JP2007171676A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】
製作コストを低減すると共に簡単に製作が可能な光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】
光ファイバ3を被覆材で被覆したケーブル本体2の先端部に端子部15,16を装着してなる光ファイバケーブル1に於いて、前記端子部は前記光ファイバと略同一の屈折率の透明なカバー部材17,18を有し、少なくとも一方の端子部の前記カバー部材と前記光ファイバとが近接又は接触した状態で溶着し、一体化した。
【選択図】 図1

Description

本発明は通信、計測に於ける光通信の伝達媒体として、又加工、医療等に於ける光エネルギの伝達媒体として使用される光ファイバケーブルに関するものである。
近年、通信媒体として、又エネルギ媒体として、光、レーザ光線の使用が普及し、又光、レーザ光線を導く伝達媒体としての光ファイバケーブルが急速な進歩を遂げている。
図5、図6により、光ファイバケーブルの一般的な構造を説明する。
光ファイバケーブル1は、ケーブル本体2と該ケーブル本体2の端部に装着されるケーブル端子部7,7′から成っている。前記ケーブル本体2は、光ファイバ3と、該光ファイバ3を被覆し、該光ファイバ3を保護する被覆材4によって構成され、前記光ファイバ3は更に中心部に高屈折率を有するコア5と、該コア5の周囲を囲み低屈折率のクラッド6から成っている。前記コア5及びクラッド6の材料としては、主に石英ガラスが使用される。
図7に示される様に、前記コア5の端面から入射角ψで入射すると、該コア5と前記クラッド6の境界面での入射角が、両者の屈折率の差によって決定される臨界角より大きくなって前記境界面で全反射され、光が前記コア5内を進行する。
前記ケーブル本体2の端部に前記ケーブル端子部7,7′が装着され、前記光ファイバケーブル1同士は、コネクタ(図示せず)に前記ケーブル端子部7又はケーブル端子部7′を接続することで接続され、平行光束の場合はケーブル端子部7′の様にコリメータレンズを、集光光束の場合にはケーブル端子部7の様に平行平板を用いている。又前記光ファイバケーブル1を分配器、増幅器(図示せず)等に接続する場合は、前記ケーブル端子部7,7′をそれぞれ前記分配器、増幅器等に接続している。
前記ケーブル端子部7,7′について説明する。
前記ケーブル本体2の先端部の所要長さ分の前記被覆材4が除去され、前記光ファイバ3が露出され、該光ファイバ3の露出部分にフェルール8が装着される。該フェルール8が装着された状態で、前記光ファイバ3の端面が前記フェルール8と共に研磨され、研磨後は端面に反射防止膜(図示せず)が生成される。尚、前記光ファイバ3の端面を前記フェルール8と一体に研磨するのは、該フェルール8によって前記光ファイバ3の強度不足を補う為である。
前記フェルール8に端子部カバー9が嵌装される。該端子部カバー9の先端にはカバーガラス11が嵌着され、該カバーガラス11と前記光ファイバ3の先端とは所要の間隙12が設けられる。前記カバーガラス11の両端面にはそれぞれ反射防止膜(図示せず)が生成されている。
尚、前記ケーブル端子部7′では、前記カバーガラス11の代りに端面が凸曲面とされレンズ作用を有するコリメータレンズ13が用いられている。該コリメータレンズ13についても両端面にはそれぞれ反射防止膜が形成されている。該コリメータレンズ13が設けられる場合は、前記ケーブル本体2から射出された光が平行光束とされる。或は、前記コリメータレンズ13に入射した光が前記ケーブル本体2の前記コア5に集光される。
上記した従来の光ファイバケーブルでは、前記ケーブル本体2に前記ケーブル端子部7,7′を装着する場合に、前記ケーブル本体2での乱反射等光損失を低減する為に端面の研磨が必要であり、更に端面での反射による光損失を低減する為に反射防止膜の生成が必要である。又、前記カバーガラス11、前記コリメータレンズ13の端面での反射による光損失を低減するにはやはり反射防止膜を必要とする。
上記した従来の光ファイバケーブルに於ける前記ケーブル本体2の端部処理では、前記ケーブル端子部7を装着する為に前記ケーブル本体2端面の研磨、反射防止膜の生成が必要であり、又前記カバーガラス11、前記コリメータレンズ13についても反射防止膜の生成を必要とする等、処理工程が多く、それだけ時間とコストが掛っていた。
更に、前記ケーブル端子部7′に前記コリメータレンズ13が設けられる場合、該コリメータレンズ13から射出される光を平行光束とするには、前記ケーブル本体2の端面と前記コリメータレンズ13の光軸方向の位置関係が厳密でなければならず、前記ケーブル本体2端面とコリメータレンズ13間の位置合せ(即ち前記間隙12の間隙寸法)の正確さが要求される。この為、前記フェルール8と前記コリメータレンズ13間に形成される前記間隙12を正確な寸法に維持して前記端子部カバー9を被せる作業は手間の掛る面倒なものであった。
本発明は斯かる実情に鑑み、製作コストを低減すると共に簡単に製作が可能な光ファイバケーブルを提供するものである。
本発明は、光ファイバを被覆材で被覆したケーブル本体の先端部に端子部を装着して成る光ファイバケーブルに於いて、前記端子部は前記光ファイバと略同一の屈折率の透明なカバー部材を有し、少なくとも一方の端子部の前記カバー部材と前記光ファイバとが近接又は接触した状態で溶着し、一体化した光ファイバケーブルに係り、又前記カバー部材を端子部カバーで被覆し、該端子部カバーにより前記ケーブル本体と前記カバー部材とを固定した光ファイバケーブルに係り、又前記ケーブル本体の先端部所要長さの被覆材を除去して前記光ファイバを露出させ、露出した該光ファイバをフェルールに挿通し、前記光ファイバの貫通した端面を前記カバー部材に溶着した光ファイバケーブルに係り、又前記端子部カバーは前記カバー部材と前記フェルール間に掛渡って被覆した光ファイバケーブルに係り、又溶着される前記光ファイバの先端面は、劈開された面である光ファイバケーブルに係り、又溶着された前記光ファイバの先端部周囲は接着剤で補強された光ファイバケーブルに係り、又前記光ファイバ、前記カバー部材は軟化、溶融温度が異なり、該カバー部材の軟化、溶融温度が前記光ファイバより低く、溶着は前記カバー部材を軟化、溶融させて行う光ファイバケーブルに係り、又前記カバー部材の入力端面が入力光を屈折させるレンズ形状を有し、前記入力光を直接光ファイバに導く光ファイバケーブルに係り、更に又前記カバー部材の出力端面に回折格子が形成され、出力光を回折する光ファイバケーブルに係るものである。
本発明によれば、光ファイバを被覆材で被覆したケーブル本体の先端部に端子部を装着して成る光ファイバケーブルに於いて、前記端子部は前記光ファイバと略同一の屈折率の透明なカバー部材を有し、少なくとも一方の端子部の前記カバー部材と前記光ファイバとが近接又は接触した状態で溶着し、一体化したので、光ファイバ端面とカバー部材間に間隙がなく、端面での損傷や反射による光損失がなくなり、光伝達効率が向上し、又光ファイバの端面研磨、反射防止膜の生成等の処理工程を省略でき製作コストの低減を図れる。
又本発明によれば、溶着される前記光ファイバの先端面は、劈開された面であるので、溶着する為の端面処理が省略でき、溶着作業の簡略化が図れる。
又本発明によれば、溶着された前記光ファイバの先端部周囲は接着剤で補強されるので、溶着の信頼性、耐久性能が向上する。
更に又本発明によれば、前記光ファイバ、前記カバー部材は軟化、溶融温度が異なり、該カバー部材の軟化、溶融温度が前記光ファイバより低く、溶着は前記カバー部材を軟化、溶融させて行うので、溶着後の光ファイバの端面の位置が変ることなく、光ファイバとカバー部材との光学的な位置変化を防止できる等の優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1は本発明に係る光ファイバケーブルを示している。
尚、図1中、図5中で示したものと同等のものには同符号を付してある。
ケーブル本体2は図6、図7で示したと同等の構成を有し、該ケーブル本体2の端部には、それぞれ端子部15,16が装着される。前記端子部15のカバー部材としては、レンズ作用を持たない透明なカバーガラス17が用いられ、前記端子部16のカバー部材としては、外端面にレンズ部19が形成されレンズ作用を有する透明なコリメータレンズ18が用いられている。尚、以下の説明では、前記コア5に石英製のガラスが用いられた場合を示している。
前記端子部15、前記端子部16について説明する。
前記ケーブル本体2端部の被覆材4が所要長さ劈開等により除去され、露出された光ファイバ3にフェルール8が装着される。該フェルール8が装着された状態で、前記光ファイバ3は前記フェルール8を貫通して先端部が突出しており、前記光ファイバ3の先端がカバーガラス17の内端面17aに溶着される。前記カバーガラス17、前記フェルール8に掛渡って端子部カバー9が被覆固着される。尚、前記光ファイバ3即ちコア5の屈折率と前記カバーガラス17とは同一、又は略同一のものが採用される。
前記端子部16についても同様にして前記光ファイバ3の先端と前記コリメータレンズ18の内端面18aとが溶着され、端子部カバー9が被覆固着される。又、前記光ファイバ3即ちコア5の屈折率と前記コリメータレンズ18とは同一、又は略同一のものが採用される。
尚、前記カバーガラス17、前記コリメータレンズ18の外端面にはそれぞれ反射防止膜を生成することが好ましい。又、前記フェルール8は省略してもよい。この場合、前記端子部カバー9と前記ケーブル本体2間に接着剤等を充填する等して、該ケーブル本体2の先端部を端子部カバー9に固定する。
本発明の光ファイバケーブル2に於いては、前記光ファイバ3を前記カバーガラス17、前記コリメータレンズ18に直接溶着するので、溶着面での反射はなく、前記光ファイバ3の先端面を研磨する必要がなく、又先端面に反射防止膜を生成する必要がなくなる。又、前記カバーガラス17の内端面17a、前記コリメータレンズ18の内端面18aについても研磨、反射防止膜の生成が省略される。
而して、前記端子部15、前記端子部16を装着する場合の、研磨工程、反射防止膜の生成工程等が省略でき、処理工程数が少なくて済む。又、前記光ファイバ3の先端面、前記内端面17a、前記内端面18aでの反射による光損失がなくなり、光ファイバケーブル1の光伝達効率が向上する。
更に、レンズ効果を有する前記コリメータレンズ18に対して、前記光ファイバ3は前記内端面18aに溶着されるので、前記レンズ部19に対する光源の位置は前記内端面18aとなる。又、前記レンズ部19に対する前記内端面18aの位置は前記コリメータレンズ18を製作する際に正確に管理できる。従って、前記端子部16の装着作業時に前記光ファイバ3と前記コリメータレンズ18との位置合せをする必要がなくなり、作業者の負担が大幅に軽減する。
図2により、前記ケーブル本体2に前記端子部15を装着する工程について説明する。
前記ケーブル本体2の先端部所要長さに亘って被覆材4を除去し、前記光ファイバ3を露出させ、更に該光ファイバ3の先端を劈開する(図2(B))。
該光ファイバ3を前記フェルール8に挿通する(図2(C))。使用されるフェルール8の材質としては、金属、ガラス、ジルコニア等、光ファイバケーブル1が使用される環境等が考慮されて選択される。
前記光ファイバ3の先端部を前記フェルール8に貫通させ、前記光ファイバ3先端と前記カバーガラス17の内端面17aとを溶着する(図2(D))。溶着は、後述する様に前記内端面17aと前記光ファイバ3の先端とを近接又は接触させた状態で、放電によるプラズマアークを発生させ、前記内端面17a又は前記光ファイバ3の少なくとも一方を溶融又は溶融に近い軟化状態とする。前記内端面17a又は前記光ファイバ3の少なくとも一方が溶融又は溶融に近い軟化状態となることで、膨張、表面張力により前記内端面17a又は前記光ファイバ3間の隙間が充填されつつ溶着する。尚、前記カバーガラス17と光ファイバ3(コア5)とは屈折率が略同じである同材質、略同材質が選択されているので、境界面での反射、屈折が避けられる。
前記光ファイバ3の先端周囲に円錐状に接着剤21を充填し、前記光ファイバ3の溶着部を補強する。使用される接着剤21は、紫外線硬化型、熱硬化型、常温硬化型等種々の材質が使用可能である(図2(E))。
前記カバーガラス17、前記フェルール8に掛渡って前記端子部カバー9を嵌装し、該端子部カバー9を前記カバーガラス17、前記フェルール8に接着固定する(図2(F)、図2(G))。前記端子部カバー9の材質としては、金属、ガラス、ジルコニア等が使用可能であり、光ファイバケーブル1が使用される環境等が考慮されて選択される。
前記端子部16の装着については、上記した工程で前記カバーガラス17がコリメータレンズ18に変更となるだけであるので、説明を省略する。
次に、前記光ファイバ3と前記カバーガラス17、コリメータレンズ18との溶着の一例については、本出願人が特願2005−191354により提案しており、以下図3により溶着の一例を説明する。
尚、図3は前記光ファイバ3と前記コリメータレンズ18とを溶着する場合を示しているが、前記光ファイバ3と前記カバーガラス17とを溶着する場合も同様である。
同一光軸上に前記光ファイバ3と前記コリメータレンズ18とを配置し、該コリメータレンズ18のレンズ部19側には反射鏡23を配設する。
前記光ファイバ3の先端面は劈開された状態を示しており、例えば該光ファイバ3の光軸に対して所要角度(1°〜10°)傾斜している。尚、前記光ファイバ3の先端面は研磨されていない。
前記光ファイバ3の先端と前記内端面18aとを近接又は接触させ、光軸合せを行う。光軸合せは、前記光ファイバ3より前記コリメータレンズ18に検査光を入射させる。前記コリメータレンズ18から射出された検査光が前記反射鏡23で反射され、再び前記コリメータレンズ18を介して前記光ファイバ3に入射した光量を検出する。前記光ファイバ3と前記コリメータレンズ18との光軸が合致した状態が、検出光量最大となるので、検出光量が最大となる様に前記光ファイバ3と前記コリメータレンズ18との位置合せを行う。
光軸合せが完了すると、針状の電極24,25を前記光ファイバ3の先端を挾んで対向させ配置し、両電極間に高電圧を印加させプラズマアーク26を発生させる。該プラズマアーク26による加熱で、前記光ファイバ3、前記コリメータレンズ18の少なくとも一方を溶融又は溶融に近い軟化状態とする。
尚、容積の大きい前記コリメータレンズ18が溶融又は溶融に近い軟化状態となることが好ましい。従って、前記光ファイバ3(コア5)の材質を石英製とした場合、前記コリメータレンズ18の材質はホウ珪酸系の多成分ガラスが用いられることが好ましい。石英は軟化点が約1600℃であり、ホウ珪酸系の多成分ガラスの軟化点は607℃である。
前記プラズマアーク26により前記コリメータレンズ18が溶融、又は軟化し、膨張すると共に表面張力(毛細管現象)により前記光ファイバ3の先端面と前記内端面18a間の間隙を充填する様に盛上がり、前記光ファイバ3と前記コリメータレンズ18とが溶着される。尚、前記光ファイバ3と前記コリメータレンズ18とは共に同質系のガラス材であり、両者の馴染はよく、良好な溶着が可能である。
又、前記光ファイバ3と前記コリメータレンズ18とは、前記光ファイバ3の先端面と前記内端面18a間の間隙を充填する様に溶着されるので、前記光ファイバ3の先端面は微少な凹凸があってもよく、又該先端面は必ずしも傾斜している必要はない。
尚、前記光ファイバ3と前記コリメータレンズ18との光軸合せ作業に於いて、前記光ファイバ3の先端面と前記内端面18a間に隙間があることから空気が介在し、屈折率の相違により光軸がずれる虞れがあるが、間隙に水、アルコール等の液体を充填することで、屈折率の相違による光軸のズレを少なく、若しくは無くすことができ、前記光ファイバ3と前記コリメータレンズ18との光軸合せの精度を向上させることができる。
次に、本発明に係る光ファイバケーブルの使用例を、図4を参照して説明する。
光ファイバケーブル1の一端に固体レーザ装置28からレーザ光線が入射され、前記光ファイバケーブル1は所要に導き他端から射出する。
図4はレーザ発振装置の一例である、1波長発振のLD励起固体レーザ装置28を示している。
図4中、29は発光部、30は光共振部である。前記発光部29はLD発光器31、集光レンズ32を具備し、更に前記光共振部30は第1誘電体反射膜33が形成された第1光学結晶(レーザ結晶34)、第2光学結晶(非線形光学結晶(NLO)(波長変換結晶35))、第2誘電体反射膜36が形成された凹面鏡37により構成され、前記光共振部30に於いてレーザ光線をポンピングし、共振、増幅して出力している。尚、前記レーザ結晶34としては、Nd:YVO4 、前記波長変換結晶35としてはKTP(KTiOPO4 リン酸チタニルカリウム)が挙げられる。
前記固体レーザ装置28は、例えば波長809nmのレーザ光線を射出する為のものであり、半導体レーザである前記LD発光器31が使用されている。又、該LD発光器31が励起光を発生させるポンプ光発生装置としての機能を有する。
前記レーザ結晶34は光の増幅を行う為のものである。該レーザ結晶34には、発振線が1064nmのNd:YVO4 が使用される。その他、Nd3+イオンをドープしたYAG(イットリウム アルミニウム ガーネット)等が採用され、YAGは、946nm、1064nm、1319nm等の発振線を有している。又、発振線が700nm〜900nmのTi(Sapphire)等を使用することができる。
前記レーザ結晶34の前記LD発光器31側には、前記第1誘電体反射膜33が形成されている。該第1誘電体反射膜33は、前記LD発光器31からのレーザ光線に対して高透過であり、且つ前記レーザ結晶34の発振波長に対して高反射であると共に、2次高調波(SHG:SECOND HARMONIC GENERATION)に対しても高反射となっている。
前記凹面鏡37は、前記レーザ結晶34に対向する様に構成されており、前記凹面鏡37のレーザ結晶34側は、適宜の半径を有する凹面球面鏡の形状に加工されており、前記第2誘電体反射膜36が形成されている。該第2誘電体反射膜36は、前記レーザ結晶34の発振波長に対して高反射であり、2次高調波に対して高透過となっている。
以上の様に、前記レーザ結晶34の前記第1誘電体反射膜33と、前記凹面鏡37の前記第2誘電体反射膜36とを組合わせ、前記LD発光器31からのレーザ光線を前記集光レンズ32を介して前記光共振部30に入射させ、該光共振部30でポンピングさせると、光を長時間閉込めることができるので光を共振させて増幅させることができる。
又、前記レーザ結晶34の前記第1誘電体反射膜33と、前記凹面鏡37とから構成された光共振器内に前記波長変換結晶35が挿入されており、該波長変換結晶35で光周波数が2倍となる2次高調波(SECOND HARMONIC GENERATION)が発生され、前記光共振部30からは波長532nmのレーザ光線が射出される。
射出されるレーザ光線の一部はハーフミラー38によって分割され、受光素子39に入力され、該受光素子39での受光強度が一定となる様に前記LD発光器30の発光強度が制御される。
前記固体レーザ装置28から射出される増幅されたレーザ光線は光ファイバケーブル1の前記端子部16に入力され、該端子部16の前記レンズ部19で前記ケーブル本体2の入射端に集光される。該ケーブル本体2を伝播したレーザ光線は他端の前記端子部15より射出される。該端子部15から射出されるレーザ光線について平行光束が要求される場合は、前記レンズ部19を有する前記端子部16が用いられる。図示では、特にレンズ効果を有しないカバーガラス17が用いられている。
又、射出端に用いられる前記端子部15について、射出光として拡散光、平行光、或は光束の分割、散乱光等が要求される場合は、前記カバーガラス17に代えて凹レンズ、凸レンズ、回折格子等、要求される射出光に応じた光学部材が装着される。
本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルを示す一部破断図である。 (A)(B)(C)(D)(E)(F)(G)は、該光ファイバケーブルの端部処理を示す作業工程図である。 (A)(B)(C)(D)は、該光ファイバケーブルの端部処理の1つである光ファイバとコリメータレンズとの溶着の一例を示す作業工程図である。 レーザ光線を発する固体レーザ装置と本発明に係る光ファイバケーブルを示す説明図である。 従来の光ファイバケーブルを示す一部破断図である。 ケーブル本体の一般的な構造を示す説明図である。 光ファイバと光の進行を示す模式説明図である。
符号の説明
1 光ファイバケーブル
2 ケーブル本体
3 光ファイバ
4 被覆材
5 コア
6 クラッド
8 フェルール
9 端子部カバー
17 カバーガラス
18 コリメータレンズ
19 レンズ部
21 接着剤
28 固体レーザ装置

Claims (9)

  1. 光ファイバを被覆材で被覆したケーブル本体の先端部に端子部を装着して成る光ファイバケーブルに於いて、前記端子部は前記光ファイバと略同一の屈折率の透明なカバー部材を有し、少なくとも一方の端子部の前記カバー部材と前記光ファイバとが近接又は接触した状態で溶着し、一体化したことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記カバー部材を端子部カバーで被覆し、該端子部カバーにより前記ケーブル本体と前記カバー部材とを固定した請求項1の光ファイバケーブル。
  3. 前記ケーブル本体の先端部所要長さの被覆材を除去して前記光ファイバを露出させ、露出した該光ファイバをフェルールに挿通し、前記光ファイバの貫通した端面を前記カバー部材に溶着した請求項1の光ファイバケーブル。
  4. 前記端子部カバーは前記カバー部材と前記フェルール間に掛渡って被覆した請求項2及び請求項3の光ファイバケーブル。
  5. 溶着される前記光ファイバの先端面は、劈開された面である請求項1の光ファイバケーブル。
  6. 溶着された前記光ファイバの先端部周囲は接着剤で補強された請求項1の光ファイバケーブル。
  7. 前記光ファイバ、前記カバー部材は軟化、溶融温度が異なり、該カバー部材の軟化、溶融温度が前記光ファイバより低く、溶着は前記カバー部材を軟化、溶融させて行う請求項1の光ファイバケーブル。
  8. 前記カバー部材の入力端面が入力光を屈折させるレンズ形状を有し、前記入力光を直接光ファイバに導く請求項1の光ファイバケーブル。
  9. 前記カバー部材の出力端面に回折格子が形成され、出力光を回折する請求項1の光ファイバケーブル。
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