JP2007171259A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの分離性能を確保すると共に、画像劣化を抑えることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体1に吸着した状態でトナー像13が転写されたシートを分離手段8により像担持体1から分離させ、定着手段12に向かわせる。そして、分離補助手段17は、シート13の像担持体1からの分離性に応じて静電潜像のうち現像後、白色となる部分に、現像手段4の現像条件を変える第1の方法、又は白色となる部分に分離用トナー付着用の静電潜像を形成する第2の方法により、分離手段8によるシート13の像担持体1からの分離を補助するための分離用トナーを付着させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特にトナー像が転写されたシートを像担持体から分離させるための構成に関する。
従来、複写機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置は、像担持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像手段と、トナー像を像担持体から転写材であるシートに転写する転写手段と、像担持体からシートを分離する分離手段とを有している。そして、像担持体表面において、帯電、画像露光、現像を行うことにより像担持体上にトナー像を形成し、この後、このトナー像を転写手段によりシートに転写した後、トナー像をシートに定着させるようにしている。
図7は、このような従来の画像形成装置の構成を示す図であり、矢印R1方向に回転する像担持体1と、像担持体1を囲むように上から時計回りに配置された帯電装置2、画像露光装置3、現像装置4、転写装置7、分離装置8を備えている。なお、9はクリーニング装置、10は前露光装置、12は定着装置である。
このような画像形成装置において、静電潜像は、表面を帯電装置2により一様に帯電された像担持体1に対し、画像露光装置3により不図示の画像読取装置で読み取った画像情報に対応したレーザ光Lを露光することにより形成される。そして、この静電潜像は、この後、現像装置4により現像される。
現像装置4は、トナーを含む不図示の現像材が充填されている容器4aを備えており、トナーは容器内部の不図示の攪拌部材の回転により、現像材担持体14の表面に送られる。像担持体1と現像材担持体14の間には微小な間隔があいており、この両者の間隔で現像が行われる。
現像の際、現像材担持体14には、現像バイアス発生装置20により、現像効率を向上させると共に、濃度が高く、かつ鮮明なトナー像を形成するために交流成分を含むバイアス電圧が印加される。なお、このバイアス電圧は図8のように直流電圧に交流電圧を重畳したものが一般的である。
静電潜像が現像された後、トナー像がシート13に転写されるが、転写プロセスの際、シート13はトナー像を転写するために付与された電荷のために、像担持体1に静電的に吸着している。そして、この状態で転写装置7により転写バイアスが印加されることにより、シート上にトナー像が転写され、トナー像が転写されたシート13は像担持体1から分離される。
なお、このようにトナー像が転写されたシート13を像担持体1から分離する際は、分離装置8により転写プロセスで付与された電荷の一部を除電し、シート13と像担持体1の間の吸着力を減じるようにしている。そして、このようにシート13と像担持体1の間の吸着力を減じることにより、シート13は、その弾性的力により、像担持体1から分離する。
ここで、この分離装置8は、転写装置7が発する電荷と逆極性の電荷を発するコロナ帯電器か、これに交流電流を重畳したものである。なお、以下、このように転写プロセス後のシート13の電荷を除電することで像担持体1とシート13の間の静電吸着力を弱め、シート13の弾性力でシート13を分離する方式を静電分離方式という。
ところで、このような静電分離方式の分離装置8において、分離性能は像担持体1及びシート13の状況に大きく左右される。例えば、シート13が薄紙で弾性力が弱い場合、多重あるいは両面に画像を形成するときに一度定着装置12を通過したシート13が、像担持体1に静電的に吸着する際、像担持体1の曲率に沿ってカールする場合がある。この場合、例えば像担持体1の曲率が大きいと、シート13を像担持体1から分離させるのが困難になり、この結果、図9の(a)に示すように分離工程での分離不良といった搬送性の難点が発生する。
一方、従来、静電潜像のうち現像後、白色となる部分である非画像部にトナーが付着すると、図9の(b)に示すように、付着したトナーTは、その量が僅かであっても像担持体1とシート13の間でスペーサ粒子として働くことが知られている。
そして、このように付着したトナー(以下、かぶりトナーという)がスペーサ粒子として働いた場合は、像担持体1とシート13の静電的吸着力を弱める効果がある。なお、分離不良は、図10に示すように、かぶりトナーが多い方が発生しにくくなるが、ある程度かぶりトナー量が増えてくるとそれ以上増やしてもその効果は顕著ではない。つまり、分離不良を抑制するためには像担持体表面にかぶりトナーTを必要に応じた量だけ供給するようにすれば良い。
そこで、従来、像担持体1に現像装置4の現像材担持体14から、かぶりトナーを必要に応じた量だけ供給する方法として、現像バイアスの交流成分の周波数を変更し、現像材担持体14に印加する現像バイアスを変更する方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
図11は、このように現像バイアスの交流成分の周波数を変更した場合の、像担持体1の非画像部の電位と現像材担持体14にかける現像バイアスの電位差(バックコントラスト)と、かぶりトナー量の関係を示す図である。この図11から、現像材担持体14に印加する現像バイアスの交流成分の周波数を下げることにより、かぶりトナー量が増えることが分かる。
特開平2−23375号公報
ところで、このような従来の画像形成装置において、多量のかぶりトナーを供給するため現像バイアスの交流成分の周波数を大きく下げると、画像の線幅が太くなる、濃度が濃くなる、など画像上の不都合が発生する。つまり、例えば文字中心の画像と、写真中心の画像の両方を現像する場合、かぶりトナーを供給するため現像バイアスの交流成分の周波数を大きく下げると、文字中心の画像において、画像の線幅が太くなる、濃度が濃くなる等の画像劣化が生じる。
また、入力画像信号を二値化データに変換し、その二値化データで中間調を表現する際も、現像バイアスの交流成分の周波数を大きく下げると、画像処理の種類によってはモアレが発生し、画像劣化が生じるおそれがある。
そこで、本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、シートの分離性能を確保すると共に、画像劣化を抑えることのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、像担持体上の静電潜像を現像して形成されたトナー像を前記像担持体に吸着させたシートに転写した後、シートを前記像担持体から分離して定着手段に向かわせるようにした画像形成装置において、前記静電潜像を現像する現像手段と、前記トナー像が転写されたシートを前記像担持体から分離する分離手段と、前記静電潜像のうち現像後、白色となる部分にシートの前記像担持体からの分離を補助するための分離用トナーを付着させる分離補助手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明のように、シートの像担持体からの分離性に応じて静電潜像のうち現像後、白色となる部分に分離用トナーを付着させることにより、シートの分離性能を確保すると共に、画像劣化を抑えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。なお、図1において、既述した図7と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図1において、16は原稿画像を読み取る画像読取装置、17は画像読取装置16により読み取られ画像情報を処理する画像処理装置、19は画像処理装置17により処理された信号に基づいてレーザ光を照射する不図示のレーザを駆動するレーザ駆動回路である。
18はシートの種類、画像モード、画像処理モード等を設定する操作部、22は現像バイアス発生装置20に対し、現像材担持体14に印加する現像バイアスの交流成分の周波数変更を指示する現像バイアス交流成分周波数変更指示回路である。21は、後述するように像担持体1にドット状の静電潜像(以下、潜像ドットという)を形成するための潜像ドット発生回路である。
画像処理装置17は、後述するように操作部18により設定されたシートの種類、画像モード、画像処理モードに応じて現像バイアス交流成分周波数変更指示回路22及び現像バイアス発生装置20を介して現像バイアスの交流成分を変更させるようにしている。また、潜像ドット発生回路21を制御して像担持体上に潜像ドットを形成するようにしている。
このような画像形成装置において、画像形成動作が開始されると、まず画像情報が画像読取装置16により読み取られて画像処理装置17に送られ、画像処理装置17で画像処理が行われる。この後、画像処理装置17により処理された信号が画像データとしてレーザ駆動回路19に送られる。
そして、予め帯電装置2により一様にプラスに帯電され、矢印R1方向に回転している像担持体1表面に対して画像露光装置3に設けられた不図示のレーザにより、画像データに応じたレーザ光Lによる画像露光が行われる。これにより、像担持体1表面に静電潜像が形成される。
次に、像担持体1に形成された静電潜像は現像手段である現像装置4により現像され、像担持体1上に可視像、即ちトナー像が形成される。なお、現像材担持体14には、現像バイアス発生装置20により、現像効率を向上させると共に、濃度が高く、かつ鮮明なトナー像を形成するために、既述した図8のようなプラスの直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される。
一方、このようなトナー像形成動作に並行して不図示の給紙装置からシート13が搬送され、シート13はレジストローラ5により、像担持体1表面のトナー像との同期をとられた上で、転写ガイド6に沿って像担持体1表面に密着搬送される。
そして、このように搬送されるシート13は、像担持体表面に密着した後、転写装置7により、シート13の背面にトナーの持つ極性と逆極性、即ちマイナスの電荷を付与されることにより、静電的な力で像担持体1表面のトナー像が転写される。
次に、トナー像を載せたシート13は分離手段である分離装置8によって像担持体1から分離され、この後、トナー像は定着装置12により公知の定着手法によってシート上に定着される。なお、転写後、像担持体1に残留したトナーは、クリーニング装置9により公知のクリーニング手法によって像担持体表面から除去される。
次に、トナー像を載せ、像担持体1から分離されたシート13は搬送ベルト11により定着装置12に送られ、定着手段である定着装置12においてシート13を加熱及び加圧することにより、トナー像がシート13に定着される。
この後、トナー像が定着されたシート13は、そのまま画像形成装置外に排出される場合もあるが、二面目に再び画像を形成する場合もある。二面目に再び画像を形成する場合は、シート13は不図示のシート反転装置により反転し、再びレジストローラ5及び転写ガイド6により像担持体1に密着搬送され、二面目の画像形成が行われる。
なお、既述したように転写プロセス後のシート13は、トナー像を転写するために付与された電荷のために像担持体1に静電的に吸着している。このため、分離装置8は、転写装置7が発する電荷と逆極性の電荷、即ちプラス電荷を発するコロナ帯電器に交流電流を重畳したバイアスと印加するようにしている。これにより、転写プロセスで付与された電荷の一部が除電されてシート13と像担持体1の間の吸着力が減少し、シート13は、その弾性的な力により像担持体1から分離する。
ところで、シート13が薄紙や第二原紙の場合、および湿環境下に有る場合、分離不良の発生頻度が高い。また、二面目に画像を形成する場合、定着装置12を通るときシート13には、加えられる熱と圧力のためカールが発生する。そして、このようにカールが発生すると、シート13を像担持体1から分離させるのが困難になり、この結果、分離不良が発生する。
下記の表1は、分離不良の発生の傾向を示すものである。なお、表1は、現像バイアスの交流成分の周波数を、標準設定の2700Hzとした場合のものである。
Figure 2007171259
この表1から、シート13が薄紙や第二原紙の場合及び湿環境下で分離不良の発生頻度が高いことが分かる。また、二面目に画像を形成する場合も、一度定着装置12を通ることに起因するシートのカールのため分離不良が発生する。
つまり、本実施の形態のような静電分離方式を用いる分離装置8を備えた画像形成装置において、シートが厚紙でない場合や、シートが吸湿により弾性力を失った場合に像担持体1とシート間の分離不良が発生する。また、多重あるいは両面に画像を形成するときに、一度定着装置12に通したシートが像担持体1の曲率に沿ったカールをした場合にも、像担持体1とシート間の分離不良が発生する。
したがって、表1から、シート13が厚紙の場合で、かつ使用環境が高湿でなく、画像形成が一面目に行われる場合以外は、分離不良防止のための処理を行う必要があることがわかる。
そこで、本実施の形態では、検知した湿度、ユーザー設定のシートの種類、画像形成が一面目か二面目かの三つの条件からシート13の分離性を判断し、分離不良防止のための処理の必要性を判断するものとする。また、ユーザー自身が、処理の有無を操作部18から設定できるものとする。
そして、分離不良防止のための処理を行う必要があると判断した場合には、分離不良防止のための処理として現像材担持体14から、分離用トナーとしてかぶりトナーを像担持体表面に供給し、付着させるようにする。
なお、本実施の形態においては、シート13の像担持体1からの分離性に関する情報を入力する入力手段の一例としての不図示の環境検出装置により、使用環境の湿度を検出する。そして、この環境検出装置から湿度情報をシート13の像担持体1からの分離を補助するためのかぶりトナーを付着させる分離補助手段である画像処理装置17に入力する。
また、ユーザーが、シートの像担持体1からの分離性に関する情報を入力する入力手段の一例としての操作部18を介してシート13の種類を指定し、画像処理装置17に入力できるものとする。具体的には、薄紙、普通紙、第二原紙、OHPシートの選択ができるものとする。
ところで、本実施の形態においては、現像材担持体14からかぶりトナーを、像担持体表面の非画像部に供給して付着させるための方法として、以下の第1のトナー供給方法(第1の方法)と、第2のトナー供給方法(第2の方法)がある。そして、これら2つのトナー供給方法の一方を選択して像担持体表面にかぶりトナーを供給し、付着させるようにする。
ここで、第1のトナー供給方法は、既述したように現像材担持体14に印加する現像バイアスの交流成分の周波数を下げる方法である。
既述した図11に示すように、かぶりトナー量は、現像材担持体1に印加する現像バイアスの交流成分の周波数を下げることにより増える。このため、例えば現像材担持体14に印加する現像バイアスの交流成分の周波数を100Hz刻みで2700Hzから2000Hzの間において可変とし、分離不良を抑制するのに必要十分なものを選択するようにする。
具体的には、表1の分離不良再転写レベルに応じて、用いる現像材担持体14に印加する現像バイアスの交流成分の周波数を選択するものとする。
例えば、表1で分離不良再転写レベルが○の場合、現像材担持体14に印加する現像バイアスの交流成分の周波数は2700Hzを用い、分離不良再転写レベルが△の場合、現像バイアスの交流成分の周波数は2500Hzを用いる。さらに、分離不良再転写レベルが×の場合、現像バイアスの交流成分の周波数は2300Hzを用いる。
また、ユーザー自身の設定においても現像材担持体14に印加する現像バイアスの交流成分の周波数を100Hz刻みで2700Hzから2000Hzの間において変更できるものとする。
第2のトナー供給方法は、非画像部に画像とは別に、潜像ドットを画像露光により形成し、この潜像ドットをかぶりトナーによって現像することにより、像担持体表面にかぶりトナーを供給する方法である。なお、本実施の形態においては、例えば形成する潜像ドットの数をレベル1〜レベル3の三段階に切り替ることにより、かぶりトナー量を制御するようにしている。
レベル1は、画像形成装置の最適な像担持体1の非画像部の電位と現像材担持体14にかける現像バイアスの電位差(バックコントラスト)の状況下で、現像バイアスの交流成分の周波数が2500Hzのかぶりトナー量と同等となるもの。レベル2は2300Hzと同等となるもの、レベル3は2000Hzと同等となるものである。
この方法の場合、かぶりトナー供給のための潜像ドットを形成する頻度は必要十分なものを選択するようにしており、本実施の形態においては、表1の分離不良再転写レベルに応じてかぶりトナー供給のための潜像ドット形成頻度を選択するものとする。
例えば、表1で分離不良再転写レベルが○の場合、潜像ドットは形成せず、分離不良再転写レベルが△の場合、潜像ドット形成頻度はレベル1とし、分離不良再転写レベルが×の場合は、潜像ドット形成頻度はレベル2とする。なお、ユーザー自身の設定においてかぶりトナー供給のため潜像ドットを形成する頻度はレベル3とする。
ところで、本実施の形態の画像形成装置では、ユーザーが画像に応じてその画像の種類に応じた画像モードを操作部18に入力するものとする。なお、この画像モードは、文字モードと写真モードの二つである。
文字モードは文字及び表中心の原稿を用いる場合のモードであり、写真モードは印刷物等で写真の原稿を用いる場合のモードである。このとき、選択するモードにより画像の中間調の階調性は変わるものとする。具体的には、文字モードは文字や表を見やすくするために元画像に比べて中間調を濃く再現し、写真モードは元画像と同じ濃度で中間調を再現するものとする。
そして、画像処理装置17は、画像情報入力手段としての機能を有する操作部18を介してユーザーが設定する画像モードに応じて第1又は第2のトナー供給方法を切り替えるようにしている。
例えば、ユーザーが線が太るのはまずいがモアレなどの危険性の無い文字・表中心の文字モードを選択した場合には、第2のトナー供給方法を選択する。これは、第2のトナー供給方法の場合は、画像の線が太る等の不具合が出ないためであり、また画像が文字及び表中心の場合には、潜像ドットを形成してもモアレの発生の可能性が無いためである。
そして、このように第2のトナー供給方法を選択すると、画像処理装置17は、潜像ドット発生回路21を制御して像担持体上に潜像ドットを形成すると共にこの潜像ドットを現像することにより、かぶりトナーを像担持体1に付着させる。
一方、ユーザーが画像中に線がある可能性が低いが、モアレがあってはいけない写真等の写真モードを選択した場合には、第1のトナー供給方法を選択する。これは、第1のトナー供給方法の場合は、モアレの発生がなく、文字及び表中心の画像ではないため線が太る等の不具合がそれほど問題とならないためである。
そして、このように第1のトナー供給方法を選択すると、画像処理装置17は、現像バイアス交流成分周波数変更指示回路22及び現像バイアス発生装置20を介して現像バイアスの交流成分を変更させ、かぶりトナーを像担持体1に付着させる。
このように、シート13の分離性と、画像モードに応じて非画像部に第1のトナー供給方法、又は第2のトナー供給方法によってかぶりトナーを像担持体上に付着させることにより、シート13の分離性能を確保すると共に、画像劣化を抑えることができる。
ところで、これまでの説明においては、画像モードに応じてトナー供給方法の切り替えを行う場合について述べてきたが、画像処理のモードに応じてトナー供給方法の切り替えを行うようにしても良い。
次に、このような画像処理のモードに応じてトナー供給方法の切り替えを行う本発明の第2の実施の形態について説明する。
図2は、本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図であり、図2において図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図2において、17aは、画像処理装置17に設けられ、操作部18により設定された画像処理のモードに応じて二値化データにより中間調を再現する中間調再現部である。この中間調再現部17aは、中間調再現手段として公知のAMスクリーン法と、公知の誤差拡散法を用いて中間調を再現するものである。
図3は、それぞれAMスクリーン法と誤差拡散法の中間調再現手段を用いた場合における、ドット形成の模式図である。AMスクリーン法は、図3の(a)に示すように、規則的にドットを配列することにより二値化データで中間調を再現するもので、階調性が安定する。
誤差拡散法は中間調を二値化する際の二値化誤差を二次元の空間的に拡散分布されるものであり、図3の(b)に示すように規則性のないドットによる二値化データで中間調を再現するものである。この誤差拡散法の場合、モアレの発生の危険性がないが、放射線状のウォームと呼ばれる醜いテクスチャが発生する。
ここで、写真等の画像を読み取って画像形成する場合、読み取られる画像が印刷物でない印画紙写真の場合と、印刷物の印刷写真である場合とで画像処理の手法を切り替える必要がある。
元画像が印刷物でない印画紙写真の場合、その中間調の再現手段において規則的なドットの配列を用いていないため、画像形成装置で形成した画像においてモアレの発生の可能性がない。このため、階調性が安定し、放射線状のウォームと呼ばれる醜いテクスチャが発生することのないAMスクリーン法を用いて画像処理を行う。
また、元画像が印刷写真の場合、元画像の二値化データで中間調を再現する際の中間調再現手段にAMスクリーン法等の規則的にドットを配列する方法が用いられるため、画像形成装置で形成した画像においてモアレの発生の可能性がある。このため、モアレ発生の可能性がない誤差拡散法を用いて画像処理を行う。
本実施の形態では、画像処理情報入力手段としての機能を有する操作部18を介してユーザーが設定する画像処理情報を画像処理装置17に入力し、画像処理装置17は、この画像処理情報に応じて第1又は第2のトナー供給方法を切り替えるようにしている。
なお、本実施の形態において、操作部18には図4に示すように文字モード、文字/写真モード、印刷写真モード、印画紙写真モードの4つ画像処理モードが表示され、ユーザーは、これらから画像に応じた画像処理モードを選択する。
文字モードは文字を重視したモード、文字/写真モードは文字及び印刷物をきれいに再現するためのモード、印刷写真モードは印刷物の写真原稿に特化したモード、印画紙写真モードは印画紙写真に特化したモードである。
そして、中間調再現部17aは、文字モード、文字写真モード、印刷写真モードにおいては中間調再現手段として誤差拡散法を、印画紙写真モードにおいては中間調再現手段としてAMスクリーン法を用いるものとする。
さらに、本実施の形態においては、画像処理装置17の中間調再現部17aは、操作部18を介してユーザーが設定する画像処理モードに応じて第1又は第2のトナー供給方法を切り替えるようにしている。
例えば、図3の(b)のように周期性のないドット配列で表現する誤差拡散法を用いる文字モード、文字/写真モード、印刷写真モードにおいては、モアレの発生の危険性がないので、第2のトナー供給方法を選択する。また、図3の(a)のように周期性のあるドット配列で表現するAMスクリーン法を用いる印画紙写真モードにおいては、第2のトナー供給方法ではモアレの発生の危険性があるので、第1のトナー供給方法を選択する。
このように、シート13の分離性と画像処理モードに応じて非画像部に第1のトナー供給方法、又は第2のトナー供給方法によってかぶりトナーを像担持体上に付着させることにより、シート13の分離性能を確保すると共に、画像劣化を抑えることができる。
ところで、これまで説明した第1及び第2の実施の形態では、画像読取装置16からの画像情報に応じて画像を形成する画像形成装置について述べてきたが、画像形成装置は、情報処理装置の外部出力装置として用いられる場合がある。
次に、このように情報処理装置の外部出力装置として用いられる本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
図5は、図6に示すように情報処理装置50の外部出力装置として用いられる本実施の形態に係る画像形成装置51の構成を示すものである。なお、図5において、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
本実施の形態に係る画像形成装置において、情報処理装置50の外部出力装置として画像形成を行う際、情報処理装置50から入力される画像情報はすでに二値化されている。このため、情報処理装置50からの画像情報に応じて画像を形成する場合の画像処理は、AMスクリーン法が用いられる。
したがって、本実施の形態のように、情報処理装置50の外部出力装置として画像形成装置を用いる場合は、分離不良を防止するためのかぶりトナーの供給方法は、第1のトナー供給方法を用いる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図。 上記画像形成装置の中間調再現手段である、(a)はAMスクリーン法を説明するための模式図、(b)は誤差拡散法を説明するための模式図。 上記画像形成装置の操作部に表示される画像処理モードを示す図。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図。 上記第3の実施の形態に係る画像形成装置を含むネットワークを示す図。 従来の画像形成装置の構成を示す図。 現像バイアスを説明のための模式図。 分離不良防止のかぶりトナーの効果を説明のための模式図。 分離不良発生頻度とかぶりトナー量の関係を示す図。 現像バイアス交流成分の周波数とかぶりトナー量の関係を示す図。
符号の説明
1 像担持体
4 現像装置
7 転写装置
8 分離装置
12 定着装置
13 シート
14 現像材担持体
16 画像読取装置
17 画像処理装置
17a 中間調再現部
18 操作部
20 現像バイアス発生装置
21 潜像ドット発生回路
22 現像バイアス交流成分周波数変更指示回路

Claims (8)

  1. 像担持体上の静電潜像を現像して形成されたトナー像を前記像担持体に吸着させたシートに転写した後、シートを前記像担持体から分離して定着手段に向かわせるようにした画像形成装置において、
    前記静電潜像を現像する現像手段と、
    前記トナー像が転写されたシートを前記像担持体から分離する分離手段と、
    前記静電潜像のうち現像後、白色となる部分にシートの前記像担持体からの分離を補助するための分離用トナーを付着させる分離補助手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. シートの前記像担持体からの分離性に関する情報を入力する入力手段を備え、
    前記分離補助手段は、前記入力手段からの前記分離性に関する情報に応じて現像手段の現像条件を変える第1の方法、又は前記白色となる部分に分離用トナー付着用の静電潜像を形成する第2の方法により前記白色となる部分に分離用トナーを付着させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の方法は、前記現像手段の現像条件である現像バイアスの交流成分の周波数を変更することにより前記白色となる部分に分離用トナーを付着させると共に、前記現像バイアスの交流成分の周波数の変更量を制御して分離用トナーの付着量を制御する方法であり、前記第2の方法は、前記白色となる部分に形成する分離用トナー付着用の静電潜像の数を制御して分離用トナーの付着量を制御する方法であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. シートに形成する画像に関する情報を入力する画像情報入力手段を備え、
    前記分離補助手段は、前記画像情報入力手段からの画像情報に応じて前記第1の方法又は前記第2の方法を選択することを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 前記分離補助手段は、前記画像情報入力手段からの画像情報によりシートに形成する画像が文字中心の画像と判断した場合には前記第2の方法を選択し、シートに形成する画像が写真中心の画像と判断した場合には前記第1の方法を選択することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. シートに形成する画像の処理に関する情報を入力する画像処理情報入力手段を備え、
    前記分離補助手段は、前記画像処理情報入力手段からの画像処理情報に応じて前記第1の方法又は前記第2の方法を選択することを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  7. 前記分離補助手段は、前記画像情報入力手段からの画像処理情報により、画像処理が中間調を周期性のないドット配列で表現する処理と判断した場合には前記第2の方法を選択し、画像処理が周期性のないドット配列で表現する処理と判断した場合には前記第1の方法を選択することを特徴とする請求項6に記載画像形成装置。
  8. 前記静電潜像を外部機器からの画像信号に応じて形成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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