JP2007167614A - 運動装置 - Google Patents

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悟 白石
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Abstract

【課題】足踏み運動と腰ヒネリ運動とを同時に行えるようにした運動装置において、大型化や高コスト化などを招来することなく電動モータを具備させ、使用者に有効な運動ができるようにする。
【解決手段】本運動装置1は、左右の踏み板2L,2Rと、左右の踏み板2L,2Rの前部側に設けられた揺動支軸27を中心として左右の踏み板2L,2Rを上下に揺動させる揺動機構10と、軸心が上下方向に向く旋回支軸15を中心に左右の踏み板を隣接状態のまま一緒に左右方向に往復旋回させる旋回機構11と、揺動機構10及び旋回機構11を同時に駆動する電動モータ12とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、足踏み運動と腰ヒネリ運動とを同時に行えるようにした運動装置に関するものである。
屋内で手軽に運動ができるようにするため、近年では、足踏み運動に用いる運動装置や腰ヒネリ運動に用いる運動装置などが種々開発されている。このなかには足踏み運動と腰ヒネリ運動とを同時に行えるようにした運動装置もある(例えば、特許文献1等参照)。この足踏み運動と腰ヒネリ運動とを同時に行えるようにした運動装置は、使用者が足踏み運動をする力を利用して、使用者がのる左右一対の踏み板を一緒に、左右方向へと往復旋回させ、これによって腰ヒネリ運動になるようにしてある。
実用新案登録第3060544号公報
前述した足踏み運動に用いる運動装置や腰ヒネリ運動に用いる運動装置は、お年寄りやダイエットを目的とした女性が使用するには、その運動量があまりにも大きいことが指摘されている。
そこで、足踏み運動と腰ヒネリ運動とを同時に行えるようにした運動装置において、電動モータを具備させ、踏み板を踏み込む脚力を電動モータが補ってくれるようにすることが考えられる。電動モータを備えた運動装置であれば、使用者は足を自然に上げ下げするだけで有効な運動ができ、また、使用者の負担が少なく毎日継続して使用できる。ゆえに、人力型の運動装置に比べて優れているとされる。
しかしながら、特許文献1に記載された運動装置を単純に電動化(電動モータによる駆動化)しよう考えた場合、左右の踏み板は、その前部側に揺動支点部を設けた片持ち支持梁の構造になっていて、その部分には、使用者の体重だけでなく足踏み運動時の踏み込み力が作用するものとなっている。ゆえに、前記揺動支点部を駆動する電動モータは、大きな駆動トルク・動力が必要であり、運動装置自体の大型化及び高コスト化を招来することになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、使用者の踏み込む脚力を電動モータが補いつつ、使用者が足踏み運動と腰ヒネリ運動とを同時に行えるようにした運動装置を、装置の大型化、高コスト化を招くことなく提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明にかかる運動装置は、互いに隣接して設けられた左右の踏み板と、該左右の踏み板の前部側に軸心が左右方向を向くように設けられた揺動支軸を中心として、当該左右の踏み板を上下に揺動させる揺動機構と、軸心が上下方向に向くように設けられた旋回支軸を中心に、前記左右の踏み板を隣接状態のまま一緒に左右方向に往復旋回させる旋回機構と、前記揺動機構及び旋回機構を同時に駆動する電動モータと、を有している。
このように、運動装置に電動モータを配備する構成とすることで、本運動装置を使用する使用者は、足踏み運動と腰ヒネリ運動とを電動モータによる補助を受けながら同時に行え、有効な運動をすることができる。また、使用者の負担が人力型の運動装置に比して小さいため、毎日継続して使用できるといった利点が得られる。
前記旋回機構は、設置ベース板と、この設置ベース板に対し平行に配置され且つ設置ベース板上に垂直に設けられた旋回支軸の周りに旋回自在となっている可動ベース板と、を有しており、前記可動ベース板上に、左右の踏み板と揺動機構と電動モータとが設けられているものとするとよい。
前記揺動機構は、左右の踏み板の後方且つ下面に前後方向を向くように設けられた長孔と、軸心が左右方向へ向き且つ前記長孔に嵌り込む上下駆動軸と、軸心が左右方向へ向き且つ前記上下駆動軸が偏心状態で取り付けられている回転駆動軸と、を有している構成とすることは好ましい。
こうすることで、左右の踏み板を、前述した揺動支軸と上下駆動軸とで両端支持構造にすることができ、構造の堅牢化が可能となる。また、揺動支軸まわりの構造を簡単なものとすることができる。
また、前記揺動支軸は、前記旋回支軸に対して交差状に設けられていて、可動ベース板の左右方向の旋回と連動して旋回支軸の周りに旋回可能となっていることが好ましい。
また、前記揺動機構は、左右の踏み板の下面に設けられ且つ当該踏み板を上方へ付勢する弾性部材を有する構成とするとよい。
この弾性部材により、踏み板は常に上向きの付勢力を受けるようになるため、使用者は、より小さな力で踏み板を踏み込み状態から上昇状態へ転じさせることができる。また、電動モータへの負担も小さくなり、小型の電動モータを採用することができるようになる。
前記左右の踏み板の間に単一の電動モータが配置され、該単一の電動モータの左右両側へ向けて回転駆動軸が突出している構成とすることは好ましい。
また、前記旋回機構は、設置ベース板と可動ベース板との間に設けられ且つ両ベース板の間隙を一定に保持するガイド機構を有するとよい。
これにより、可動ベース板の旋回動作が安定したものとなる。
また、前記旋回機構は、前記揺動機構により発生される踏み板の上下動から、左右方向の旋回動を取り出す動力変換機構を有しており、前記動力変換機構が、左右の踏み板と設置ベース板との間にそれぞれ設けられている構成とするとよい。
さらに、前記動力変換機構は、設置ベース板上であって旋回支軸を中心とした仮想円弧に沿って配置された傾斜カムと、左右の踏み板の下面にそれぞれに設けられて前記傾斜カムの傾斜面上を摺動する摺動子と、を有するものとするとよい。
これにより、踏み板の上下揺動に連動して踏み板の左右旋回を取り出すことができるようになる。
また、前記傾斜カムには、前記旋回支軸から離れるにしたがって高さが高くなる傾斜面が形成されることが好ましい。
このようにすると、左右いずれか一方の踏み板が低位置に移動されたとき、低位置に向かう踏み板が左右旋回の外側へ向けた旋回を行うものとなる。従って、踏み板上に載った使用者は、自然の感覚に従って無理なく安定的に体重移動を行えることになる。
また、前記可動ベース板は、その両端部に当該可動ベース板の中央側へ向けて切り欠かれた左右一対の切欠部を有しており、前記可動ベース板の左旋回時には、左の切欠部内に左の踏み板の下方に設けられた傾斜カムが位置するようになり、前記可動ベース板の右旋回時には、右の切欠部内に右の踏み板の下方に設けられた傾斜カムが位置するようになっている構成とすることは非常に好ましい。
こうすることで、確実に可動ベース板は設置ベース板に対して左右方向に旋回できるようになる。
また、前記踏み板の下面にはレール部材が設けられており、このレール部材には、前後方向を向く長孔が設けられている構成とするとよい。
また好ましくは、前記左右の踏み板には、上方を向いていて使用者が把持可能となっている把持棒が取り付けられており、前記把持棒は踏み板の上下揺動に連動し前後に揺動する構成とするとよい。
こうすることで、踏み板上に立った使用者は、かかる把持棒の先端部分を持ちながら安定した状態で、足踏み運動と腰ヒネリ運動とを電動モータによる補助を受けながら同時に行うことができるようになる。使用者から見ると、かかる運動はスキー(特にノルディック・スキー)をしているかのようであって、使用者は飽きることなく足踏み運動と腰ヒネリ運動を行うことができる。
本発明に係る運動装置を用いることで、使用者は、踏み込む脚力を電動モータで補助されつつ足踏み運動と腰ヒネリ運動とを同時に行うことができるようになる。また、本運動装置は小型で低コストなものとなっている。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1〜図11は、本発明に係る運動装置1の第1実施形態を示している。
図1に示すように、運動装置1はその上に使用者が立った状態で使用されるものである。以下の説明では、図2の紙面上での左右方向を前後方向、図2の紙面上での上下方向を上下方向、図4の紙面上での左右方向を左右方向又は幅方向と呼ぶ。これは、図1のような使用者の向きを基準とした前後・左右・上下方向と一致する。
図1に示すように、運動装置1は互いに隣接して設けられた左右一対の踏み板2(左の踏み板2L、右の踏み板2R)を有している。
また、装置全体が樹脂や金属等によって形成されたケーシング3によって覆われており、且つこのケーシング3の範囲内において、各踏み板2L,2Rのまわりがゴムシートや樹脂シート或いは人工皮革等によって形成された可撓性カバー4により縁取られたものを示しているが、これらは特に限定されるものではない。
図2〜図5に示すように、運動装置1は、揺動機構10と旋回機構11とを有している。また、運動装置1は電動モータ12を有しており、この電動モータ12によって揺動機構10及び旋回機構11が同時に駆動されるようになっている。
旋回機構11は、床上に載置される設置ベース板(固定ベース板)14と、この設置ベース板14上に軸心を上下方向に向けて設けられた旋回支軸15と、この旋回支軸15を中心として左右方向に旋回自在に設けられた可動ベース板16とを有している。設置ベース板14の前部且つ幅方向中央に旋回支軸15は設けられ、この旋回支軸15は、可動ベース板16の前部且つ幅方向中央を通るようになっている。
なお図例では、設置ベース板14に旋回支軸15が固定され、可動ベース板16には、この旋回支軸15に対して相対的に回動自在な状態で外嵌する軸キャップ17が固定されたものを示してある。
この可動ベース板16上に、左右の踏み板2L,2Rや揺動機構10や電動モータ12が設けられており、その結果、可動ベース板16が旋回支軸15を中心に旋回することで、左右の踏み板2L,2Rも互いに隣接状態を保持したまま、一緒に設置ベース板14の上方にて旋回動作をすることになる。
設置ベース板14及び可動ベース板16はいずれも板状である。また、図2,図4に示すように、これら設置ベース板14と可動ベース板16との上下間には、車輪やコロ、ボール等を転動自在に保持したガイド機構18が設けられている。このガイド機構18により、可動ベース板16は、設置ベース板14との上下方向の間隔を一定に保持されたまま安定して左右に旋回動作するようになっている。
図3,図7に示すように、可動ベース板16における左の側辺部には、左の切欠部20Lが形成されており、可動ベース板16の右の側辺部には、右の切欠部20Rが形成されている。ゆえに、当該可動ベース板16は中央へ向けて括れた形状となっている。
左の踏み板2Lと設置ベース板14との上下間には、可動ベース板16に形成された左の切欠部20L内を通って左の動力変換機構23Lが設けられている。右の踏み板2Rと設置ベース板14との上下間には、可動ベース板16に形成された右の切欠部20R内を通るように右の動力変換機構23Rが設けられている。
左右の動力変換機構23L,23Rは、揺動機構10において左右の踏み板2L,2Rを上下動させる動作成分から、左右の旋回動成分を取り出すための旋回機構11を構成する主要素である。これら動力変換機構23L,23Rの詳細は後述する。
左の切欠部20Lは、可動ベース板16が左旋回したときに左の動力変換機構23Lとの接触を回避できる大きさ及びくぼみ形状に形成されており、また右の切欠部20Rは、可動ベース板16が右旋回したときに右の動力変換機構23Rとの接触を回避できる大きさ及びくぼみ形状に形成されている。
揺動機構10は、左右の踏み板2L,2Rをそれらの揺動支点側で各別に支持する揺動支軸27と、左右の踏み板2L,2Rにおける上下動側で軸心を左右方向へ向けたまま垂直面内を円周移動する上下駆動軸28と、この上下駆動軸28の円移動の軌跡中心に位置し上下駆動軸28を円回転させる回転駆動軸29とを有している。
揺動支軸27は可動ベース板16上の前部側に配置され、上下駆動軸28及び回転駆動軸29は、揺動支軸27が後部側に配置されている。揺動支軸27は左右の踏み板2L,2Rに共用される状態で設けられているのに対し、上下駆動軸28及び回転駆動軸29は、それぞれの踏み板2L、2Rに設けられている。
揺動支軸27は、左右の踏み板2L,2Rのそれぞれ幅方向外側に設けられたブラケット32間で両端支持されて所定高さに架設保持されている。揺動支軸27の中間部、即ち、左の踏み板2Lと右の踏み板2Rとの間を軸キャップ17を貫通するようになっている。ゆえに、軸キャップ17を貫通する部分を平面視すれば、揺動支軸27と旋回機構10の旋回支軸15とは。交差した配置となっている。
また、左右の踏み板2L,2Rには、それぞれの下面に円柱状の軸通し部33が固定されており、各軸通し部33内を揺動支軸27が回転自在な状態で貫通するようになっている。
左の踏み板2Lに設けられた回転駆動軸29は、左の踏み板2Lを中央に挟んでその左右両側から対向するように分離した状態で、互いに同軸上に配置された中軸29aと外軸29bとを有している。中軸29aは、左右の踏み板2L,2R間に設けられた減速部35から左の踏み板2Lの下方へ向けて突出されており、外軸29bは、左の踏み板2Lを超えた外側でロータブラケット36によって回転自在に設けられた外ロータ37から、左の踏み板2Lの下方へ向けて突出されている。
減速部35はモータ台40を介して可動ベース板16上に固定されている。この減速部35には上記した電動モータ12が連結されており、この電動モータ12から与えられる駆動回転を減速して、回転駆動軸29の中軸29aの回転として取り出すようになっている。この中軸29aには内ロータ41が互いに一体回転可能な状態で設けられている。
また外ロータ37は円盤体とされ、ロータブラケット36に凹設された円形凹部内にガタツキなく嵌められ、且つ回転自在に保持されている。この外ロータ37の中心とロータブラケット36における円形凹部内の中心と貫通するようにして、上記した外軸29bが設けられている。外軸29bは、外ロータ37又はロータブラケット36のいずれか一方又は双方に対して相対回転自在になっている。
左の踏み板2Lに設けられた上下駆動軸28は、外ロータ37及び内ロータ41の間に架設されている。この上下駆動軸28は、外ロータ37及び内ロータ41に対して、それらの回転中心から互いの同一方向へ向け、且つ同一距離だけ偏心した位置で連結されている。すなわち、回転駆動軸29と上下駆動軸28とは互いに平行している。
従って、電動モータ12の駆動で減速部35により内ロータ41を回転させることで、上下駆動軸28は回転駆動軸29のまわりで円軌道を描くように移動し、これに外ロータ37が追従回転するようになる。
左の踏み板2Lにはその下面にレール部材43が設けられており、上下駆動軸28はこのレール部材43に左右貫通して設けられた長孔44内を貫通するようになっている。この長孔44は、上下駆動軸28が円周移動するときの移動軌跡の中から、上下駆動軸28が上下移動する成分のみを取り出せるように、前後方向に長く形成されている。なお、上下駆動軸28には、レール部材43の長孔46内を通る部分にカムフォロワー45が軸移動不能な状態で設けられており、上下駆動軸28が長孔44内をガタツキなく、且つ円滑に移動できるようにしてある。
右の踏み板2Rに対応して設けられる回転駆動軸29及び上下駆動軸28については、左の踏み板2Lに対応して設けられたそれらと略同様なものであり、ここでの詳説は省略する。但し、左の踏み板2Lに対応して設けられる上下駆動軸28と、右の踏み板2Rに対応して設けられる上下駆動軸28とは、相互間の回転角に180°のズレが持たされている。
なお、左右の各踏み板2L,2Rの下面には、これらの踏み板2L,2Rが下方へ押し付けられたことに反発して上方への付勢力を生ずる弾性部材(バネ体)48が設けられている。そのため、左右の各踏み板2L,2Rが踏み込みから上昇へ転じるときの逆向きの駆動力を得やすくなっている。
図2〜図4に示すように、上記した旋回機構11の主要素とされる動力変換機構23L,23Rは、それぞれ、設置ベース板14上に設けられた傾斜カム50と、左右の踏み板2L,2Rに各別に設けられた摺動子51とを有している。
傾斜カム50は、旋回支軸15を中心として描かれる平面上の仮想円弧(図8中の符号P参照)に沿って配置されている。傾斜カム50の上面に形成された傾斜面は、上記仮想円弧Pに沿った向きであって設置ベース板14のセンター位置(左右方向の中心)へ近づくほど高さが高くなるものとなっている。
左の摺動子51は、左の踏み板2Lから垂下状に設けられたステー(連接棒)53の先端に配置されており、左の傾斜カム50の傾斜面上を摺動可能となっている。同様に、右の摺動子51は、右の踏み板2Rから垂下状に連結されたステー53によって下向きに設けられており、右の傾斜カム50の傾斜面上を摺動可能となっている。これら各摺動子51は、車輪やコロ、ボール等を転動自在に保持した構造とされている。
左右の動力変換機構23L,23Rにおいて、それぞれ、傾斜カム50の位置付け及びその傾斜面の傾き(傾斜角度)と、ステー53の位置付け及び上下方向長さは、次の関係にある。
すなわち、左の動力変換機構23Lでは、踏み板2Lが揺動機構10によって上昇されたとき、摺動子51が傾斜カム50における高位置に乗り上げ、また踏み板2Lが揺動機構10によって下降されるにしたがい、摺動子51が傾斜カム50における低位置へと摺動するように動作する位置関係である。この間、摺動子51は常に傾斜カム50に当接した状態が維持される。
同様に、右の動力変換機構23Rでは、踏み板2Rが揺動機構10によって上昇されたとき、摺動子51が傾斜カム50における高位置に乗り上げ、また踏み板2Rが揺動機構10によって下降されるにしたがい、摺動子51が傾斜カム50における低位置へと摺動するように動作する位置関係である。この間、摺動子51は常に傾斜カム50に当接した状態が維持される。
摺動子51が傾斜カム50の傾斜面を高位置から低位置へ向けて摺動するとき、摺動子51には傾斜カム50に対して前方へ押し出されるような反力が作用する。この反力は、左右の踏み板2L,2R及び揺動機構10を介して可動ベース板16へと伝えられ、結果、可動ベース板16には旋回支軸15を中心とした左右方向の旋回力が与えられることになる。
揺動機構10による左右の踏み板2L,2Rの上下動は、各踏み板2L,2Rの上下駆動軸28が180°の位相差を有していることから、左右交互となる。つまり、旋回機構11では、左の動力変換機構23Lにおいて摺動子51が傾斜カム50の高位置に乗り上げるときは、右の動力変換機構23Rでは摺動子51が傾斜カム50の低位置へと摺動する。反対に、右の動力変換機構23Rにおいて摺動子51が傾斜カム50の高位置に乗り上げるときは、左の動力変換機構23Lでは摺動子51が傾斜カム50の低位置へと摺動するようになる。
結果として、図10,図11に示す如く、右の踏み板2Rが下降する(図中でDと示す)とき可動ベース板16は右旋回を行い、これと同時に左の踏み板2Lは上昇する(図中でUと示す)ようになる。反対に、左の踏み板2Lが下降する(図中でD)とき可動ベース板16は左旋回を行い、これと同時に右の踏み板2Rは上昇する(図中でU)ようになる(図1に示した矢符Y方向の動作)。この繰り返しとして、踏み板2L,2Rの左右交互の上下動と、可動ベース板16の左右方向への往復旋回が続けられる。
このように揺動機構10と旋回機構11とは互いに密接な連動関係にある。
以上説明から明らかなように、本発明に係る運動装置1では、電動モータ12を具備しており、この電動モータ12の駆動で、揺動機構10が左右の踏み板2L,2Rを交互に上下揺動させることになり、またこれら左右の踏み板2L,2Rの上下揺動を受けて、旋回機構11が可動ベース板16を左右旋回させることになる。
そのため、この運動装置1における左右の踏み板2L,2R上に載る使用者は、左右の足を上下動させる足踏み運動(図1に示した矢符X方向の動作)と、腰を左右へ交互にねじる腰ヒネリ運動(図1に示した矢符Y方向の動作)とを同時に行えるものとなる。このことから、使用者は、体に有益な運動例えば有酸素運動を行うことができる。
[第2実施形態]
図12,図13には、本発明に係る運動装置の第2実施形態が示されている。
第2実施形態の運動装置1が第1実施形態と大きく異なる点は、左右の踏み板2L,2Rのそれぞれには、上方を向いていて且つ使用者が把持可能となっている把持棒70L,70Rが取り付けられていて、把持棒70L,70Rは踏み板2L,2Rの上下揺動に連動し前後に揺動することである。他の構成は略同じである。
詳しくは、左側の踏み板2Lに関しては、当該踏み板2Lの前方で且つ左側部、好ましくは、踏み板2Lの前側から前後方向長さの1/3〜1/4の位置に、左右方向外側を向くように突起部71が設けられ、この突起部71の上部略中央には、上方開口の取り付け穴72が設けられている。この取り付け穴72に、金属やプラスチックからなる左の把持棒70Lの基端部が差し込まれ、突起部71に固定されると共に踏み板2Lと一体となる。
把持棒70Lの長さは1m〜1.5m程度であって、突起部71に取り付けられた状態の把持棒70Lの先端部を、踏み板2L上に立った使用者が容易に持つことができる長さとなっている。把持棒70Lの傾き角度αは、踏み板2Lがもっとも下側に位置しているときに、把持棒70Lが略垂直になるような角度となっていることが好ましく、踏み板の上面に対して前方に約10°傾くもの(α≒10°)となっている。
右側の踏み板2Rに関しても、略同様な構成で右の把持棒70Rが取り付けられている。すなわち、当該踏み板2Rの前方で且つ右側部、好ましくは、踏み板2Rの前側から前後方向長さの1/3〜1/4の位置に、左右方向外側を向くように突起部71が設けられ、突起部71の上方略中央には、上方開口の取り付け穴72が設けられている。この取り付け穴72に、金属やプラスチックからなる右の把持棒70Rの基端部が差し込まれて突起部71に固定され、ひいては右側の踏み板2Rと一体となる。
第1実施形態と同様に、左右の踏み板2L,2Rは上下に揺動して、右側の踏み板2Rが最も下側にあるときに、左側の踏み板2Lは最も上側に位置するようになる。この状態の時には、右の把持棒70Rは略垂直状態であって、左の把持棒70Lは最も前側に傾いた状態となる。逆に、右側の踏み板2Rが最も上側で左側の踏み板2Lが最も下側の位置にある時は、右の把持棒70Rは最も前側に傾いた状態となり、左の把持棒70Lは略垂直状態となる。
左右の踏み板2L,2Rが上下揺動する際には、各把持棒70L,70Rは前後方向に揺動するものとなるが、図9に示すように、踏み板2L,2R自体が左右方向にも揺動する。ゆえに、把持棒70L,70Rの先端部は、平面視で使用者の脇腹を通る「内向きの円弧状の軌跡」をとることになる。
以上述べた構成を持った運動装置1とすることで、踏み板2L,2R上に立った使用者は、把持棒70L,70Rの先端部を持ちながら安定した状態で、足踏み運動と腰ヒネリ運動とを電動モータによる補助を受けながら同時に行うことができるようになる。使用者から見ると、かかる運動は、スキー(特にノルディック・スキー)をしているかのようであって、使用者は飽きることなく運動を続けることができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
揺動機構10の動力変換機構23L,23Rにおいて、傾斜カム50は、設置ベース板14のセンター位置(左右方向の中心)から左右外方へ近づくほど高位となる傾斜面が形成されたものとしてもよい。
揺動支軸27は、左右の踏み板2L,2R間で分断する状態として、2本設けることも可能である。
また、図11に示すように、使用者が所望するところに応じて、その都度、使用者の前後向きを変えてもよい。
また、把持棒70を1本とし、旋回支軸15近傍から上方を向くように設け、その先端部に水平を向く把持棒材を設け、T字形状とした構成としてもよい。
本発明に係る運動装置の使用態様を示した斜視図である。 本発明に係る運動装置の正面図である(図1の矢符Aで示した方向から見た図)。 本発明に係る運動装置の平面図である。 本発明に係る運動装置の右側面図である。 図3のD−D線断面図である。 図5のE−E線断面図である。 設置ベース板の平面図である。 可動ベース板の平面図である。 本発明に係る運動装置の旋回状況を示した平面図である。 本発明に係る運動装置の揺動状況を示した正面図である。 本発明に係る運動装置の別使用態様を示した斜視図である。 第2実施形態にかかる運動装置の正面図である。 第2実施形態にかかる運動装置の使用態様を示した図である。
符号の説明
1 運動装置
2 踏み板
2L 左の踏み板
2R 右の踏み板
10 揺動機構
11 旋回機構
12 電動モータ
14 設置ベース板
15 旋回支軸
16 可動ベース板
18 ガイド機構
20L 左の切欠部
20R 右の切欠部
23L 左の動力変換機構
23R 右の動力変換機構
27 揺動支軸
28 上下駆動軸
29 回転駆動軸
43 レール部材
44 長孔
45 カムフォロワー
48 弾性部材
50 傾斜カム
51 摺動子
70R 把持棒
70L 把持棒

Claims (13)

  1. 互いに隣接して設けられた左右の踏み板と、
    該左右の踏み板の前部側に軸心が左右方向を向くように設けられた揺動支軸を中心として、当該左右の踏み板を上下に揺動させる揺動機構と、
    軸心が上下方向に向くように設けられた旋回支軸を中心に、前記左右の踏み板を隣接状態のまま一緒に左右方向に往復旋回させる旋回機構と、
    前記揺動機構及び旋回機構を同時に駆動する電動モータと、
    を有していることを特徴とする運動装置。
  2. 前記旋回機構は、設置ベース板と、この設置ベース板に対し平行に配置され且つ設置ベース板上に垂直に設けられた旋回支軸の周りに旋回自在となっている可動ベース板と、を有しており、
    前記可動ベース板上に、左右の踏み板と揺動機構と電動モータとが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の運動装置。
  3. 前記揺動機構は、左右の踏み板の後方且つ下面に前後方向を向くように設けられた長孔と、軸心が左右方向へ向き且つ前記長孔に嵌り込む上下駆動軸と、軸心が左右方向へ向き且つ前記上下駆動軸が偏心状態で取り付けられている回転駆動軸と、を有していることを特徴とする請求項2に記載の運動装置。
  4. 前記揺動支軸は、前記旋回支軸に対して交差状に設けられていて、可動ベース板の左右方向の旋回と連動して旋回支軸の周りに旋回可能となっていることを特徴とする請求項2又は3に記載の運動装置。
  5. 前記揺動機構は、左右の踏み板の下面に設けられ且つ当該踏み板を上方へ付勢する弾性部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の運動装置。
  6. 前記左右の踏み板の間に単一の電動モータが配置され、該単一の電動モータの左右両側へ向けて回転駆動軸が突出していることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の運動装置。
  7. 前記旋回機構は、設置ベース板と可動ベース板との間に設けられ且つ両ベース板の間隙を一定に保持するガイド機構を有することを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の運動装置。
  8. 前記旋回機構は、前記揺動機構により発生される踏み板の上下動から、左右方向の旋回動を取り出す動力変換機構を有しており、
    前記動力変換機構が、左右の踏み板と設置ベース板との間にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の運動装置。
  9. 前記動力変換機構は、設置ベース板上であって旋回支軸を中心とした仮想円弧に沿って配置された傾斜カムと、左右の踏み板の下面にそれぞれに設けられて前記傾斜カムの傾斜面上を摺動する摺動子と、を有していることを特徴とする請求項8に記載の運動装置。
  10. 前記傾斜カムには、前記旋回支軸から離れるにしたがって高さが高くなる傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の運動装置。
  11. 前記可動ベース板は、その両端部に当該可動ベース板の中央側へ向けて切り欠かれた左右一対の切欠部を有しており、
    前記可動ベース板の左旋回時には、左の切欠部内に左の踏み板の下方に設けられた傾斜カムが位置するようになり、前記可動ベース板の右旋回時には、右の切欠部内に右の踏み板の下方に設けられた傾斜カムが位置するようになることを特徴とする請求項9又は10に記載の運動装置。
  12. 前記踏み板の下面にはレール部材が設けられており、このレール部材には、前後方向を向く長孔が設けられていることを特徴とする請求項3〜11のいずれかに記載の運動装置。
  13. 前記左右の踏み板には、上方を向いていて使用者が把持可能となっている把持棒が取り付けられており、前記把持棒は踏み板の上下揺動に連動し前後に揺動することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の運動装置。
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