JP2007170338A - エンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの始動に際し、燃料噴射弁による適正な燃料噴射をいち早く行わせ、ひいてはエンジンの始動性向上を実現する。
【解決手段】交流発電機21は、エンジン10のクランク軸に駆動力が付与されることで交流の電力を発生する。交流発電機21の電力はレギュレータ23によって例えば14Vの電圧に調整される。燃料ポンプ15には常閉式リレー25が接続され、ポンプ電圧VPの印加により燃料ポンプ15が始動する。ECU30において、電源IC33は電源電圧VCCを生成し、マイコン35は電源電圧VCCの供給を受けて動作する。エンジン10の始動完了後、マイコン35からのポンプ停止信号が出力されることによりソレノイド25bが励磁され、常閉スイッチ25aが開状態となるため、燃料ポンプ15への給電が停止し、燃料ポンプ15が停止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンの燃料噴射装置に関するものである。
この種の燃料噴射装置では、燃料タンクから供給される燃料を燃料ポンプにて加圧し、その加圧燃料を燃料噴射弁によりエンジンに噴射供給するようにしている。この場合、燃料ポンプや燃料噴射弁の駆動はマイコン(マイクロコンピュータ)等にて構成される電子制御装置により制御される。
また、例えば自動二輪車では、車載電源としてのバッテリを搭載していない車両も多く存在しており、エンジン始動時にはライダーのキック操作等により外力が加えられることでエンジンのクランク軸が回転する。そして、そのクランク軸の回転により発電機(マグネト発電機)が発電を開始し、それに伴い電子制御装置やその他電気部品への給電が行われる。この場合、発電機にて生じた電力は電源回路に供給され、電源回路にて生成される電源電圧VCCが所定値(例えば5V)まで上昇するとマイコン等の動作が開始される。そして、燃料ポンプや燃料噴射弁が駆動される。
その詳細を図6を用いて説明する。なお図6において、(a)はイグニッションスイッチの状態を、(b)は電源電圧VCCの推移を、(c)はマイコンから出力されるポンプ駆動信号を、(d)は燃料ポンプにより加圧される燃圧(燃料圧力)の推移を、(e)は燃料噴射弁に印加される駆動電圧の推移を、それぞれ示す。
図6において、イグニッションスイッチがONされた後、キック操作等によりエンジン始動されると、発電機による発電が開始され、タイミングt10で電源電圧VCCが上昇するとともに燃料噴射弁の駆動電圧が上昇する。そして、タイミングt11では、電源電圧VCCが所定値(5V)に達することでマイコンが起動されて初期化処理が行われる。初期化処理が完了した後、タイミングt12では、マイコンによってポンプ駆動信号としてON信号が出力され、所定の遅れ時間を経た後、タイミングt13で燃料ポンプによる燃料加圧が開始される。タイミングt13以降、燃圧が図示のごとく上昇する。また、燃料噴射弁による燃料噴射に関しては、マイコンの起動後、行程判別が完了することでマイコンによって燃料噴射弁の駆動信号が出力され、タイミングta、tbでそれぞれ燃料噴射が行われる。
しかしながら、上記のごとく燃料噴射制御が行われる場合、例えばタイミングtaでは、燃料噴射弁が開弁駆動されても燃圧が未だ十分に上昇しておらず、実際の燃料噴射が不十分なものとなる。そのため、エンジン始動性が低下してしまう。
また、例えば特許文献1では、エンジンの始動操作が開始された後、発電機の出力電圧が設定値に達した時に初回の噴射指令を発生させる。これにより、始動操作後において有効な初回噴射をいち早く行わせ、その後点火動作が行われるまでに十分な気化時間を確保してエンジンの始動性を向上させるようにしていた。
しかしながら、上記特許文献1の場合、初回噴射(すなわち、初回の燃料噴射弁の駆動)をいち早く行わせたとしても、その時点では上述のとおり燃圧が十分に上昇しておらず、燃料噴射が不十分なものとなる。したがって、所望とするエンジン始動性が実現できないという問題があった。
特開2004−162691号公報
本発明は、エンジンの始動に際し燃料噴射弁による適正な燃料噴射をいち早く行わせ、ひいてはエンジンの始動性向上を実現することができるエンジンの燃料噴射装置を提供することを主たる目的とするものである。
請求項1に記載の発明では、基本動作としてエンジンの回転に伴い発電機が発電を行い、発電機からの給電により燃料ポンプが駆動する。また、同じく発電機からの給電によりマイコン等の制御装置が作動する。燃料ポンプが駆動されると燃料が加圧され、その加圧燃料が燃料噴射弁に供給されて燃料噴射が行われる。制御装置は起動後においてポンプの駆動制御を行う。
本燃料噴射装置では、燃料ポンプの通電経路の途中にスイッチ手段を設け、そのスイッチ手段を通じて通電経路を常時通電状態としたため、エンジン始動に際し当該エンジンの回転に伴い発電機が発電を開始すると、制御装置の起動、同制御装置での初期化処理、同制御装置による信号の出力を待つことなく発電機から燃料ポンプに給電が行われ、燃料ポンプの駆動が開始される。したがって、エンジン始動時における燃圧の上昇が早められ、燃料噴射弁による適正な燃料噴射をいち早く行わせることができる。このため、エンジンの始動性向上を実現することができる。
また、エンジン始動完了後において、所定条件が成立した場合は制御装置によりスイッチ手段が開状態とされるため、即座に燃料ポンプの駆動を停止することができる。これにより、例えばエンジンが過負荷となった場合や車両が転倒した場合などは、燃料ポンプの駆動が停止されて燃料ポンプからの燃料の圧送が制限されるため、エンジンの運転を制限することができる。
請求項2に記載の発明では、スイッチ手段として、通電経路の途中に設けられた常閉式のリレースイッチと、そのリレースイッチを開位置又は閉位置に操作するソレノイドとを有するリレー回路を設ける。この場合、制御装置によってソレノイドが励磁されることによりリレースイッチが開放されて通電経路が遮断される。
燃料ポンプの通電経路に設けられたリレースイッチが常閉とされているため、制御装置により行われるリレー回路の操作を待つことなく発電機から燃料ポンプへの給電が可能とされる。また、エンジン始動完了後には必要に応じて制御装置によって通電経路が遮断されるため、燃料ポンプの駆動を停止させることができる。
請求項3に記載の発明では、制御装置が作動していない場合に通電状態とされる第1経路と、制御装置による通電及び遮断状態の切り替えが可能とされる第2経路を設ける。そして、これら各経路をスイッチ手段により切り替える。エンジン始動時には第1経路を通じて燃料ポンプへの給電を行い、エンジン始動完了後にはスイッチ手段の操作により通電経路を第2経路に切り替える。
エンジン始動時において、第1経路を通電経路とすることにより、制御装置による信号の出力を待つことなく発電機から燃料ポンプに給電を行うことができる。故に、エンジンの始動性が向上する。また、エンジン始動完了後において、通電経路を第2経路に切り替えることにより、制御装置の制御下で燃料ポンプの駆動と停止とを行うことができる。
請求項4に記載の発明では、発電機による給電開始から所定時間経過後にスイッチ手段の操作により通電経路を第2経路に切り替える。エンジン始動時は、発電機から供給される電力における電圧や電流の状態、すなわち発電機からの給電状態が安定していないことが考えられる。そこで、その給電状態が安定するまでに要する所要時間を所定時間としてあらかじめ定めておく。そして、発電機による給電開始から所定時間経過後に通電経路を第2経路に切り替えることにより、安定した給電状態で燃料ポンプの制御を行うことができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態は、自動二輪車用のエンジン制御システムへの適用例を説明することとしており、図1に本システムの概要を示す。なお本例では、自動二輪車はバッテリを備えておらず、ライダーがキック式の始動装置をキック操作することでクランク軸に初期回転が付与され、それに伴いエンジンが始動するようになっている。
図1において、エンジン10には吸気管11と排気管12とが接続され、吸気管11には燃料噴射弁13が設けられている。燃料タンク14内にはインタンク式の燃料ポンプ15が設けられ、燃料タンク14内の燃料は燃料ポンプ15によってくみ上げられるとともに、所定の燃圧に加圧されて燃料噴射弁13に供給される。また、エンジン10のシリンダヘッドには点火プラグ16が設けられており、点火装置17を通じて点火プラグ16に高電圧が印加されることにより当該点火プラグ16の対向電極間に放電火花が発生し、エンジン燃焼室内に吸入された燃料が燃焼に供される。
ECU(電子制御ユニット)30は、エンジン10の各主制御を実施するための中枢部をなすものであり、このECU30には、エンジン回転速度を検出する回転速度センサ18やライダーによるアクセル操作量を検出するアクセルセンサ19から検出信号が入力される。ECU30は、これらのセンサから入力される検出信号に基づいてエンジン運転状態を把握するとともに該運転状態に基づいて燃料噴射弁13、燃料ポンプ15、点火装置17の駆動を制御する。また、アクセルセンサ19の検出信号等からエンジン負荷を検出し、エンジン過負荷などの判定を行う。さらに、ECU30には、転倒センサ20による検出信号が入力され、その検出信号などに基づいてECU30は車両の転倒を判定し、車両が転倒していれば燃料ポンプ15の駆動を停止するポンプ停止制御を行う。
また、図2には、本システムの電気系の構成を示す。図2において、交流発電機21は、エンジン10のクランク軸(図示略)に駆動力が付与されることで交流の電力を発電するものであり、具体的には単相マグネト発電機にて構成されている。交流発電機21にて発電される電力によりヘッドライトやリアライト等の点灯装置22が駆動される。交流発電機21の電力はレギュレータ23によって例えば14Vの電圧に調整された後、イグニッションスイッチ24を介して燃料ポンプ15とECU30に供給される。ここで、燃料ポンプ15はECU30と並列に接続されており、燃料ポンプ15に印加される電圧をポンプ電圧VPとする。
燃料ポンプ15の通電経路の途中には常閉式リレー25が設けられており、その常閉式リレー25は常閉スイッチ25aとソレノイド25bとから構成されている。常閉スイッチ25aの一端は燃料ポンプ15に、他端はグランドにそれぞれ接続されている。常閉スイッチ25aが閉状態である場合は交流発電機21から燃料ポンプ15に給電が行われ、これにより燃料ポンプ15が駆動される。ソレノイド25bの一端は燃料ポンプ15の高電位側に、他端はECU30の制御用端子にそれぞれ接続されている。ECU30から出力される信号によってソレノイド25bが励磁され、それにより常閉スイッチ25aが開状態とされる。そして、常閉スイッチ25aが開状態とされることにより、燃料ポンプ15への給電が停止される。すなわち、ECU30により燃料ポンプ15の駆動を停止させることができる。
ECU30には、レギュレータ23から供給される電力が電源端子T1を介して取り込まれる。ECU30において、電源端子T1には、ダイオード31を介して蓄電手段としてのコンデンサ32が接続されており、コンデンサ32において高電位となる端子側(すなわちダイオード31のカソード側)は電源IC33に接続されている。電源IC33は、マイコン用の電源電圧VCC(例えば5V)を生成するための電源回路を構成している。電源IC33の出力側にはコンデンサ34が接続されている。
マイコン35は、CPU、ROM、RAMよりなる周知の演算装置を構成するものであり、電源電圧VCCの供給を受けて動作し、都度のエンジン運転状態等に基づいて燃料噴射弁13、燃料ポンプ15、点火装置17の駆動を最適に制御する。図2には、制御対象として燃料ポンプ15を示している。マイコン35にはトランジスタ36のベース端子が接続され、トランジスタ36のコレクタ端子はECU30の制御用端子に接続されている。燃料ポンプ15の駆動を停止させるためにマイコン35からポンプ停止信号が出力される。すると、トランジスタ36がON状態となり、常閉式リレー25が動作して燃料ポンプ15の駆動が停止する。
マイコン35からポンプ停止信号が出力されていない場合は、トランジスタ36のOFF状態が保持されるため、ソレノイド25bが励磁されず常閉スイッチ25aの閉状態が保持される。このため、交流発電機21により燃料ポンプ15に対しての給電が行われ、燃料ポンプ15が駆動される。そして、燃料ポンプ15の駆動により、燃料タンク14内の燃料が所定の燃圧に加圧されて燃料噴射弁13に供給される。この状態で燃料噴射弁13への給電が行われると、該燃料噴射弁13から燃料噴射が行われる。
次に、燃料ポンプ15の動作制御について図3のタイムチャートを用いて説明する。図3において(a)はイグニッションスイッチ24のON/OFFの状態を、(b)はポンプ電圧VPの推移を、(c)は燃料ポンプ15の駆動状態を、(d)は燃料ポンプ15により加圧される燃圧(燃料圧力)の推移を、(e)は燃料噴射弁13に印加される駆動電圧の推移を、(f)はトランジスタ36のON/OFFの状態を、それぞれ示す。なお(d)には、比較のため、従来技術による燃圧の変化を一点鎖線で示している。
さて、イグニッションスイッチ24がONされた後、エンジン10がキック始動されると、それに伴い交流発電機21による発電が開始される。このとき、常閉スイッチ25aが閉状態となっているため、常閉スイッチ25aを通じて燃料ポンプ15への給電が開始される。このため、タイミングt1ではポンプ電圧VPが上昇するとともに、燃料ポンプ15と燃料噴射弁13の駆動電圧が上昇する。そして、ポンプ電圧VPが燃料ポンプ15の駆動開始電圧に達することにより、タイミングt2で燃料ポンプ15が始動する。タイミングt3以降は燃圧が図示の如く上昇する。
燃料噴射弁13による燃料噴射に関しては、マイコン35の起動後、マイコン35によって燃料噴射弁13の駆動信号が出力され、タイミングt4,t5ではそれぞれ燃料噴射が行われる。この場合、タイミングt4,t5での燃料噴射時には、燃圧が十分に上昇しており、燃料噴射弁13の開弁動作によって適正な燃料噴射が行われる。
従来技術による構成の場合には、電源電圧VCCの上昇、マイコン起動後の初期化処理、ポンプ駆動信号の出力などを待って燃料ポンプ15による燃料加圧が始まるため、(d)に一点鎖線で示すように燃圧の上昇が遅れる。これに対して本実施の形態の場合、マイコン35の起動や初期化処理に関係なく常閉スイッチ25aを通じて燃料ポンプ15へ給電が行われるため、燃料ポンプ15による燃料加圧が始まり、早期の燃圧上昇が可能となる。
また、エンジン始動完了後において、エンジン10の運転を制限した方が良い場合がある。例えば、エンジンが過負荷となった場合や車両が転倒した場合などである。図3におけるタイミングt6で、転倒センサ20の検出信号により車両の転倒が判定されたか、アクセルセンサ19の検出信号によりエンジン過負荷などが判定されたとする。このとき、マイコン35からポンプ停止信号が出力され、トランジスタ36がON状態とされる。すると、ソレノイド25bが励磁され、ソレノイド25bが励磁されることで常閉スイッチ25aが開状態とされる。したがって、燃料ポンプ15の駆動が停止し、燃料ポンプ15からの燃料の圧送が制限されるため燃圧が減少していく。また、マイコン35から燃料噴射弁13の駆動停止信号が出力されて燃料噴射弁13による燃料噴射が停止する。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
燃料ポンプ15の通電経路の途中に常閉式リレー25を設けたことにより、燃料ポンプ15の通電経路を常時通電状態とした。このため、エンジン始動の際、マイコン35からの信号の出力を待つことなく、常閉式リレー25を介して燃料ポンプ15への給電を行うことができる。故に、燃圧の上昇を早めることができ、燃料噴射弁13による適正な燃料噴射をいち早く行わせることができる。これにより、エンジン10の始動性向上を実現することができる。
エンジン始動完了後において、所定条件が成立した場合はマイコン35から出力されたポンプ停止信号により燃料ポンプ15の駆動が停止するようにした。これにより、エンジン10が過負荷となった場合や車両が転倒した場合などは、燃料ポンプ15の駆動が停止し、燃料ポンプ15からの燃料の圧送が制限されるため、エンジンの運転を制限することができる。
上記実施の形態では、スイッチ手段として、燃料ポンプ15の通電経路の途中に設けた常閉スイッチ25aと、その常閉スイッチ25aを操作するソレノイド25bとを有する常閉式リレー25を設けたが、これを以下のように変更する。
(ア)図4に示すように、スイッチ手段として、燃料ポンプ15の通電経路の途中に設けた接点切り替えスイッチ40aと、その接点切り替えスイッチ40aを操作するソレノイド40bとを有する接点切り替え式リレー40を設ける。接点切り替えスイッチ40aにおいて共通端子S1を燃料ポンプ15の低電位側に、常閉端子S2をグランドに、常開端子S3をECU30の制御用端子にそれぞれ接続する。ここで、常閉端子S2を介した経路を第1経路とし、常開端子S3を介した経路を第2経路とする。また、トランジスタ41はマイコン35に接続されており、マイコン35から切り替え信号が出力されることによりトランジスタ41がON状態とされる。すると、ソレノイド40bが励磁され、切り替えスイッチ40aの常開端子S3が閉状態とされる。
エンジン始動時において、第1経路を通電経路として燃料ポンプ15に給電を行うようにしたことにより、従来技術に比べて早期に燃料ポンプ15の駆動を開始することができる。また、エンジン始動完了後において、マイコン35から切り替え信号が出力された時に、切り替えスイッチ40aの常開端子S3が閉状態とされるため、通電経路が第2経路に切り替えられる。第2経路はトランジスタ36がON状態であれば通電状態とされ、OFF状態であれば遮断状態とされる。これにより、マイコン35の制御下で燃料ポンプ15の駆動と停止とを行うことができる。
(イ)図5では、上記図4と同様に接点切り替え式リレー40を設ける。また、トランジスタ41に代えてディレイ回路42を設け、ディレイ回路42の一端を燃料ポンプ15の高電位側に、他端をソレノイド40bに接続する。このため、ディレイ回路42の出力によりソレノイド40bが励磁され、切り替えスイッチ40aの常開端子S3が閉状態とされる。ここで、ディレイ回路42は、エンジン始動時におけるソレノイド40bの励磁を遅延させる遅延手段であり、電圧が印加された時から所定時間だけ遅れてON(通電)状態となるものである。
エンジン始動時において、第1経路を通電経路として燃料ポンプ15に給電を行うようにしたことにより、従来技術に比べて早期に燃料ポンプ15の駆動を開始することができる。また、エンジン始動完了後において、ディレイ回路42がON状態となった時に切り替えスイッチ40aの常開端子S3が閉状態とされて、通電経路が第2経路に切り替えられる。通電経路を第2経路とすることにより、燃料ポンプ15をマイコン35の制御下とすることができるため、エンジン制御の信頼性を高めることができる。
ところで、エンジン始動時は、交流発電機21から供給される電力における電圧や電流の状態、すなわち交流発電機21からの給電状態が安定していないことが考えられる。そこで、エンジン始動から給電状態が安定するまでに要する所要時間を推定又は計測などにより取得し、その所要時間を所定時間としてあらかじめ定めておく。そして、エンジン始動から所定時間経過後に通電経路を第2経路に切り替えることにより、安定した給電状態でマイコン35による燃料ポンプの制御を行うことができる。
上記実施の形態では、マイコン35からのポンプ停止信号により燃料ポンプ15の駆動を制御するためのスイッチング素子としてトランジスタ36を使用したが、スイッチング素子としてFETなどの各種半導体スイッチング素子を使用しても良い。
本実施の形態におけるエンジン制御システムの概略を示す構成図である。 本システムの電気系の構成を示す図である。 燃料ポンプの動作制御を説明するためのタイムチャートである。 別の形態においてシステムの電気系の構成を示す図である。 別の形態においてシステムの電気系の構成を示す図である。 従来技術を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
10…エンジン、15…燃料ポンプ、21…交流発電機、25…常閉式リレー、25a…常閉スイッチ、25b…ソレノイド、30…ECU、35…マイコン、36…トランジスタ、40…接点切り替え式リレー、40a…接点切り替えスイッチ、40b…ソレノイド、41…トランジスタ、42…ディレイ回路。

Claims (4)

  1. エンジンの回転に伴い発電する発電機と、前記発電機からの給電により駆動されるとともに燃料を加圧しその加圧燃料を燃料噴射弁に供給するための電動式の燃料ポンプと、前記発電機からの給電により作動して前記燃料ポンプの駆動を制御する制御装置と、を備えたエンジンの燃料噴射装置において、
    前記燃料ポンプの通電経路の途中にスイッチ手段を設け、前記スイッチ手段を通じて前記通電経路を常時通電状態とする一方、前記エンジンの始動完了後であって所定条件が成立した時に、前記制御装置により前記スイッチ手段を操作して前記通電経路を遮断する構成としたことを特徴とするエンジンの燃料噴射装置。
  2. 前記スイッチ手段として、前記通電経路の途中に設けられた常閉式のリレースイッチと、該リレースイッチを開状態又は閉状態に操作するソレノイドとを有するリレー回路を設け、
    前記制御装置は、前記ソレノイドを励磁することにより前記リレースイッチを開放させて前記通電経路を遮断する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの燃料噴射装置。
  3. 前記通電経路として、前記制御装置が作動していない場合に通電状態とされる第1経路と、前記制御装置による通電及び遮断状態の切り替えが可能とされる第2経路とを設け、これら各経路を前記スイッチ手段により切り替えるようにしたエンジンの燃料噴射装置であって、
    エンジン始動時には前記第1経路を通じて前記燃料ポンプに給電を行い、エンジン始動完了後には前記スイッチ手段の操作により前記通電経路を前記第2経路に切り替える構成とする請求項1に記載のエンジンの燃料噴射装置。
  4. 前記発電機による給電開始から所定時間経過後に、前記スイッチ手段の操作により前記通電経路を前記第2経路に切り替える構成としたことを特徴とする請求項3に記載のエンジンの燃料噴射装置。
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