JP2007166860A - 連系線潮流制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯蔵装置の長時間充放電の場合でも電力貯蔵量を最大又は空にしない。
【解決手段】電力系統101,102を連系し、両端に遮断器1,2を有する連系線3の潮流を制御する連系線潮流制御装置10で、電力系統101は、連系線3に接続された送配電線5と、発電電力量を制御可能な少なくとも1つの発電装置6と、電力負荷7と、送配電線5からの電力を貯蔵すると共に貯蔵電力を放出する電力貯蔵装置20と、を備え、連系線電力検出部4で検出された電力潮流に基づく連系線有効電力と予め設定された有効電力設定値との差分から有効電力指令を生成してこの連系線有効電力と遮断器動作信号に応じて有効電力指令補正値を電力貯蔵装置20へ出力する有効電力指令出力手段11と、この有効電力指令と検出された電力に基づいて入出力電力を制御する貯蔵装置20の貯蔵量に応じて電力系統内の発電装置6の発電指令を生成出力する発電量増減手段17と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、連系線潮流制御装置に関し、特に、少なくとも電力貯蔵装置および発電装置を備える電力系統が他の電力系統と連系線により接続されている場合にその電力系統内の電力貯蔵装置の電力貯蔵量に基づいてその電力系統内の発電装置を制御しつつ連系線の潮流制御を行なうようにした連系線潮流制御装置に関する。
異なる電力系統を接続して複数の電力系統間で電力を融通し合うために、それぞれの電力系統の送配電線(母線)同士を連系線により接続している。それぞれの電力系統には、該電力系統に電力を供給する発電装置や供給された電力を消費する種々の電力負荷などが設けられており、ある電力系統で電力が過剰となり、他の電力系統で電力が不足している場合に電力が過剰となっている電力系統から電力が不足している電力系統に対して連系線を介して過剰電力を供給するようにしている。
一方、最近では連系線を介して電力系統間で電力を補い合うだけでなく、1つの電力系統内で過剰電力を貯蔵する電力貯蔵装置に関する種々の提案もなされている。電力貯蔵装置の代表的な一例としては二次電池があり、この二次電池は、特定の電力系統における昼夜の消費電力量に大きな差異が生じているときに、夜間の発電電力を貯蔵しておいて昼間の電力消費の不足分を補う場合や、特定の電力系統において停電等が発生したときに例えばコンピュータのような特定の機器の停止してしまうことを防止する場合などに有効に利用されている。このような電力貯蔵装置を用いた電力系統の一例として特許文献1に記載された「電力貯蔵装置の制御装置」や、特許文献2に記載された「二次電池を含む電力系統の周波数制御方法およびその装置」が提案されている。
例えば特許文献1は、送電線に流れる電力潮流の大きさを取り込む潮流情報入力手段を備え、電力の大きさに応じて電力貯蔵装置が吸収または放出する電力の大きさを決定するようにした(段落[0006]参照)ものであり、この電力貯蔵装置を備える送電線の電力潮流制御装置または制御手段としては、電力系統に接続された電力貯蔵装置を、潮流情報と送電線の運用状態から決定した吸収または放出する電力の大きさに基づいて制御するというものである(段落[0007][0008]参照)。
また、特許文献2は、電力系統の需要変動に応じて出力を調整することにより、電力系統の周波数を基準周波数に維持・調整し、ならびに連系線潮流変動を制御する方法および装置を提供する課題([要約]の[課題]参照)を達成するために、発電部からの電力発電量と負荷の電力消費量の需給不均衡に伴い変動する周波数を計測し、あらかじめ定められている基準周波数からの偏差を周波数偏差検出器により検出し、この検出結果に基づいて周波数の変動を抑制するように二次電池の充電または放電を制御するものである([請求項1]参照)。
特開平8−23634号公報 特開2001−37085号公報
上述した特許文献1に記載された電力貯蔵装置の制御装置においては、制御対象の送電線の両端母線が他の経路によって連系されておらず、当該送電線が2つの電力系統を唯一連系するものである場合、電力貯蔵手段の有効電力出力が零のときの電力潮流がその制御基準値との間に差を有する場合、電力貯蔵手段が長時間にわたって充電または放電状態となるので、電力貯蔵手段の電力貯蔵量が最大、または、空となって、充電または放電ができない状態になり、電力潮流の制御に支障を来すという問題がある。
また、特許文献2に記載された電力系統の周波数制御装置においては、周波数制御による副次的効果として連系線の電力潮流の安定が得られるものの、連系線の電力潮流を二次電池によって積極的に制御するものではないために、電力潮流を精度良く一定にすることができないという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、電力貯蔵装置が長時間にわたって充電または放電する状況となった場合でも電力貯蔵量が最大、または、空となって潮流制御に支障を来すことがない連系線潮流制御装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の基本概念としての第1構成に係る連系線潮流制御装置は、複数の電力系統のうちの少なくとも2つの電力系統を連系すると共に供給電力を遮断する遮断器をその両端に有する連系線の潮流を制御する連系線潮流制御装置であって、前記電力系統の少なくとも1つは、その電力系統内で電力を送配すると共に前記連系線に接続された送配電線と、該電力系統内で電力を発電して前記送配電線に供給すると共にその発電電力量を制御可能な少なくとも1つの発電装置と、前記送配電線を流れる電力を消費する電力負荷と、前記送配電線に接続されて前記送配電線からの電力を受入れて貯蔵すると共に貯蔵電力を前記送配電線に放出する電力貯蔵装置と、を備え、前記連系線を流れる電力潮流を検出する連系線電力検出部により検出された電力潮流に基づいて求められた連系線有効電力と予め設定された有効電力設定値との差分から有効電力指令を生成すると共に前記連系線有効電力と前記連系線の両端に設けられた遮断器から検出した遮断器動作信号とに応じて前記有効電力指令を補正した有効電力指令補正値を前記電力貯蔵装置へ出力する有効電力指令出力手段と、前記有効電力指令出力手段により制御された前記有効電力指令と前記電力系統より検出された系統電力とにより前記系統電力を変換して貯蔵する前記電力貯蔵装置の電力貯蔵量に応じて前記電力系統内の前記発電装置の発電指令を生成して前記発電装置へ該発電指令を出力する発電量増減手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2構成は、第1構成に係る連系線潮流制御装置において、前記有効電力指令出力手段は、前記連系線有効電力と予め設定された前記有効電力設定値との差分から前記有効電力指令を生成する有効電力指令生成手段と、前記連系線有効電力および前記遮断器動作信号に基づいて前記有効電力指令補正値を生成する有効電力指令補正手段と、前記有効電力指令生成手段により生成された前記有効電力指令と前記有効電力指令補正手段により生成された前記有効電力指令補正値とを加算して前記電力貯蔵装置へ出力する加算出力手段と、を備えると共に、前記遮断器動作信号に応じて前記電力系統の無効電力指令を生成して前記電力貯蔵装置へ該無効電力指令を出力する無効電力指令生成手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明の第3構成は、第1構成に係る連系線潮流制御装置において、前記発電量増減手段は前記電力貯蔵装置より検出された前記電力貯蔵量に基づいて該電力系統に含まれる前記発電装置に対して前記発電指令を生成する発電指令生成手段と、前記発電指令生成手段より供給された前記発電指令を該電力系統に属する前記発電装置のそれぞれの運転状況に応じてそれぞれの発電装置に配分する発電指令配分手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第4構成は、第2または第3構成に係る連系線潮流制御装置において、前記電力貯蔵装置は、該電力貯蔵装置が入出力する電力を検出する電力検出部と、前記電力検出部により検出された前記電力における有効電力出力と前記有効電力指令出力手段より供給された前記有効電力指令とに基づいて有効電力を制御する有効電力制御部と、前記電力検出部により検出された前記電力における無効電力出力と前記無効電力指令生成手段より供給された前記無効電力指令とに基づいて無効電力を制御する無効電力制御部と、前記有効電力制御部より出力された制御信号および前記無効電力制御部より出力された制御信号に基づいて系統に対して入出力する電力を変換する電力変換部と、前記電力変換部により変換された電力を貯蔵する電力貯蔵部と、前記電力貯蔵部に貯蔵されている電力量を検出して前記発電量増減手段に出力する貯蔵量検出部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第5構成は、第1構成に係る連系線潮流制御装置において、前記有効電力指令出力手段は、前記連系線有効電力と予め設定された前記有効電力設定値との差分から前記有効電力指令を生成する有効電力指令生成手段と、前記連系線有効電力および前記遮断器動作信号に基づいて前記有効電力指令補正値を生成する有効電力指令補正手段と、前記有効電力指令生成手段により生成された前記有効電力指令と前記有効電力指令補正手段により生成された前記有効電力指令補正値とを加算して前記電力貯蔵装置へ出力する加算出力手段と、を備えると共に、前記発電量増減手段は、前記電力貯蔵装置より検出された前記電力貯蔵量に基づいて該電力系統に含まれる前記発電装置に対して前記発電指令を生成する発電指令生成手段と、前記発電指令生成手段より供給された前記発電指令を該電力系統に属する前記発電装置のそれぞれの運転状況に応じてそれぞれの発電装置に配分する発電指令配分手段と、前記電力貯蔵装置への有効電力指令を複数の電力貯蔵装置に配分する貯蔵指令配分手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第6構成は、第5構成に係る連系線潮流制御装置において、前記貯蔵指令配分手段により配分された前記電力貯蔵装置への有効電力指令と配分される前の有効電力指令の差分に基づいて、前記発電装置への有効電力指令を補正する前記発電指令補正手段を有することを特徴とする。
本発明の第7構成は、第5または第6構成に係る連系線潮流制御装置において、昼間と夜間で運転状態を切り替える運転モード指令と有効電力指令値を生成する平準化指令生成手段を有し、前記電力貯蔵装置に運転モード指令を与えるとともに、前記平準化指令生成手段の有効電力指令と前記貯蔵指令配分手段の出力の加算結果を前記電力貯蔵装置の有効電力指令とすることを特徴とする。
本発明の第8構成は、第5または第6構成に係る連系線潮流制御装置において、前記電力貯蔵装置の前記電力貯蔵量に応じて前記電力貯蔵装置の運転状態を決定する切替え指令生成手段と、前記切替え指令生成手段の出力に応じて前記電力貯蔵装置への有効電力指令の正の指令値および負の指令値の少なくとも一方をそれぞれの電力貯蔵装置に配分する貯蔵指令配分手段を有することを特徴とする。
本発明の第9構成は、第5または第6構成に係る連系線潮流制御装置において、前記貯蔵指令配分手段の出力を入力とする各々の電力貯蔵装置毎の低周波通過フィルタにより、前記電力貯蔵装置へ与えられる有効電力指令を伝送遅れ時間に応じて調整する補正手段を有することを特徴とする。
本発明の第10構成は、第1ないし第9構成の何れかに係る連系線潮流制御装置において、前記電力貯蔵装置は、電気エネルギーを蓄積する電力貯蔵部と、前記電力貯蔵部の電気エネルギーを交流電力に変換する電力変換部と、前記有効電力指令出力手段より供給される前記有効電力指令と前記電力変換部の有効電力出力とに基づいて該電力変換部を制御する有効電力制御部と、を備えると共に、前記電力貯蔵装置は、前記電力系統の電力から周波数を検出する周波数検出部と、基準周波数と前記周波数検出部で検出した周波数との差分に基づいて前記有効電力制御部が出力する前記有効電力指令を補正する周波数制御手段と、をさらに備えることを特徴とする。
本発明の第11構成は、第1ないし第10構成の何れかに係る連系線潮流制御装置において、前記電力貯蔵装置を複数個設けると共に前記複数の電力貯蔵装置を放電用電力貯蔵装置および充電用電力貯蔵装置に振り分け、前記放電用電力貯蔵装置に対して放電指令である正の有効電力指令値を配分し、前記充電用電力貯蔵装置に対して充電指令である負の有効電力指令値を配分すると共に、前記電力貯蔵量が予め定めた閾値以下となった前記放電用電力貯蔵装置を充電用電力貯蔵装置に切替え、逆に前記電力貯蔵量が予め定めた閾値以上となった前記充電用電力貯蔵装置を放電用電力貯蔵装置に切替ることにより前記電力貯蔵装置の充放電の切替え頻度を抑える切替え頻度抑制手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る連系線潮流制御装置によれば、電力貯蔵装置が長時間にわたって充電または放電する状況となった場合でも、電力貯蔵量が最大または空となってしまうような不具合を発生させることなく良好な電力潮流制御を行なうことができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る連系線潮流制御装置の実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
本発明の基本概念(第1構成)としての第1実施形態に係る連系線潮流制御装置について図1を参照しながら説明する。図1において、連系線潮流制御装置10は、複数の電力系統のうちの少なくとも2つの電力系統101,102を連系すると共に供給電力を遮断する遮断器1,2をその両端に有する連系線3の潮流を制御する。電力系統101は、その電力系統101内で電力を送配すると共に連系線3の端部に接続された送配電線5と、該電力系統101内で電力を発電して送配電線5に供給すると共にその発電電力量を制御可能な発電装置6と、送配電線5を流れる電力を消費する電力負荷7と、送配電線5に接続されて送配電線5からの電力を受入れて貯蔵すると共に貯蔵電力を前記送配電線に放出する電力貯蔵装置20と、を備える。なお、発電装置6は、複数の発電装置61,62,…,6nより構成され、電力負荷7も複数の電力負荷71,72,…,7nより構成されている。
図1において、連系線潮流制御装置10は、連系線3を流れる電力潮流を検出する連系線電力検出部4により検出された電力潮流に基づいて求められた連系線有効電力と予め設定された有効電力設定値PTrefとの差分から有効電力指令を生成すると共に連系線有効電力と連系線3の両端に設けられた遮断器1および2から検出した遮断器動作信号とに応じて有効電力指令を補正した有効電力指令補正値を前記電力貯蔵装置20へ出力する有効電力指令出力手段11と、有効電力指令出力手段11から出力された有効電力指令と電力系統101の送配電線5より検出された系統電力とにより系統電力を交流から直流に変換して貯蔵する電力貯蔵装置20の電力貯蔵量に応じて電力系統101内の発電装置6の発電指令を生成して発電装置6へ該発電指令を出力する発電量増減手段17と、を備えている。
図1に示すように、連系線潮流制御装置10の有効電力指令出力手段11は、連系線有効電力PTと予め設定された有効電力設定値PTrefとの差分に基づいて有効電力指令Psrefを生成する有効電力指令生成手段12と、連系線有効電力および遮断器1および2の動作信号に基づいて有効電力指令補正値を生成する有効電力指令補正手段13と、有効電力指令生成手段12により生成された有効電力指令と有効電力指令補正手段13により生成された有効電力指令補正値とを加算して電力貯蔵装置20へ出力する加算出力手段14と、を備える。また、連系線潮流制御装置10は、遮断器1および2の動作信号に応じて電力系統101の無効電力指令を生成して電力貯蔵装置20へ無効電力指令を出力する無効電力指令生成手段16をさらに備える。
連系線潮流制御装置10における発電量増減手段17は、電力貯蔵装置20より検出された電力貯蔵量に基づいて該電力系統101の発電装置6に対して発電指令を生成する発電指令生成手段18と、発電指令生成手段18より供給された発電指令を電力系統101に属する発電装置6のそれぞれ発電装置61,62,…,6nの運転状況に応じてそれぞれの発電装置に配分する発電指令配分手段19と、を備える。
第1実施形態に係る連系線潮流制御装置において、電力貯蔵装置20は、該電力貯蔵装置20が属する電力系統101に対して入出力する電力を検出する電力検出部21と、電力検出部21により検出された入出力電力における有効電力出力と有効電力指令出力手段11より供給された有効電力指令とに基づいて、有効電力を制御する有効電力制御部22と、電力検出部21により検出された入出力電力における無効電力出力と無効電力指令生成手段16より供給された無効電力指令とに基づいて、無効電力を制御する無効電力制御部23と、有効電力制御部22より出力された制御信号および無効電力制御部23より出力された制御信号に基づいて系統電力を交流から直流に、または、電力貯蔵部25の電力を直流から交流に、変換する電力変換部24と、電力変換部24により変換された電力を貯蔵する電力貯蔵部25と、電力貯蔵部25に貯蔵されている電力量を検出して発電量増減手段17に出力する貯蔵量検出部26と、を備えている。
以上の構成を有する基本概念に係る連系線潮流制御装置によれば、連系線3の電力を検出すると共に、電力貯蔵装置20の電力貯蔵部25の貯蔵量を検出して、連系線検出電力と電力貯蔵装置の貯蔵量とに基づいて発電装置6の発電指令を生成して発電装置6を制御するようにしているので、電力貯蔵装置20が長時間にわたって充電または放電する状況となった場合でも、電力貯蔵量が最大または空となってしまうような不具合を発生させることなく良好な電力潮流制御を行なうことができる。
[第2実施形態]
次に、図2を用いて、より詳細な構成・動作を有する第2実施形態について説明する。図2は第2実施形態の全体構成を示している。この第2実施形態は、送配電線5、電力負荷7、発電装置61、発電装置62、電力貯蔵装置20からなる電力系統101と、異なる電力系統102と、電力系統101と電力系統102を連系する連系線3および遮断器1および2と、連系線3に設置された電力検出器4と、電力検出器4と遮断器1および2と電力貯蔵装置20と発電装置61および発電装置62と信号線で接続された潮流制御装置10から構成されている。なお、図2において発電装置は2つとなっているが、これは数を限定するものではなく、3つ以上あっても差し支えない。
次に、図3を用いて潮流制御装置10と電力貯蔵装置20の構成を説明する。潮流制御装置10は、遮断器1および2の動作信号を入力とする論理和回路15と、電力検出器4で検出された連系線有効電力PTと有効電力設定値PTrefと論理和回路15の出力を入力とする有効電力指令生成手段12と、連系線有効電力PTと論理和回路40の出力を入力とする有効電力指令補正手段13と、有効電力指令生成手段12の出力と有効電力指令補正手段13の出力を入力とする加算器14と、電力検出器4で検出された連系線無効電力QTと論理和回路15の出力を入力とする無効電力指令生成手段16と、を備えている。
潮流制御装置10は、さらに、電力貯蔵装置20の貯蔵量検出器26の出力を入力とする発電指令生成手段18と、発電指令生成手段18の出力と発電装置61、62の出力増加可能量ΔPmaxおよび出力減少可能量ΔPminを入力とする発電指令配分手段19から構成される発電量増減手段17を備えている。発電量増減手段17における発電指令配分手段19の出力は、発電装置61、62に与えられる。
また、電力貯蔵装置20は、電力変換装置24と送配電線5との間に設置された電力検出器21と、電力検出器21で検出された有効電力出力Ptと加算器14の出力を入力とする有効電力制御装置22と、電力検出器21で検出された無効電力出力Qtと無効電力指令生成手段16の出力を入力とする無効電力制御装置23と、有効電力制御装置22と無効電力制御装置23の出力を入力とし、送配電線5に対して有効電力および無効電力を入出力する電力変換装置24と、電力変換装置24に接続された電力貯蔵部25と、電力貯蔵部25に接続された貯蔵量検出器26から構成される。
以上のような図3の構成に基づく動作を説明する。まず、有効電力指令生成手段12と有効電力指令補正手段13と無効電力指令生成手段16の作用について、図4を用いて説明する。連系線3によって電力系統101が電力系統102と連系している通常時は論理和回路15の出力が0となり、これに連動する有効電力指令補正手段13の出力は0となるので、有効電力指令生成手段12の出力が加算器14の出力、すなわち、有効電力指令Psrefとなる。そして、連系線有効電力PTと有効電力設定値PTrefの差分(PT−PTref)を零とするための有効電力調整量である有効電力指令Psrefが有効電力出力の指令値として有効電力制御装置22に与えられる。有効電力制御装置22では、電力検出器21で検出された電力変換装置24の有効電力出力Ptと有効電力指令値Psrefの差分に応じた制御信号を生成して電力変換装置24に与え、電力変換装置24の有効電力出力Ptが有効電力指令値Psrefと等しくなるように制御する。このとき入出力される有効電力は電力貯蔵部25によって賄われる。一方、無効電力指令生成手段16の出力である無効電力指令値Qsrefは論理和回路15の出力に連動して0となるので、電力変換装置24の無効電力出力は0に制御される。
連系線3が遮断器1、2によって遮断されてルート遮断状態となった場合、有効電力指令生成手段12は出力を前値で保持し、有効電力指令補正手段13は遮断直前の連系線有効電力PTを保持するとともにその値を出力し、有効電力指令生成手段12の出力と有効電力指令補正手段13の出力は加算器14で加算され、加算器14の出力が有効電力指令値Psrefとして有効電力制御装置22に与えられる。電力変換装置24の有効電力出力Ptは有効電力指令値Psrefと等しくなるように制御されるので、電力変換装置24の出力は連系線3が遮断される直前の電力変換装置24の有効電力出力に遮断直前の連系線有効電力PTを加えた値に制御される。
また、無効電力指令生成手段16は連系線3の遮断直前の無効電力QTを保持するとともにその値を出力し、無効電力指令生成手段16の出力が無効電力指令値Qsrefとして無効電力制御装置23に与えられる。無効電力制御装置23では、電力検出器21で検出された電力変換装置24の無効電力出力Qtと無効電力指令値Qsrefの差分に応じた制御信号を電力変換装置24に与え、電力変換装置24の無効電力出力を無効電力指令値Qsrefと等しくなるように制御するので、電力変換装置24の無効電力出力Qtは遮断直前の連系線無効電力QTに等しい値となる。
次に、図5を用いて発電指令生成手段18の作用を説明し、図6を用いて発電指令配分手段19の作用を説明する。まず、図5に示すように、発電指令生成手段18は貯蔵量検出器26の出力である電力貯蔵部25の電力貯蔵量が、閾値a以下になると電力変換装置24の定格出力に係数Kを乗じた数値を出力し、貯蔵量検出器26の出力が閾値b以上になるまで出力を維持する。また、貯蔵量検出器26の出力が閾値c以上になると電力変換装置24の定格出力に係数−Kを乗じた数値を出力し、貯蔵量検出器26の出力が閾値d以下になるまで出力を維持する。そして、発電指令配分手段19で発電指令生成手段18の出力を発電装置61、62に配分することにより、電力貯蔵量が空に近づいた場合には発電装置61および62の有効電力出力を増加させ、逆に電力貯蔵量が最大に近づいた場合には、発電装置61および62の有効電力出力を減少させる。
発電装置61および62の有効電力出力が増加すれば、連系線有効電力PTは減少するので、有効電力指令値Psrefは負の値、すなわち、充電指令となり、電力貯蔵量は増加して空に近い状態を脱する。逆に、発電装置61、62の有効電力出力が減少すれば、連系線有効電力PTは増加するので、有効電力指令値Psrefは正の値、すなわち、放電指令となり、電力貯蔵量は減少して最大に近い状態を脱する。なお、係数Kは2.0を基本とし、過去の同じ曜日、同じ時間帯の有効電力指令値Psrefの実績平均値の絶対値から、2.0×実績平均値の絶対値÷定格出力で求める方法があげられる。また、発電指令生成手段13は有効電力指令値Psrefの実績値をもとに予め設定しておいた定数を電力貯蔵量の状況に応じて出力するものでもよい。
図6は発電指令配分手段19の手順の一例を示す流れ図である。図3では発電装置を2つとしているが、数を限定するものではなく、図6では発電装置がn台あるものとしている。図6は、発電装置の台数であるn回の繰り返し処理であり、加算器14の出力、すなわち、有効電力指令値Psrefである入力値uが正ならばi番目の発電装置の出力増加可能量ΔPmax(i)と入力値uの小さい方をi番目の発電装置の出力変更指令ΔP(i)とし、入力値uが0以下ならばi番目の発電装置の出力減少可能量ΔPmin(i)と入力値uの大きい方をi番目の発電装置の出力変更指令ΔP(i)とする。入力値uから出力変更指令ΔP(i)を減じて同様の処理を繰り返すことにより、入力値uを出力変更指令ΔP(i)としてn台の発電装置に配分する。ここで、ΔPmaxは正、ΔPminは負の値である。なお、各発電装置のΔPmaxまたはΔPminに応じて、入力値uを比例配分する方法でもよい。
この第2実施形態によれば、通常時は、有効電力指令生成手段12から連系線有効電力PTと有効電力設定値PTrefの差分に応じた有効電力指令値Psrefを、電力貯蔵装置20の有効電力制御装置22に与えることにより、連系線10の有効電力PTを有効電力設定値PTrefに調整することができるとともに、電力貯蔵量が予め設定してある適正範囲を逸脱したら、発電装置の有効電力出力を増減させることで適正に維持することができる。
また、連系線3が遮断された場合にも、連系線3が遮断される直前の有効電力を有効電力指令生成手段12の出力に加算することにより、連系線3の有効電力PTを有効電力設定値PTrefに調整することができるとともに、連系線3が遮断される直前の無効電力を無効電力指令値Qsrefとして電力貯蔵装置20の無効電力制御装置23に与えることにより、電力貯蔵装置20が連系線3近傍にある場合、無効電力のバランスを保つことができるので連系線3の遮断に起因する電圧変動を抑えることができる。
[第3実施形態]
次に、図7ないし図11を参照しながら第3実施形態について説明する。なお、第1および第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7は、第3実施形態に係る連系線潮流制御装置の全体構成を示し、第2実施形態の全体構成である図2との相違点は、自然エネルギー発電装置81,…,8nが追加されている点と、電力貯蔵装置20が複数の電力貯蔵装置201,…,20nとなっている点である。図7では、自然エネルギー発電装置と電力貯蔵装置がそれぞれ2つとなっているが、これは数を限定するものではなく、3つ以上であってもよい。また、自然エネルギー発電装置と電力貯蔵装置の数は同じである必要はない。
図8は、第3実施形態に係る潮流制御装置の構成図である。第2実施形態の構成図である図3との相違点は、電力貯蔵装置201,…,20nと、平準化指令生成手段311,…,31nと、有効電力指令Psrefと電力貯蔵装置201,…,20nの電力貯蔵量と電力貯蔵装置201,…,20nの出力増減余裕を入力とする貯蔵指令配分手段30と、貯蔵指令配分手段30の出力および平準化指令生成手段311の出力を入力とする加算器321と、貯蔵指令配分手段30の出力および平準化指令生成手段31nの出力を入力とする加算器32nと、電力貯蔵装置20nの電力貯蔵量の出力を入力とする発電指令生成手段18nと、発電指令生成手段181,…,18nの出力を入力とする加算器37と、貯蔵指令配分手段30の出力を入力とする加算器34と、加算器14の出力および加算器34の出力を入力とする減算器35と、加算器37と減算器35の出力を入力とする加算器36が追加され、加算器36の出力が発電指令配分手段19の入力となっている点と、平準化指令生成手段311の出力が電力貯蔵装置201に入力されている点と、平準化指令生成手段31nの出力が電力貯蔵装置20nに入力されている点と、無効電力指令生成手段16が削除されている点である。
第2実施形態と同様に、有効電力指令生成手段12と有効電力指令補正手段13と加算器14によって、連系線3の有効電力PTを有効電力設定値PTrefとするための有効電力指令値Psrefが生成され、貯蔵指令配分手段30が各電力貯蔵装置に対する有効電力指令値に配分する。図9を用いてその手順の一例を説明する。なお、mは電力貯蔵装置の数である。
まず、i=1〜mのループ処理によって、電力貯蔵量が閾値を超えて最大または空に近い状態となっている電力貯蔵装置への有効電力指令値Pを優先的に設定する。貯蔵量フラグCH(i)が負のときは電力貯蔵量が空に近い状態なので、処理1により、加算器14の出力、すなわち、有効電力指令値Psrefである入力値uが負の値、すなわち、充電指令ならば、入力値uと出力減少余裕Pdec(i)の大きい方をi番目の電力貯蔵装置の有効電力指令P(i)とすることで、出力減少余裕Pdec(i)を超えない範囲で有効電力指令値P(i)を設定し、入力値uから配分した有効電力指令P(i)を差し引く。同様に、貯蔵量フラグCH(i)が正のときは電力貯蔵量が最大に近い状態なので、処理2により、入力値uが正の値、すなわち、放電指令ならば入力値uと出力増加余裕Pinc(i)の小さい方をi番目の電力貯蔵装置の有効電力指令P(i)とすることで、出力増加余裕Pinc(i)を超えない範囲で有効電力指令値P(i)を設定して、入力値uから配分した有効電力指令P(i)を差し引く。CH(i)が0のときは電力貯蔵量が著しく偏っていない状態であり、出力減少余裕Pdecと出力増加余裕Pincそれぞれの合算値を計算する。
次に、処理4から処理7によって電力貯蔵量が著しく偏っていない電力貯蔵装置の有効電力指令Pを設定する。入力値uが正の値、かつ、電力貯蔵量が著しく偏っていない電力貯蔵装置の出力増加余裕の総和Pinc_sumより大きい場合は処理4が実行され、電力貯蔵量が著しく偏っていない、すなわち、CH(i)=0である電力貯蔵装置の有効電力指令Pは出力増加余裕Pincとなる。入力値uが正の値、かつ、電力貯蔵量が著しく偏っていない電力貯蔵装置の出力増加余裕の総和Pinc_sum以下の場合は処理5が実行され、電力貯蔵量が著しく偏っていない、すなわち、CH(i)=0である電力貯蔵装置の有効電力指令Psは電力貯蔵量が著しく偏っていない電力貯蔵装置の出力増加余裕の総和Pinc_sumに対する出力増加余裕Pincの比を入力値uに乗じた値となり、出力増加余裕Pincの大きさによって入力値uが比例配分される。一方、入力値uが0以下、かつ、電力貯蔵量が著しく偏っていない電力貯蔵装置の出力減少余裕の総和Pdec_sumより小さい場合は処理6が実行され、電力貯蔵量が著しく偏っていない、すなわち、CH(i)=0である電力貯蔵装置の有効電力指令Pは出力減少余裕Pdecとなる。入力値uが0以下、かつ、電力貯蔵量が著しく偏っていない電力貯蔵装置の出力減少余裕の総和Pdec_sum以上の場合は処理7が実行され、電力貯蔵量が著しく偏っていない、すなわち、CH(i)=0である電力貯蔵装置の有効電力指令Pは電力貯蔵量が著しく偏っていない電力貯蔵装置の出力減少余裕の総和Pdec_sumに対する出力減少余裕Pdecの比を入力値uに乗じた値となり、出力減少余裕Pdecの大きさによって入力値uが比例配分される。ここで、出力増加余裕Pincは正の値、出力減少余裕Pdecは負の値であり、それぞれ定格出力と現在出力および電力貯蔵量に基づいて決定される。
以上の処理により、電力貯蔵量が最大に近い状態の電力貯蔵装置には、有効電力出力を増加させる指令値を優先的に配分することによって放電量を増加させ、逆に電力貯蔵量が空に近い状態の電力貯蔵装置には、有効電力出力を減少させる指令値を優先的に配分することによって充電量を増加させ、電力貯蔵量を適正に保つ。
平準化指令生成手段311、31nでは、図11に示すように夜間に充電し、昼間に放電する有効電力指令値を出力する。加算器321では平準化指令生成手段311の出力と貯蔵指令配分手段30の出力を加算し、加算器32nでは平準化指令生成手段31nの出力と貯蔵指令配分手段30の出力を加算することにより、図11に示すような有効電力指令値Psref1、Psref2を電力貯蔵装置201,…,20nに出力する。電力貯蔵装置201,…,20nでは有効電力指令値Psref1、Psref2と等しくなるように有効電力出力が制御される。図10は平準化指令生成手段311,…,31nが無い場合の有効電力指令を示すものであり、充電と放電を短時間で繰り返すが、平準化指令生成手段311,…,31nがある場合は充放電の繰り返し頻度が低い。
なお、発電指令生成手段181,…,18nの出力が0でないとき、すなわち、図4に示すように、電力貯蔵量が減少し、ある閾値以下の場合、または、電力貯蔵量が増加し、ある閾値以上の場合、平準化指令生成手段311,…,31nの出力は0となる。有効電力指令値Psref1およびPsref2の過去の実績値に基づいて定められる発電指令生成手段181,…,18nの出力に応じて、発電装置61ないし6nの発電量が増減することにより連系線3の有効電力が増減し、それを調整するための有効電力指令値が有効電力指令生成手段12から出力され、各電力貯蔵装置に配分されるので、電力貯蔵量がある閾値以上の場合は有効電力指令値が正、すなわち、放電状態となり電力貯蔵量が中間領域に近くなるよう調整される。逆に、電力貯蔵量がある閾値以下の場合は、有効電力指令値が負、すなわち、充電状態となり電力貯蔵量が中間領域に近くなるように調整される。
一方、加算器34では貯蔵指令配分手段30の出力である複数の電力貯蔵装置に対する有効電力指令値を加算し、減算器35では有効電力指令値Psrefと加算器34の出力の差分を求める。貯蔵指令配分手段30の出力が図9の処理2、または、処理4で求められた場合、すなわち、電力貯蔵装置による有効電力の出力増減で有効電力指令値Psrefが賄える場合、減算器35の出力は0となるが、そうでない場合は電力貯蔵装置で調整できない不足分が減算器35の出力となる。加算器37の出力に減算器35の出力を加算することによって、電力貯蔵装置で調整できない不足分を含めた発電装置の出力調整量が発電指令配分手段19に入力され、各発電装置に配分されるので、出力増加余裕Pinc、または、出力減少余裕Pdecの不足により電力貯蔵装置で調整できない有効電力調整量が発電装置で調整される。
この第3実施形態によれば、第2実施形態の効果に加え、電気料金の安価な夜間に充電し、昼間に放電することによって電気料金を引き下げることができるとともに、電力貯蔵装置として二次電池を適用した場合、短時間に充放電を繰り返さないため二次電池の寿命を延ばすことができる。また、電力貯蔵装置だけでは有効電力の調整量が不足する場合も発電装置の出力変更指令を補正することによって、連系線3の有効電力を精度良く制御することができる。また、自然エネルギー発電装置81,…,8nの有効電力変動を平準化するための電力貯蔵装置201,…,20nを使用することで設備投資を抑えることができる。
[第4実施形態]
次に、図12ないし図14を用いて第4実施形態を説明する。なお、第1ないし第3実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図12は、第4実施形態に係る潮流制御装置の構成を示すブロック図であり、第3実施形態の構成図である図8との相違点は、電力貯蔵装置201,…,20nの電力貯蔵量を入力として充電、または、放電の運転モード指令を電力貯蔵装置201,…,20nおよび貯蔵指令配分手段30に出力する切替え指令生成手段38を追加した点と、図8における平準化指令生成手段311,…,31nおよび加算器321,…,32nを削除し、貯蔵指令配分手段30の出力を電力貯蔵装置201,…,20nに与えている点である。
図13は、第4実施形態に係る電力貯蔵装置201,…,20nの構成図であり、第2実施形態の構成図である図3の電力貯蔵装置20との相違点は、電圧検出器27が追加され、無効電力指令値Qsrefと無効電力出力Qtに代わり、電圧設定値Vrefと電圧検出器27で検出された電圧Vtが無効電力制御装置23に入力されている点である。
切替え指令生成手段38は各電力貯蔵装置201,…,20nに対して充電、または、放電の運転モード指令を出力する機能を有し、その運転モードの切り替えは電力貯蔵量の多少によって判定する。図14は、貯蔵指令配分手段17による有効電力指令Psrefの配分結果と電力貯蔵量の推移を表した模式図である。運転モードを充電に設定された電力貯蔵装置に対しては有効電力指令Psrefの負の部分を割り当て、運転モードを放電に設定された電力貯蔵装置に対しては有効電力指令Psrefの正の部分を割り当てる。なお、充電と放電それぞれのグループ内における配分は、第3実施形態と同様の方法で行なわれる。充電している電力貯蔵装置は時間とともに電力貯蔵量が増加し、予め設定されている閾値に達すると切替え指令生成手段38は運転モードを充電から放電に切り替える。
逆に、放電している電力貯蔵装置は時間とともに電力貯蔵量が減少し、予め設定されている閾値に達すると切替え指令生成手段38は運転モードを放電から充電に切り替える。また、電力貯蔵量が閾値に達したことにより1台を充電から放電に切り替えたら、放電している電力貯蔵装置の中から最も電力貯蔵量が少ないものを充電に切り替え、逆に電力貯蔵量が閾値に達したことにより1台を放電から充電に切り替えたら、充電している電力貯蔵装置の中から最も電力貯蔵量の多いものを放電に切り替えることにより、有効電力指令値Psrefの正側と負側の両方に対応できる状態を維持する。
電力貯蔵装置201では、潮流制御装置10からの有効電力指令と等しくなるように、有効電力制御装置22が電力変換装置24の有効電力出力Ptを制御するとともに、電圧検出器27で検出される電力変換装置24の設置点電圧Vtが電圧設定値Vrefと等しくなるように、無効電力制御装置23が電力変換装置24の無効電力出力を制御する。
発電装置の有効電力変動を平準化するための電力貯蔵装置201,…,20nを流用した場合、それぞれの発電装置ごとの平準化が十分にできなくなるためにそのままでは電圧変動が大きくなるが、電力変換装置24の設置点電圧Vtと電圧設定値Vrefに基づいて電力変換装置24の無効電力出力を制御することにより、設置点電圧Vtを一定に保つことができる。
[第5実施形態]
次に、図15および図16を用いて第5実施形態を説明する。なお、第1ないし第4実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図15は第5実施形態に係る潮流制御装置の構成図であり、第3実施形態の構成図である図8との相違点は、貯蔵指令配分手段30の出力を入力とするローパスフィルタ401ないし40nを追加し、ローパスフィルタ401の出力が加算器34および加算器321の入力、ローパスフィルタ40nの出力が加算器34および加算器32nの入力となっている点である。
ローパスフィルタ401は、有効電力指令値Psref1が電力貯蔵装置201に到達するまでの伝送遅れ時間の数倍の周期に相当する周波数より高い周波数成分を除去する機能を有しており、同様に、ローパスフィルタ40nは、有効電力指令値Psref2が電力貯蔵装置20nに到達するまでの伝送遅れ時間の数倍の周期に相当する周波数より高い周波数成分を除去する機能を有する。貯蔵指令配分手段30で配分された有効電力指令値から伝送遅れ時間に応じた高周波成分を除去した有効電力指令が加算器321に入力され、加算器321の出力である有効電力指令値Psref1と等しくなるように電力貯蔵装置201の有効電力出力が制御される。同様に、伝送遅れ時間に応じた高周波成分を除去した有効電力指令値が加算器32nに入力され、加算器32nの出力である有効電力指令値Psref2と等しくなるように電力貯蔵装置20nの有効電力出力が制御される。
図16に示すように、伝送路を介してある周期の信号を受け取る場合、元の信号の周期が伝送遅れ時間に近いと位相が大きくずれるため、受け取った信号を用いて制御を行なうと逆方向に制御するなど不安定な動作が発生する可能性が高い。しかし、元の信号の周期が伝送遅れ時間より大幅に大きいと位相のずれが小さいため、受け取った信号を用いて制御を行なっても不安定な動作が発生する可能性は低い。
この第5実施形態によれば、第3実施形態の効果に加え、有効電力指令値が電力貯蔵装置に到達するまでの伝送遅れ時間が電力貯蔵装置ごとに異なる場合であっても、それぞれの伝送遅れ時間ごとに対応できない周波数成分を除去することによって、不安定な制御動作を抑制することができる。また、配分前の有効電力指令値Psrefにローパスフィルタを適用した場合に比べ、それぞれの電力貯蔵装置ごとの伝送遅れ時間に応じて調整することで、制御信号を余分に除去することがなく、制御性能を向上させることができる。
[第6実施形態]
次に、図17および図18を用いて第6実施形態を説明する。なお、第2ないし第5実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図17は第6実施形態に係る電力貯蔵装置20の構成を示すブロック図であり、第2実施形態の電力貯蔵装置20のブロック構成図である図3との相違点は、電力変換装置24の設置点電圧の周波数を検出する周波数検出器28と、周波数検出器28で検出された周波数と基準周波数fを入力とする周波数制御装置29を追加し、周波数制御装置29の出力を有効電力制御装置22に与えるように構成されている点である。
周波数制御装置29は、周波数検出器28で検出された電力変換装置24の設置点電圧の周波数と基準周波数fの差分に応じた有効電力出力の調整量を出力している。これにより、基準周波数fより周波数が低い場合は電力変換装置24の有効電力出力を増加させ、基準周波数fより周波数が高い場合は有効電力出力を減少させる。
図18は電力系統の有効電力と周波数の作用の概要を表したブロック図である。電力系統101の周波数偏差Δfは、電力系統101の総発電力Pと総負荷Pの差が正ならば上昇し、負ならば下降する。そして、連系線3の有効電力の変動分ΔPTは電力系統101の周波数偏差Δfと電力系統102の周波数偏差Δfの差が正ならば減少し、負ならば増加する。電力系統101を商用電力系統とした場合、周波数は基準周波数fに制御されているので、電力系統102の周波数を基準周波数fに制御することは連系線3の有効電力の変動を抑制することになる。
この第6実施形態によれば、電力系統102の周波数を基準周波数fに制御することができ、その結果として連系線3の有効電力の変動を抑制することができるので、連系線3の有効電力を一定に調整する潮流制御装置10の性能を向上することができる。
第1実施形態の連系線潮流制御装置の構成を示すブロック図。 第2実施形態に係る連系線潮流制御装置の全体構成図。 第2実施形態に係る潮流制御装置と電力貯蔵装置の構成図。 第2実施形態における各制御手段の出力例を示す特性図。 第2実施形態における発電指令生成手段の出力例を示す特性図。 第2実施形態における発電指令配分手段の計算手順の例を示す流れ図。 第3実施形態に係る連系線潮流制御装置の全体構成を示すブロック図。 第3実施形態に係る潮流制御装置の構成を示すブロック図。 第3実施形態における貯蔵指令配分手段の計算手順の例を示す流れ図。 第3実施形態における負荷平準化がない場合の有効電力指令値の例を示す特性図。 第3実施形態における負荷平準化がある場合の有効電力指令値の例を示す特性図。 第4実施形態に係る潮流制御装置の構成を示すブロック図。 第4実施形態に係る電力貯蔵装置の構成を示すブロック図。 第4実施形態に係る貯蔵指令配分手段の出力例を示す特性図。 第5実施形態に係る潮流制御装置の構成を示すブロック図。 第5実施形態における伝送遅れ時間の影響を示す特性図。 第6実施形態に係る電力貯蔵装置の構成を示すブロック図。 電力系統における有効電力および周波数の作用を表すブロック図。
符号の説明
1,2 遮断器
3 連系線
5 送配電線
6 発電装置
10 潮流制御装置
11 有効電力指令出力手段
17 発電量増減装置
20 電力貯蔵装置
101 電力系統
102 電力系統

Claims (11)

  1. 複数の電力系統のうちの少なくとも2つの電力系統を連系すると共に供給電力を遮断する遮断器をその両端に有する連系線の潮流を制御する連系線潮流制御装置であって、
    前記電力系統の少なくとも1つは、その電力系統内で電力を送配すると共に前記連系線に接続された送配電線と、該電力系統内で電力を発電して前記送配電線に供給すると共にその発電電力量を制御可能な少なくとも1つの発電装置と、前記送配電線を流れる電力を消費する電力負荷と、前記送配電線に接続されて前記送配電線からの電力を受入れて貯蔵すると共に貯蔵電力を前記送配電線に放出する電力貯蔵装置と、を備え、
    前記連系線を流れる電力潮流を検出する連系線電力検出部により検出された電力潮流に基づいて求められた連系線有効電力と予め設定された有効電力設定値との差分から有効電力指令を生成すると共に前記連系線有効電力と前記連系線の両端に設けられた遮断器から検出した遮断器動作信号とに応じて前記有効電力指令を補正した有効電力指令補正値を前記電力貯蔵装置へ出力する有効電力指令出力手段と、
    前記有効電力指令出力手段により制御された前記有効電力指令と前記電力系統より検出された系統電力とにより前記系統電力を変換して貯蔵する前記電力貯蔵装置の電力貯蔵量に応じて前記電力系統内の前記発電装置の発電指令を生成して前記発電装置へ該発電指令を出力する発電量増減手段と、
    を備えることを特徴とする連系線潮流制御装置。
  2. 前記有効電力指令出力手段は、前記連系線有効電力と予め設定された前記有効電力設定値との差分から前記有効電力指令を生成する有効電力指令生成手段と、前記連系線有効電力および前記遮断器動作信号に基づいて前記有効電力指令補正値を生成する有効電力指令補正手段と、前記有効電力指令生成手段により生成された前記有効電力指令と前記有効電力指令補正手段により生成された前記有効電力指令補正値とを加算して前記電力貯蔵装置へ出力する加算出力手段と、を備えると共に、
    前記遮断器動作信号に応じて前記電力系統の無効電力指令を生成して前記電力貯蔵装置へ該無効電力指令を出力する無効電力指令生成手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の連系線潮流制御装置。
  3. 前記発電量増減手段は、前記電力貯蔵装置より検出された前記電力貯蔵量に基づいて該電力系統に含まれる前記発電装置に対して前記発電指令を生成する発電指令生成手段と、前記発電指令生成手段より供給された前記発電指令を該電力系統に属する前記発電装置のそれぞれの運転状況に応じてそれぞれの発電装置に配分する発電指令配分手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の連系線潮流制御装置。
  4. 前記電力貯蔵装置は、該電力貯蔵装置が入出力する電力を検出する電力検出部と、前記電力検出部により検出された前記電力における有効電力出力と前記有効電力指令出力手段より供給された前記有効電力指令とに基づいて有効電力を制御する有効電力制御部と、前記電力検出部により検出された前記電力における無効電力出力と前記無効電力指令生成手段より供給された前記無効電力指令とに基づいて無効電力を制御する無効電力制御部と、前記有効電力制御部より出力された制御信号および前記無効電力制御部より出力された制御信号に基づいて系統に対して入出力する電力を変換する電力変換部と、前記電力変換部により変換された電力を貯蔵する電力貯蔵部と、前記電力貯蔵部に貯蔵されている電力量を検出して前記発電量増減手段に出力する貯蔵量検出部と、を備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の連系線潮流制御装置。
  5. 前記有効電力指令出力手段は、前記連系線有効電力と予め設定された前記有効電力設定値との差分から前記有効電力指令を生成する有効電力指令生成手段と、前記連系線有効電力および前記遮断器動作信号に基づいて前記有効電力指令補正値を生成する有効電力指令補正手段と、前記有効電力指令生成手段により生成された前記有効電力指令と前記有効電力指令補正手段により生成された前記有効電力指令補正値とを加算して前記電力貯蔵装置へ出力する加算出力手段と、を備えると共に、
    前記発電量増減手段は、前記電力貯蔵装置より検出された前記電力貯蔵量に基づいて該電力系統に含まれる前記発電装置に対して前記発電指令を生成する発電指令生成手段と、前記発電指令生成手段より供給された前記発電指令を該電力系統に属する前記発電装置のそれぞれの運転状況に応じてそれぞれの発電装置に配分する発電指令配分手段と、前記電力貯蔵装置への有効電力指令を複数の電力貯蔵装置に配分する貯蔵指令配分手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の連系線潮流制御装置。
  6. 前記貯蔵指令配分手段により配分された前記電力貯蔵装置への有効電力指令と配分される前の有効電力指令の差分に基づいて、前記発電装置への有効電力指令を補正する前記発電指令補正手段を有することを特徴とする請求項5に記載の連系線潮流制御装置。
  7. 昼間と夜間で運転状態を切り替える運転モード指令と有効電力指令値を生成する平準化指令生成手段を有し、前記電力貯蔵装置に運転モード指令を与えるとともに、前記平準化指令生成手段の有効電力指令と前記貯蔵指令配分手段の出力の加算結果を前記電力貯蔵装置の有効電力指令とすることを特徴とする請求項5または請求項6の何れかに記載の連系線潮流制御装置。
  8. 前記電力貯蔵装置の前記電力貯蔵量に応じて前記電力貯蔵装置の運転状態を決定する切替え指令生成手段と、前記切替え指令生成手段の出力に応じて前記電力貯蔵装置への有効電力指令の正の指令値および負の指令値の少なくとも一方をそれぞれの電力貯蔵装置に配分する貯蔵指令配分手段を有することを特徴とする請求項5または請求項6の何れかに記載の連系線潮流制御装置。
  9. 前記貯蔵指令配分手段の出力を入力とする各電力貯蔵装置毎の低周波通過フィルタにより、前記電力貯蔵装置へ与えられる有効電力指令を伝送遅れ時間に応じて調整する補正手段を有することを特徴とする請求項5または請求項6の何れかに記載の連系線潮流制御装置。
  10. 前記電力貯蔵装置は、電気エネルギーを蓄積する電力貯蔵部と、前記電力貯蔵部の電気エネルギーを交流電力に変換する電力変換部と、前記有効電力指令出力手段より供給される前記有効電力指令と前記電力変換部の有効電力出力とに基づいて該電力変換部を制御する有効電力制御部と、を備えると共に、
    前記電力貯蔵装置は、前記電力系統の電力から周波数を検出する周波数検出部と、基準周波数と前記周波数検出部で検出した周波数との差分に基づいて前記有効電力制御部が出力する前記有効電力指令を補正する周波数制御手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れかに記載の連系線潮流制御装置。
  11. 前記電力貯蔵装置を複数個設けると共に前記複数の電力貯蔵装置を放電用電力貯蔵装置および充電用電力貯蔵装置に振り分け、前記放電用電力貯蔵装置に対して放電指令である正の有効電力指令値を配分し、前記充電用電力貯蔵装置に対して充電指令である負の有効電力指令値を配分すると共に、前記電力貯蔵量が予め定めた閾値以下となった前記放電用電力貯蔵装置を充電用電力貯蔵装置に切替え、逆に前記電力貯蔵量が予め定めた閾値以上となった前記充電用電力貯蔵装置を放電用電力貯蔵装置に切替えることにより前記電力貯蔵装置の充放電の切替え頻度を抑える切替え頻度抑制手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項10の何れかに記載の連系線潮流制御装置。
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