JP2007168265A - 製本装置、製本プログラム及び製本システム - Google Patents

製本装置、製本プログラム及び製本システム Download PDF

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Abstract

【課題】確実な表紙断裁処理により製本の仕上がり品質を向上し、高速処理の生産性を維持する製本装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート束の背後から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する入力手段と、カバーシートの端部側を断裁する断裁手段と、カバーシートの断裁可能最小幅である所定値を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されている所定値と、シート束の厚さ情報、シート束幅情報及びカバーシート幅情報とを比較する比較手段と、断裁手段によるカバーシートの断裁幅を制御する制御手段と、を有し、制御手段は、比較手段により断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、断裁幅が所定値となるようにカバーシートの端部側を断裁するよう断裁手段を制御する。
【選択図】図14

Description

本発明は、シート束をカバーシートでコの字形状に覆って冊子を形成する製本装置、製本プログラム及び製本システムに関する。
電子写真方式の画像形成装置は、高速性能、多機能、ネットワーク機能等を有し、大容量給紙装置、大容量スタッカを接続することにより、印刷装置としての用途が拡大している。
また、製本処理として、印刷されたシートを集積した一冊のシート束をカバーシートでコの字形状に覆って冊子を形成する製本処理が知られている。
画像形成装置を印刷装置として用いる場合には、印刷物を製本する製本装置を接続する事により、印刷から製本までを1つのシステムで一連の流れで行うことが可能となる。
特許文献1に記載の製本システムでは、画像形成装置と小型化された製本装置とを接続した画像形成装置が提案されている。特許文献1に開示された製本装置は、用紙束搬送手段により所定位置に直立状に保持された用紙束の下方の背部に接着剤を塗布する移動可能な塗布ローラが、最大サイズの用紙の用紙幅領域外の初期位置に待機し、接着剤塗布処理時には、用紙束の背部に沿って移動して接着剤塗布処理を行い、用紙束の背部にカバーシートを貼着し、カバーシートにより用紙束をコの字形状に覆って冊子を形成する。
特開2004−209870号公報
特許文献1に開示された製本装置では、くるみ製本処理するに先だって、表紙断裁手段によって表紙の余分な部分を断裁する工程があるが、切り落とし部分が少ない(例えば2mm以下)と、斜め切り、切り残し等の断裁不良が発生し、出来上がった冊子の品質が低下する。
本発明は、カバーシートの断裁不良による上記の各課題を解消して高品質の冊子を形成可能な製本装置、製本プログラム及び製本システムを提供する事を目的とするものである。
上記の目的は、本発明の下記の製本装置、製本プログラム及び画像形成装置により解決される。
1. シート束をカバーシートでコの字形状に覆い、冊子を形成する製本装置において、シート束の背後から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する入力手段と、カバーシートの端部側を断裁する断裁手段と、前記カバーシートの断裁可能最小幅である所定値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている所定値と、シート束の厚さ情報、前記シート束幅情報及び前記カバーシート幅情報とを比較する比較手段と、前記断裁手段によるカバーシートの断裁幅を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記比較手段により前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、前記断裁幅が前記所定値となるように前記カバーシートの端部側を断裁するよう前記断裁手段を制御することを特徴とする製本装置。
2. シート束をカバーシートでコの字形状に覆い、冊子を形成する製本装置において、シート束の背後から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する入力手段と、カバーシートの端部側を断裁する断裁手段と、前記カバーシートの断裁可能最小幅である所定値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている所定値と、シート束の厚さ情報、前記シート束幅情報及び前記カバーシート幅情報とを比較する比較手段と、前記比較手段により前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、前記カバーシートの端部側を断裁しないように前記断裁手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする製本装置。
3. シート束をカバーシートでコの字形状に覆い、冊子を形成する製本装置において、シート束の背後から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する入力手段と、カバーシートの端部側を断裁する断裁手段と、前記カバーシートの断裁可能最小幅である所定値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている所定値と、シート束の厚さ情報、前記シート束幅情報及び前記カバーシート幅情報とを比較する比較手段と、前記比較手段により前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、小口部において前記カバーシートの両端部が前記シート束の小口部んい対して均等に突出するように、または均等に引っ込むように、前記カバーシートと前記シート束とが冊子形状となった場合の相対位置を決定する制御手段と、を有することを特徴とする製本装置。
4. 製本装置に、シート束をカバーシートでコの字形状に覆い冊子を形成する製本処理を実行させるための製本プログラムにおいて、シート束の背部から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する工程と、前記カバーシートの断裁可能最小幅である所定値と、シート束の厚さ情報、前記シート束幅情報及び前記カバーシート幅情報とを比較する工程と、前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、前記断裁幅が前記所定値となるように前記カバーシートの端部側を断裁する工程と、を前記製本装置に実行させることを特徴とする製本プログラム。
5. 製本装置に、シート束をカバーシートでコの字形状に覆い冊子を形成する製本処理を実行させるための製本プログラムにおいて、シート束の背部から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する工程と、前記カバーシートの断裁可能最小幅である所定値と、シート束の厚さ情報、前記シート束幅情報及び前記カバーシート幅情報とを比較する工程と、前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、前記カバーシートの端部側を断裁しないように制御する工程と、を前記製本装置に実行させることを特徴とする製本プログラム。
6. シートに画像を形成し、画像が形成されたシートを排出する画像形成装置と、前記画像形成装置から排出されたシートを集積することにより形成されたシート束をカバーシートでコの字形状に覆い冊子を形成する前記1乃至5の何れか1項に記載の製本装置と、を備えたことを特徴とする製本システム。
本発明の製本装置、製本プログラム及び製本システムによれば斜め切り、切り残し等のカバーシートの断裁不良の発生が防止され、くるみ製本処理後の出来上がり冊子の品質を向上することができる。
また、本発明の製本装置、製本プログラム及び製本システムによれば、カバーシートの斜め切り、切り残し等の断裁不良を防止できるので、生産性を向上させることが可能である。
本発明の製本装置、及び製本装置を備えた画像形成装置を図面に基づいて説明する。
図1は画像形成装置A、製本装置(後処理装置)B、冊子収容装置Cを備えた製本システムの全体構成図である。
[画像形成装置A]
画像形成装置Aは、回転する像担持体1の周囲に、帯電手段2、像露光手段3、現像手段4、転写除電手段5、及びクリーニング手段6を配置した画像形成手段を有する。画像形成手段は、帯電手段2によって像担持体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像手段4により反転現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
用紙収納手段7Aから給紙されたシートである用紙Sは転写位置へと送られる。転写位置において転写除電手段5によりトナー像が用紙S上に転写された後に、用紙Sの電荷が消去されて像担持体1から分離され、搬送手段7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定着され、排紙ローラ7Cから排出される。
用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切換手段7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、再び画像形成部を通過し、用紙Sの裏面に画像を形成し、定着手段8を経て、排紙ローラ7Cから装置外に排出される。排紙ローラ7Cから排出された用紙Sは、製本装置Bに送り込まれる。
像担持体1の画像処理後の表面は、クリーニング手段6により表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
画像形成装置Aの上部には、入力手段及び表示手段を備えた操作手段9が配置されている。
[製本装置B]
図1に示すように、本発明に係る製本装置Bは、用紙搬送手段10、排紙手段20、用紙束収容手段30、用紙束搬送手段40、接着剤塗布手段50、表紙供給手段60、表紙断裁手段70、表紙外装手段(くるみ製本手段)80を備えている。これらの各手段は、製本装置B内のほぼ垂直方向に縦列配置されている。
図2は、本発明に係る製本装置Bの断面図である。
〈用紙搬送手段10〉
用紙搬送手段10に導入された用紙Sは、搬送ローラ11,12に挟持されて搬送され、搬送路切換手段G1によって排紙手段20と用紙束収容手段30の何れかに分岐される。
搬送ローラ11の用紙搬送方向上流側に配置された搬送路切換手段G2は、画像形成装置Aから排出される用紙Sを搬送ローラ11の搬送路と搬送ローラ12の搬送路の何れかに分岐させる。搬送ローラ12の搬送路に搬送される用紙Sは、搬送ローラ13,14に挟持されて表紙外装手段80に送り込まれる。
〈排紙手段20〉
この用紙搬送が設定されると、搬送路切換手段G1は用紙束搬送手段40への搬送路を遮断し、排紙手段20への搬送路を開放する。
排紙手段20の搬送路を通過する用紙Sは、搬送ローラ21に挟持されて上方に搬送され、排紙ローラ22によって装置最上部の固定排紙トレイ23上に排出、収容される。固定排紙トレイ23上には、画像形成装置Aから排出された用紙Sを直接受容して、最大約200枚を積載することができる。
〈用紙束収容手段30〉
搬送路切換手段G1によって用紙搬送方向下流側の図示左方に分岐された用紙Sは、搬送ローラ31,32,33,34に挟持されて用紙束収容手段30の所定位置に収容され順次積載されて、所定枚数の用紙Sから成る用紙束Saが形成される。用紙束収容手段30は、傾斜配置された用紙載置台35、移動可能な用紙後端位置決め部材36、用紙幅整合部材37、用紙束搬送ローラ38等を有する。
〈用紙束搬送手段40〉
用紙束収容手段30の用紙載置台35上に積載された用紙束Saは、図示しない押し出し手段により斜め下方に搬送される。その後、用紙束Saは用紙束搬送手段40の把持手段41によって把持され、用紙束Saを把持したまま用紙束Saに接着剤塗布処理をする面(背部)を下側になるように旋回されて所定位置に停止される。
〈接着剤塗布手段50〉
接着剤塗布手段50は、接着剤塗布部材(塗布ローラとも称す)51、塗布ローラ51を回転駆動させる駆動手段52と、接着剤を収容する接着剤容器53と、接着剤容器53を支持して製本装置Bの背面側の初期位置から前面側の接着剤塗布位置に移動可能な移動体54と、移動体54を往復動させる移動手段55と、を有している。
〈表紙供給手段60〉
表紙供給手段60の表紙積載手段61内に収容されたカバーシートである表紙用紙(以下、表紙と称す)Kは、給紙手段62により分離、給送され、搬送ローラ63,64,65に挟持されて、表紙外装手段80に搬送される。
〈表紙断裁手段70〉
表紙供給手段60の図示側上方で、後述の表紙外装手段80の図示右方に一体構成された表紙断裁手段70は、回転刃71と固定刃72とから成るロータリカッタにより表紙Kの搬送方向長さを所定長に断裁する。
所定長は、用紙Sの進行方向の2枚分の長さに用紙束Saの背部の長さを加えた長さである。例えば、A4判サイズの用紙Sから成る用紙束Saの背部に表紙Kを貼着してくるみ製本処理する場合には、用紙束Saの最大枚数が300枚で厚さ約30mmであるとすると、所定長は、A4判用紙の短辺長さ210mmの2倍に用紙束Saの厚さ約30mmを加えた450mmに設定して、表紙Kの端部を断裁する。表紙Kの断裁前の全長は450mm以上のワイドサイズが用いられる。
A5判サイズ、B5判サイズ、8.5×11インチ(1インチは25.4mm)サイズの各用紙Sをくるみ製本処理して冊子を作製する場合にも、用紙の短辺長さと用紙束厚さにより、所定長が設定される。
画像形成装置Aの操作手段9において、用紙サイズ、用紙枚数、用紙厚さが選択設定されるか、または検出されると、制御手段は表紙Kの断裁所定長を設定する。表紙Kの断裁前の長さは、用紙最大枚数に対応して予め定められ、表紙供給手段60の表紙積載手段61内に収容される。
〈表紙外装手段80〉
表紙外装手段80は、表紙供給手段60から供給された表紙Kを受容して搬送し、所定位置に停止させる搬送ローラ81,82、表紙Kを用紙束Saの接着剤塗布面に圧接させる加圧部材83、搬送ローラ81,82と加圧部材83を支持する移動筐体84、整合手段85、移動筐体84を垂直上下方向に移動可能にする昇降手段86等を有する。
表紙外装手段80が下降位置に停止して表紙Kを導入するとき、整合手段85は初期位置から表紙Kのサイズに応じて移動して断裁処理前の表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行う。幅整合されて曲がりが修正された表紙Kは、導入方向と逆方向にスイッチバックされて、表紙断裁手段70に搬送され所定位置において断裁される。
また、表紙外装手段80が下降位置において断裁後の表紙Kを用紙束Saの背部に接着して接合するのに先だって、整合手段85は再び初期位置から移動して表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行い、表紙Kを所定位置に定置させる。その後、整合手段85が表紙Kと用紙束Saの接合に支障を来さないように初期位置に戻り、続いて表紙外装手段80が上昇する。上昇時には表紙Kは所定位置に支持されている。
したがって、昇降可能な表紙外装手段80に設置された整合手段85は、表紙断裁手段70による表紙Kの断裁前後の表紙幅方向の位置決めを行う事により、表紙断裁精度の向上と、用紙束Saと表紙Kとの位置合わせ精度の向上と、構造の簡易化とが達成される。
昇降手段86は、左右のベルトを回動させる事により、移動筐体84を上方位置に移動させる。この上昇位置において、加圧部材83上に載置された表紙Kの中央部は、用紙束Saの接着剤塗布面に圧接して接着される。用紙束Saへの接着剤塗布処理終了後、接着剤塗布手段50は後方に移動して退避する。
〈表紙折り曲げ加工〉
表紙外装手段80の上部には、表紙折り曲げ手段が装備されている。表紙折り曲げ手段は、左右対称な一対の折曲部材88を有する。折曲部材88は用紙束Saの厚さ方向に接離可能である。折曲部材88は用紙束Saの接着剤塗布面の側縁に沿って表紙Kを折り曲げ、用紙束Saの表裏面に表表紙と裏表紙を重ね合わせる。
表紙Kの折り曲げ工程の終了後、昇降手段86の下降駆動によって表紙外装手段80が所定量下降して退避した後、排出ベルト87が冊子Sbの下方位置、即ち、冊子Sbの搬送方向に直交する幅方向における冊子Sbの外側に相当する位置から内側に相当する位置まで移動して停止する。その後、把持手段41による挟持が解除されると、冊子Sbは下降し、冊子Sbの下方の背部が排出ベルト87の上面に当接する位置に停止する。
接着剤塗布された用紙束Saの背部(小口の反対側)に表紙Kが貼付されて表表紙と裏表紙とを形成した冊子Sbは、整合手段85の上部に配置された排出ベルト87により装置外の冊子収容装置Cに排出される。
[冊子収容装置C]
排出ベルト87により排出された冊子Sbは、図1に示す冊子収容装置Cの昇降可能な搬送ベルト91上に載置され、搬送ベルト91の回動によって順次排出され、排紙台92上に積載収容される。
[表紙付き製本の作製工程]
〈用紙束と表紙の搬送〉
図3は、用紙束搬送手段40と接着剤塗布手段50の断面図である。
用紙束収容手段30の用紙載置台35上に積載され整合された所定枚数の用紙Sから成る用紙束Saは、把持手段41によって把持される。用紙後端位置決め部材36は図示しない駆動手段により揺動されて用紙載置台35の下方に待避する。用紙束Saを把持した把持手段41は、図示の破線で示す斜め下方に移動したのち旋回して、用紙束Saに接着剤塗布処理をする面を下側になるようにして直立状態に保持され、所定位置に停止する。
一方、表紙供給手段60の表紙積載手段61内に収容された表紙Kは、給紙手段62により分離、給送され、搬送ローラ63,64,65に挟持され、表紙外装手段80の搬送ローラ81,82によって搬送され、所定位置に停止される。
搬送ローラ65の図示右方に配置された表紙断裁手段70は、表紙Kの搬送方向長さを所定長に断裁する。即ち、表紙Kの搬送方向長さは、用紙サイズ、用紙束Saの厚さによって異なるので、用紙サイズ、用紙Sの枚数、用紙Sの厚さを、予め、入力、又は検知する事により、表紙Kのくるみ長さを算出し、表紙貼付に先だって表紙Kの余分な部分を表紙断裁手段70によって最適長さに断裁しておく。
〈用紙束への接着剤塗布〉
接着剤塗布手段50の移動体54は、把持手段41により直立状態に保持された用紙束Saの下面長手方向に平行する方向に図示しない駆動手段によって移動される。
移動体54は製本装置Bの背面側の初期位置から移動を開始して、移動手段55に沿って移動され、製本装置Bの前面側の所定位置で停止した後、反転駆動され初期位置に復帰する。
図4は接着剤塗布手段50の平面図、図5は接着剤塗布手段50と把持手段41の側面図、図6は接着剤塗布手段50と把持手段41の斜視図である。
モータM及び駆動手段52により、接着剤Nを収容した接着剤容器53に浸漬された塗布ローラ51が回転される。移動体54の往動、または往復動により、塗布ローラ51は、直立状態に保持された用紙束Saの下面長手方向に接着剤Nを塗布する。
〈用紙束と表紙の接着〉
図7は、用紙束Saと表紙Kの接着時の用紙束搬送手段40と表紙外装手段80の断面図である。
用紙束Saへの接着剤塗布工程終了後、図示しない駆動手段により昇降手段86が移動筐体84を所定位置としての上昇位置に移動させる。この上昇位置において、加圧部材83上に載置された表紙Kの中央部は、用紙束Saの接着剤塗布面に圧接して接着される。
〈表紙の折り曲げ〉
図8は、表紙Kの折り曲げ工程を示す表紙外装手段80と用紙束Saの断面図であり、図8(a)は表紙折り曲げ開始時、図8(b)は表紙折り曲げ中間時、図8(c)は表紙折り曲げ終了時、図8(d)は表紙折り曲げ加圧解除時をそれぞれ示す。
図9(a)は表紙貼着処理以前の状態の表紙Kと用紙束Saの斜視図、図9(b)は表紙Kを貼付した用紙束Saの斜視図、図9(c)は用紙束Saに表紙Kをくるみ折りして作製される冊子Sbの斜視図である。
接着剤Nを貼着した用紙束Saに表紙Kを接着したのち、図7に示す表紙外装手段80の上昇状態において、一対の折曲部材88が図示しない駆動手段によって駆動される。用紙束Saを把持した把持部材41が下降する。用紙束Saが下降する事により、表紙Kは一対の折曲部材88に挟持されて下降し、用紙束Saの接着剤塗布面の側縁部から湾曲される(図8(b)参照)。
その後、一対の折曲部材88は、用紙束Saの接着剤塗布面側へ向かって水平方向に移動して用紙束Saの両側面を圧迫して整形し、冊子Sbを形成する。
〈冊子の排出〉
図10は、用紙束Saと表紙Kから成る冊子Sbの排出工程を示す正面図である。
表紙Kの折り曲げ工程の終了後、昇降手段86の下降駆動によって表紙外装手段80が下降して退避した後、表紙支持部材89が揺動して表紙Kの一部を持ち上げる(図10(a)参照)。
図示しない駆動手段により排出ベルト87の回動が開始され、表紙Kを接着した用紙束Saが下降する事によって、その下端部が排出ベルト87に当接して排出ベルト87により搬送方向に摺動される(図10(b)参照)。
表紙Kを用紙束Saに接着した冊子Sbは、回動する排出ベルト87の面上に載置されて搬送され、装置外に排出される(図10(c)参照)。
〈表紙の端部断裁の制御〉
以下、用紙束Saへの表紙貼着処理前の表紙Kの断裁制御について説明する。
図11(a)は用紙束Saと表紙Kの斜視図である。図11(b)は表紙Kの平面図である。
ここで、冊子Sbの背部をP1,冊子Sbの小口部をP2、用紙束Saを覆った場合に対応する表紙Kの端部をQ1,Q2とした場合、用紙幅Lは、冊子形状となった場合の小口部P2から背部P1までの距離である。表紙幅Yは、冊子形状となった場合の背部P1を通る表紙Kの端部Q1とQ2との距離である。
表紙Kの表紙幅Yは、用紙幅Lの2倍に用紙束厚さXと表紙端部側を断裁することにより切り落とされる領域の幅である表紙断裁幅Zを加えた長さである。従って、表紙断裁幅Zは次式で表される。Z=Y−(2L+X)
ユーザによっては、製本処理する際に、表紙幅Yが用紙束Saをくるみ製本する長さになる表紙Kを予め準備しておく場合がある。このような場合では、くるみ製本処理後に、例えば0.1〜2mm程度の表紙Kが余って、表紙Kの端部が用紙束Saの小口から突出することがる。この程度の表紙余り長さ(表紙断裁幅Z)を断裁処理すると、斜め切り、切り残し等の断裁不良が発生し、出来上がった冊子Sbの品質が低下する。
このような断裁不良を防止するため、表紙Kの断裁可能最小幅である所定値を予め設定して記憶手段に記憶させておく。この記憶手段による断裁可能の最小幅である所定値(例えば、3mm)Z1と表紙Kの表紙断裁幅Zとを比較手段により比較する。表紙Kの断裁処理時に比較手段が、表紙Kの表紙断裁幅Zが所定値Z1より小さいと判断した場合には、制御手段は表紙Kの端部を所定値Z1の幅で断裁するように制御する(モード1)。
或いは、表紙Kの断裁処理時に比較手段が、表紙Kの表紙断裁幅Zが断裁可能最小幅である所定値Z1より小さいと判断した場合には、制御手段は表紙Kの端部を断裁しないように制御する構成としてもよい(モード2)。
なお、本実施の形態においては、モード1とモード2とをユーザが選択可能に構成されているものとする。
断裁可能最小幅である所定値Z1の長さでの表紙Kの断裁処理は、表紙外装手段80における表紙Kの搬送制御により行われる。
図2において、搬送ローラ65の近傍に配置されたセンサPS1は、表紙外装手段80から表紙断裁手段70に搬送される表紙Kの先端部通過を検知する。センサPS1により表紙Kの先端部通過が検知された後、表紙断裁幅Zに対応する所定時間経過後、搬送ローラ81,82,65の駆動回転が停止され、表紙Kが所定位置に停止し、回転刃71が移動して表紙Kを断裁して、余り部分を切り落とす。
搬送ローラ82の近傍に配置されたセンサPS2は、表紙外装手段80から表紙断裁手段70に搬送される表紙Kの先端部通過を検知する。センサPS2により表紙Kの先端部通過が検知された後、所定時間経過後、搬送ローラ81,82,65の駆動回転が停止され、表紙Kが所定位置に停止した後、表紙外装手段80が昇降手段86によって上昇し、表紙Kが用紙束Saの接着剤塗布面に当接して貼着される。
図12はくるみ製本処理された各種の冊子Sbの断面図及び斜視図である。以下、表紙Kの表紙幅Yと、用紙束Saのくるみ部長さ(2L+X)について説明する。
図中、図12(a1)と図12(a2)、図12(c1)と図12(c2)は、断裁処理に先立って、比較手段が表紙Kの表紙断裁幅Zが断裁可能最小幅である所定値Z1(例えば、3mm)より小さく、且つ表紙断裁幅Zが正の値と判断した場合に、表紙Kの端部を断裁しないモード(モード2)で形成された冊子を示す。この場合には、表紙Kの全長(表紙幅Y)は用紙束Saのくるみ部長さ(2L+X)より長くなる。
また、図12(b1)と図12(b2)、図12(d1)と図121(d2)は、断裁処理に先立って、比較手段が表紙Kの表紙断裁幅Zが最小断裁可能な長さの所定値Z1(例えば、3mm)以下より小さいと判断した場合に、表紙Kの端部を断裁するモード(モード1)、または、モード2において、表紙断裁幅Zが所定値Z1より小さく、且つ、表紙断裁幅Zが負の値の場合に形成された冊子Sbを示す。この場合には、表紙Kの全長は用紙束Saのくるみ部長さ(2L+X)より短くなる。
表紙Kの全長が用紙束Saのくるみ部長さ(2L+X)より長い場合、図12(a1)の断面図及び図12(a2)の斜視図に示すように、用紙束Saの小口(接着剤塗布面に対向する端面)と表紙Kの一方の端部とを一致させた場合に、表紙Kの他方の端部のみが用紙束Saの小口から突出した形状となる。
また、表紙Kの全長が用紙束Saのくるみ部長さ(2L+X)より短い場合には、図12(b1)の断面図及び図12(b2)の斜視図に示すように、用紙束Saの小口と表紙Kの一方の端部とを一致させた場合に、表紙Kの他方の端部のみが用紙束Saの小口に達しない形状となる。
そこで、本実施の形態では、表紙Kの全長が用紙束Saのくるみ部長さ(2L+X)より長いが、表紙断裁幅Zが所定値Z1(例えば、3mm)より小さい場合には、表紙外装手段80において、センサPS2による表紙Kの先端部通過後の時間を制御して、表紙Kの搬送方向長さ(表紙幅)の中央部が用紙束Saの接着剤塗布面の中央部に一致するように定置して、表紙Kをくるみ製本処理する。これにより、図12(c1)の断面図及び図12(c2)の斜視図に示すように、表紙Kの両端部が用紙束Saの小口から均等に突出した形状となる。
また、表紙Kの全長が用紙束Saのくるみ部長さ(2L+X)より短く、表紙断裁幅Zが所定値Z1(例えば、3mm)より小さい場合には、表紙外装手段80において、センサPS2による表紙Kの先端部通過後の時間を制御して、表紙Kの搬送方向長さの中央部が用紙束Saの接着剤塗布面の中央部に一致するように定置して、表紙Kの搬送方向長さの中央部が用紙束Saの接着剤塗布面の中央部に一致するように配置して、表紙Kをくるみ製本処理する。これにより表紙Kの両端部は、図12(d1)の断面図及び図12(d2)の斜視図に示すように、用紙束Saの小口に均等に引っ込んだ形状となる。
図13は、画像形成装置Aと製本装置Bの制御を示すブロック図である。
画像形成装置Aの主制御手段100と、製本装置Bの後処理制御手段200とは、シリアル通信手段101,201により接続されている。
主制御手段100は、用紙収納手段7Aに配置された用紙有無検知手段と用紙Sの幅と高さを検出する用紙サイズ検知手段、用紙給送手段、転写処理前の第1搬送手段、転写処理後の第2搬送手段、画像形成手段1〜6、記憶手段、比較手段、入力手段と表示手段とから成る操作手段9、及びシリアル通信手段101等を制御する。
後処理制御手段200は、用紙搬送手段10、用紙整合手段、用紙積載手段、表紙供給手段60、表紙整合手段、表紙断裁手段70、接着剤塗布手段50、接着剤塗布手段の移動体の移動手段、表紙外装手段80の表紙有無検知手段、表紙Kの幅と高さを検出する表紙サイズ検知手段等を制御する。
なお、以下の各実施例のフローを実行するためのプログラムは、後処理装置Bの記憶手段80の図示しないROMに記憶されており、実行時にRAMに展開され、後処理装置Bの後処理制御手段200により実行される。
[実施例1]
図14は、実施例1の表紙断裁処理工程を示すフローチャートであり、後処理制御手段200により実行される。
ステップS101:画像形成装置Aからシリアル通信手段101,102を介してコピースタートを受信して、後処理装置、接着剤塗布制御処理を開始する。
ステップS102:用紙サイズ検知手段により検出された用紙幅L及び用紙Sが主制御手段100によりシリアル通信手段101を介して後処理装置Bのシリアル通信手段へ送信され、記憶手段80に記憶される。表紙幅Y、表紙高さを表紙サイズ検知手段により検出して、記憶手段80に記憶させる。
ステップS103:表紙供給手段60及び表紙外装手段80により表紙Kを搬送して所定位置に定置させる。
ステップS104:画像形成装置Aから搬送される用紙Sを受け入れて用紙束収容手段30に搬送する。
ステップS105:用紙束収容手段30に冊子1冊分の複数枚の用紙Sを搬送して積載する。
ステップS106:用紙束収容手段30に複数枚の用紙Sがスタックされて完了したことが確認される。
ステップS107:操作手段9において設定された用紙厚さと用紙枚数が画像形成装置Aから送信される用紙厚さと用紙枚数とに基づき用紙束厚さX(図11参照)を決定し、記憶手段80に記憶する。
ステップS108:記憶手段80に記憶されている用紙幅L、用紙束厚さX、断裁前の表紙幅Yから表紙断裁幅Zを計算処理する。
ステップS109:表紙断裁幅Zと記憶手段80に記憶されている所定値(例えば、3mm)Z1とを比較する。
ステップS110:Z≧Z1と判定された場合には、表紙断裁手段70のカット部への表紙搬送位置を表紙断裁幅となるように設定する。
ステップS111:表紙断裁手段70のカット部への表紙搬送処理を開始する。
ステップS112:表紙断裁手段70により表紙断裁処理を実施する。
ステップS113:ステップS109においてZ<Z1と判定された場合には、表紙断裁手段70のカット部への表紙搬送位置を所定値Z1になる位置で設定する(図12(a1,a2)参照)。
[実施例2]
図15は、実施例2の表紙断裁処理工程を示すフローチャートである。
この工程は、表紙断裁幅Zが所定値Z1未満の場合に、断裁処理を行わず、図12(c1,c2)に示すように、表紙Kの両端部が用紙束Saの小口から均等に突出した形状とするものである。
なお、コピー開始(ステップS201)から表紙断裁処理(ステップS212)までの工程は、図14で説明したステップS101からステップS112までの工程と同じであるから説明を省略する。
ステップS213:記憶手段80に記憶されている表紙断裁幅Zと所定値(例えば、3mm)Z1とを比較する。
ステップS214:Z≧Z1と判定された場合には、表紙Kの先端位置(表紙左端合わせ位置)を記憶手段80に記憶されている用紙幅L(図11参照)と同じ位置に設定する。
ステップS215:表紙先端位置へ表紙Kを搬送する。
ステップS216:表紙Kを用紙束Saの糊塗布面に接着する。
ステップS217:ステップS213において<Z1と判定された場合には、ステップS208において計算処理した表紙断裁幅Zから半分の位置分、用紙幅Lよりも長い位置(突出した位置)に設定する。例えば、用紙束Saの用紙幅Lが210mm、用紙束厚さXが30mm、表紙幅Yが452mmの場合は、表紙断裁幅Zが452−(210×2+30)=2(mm)になり、所定値Z1の3mmよりも少ないため、表紙断裁処理を行わない。表紙断裁処理を行わないと、表紙Kの全長で2mm分余るため、表紙Kの左端と右端をそれぞれ1mmずつ用紙束Saの端面から突出した形状となる。
[実施例3]
図16は、実施例3の表紙断裁処理工程を示すフローチャートである。
この工程は、表紙断裁幅Zが所定値Z1未満の場合に、断裁処理を行わず、図12(d1,d2)に示すように、表紙Kの両端部が用紙束Saの小口から引っ込んだ形状とするものである。
なお、コピー開始(ステップS301)から表紙接着処理(ステップS316)までの工程は、図15で説明したステップS201からステップS216までの工程と同じであるから説明を省略する。
ステップS317:カット部への表紙搬送位置を所定値Z1(例えば、3mm)になる位置に設定する。その後、ステップS311に進み、表紙Kをカット部へ搬送開始する。
ステップS318: ステップS313においてZ<Z1と判定された場合には、ステップS308において計算処理した表紙断裁幅Zから半分の位置分、用紙幅Lよりも短い位置に設定する。例えば、用紙束Saの用紙幅Lが210mm、用紙束厚さXが30mm、表紙幅Yが452mmの場合は、表紙断裁幅Zが452−(210×2+30)=2(mm)になるため、所定値Z1の3mm分を断裁処理する。表紙Kの端部を3mm分を断裁すると、本来の2mm分断裁よりも1mm分だけ余計に断裁しているため、表紙Kの左端(断裁処理しない先端部)と、右端(断裁処理した先端部)とをそれぞれ0.5mmずつ用紙束Saの端面から引っ込んだ形状となる。
なお、本発明の製本装置Bを独立した装置に形成し、他の画像形成装置により処理された用紙束Saを用紙束収容手段30に積載したのち、接着剤塗布処理と表紙外装処理とを行い、くるみ製本を作製することも可能である。
画像形成装置本体、製本装置、冊子収容装置を備えた画像形成装置の全体構成図。 本発明に係る製本装置の断面図。 用紙束搬送手段と接着剤塗布手段の断面図。 接着剤塗布手段の平面図。 接着剤塗布手段と把持手段の側面図。 接着剤塗布手段と把持手段の斜視図。 用紙束と表紙の接着時の用紙束搬送手段と表紙外装手段の断面図。 表紙の折り曲げ工程を示す表紙外装手段と用紙束の断面図。 表紙と用紙束の斜視図。 用紙束と表紙から成る冊子の排出工程を示す正面図。 用紙束と表紙の斜視図及び表紙の平面図。 くるみ製本処理された各種の冊子の断面図及び斜視図。 画像形成装置本体と製本装置の制御を示すブロック図。 実施例1の表紙断裁処理工程を示すフローチャート。 実施例2の表紙断裁処理工程を示すフローチャート。 実施例3の表紙断裁処理工程を示すフローチャート。
符号の説明
9 操作手段
50 接着剤塗布手段
60 表紙供給手段
70 表紙断裁手段
71 回転刃
72 固定刃
80 表紙外装手段(くるみ製本手段)
100 主制御手段
200 後処理制御手段
A 画像形成装置
B 製本装置(後処理装置)
K 表紙用紙(表紙、カバーシート)
L 用紙幅
N 接着剤
PS1,PS2 センサ
S 用紙(シート)
Sa 用紙束(シート束)
Sb 冊子
X 用紙束厚さ
Y 表紙幅
Z 表紙断裁幅
Z1 所定値

Claims (13)

  1. シート束をカバーシートでコの字形状に覆い、冊子を形成する製本装置において、
    シート束の背後から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する入力手段と、
    カバーシートの端部側を断裁する断裁手段と、
    前記カバーシートの断裁可能最小幅である所定値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている所定値と、シート束の厚さ情報、前記シート束幅情報及び前記カバーシート幅情報とを比較する比較手段と、
    前記断裁手段によるカバーシートの断裁幅を制御する制御手段と、
    を有し、前記制御手段は、前記比較手段により前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、前記断裁幅が前記所定値となるように前記カバーシートの端部側を断裁するよう前記断裁手段を制御することを特徴とする製本装置。
  2. シート束をカバーシートでコの字形状に覆い、冊子を形成する製本装置において、
    シート束の背後から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する入力手段と、
    カバーシートの端部側を断裁する断裁手段と、
    前記カバーシートの断裁可能最小幅である所定値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている所定値と、シート束の厚さ情報、前記シート束幅情報及び前記カバーシート幅情報とを比較する比較手段と、
    前記比較手段により前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、前記カバーシートの端部側を断裁しないように前記断裁手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  3. 前記比較手段により前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、前記制御手段が前記カバーシートの端部側を断裁しないように前記断裁手段を制御するとともに、小口部において前記カバーシートの両端部が前記シート束の小口部に対して均等に突出するように、または均等に引っ込むように、前記カバーシートで前記シート束を覆い冊子を形成することを特徴とする請求項2に記載の製本装置。
  4. シート束をカバーシートでコの字形状に覆い、冊子を形成する製本装置において、
    シート束の背後から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する入力手段と、
    カバーシートの端部側を断裁する断裁手段と、
    前記カバーシートの断裁可能最小幅である所定値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている所定値と、シート束の厚さ情報、前記シート束幅情報及び前記カバーシート幅情報とを比較する比較手段と、
    前記比較手段により前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、小口部において前記カバーシートの両端部が前記シート束の小口部に対して均等に突出するように、または均等に引っ込むように、前記カバーシートと前記シート束とが冊子形状となった場合の相対位置を決定する制御手段と、
    を有することを特徴とする製本装置。
  5. 前記所定値は、変更可能であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の製本装置。
  6. 前記所定値は、操作手段により設定されることを特徴とする請求項5に記載の製本装置。
  7. 前記断裁手段によるカバーシートの端部の断裁積算回数に基づいて前記所定値が変更されることを特徴とする請求項5または6に記載の製本装置。
  8. 前記断裁手段は、前記カバーシートの幅方向に移動可能な回転刃を有するロータリーカッタであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の製本装置。
  9. 接着剤により前記シート束の背部にカバーシートを貼着する貼着部を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の製本装置。
  10. 製本装置に、シート束をカバーシートでコの字形状に覆い冊子を形成する製本処理を実行させるための製本プログラムにおいて、
    シート束の背部から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する工程と、
    前記カバーシートの断裁可能最小幅である所定値と、シート束の厚さ情報、前記シート束幅情報及び前記カバーシート幅情報とを比較する工程と、
    前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、前記断裁幅が前記所定値となるように前記カバーシートの端部側を断裁する工程と、
    を前記製本装置に実行させることを特徴とする製本プログラム。
  11. 製本装置に、シート束をカバーシートでコの字形状に覆い冊子を形成する製本処理を実行させるための製本プログラムにおいて、
    シート束の背部から小口部までの距離であるシート束幅情報及びシート束を覆った場合の小口部に対応するカバーシートの一方の端部から背部を通って他方の端部までの距離であるカバーシート幅情報を入力する工程と、
    前記カバーシートの断裁可能最小幅である所定値と、シート束の厚さ情報、前記シート束幅情報及び前記カバーシート幅情報とを比較する工程と、
    前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、前記カバーシートの端部側を断裁しないように制御する工程と、
    を前記製本装置に実行させることを特徴とする製本プログラム。
  12. 前記断裁幅が前記所定値より小さいと判断された場合に、小口部において前記カバーシートの両端部が前記シート束の小口部に対して均等に突出するように、または均等に引っ込むように、前記カバーシートで前記シート束を覆う工程を前記製本装置に実行させることを特徴とする請求項11に記載の製本プログラム。
  13. シートに画像を形成し、画像が形成されたシートを排出する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から排出されたシートを集積することにより形成されたシート束をカバーシートでコの字形状に覆い冊子を形成する請求項1乃至9の何れか1項に記載の製本装置と、
    を備えたことを特徴とする製本システム。
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