JP2007170654A - 油圧緩衝器の減衰力調整装置 - Google Patents

油圧緩衝器の減衰力調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 作動油の油温変化に基づく粘度変化に起因する減衰力変化を補償可能にするため、コントロールロッドをニードルロッドとプッシュロッドに分割した油圧緩衝器の減衰力調整装置において、ニードルロッドの加工性とプッシュロッドの耐久性を向上すること。
【解決手段】 コントロールロッド43の基端部にアジャストロッド51を当接させ、アジャストロッド51に加える操作によりコントロールロッド43を進退させるようにした油圧緩衝器10の減衰力調整装置40において、前記コントロールロッド43が、アジャストロッド51に当接するプッシュロッド60と、ニードル弁71を一体に備えるニードルロッド70とに分割され、プッシュロッド60を金属にて加工し、ニードルロッド70を樹脂にて金型成形するもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動二輪車等に用いて好適な油圧緩衝器の減衰力調整装置に関する。
油圧緩衝器の減衰力調整装置として、特許文献1に記載の如く、シリンダ内に、先端部にピストンを設けたピストンロッドを摺動自在に挿入し、シリンダ内に、ピストン側油室とピストンロッド側油室を区画し、ピストンロッドの中空部により、ピストンをバイパスしてピストン側油室とピストンロッド側油室を連通するバイパス油路を設け、バイパス油路に設けた弁シートに臨むニードル弁を先端に形成したコントロールロッドをピストンロッドの中空部に挿入してなるものがある。このとき、ピストンロッドの上端部は車体側の支持筒に固定され、支持筒に螺着した調整ナットによりバックアップされる支持ピンをコントロールロッドの上端部に当接させ、調整ナットを手動により螺動操作することにて支持ピン、コントロールロッドを介してニードル弁を弁シートに対して進退し、ニードル弁により開度調整された弁シートの絞り抵抗により減衰力を得る。
更に、特許文献1の減衰力調整装置にあっては、外気温又は油圧緩衝器の緩衝動作に基づく作動油の油温上昇が作動油の粘度を低下させ、ひいては減衰力発生装置にて発生する減衰力が低下してしまうことを解消するための温度補償対策として、コントロールロッドを支持ピンに当接するプッシュロッドと、ニードル弁を一体に備えるニードルロッドとに分割し、プッシュロッドを熱膨張率の大きい樹脂により形成し、ニードルロッドをアルミ等の金属にて形成している。作動油の油温が上昇したとき、プッシュロッド及びニードルロッドが熱膨張により伸長することによってニードル弁が弁シートの開度を絞り、油の粘度低下による減衰力を補うものである。
実開昭52-129896
特許文献1の減衰力調整装置には以下の問題点がある。
(1)ニードルロッドをアルミ等の金属にて形成するとき、ニードル弁のニードル形状を切削加工する必要があり、コスト高になる。
(2)プッシュロッドを樹脂にて形成するとき、支持ピンに当接するプッシュロッドの上端部が強度不足になる。
本発明の課題は、作動油の油温変化に基づく粘度変化に起因する減衰力変化を補償可能にするため、コントロールロッドをニードルロッドとプッシュロッドに分割した油圧緩衝器の減衰力調整装置において、ニードルロッドの加工性とプッシュロッドの耐久性を向上することにある。
請求項1の発明は、シリンダ内に、先端部にピストンを設けたピストンロッドを摺動自在に挿入し、シリンダ内に、ピストン側油室とピストンロッド側油室を区画し、ピストンロッドの中空部により、ピストンをバイパスしてピストン側油室とピストンロッド側油室を連通するバイパス油路を設け、バイパス油路に設けた弁シートに臨むニードル弁を先端に形成したコントロールロッドをピストンロッドの中空部に挿入し、コントロールロッドの基端部にアジャストロッドを当接させ、アジャストロッドに加える操作によりコントロールロッドを進退させるようにした油圧緩衝器の減衰力調整装置において、前記コントロールロッドが、アジャストロッドに当接するプッシュロッドと、ニードル弁を一体に備えるニードルロッドとに分割され、プッシュロッドを金属にて加工し、ニードルロッドを樹脂にて金型成形するようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記ニードルロッドがガラス繊維含有樹脂からなるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記ニードルロッドのニードル弁に続く中間部の外周に、弁シートに臨む金属環を固着してなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)ニードルロッドを樹脂にて金型成形するものとしたから、ニードル弁のニードル形状を容易に成形できる。
(b)ニードルロッドを金属よりも熱膨張率の大きい樹脂にて形成したから、弁シートとの絞り部における、軸方向の伸びだけでなく、径方向の膨張も得て、ニードルロッドによって弁シートの開度を大きく絞り、油の粘度低下による減衰力の低下を大きく補うことができる。
(c)プッシュロッドを鉄又はアルミ合金等の金属にて形成したから、アジャストロッドに当接するプッシュロッドの基端部の強度を増し、プッシュロッドの耐久性を向上できる。
(請求項2)
(d)ニードルロッドを繊維含有樹脂からなるものとすることにより、ニードルロッドの耐熱性及び強度を向上できる。
(請求項3)
(e)ニードルロッドのニードル弁に続く中間部の外周に、弁シートに臨む金属環を固着した。アジャストロッドの最大絞り操作位置をセットする際に、ニードルロッドに設けた金属環を弁シートに一旦突き当てるとき、弁シートにニードルロッドの樹脂フランジ等に代わる金属環が衝突するものであり、ニードルロッドの破損のおそれがない。また、弁シートに金属環が衝突するときの感触も、ニードルロッドの樹脂フランジ等における感触よりも明瞭になり、最大絞り操作位置の設定作業性が良い。
図1は油圧緩衝器を示す断面図、図2は減衰力調整装置を示す断面図、図3はニードルロッドを示す正面図、図4はニードルロッドと弁シートを示し、(A)は一部破断の断面図、(B)は全断面図である。
油圧緩衝器10は、図1に示す如く、シリンダ11に中空ピストンロッド12を挿入し、シリンダ11とピストンロッド12の外側部に懸架スプリング13を介装する。
シリンダ11は車体側取付部材14を備え、ピストンロッド12にロックナット15Aとともに車軸側取付部材15を備える。シリンダ11の外周部にはばね受け17が固定され、ピストンロッド12にはばね受け18が固定されており、ばね受け17のシート17Aとばね受け18のシート18Aの間に懸架スプリング13を介装している。懸架スプリング13の弾発力が、車両が路面から受ける衝撃力を吸収する。
シリンダ11はピストンロッド12が貫通するロッドガイド21を備える。ロッドガイド21は、Oリング22を介してシリンダ11に液密に装着されるとともに、オイルシール23、ブッシュ24、ダストシール25を備える内径部にピストンロッド12を液密に摺動自在としている。尚、シリンダ11は、ロッドガイド21の外側に圧側バンパ26を備え、最圧縮時に、ピストンロッド12が備えるバンパストッパ27にこの圧側バンパ26を衝合して最圧縮ストロークを規制可能としている。また、シリンダ11は、ロッドガイド21の内側にワッシャ28A、伸側バンプラバー28を備えている。
油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置(圧側及び伸側減衰力発生装置)30を有している。油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置30が発生する減衰力により、懸架スプリング13による衝撃力の吸収に伴うシリンダ11とピストンロッド12の伸縮振動を抑制する。
ピストンバルブ装置30は、シリンダ11に挿入されたピストンロッド12の先端部にバルブストッパ31、圧側減衰バルブ32、ピストン33、伸側減衰バルブ34、バルブストッパ35を装着し、これらをナット36で固定してある。
ピストン33は、外周部に備えたOリング37A、ピストンリング37Bを介してシリンダ11の内部を液密に摺接し、シリンダ11の内部をピストンロッド12が収容されないピストン側油室38Aと、ピストンロッド12が収容されるピストンロッド側油室38Bとに区画する。ピストン33は、圧側減衰バルブ32を備えてピストン側油室38Aとピストンロッド側油室38Bとを連通可能とする圧側流路32A(不図示)と、伸側減衰バルブ34を備えてピストン側油室38Aとピストンロッド側油室38Bとを連通可能とする伸側流路34Aとを備える。尚、シリンダ11の内部であって、ピストン側油室38Aの上部空間は、シリンダ11に進入/退出するピストンロッド12の体積を補償するための加圧ガス室39とされる。
また、ピストンバルブ装置30は、減衰力調整装置40を有している。
減衰力調整装置40は、鉄等からなるピルトンロッド12の中空部により、ピストン33をバイパスしてピストン側油室38Aとピストンロッド側油室38Bを連通可能とするバイパス油路41を形成し、このバイパス油路41をピストン側油室38Aに開口する縦孔41Aとピストンロッド側油室38Bに開口する横孔41Bにより形成している。減衰力調整装置40は、バイパス油路41の縦孔41Aの開放端に鉄等からなる弁シート42を圧入して固定的に設け、弁シート42の開口42Aに臨むニードル弁71を先端に形成したコントロールロッド43を、ピストンロッド12の中空部に軸方向進退自在に、且つOリング44を介して液密に挿入し、ニードル弁71により弁シート42の開口面積を調整可能とする。
コントロールロッド43は、その基端部61をピストンロッド12から取付部材15の側に延在している。そして、コントロールロッド43は、ピストン側油室38Aの油圧に基づくスラスト力により、その基端部61をアジャストロッド51に当接する方向に突出せしめられている。
アジャストロッド51は、ピストンロッド12の外端部に固定されている取付部材15に設けられ、コントロールロッド43の軸方向に交差する方向に穿設された装着孔52に螺着されて外部から螺動操作可能に支持され、コントロールロッド43の基端部61に直接当接して該コントロールロッド43を軸方向に進退させ、コントロールロッド43のニードル弁71によりバイパス油路41の弁シート42の開口面積を調整し、伸び側減衰力を調整可能とする。
具体的には、減衰力調整装置40は、図2に示す如く、アジャストロッド51を装着孔52の大径孔52Aから小径孔52Bに挿入し、基端の溝付操作部53を備えた小径支持部51Aを小径孔52BにOリング54を介して液密に枢支し、先端の大径ねじ部51Bを大径孔52Aのねじ孔52Cに螺着し、小径支持部51Aと大径ねじ部51Bの間にテーパ状カム面51Cを備え、カム面51Cを装着孔52の大径孔52A(ガイド孔)に沿って移動可能としてコントロールロッド43の基端部61に当接せしめる。
アジャストロッド51は、溝付操作部53に係入せしめられる工具により回転されて螺動され、カム面51Cの変位によりコントロールロッド43を軸方向に進退させ、コントロールロッド43のニードル弁71を弁シート42に接離し、弁シート42の開口面積を調整可能にする。
このとき、アジャストロッド51はカム面51Cの基端面を、装着孔52の大径孔52Aと小径孔52Bとの境界の段差面に当接することにより、装着孔52から抜け止めされる。また、装着孔52の大径孔52Aのねじ孔52Cにプラグボルト55を螺着して大径孔52Aを閉栓し、アジャストロッド51の大径ねじ部51Bの先端面をプラグボルト55の端面に当接することにより、アジャストロッド51の装着孔52への押し込み端(最大絞り操作位置)、換言すればコントロールロッド43のニードル弁71の最大絞り端を規制する。
従って、油圧緩衝器10は以下の如くに減衰作用を行なう。
(圧縮時)
ピストン側油室38Aの油が圧側流路32Aを通ってピストンロッド側油室38Bに流れ、この油が圧側減衰バルブ32を撓み変形させて圧側の減衰力を得る。
(伸長時)
シリンダ11とピストンロッド12の相対速度が低速のとき、ピストンロッド側油室38Bの油がコントロールロッド43のニードル弁71により開度調整されているバイバス油路41の弁シート42を通ってピストン側油室38Aに流れ、この間の弁シート42の絞り抵抗により伸側減衰力を得る。また、シリンダ11とピストンロッド12の相対速度が中高速のとき、ピストンロッド側油室38Bの油が伸側流路34Aを通り、伸側減衰バルブ34を撓み変形させてピストン側油室38Aへ流れ、伸側の減衰力を得る。
これらの圧側と伸側の減衰力により、油圧緩衝器10の伸縮振動が抑制される。
尚、油圧緩衝器10の最圧縮時には、シリンダ11の側のバンパ26とピストンロッド12の側のバンパストッパ27との衝合により最圧縮時の緩衝作用を果たす。また、油圧緩衝器10の最伸長時には、シリンダ11の側のバンパラバー28とピストンロッド12の側のバルブストッパ31との衝合により、伸び切り時の緩衝作用を果たす。
しかるに、減衰力調整装置40にあっては、コントロールロッド43が、図2に示す如く、プッシュロッド60とニードルロッド70に分割される。プッシュロッド60は鉄、アルミ合金等の金属にて加工され、アジャストロッド51のカム面51Cに当接する基端部61を備える。ニードルロッド70はガラス繊維含有樹脂(例えばポリブチレン・テレフタレート PBT-GF10)等の樹脂にて全体を一体に金型成形され、テーパ状のニードル弁71を先端に一体成形されて備える。
プッシュロッド60とニードルロッド70は、前述したピストン側油室38Aの油圧に基づくスラスト力がニードルロッド70を軸方向に加圧し、ニードルロッド70の基端面がプッシュロッド60の先端面に押し当てられ、あたかも1本状の如くのコントロールロッド43をなす。ニードルロッド70を構成する樹脂の線膨張率は110×10-6/℃程度であり、鉄の11×10-6/℃やアルミの23×10-6/℃に比して格段に大きく、油室38A、38Bの作動油の油温が上昇したとき、このニードルロッド70が熱膨張により伸長することによってニードル弁71が弁シート42の開口42Aの開度を絞り、油の粘度低下による減衰力の低下を補うものになる。
ここで、ニードルロッド70は、図3に示す如く、ニードル弁71のテーパ端に中間部72を連続し、この中間部72に大径端部73を連結し、大径端部73に環状溝からなるOリング(44)装填部73Aを一体成形されて備える。
また、ニードルロッド70は、図3、図4に示す如く、中間部72のニードル弁71に続く部分を、中間部72のテーパ端と同一径をなす小径部72Aとし(ニードル弁71のテーパ端と小径部72Aの先端部は弁シート42の開口42Aに概ね隙間なく挿通できる)、中間部72のテーパ端から少し離れた小径部72Aの先端部の一部を除く外周に、弁シート42に臨む金属環74を固着して備える。金属環74は、鉄等からなり、小径部72Aに成形してある環状溝72Bにかしめ部74Aにて固定される。
ニードルロッド70の金属環74は、アジャストロッド51の装着孔52への押し込み端(最大絞り操作位置)、換言すればコントロールロッド43(プッシュロッド60及びニードルロッド70)のニードル弁71の最大絞り端をセットするに際して以下の如くに用いられる。即ち、アジャストロッド51を押し込んでプッシュロッド60、ニードルロッド70を押し進め、ニードル弁71と、小径部72Aの金属環74が固着されていない先端部を弁シート42の開口42Aに挿入し、鉄等からなる金属環74の端面を鉄等からなる弁シート42の端面に一旦突き当てる。その後、アジャストロッド51を少し戻した位置をアジャストロッド51の押し込み端とし、プラグボルト55の端面をこのアジャストロッド51の大径ねじ部51Bの先端面に当接するまでプラグボルト55をねじ込み、このプラグボルト55を車軸側取付部材15の装着孔52のねじ孔52C端にポンチを用いてかしめ固定することにより、アジャストロッド51の押し込み端をセットできる。尚、アジャストロッド51をプラグボルト55に当接させる押し込み端まで押し込む最大絞り操作位置で、ニードルロッド70の金属環74は弁シート42の端面から一定距離hだけ離れ、油室38A、38Bの作動油の油温上昇によりニードルロッド70が伸びるときにも、金属環74が弁シート42に突き当たることがなく、ニードルロッド70の座屈を生じない。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)ニードルロッド70を樹脂にて金型成形するものとしたから、ニードル弁71のニードル形状を容易に成形できる。ニードルロッド70をピストンロッド12の中空部に液密に挿入するためのOリング装填部73Aも一体成形でき、コスト低減できる。金属より比重の低い樹脂を用いたから軽量化にもなる。
(b)ニードルロッド70を金属よりも熱膨張率の大きい樹脂にて形成したから、弁シート42との絞り部における、軸方向の伸びだけでなく、径方向の膨張も得て、ニードルロッド70によって弁シート42の開度を大きく絞り、油の粘度低下による減衰力の低下を大きく補うことができる。
(c)プッシュロッド60を鉄又はアルミ合金等の金属にて形成したから、アジャストロッド51に当接するプッシュロッド60の基端部61の強度を増し、プッシュロッド60の耐久性を向上できる。
(d)ニードルロッド70を繊維含有樹脂からなるものとすることにより、ニードルロッド70の耐熱性及び強度を向上できる。
(e)ニードルロッド70のニードル弁71に続く中間部72の外周に、弁シート42に臨む金属環74を固着した。アジャストロッド51の最大絞り操作位置をセットする際に、ニードルロッド70に設けた金属環74を弁シート42に一旦突き当てるとき、弁シート42にニードルロッド70の樹脂フランジ等に代わる金属環74が衝突するものであり、ニードルロッド70の破損のおそれがない。また、弁シート42に金属環74が衝突するときの感触も、ニードルロッド70の樹脂フランジ等における感触よりも明瞭になり、最大絞り操作位置の設定作業性が良い。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は油圧緩衝器を示す断面図である。 図2は減衰力調整装置を示す断面図である。 図3はニードルロッドを示す正面図である。 図4はニードルロッドと弁シートを示し、(A)は一部破断の断面図、(B)は全断面図である。
符号の説明
10 油圧緩衝器
11 シリンダ
12 ピストンロッド
33 ピストン
38A ピストン側油室
38B ピストンロッド側油室
41 バイパス油路
42 弁シート
43 コントロールロッド
51 アジャストロッド
60 プッシュロッド
61 基端部
71 ニードル弁
74 金属環

Claims (3)

  1. シリンダ内に、先端部にピストンを設けたピストンロッドを摺動自在に挿入し、
    シリンダ内に、ピストン側油室とピストンロッド側油室を区画し、
    ピストンロッドの中空部により、ピストンをバイパスしてピストン側油室とピストンロッド側油室を連通するバイパス油路を設け、
    バイパス油路に設けた弁シートに臨むニードル弁を先端に形成したコントロールロッドをピストンロッドの中空部に挿入し、
    コントロールロッドの基端部にアジャストロッドを当接させ、アジャストロッドに加える操作によりコントロールロッドを進退させるようにした油圧緩衝器の減衰力調整装置において、
    前記コントロールロッドが、アジャストロッドに当接するプッシュロッドと、ニードル弁を一体に備えるニードルロッドとに分割され、プッシュロッドを金属にて加工し、ニードルロッドを樹脂にて金型成形することを特徴とする油圧緩衝器の減衰力調整装置。
  2. 前記ニードルロッドがガラス繊維含有樹脂からなる請求項1に記載の油圧緩衝器の減衰力調整装置。
  3. 前記ニードルロッドのニードル弁に続く中間部の外周に、弁シートに臨む金属環を固着してなる請求項1又は2に記載の油圧緩衝器の減衰力調整装置。
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