JP2007165772A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】Fin型トランジスタの金属ゲート電極を高抵抗化させることなく、トランジスタを正常に動作させることができる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体材料から成り、上面が保護膜40で被覆されたFin30を絶縁層20上に形成し、Finの側面にゲート絶縁膜50を形成し、Finを被覆するようにゲート電極材料60を堆積し、ゲート電極材料を平坦化し、ゲート電極材料を加工することによってゲート電極62を形成し、ゲート電極を被覆するように層間絶縁膜90を堆積し、ゲート電極の上面を露出させ、ゲート電極の上面上に金属110を堆積し、ゲート電極と金属とを反応させることによってゲート電極をシリサイド化し、金属のうち未反応の金属を除去することによって、保護膜の上面上に溝115が形成され、溝に導電体120を充填することを具備する。
【選択図】図11

Description

本発明は半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
トランジスタの駆動力を向上させるためにFin型トランジスタが開発されている。Fin型トランジスタにポリシリコン電極を用いた場合、閾値電圧の調整が難しいため、金属ゲート電極を用いたFin型トランジスタが考えられている。金属ゲート電極の形成方法の一つとしてフルシリサイド化(full silicidation)がある。
ポリシリコンからなるゲート電極材料を堆積すると、Finのボディ部分によってゲート電極材料の表面に段差が生じる。ゲート電極材料の表面に段差があると、ゲート電極をパターニングする際に、フォーカス深度に余裕がなくなり、それにより、微細なパターニングができなくなる。従って、ゲート電極材料の上部をCMPで平坦化した後に、ゲート電極をパターニングする。
しかし、ゲート電極材料の上部を平坦化すると、Finの上方にあるゲート電極材料の膜厚は、Finの横方向にあるゲート電極材料の膜厚に比べて薄くなる。この状態のもとで、ゲート電極材料をシリサイド化すると、Finの上方にあるゲート電極材料に比較的多くの金属が供給される。このため、金属を多く含有するシリサイドがFinの上方に形成され、金属の含有量が少ないシリサイドがFinの横方向に形成される。これにより、未反応の金属を除去するときに、Finの上方にあるシリサイドがエッチングされる。その結果、金属ゲート電極がFinの上部で断線(高抵抗化)し、Finトランジスタが正常に動作しなくなってしまうという問題が生じる。
Jakub Kedzierski "Fabrcation of Metal Gated FinFETs Through Complete Gate Silicidation With Ni" IEEE TRANSACTION ON ELECTRONDEVICES, VOL. 51, NO. 12, DECEMBER 2004
Fin型トランジスタの金属ゲート電極を高抵抗化させることなく、トランジスタを正常に動作させることができる半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
本発明に係る実施形態に従った半導体装置の製造方法は、半導体材料から成り、上面が保護膜で被覆されたFinを絶縁層上に形成し、前記Finの側面にゲート絶縁膜を形成し、前記Finを被覆するようにゲート電極材料を堆積し、前記ゲート電極材料を平坦化し、前記ゲート電極材料を加工することによってゲート電極を形成し、前記ゲート電極を被覆するように層間絶縁膜を堆積し、前記ゲート電極の上面を露出させ、前記ゲート電極の上面上に金属を堆積し、前記ゲート電極と前記金属とを反応させることによって前記ゲート電極をシリサイド化し、前記金属のうち未反応の金属を除去することによって、前記保護膜の上面上に溝が形成され、前記溝に導電体を充填することを具備する。
本発明に係る他の実施形態に従った半導体装置の製造方法は、半導体材料から成り、上面が保護膜で被覆されたFinを絶縁層上に形成し、前記Finの側面にゲート絶縁膜を形成し、前記Finを被覆するようにゲート電極材料を堆積し、前記ゲート電極材料を平坦化することによって、前記保護膜の上面を露出させ、前記ゲート電極材料および前記保護膜上に、前記ゲート電極材料とは異なるキャップ材を堆積し、前記ゲート電極材料および前記キャップ材を加工することによって、ゲート電極と該ゲート電極の上面を被覆するキャップとを形成し、前記ゲート電極および前記キャップを被覆するように前記層間絶縁膜を堆積し、前記層間絶縁膜を平坦化することによって前記キャップの上面を露出させ、前記キャップを除去することによって、前記ゲート電極および前記保護膜のそれぞれの上面を露出させるとともに、前記ゲート電極および前記保護膜の上面上に溝を形成し、前記ゲート電極の上面上に金属を堆積し、前記ゲート電極と前記金属とを反応させることによって前記ゲート電極をシリサイド化し、前記金属のうち未反応の金属を除去し、前記溝に導電体を充填することを具備する。
本発明に係るさらに他の実施形態に従った半導体装置の製造方法は、半導体材料から成り、上面が保護膜で被覆されたFinを絶縁層上に形成し、前記Finの側面にゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極材料を形成し、前記Finおよび前記ゲート電極材料を被覆するように、前記ゲート電極材料とは異なる被覆材を堆積し、前記被覆材を平坦化し、前記被覆材および前記ゲート電極材料を加工することによって、ゲート電極と該ゲート電極の上面を被覆する被覆部とを形成し、前記ゲート電極および前記被覆部の側面にゲート側壁部を形成し、前記ゲート電極および前記被覆部を覆うように層間絶縁膜を堆積し、前記層間絶縁膜を平坦化することによって前記被覆材の上面を露出させ、前記被覆材を除去することによって、前記ゲート電極の上面上に溝を形成し、前記ゲート電極の上面および側面上に金属を堆積し、前記ゲート電極と前記金属とを反応させることによって前記ゲート電極をシリサイド化し、前記金属のうち未反応の金属を除去し、前記溝に導電体を充填することを具備する。
本発明に係るさらに他の実施形態に従った半導体装置の製造方法は、半導体材料から成り、上面が保護膜で被覆されたFinを絶縁層上に形成し、前記Finの側面にゲート絶縁膜を形成し、前記Finを被覆するようにゲート電極の材料を堆積し、前記ゲート電極の材料を被覆するように第1の絶縁膜を堆積し、前記第1の絶縁膜を被覆するように第2の絶縁膜を堆積し、前記第2の絶縁膜を平坦化し、前記第2の絶縁膜をゲート電極のパターンに成形し、前記第2の絶縁膜をマスクとして前記第1の絶縁膜を前記ゲート電極のパターンに成形し、前記第1の絶縁膜をマスクとして前記ゲート電極の材料を前記ゲート電極のパターンに成形し、前記ゲート電極上に金属を堆積し、前記ゲート電極と前記金属とを反応させることによって前記ゲート電極をシリサイド化することを具備する。
本発明に係るさらに他の実施形態に従った半導体装置の製造方法は、半導体材料から成り、上面が保護膜で被覆されたFinを絶縁層上に形成し、前記Finの側面にゲート絶縁膜を形成し、前記Finを被覆するようにゲート電極の材料を堆積し、前記ゲート電極の材料を被覆するようにマスク用絶縁膜を堆積し、前記マスク用絶縁膜を平坦化し、前記マスク用絶縁膜をゲート電極のパターンに成形し、前記マスク用絶縁膜をマスクとして前記ゲート電極の材料を前記ゲート電極のパターンに成形することによって、前記ゲート電極を形成することを具備する。
本発明に係るさらに他の実施形態に従った半導体装置の製造方法は、半導体層上に第1の絶縁膜、導電体、および第2の絶縁膜を順に堆積し、前記第2の絶縁膜をパターニングし、パターニング後の前記第2の絶縁膜をマスクとして用いて、前記導電体、前記第1の絶縁膜および前記半導体層をエッチングすることによってFin部を形成し、前記Fin部の側面にゲート絶縁膜を形成し、前記Fin部を被覆するようにゲート電極の材料を堆積し、前記ゲート電極の材料を前記導電体の底面レベル以下までエッチングし、前記導電体の側面に形成された前記ゲート絶縁膜を除去し、前記導電体および前記第2の絶縁膜を被覆するように前記ゲート電極の材料をさらに堆積し、前記ゲート電極の材料を平坦化し、前記ゲート電極の材料をゲート電極のパターンに成形し、前記マスク用絶縁膜をマスクとして前記ゲート電極の材料を前記ゲート電極のパターンに成形することによって、前記ゲート電極を形成することを具備する。
本発明に係る実施形態に従った半導体装置は、絶縁層と、前記絶縁層上に形成され、半導体材料から成るFinと、前記Finの側面に設けられたゲート絶縁膜と、前記Finの両側面に設けられたゲート電極と、前記Fin上に設けられ、前記Finの一方の側面にある前記ゲート電極と他方の側面にある前記ゲート電極と接続する導電体とを具備する。
本発明による半導体装置および半導体装置の製造方法は、Fin型トランジスタの金属ゲート電極を高抵抗化させることなく、トランジスタを正常に動作させることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1から図7は、本発明に係る第1の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す斜視図である。まず、SOI(Silicon On Insulator)基板を用意する。SOI層30の厚さは、例えば、50nm〜100nm程度である。SOI層30のうちチャネルとなるボディ領域にチャネルドーピングを行なうことによって、チャネルの不純物濃度を約1×1017cm−3とする。
次に、SOI層30上にシリコン窒化膜40を約70nm堆積し、このシリコン窒化膜40をパターニングする。パターニング後のシリコン窒化膜40をハードマスクとして用いて、SOI層をRIEによってエッチングする。これにより、図1に示すように、シリコンから成るFin30がBOX層20上に形成される。Fin30の上面は、シリコン窒化膜40で被覆されている。なお、シリコン窒化膜40はシリコン窒化膜に限定しない。シリコン窒化膜40はゲート電極を形成する前に除去してもよい。この場合、Fin30の上面もトランジスタのチャネルとして機能する。
次に、ゲート絶縁膜50がFin30の側面に形成される。ゲート絶縁膜50は、Fin30を酸化することによって形成されてもよく、あるいは、Fin30にハフニウムシリケート等の高誘電体膜を堆積することによって形成されてもよい。続いて、ゲート電極材料としてのポリシリコン膜60を約300nm堆積する。このとき、Fin30を被覆するようにポリシリコン膜60が堆積されるため、図2に示すように大きな段差がFin30の段差に従ってポリシリコン膜60の表面に形成される。このように段差のあるポリシリコン膜60の表面上にゲート電極パターンをフォレジストで形成することは困難である。
そこで、ポリシリコン膜60をCMP(Chemical Mechanical Polishing)で平坦化し、図3に示すように、シリコン窒化膜40が露出するまでポリシリコン膜60をエッチバックする。次に、図4に示すように、再度、ゲート電極材料としてのポリシリコン膜61を堆積する。このとき、ポリシリコン膜61の膜厚は、例えば、約50nmである。
次に、ハードマスク用のシリコン窒化膜70をポリシリコン膜61上に約100nm堆積する。図5に示すように、リソグラフィ技術およびRIEを用いて、シリコン窒化膜70をゲート電極のパターンに成形する。次に、パターニング後のシリコン窒化膜70をハードマスクとして用いて、ポリシリコン膜60および61をRIEでエッチングする。これにより、図5に示すように、ポリシリコンから成るゲート電極62がFin30のボディ領域(チャネル領域)の両側面および上面を被覆するように形成される。ポリシリコン膜60および61をまとめてゲート電極62とする。シリコン窒化膜70は、後の工程でゲート電極62の保護膜として用いられる。従って、シリコン窒化膜70を保護膜70とも呼ぶ。
その後、ゲート側壁膜の材料としてTEOS膜を堆積する。このTEOS膜をエッチバックすることによって、図6に示すようにゲート側壁膜80が形成される。ゲート側壁膜80の膜厚は約40nmである。このとき、Fin30の側面にも側壁膜81が形成されてよい。次に、シリコン窒化膜をRIEでエッチングし、Fin30上のシリコン窒化膜40を除去する。このとき、ゲート電極62上にある保護膜70もエッチングされるが、保護膜70は、シリコン窒化膜40よりも厚いので、ゲート電極62上に残存する。また、Fin30のうちボディ領域上のシリサイド窒化膜40は、ゲート電極62に被覆されているため残存する。
次に、Fin30のうちソース・ドレイン領域をシリサイド化する。ソース・ドレイン領域のシリサイド化に用いる金属材料としては、例えば、nMOSにはEr、pMOSにはPtを用いればよい。これにより、nMOSのソース・ドレイン領域はErSiになり、pMOSのソース・ドレイン領域はPtSiになる。このとき、ゲート電極62は、シリコン窒化膜70およびゲート側壁膜80によって被覆されているため、シリサイド化されない。
次に、例えば、TEOS膜から成る層間絶縁膜90を約400nm堆積する。続いて、この層間絶縁膜90をCMPで平坦化し、それによって、ゲート電極62の表面を露出させる。このとき、研磨がゲート電極62の表面に達する直前にCMPを停止してもよい。この場合には、熱燐酸溶液を用いて保護膜70を除去する。これにより、ゲート電極62の上面を露出させる。このときの構造を図7に示す。
以降の製造工程については、図8(A)から図11(B)を参照して説明する。
図8(A)、図9(A)、図10(A)および図11(A)は、図7のA−A線に沿った断面図である。図8(B)、図9(B)、図10(B)および図11(A)は、図7のB−B線に沿った断面図である。CMP等によりゲート電極62の上面を露出させると、図8(A)および図8(B)に示す構造が得られる。
次に、図9(A)および図9(B)に示すように、例えば、ニッケルから成る金属層110をゲート電極62上に堆積する。次に、図9(A)および図9(B)に示す構造を熱処理することによって、ポリシリコンから成るゲート電極62とニッケルから成る金属層110とをシリサイド化する。これにより、ゲート電極62がニッケルシリサイド(NiSi)になる。このとき、ゲート電極62はフルシリサイド化される。フルシリサイド化とは、ゲート電極62の全体を実質的にシリサイド化することであり、必ずしもゲート電極62の全部を完全にシリサイド化する必要はない。例えば、ゲート電極62のうちBOX層20との接触部分にポリシリコンが多少残存してもよい。
ここで、図9(B)のゲート電極62に注目されたい。ゲート電極62のうち、シリコン窒化膜40上にあるゲート電極62の膜厚T1は比較的薄く、Fin30の側面周辺にあるゲート電極62の膜厚T2は比較的厚い。従って、シリコン窒化膜40上にあるゲート電極62はニッケル含有量の多いシリサイド(以下、Niリッチシリサイドという)になり、かつ、Fin30の側面周辺にあるゲート電極62はニッケル含有量の少ないシリサイド(以下、Siリッチシリサイドという)になる。
続いて、金属層110のうち未反応の金属を除去する。このとき、Niリッチシリサイドは、ニッケルの含有量が多いので、金属と同様に除去されてしまう。これにより、図10(A)および図10(B)に示すように、Niリッチシリサイドとなっているゲート電極62の上部が削れて、溝115がゲート電極62の上面上に形成される。溝115の深さは、約50nmである。図10(B)を参照するとわかるように、ゲート電極62の上部が削れると、Fin30を挟んだゲート電極62がFin30上の溝115の部分で切断してしまう。これは、上述の問題点を引き起こす原因となる。
そこで、本実施形態では、図11(A)および図11(B)に示すように、導電体120を溝115にダマシン法を用いて充填する。より詳細には、導電体120を堆積した後に、導電体120をCMPで平坦化する。導電体120の膜厚は、例えば、約150nmである。これにより、溝115内に導電体120を残存させる。導電体120は、例えば、ニッケル、タングステン、プラチナ、コバルト、モリブデン、アルミニウム、タンタル、チタン、エルビウムのいずれかを含む金属、または、ゲルマニウム、シリコンを含む半導体である。代表的には、導電体120は、ニッケルまたはポリシリコンである。
その後、従来技術による半導体装置の製造方法を用いることによって、Fin型トランジスタが完成する。例えば、シリコン酸化膜から成る層間絶縁膜を堆積し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する。さらに金属配線を形成する。
本実施形態では、Niリッチシリサイドが削られたときに溝115がゲート電極62上に形成される。この溝115に導電体120を充填することによってシリサイドから成るゲート電極62の切断(高抵抗化)が防止される。これにより、Fin型トランジスタに金属ゲート電極を用いた効果を充分に発揮することができるので、トランジスタの性能を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ゲート電極のフルシリサイド化とソース・ドレイン領域のシリサイド化とを個別の工程で実行することができる。従って、ソース・ドレイン領域を所望の深さまでシリサイド化することができる。これにより、ソース・ドレイン領域のシリサイド化が深すぎることによって生じるリーク電流等を抑制することができる。
第1の実施形態において金属膜110としてニッケルを用いた。しかし、金属膜110は、タングステン、プラチナ、コバルト、モリブデン、チタン、エルビウムなどの金属であってもよい。
本実施形態によれば、絶縁層としてのBOX層20と、BOX層20上に形成され、半導体材料から成るFin30と、Fin30の側面に設けられたゲート絶縁膜50と、Fin30の両側面に設けられたゲート電極62と、Fin30上に設けられ、Fin30の一方の側面にあるゲート電極62と他方の側面にあるゲート電極62とを接続する導電体120とを具備した半導体装置を製造することができる。
このように製造された半導体装置は、Fin30の両側面にあるゲート電極62が低抵抗の導電体で電気的に接続されている。従って、半導体装置は、ゲート電極を高抵抗化させることなく、正常に動作することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態による半導体装置の製造方法では、ポリシリコン膜61に代えて、シリコンゲルマニウム(SiGe)膜210が堆積される点で第1の実施形態と異なる。図1から図7に示す製造工程において、第2の実施形態のその他の製造工程は、第1の実施形態のそれと同様であるのでその説明を省略する。
SiGe膜210はキャップ材として堆積される。SiGe膜210の膜厚は約50nmである。SiGe膜210のゲルマニウム濃度は約30%である。
図12(A)、図13(A)、図14(A)および図15(A)は、図7のA−A線に沿った断面に相当する断面図である。図12(B)、図13(B)、図14(B)および図15(B)は、図7のB−B線に沿った断面に相当する断面図である。図12(B)に示すように、第2の実施形態では、SiGe膜210がポリシリコン膜60上に形成されている。SiGe膜210はキャップとして設けられており、後の工程で除去される。従って、ポリシリコン膜60がゲート電極となる。以下、ポリシリコン膜60をゲート電極60とも呼ぶ。
次に、SiGe膜210がウェットエッチングによって選択的に除去される。これによって、溝116がゲート電極60および保護膜40の上面上に形成される。また、ゲート電極60の上面が露出される。続いて、図13(A)および図13(B)に示すように、例えば、ニッケルから成る金属層110をゲート電極60上に堆積する。次に、図13(A)および図13(B)に示す構造を熱処理することによって、ポリシリコンから成るゲート電極60をシリサイド化する。これにより、ゲート電極60がニッケルシリサイド(NiSi)になる。このとき、ゲート電極60はフルシリサイド化される。
ここで、図13(B)のゲート電極60に注目されたい。キャップとしてのSiGe膜210がシリコン窒化膜40上を被覆していたので、ゲート電極60はシリコン窒化膜40上に設けられていない。従って、シリサイドは、シリコン窒化膜40上に形成されない。金属層110は、Fin30の両側に分離されたゲート電極60をフルシリサイド化する。
続いて、金属層110のうち未反応の金属を除去する。このとき同時に、分離したゲート電極60上に形成されたNiリッチシリサイドが除去される。しかし、シリコン窒化膜40上にシリサイドが無いので、シリコン窒化膜40の上面は図14(A)および図14(B)に示すように平坦な状態である。
次に、図15(A)および図15(B)に示すように、導電体120を溝116にダマシン法を用いて充填する。より詳細には、導電体120を堆積した後に、導電体120をCMPで平坦化する。導電体120の膜厚は、例えば、約150nmである。これにより、溝116内に導電体120を残存させる。
第2の実施形態によれば、所定の膜厚を有するSiGe膜210が除去されるので、ゲート電極60および保護膜40上に所定の深さの溝116が形成される。導電体120は、溝116にダマシン法で埋め込まれるので、保護膜40上にSiGe膜210と同じ膜厚に形成される。すなわち、SiGe膜210の膜厚を制御することによって、ダマシン法で保護膜40上に形成される導電体120の膜厚を制御することができる。従って、ダマシン法を適用することが容易となり、かつ、保護膜40上に形成される導電体120の膜厚を容易に制御することができる。その結果、ゲート電極の抵抗値の制御が用意となる。さらに、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を有する。
(第3の実施形態)
上記実施形態では、ゲート電極62の上面に金属層110を堆積し、ゲート電極62の上面のみからゲート電極62をシリサイド化していた。この場合、ゲート電極62の上面近傍はNiリッチシリサイドとなり、ゲート電極62の底面近傍はSiリッチシリサイドになる。従って、Fin30の上部とFin30の下部とにおいてゲート電極62の仕事関数が異なる。これは、Fin30の上部とFin30の下部とにおいてトランジスタの閾値電圧を相違させる。その結果、トランジスタの閾値電圧のばらつきやS−factor(サブスレッショルド特性)の劣化が生じることがある。
第3の実施形態による製造方法は、このような閾値電圧のバラツキやS−factorのばらつきを抑制した半導体装置を製造することができる。
図16から図18は、本発明に係る第3の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す斜視図である。まず、第1の実施形態と同様にFin30および保護膜40をBOX層20上に形成する(図1参照)。次に、ゲート絶縁膜50の形成後、ゲート電極材料としてのポリシリコン膜310を約50nm堆積する。続いて、ポリシリコン膜310を異方的にエッチングすることによって、図16に示すように、Fin30の側面にポリシリコン膜310を残存させる。Fin30の側面に形成されたポリシリコン310が後の工程でゲート電極となる。
次に、図16に示すように、SiGe膜320を約300nm堆積する。SiGe320のゲルマニウム濃度は、約30%である。このとき、Fin30を被覆するようにSiGe320が堆積されるため、図16に示すように大きな段差がFin30の段差に従ってSiGe320の表面に形成される。このように段差のあるSiGe320の表面上にゲート電極パターンをフォレジストで形成することは困難である。
そこで、SiGe320をCMPで平坦化し、図17に示すように、シリコン窒化膜40が露出するまでSiGe膜320をエッチバックする。次に、図18に示すように、再度、SiGe膜321を堆積する。このとき、SiGe膜321の膜厚は、例えば、約50nmである。SiGe膜321のゲルマニウム濃度は、約30%である。
次に、ハードマスク用のシリコン窒化膜330をSiGe膜321上に約100nm堆積する。図19に示すように、リソグラフィ技術およびRIEを用いて、シリコン窒化膜330をゲート電極のパターンに成形する。次に、パターニング後のシリコン窒化膜330をハードマスクとして用いて、SiGe膜320および321をRIEでエッチングする。これにより、図19に示すように、ゲート電極と同じ形状を有するSiGe膜320および321がFin30のボディ領域(チャネル領域)の両側面および上面を被覆するように形成される。
その後、図6および図7に示した工程と同様の工程を経る。図19に示す構造にゲート側壁膜80が形成されると、ゲート電極310が被覆されるため、その後の第3の実施形態の斜視図は、図6および図7と同様になる。第3の実施形態における図6および図7に相当する図面は省略する。ただし、図7において、ゲート電極62の代わりに、SiGe膜321の表面が露出している。
図20(A)、図21(A)、図22(A)および図23(A)は、図7のA−A線に沿った断面に相当する断面図である。図20(B)、図21(B)、図22(B)および図23(A)は、図7のB−B線に沿った断面に相当する断面図である。図20(A)から図23(B)を参照して、以降の製造工程について説明する。
CMP等によりSiGe膜321の上面を露出させると、図20(A)および図20(B)に示す構造が得られる。
次に、SiGe膜320および321がウェットエッチングによって選択的に除去される。これによって、図21(A)および図21(B)に示すように、溝117が保護膜40の上面上に形成されるとともに、ゲート電極310の上面および側面が露出する。ここで、ゲート電極310の側面が露出することに注目されたい。
続いて、図22(A)および図22(B)に示すように、例えば、ニッケルから成る金属層110をゲート電極310上に堆積する。次に、図22(A)および図22(B)に示す構造を熱処理することによって、ポリシリコンから成るゲート電極310をフルシリサイド化する。これにより、ゲート電極310がニッケルシリサイド(NiSi)になる。このとき、ゲート電極310は、図22(B)の矢印で示すようにゲート電極310の側面からシリサイド化される。これにより、ゲート電極310内のシリコン濃度およびニッケル濃度は、チャネルの位置に依らず、ほぼ一定となる。即ち、ゲート電極310の上部からその下部にわたって、シリコン濃度およびニッケル濃度の比率はほぼ一定となる。
次に、図23(A)および図23(B)に示すように、導電体120をSiGe膜320および321が形成されていた位置にダマシン法を用いて充填する。即ち、導電体120を溝117内に充填し、ゲート電極310の側面に堆積する。より詳細には、導電体120を堆積した後に、導電体120をCMPで平坦化する。導電体120の膜厚は、例えば、約250nmである。これにより、溝117内に導電体120を残存させる。
第3の実施形態によれば、ゲート電極310は、その側面からシリサイド化される。このため、Fin30の上部近傍のゲート電極310とFin30の下部近傍のゲート電極310とがほぼ等しいニッケル濃度を有する。それにより、ゲート電極310は、Fin30の下部と上部でほぼ等しい仕事関数を有する。その結果、トランジスタの閾値電圧が安定するので、閾値電圧のバラツキが低減し、S−factorが改善する。
また、第3の実施形態では、第2の実施形態と同様に保護膜40上に溝117が形成される。これにより、第3の実施形態は、第2の実施形態と同様の効果を有する。勿論、第3の実施形態は、第1の実施形態の効果をも有する。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、ゲート電極材料を平坦化することなくゲート電極をパターニングする点で第1の実施形態と異なる。
図24から図30(B)は、本発明に係る第4の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す断面図である。図25(B)、図26(B)、図27(B)、図28(B)、図29(B)、および、図30(B)は、それぞれ図25(A)、図26(A)、図27(A)、図28(A)、図29(A)、および、図30(A)に示す構造を左右いずれかから見た図である。
まず、第1の実施形態と同様に、BOX層20上にFin30および保護膜40を形成する。次に、Fin30の側面にゲート絶縁膜50を形成する。続いて、図24に示すように、Fin30および40を被覆するようにゲート電極材料としてのポリシリコン膜410を堆積する。ポリシリコン膜410の膜厚は、例えば、100nmである。ポリシリコン膜410は、後の工程でゲート電極となる。ポリシリコン膜410に代えてアモルファスシリコン410を堆積してもよい。次に、ポリシリコン膜410上に第1の絶縁膜としてのシリコン窒化膜420を堆積する。シリコン窒化膜420の膜厚は、例えば、20nmである。シリコン窒化膜420はハードマスクとして用いられる。次に、シリコン窒化膜420上に第2の絶縁膜としてのシリコン酸化膜430を堆積する。シリコン酸化膜430の膜厚は、例えば、150nmである。シリコン酸化膜430もハードマスクとして用いられる。続いて、CMP等を用いてシリコン酸化膜430の表面を平坦化する。これにより、図24に示す構造が得られる。
次に、リソグラフィ技術およびRIEを用いて、図25(A)および図25(B)に示すようにシリコン酸化膜430をゲート電極のパターンに成形する。
フォトレジスト(図示せず)の除去後、シリコン酸化膜430をマスクとして用いて、図26(A)および図26(B)に示すように、シリコン窒化膜420をRIE等でエッチングする。
シリコン酸化膜430の除去後、シリコン窒化膜420をマスクとして用いて、図27(A)および図27(B)に示すように、ポリシリコン膜410をRIE等でエッチングする。さらに、シリコン窒化膜を除去すると、ポリシリコン膜410がゲート電極のパターンに加工された状態で残る。ポリシリコン膜410は、ゲート電極410とも呼ぶ。
次に、ゲート電極410をマスクとしてFin30に不純物を注入する。さらに、熱処理することによって、ソース・ドレイン拡散層が形成される。次に、ゲート側壁膜の材料としてTEOS膜を堆積し、このTEOS膜をRIEでエッチングする。これにより、図28(B)に示すように、ゲート電極410の側面にゲート側壁膜440が形成される。なお、ソース・ドレイン拡散層を形成するための不純物注入および熱処理は、ゲート側壁膜440の形成後に実行されてもよい。
必要に応じてゲート電極410の表面処理を行った後、図29(A)および図29(B)に示すように、金属膜450として、例えば、ニッケル膜をゲート電極410上に堆積する。金属膜450の膜厚は、例えば、約100nmである。続いて、図29(A)および図29(B)に示す構造を約450℃で熱処理する。これにより、金属膜450とゲート電極410とが反応し、ゲート電極410がニッケルシリサイドになる。
ここで、シリサイド化する前のポリシリコンから成るゲート電極410はCMP等で平坦化されていない。従って、図29(A)に示すように、ゲート電極410はほぼ均一な膜厚TGでBOX層20、Fin30等を被覆している。これにより、図29(A)の矢印で示すように、ゲート電極410はほぼ均一にフルシリサイド化される。即ち、シリサイド化後のゲート電極410は、ほぼ均一なニッケル濃度を有する。
次に、硫酸過水を用いて、未反応の金属膜450を除去する。これにより、図30(A)および図30(B)に示すように、フルシリサイド化されたゲート電極410が完成する。上述のように、ゲート電極410は、ほぼ均一なニッケル濃度を有し、Niリッチシリサイドがない。従って、未反応の金属膜450を除去するときに、Fin30の上方にあるゲート電極410を除去しない。その結果、ゲート電極410は断線しない。その後の工程は、第1の実施形態における工程と同様であるのでその説明を省略する。
第4の実施形態によれば、シリコン窒化膜420およびシリコン酸化膜430というハードマスクを用いることによって、ゲート電極410を成形している。これにより、ゲート電極410をCMP等で平坦化することなく、ゲート電極410を加工することができる。その結果、ゲート電極410がほぼ均一にフルシリサイド化されるので、Fin30の上方にあるゲート電極410は削られず、ゲート電極410は断線しない。
第4の実施形態によれば、シリコン窒化膜420およびシリコン酸化膜430という2種類のハードマスクを用いている。もし、シリコン酸化膜430のみをハードマスクとして用いた場合、ゲート電極410の成形後、シリコン酸化膜430を除去するときに、BOX層20がシリコン酸化膜430と一緒に除去されてしまう。このような不具合を防止するために、シリコン窒化膜420をゲート電極410の成形用ハードマスクとして設けている。シリコン窒化膜420をパターニングするためには、通常、ハードマスクが必要である。そこで、さらに、シリコン酸化膜430をシリコン窒化膜420の成形用ハードマスクとして設けている。
もし、BOX層20をエッチングすることなく、ハードマスクを除去することができるのであれば、シリコン窒化膜420またはシリコン酸化膜430のうち一方のみを用いてもよい。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、シリコン窒化膜420およびシリコン酸化膜430に代えて、シリコンゲルマニウム膜510を用いている点で第4の実施形態と異なる。
図31および図32は、本発明に係る第5の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す断面図である。図31(B)、および、図32(B)は、それぞれ図31(A)、および、図32(A)に示す構造を左右いずれかから見た図である。
まず、第1の実施形態と同様に、BOX層20上にFin30および保護膜40を形成する。次に、Fin30の側面にゲート絶縁膜50を形成する。続いて、図31(A)および図31(B)に示すように、Fin30および40を被覆するようにゲート電極材料としてのポリシリコン膜410を堆積する。ポリシリコン膜410に代えてアモルファスシリコン410を堆積してもよい。
次に、ポリシリコン膜410上にマスク用絶縁膜としてのシリコンゲルマニウム(SiGe)膜510を堆積する。SiGe膜510の膜厚は、例えば、200nmである。SiGe膜510はハードマスクとして用いられる。次に、CMP等を用いてSiGe膜510の表面を平坦化する。
次に、リソグラフィ技術およびRIEを用いて、SiGe膜510をゲート電極のパターンに成形する。フォトレジスト(図示せず)の除去後、SiGe膜510をマスクとして用いて、図32(A)および図32(B)に示すように、ポリシリコン膜410をRIE等でエッチングする。このとき、SiGe膜510およびポリシリコン膜410は同一工程において連続的にゲート電極のパターンに加工されてもよい。さらに、SiGe膜510を選択的に除去すると、ポリシリコン膜410がゲート電極のパターンに加工された状態で残る。SiGe膜510は、シリコン酸化膜に対して選択的に除去され得る。従って、SiGe膜510は、BOX層20をエッチングすることなく除去され得る。
その後の工程は、第4の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
第5の実施形態によれば、ゲート電極410をCMP等で平坦化することなく、SiGe膜510からなる単層のハードマスクを用いてゲート電極410を成形している。第4の実施形態のように2層のハードマスクを加工する形態よりも、単層のハードマスクの方が加工しやすい。よって、第5の実施形態では、比較的簡単な製造工程でゲート電極410を形成することができる。さらに、第5の実施形態は、第4の実施形態と同様の効果を有する。
(第6の実施形態)
第6の実施形態では、Finを形成するときに、Finの上方に導電体を予め形成する。これにより、ゲート電極がFinの上方で切断することを防止する。
図33から図41は、本発明に係る第6の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す断面図である。図39(B)、図40(B)、および、図41(B)は、それぞれ図39(A)、図40(A)、および、図41(A)に示す構造を左右いずれかから見た図である。
まず、第1の絶縁膜としてのシリコン窒化膜610をSOI層上に堆積する。次に、導電体としてのポリシリコン膜620をシリコン窒化膜610上に堆積する。続いて、第2の絶縁膜としてのシリコン窒化膜630をポリシリコン膜620上に堆積する。これにより、図33に示す構造が得られる。シリコン窒化膜610は、ポリシリコン膜620とFin30との間を絶縁する。ポリシリコン膜620は、後の工程でFin30の左右に形成されるゲート電極間を接続する。シリコン窒化膜630はハードマスクとして用いられる。
次に、リソグラフィ技術およびRIEを用いて、シリコン窒化膜630をFinのパターンに加工される。次に、パターニング後のシリコン窒化膜630をマスクとして用いて、ポリシリコン膜620、シリコン窒化膜610およびSOI層30をRIEでエッチングする。これにより、図34に示すように、Fin部640が形成される。パターニング後のSOI層30がFinのボディとなる。従って、パターニング後のSOI層30をFin30とも呼ぶ。
次に、図35に示すように、ゲート絶縁膜650として、例えば、ハフニウムシリケート(HfSiO)膜を、Fin部640を被覆するように堆積する。なお、ゲート絶縁膜650は、Fin部640を酸化することによって形成されたシリコン酸化膜であってもよい。
次に、Fin部460を被覆するように、ポリシリコン膜660を堆積する。RIEまたはCDE等を用いて、ポリシリコン膜660をエッチバックし、ポリシリコン膜620の底面レベル以下までエッチングバックする。これにより、図36に示すように、ポリシリコン膜620の側面を被覆するゲート絶縁膜650を露出させる。
次に、図37に示すように、露出したゲート絶縁膜650を除去し、ポリシリコン膜620の側面を露出させる。ポリシリコン膜620の側面を洗浄した後、再度、Fin部640を被覆するようにポリシリコン膜661を堆積する。あるいは、Fin部640を被覆するようにシリコンをエピタキシャル成長させてもよい。このように形成されたポリシリコン膜661は、図38に示すように、ポリシリコン660およびポリシリコン膜620と一体化する。
次に、CMP等を用いてポリシリコン膜661の表面を平坦化する。このとき、シリコン窒化膜630を露出させるが、ポリシリコン膜620はシリコン窒化膜630で被覆された状態のままとする。
次に、リソグラフィ技術およびRIEを用いて、シリコン窒化膜マスク640およびポリシリコン膜661、660をゲート電極のパターンに加工する。これにより、図39(A)および図39(B)に示すようにゲート電極662が形成される。
次に、図40に示すように、ゲート電極662の側面に側壁膜670を形成する。側壁膜670は、例えば、TEOS膜から成る。次に、Fin30に不純物を注入し、さらに、熱処理を施すことによりソース・ドレイン拡散層を形成する。必要に応じてゲート電極662の表面処理を行った後、金属膜110として、例えば、ニッケルをゲート電極662上に堆積する。金属膜110の膜厚は、例えば、約100nmである。これにより、図40(A)および図40(B)に示す構造が得られる。続いて、図40(A)および図40(B)に示す構造を約450℃で熱処理する。これにより、金属膜110とゲート電極662とが反応し、ゲート電極662がニッケルシリサイドになる。
次に、硫酸過水を用いて、未反応の金属膜110を除去する。これにより、図41(A)および図41(B)に示すように、フルシリサイド化されたゲート電極662aおよび662bが完成する。なお、層間膜を堆積し、この層間膜をエッチバックすることによってゲート電極662の表面を露出させ、その後、ゲート電極662をシリサイド化してもよい。
その後の工程は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
第6の実施形態では、シリサイド化する前にゲート電極662が平坦化されている。従って、シリサイド化後のゲート電極662のうち、上部のゲート電極662aはNiリッチシリサイドとなり、下部のゲート電極662bはSiリッチシリサイドとなる。よって、未反応の金属膜110を除去するときに、ゲート電極662aが削られる場合がある。しかし、第6の実施形態では、ポリシリコン膜620が導電体としてFin部640の左右に設けられたゲート電極662を接続している。従って、ゲート電極662が切断するという問題が生じない。
第6の実施形態によれば、導電体120は、ゲート電極62の上面よりも低い位置に設けられている。さらに、第6の実施形態による半導体装置は、導電体120の上に設けられた第2の絶縁膜としてシリコン窒化膜630をさらに具備する。シリコン窒化膜630が導電体120をエッチングから保護するので、Fin30の両側面にあるゲート電極62が低抵抗の導電体で電気的に接続されている。従って、半導体装置は、ゲート電極を高抵抗化させることなく、正常に動作することができる。
上記の実施形態において、シリサイドを形成のための熱処理は、1度に限定しない。即ち、この熱処理は、複数回に分けて処理してもよい。ゲート絶縁膜は、シリコン酸化膜、ハフニウムシリケートのほか、シリコン酸化膜よりも高誘電率を有する高誘電体材料、そのような高誘電体材料の酸化膜、そのような高誘電体材料の酸窒化膜等であってもよい。
上記実施形態では、SOI基板を用いた。しかし、バルクシリコン基板を用いてもよい。
本発明に係る第1の実施形態に従った半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図1に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図2に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図3に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図4に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図5に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図6に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 A−A線に沿った断面図および図7のB−B線に沿った断面図。 図8に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図9に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図10に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図7のA−A線に沿った断面に相当する断面図およびB−B線に沿った断面に相当する断面図。 図12に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図13に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図14に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 本発明に係る第3の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す斜視図。 図16に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図17に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図18に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図7のA−A線に沿った断面に相当する断面図および図7のB−B線に沿った断面に相当する断面図。 図20に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図21に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 図22に続く半導体装置の製造方法を示す斜視図。 本発明に係る第4の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す断面図。 図24に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図25に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図26に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図27に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図28に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図29に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 本発明に係る第5の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す断面図。 図31に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 本発明に係る第6の実施形態に従った半導体装置の製造方法の流れを示す断面図。 図33に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図34に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図35に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図36に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図37に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図38に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図39に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。 図40に続く半導体装置の製造方法を示す断面図。
符号の説明
10…バルク
20…絶縁層
30…Fin
40…保護膜
50…ゲート絶縁膜
60…ゲート電極材料
62…ゲート電極
70…ハードマスク
80…ゲート側壁膜
90…層間絶縁膜
110…金属
115…溝
120…導電体

Claims (7)

  1. 半導体材料から成り、上面が保護膜で被覆されたFinを絶縁層上に形成し、
    前記Finの側面にゲート絶縁膜を形成し、
    前記Finを被覆するようにゲート電極材料を堆積し、
    前記ゲート電極材料を平坦化し、
    前記ゲート電極材料を加工することによってゲート電極を形成し、
    前記ゲート電極を被覆するように層間絶縁膜を堆積し、
    前記ゲート電極の上面を露出させ、
    前記ゲート電極の上面上に金属を堆積し、
    前記ゲート電極と前記金属とを反応させることによって前記ゲート電極をシリサイド化し、
    前記金属のうち未反応の金属を除去することによって、前記保護膜の上面上に溝が形成され、
    前記溝に導電体を充填することを具備する半導体装置の製造方法。
  2. 半導体材料から成り、上面が保護膜で被覆されたFinを絶縁層上に形成し、
    前記Finの側面にゲート絶縁膜を形成し、
    前記Finを被覆するようにゲート電極材料を堆積し、
    前記ゲート電極材料を平坦化することによって、前記保護膜の上面を露出させ、
    前記ゲート電極材料および前記保護膜上に、前記ゲート電極材料とは異なるキャップ材を堆積し、
    前記ゲート電極材料および前記キャップ材を加工することによって、ゲート電極と該ゲート電極の上面を被覆するキャップとを形成し、
    前記ゲート電極および前記キャップを被覆するように層間絶縁膜を堆積し、
    前記層間絶縁膜を平坦化することによって前記キャップの上面を露出させ、
    前記キャップを除去することによって、前記ゲート電極および前記保護膜のそれぞれの上面を露出させるとともに、前記ゲート電極および前記保護膜の上面上に溝を形成し、
    前記ゲート電極の上面上に金属を堆積し、
    前記ゲート電極と前記金属とを反応させることによって前記ゲート電極をシリサイド化し、
    前記金属のうち未反応の金属を除去し、
    前記溝に導電体を充填することを具備する半導体装置の製造方法。
  3. 半導体材料から成り、上面が保護膜で被覆されたFinを絶縁層上に形成し、
    前記Finの側面にゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート電極材料を形成し、
    前記Finおよび前記ゲート電極材料を被覆するように、前記ゲート電極材料とは異なる被覆材を堆積し、
    前記被覆材を平坦化し、
    前記被覆材および前記ゲート電極材料を加工することによって、ゲート電極と該ゲート電極の上面を被覆する被覆部とを形成し、
    前記ゲート電極および前記被覆部の側面にゲート側壁部を形成し、
    前記ゲート電極および前記被覆部を覆うように層間絶縁膜を堆積し、
    前記層間絶縁膜を平坦化することによって前記被覆材の上面を露出させ、
    前記被覆材を除去することによって、前記ゲート電極の上面上および側部に溝を形成し、
    前記ゲート電極の上面および側面上に金属を堆積し、
    前記ゲート電極と前記金属とを反応させることによって前記ゲート電極をシリサイド化し、
    前記金属のうち未反応の金属を除去し、
    前記溝に導電体を充填することを具備する半導体装置の製造方法。
  4. 半導体材料から成り、上面が保護膜で被覆されたFinを絶縁層上に形成し、
    前記Finの側面にゲート絶縁膜を形成し、
    前記Finを被覆するようにゲート電極の材料を堆積し、
    前記ゲート電極の材料を被覆するように第1の絶縁膜を堆積し、
    前記第1の絶縁膜を被覆するように第2の絶縁膜を堆積し、
    前記第2の絶縁膜を平坦化し、
    前記第2の絶縁膜をゲート電極のパターンに成形し、
    前記第2の絶縁膜をマスクとして前記第1の絶縁膜を前記ゲート電極のパターンに成形し、
    前記第1の絶縁膜をマスクとして前記ゲート電極の材料を前記ゲート電極のパターンに成形し、
    前記ゲート電極上に金属を堆積し、
    前記ゲート電極と前記金属とを反応させることによって前記ゲート電極をシリサイド化することを具備する半導体装置の製造方法。
  5. 半導体材料から成り、上面が保護膜で被覆されたFinを絶縁層上に形成し、
    前記Finの側面にゲート絶縁膜を形成し、
    前記Finを被覆するようにゲート電極の材料を堆積し、
    前記ゲート電極の材料を被覆するようにマスク用絶縁膜を堆積し、
    前記マスク用絶縁膜を平坦化し、
    前記マスク用絶縁膜をゲート電極のパターンに成形し、
    前記マスク用絶縁膜をマスクとして前記ゲート電極の材料を前記ゲート電極のパターンに成形することによって、前記ゲート電極を形成することを具備する半導体装置の製造方法。
  6. 半導体層上に第1の絶縁膜、導電体、および第2の絶縁膜を順に堆積し、
    前記第2の絶縁膜をパターニングし、
    パターニング後の前記第2の絶縁膜をマスクとして用いて、前記導電体、前記第1の絶縁膜および前記半導体層をエッチングすることによってFin部を形成し、
    前記Fin部の側面にゲート絶縁膜を形成し、
    前記Fin部を被覆するようにゲート電極の材料を堆積し、
    前記ゲート電極の材料を前記導電体の底面レベル以下までエッチングし、
    前記導電体の側面に形成された前記ゲート絶縁膜を除去し、
    前記導電体および前記第2の絶縁膜を被覆するように前記ゲート電極の材料をさらに堆積し、
    前記ゲート電極の材料を平坦化し、
    前記ゲート電極の材料をゲート電極のパターンに成形し、
    前記マスク用絶縁膜をマスクとして前記ゲート電極の材料を前記ゲート電極のパターンに成形することによって、前記ゲート電極を形成することを具備する半導体装置の製造方法。
  7. 絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成され、半導体材料から成るFinと、
    前記Finの側面に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記Finの両側面に設けられたゲート電極と、
    前記Fin上に設けられ、前記Finの一方の側面にある前記ゲート電極と他方の側面にある前記ゲート電極と接続する導電体とを具備した半導体装置。
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