手段で累積加算された値とに基づき該印刷ジョブで正常に印刷処理された印刷データの最終頁数を分割前の頁数で報知する報知手段と
    を具備することを特徴とする印刷制御装置。
  6. 前記分割情報設定手段は、
    各印刷ジョブに対応して該印刷ジョブが分割された一連の印刷ジョブである場合には該印刷ジョブに同一のコードを設定する
    ことを特徴とする請求項5記載の印刷制御装置。
  7. 前記報知手段は、
    前記印刷ジョブの実行中に異常が発生した場合は、該印刷ジョブで正常に印刷された印刷データの最終頁数を表示する経過頁表示手段を具備し、
    前記経過頁表示手段は、
    前記印刷ジョブの実行中に異常が発生した印刷データの頁数と前記加算手段で該印刷ジョブに設定された分割情報に対応して累積加算された値とを足して求めた値を表示する
    ことを特徴とする請求項6記載の印刷制御装置。
  8. 障害発生により実行が中断された印刷ジョブの再印刷を開始させる印刷データの頁数を分割前の頁数で指定する再印刷開始頁指定手段と、
    前記再印刷開始頁指定手段で指定された頁数と該印刷ジョブに設定された分割情報に対応して前記加算手段で累積加算された値とを減算して求めた値の頁数に対応する該印刷ジョブの印刷データから順次印刷処理を開始させる指示を行う再実行手段を更に具備する
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の印刷制御装置。
  9. 頁単位で分割された複数の印刷ジョブを実行して該印刷ジョブの印刷データを印刷する印刷制御方法において、
    各印刷ジョブに対応して該印刷ジョブの印刷データが分割前の何頁目からの印刷データであるかを示すオフセット情報を該印刷ジョブにオフセット情報設定手段で設定し、
    前記印刷ジョブ実行中に異常が発生した場合は、該異常が発生した印刷データが該印刷ジョブの何頁目であるかを示す頁数と前記オフセット情報設定手段で該印刷ジョブに設定されたオフセット情報とに基づき該印刷ジョブで正常に印刷された印刷データの最終頁数を分割前の頁数で報知手段により報知する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  10. 頁単位で分割された複数の印刷ジョブを実行する印刷制御方法において、
    各印刷ジョブに対応して該印刷ジョブが分割された一連の印刷ジョブであることを示す分割情報を分割情報設定手段で設定し、
    前記分割情報設定手段により前記分割情報が設定された印刷ジョブの実行が正常に終了する毎に該正常に終了した印刷ジョブで印刷処理された印刷データの数を加算手段により該印刷ジョブに設定された前記分割情報毎に累積加算し、
    前記印刷ジョブ実行中に異常が発生した場合は、該異常が発生した印刷データが該印刷ジョブの何頁目であるかを示す頁数と該印刷ジョブに設定された分割情報に対応して前記加算手段で累積加算された値とに基づき該印刷ジョブで正常に印刷処理された印刷データの最終頁数を分割前の頁数で報知手段により報知する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
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