JP2007170735A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機の室内機において、熱交換器の側部に形成された冷媒パイプのUターン部分に付着する露が下位のUターン部分に滴下したとき周囲に飛散する。この飛散した露が、室内機の前面パネルの裏側等を伝って流下し、下部の空気吹き出し口から室内へ落下する虞がある。本発明は、これを防止するためにUターン部分に露飛散防止カバーを設けると共に、室内の温度と湿度を検知する温度センサと湿度センサをこのカバーの前面側に取り付けるようにするものである。
【解決手段】空気調和機の室内機において、熱交換器の端部に形成された冷媒パイプのUターン部分を前面側から覆う露飛散防止カバーを設け、露飛散防止カバーの下端部を熱交換器の露受け部へ臨ませ、室内の温度と湿度を検知する温度センサと湿度センサの少なくとも一方のセンサを露飛散防止カバーの前面側に取り付けたこと。
【選択図】図4

Description

本発明は、室内の空気調和を行うように室内の壁に取り付けられる空気調和機の室内機に関し、特に、室内の温度と湿度を検知するセンサやスイッチの取り付けに関する。
冷媒の圧縮機と凝縮器とこれらの熱交換用送風機等を収納した室外機と、室内の壁に掛けられるタイプの壁掛け式室内機とで構成した分離型空気調和装置において、室内機が備えた熱交換器によって室内の空気調和を行うために、室内の温度と湿度を検知する温度センサと湿度センサを設け、これらのセンサの検知に基づき、空気調和機の運転を制御している。この場合、前記熱交換器の空気吸い込み側に温度センサと湿度センサを取り付けており、その取り付けとして、温度センサと湿度センサを保持具に取り付け、この保持具に設けた挟持部が前記熱交換器の冷媒パイプを挟持することによって、この保持具が前記熱交換器の空気吸い込み側において、前記熱交換器のフィンの上に当接した状態に保持される。(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−293929号公報
この特許文献1のものでは、温度センサと湿度センサを保持具によって、熱交換器の空気吸い込み側で熱交換器のフィンの上に配置するものであり、二つのセンサを取り付ける保持具は、フィン間を通って挿入されて冷媒パイプを弾性的に挟む挟持部を形成した特別なものが必要になると共に、熱交換器の空気吸い込み側の一部分がこの保持具によって塞がれることとなり、できるだけこのような状態は避けた方がよい。
また、熱交換器の左右端部では、熱交換器の冷媒パイプのUターン部分が存在し、正面視において、右側の冷媒パイプのUターン部分に近接して、空気調和機の運転制御を行う制御基板などが収納された電装ボックスが配置されるが、冷房運転状態においては、このUターン部分に露つきが生じ、上位のUターン部分に付着した露が下位のUターン部分に滴下したとき、室内機の露受け部を外れて周囲に飛散する。この飛散した露が、室内機の前面パネルの裏側等を伝って流下し、下部の空気吹き出し口から露が室内へ落下する虞がある。
本発明は、このような飛散した露が空気調和機の室内機の下部の空気吹き出し口から室内へ落下しないようにするために、冷媒パイプのUターン部分に露飛散防止カバーを設け、この露飛散防止カバーの下端部を室内機の露受け部へ臨ませて、このカバーに付着した露を露受け部へ導入させるようにすると共に、このカバーの有効利用として、室内の温度を検知する温度センサと、室内の湿度を検知する湿度センサの少なくとも一方のセンサをこのカバーの前面側に取り付けるようにするものである。更にこのカバーの前面側には、空気調和機の試運転スイッチ等のように、通常の使用状態では操作しない特別なスイッチを配置する構成とし、このスイッチの保護と露飛散防止カバーの有効利用を図るものである。
第1の発明は、前面が前面パネルで覆われた本体の内部に、室内の空気調和を行うように熱交換器と送風機が配置されると共に、前記熱交換器からの結露水を受ける露受け部が前記熱交換器の下部に配置された空気調和機の室内機において、前記熱交換器の端部に形成された冷媒パイプのUターン部分をそれの前面側から覆う露飛散防止カバーを設け、この露飛散防止カバーは、下端部が前記露受け部へ臨む構成とし、かつ、それの前面側には、室内温度を検知する温度センサと室内湿度を検知する湿度センサのうち、少なくとも何れか一方のセンサがセンサホルダを介して取り付けられていることを特徴とする空気調和機の室内機である。
第2の発明は、前面が前面パネルで覆われた本体の内部に、室内の空気調和を行うように熱交換器と送風機が配置されると共に、前記熱交換器からの結露水を受ける露受け部が前記熱交換器の下部に配置された空気調和機の室内機において、前記熱交換器の端部に形成された冷媒パイプのUターン部分をそれの前面側から覆う露飛散防止カバーを設け、この露飛散防止カバーは、下端部が前記露受け部へ臨む構成とし、かつ、それの前面側には、室内温度を検知する温度センサと室内湿度を検知する湿度センサのうち、少なくとも何れか一方のセンサがセンサホルダを介して取り付けられると共に、複数の運転制御用スイッチを有する本体内操作部が設けられたことを特徴とする空気調和機の室内機である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、前記熱交換器の横に隣接して電装ボックスが配置され、前記露飛散防止カバーは、前記電装ボックスに近接または当接して前記冷媒パイプのUターン部分を前面側から覆う位置に設けられたことを特徴とする。
第1の発明では、冷房運転状態において、熱交換器の端部に形成された冷媒パイプのUターン部分に生じた露が、上位のUターン部から下位のUターン部分に滴下して飛散しても、露飛散防止カバーによって前面パネルへの露飛散が防止でき、露飛散防止カバーに当たった露は、下方の露受け部へ流下するため、下部の空気吹き出し口から室内へ落下する虞はない。また、露飛散防止カバーの前面を利用して温度センサと湿度センサの少なくとも何れか一方を取り付けるため、熱交換器のフィン上に取り付ける場合に比して熱交換器の吸い込み側を塞ぐことなく、空気調和機の室内機の前面から吸い込まれる室内空気の温度と湿度を的確に検知できる取り付け場所となる。また、熱交換器への取り付けが困難な場合や、その他の場所への取り付けが困難な場合でも、冷媒パイプのUターン部分を覆うため、露飛散防止カバーの左右幅は比較的広く、温度センサと湿度センサの取り付けし易い場所となり、取り付け作業もし易いものとなる。更に、露飛散防止カバーによって冷媒パイプのUターン部分から吸い込まれる空気が遮られるため、熱交換器のフィンの部分からの空気吸い込みを促進でき、熱交換作用を向上できるものとなる。
第2の発明では、第1の発明の効果に加えて、温度センサ及び又は湿度センサの他に、更に、室内機には特別なスイッチを備えた本体内操作部を取り付けたため、空気調和機の試運転スイッチ、換気運転スイッチ、センサ故障による場合の応急運転スイッチ等のように、一般的な使用状態では操作しない特別なスイッチを配置できる。このため、これらのスイッチは、普段は室内機の前面パネルで覆われているため、誤った操作がされない位置であり、試運転等のように特別な場合には、室内機の前面パネルを取り外した状態、又は開けた状態で操作できるため、スイッチの取り付け場所として好ましい位置となる。
第3の発明では、第1の発明又は第2の発明効果に加えて、温度センサ、湿度センサ、及び運転制御用スイッチは、これらがリード線で接続される電装ボックスの近傍配置となるため、リード線が短くできると共に配線がし易くなる。
本発明の空気調和機の室内機は、前面が前面パネルで覆われた本体の内部に、室内の空気調和を行うように熱交換器と送風機が配置されると共に、前記熱交換器からの結露水を受ける露受け部が前記熱交換器の下部に配置された空気調和機の室内機において、前記熱交換器の端部に形成された冷媒パイプのUターン部分をそれの前面側から覆う露飛散防止カバーを設け、この露飛散防止カバーは、下端部が前記露受け部へ臨む構成とし、かつ、それの前面側には、室内温度を検知する温度センサと室内湿度を検知する湿度センサのうち、少なくとも何れか一方のセンサがセンサホルダを介して取り付けられていることを特徴とするものであり、以下に本発明の実施形態を記載する。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は室内機と室外機のセットである分離型空気調和機の斜視図、図2は室内機の縦断側面図、図3は前面パネルを取り外した状態の室内機の正面図、図4は露飛散防止カバーの取り付け状態を示す正面斜視図、図5は取り付けた状態の露飛散防止カバー部分を断面で示す側面図である。
図において、本発明に係る空気調和機の室内機1は、室内の壁に掛けられるタイプの壁掛け式室内機であり、冷媒の圧縮機と凝縮器とこれらの熱交換用送風機8等を収納した室外機10とで一組の分離型空気調和機Kを構成するものであり、室内機1と室外機10とは、後述の冷媒の入口パイプと出口パイプに接続される冷媒回路18と、電気回路19とで連結された状態である。室内機1は、室内の空気調和を行うように前面パネル7で覆われた内部に熱交換器3と送風機4等が配置され、上面と前面に空気吸い込み部を形成している。前記空気調和機Kは、室内機1によって家屋の室内の空気調和を行うために、冷房動作、暖房動作、除湿動作、換気動作、室内空気循環動作を選択スイッチの操作に基づき選択できるものである。この選択スイッチは、使用性を考慮して、一般的に使用者が任意に遠隔操作可能なリモートコントローラ(図示せず)に設けられたスイッチで構成される。
室内機1を具体的に説明すると、室内機1は、室内機1の本体2と前面パネル7とで構成された横長形状をなし、本体2は、室内機1の本体部を構成する大きさを有して前後に開口した枠状の基体部2Aと、その基体部2Aの前面開口側に組み合わされた前カバー部2Bと、基体部2Aの後面開口側に組み合わされた後カバー部2Cとで構成され、本体2の前面側を覆うように前面パネル7が組み合わされている。本体2の基体部2Aと前カバー部2Bは、それぞれ格子状に空気吸い込み部5A、5Bを形成している。前面パネル7は、室内機1の非運転状態では本体2の前カバー部2B側へ近接し、室内機1の運転状態において、前カバー部2Bとの間の間隔Tを広げて、本体2の前面に空気吸い込み通路を形成するように、電動機構によって前方へ移動するように構成している。また、前面パネル7は、本体2に対して、取り外し可能、又は上方へ回動にて開くことが可能な構成である。室内機1は、家屋の室内の壁にネジ固定した固定板に対して背面の引っ掛け部を引っ掛けることによって取り付けられる。
後カバー部2Cの前方の本体2内には、熱交換器3と送風機4と電装箱等が取り付けられており、熱交換器3は、略逆V字状に配置した前面側熱交換部3Aと後面側熱交換部3Bとで構成され、前面側熱交換部3Aは下部が後方へ屈曲した部分3A1を形成した形状をなす。熱交換器3は、縦方向に延びたアルミニウム薄板のフィンPを略等間隔に横方向に多数並列配置状態において、複数の冷媒パイプQが横方向に貫通配置されたプレートフィン型熱交換器の構成であり、左右端部には、複数の冷媒パイプQを直列状態に接続するUターン部分3Uを形成している。このため、前面側熱交換部3Aと後面側熱交換部3Bの冷媒パイプQは、直列の冷媒の流れを形成するように左右端にUターン部分3Uを形成されている。
熱交換器3の冷媒の入口パイプと出口パイプが並列に配置された状態で、熱交換器3の右端側から導出され、断熱材のカバー23で被覆された状態で、後カバー部2Cの背面に沿って室内機1の側面から導出されて、室外機10と冷媒回路18で接続される。
送風機4は、前面側熱交換部3Aと後面側熱交換部3Bと間に配置され、略熱交換器3の左右全幅に渡る長さを有する横流式ファン4Eを電動機4Cで回転する構成である。横流式ファン4Eは、間隔を存して配置した円板4Dの円周に左右方向に延びる多数の羽根4Aが配置され、左右両端の軸部4Bが後カバー部2Cの前面部に形成した軸受けによって回転可能に支持され、その軸部4Bを後カバー部2Cの前面部に取り付けた電動機4Cで回転するものである。
送風機4の運転によって空気吸い込み部5A、5B及び前面パネル7の裏側の間隔Tから本体2内へ吸い込まれる空気は、本体2の前面に横長に配置した紫外線ランプ52を備えた殺菌装置51を通り、フィルタ6を通過して熱交換器3で熱交換され、室内機1の前面下部に形成した横長矩形状の空気吹き出し口11から前方へ吹き出す。フィルタ6は、フィルタ網をその周囲に形成される合成樹脂製枠を射出成形すると同時に一体化したものであり、左右各1枚を一組とし、前カバー部2Bに形成したフィルタ支持レール部9に支持される。前面パネル7を開いた状態で、本体2の左右両側部とその中間部に形成したフィルタ支持レール部9に対して、カバー部2Bの下部から上方へ向かうスライド式挿入によって、左右のフィルタ6が着脱自在に保持されている。フィルタ6をフィルタ支持レール部9にスライドし易くするためと、フィルタ6の中間部が熱交換器3側へ落ち込まないようにするために、フィルタ6の裏側の支持部として左右のフィルタ支持レール部9、9間に渡る横桟9Aと、この横桟9A相互に上下に渡る縦桟でもって格子状の桟を形成している。
空気吹き出し口11には、軸12Aで上下動するように軸支持され電動機12Bによって上下動するように駆動される風向板12と、吹き出す空気流を左右の複数流に分割する左右動風向板13を備えている。熱交換器3A、3Bから流下する露は、その下方に配置した露受け部(露受け皿)14、15で受けて集められ、室内部分を断熱材で被覆されたドレンパイプ17から室外に排出される。
熱交換器3の横である一側部、図では右側部に隣接して電装ボックス27が後カバー部2Cの前面部にネジ28によって取り付け配置されている。電装ボックス27は合成樹脂製ケースで構成され、この電装ボックス27内には、空気調和機Kへの電源を接続する電源端子と空気調和機Kの運転を制御する制御部等が収納されている。
電装ボックス27側である熱交換器3の右端部に形成された冷媒パイプQのUターン部分3Uを前面側から覆うように、露飛散防止カバー24を設けている。この露飛散防止カバー24は、冷媒パイプQのUターン部分3Uを落下するときに生じる露の飛散防止のために、Uターン部分3Uを前面側から覆うものである。露飛散防止カバー24は、冷媒パイプQのUターン部分3Uを落下するときに生じる露の飛散防止を十分にするために、Uターン部分3Uの前面側に位置する前壁24Aに加えて、側方(図では右側面)と上方から覆うように側壁24B(図では右側壁)と上壁24Cを形成した合成樹脂製である。後述の露飛散防止カバー24の取り付けによって、側壁24B(図では右側壁)は、後カバー部2Cから前方へ突出した壁2C1と当接または近接するため、熱交換器3の側方(図では右側面)への上記露の飛散を防止できる。
この露飛散防止カバー24は、一体成型した弾性爪部によって、後カバー部2Cの部分に着脱自在に係止する構成でもよいが、振動などによる脱落や振動音の発生防止のために少なくとも1箇所をネジ止めしている。具体的には、取り付け部25A、25Bでもって後カバー部2Cから前方へ延びた取り付け部へネジ26によって固定している。なお、取り付け部25Bは、前カバー部2Bと共にネジによって取り付けられる。この取り付けによって、露飛散防止カバー24は、熱交換器3の横に隣接する電装ボックス27に近接または当接する状態となり、その状態で冷媒パイプQのUターン部分3Uを室内機1の前面側から覆う位置となる。このため、後述の温度センサ30、湿度センサ31及び本体内操作部35は、これらがリード線で接続される電装ボックス27の近傍配置となるため、リード線が短くできると共に配線がし易くなる。
また、熱交換器3の側端部(図では右側端部)の冷媒パイプQのUターン部分3Uへの空気の吸い込みが殆んどなくなり、この部分への埃の付着が抑制できる。また、露飛散防止カバー24の側壁24B(図では右側壁)の奥行きが少なくても、冷媒パイプQのUターン部分3Uを落下するときに飛散する露が、露飛散防止カバー24と電装ボックス27との間から前方へ飛散することが防止される。
また、この取り付け状態において、図4及び図5に示すように、露飛散防止カバー24の下端部24D、即ち、前壁24Aと側壁24B(図では右側壁)の下端部24Dは、熱交換器3の露受け部14へ臨んでいる。このため、露飛散防止カバー24の裏側に付着し流下する露は、下端部24Dによって露受け部14へ落下するように導入される。図示の構成では、露受け部14の前壁14Aが高く形成されているため、その分だけ露飛散防止カバー24の下端部24Dは、露受け部14よりも高い上方位置で終わっており、熱交換器3A1の最下部のUターン部分3Uは、露受け部14の前壁14Aで覆われる状態である。また、後カバー部2Cから前方へ突出した壁2C1の下端部2C11も熱交換器3の露受け部14へ臨んでいるため、壁2C1に付着し流下する露は、下端部2C11によって露受け部14へ落下するように導入される。
露飛散防止カバー24の前面側には、空気調和される室内の温度や湿度等を検知するセンサの一つ又は複数が取り付けられる。空気調和機Kでは、空気調和される室内の温度を検知する温度センサ30と空気調和される室内の湿度を検知する湿度センサ31を備えており、これらセンサ30、31の少なくとも一方を取り付けるものである。実施例では、これらセンサ30、31の両方を取り付ける構成を示しており、その具体的な取り付け構成として、露飛散防止カバー24の前壁24Aの前面上部には、前方へ略水平に突出した支持部32が一体形成され、この支持部32には左右に支持孔32Aが形成されている。温度センサ30と湿度センサ31は、合成樹脂製のセンサホルダ33の前面側に着脱自在に取り付けられている。センサホルダ33の下面には、下方へ突出した左右の係止爪34Aを一体形成しており、センサホルダ33は、左右の係止爪34Aをその弾性を利用して支持部32の左右の支持孔32Aに圧入することにより、左右の係止爪34Aは内側へ撓みつつ支持孔32Aの下側に係止して支持部32に支持される。センサホルダ33の取り外しは、左右の係止爪34Aをその弾性を利用して内側へ撓ませた状態で、上方へ引き上げることによって、支持部32の左右の支持孔32Aから外すことができる。このような関係に支持孔32Aと係止爪34Aの位置と大きさが構成されている。
更に、露飛散防止カバー24の前壁24Aの前面中間には、空気調和機Kの特別な運転制御を行うための本体内操作部35を設けている。この本体内操作部35は、空気調和機Kの特別な運転制御を行うために、複数の運転制御用スイッチを備えている。この複数の運転制御用スイッチとして、実施例では、空気調和機Kの試運転スイッチ35A、室内機1に内蔵された換気装置(図示せず)のON−OFFを行う換気運転スイッチ35B、センサ30、31の故障による場合の応急運転スイッチ35C等のように、一般的な使用状態では操作しない特別なスイッチである。これらのスイッチは合成樹脂製のスイッチケース36に収納されている。スイッチケース36は、その上下壁に露飛散防止カバー24の前壁24Aから前方へ突出した弾性係止部38と弾性係合する係止部37を形成している。これによって、スイッチケース36内に配線されたスイッチ35A、35B及び35Cを取り付けた状態で、スイッチケース36を飛散防止カバー24の前方から押し圧することによって、係止部37と38が弾性係合して、スイッチケース36は露飛散防止カバー24の前壁24Aの前面に取り付けられる。スイッチケース36の取り外しは、係止部37と38の弾性係合を外すことによって行われる。
上記のように取り付けられた露飛散防止カバー24は、室内機1の前面パネル7で覆われている。このため、本体内操作部35の各スイッチは、普段は室内機1の前面パネル7で覆われているため、誤った操作がされない位置であり、試運転等のように特別な場合には、室内機1の前面パネル7を取り外した状態、又は開けた状態で操作できるため、本体内操作部35の各スイッチの取り付け場所として好ましい位置となる。
上記実施例では、熱交換器3の右側部分に電装ボックス27が配置され、熱交換器3の右側端部の冷媒パイプQのUターン部分3Uを覆うように、露飛散防止カバー24を取り付けた構成であるが、熱交換器3の左側部分に電装ボックス27を配置し、熱交換器3の左側端部の冷媒パイプQのUターン部分3Uを覆うように、露飛散防止カバー24を取り付ける構成であっても差し支えない。
本発明の空気調和機は、室内機1の形状や構成については、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の空気調和機に適用できるものである。
本発明に係る室内機と室外機のセットである分離型空気調和機の斜視図である。(実施例1) 本発明に係る室内機の縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る前面パネルを取り外した状態の室内機の正面図である。(実施例1) 本発明に係る露飛散防止カバーの取り付け状態を示す正面斜視図である。(実施例1) 取り付けた状態の露飛散防止カバー部分を断面で示す側面図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・空気調和機の室内機
2・・・室内機の本体
2C・・後カバー部
3・・・熱交換器
3U・・冷媒パイプのUターン部分
4・・・送風機
5A・・空気吸い込み部
5B・・空気吸い込み部
6・・・フィルタ
7・・・前面パネル
10・・室外機
11・・空気吹き出し口
14・・露受け部
24・・露飛散防止カバー
24A・・露飛散防止カバーの前壁
24B・・露飛散防止カバーの側壁
24C・・露飛散防止カバーの上壁
27・・・電装ボックス
30・・・温度センサ
31・・・湿度センサ
33・・・センサホルダ
35・・・本体内操作部
35A・・試運転スイッチ
35B・・換気運転スイッチ
35C・・応急運転スイッチ

Claims (3)

  1. 前面が前面パネルで覆われた本体の内部に、室内の空気調和を行うように熱交換器と送風機が配置されると共に、前記熱交換器からの結露水を受ける露受け部が前記熱交換器の下部に配置された空気調和機の室内機において、前記熱交換器の端部に形成された冷媒パイプのUターン部分をそれの前面側から覆う露飛散防止カバーを設け、この露飛散防止カバーは、下端部が前記露受け部へ臨む構成とし、かつ、それの前面側には、室内温度を検知する温度センサと室内湿度を検知する湿度センサのうち、少なくとも何れか一方のセンサがセンサホルダを介して取り付けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前面が前面パネルで覆われた本体の内部に、室内の空気調和を行うように熱交換器と送風機が配置されると共に、前記熱交換器からの結露水を受ける露受け部が前記熱交換器の下部に配置された空気調和機の室内機において、前記熱交換器の端部に形成された冷媒パイプのUターン部分をそれの前面側から覆う露飛散防止カバーを設け、この露飛散防止カバーは、下端部が前記露受け部へ臨む構成とし、かつ、それの前面側には、室内温度を検知する温度センサと室内湿度を検知する湿度センサのうち、少なくとも何れか一方のセンサがセンサホルダを介して取り付けられると共に、複数の運転制御用スイッチを有する本体内操作部が設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 前記熱交換器の横に隣接して電装ボックスが配置され、前記露飛散防止カバーは、前記電装ボックスに近接または当接して前記冷媒パイプのUターン部分を前面側から覆う位置に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機の室内機。
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