JP2007164335A - データ配信装置、データの配信方法、データの配信プログラム、通信端末装置、データの取得方法およびデータの取得プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者の煩雑な作業を解消し、操作者の嗜好特性に適したコンテンツデータを容易にかつ的確に配信することができるデータ配信装置等を提供すること。
【解決手段】携帯用電話機100は、コンテンツデータを取得する毎に各属性における取得回数を計数し、操作者が配信を希望するコンテンツデータの選択指示をすることなく、操作者の嗜好特性に適したコンテンツデータの配信を実行するために、当該嗜好特性の判断の基準となる当該計数された取得回数を取得回数データとしてサーバ装置300に所定のタイミングに送信するようになっている。
【選択図】図1
【解決手段】携帯用電話機100は、コンテンツデータを取得する毎に各属性における取得回数を計数し、操作者が配信を希望するコンテンツデータの選択指示をすることなく、操作者の嗜好特性に適したコンテンツデータの配信を実行するために、当該嗜好特性の判断の基準となる当該計数された取得回数を取得回数データとしてサーバ装置300に所定のタイミングに送信するようになっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種のコンテンツデータを通信端末装置に対して配信するデータ配信装置および当該通信端末装置の技術分野に属する。
近年、無線通信技術や種々の回路素子および表示装置の小型化など、周辺技術の発達に伴って、携帯用電話機などの通信端末装置が急速に普及している。また、これらの通信端末装置が普及するにつれて、当該通信端末装置を音データまたは動画像を含む画像データの再生機として用いること、および、情報提供者が第三者に提供しているホームページなどのドキュメントデータの閲覧や所定のデータの取得を行うための端末機として用いることなど、音データ、画像データまたはドキュメントデータに基づく種々の機能が拡張された通信端末装置も普及している。
特に、最近では、操作者の嗜好特性を把握しつつ、当該操作者に適したコンテンツデータを提供する通信システムまたは通信端末装置が知られている。具体的には、この通信システムは、操作者の嗜好特性を把握するための種々の情報を登録し、当該登録情報に基づいて提供すべきコンテンツデータを告知するようになっている(例えば、特許文献1)。
特開2003−296358号公報
しかしながら、上述のような通信システムであっては、操作者の指向特性を把握するために種々の情報を登録する必要があるので、嗜好特性に基づくコンテンツデータの告知または提供を行うにあたり、操作者の煩雑な作業を解消することができない。
本発明は、上記の課題の一例を解決するものとして、操作者の煩雑な作業を解消し、操作者の嗜好特性に適したコンテンツデータを容易にかつ的確に配信することができるデータ配信装置またはデータ配信方法等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、コンテンツデータとともに当該コンテンツデータの属性を示す属性情報を通信端末装置に配信するデータ配信装置であって、前記通信端末装置に配信するコンテンツデータが属性に対応付けられて記憶されるとともに、新たなコンテンツデータが順次登録されるデータベースと、前記コンテンツデータを前記通信端末装置に配信する際に、当該配信される通信端末装置がコンテンツデータを取得する毎に計数したコンテンツデータの属性情報によって示される各属性の取得回数を取得回数データとして前記各通信端末装置から取得する取得手段と、前記取得した取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定する決定手段と、前記データベースに新たなコンテンツデータが登録された場合に、当該登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性とを比較する比較手段と、前記比較した結果、前記登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性一致した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する配信手段と、を備える構成を有している。
この構成により、請求項1に記載の発明は、通信端末装置がコンテンツデータを取得する毎に計数したコンテンツデータの各属性の取得回数に基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定するとともに、データベースに新たなコンテンツデータが登録された場合であって、当該コンテンツデータの属性が前記決定された属性と一致した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する。
したがって、請求項1に記載の発明は、取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断することができるので、当該操作者に適したコンテンツデータを、的確にかつ煩雑な作業を行なわせることなく、通信端末装置に配信することができるとともに、当該操作者の利便性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ配信装置において、前記配信手段が、前記新たに登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性とを比較した結果、当該登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性一致した場合に、当該コンテンツデータが新たに前記データベースに登録された旨を示す文書データを該当する通信端末装置に送信し、前記通信端末装置が前記文書データに基づいて前記新たに登録されたコンテンツデータの配信を希望する指示を受信した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する構成を有している。
また、請求項2に記載の発明は、登録されたコンテンツデータの属性と決定された属性一致した場合に、当該コンテンツデータが新たにデータベースに登録された旨を示す文書データを該当する通信端末装置に送信し、通信端末装置が文書データに基づいて前記新たに登録されたコンテンツデータの配信を希望する指示を受信した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する。
したがって、請求項2に記載の発明は、操作者に配信の有無を一度確認してコンテンツデータを配信することができ、操作者に適したコンテンツデータを操作者における煩雑な作業を省略することができる一方、操作者の許可無くコンテンツデータを配信することを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のデータ配信装置において、前記取得手段が、音データ、画像データまたは文書データの少なくとも何れか一のデータをコンテンツデータとして取得することによって生成された取得回数データを前記通信端末装置から取得するとともに、前記配信手段が、前記決定された属性に対応付けられた音データ、画像データまたは文書データの少なくとも何れか一方のデータを、当該属性を示す属性情報とともにコンテンツデータとして前記通信端末装置に配信する構成を有している。
この構成により、請求項3に記載の発明は、音データ、画像データまたは文書データの少なくとも何れか一のデータをコンテンツデータとして取得することによって生成された取得回数データを通信端末装置から取得するとともに、決定された属性に対応付けられた音データ、画像データまたは文書データの少なくとも何れか一方のデータを、当該属性を示す属性情報とともにコンテンツデータとして通信端末装置に配信する。
したがって、請求項3に記載の発明は、音データ、画像データまたは文書データに基づいて操作者の嗜好特性を判断することができるとともに、音データ、画像データまたは文書データをコンテンツデータとして配信することができ、他の種別のコンテンツデータに基づいて操作者の嗜好特性に合致するコンテンツデータを配信することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載のデータ配信装置において、前記コンテンツデータの属性が複数の異なるカテゴリ毎に分類され、各属性における取得回数とともに当該各カテゴリ毎に取得回数が計数されている場合に、前記取得手段が、各属性における取得回数とともに計数された当該各カテゴリ毎の取得回数を前記取得回数データとして取得するとともに、前記決定手段が、前記取得した各属性および各カテゴリの取得回数を有する取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定する構成を有している。
この構成により、請求項4に記載の発明は、各属性における取得回数とともに計数された当該各カテゴリ毎の取得回数を取得回数データとして取得するとともに、取得した各属性および各カテゴリの取得回数を有する取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定する。
したがって、請求項4に記載の発明は、コンテンツデータの属性だけでなくカテゴリも考慮して操作者に適したコンテンツデータを配信することができるので、さらに的確に操作者の嗜好特性に合致したコンテンツデータを配信することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載のデータ配信装置において、前記配信手段が、前記コンテンツデータを配信する際には当該コンテンツデータとともに当該コンテンツデータにおける属性情報を配信する構成を有している。
この構成により、請求項5に記載の発明は、コンテンツデータを配信する際には当該コンテンツデータとともに当該コンテンツデータにおける属性情報を配信するので、各携帯用電話機においてコンテンツデータが配信される毎に、取得回数データにおける各属性における取得回数をカウントさせることができるので、操作者に適したコンテンツデータを配信しつつも、更に操作者の嗜好特性を判断する要素を提供することによって、らに的確に操作者の嗜好特性に合致したコンテンツデータを配信することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載のデータ配信装置において、前記決定手段が、所定の基準を満たす前記取得回数データによって示される取得回数に対応する属性を、配信すべきコンテンツデータの属性と決定する構成を有している。
この構成により、請求項6に記載の発明は、所定の基準を満たす前記取得回数データによって示される取得回数に対応する属性を、配信すべきコンテンツデータの属性と決定する。
したがって、請求項6に記載の発明は、取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断することができるので、当該操作者に適したコンテンツデータを、的確にかつ煩雑な作業を行なわせることなく、通信端末装置に配信することができるとともに、当該操作者の利便性を向上させることができる。
また、請求項7に記載の発明は、コンテンツデータとともに当該コンテンツデータの属性を示す属性情報を通信端末装置に配信するデータの配信方法であって、前記通信端末装置に配信するデータベースに属性に対応付けられて記憶されたコンテンツデータを前記通信端末装置に配信する際に、当該配信される通信端末装置がコンテンツデータを取得する毎に計数したコンテンツデータの属性情報によって示される各属性の取得回数を取得回数データとして前記各通信端末装置から取得する取得工程と、前記取得した取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定する決定工程と、前記データベースに新たなコンテンツデータが登録された場合に、当該登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性とを比較する比較工程と、前記比較した結果、前記登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性一致した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する配信工程と、を含む構成を有している。
この構成により、請求項7に記載の発明は、通信端末装置がコンテンツデータを取得する毎に計数したコンテンツデータの各属性の取得回数に基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定するとともに、データベースに新たなコンテンツデータが登録された場合であって、当該コンテンツデータの属性が前記決定された属性と一致した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する。
したがって、請求項7に記載の発明は、取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断することができるので、当該操作者に適したコンテンツデータを、的確にかつ煩雑な作業を行なわせることなく、通信端末装置に配信することができるとともに、当該操作者の利便性を向上させることができる。
また、請求項8に記載の発明は、コンピュータによって、コンテンツデータとともに当該コンテンツデータの属性を示す属性情報を通信端末装置に配信させるデータの配信プログラムであって、前記コンピュータを、前記通信端末装置に配信するデータベースに属性に対応付けられて記憶されたコンテンツデータを前記通信端末装置に配信する際に、当該配信される通信端末装置がコンテンツデータを取得する毎に計数したコンテンツデータの属性情報によって示される各属性の取得回数を取得回数データとして前記各通信端末装置から取得する取得手段、前記取得した取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定する決定手段、前記データベースに新たなコンテンツデータが登録された場合に、当該登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性とを比較する比較手段、前記比較した結果、前記登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性一致した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する配信手段、として機能させる構成を有している。
この構成により、請求項8に記載の発明は、通信端末装置がコンテンツデータを取得する毎に計数したコンテンツデータの各属性の取得回数に基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定するとともに、データベースに新たなコンテンツデータが登録された場合であって、当該コンテンツデータの属性が前記決定された属性と一致した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する。
したがって、請求項8に記載の発明は、取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断することができるので、当該操作者に適したコンテンツデータを、的確にかつ煩雑な作業を行なわせることなく、通信端末装置に配信することができるとともに、当該操作者の利便性を向上させることができる。
また、請求項9に記載の発明は、コンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報と共にサーバ装置から取得して操作者に提供する通信端末装置であって、前記配信されたコンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに取得する取得手段と、前記コンテンツデータを取得する毎に取得した属性情報によって示される属性毎の取得回数を計数する計数手段と、前記コンテンツデータの配信を指示する際に、前記各属性の取得回数を示す取得回数データを前記サーバ装置に送信する送信手段と、を備え、前記取得手段が、前記取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータとして決定されたコンテンツデータをサーバ装置から取得する構成を有している。
この構成により、請求項9に記載の発明は、コンテンツデータを取得する毎に取得した属性情報によって示される属性毎の取得回数を計数するとともに、コンテンツデータの配信を指示する際に、各属性の取得回数を示す取得回数データをサーバ装置に送信し、取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータとして決定されたコンテンツデータをサーバ装置から取得する。
したがって、請求項9に記載の発明は、取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断することができるので、当該操作者に適したコンテンツデータを、的確にかつ煩雑な作業を行なわせることなく、コンテンツデータを取得することができるとともに、当該操作者の利便性を向上させることができる。
また、請求項10に記載の発明は、コンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報と共にサーバ装置から取得して操作者に提供するデータの取得方法であって、前記配信されたコンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに取得する取得工程と、前記コンテンツデータを取得する毎に取得した属性情報によって示される属性毎の取得回数を計数する計数工程と、前記コンテンツデータの配信を指示する際に、前記各属性の取得回数を示す取得回数データを前記サーバ装置に送信する送信工程と、を含み、前記取得工程においては、前記取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータとして決定されたコンテンツデータをサーバ装置から取得する構成を有している。
この構成により、請求項10に記載の発明は、コンテンツデータを取得する毎に取得した属性情報によって示される属性毎の取得回数を計数するとともに、コンテンツデータの配信を指示する際に、各属性の取得回数を示す取得回数データをサーバ装置に送信し、取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータとして決定されたコンテンツデータをサーバ装置から取得する。
したがって、請求項10に記載の発明は、取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断することができるので、当該操作者に適したコンテンツデータを、的確にかつ煩雑な作業を行なわせることなく、コンテンツデータを取得することができるとともに、当該操作者の利便性を向上させることができる。
また、請求項11に記載の発明は、コンピュータによって、コンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報と共にサーバ装置から取得して操作者に提供するデータの取得プログラムであって、前記コンピュータを、前記配信されたコンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに取得する取得手段、前記コンテンツデータを取得する毎に取得した属性情報によって示される属性毎の取得回数を計数する計数手段、前記コンテンツデータの配信を指示する際に、前記各属性の取得回数を示す取得回数データを前記サーバ装置に送信する送信手段、として機能させ、前記取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータとして決定されたコンテンツデータをサーバ装置から取得する前記取得手段として機能させる構成を有している。
この構成により、請求項11に記載の発明は、コンテンツデータを取得する毎に取得した属性情報によって示される属性毎の取得回数を計数するとともに、コンテンツデータの配信を指示する際に、各属性の取得回数を示す取得回数データをサーバ装置に送信し、取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータとして決定されたコンテンツデータをサーバ装置から取得する。
したがって、請求項11に記載の発明は、取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断することができるので、当該操作者に適したコンテンツデータを、的確にかつ煩雑な作業を行なわせることなく、コンテンツデータを取得することができるとともに、当該操作者の利便性を向上させることができる。
本願発明は、取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断することができるので、当該操作者に適したコンテンツデータを、的確にかつ煩雑な作業を行なわせることなく、コンテンツデータを取得することができるとともに、当該操作者の利便性を向上させることができる。
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下に説明する実施の形態は、音データ、動画像データを含む画像データの再生機能またはWWW(World Wide Web)システムを使ってインターネット上に公開されたWebページのドキュメントデータ(以下、「Webページデータ」という。)などのコンテンツデータの表示機能を有する携帯用電話機に対して当該コンテンツデータを配信するデータ配信システムに対して本願のデータ配信装置、データ配信方法および通信端末装置等を適用した場合の実施形態である。
まず、図1を用いて本実施形態のデータ配信システムの構成および当該データ配信システムを構成する装置の概略動作について説明する。なお、図1は、本実施形態のデータ配信システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態のデータ配信システムSは、図1に示すように、音データ、画像データおよびWebページデータの各種のコンテンツデータにおける再生機能および表示機能を有する携帯用電話機100と、任意の場所に固定設置され、各種のコンテンツデータを当該コンテンツデータのジャンルなどの属性を示す属性情報とともに携帯用電話機100に配信するデータ配信サーバ装置300(以下、単に「サーバ装置」という。)300と、から構成される。
本実施形態の各携帯用電話機100は、基地局を介して電話公衆網回線またはインターネットなどのネットワークに接続するとともに、サーバ装置300と接続され、当該サーバ装置300と種々のデータ通信を行うようになっている。
特に、本実施形態の各携帯用電話機100は、他の電話機との通話を行う際の着信音または楽曲などの音データを再生すること、動画像データを含む画像データを表示すること、および、Webページデータを構成するリソースデータを取得して操作者に閲覧可能に表示することができるようになっており、これらの各種のコンテンツデータをサーバ装置300から取得するようになっている。
また、この各携帯用電話機100は、コンテンツデータを取得する際に当該コンテンツデータが属する属性、例えば、ロック、ジャズ、ポップスなどの音データのジャンル、または、野球、サッカーなどの提供されるコンテンツデータの内容に関する種別を示すジャンルなどの属性情報を取得するようになっている。そして、この各携帯用電話機100は、コンテンツデータを取得する毎に各属性における取得回数を計数し、操作者が配信を希望するコンテンツデータの選択指示をすることなく、操作者の嗜好特性に適したコンテンツデータの配信(以下、「嗜好特性配信」という。)を実行するために、当該嗜好特性の判断の基準となる当該計数された取得回数を取得回数データとしてサーバ装置300に所定のタイミングに送信するようになっている。
本実施形態のサーバ装置300は、各携帯用電話機100における指示に基づいて各種のコンテンツデータを当該各携帯用電話機100に配信する他に、所定のタイミングに、携帯用電話機100から取得回数データを取得するようになっており、コンテンツデータが新たに登録される毎に、当該取得した取得回数データに基づいて当該コンテンツデータを配信すべきか否か決定し、該当する携帯用電話機100おける指示が為された場合に、当該コンテンツデータがサーバ装置300に登録された旨を、携帯用電話機100において登録されたコンテンツデータの配信指示を行う際に用いるデータ(以下、「配信指示データ」という。)とともに文書データとして当該該当する携帯用電話機100に送信するようになっている。
また、このサーバ装置300は、携帯用電話機100が当該文書データに基づいて、すなわち、配信指示データに基づいて新たに登録されたコンテンツデータの配信を希望する指示が為された場合に、当該配信指示データに基づいて該当するコンテンツデータを当該携帯用電話機100に配信するようになっている。
特に、本実施形態のサーバ装置300は、操作者に適したコンテンツデータが新たに登録された旨を文書データとして通知するために、または、当該コンテンツデータを配信するために、携帯用電話機100を特定するための識別情報であるユーザID(以下、「UID」ともいう。)を用いるようになっている。
なお、配信指示データとは、コンテンツデータのネットワーク上における格納位置を示すアドレスを携帯用電話機100にて表示させるためのデータであり、例えば、URL(Uniform Resource Locator)と呼ばれるコンテンツデータが所定のサーバ装置300に格納されている際のアドレスを示すデータである。
このように、本実施形態のデータ配信システムSは、各携帯用電話機100において計数された各属性毎の取得回数を示す取得回数データに基づいて各携帯用電話機100それぞれに適した各種のコンテンツデータの配信を行うようになっており、既に取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断するようになっている。
したがって、本実施形態のデータ配信システムSは、取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断することができるので、当該操作者に適したコンテンツデータを、的確にかつ煩雑な作業を行なわせることなく、通信端末装置に配信することができるようになっている。
次に、図2を用いて本実施形態における携帯用電話機100の構成について説明する。なお、図2は、本実施形態における携帯用電話機100の構成を示す構成図である。
本実施形態の携帯用電話機100は、図2に示すように、図示しないアンテナを介して他の通信端末装置またはサーバ装置300との通信を行う電話機用通信制御部110と、所定のサーバ装置300から取得された各種のコンテンツデータその他のデータが格納されるデータ格納部120と、音データを再生する再生処理部130と、変換された音信号の信号レベルを増幅し、呼出音拡声用のスピーカ(以下、「呼出音拡声用スピーカ」という。)SP1に出力する電力増幅器140と、を備えている。
また、この携帯用電話機100は、画像データ、Webページデータおよび操作時の各種の表示を行う表示部150と、当該表示部150の表示制御を行う表示制御部160と、サーバ装置300に新たにコンテンツデータが登録された際の告知または当該コンテンツデータの取得に関する処理の実行と取得回数の計数をアプリケーションとして実行するアプリケーション管理部170と、を備えている。
さらに、この携帯用電話機100は、各部を制御する電話機用システム制御部180と、各部を制御する際に用いられるROM/RAM190と、各種の操作を行う操作部200と、他の電話機との通話を行う際に音声が入力されるマイクロホンMと、入力された音声を所定の信号に処理する音声処理部210と、通話時に受話音声を受話用スピーカSP2に出力するための受話制御部220と、を備えている。
なお、本実施形態の電話機用通信制御部110は、本発明の取得手段および送信手段を構成し、アプリケーション管理部170は、本発明の取得手段を構成する。
電話機用通信制御部110は、図示しないアンテナを介して電話公衆網回線またはインターネットなどのネットワークに接続されるようになっており、電話機用システム制御部180の制御の下、HTTPなどの所定の通信規格に基づいて、携帯用電話機100などの他の通信端末装置またはサーバ装置300との通信制御を行うようになっている。
特に、本実施形態の電話機用通信制御部110は、アプリケーション管理部170と連動して音データ、画像データおよびWebページデータなどの新たにサーバ装置300にコンテンツデータが登録された旨を示す文書データを受信するための通信制御、当該新たに登録されたコンテンツデータおよびこの属性情報とをサーバ装置300から取得するための通信制御を行うようになっている。
また、この電話機用通信制御部110は、所定のタイミング、例えば、一ヶ月毎にまたは予め定められた日時に、携帯用電話機100を特定するためのUIDとともに取得回数データをサーバ装置300に送信するための通信制御を行うようになっている。
データ格納部120には、サーバ装置300から取得した音データなどのコンテンツデータが格納されるとともに、これらのデータの他に、他の通信端末装置の所有者の名称を示す氏名、通称名などの名称情報毎に、電話番号を示す電話番号情報、メールアドレスの情報(以下、「アドレス情報」という。)などの種々の情報が格納されるようになっている。
再生処理部130は、他の電話機に基づく着信が生じた際に、または、操作者の指示に基づいて、電話機用システム制御部180の制御の下、データ格納部120に格納されている音データを読み出し、呼出音拡声用スピーカSP1から拡声するために、オーディオデータの生成および所定の処理を行い、電力増幅器140に出力するようになっている。
具体的には、再生処理部130は、所定の形式の音データをデコードするとともに、音源データその他のデータを用いてオーディオデータを生成するようになっており、当該生成されたオーディーデータに対して周波数特性の調整処理およびデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログ(以下、「D/A」という。)変換処理などの所定のDSP(Digital Signal Processor)処理を行い、アナログ信号に変換された音信号を電力増幅器140に出力するようになっている。
電力増幅器140には、DSP処理された音信号が入力されるようになっており、この電力増幅器140は、電話機用システム制御部180の制御の下、操作部200よって指定された音量の指示に基づいて音信号の信号レベルを増幅し、増幅された音信号を呼出音拡声用スピーカSP1に出力するようになっている。
なお、本実施形態の呼出拡声用スピーカSP1は、着信音の拡声の他に、視聴目的によって拡声される音データについても拡声を行うようになっている。
表示部150は、液晶素子またはEL(Electro Luminescence)素子によって構成され、表示制御部160にて生成された表示データに基づいて所定の画像を表示するようになっている。
表示制御部160は、電話機用システム制御部180の制御の下、他の電話機との通話を行う際に、または、他の通信端末装置と通信を行う際に表示部150に種々の画像を表示するための表示データを生成する他に、アプリケーション管理部170と連動してサーバ装置300に新たにコンテンツデータが登録された旨を示す文書データを表示部150に表示するための表示データを生成するとともに、画像データを再生する際に、または、Webページデータを表示する際に、表示部150に表示するための表示データを生成するようになっている。
なお、本実施形態の表示制御部160は、Webページデータを表示部150に表示する際には、アプリケーション管理部170と連動し、JAVAスクリプト(JAVASCRIPT/登録商標:第4314413号)その他の表示機能を拡張させたリソースデータを表示するための種々の表示制御を行うようになっている。
アプリケーション管理部170は、サーバ装置300に新たにコンテンツデータが登録された旨を示す文書データを取得し、表示制御部160と連動して当該文書データの表示制御を行う文書データ取得表示制御と、配信されるコンテンツデータを取得し、コンテンツデータベース330に登録するとともに当該コンテンツデータの各属性を認識して取得回数を計数するコンテンツデータの取得処理と、を行うようになっている。
アプリケーション管理部170は、一時間毎になど予め定められたタイミングにて電話機用通信制御部110にサーバ装置300とデータ通信を行い、UIDに基づいて当該携帯用電話機100に送信すべき文書データ、すなわち、新たにサーバ装置300に登録されたコンテンツデータがある旨を通知するための文書データの有無を問い合わせするようになっており、送信すべき新たな文書データが有る場合には、当該文書データを取得するようになっている。
また、このアプリケーション管理部170は、サーバ装置300から文書データを取得すると、表示制御部160を連動して、当該文書データと当該文書データに含まれる配信指示データに基づくコンテンツデータの配信の実行を促すための表示とを操作者に閲覧可能に表示部150に表示させるようになっている。そして、このアプリケーション管理部170は、操作部200における選択操作によって表示されたコンテンツデータの配信を実行する旨の指示が入力されると、電話機用通信制御部110にサーバ装置300とのデータ通信を行わせ、当該コンテンツデータと当該コンテンツデータの属性情報とを取得するとともに、当該取得したコンテンツデータをデータ格納部120に記憶するようになっている。
例えば、本実施形態のアプリケーション管理部170は、音データとして、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)フォーマット、SMAF(Synthetic Music Mobile Application Format)またはMLD形式のデータを取得するようになっている。また、例えば、このアプリケーション管理部170は、画像データとして、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)形式、GIF(Graphics Interchange Format)形式、PNG(Portable Network Graphics)形式、BMP(Bit MaP)形式、MPEG−2(Moving Picture Coding Experts Group Layer-2)形式、MPEG−4(Moving Picture Coding Experts Group Layer-4)形式のデータを取得するようになっている。さらに、例えば、このアプリケーション管理部170は、Webページデータとして、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(eXtensible Markup Language)といったマークアップ言語によって記述されたて構成されたリソースデータを取得するようになっている。
上記に加えて、例えば、本実施形態のアプリケーション管理部170は、音データおよび画像データの属性情報としては、別途当該各データに添付された属性情報を取得するとともに、Webページでの属性情報としては、別途当該Webページデータに添付された属性情報またはリソースデータ内に記述された所定のタグと呼ばれる識別子にて示される属性情報を認識して取得するようになっている。
一方、本実施形態のアプリケーション管理部170は、当該コンテンツデータを取得する毎に属性情報によって示される属性を認識し、各属性に対する取得回数を計数するようになっており、当該各属性の各計数された値を、所定のタイミングにて取得回数データとして、電話機用通信制御部110と連動してサーバ装置300に送信するようになっている。特に、本実施形態のアプリケーション管理部170は、属性に対する取得回数の値を計数する際に、コンテンツデータの種別も記憶し、当該種別に関する情報においても取得回数データとしてサーバ装置300に送信するようになっている。
例えば、本実施形態のアプリケーション管理部170は、図3に示すように、音楽のジャンルである「レゲエ」、「J−POP」、「HIP HOP」またはスポーツのジャンルである「野球」「サッカー」などの各属性毎にコンテンツデータの種別とともに計数するようになっている。
なお、本実施形態のアプリケーション管理部170は、例えば、取得回数データをサーバ装置300に送信する毎に、または、計数開始から所定の期間経過毎に、当該カウンタをリセットするようになっている。
電話機用システム制御部180は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されるとともに、バスBによって各部と接続されており、携帯用電話機100の全般的な機能を総括的に制御するようになっている。
具体的には、本実施形態のシステム制御部は、通話機能、通信機能などの携帯用電話機100全体の動作を制御する際に、ROM/RAM190に格納される制御プログラムを読み出して各処理を実行し、当該ROM/RAM190に処理中のデータを一時的に保持するようになっている。
操作部200は、各操作指令を入力する操作ボタン、テンキーおよびその他の数字キーなど、多数のキーにより構成されている。本実施形態の操作部200は、通話または着信における種々の操作を行うときに用いられるとともに、コンテンツデータをサーバ装置300から取得する際に、および、コンテンツデータを再生または表示する際に用いられるようになっている。
音声処理部210は、電話機用システム制御部180の制御の下、他の電話機との通話を行う際に、マイクロホンMを介して入力された送話する音声に対して所定の処理を行い、電話機用通信制御部110を介して通話先に送話音声をデータとして送信するようになっている。
受話制御部220は、システム制御部の制御の下、他の電話機との通話を行う際に、受話音声を受話用スピーカSP2に拡声させるようになっている。
次に、図4を用いて本実施形態における携帯用電話機100の構成について説明する。なお、図4は、本実施形態におけるサーバ装置300の構成を示す構成図である。
本実施形態のサーバ装置300は、図4に示すように、ネットワークNを介して携帯用電話機100とデータ通信を行サーバ用通信制御部310と、新たなコンテンツデータをコンテンツデータベース330に登録する際に、および、当該コンテンツデータにおける文書データを登録する際に用いるデータ登録部320と、各種のコンテンツデータが属性情報とともに記憶されるコンテンツデータベース330と、決定された配信すべきコンテンツデータの属性の情報と通知すべき文書データがUID毎に記憶されるユーザデータベース340と、を備えている。
また、このサーバ装置300は、当該各携帯用電話機100における配信するコンテンツデータの属性を決定する処理、新たに配信すべきコンテンツデータが登録された場合に、携帯用電話機100毎に当該コンテンツデータの配信の有無を決定する処理、および、各携帯用電話機100に対する文書データやコンテンツデータの送信制御処理などの各種の処理を行うサーバ用システム制御部350を備えている。
なお、例えば、本実施形態のサーバ用通信制御部310は、本発明の取得手段および配信手段を構成し、コンテンツデータベース330は、本発明のデータベースを構成する。また、例えば、本実施形態のサーバ用システム制御部350は、本発明の比較手段および決定手段を構成する。
サーバ用通信制御部310は、電話公衆網回線またはインターネットなどのネットワークNに接続されるようになっており、サーバ用システム制御部350の制御の下、携帯用電話機100との通信回線を確立し、HTTPなどの所定の通信規格に基づいて、取得回数データおよびコンテンツデータなどのコンテンツデータの配信に関する種々の通信制御を行うようになっている。
データ登録部320は、キーボードまたはマウスなどの入力ポインティングデバイスなどの入力I/FおよびHD(Hard Disc)またはDVD(Digital Versatile Disc)ドライなどの記憶媒体から所定のデータを取得する各種のドライブから構成されており、管理者によって記憶媒体からコンテンツデータをコンテンツデータベース330に登録するために用いられるようになっている。
コンテンツデータベース330は、音データ、画像データおよびWebページデータの各コンテンツデータを、当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに、または、当該コンテンツデータの属性情報を含んで格納するためのデータベースであり、サーバ用システム制御部350の制御の下、サーバ用通信制御部310を介して格納されているコンテンツデータを該当する各携帯用電話機100に送信する際に当該コンテンツデータが読み出されるようになっている。
ユーザデータベース340には、後述するように、サーバ用システム制御部350にて決定されたUID毎の属性を示す情報と配信すべきコンテンツデータの文書データとを格納するためのデータベースであり、サーバ用システム制御部350の制御の下、サーバ用通信制御部310を介して格納されている文書データを該当する各携帯用電話機100に送信する際に当該文書データが読み出されるようになっている。
サーバ用システム制御部350は、例えば、CPU、ROM、RAMおよびハードディスクを有し、サーバ装置300の各部を制御するようになっている。ROMには、サーバ装置300各部を制御するための各種制御情報が記録されると共に、ハードディスクには、制御プログラムやOS(Operating System)などの各種プログラムが記録されている。また、CPUは、ハードディスクに記録されたプログラムを実行することにより、各種の処理を実行し、RAMはワークエリアとして用いられるようになっている。
特に、本実施形態のシステム制御部は、取得した各携帯用電話機100における取得回数データに基づいて当該各携帯用電話機100における配信するコンテンツデータの属性を決定する処理(以下、「属性決定処理」という。)と、新たに配信すべきコンテンツデータが登録された場合に、各携帯用電話機100毎の決定された属性に基づいて携帯用電話機100毎に当該コンテンツデータの配信の有無を決定する処理(以下、「配信決定処理」という。)と、所定のタイミングにて携帯用電話機100が文書データの有無の問い合わせをしたときに、当該新たな文書データの有無および新たな文書データがある場合に文書データを送信するとともに、携帯用電話機100から当該送信した文書データに含まれる配信指示データに基づいてコンテンツデータの配信指示が為された場合に、該当するコンテンツデータを携帯用電話機100に送信する送信制御の処理(以下、「送信制御処理」という。)と、を行うようになっている。
(属性決定処理)
具体的には、本実施形態のサーバ用システム制御部350は、取得回数データを取得する毎に、当該取得した取得回数データによって示される各属性の回数を認識し、所定の基準を満たす属性を検出するようになっており、当該検出された属性を、配信すべきコンテンツデータの属性としてユーザデータベース340にUIDに基づいて記憶するようになっている。
具体的には、本実施形態のサーバ用システム制御部350は、取得回数データを取得する毎に、当該取得した取得回数データによって示される各属性の回数を認識し、所定の基準を満たす属性を検出するようになっており、当該検出された属性を、配信すべきコンテンツデータの属性としてユーザデータベース340にUIDに基づいて記憶するようになっている。
例えば、本実施形態のサーバ用システム制御部350は、当該取得した取得回数データによって示される各属性の回数において、取得回数の多い上位三位までの属性を検出し、当該検出された属性を、配信すべきコンテンツデータの属性としてユーザデータベース340にUIDに基づいて記憶するようになっている。
(配信決定処理)
本実施形態のサーバ用システム制御部350は、コンテンツデータベース330に新たにコンテンツデータが登録された際に、ユーザデータベース340に記憶された各UIDの属性と当該新たに登録されたコンテンツデータの属性を比較し、ユーザデータベース340に記憶された各UIDの属性と当該新たに登録されたコンテンツデータの属性とが一致した場合に、当該新たに登録されたコンテンツデータの文書データとコンテンツデータの識別情報をユーザデータベース340の該当するUIDに記憶するようになっている。
本実施形態のサーバ用システム制御部350は、コンテンツデータベース330に新たにコンテンツデータが登録された際に、ユーザデータベース340に記憶された各UIDの属性と当該新たに登録されたコンテンツデータの属性を比較し、ユーザデータベース340に記憶された各UIDの属性と当該新たに登録されたコンテンツデータの属性とが一致した場合に、当該新たに登録されたコンテンツデータの文書データとコンテンツデータの識別情報をユーザデータベース340の該当するUIDに記憶するようになっている。
(送信制御処理)
本実施形態のサーバ用システム制御部350は、所定のタイミングにて各携帯用電話機100によって文書データの有無の問い合わせが為された場合に、当該携帯用電話機100におけるUIDを取得するようになっており、当該取得したUIDに基づいてユーザデータベース340を検索し、当該UIDにおいて新たな文書データの有無を検出するようになっている。
本実施形態のサーバ用システム制御部350は、所定のタイミングにて各携帯用電話機100によって文書データの有無の問い合わせが為された場合に、当該携帯用電話機100におけるUIDを取得するようになっており、当該取得したUIDに基づいてユーザデータベース340を検索し、当該UIDにおいて新たな文書データの有無を検出するようになっている。
また、このサーバ用システム制御部350は、該当するUIDにおいて新たな文書データある場合には、当該携帯用電話機100にサーバ用通信制御部310を介して該当する文書データを送信するようになっている。
そして、このサーバ用システム制御部350は、当該送信された文書データに基づいて携帯用電話機100におけるコンテンツデータの配信指示が為された場合には、すなわち、配信を希望する旨および配信指示データに基づいて該当するコンテンツデータをコンテンツデータベース330から読み出して当該配信指示がなされた携帯用電話機100に送信するようになっている。
次に、図5を用いて本実施形態のサーバ用システム制御部350における配信決定処理について説明する。なお、図5は、本実施形態のサーバ用システム制御部350における配信決定処理の動作を示すフローチャートである。
以下の動作において、既に各携帯用電話機100のUIDがユーザデータベース340に登録され、かつ、後述する属性決定処理が既に為され、当該ユーザデータベース340において各UID毎に配信すべきコンテンツデータの属性がデータとして記憶されているものとする。
まず、登録部を介してサーバ用システム制御部350が新たなコンテンツデータおよび当該コンテンツデータの属性情報と、当該コンテンツデータにおける文書データと、が登録されたことを検出すると(ステップS11)、このサーバ用システム制御部350は、新たに登録されたコンテンツデータにおける属性情報によって示される属性をユーザデータベース340の各UIDに登録されている属性と比較し、一致するUIDを検出する(ステップS12)。
次いで、サーバ用システム制御部350は、コンテンツデータをコンテンツデータベース330に登録するとともに(ステップS13)、ユーザデータベース340における属性が一致するUIDに文書データを登録し(ステップS14)、本動作を終了させる。
次に、図6および図7を用いて本実施形態の携帯用電話機100におけるコンテンツデータの取得処理およびサーバ装置300におけるコンテンツデータ配信処理の動作について説明する。なお、図6および図7は、本実施形態の携帯用電話機100におけるコンテンツデータの取得処理およびサーバ装置300におけるコンテンツデータ配信処理の動作を示すフローチャートである。
まず、携帯用電話機100において、電話機用システム制御部180が所定のタイミングか否かを判断し、所定のタイミングであると判断してアプリケーション管理部170に取得処理の実行を指示すると(ステップS101)、アプリケーション管理部170は、電話機用通信制御部110にサーバ装置300に対して通信回線の確立を要求し、当該通信回線の確立が承認された旨を電話機用通信制御部110が受信するまで待機する(ステップS102)。なお、このとき、アプリケーション管理部170は、電話機用通信制御部110にUIDを送信させる。
次いで、サーバ装置300において、サーバ用通信制御部310が携帯用電話機100から送信された通信回線の確立要求を受信すると(ステップS201)、サーバ用システム制御部350は、送信されたUIDに基づいて当該UIDがユーザデータベース340に登録されているか否かなど所定の認証を行い(ステップS202)、当該通信回線の確立要求に対する承認を行うと(ステップS203)、サーバ用通信制御部310に携帯用電話機100に対して当該承認する旨を送信させ、通信回線を確立する(ステップS204)。
このとき、携帯用電話機100において、電話機用通信制御部110がサーバ装置300との通信回線の確立が承認された旨を受信すると(ステップS103)、アプリケーション管理部170は、電話機用通信制御部110を制御して通信回線を確立し、文書データの受信を待機する(ステップS104)。
なお、サーバ用システム制御部350は、ステップS203の処理において、通信回線の確立要求に対する承認をすることができない場合には、ステッS211の処理に移行する。
次いで、サーバ装置300において、サーバ用システム制御部350は、受信したUIDに基づいてユーザデータベース340を検索し、新たに送信すべき文書データの有無を判断する(ステップS205)。
このとき、サーバ用システム制御部350は、新たに送信すべき文書データがあると判断した場合には、ステップS206の処理に移行し、そうでなければ、ステップS211の処理に移行する。
次いで、サーバ用システム制御部350は、ステップS205の処理において、新たに送信すべき文書データがあると判断した場合には、サーバ用通信制御部310に当該文書データをユーザデータベース340から読み出して携帯用電話機100に送信させ(ステップS206)、携帯用電話機100からのコンテンツデータの配信指示の受信を待機させる(ステップS207)。
なお、このとき、サーバ用システム制御部350は、ユーザデータベース340において該当する複数の文書データが登録されている場合には、全ての文書データを携帯用電話機100に送信する。
次いで、携帯用電話機100において、アプリケーション管理部170は、サーバ装置300との通信回線の確立が承認された旨を受信した後に、当該承認された旨を受信してから所定の時間内に文書データを受信したか否かを判断する(ステップS105)。
このとき、アプリケーション管理部170は、当該承認された旨を受信してから所定の時間内に文書データを受信したと判断した場合には、ステップS106の処理に移行し、そうでなければステップS114の処理に移行する。
次いで、アプリケーション管理部170は、表示制御部160と連動し、受信した文書データを表示部150に表示させ、当該文書データにおけるコンテンツデータの配信を行うか否かの表示、すなわち、配信指示データとそれを実行するか否かの表示を行い、操作者の指示の入力を待機する(ステップS106)。
次いで、アプリケーション管理部170がシステム制御部を介して操作者の配信指示を入力したことを検出すると(ステップS107)、当該アプリケーション管理部は、電話機用通信制御部110に当該コンテンツデータの配信指示を配信指示データとともにサーバ装置300に対して送信させ、当該コンテンツデータの受信を待機させる(ステップS108)。
次いで、サーバ装置300において、サーバ用システム制御部350は、携帯用電話機100に文書データを送信した後に、サーバ用通信制御部310が当該文書データを送信してから所定の時間内にコンテンツデータの配信指示を受信したか否かを判断する(ステップS208)。
このとき、サーバ用システム制御部350は、文書データを送信してから所定の時間内にコンテンツデータの配信指示を受信したと判断した場合には、ステップS209の処理に移行し、そうでなければステップS211の処理に移行する。
次いで、サーバ用システム制御部350は、コンテンツデータの配信指示とともに受信した配信指示データに基づいて該当するコンテンツデータをコンテンツデータベース330から読み出して携帯用電話機100に送信し(ステップS209)、ステップS210の処理に移行する。
次いで、携帯電話機において、電話機用通信制御部110がコンテンツデータを受信すると(ステップS109)、アプリケーション管理部170は、当該コンテンツデータをデータ格納部120に記憶するとともに(ステップS110)、当該コンテンツデータとともに受信した属性情報に基づいて、その属性を認識する(ステップS111)。
次いで、アプリケーション管理部170は、取得回数データにおける認識した属性の取得回数に「1」加算し、すなわち、認識した属性に基づいて取得回数データをカウントし(ステップS112)、未だコンテンツデータの配信指示をしていない文書データが有るか否かを判断する(ステップS113)。
このとき、アプリケーション管理部170は、未だコンテンツデータの配信指示をしていない文書データがあると判断した場合には、ステップS106の処理に移行し、そうでなければ、ステップS114の処理に移行する。
次いで、アプリケーション管理部170は、ステップS105の処理において、所定の時間内に文書データを受信していないと判断した場合、または、ステップS113の処理において、未だコンテンツデータの配信指示をしていない文書データがないと判断した場合に、電話機用通信制御部110に通信回線を遮断させて(ステップS114)、本動作を終了させる。
一方、サーバ装置300において、サーバ用システム制御部350は、コンテンツデータを送信した後に、再度、携帯用電話機100のステップS108の処理における配信指示を、サーバ用通信制御部310が当該コンテンツデータを送信してから所定の時間内に受信したか否かを判断する(ステップS210)。
このとき、サーバ用システム制御部350は、コンテンツデータを送信してから所定の時間内にコンテンツデータの配信指示を受信したと判断した場合には、ステップS209の処理に移行し、そうでなければステップS211の処理に移行する。
次いで、サーバ用システム制御部350は、ステップS203の処理において、通信回線の要求に対して承認できないと判断した場合、ステップS205の処理において、該当するUIDに文書データが登録されていないと判断した場合、ステップS208の処理において、文書データを送信してから所定の時間内にコンテンツデータの配信指示を受信しなかったと判断した場合、または、ステップS210の処理において、コンテンツデータを送信してから所定の時間内にコンテンツデータの配信指示を受信しなかったと判断した場合に、サーバ用通信制御部310に通信回線を遮断させて(ステップS211)、本動作を終了させる。
次に、図8を用いて本実施形態のアプリケーション管理部170における取得回数データの送信処理に関する割込処理およびサーバ用システム制御部350における属性決定処理に関する割込処理の動作について説明する。
なお、図8は、本実施形態のアプリケーション管理部170における取得回数データの送信処理に関する割込処理およびサーバ用システム制御部350における属性決定処理に関する割込処理の動作を示すフローチャートである。
以下の動作において、アプリケーション管理部170における取得回数データの送信処理に関する割込処理は、電話機用システム制御部180において所定のタイミングになったことを検出した際に行うものとする。
まず、携帯用電話機100において、アプリケーション管理部170は、電話機用通信制御部110にサーバ装置300に対して通信回線の確立を要求し、当該通信回線の確立が承認された旨を電話機用通信制御部110が受信するまで待機する(ステップS301)。なお、このとき、アプリケーション管理部170は、電話機用通信制御部110にUIDを送信させる。
一方、サーバ装置300において、サーバ用通信制御部310が携帯用電話機100から送信された通信回線の確立要求を受信すると(ステップS401)、サーバ用システム制御部350は、送信されたUIDに基づいてUIDがユーザデータベース340に登録されているか否かなど所定の認証を行い(ステップS402)、当該通信回線の確立要求に対する承認を行うと(ステップS403)、サーバ用通信制御部310に携帯用電話機100に対して当該承認された旨を送信させる(ステップS404)。
なお、サーバ用システム制御部350は、ステップS403の処理において、通信回線の確立要求に対する承認をすることができない場合には、本動作を終了する。
次いで、サーバ用システム制御部350は、サーバ用通信制御部310に通信回線を確立させ、取得回数データを受信するまで待機させる(ステップS405)。
次いで、携帯用電話機100において、電話機用通信制御部110が当該通信回線の確立が承認された旨を受信すると(ステップS302)、アプリケーション管理部170は、電話機用通信制御部110に通信回線を確立させるとともにコンテンツデータを取得する毎に計数された取得回数データをサーバ装置300に送信させる(ステップS303)。
最後に、アプリケーション管理部170は、電話機用通信制御部110に通信回線を遮断させるとともに、取得回数データにおける各属性の取得回数をリセットし(ステップS304)、本動作を終了させる。
他方、サーバ用通信制御部310が取得回数データを受信すると(ステップS406)、サーバ用システム制御部350は、上述の属性決定処理を行うとともに(ステップS407)、ユーザデータベース340の該当するUIDに決定された属性を登録する(ステップS408)。
最後に、サーバ用システム制御部350は、サーバ用通信制御部310に通信回線を遮断させ(ステップS409)、本動作を終了させる。
以上本実施形態のデータ配信システムSは、携帯用電話機100がコンテンツデータを取得する毎に計数したコンテンツデータの各属性の取得回数に基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定するとともに、コンテンツデータベース330に新たなコンテンツデータが登録された場合であって、当該コンテンツデータの属性が決定された属性と一致した場合に、当該コンテンツデータを該当する携帯用電話機100に配信するので、取得したコンテンツデータにおける各属性の取得回数に関連付けて操作者の嗜好特性を判断することができるとともに、当該操作者に適したコンテンツデータを、的確にかつ煩雑な作業を行なわせることなく、通信端末装置に配信することができ、当該操作者の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態のデータ配信システムSは、登録されたコンテンツデータの属性と決定された属性一致した場合に、当該コンテンツデータが新たにコンテンツデータベース330に登録された旨を示す文書データを該当する携帯用電話機100に送信し、当該携帯用電話機100が文書データに基づいて新たに登録されたコンテンツデータの配信を希望する指示が為された場合に、当該コンテンツデータを該当する携帯用電話機100に配信するので、操作者に配信の有無を一度確認してコンテンツデータを配信することができ、操作者に適したコンテンツデータを操作者における煩雑な作業を省略することができる一方、操作者の許可無くコンテンツデータを配信することを防止することができる。
また、本実施形態では、携帯用電話機100を用いて説明しているが、勿論、音データ、画像データまたはWebページデータなどのコンテンツデータの送受信と、再生または閲覧が可能な通信端末装置であれば、携帯の可否を問わず本発明を適用することができる。
なお、本実施形態では、配信決定処理と、コンテンツデータの取得処理およびその配信処理と、取得回数データの送信処理および属性決定処理と、をそれぞれ、所定のタイミングにて行うようになっているが、2以上の処理を連動させて行うようにしてもよい。
例えば、取得データ送信処理および属性決定処理を行う際に、それまでに登録されたコンテンツデータにおける配信決定処理を行うようにしてもよいし、コンテンツデータの取得処理およびその配信処理の終了後に、取得データ送信処理および属性決定処理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態のコンテンツデータ取得処理および配信処理は、携帯用電話機100にからの指示に基づいて、行うようになっているが、勿論、サーバ装置300からの指示に基づいて当該各処理を行うようにしてもよい。
例えば、サーバ装置300からUIDまたはIPアドレスなどのネットワーク情報に基づいて、携帯用電話機100を呼び出して通信回線を確立し、当該確立された通信回線に基づいて、コンテンツデータの取得処理および配信処理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態のサーバ装置300は、文書データとしてコンテンツデータが新たに登録された旨を示すデータを携帯用電話機100に送信するようになっているが、当該コンテンツデータに関する記事などの付帯情報を添付して送信するようにしてもよい。
また、本実施形態のアプリケーション管理部170は、取得回数データとして各属性の取得回数をカウントするようになっているが、これらの属性を、例えば、音楽、スポーツなどのカテゴリによってさらに分類し、当該カテゴリ毎に取得回数をカウントするようにしてもよい。
例えば、本実施形態のサーバ用システム制御部350は、取得回数の多い上位三位まで属性を配信すべきコンテンツデータの属性として決定しているが、カテゴリ毎に取得回数が最上位の属性、または、カテゴリ毎の取得回数が最上位であって、全体の取得回数から上位十位以内である属性など、取得回数によって種々の手法によって配信すべきコンテンツデータの属性を決定する。
このように、コンテンツデータの属性だけでなくカテゴリも考慮して操作者に適したコンテンツデータを配信することができるので、さらに的確に操作者の嗜好特性に合致したコンテンツデータを配信することができる。
また、本実施形態の携帯用電話機100は、上述のように、コンテンツデータの取得処理および取得回数データの送信処理を行うようになっているが、当該携帯用電話機100にコンピュータおよび記録媒体を備えるとともに、これらの処理を実行する制御プログラムを記録媒体に格納し、このコンピュータで当該各制御プログラムを記録媒体から読み込むことによって上述と同様の各処理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態のサーバ装置300は、上述のように、コンテンツデータの配信処理および配信決定処理などの各処理を行うようになっているが、当該サーバ装置200にコンピュータおよび記録媒体を備えるとともに、これらの処理を実行する制御プログラムを記録媒体に格納し、このコンピュータで当該各制御プログラムを記録媒体から読み込むことによって上述と同様の各処理を行うようにしてもよい。
S … データ配信システム
100 … 携帯用電話機
110 … 電話機用通信制御部
120 … データ格納部
130 … 再生処理部
140 … 電力増幅器
150 … 表示部
160 … 表示制御部
170 … アプリケーション管理部
180 … システム制御部
190 … ROM/RAM
200 … 操作部
210 … 音声処理部
220 … 受話制御部
300 … サーバ装置
310 … サーバ用通信制御部
320 … データ登録部
330 … コンテンツデータベース
340 … ユーザデータベース
240 … サーバ用システム制御部
M … マイクロホン
SP1 … 呼出音拡声用スピーカ
SP2 … 受話用スピーカ
100 … 携帯用電話機
110 … 電話機用通信制御部
120 … データ格納部
130 … 再生処理部
140 … 電力増幅器
150 … 表示部
160 … 表示制御部
170 … アプリケーション管理部
180 … システム制御部
190 … ROM/RAM
200 … 操作部
210 … 音声処理部
220 … 受話制御部
300 … サーバ装置
310 … サーバ用通信制御部
320 … データ登録部
330 … コンテンツデータベース
340 … ユーザデータベース
240 … サーバ用システム制御部
M … マイクロホン
SP1 … 呼出音拡声用スピーカ
SP2 … 受話用スピーカ
Claims (11)
- コンテンツデータとともに当該コンテンツデータの属性を示す属性情報を通信端末装置に配信するデータ配信装置であって、
前記通信端末装置に配信するコンテンツデータが属性に対応付けられて記憶されるとともに、新たなコンテンツデータが順次登録されるデータベースと、
前記コンテンツデータを前記通信端末装置に配信する際に、当該配信される通信端末装置がコンテンツデータを取得する毎に計数したコンテンツデータの属性情報によって示される各属性の取得回数を取得回数データとして前記各通信端末装置から取得する取得手段と、
前記取得した取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定する決定手段と、
前記データベースに新たなコンテンツデータが登録された場合に、当該登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性とを比較する比較手段と、
前記比較した結果、前記登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性一致した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する配信手段と、
を備えることを特徴とするデータ配信装置。 - 請求項1に記載のデータ配信装置において、
前記配信手段が、前記新たに登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性とを比較した結果、当該登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性一致した場合に、当該コンテンツデータが新たに前記データベースに登録された旨を示す文書データを該当する通信端末装置に送信し、前記通信端末装置が前記文書データに基づいて前記新たに登録されたコンテンツデータの配信を希望する指示を受信した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信することを特徴とするデータ配信装置。 - 請求項1または2に記載のデータ配信装置において、
前記取得手段が、音データ、画像データまたは文書データの少なくとも何れか一のデータをコンテンツデータとして取得することによって生成された取得回数データを前記通信端末装置から取得するとともに、
前記配信手段が、前記決定された属性に対応付けられた音データ、画像データまたは文書データの少なくとも何れか一方のデータを、当該属性を示す属性情報とともにコンテンツデータとして前記通信端末装置に配信することを特徴とするデータ配信装置。 - 請求項1乃至3の何れか一項に記載のデータ配信装置において、
前記コンテンツデータの属性が複数の異なるカテゴリ毎に分類され、各属性における取得回数とともに当該各カテゴリ毎に取得回数が計数されている場合に、
前記取得手段が、各属性における取得回数とともに計数された当該各カテゴリ毎の取得回数を前記取得回数データとして取得するとともに、
前記決定手段が、前記取得した各属性および各カテゴリの取得回数を有する取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定することを特徴とするデータ配信装置。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載のデータ配信装置において、
前記配信手段が、前記コンテンツデータを配信する際には当該コンテンツデータとともに当該コンテンツデータにおける属性情報を配信することを特徴とするデータ配信装置。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載のデータ配信装置において、
前記決定手段が、所定の基準を満たす前記取得回数データによって示される取得回数に対応する属性を、配信すべきコンテンツデータの属性と決定することを特徴とするデータ配信装置。 - コンテンツデータとともに当該コンテンツデータの属性を示す属性情報を通信端末装置に配信するデータの配信方法であって、
前記通信端末装置に配信するデータベースに属性に対応付けられて記憶されたコンテンツデータを前記通信端末装置に配信する際に、当該配信される通信端末装置がコンテンツデータを取得する毎に計数したコンテンツデータの属性情報によって示される各属性の取得回数を取得回数データとして前記各通信端末装置から取得する取得工程と、
前記取得した取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定する決定工程と、
前記データベースに新たなコンテンツデータが登録された場合に、当該登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性とを比較する比較工程と、
前記比較した結果、前記登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性一致した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する配信工程と、
を含むことを特徴とするデータの配信方法。 - コンピュータによって、コンテンツデータとともに当該コンテンツデータの属性を示す属性情報を通信端末装置に配信させるデータの配信プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記通信端末装置に配信するデータベースに属性に対応付けられて記憶されたコンテンツデータを前記通信端末装置に配信する際に、当該配信される通信端末装置がコンテンツデータを取得する毎に計数したコンテンツデータの属性情報によって示される各属性の取得回数を取得回数データとして前記各通信端末装置から取得する取得手段、
前記取得した取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータの属性を決定する決定手段、
前記データベースに新たなコンテンツデータが登録された場合に、当該登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性とを比較する比較手段、
前記比較した結果、前記登録されたコンテンツデータの属性と前記決定された属性一致した場合に、当該コンテンツデータを該当する通信端末装置に配信する配信手段、
として機能させることを特徴とするデータの配信プログラム。 - コンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報と共にサーバ装置から取得して操作者に提供する通信端末装置であって、
前記配信されたコンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに取得する取得手段と、
前記コンテンツデータを取得する毎に取得した属性情報によって示される属性毎の取得回数を計数する計数手段と、
前記コンテンツデータの配信を指示する際に、前記各属性の取得回数を示す取得回数データを前記サーバ装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記取得手段が、前記取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータとして決定されたコンテンツデータをサーバ装置から取得することを特徴とする通信端末装置。 - コンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報と共にサーバ装置から取得して操作者に提供するデータの取得方法であって、
前記配信されたコンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに取得する取得工程と、
前記コンテンツデータを取得する毎に取得した属性情報によって示される属性毎の取得回数を計数する計数工程と、
前記コンテンツデータの配信を指示する際に、前記各属性の取得回数を示す取得回数データを前記サーバ装置に送信する送信工程と、
を含み、
前記取得工程においては、前記取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータとして決定されたコンテンツデータをサーバ装置から取得することを特徴とするデータの取得方法。 - コンピュータによって、コンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報と共にサーバ装置から取得して操作者に提供するデータの取得プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記配信されたコンテンツデータを当該コンテンツデータの属性を示す属性情報とともに取得する取得手段、
前記コンテンツデータを取得する毎に取得した属性情報によって示される属性毎の取得回数を計数する計数手段、
前記コンテンツデータの配信を指示する際に、前記各属性の取得回数を示す取得回数データを前記サーバ装置に送信する送信手段、
として機能させ、
前記取得回数データに基づいて配信すべきコンテンツデータとして決定されたコンテンツデータをサーバ装置から取得する前記取得手段として機能させることを特徴とするデータの取得プログラム。
Priority Applications (1)
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JP2005357585A JP2007164335A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | データ配信装置、データの配信方法、データの配信プログラム、通信端末装置、データの取得方法およびデータの取得プログラム |
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